JP2009218461A - 部品実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸着ノズルと基板上の他の部品との干渉を回避して部品の搭載を行うことができ、製造コストの低減とスループットの向上を図ることができる部品実装方法を提供することを目的とする。
【解決手段】吸着ノズル12に吸着させた極性のない部品Pを基板4上の目標搭載位置Sに搭載する前に、その部品Pを目標搭載位置Sに搭載した場合に吸着ノズル12が基板4上に既に搭載されている他の部品P1と干渉するか否かの判断を行い、干渉しないと判断した場合にはそのまま部品Pを目標搭載位置Sに搭載させ、干渉すると判断した場合には、吸着ノズル12をその上下軸まわりに180度回転させ、吸着ノズル12と基板4上の他の部品P1との干渉を回避するようにして部品Pを目標搭載位置Sに搭載させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、極性のない部品を移載ヘッドの吸着ノズルに吸着させて基板上の目標搭載位置に搭載させる部品実装方法に関するものである。
部品実装装置は、部品供給部から供給される部品(チップ部品)を移載ヘッドの吸着ノズルに吸着させ、移載ヘッドを移動させてその部品を基板上の目標搭載位置に搭載させる。基板上に搭載される部品には、極性があって両端部の端子の基板上での位置を入れ替えては基板上に搭載できないもののほか、極性がなく、両端部の端子の基板上での位置を入れ替えて(180度回転させて)基板上に搭載できるもの(例えば抵抗やコンデンサ)がある。
このような部品実装装置において、吸着ノズルに吸着させた部品は基板上に搭載される前にカメラ等の撮像手段によって画像認識され、部品の吸着ノズルに対する相対位置から部品の吸着ずれが求められる。そして、その吸着ずれが予め定めた所定値よりも小さいときには、部品の基板への搭載時にその吸着ずれがキャンセルされるように吸着ノズルの位置のデータを補正して部品を基板上の目標搭載位置に搭載し、吸着ずれが予め定めた所定値を上回るときには、部品の基板上への搭載時に吸着ノズルが基板上に既に搭載されている他の部品と干渉するおそれがあるため、その部品は基板上に搭載させずに廃棄する(特許文献1)。
特開平11−354998号公報
ところが、近年における部品の微小化により、吸着ノズルによって吸着される部品の寸法よりもこれを吸着する吸着ノズルの寸法(ノズル径)の方が大きく、吸着ずれがなくても吸着ノズルの外縁が部品の外縁からはみ出してしまうといった状況が多々現れるようになってきている。このように吸着ずれがなくても吸着ノズルの外縁が部品の外縁からはみ出す状況では、わずかな吸着ずれがあってもそのはみ出し量は大きくなり、部品の搭載時に吸着ノズルが基板上の他の部品と干渉するケースが増えるため、基板上に搭載できずに廃棄される部品が増えて製造コストが増大するほか、部品を改めて搭載しなおす必要があることからスループットも低下してしまうという問題が生じる。
そこで本発明は、吸着ノズルと基板上の他の部品との干渉を回避して部品の搭載を行うことができ、製造コストの低減とスループットの向上を図ることができる部品実装方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装方法は、極性のない部品を移載ヘッドの吸着ノズルに吸着させて基板上の目標搭載位置に搭載させる部品実装方法であって、部品供給部から供給された部品を吸着ノズルに吸着させる部品吸着工程と、吸着ノズルに吸着させた部品の吸着ずれを求める吸着ずれ算出工程と、吸着ずれ算出工程において求めた部品の吸着ずれのほか、記憶装置に記憶された部品の形状、大きさ及び基板上の目標搭載位置の座標、吸着ノズルの形状及び大きさ並びに基板上に既に搭載されている他の部品の位置、形状及び大きさの各データに基づいて、吸着ノズルに吸着させた部品を目標搭載位置に搭載した場合に吸着ノズルが基板上の他の部品と干渉するか否かの判断を行う判断工程と、判断工程において吸着ノズルが基板上の他の部品と干渉しないと判断した場合にはそのまま部品を目標搭
載位置に搭載させ、判断工程において吸着ノズルが基板上の他の部品と干渉すると判断した場合には、吸着ノズルをその上下軸まわりに180度回転させて部品を目標搭載位置に搭載させる部品搭載工程とを含む。
