JP2008218538A - 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】標準サイズを超える基板を生産対象とする場合においても認識マークを予め追加する必要がなく、生産設備の汎用性を向上させることができる電子部品実装システムおよび電子部品実装方法を提供することを目的とする。
【解決手段】実装機の上流側装置にて搬入された基板の基板情報を確認して当該基板の基板マークA,Bを実装機のカメラ13の撮像移動範囲13Sに包含して撮像することが可能であるか否かを判定し、可能ではないと判定された基板に対し基板マークA,Bのうち、実装位置にて撮像移動範囲13Sに包含することができない基板マークを代替するための代替マークA1,B1として基板3のスルーホールや回路配線を代用し、基板マークA、代替マークB1および基板マークB、代替マークA1をそれぞれ対にして組み合わせて位置認識マークとして用い、これらの位置認識マークをカメラにより撮像して基板3の位置認識を行う。
【選択図】図10

Description

本発明は、複数の電子部品実装用装置を連結して構成された電子部品実装システムおよび電子部品実装方法に関するものである。
電子機器に使用される実装基板を製造する電子部品実装ラインは、スクリーン印刷装置や電子部品搭載装置などの電子部品実装用装置を複数台連結して構成される。近年実装の高密度化により電子部品実装における工程数が増大し、これに伴って1つの電子部品実装ラインを構成する装置数が増大している。このため、ライン全長が過大となって面積生産性の低下を招くことのないよう、装置設計において個々の装置の装置長をできるだけ短くすることが求められる傾向にある。
ところが、同一の電子部品実装ラインにおいて生産対象となる基板の種類・サイズは様々であり、長さが標準的なサイズを超えた基板を生産対象としなければならない場合がある。このような場合には搭載ヘッドの移動ストロークが基板の部品搭載範囲をカバー出来ないため、基板において搭載ヘッドの移動ストロークからはみ出して部品搭載ができない部分については、部品搭載範囲の一部について搭載動作を実行した後に基板自体を移動させて、残りの部分について再度搭載動作を実行することが行われる(特許文献1参照)。
また、上述のように基板を移動させて第1工程、第2工程の2段階に分けて搭載動作を行う場合において、搭載動作に先立って基板の位置認識を光学的に行う際には、第1工程、第2工程のそれぞれにおいて位置認識のために使用される位置認識マークが予め基板に設けられる(特許文献2参照)。
2001−313494号公報 2004−103828号公報
上述の装置小型化の要請は今後さらに進展すると見込まれるとともに、生産形態においては多品種少量生産の割合がますます増加すると考えられている。このため、基板長が当該装置の標準サイズを超える基板を対象とする頻度はますます増加する傾向にある。しかしながら、上述の先行技術例においては、標準サイズを超える基板が生産対象となる度に認識マークを追加する必要があることから、基板設計段階で既に当該基板が生産される電子部品実装ラインの標準基板サイズを想定しなければならず、生産設備の汎用性が損なわれる結果となる。
そこで本発明は、標準サイズを超える基板を生産対象とする場合においても認識マークを予め追加する必要がなく、生産設備の汎用性を向上させることができる電子部品実装システムおよび電子部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装システムは、基板を撮像する第1の撮像手段と、この第1の撮像手段を実装対象となる前記基板の全範囲を撮像可能な第1の撮像移動範囲内で移動させる第1の撮像移動手段と、前記第1の撮像手段を第1の撮像移動範囲内で移動させて前記基板に設定された複数の位置特徴点を撮像した撮像結果を認識処理することによりこの基板の位置認識を行う第1の基板認識部とを備え、位置認識された前記基板に対して所定の作業動作を実行する電子部品実装用装置と、前記電子部品実装用装置の下流に位置し、基板
を撮像する第2の撮像手段と、この第2の撮像手段を前記第1の撮像移動範囲よりも基板搬送方向の移動ストロークが短い第2の撮像移動範囲内で移動させる第2の撮像移動手段と、前記第2の撮像手段を前記第2の撮像移動範囲内で移動させて前記基板に設定された複数の位置特徴点を撮像した撮像結果を認識処理することによりこの基板の位置認識を行う第2の基板認識部とを備え、位置認識された前記基板に対して搭載ヘッドによって電子部品を移送搭載する部品実装動作を実行する電子部品搭載装置とを連結して構成された電子部品実装システムであって、前記電子部品実装用装置は、上流側から搬入された基板について予め記憶された基板情報を確認して、当該基板の複数の位置特徴点を同時に前記第2の撮像移動範囲に包含することが可能であるか否かを判定する基板情報確認部と、前記基板情報確認部によって前記複数の位置特徴点を同時に前記第2の撮像移動範囲に包含することが可能ではないと判定された基板に対し、前記位置特徴点のうち前記第2の撮像移動範囲に包含することができない位置特徴点を代替する代替位置特徴点を、前記基板において前記第2の撮像移動範囲内に含まれる位置に追加して設定する代替位置特徴点設定部と、設定された代替位置特徴点の形状および当該基板における位置を含む代替位置特徴点情報を記憶する代替位置特徴点記憶部とを備え、前記電子部品搭載装置は、前記電子部品実装用装置から受け渡された前記代替位置特徴点情報を記憶する代替位置特徴点記憶部と、前記基板を移動させることにより前記位置特徴点と前記代替位置特徴点とを組み合わせて前記第2の撮像移動範囲内に位置させ、前記第2の撮像移動範囲内に位置する位置位置特徴点と前記代替位置特徴点とを撮像して認識することにより当該基板の位置認識を行わせる認識制御部とを備えた。