本発明の部品実装方法では、吸着ノズルに吸着させた極性のない部品を基板上の目標搭載位置に搭載する前に、その部品を目標搭載位置に搭載した場合に吸着ノズルが基板上に既に搭載されている他の部品と干渉するか否かの判断を行い、干渉しないと判断した場合にはそのまま部品を目標搭載位置に搭載させ、干渉すると判断した場合には、吸着ノズルをその上下軸まわりに180度回転させ、吸着ノズルと基板上の他の部品との干渉を回避するようにして部品を目標搭載位置に搭載させる。このため部品の吸着時に吸着ずれが生じ、そのまま部品を基板上に搭載すると吸着ノズルと基板上の他の部品とが干渉してしまう場合であっても必ずしも部品を廃棄せずに済み、製造コストの低減とスループットの向上を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態における部品実装装置の移載ヘッドの拡大正面図、図3は本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系統を示すブロック図、図4は本発明の一実施の形態における部品実装の手順を示すメインルーチンのフローチャート、図5は本発明の一実施の形態における部品実装の手順を示すサブルーチンのフローチャート、図6は本発明の一実施の形態における(a)部品搭載前の吸着ノズル及び部品の正面図(b)部品搭載後の吸着ノズル及び部品の正面図(c)部品搭載後の吸着ノズル及び部品の平面図、図7は本発明の一実施の形態における(a)部品搭載前の吸着ノズル及び部品の正面図(b)部品搭載後の吸着ノズル及び部品の正面図(c)部品搭載後の吸着ノズル及び部品の平面図、図8は本発明の一実施の形態における(a),(b)部品搭載前の吸着ノズル及び部品の正面図(c)部品搭載後の吸着ノズル及び部品の正面図(d)部品搭載後の吸着ノズル及び部品の平面図である。
図1において、部品実装装置1は基台2上に基板搬送コンベア3を備えており、この基板搬送コンベア3によって基板4が水平面内の一の方向(X軸方向)に搬送される。基板搬送コンベア3の上方にはX軸方向と水平に直交する方向(Y軸方向)に延びたY軸テーブル5が設けられており、Y軸テーブル5には2つのY軸スライダ6がY軸テーブル5に沿って(すなわちY軸方向に)移動自在に設けられている。各Y軸スライダ6にはX軸方向に延びたX軸テーブル7の一端が取り付けられており、各X軸テーブル7にはX軸テーブル7に沿って(すなわちX軸方向に)移動自在な移動ステージ8が設けられている。
図1及び図2において、各移動ステージ8には移載ヘッド9が取り付けられており、各移載ヘッド9には複数のノズルシャフト10が上下方向(Z軸方向とする)の下方に延びて設けられている。各ノズルシャフト10の下端部には円筒状のノズルホルダ11が設けられており、各ノズルホルダ11には吸着ノズル12が着脱自在に取り付けられている。
図1において、基板搬送コンベア3の側方領域には移載ヘッド9に部品P(図2)を供給する部品供給部としての複数のパーツフィーダ13がX軸方向に並んで設けられている。各パーツフィーダ13は移載ヘッド9の基台2に対する移動可能領域R内に部品供給口13aを位置させている。移載ヘッド9には撮像面を下方に向けた基板カメラ14が設けられており、基台2上には撮像面を上方に向けた部品カメラ15が設けられている。
図3において、部品実装装置1には、基板搬送コンベア3を駆動する搬送コンベア駆動モータ16a、各Y軸スライダ6をY軸テーブル5に沿って移動させるY軸スライダ移動
機構16b、各移動ステージ8をX軸テーブル7に沿って移動させる移動ステージ移動機構16c、各吸着ノズル12を個別に昇降及び上下軸(Z軸)回りに回転させるノズル駆動機構16d及び各吸着ノズル12に吸着(ピックアップ)動作を行わせるノズル吸着機構16eが備えられている。これら搬送コンベア駆動モータ16a、Y軸スライダ移動機構16b、移動ステージ移動機構16c、ノズル駆動機構16d及びノズル吸着機構16eはその部品実装装置1に備えられた制御装置17によって作動制御がなされ、基板搬送コンベア3による基板4の搬送及び位置決めや、移載ヘッド9による部品Pのピックアップ及びその部品Pの基板4への搭載等が行われる。また、基板カメラ14及び部品カメラ15は制御装置17によりその作動制御がなされ、基板カメラ14及び部品カメラ15からの撮像結果は制御装置17に入力される。
図3において、制御装置17に繋がる記憶装置18には、基板4上に搭載される部品Pの形状、大きさ、基板4上の目標搭載位置S(図2)の座標(基板4を基準)及び極性のあるなしのデータと、各吸着ノズル12の形状及び大きさのデータを含む種々のデータが記憶されている。また、この記憶装置18には、部品実装工程の進行に従って基板4上に搭載される部品Pの基板4上での位置、形状及び大きさのデータが順次記憶される。
次に、この部品実装装置1における1つの基板4に対する部品実装の手順を図4及び図5に示すフローチャートに基づいて説明する。これには先ず、制御装置17は、搬送コンベア駆動モータ16aの作動制御を行って、基板搬送コンベア3による基板4の搬入と所定の実装位置への位置決めを行う(図4に示すステップST1)。そして、Y軸スライダ移動機構16b及び移動ステージ移動機構16cの作動制御を行って移載ヘッド9を基板4の上方に移動させ、基板カメラ14に基板4の隅に設けられた位置決めマーク(図示せず)の画像認識(撮像)を行わせる(図4に示すステップST2)。制御装置17は、基板カメラ14による画像認識結果に基づいて、基板4に設けられた位置決めマークの位置と予め定められた基準の位置との差を算出し、基板4の位置ずれを求める。
制御装置17は基板4の位置ずれを求めたら、移載ヘッド9をパーツフィーダ13の上方に移動させ、移載ヘッド9が備える各吸着ノズル12に、パーツフィーダ13の部品供給口13aに供給されている部品Pを吸着(ピックアップ)させる(図4に示すステップST3の部品吸着工程)。
制御装置17は、ステップST3の部品吸着工程が終了したら、各吸着ノズル12に吸着された部品Pが部品カメラ15の上方(部品カメラ15の視野内)を通過するように移載ヘッド9を移動させ、部品カメラ15に部品Pの下面の画像認識(撮像)を行わせる(図4に示すステップST4)。そして、ステップST4において得られた部品Pの認識画像に基づいて、各部品Pの中心位置とその部品Pを吸着している吸着ノズル12の中心位置との差を算出し、部品Pの吸着ノズル12に対する相対位置から、各部品Pの吸着ずれを求める(図4に示すステップST5の吸着ずれ算出工程)。
ステップST5の吸着ずれ算出工程が終了したら、制御装置17は、記憶装置18から、各吸着ノズル12に吸着させた部品Pの形状、大きさ、基板4上の目標搭載位置Sの座標及び極性のあるなしのデータ、各吸着ノズル12の形状及び大きさのデータ並びに基板4上に既に搭載されている他の部品の位置、形状及び大きさのデータを読み出す(図4に示すステップST6)。
ステップST6のデータの読み出しが終了したら、制御装置17は吸着ノズル12ごとに部品搭載を行う部品搭載のサブルーチンを実行する(図4及び図5に示すステップST7)。この部品搭載のサブルーチンでは、制御装置17は先ず、ステップST5の吸着ずれ算出工程において求めた部品Pの吸着ずれのデータのほか、ステップST6において読
み出した部品Pの形状、大きさ、基板4上の目標搭載位置Sの座標及び極性のあるなしのデータ、吸着ノズル12の形状及び大きさのデータ並びに基板4上に既に搭載されている他の部品の位置、形状及び大きさのデータに基づいて、吸着ノズル12に吸着させた部品Pを目標搭載位置Sに搭載した場合に吸着ノズル12が基板4上の他の部品と干渉するか否かの判断を行う(図5に示すステップST71の判断工程)。
制御装置17がステップST71で行う、吸着ノズル12が基板4上の他の部品Pと干渉するか否かの判断は、基板4上に搭載しようとしている部品Pの形状、大きさ及び目標搭載位置Sの座標、吸着ノズル12の形状及び大きさ並びに部品Pの吸着ずれの各データから、吸着ノズル12に吸着させた部品Pを基板4上の目標搭載位置Sに搭載したと仮定した場合のその搭載時における吸着ノズル12の外縁(外縁上の複数の点)の座標(基板4を基準)を算出するとともに、既に基板4上に搭載されている部品の外縁(外縁上の複数の点)の座標(基板4を基準)を算出し、これらを比較して行う。その結果、両外縁が空間内で交叉する場合には干渉すると判断し、両外縁が交叉しない場合には干渉しないと判断する。
すなわち、部品Pの吸着時に吸着ずれが生じなかった場合はもとより、図6(a),(b),(c)に示すように部品Pの吸着時に吸着ずれが生じていた場合であっても、部品Pを基板4上の目標搭載位置Sに搭載したと仮定した場合に、数値データ上で、吸着ノズル12の外縁が基板4上の他の部品P1,P2のいずれの外縁とも交叉しない状況では、吸着ノズル12と基板4上の他の部品P1,P2とは干渉しないと判断する。一方、図7(a),(b),(c)及び図8(a)に示すように、部品Pの吸着時に吸着ずれが生じており、部品Pを基板4の目標搭載位置Sに搭載したと仮定した場合に、数値データ上で、吸着ノズル12の外縁が基板4上の他の部品P1,P2の少なくとも一方の外縁と交叉する状況では、吸着ノズル12と基板4上の他の部品とが干渉すると判断する。
このようなステップST71の判断工程において、吸着ノズル12が基板4上の他の部品P1,P2と干渉しないと判断した場合には、そのまま部品Pを目標搭載位置Sに搭載させる(図5に示すステップST72の部品搭載工程)。なお、部品Pを基板4上の目標搭載位置Sに搭載するときには、ステップST2において求められた基板4の位置ずれと、ステップST5において求められた部品Pの吸着ずれがともにキャンセルされるように、部品Pを搭載する際の吸着ノズル12の位置のデータを補正する(後述するステップST75の部品搭載工程においても同じ)。一方、ステップST71の判断工程において、吸着ノズル12が基板4上の他の部品P1、P2のいずれかと干渉すると判断した場合には、部品Pを基板4上の目標搭載位置Sに搭載させることなく、吸着ノズル12に吸着させている部品Pに極性があるか否かの判断を行う(図5に示すステップST73)。
この部品Pの極性判断は、メインルーチンのステップST6において記憶装置18から読み出した部品Pの極性のあるなしのデータに基づいて行う。その結果、部品Pに極性がないと判断した場合には、制御装置17は、図8(b)に示すように吸着ノズル12をその上下軸まわりに180度回転させて(図8(b)中に示す矢印A参照)部品Pを目標搭載位置Sに搭載させた場合に、吸着ノズル12と基板4上の他の部品P1,P2が干渉するか否か(特に、目標搭載位置Sを挟んで部品P1の反対側に位置している他の部品P2と干渉するか否か)の判断を行う(図5に示すステップST74)。
このステップST74の判断の結果、部品Pが基板4上の他の部品P1,P2と干渉しないと判断した場合には、吸着ノズル12をその上下軸まわりに180度回転させて部品Pを目標搭載位置Sに搭載させる(図5に示すステップST75の部品搭載工程)。吸着ノズル12の上下軸まわりの回転は、制御装置17がノズル駆動機構16dを作動させて行う。吸着ノズル12をその上下軸まわりに180度回転させると、部品Pに対する吸着
ノズル12のはみ出し方向はそれまでとは反対になるので、その状態のまま部品Pを搭載すれば、吸着ノズル12と基板4上の他の部品P1とが干渉することを回避しつつ、部品Pを基板4上の目標搭載位置Sに搭載させることができる。なお、吸着ノズル12が180度回転されることによって、部品Pは両端部の端子の基板4上での位置が入れ替えられた形で基板4上に搭載されることになるが、部品Pには極性がないので全く問題はない。
ここで補足的に述べると、吸着ノズル12をその場で180度回転させただけでは部品Pは目標搭載位置Sからずれるので、吸着ノズル12を180度回転させた後、部品Pが目標搭載位置Sに位置するように改めて吸着ノズル12の位置のデータの補正を行う必要がある。上記の「(180度回転させて)部品Pを目標搭載位置Sに搭載」には、吸着ノズル12を180度回転させた後、部品Pが目標搭載位置Sに搭載されるように、吸着ノズル12の位置のデータの補正を改めて行う処理過程が含まれている。
一方、ステップST74において、部品Pが基板4上の他の部品P1,P2(特に部品P2)と干渉すると判断した場合や、ステップST73において、吸着ノズル12に吸着させている部品Pに極性があると判断した場合には、吸着ノズル12を基板4上の他の部品P1,P2と干渉することを回避しつつ部品Pを目標搭載位置Sに搭載することはできないので、吸着エラーが発生したとしてその部品Pを基台2上に設けられた部品廃棄部19(図1)に廃棄する(図5に示すステップST76)。
制御装置17は、ステップST72の部品搭載工程、ステップST75の部品搭載工程及びステップST76の部品廃棄工程のいずれかが終了したら、ステップST7の部品搭載のサブルーチンを抜けて、メインルーチンに復帰する。
制御装置17は、ステップST7の部品搭載のサブルーチンを抜けてメインルーチンに復帰したら、ステップST3において部品Pを吸着させた全吸着ノズル12についての部品Pの目標搭載位置Sへの搭載が完了したか否かの判断を行い(図4に示すステップST8)、ステップST3において部品Pを吸着させた全吸着ノズル12についての部品Pの目標搭載位置Sへの搭載が完了していない場合(ステップST76において部品Pを廃棄した場合を含む)には、これが終了するまでステップST7を繰り返す。
制御装置17は、ステップST3において部品を吸着させた全吸着ノズル12についての部品Pの目標搭載位置Sへの搭載が完了したら、その基板4に搭載すべき全ての部品Pの搭載が完了したか否かの判断を行う(図4に示すステップST9)。その結果、搭載すべき全ての部品Pの搭載が完了していなかった場合(ステップST76において部品Pを廃棄したことによって部品Pの搭載が完了していなかった場合も含む)にはステップST3〜ステップST9の工程を実行し、基板4に搭載すべき全ての部品Pの搭載が完了していたら、制御装置17は搬送コンベア駆動モータ16aの作動制御を行って、基板搬送コンベア3による基板4の搬出を行う(図4に示すステップST10)。これにより1つの基板4に対する部品実装が終了する。
このように、本実施の形態における部品実装方法(部品実装装置1による部品実装方法)では、吸着ノズル12に吸着させた極性のない部品Pを基板4上の目標搭載位置Sに搭載する前に、その部品Pを目標搭載位置Sに搭載した場合に吸着ノズル12が基板4上に既に搭載されている他の部品P1と干渉するか否かの判断を行い、干渉しないと判断した場合にはそのまま部品Pを目標搭載位置Sに搭載させ、干渉すると判断した場合には、吸着ノズル12をその上下軸まわりに180度回転させ、吸着ノズル12と基板4上の他の部品P1との干渉を回避するようにして部品Pを目標搭載位置Sに搭載させる。このため部品Pの吸着時に吸着ずれが生じ、そのまま部品Pを基板4上に搭載すると吸着ノズル12と基板4上の他の部品P1とが干渉してしまう場合であっても必ずしも部品Pを廃棄せ
ずに済み、製造コストの低減とスループットの向上を図ることができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に限定されない。例えば、上述の実施の形態では、ステップST7における部品搭載のサブルーチンの処理過程において、部品Pに極性があるか否かの判断を行うようになっていたが(ステップST73)、パーツフィーダ13より供給される部品Pに極性がないことが予め分かっている場合には、その情報を制御装置17に入力して予め記憶させておくことにより、ステップST73(及びステップST73から直接進むステップST76)の工程を省略できるようにしてもよい。
吸着ノズルと基板上の他の部品との干渉を回避して部品の搭載を行うことができ、製造コストの低減とスループットの向上を図ることができる部品実装方法を提供する。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の移載ヘッドの拡大正面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品実装の手順を示すメインルーチンのフローチャート 本発明の一実施の形態における部品実装の手順を示すサブルーチンのフローチャート 本発明の一実施の形態における(a)部品搭載前の吸着ノズル及び部品の正面図(b)部品搭載後の吸着ノズル及び部品の正面図(c)部品搭載後の吸着ノズル及び部品の平面図 本発明の一実施の形態における(a)部品搭載前の吸着ノズル及び部品の正面図(b)部品搭載後の吸着ノズル及び部品の正面図(c)部品搭載後の吸着ノズル及び部品の平面図 本発明の一実施の形態における(a)(b)部品搭載前の吸着ノズル及び部品の正面図(c)部品搭載後の吸着ノズル及び部品の正面図(d)部品搭載後の吸着ノズル及び部品の平面図
符号の説明
4 基板
9 移載ヘッド
12 吸着ノズル
13 パーツフィーダ(部品供給部)
18 記憶装置
P 部品
P1,P2 他の部品
S 目標搭載位置

Claims (1)

  1. 極性のない部品を移載ヘッドの吸着ノズルに吸着させて基板上の目標搭載位置に搭載させる部品実装方法であって、部品供給部から供給された部品を吸着ノズルに吸着させる部品吸着工程と、吸着ノズルに吸着させた部品の吸着ずれを求める吸着ずれ算出工程と、吸着ずれ算出工程において求めた部品の吸着ずれのほか、記憶装置に記憶された部品の形状、大きさ及び基板上の目標搭載位置の座標、吸着ノズルの形状及び大きさ並びに基板上に既に搭載されている他の部品の位置、形状及び大きさの各データに基づいて、吸着ノズルに吸着させた部品を目標搭載位置に搭載した場合に吸着ノズルが基板上の他の部品と干渉するか否かの判断を行う判断工程と、判断工程において吸着ノズルが基板上の他の部品と干渉しないと判断した場合にはそのまま部品を目標搭載位置に搭載させ、判断工程において吸着ノズルが基板上の他の部品と干渉すると判断した場合には、吸着ノズルをその上下軸まわりに180度回転させて部品を目標搭載位置に搭載させる部品搭載工程とを含むことを特徴とする部品実装方法。
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