本発明の電子部品実装方法は、基板を撮像する第1の撮像手段と、この第1の撮像手段を実装対象となる前記基板の全範囲を撮像可能な第1の撮像移動範囲内で移動させる第1の撮像移動手段と、前記第1の撮像手段を第1の撮像移動範囲内で移動させて前記基板に設定された複数の位置特徴点を撮像した撮像結果を認識処理することによりこの基板の位置認識を行う第1の基板認識部とを備え、位置認識された前記基板に対して所定の作業動作を実行する電子部品実装用装置と、前記電子部品実装用装置の下流に位置し、基板を撮像する第2の撮像手段と、この第2の撮像手段を前記第1の撮像移動範囲よりも基板搬送方向の移動ストロークが短い第2の撮像移動範囲内で移動させる第2の撮像移動手段と、前記第2の撮像手段を前記第2の撮像移動範囲内で移動させて前記基板に設定された複数の位置特徴点を撮像した撮像結果を認識処理することによりこの基板の位置認識を行う第2の基板認識部とを備え、位置認識された前記基板に対して搭載ヘッドによって電子部品を移送搭載する部品実装動作を実行する電子部品搭載装置とを連結して構成された電子部品実装システムによって、基板に電子部品を実装する電子部品実装方法であって、前記電子部品実装用装置に上流側から搬入された基板について予め記憶された基板情報を確認して、当該基板の複数の位置特徴点を同時に前記第2の撮像移動範囲に包含することが可能であるか否かを判定する基板情報確認工程と、前記基板情報確認工程において前記複数の位置特徴点を同時に前記第2の撮像移動範囲に包含することが可能ではないと判定された基板に対し、前記位置特徴点のうち前記第2の撮像移動範囲に包含することができない位置特徴点を代替する代替位置特徴点を、前記基板において前記第2の撮像移動範囲内に含まれる位置に追加して設定する代替位置特徴点設定工程と、設定された前記代替位置特徴点についての代替位置特徴点データを前記電子部品搭載装置に受け渡す工程と、前記基板を移動させることにより前記位置特徴点と前記代替位置特徴点とを組み合わせて前記第2の撮像移動範囲内に位置させ、前記第2の撮像移動範囲内に位置する位置特徴点と前記代替位置特徴点とを撮像して認識することにより当該基板の位置認識を行う基板認識工程とを含む。
本発明によれば、電子部品搭載装置の上流側装置にて上流側から搬入された基板について予め記憶された基板情報を確認して、当該基板の複数の位置特徴点を同時に電子部品搭
載装置における撮像移動範囲に包含して同時に撮像することが可能であるか否かを判定し、可能ではないと判定された基板に対し位置特徴点のうち撮像移動範囲に包含することができない位置特徴点を代替する代替位置特徴点を追加して設定することにより、標準サイズを超える基板を生産対象とする場合においても認識マークを予め追加することなく基板の位置認識を行うことができ、生産設備の汎用性を向上させることができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの構成説明図、図2は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムを構成する印刷機および実装機の構造説明図、図3は本発明の一実施の形態の実装機における搭載ヘッドの側面図、図4は本発明の一実施の形態の実装機における搭載ヘッドの背面図、図5は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図、図6は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける代替位置特徴点の設定処理の説明図、図7は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの印刷機における動作処理を示すフロー図、図8は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの実装機における動作処理を示すフロー図、図9は本発明の一実施の形態の実装機における基板認識カメラの移動範囲の説明図、図10は本発明の一実施の形態の実装機における基板認識動作の説明図である。
まず図1を参照して電子部品実装システム1の構成を説明する。電子部品実装システム1は、印刷機M1(スクリーン印刷装置)、実装機M2、M3、M4(電子部品搭載装置)を直列に連結し、各装置の制御系をLANシステム(図示省略)によって接続して構成されており、必要に応じて各装置間でのデータ授受が可能となっている。印刷機M1、実装機M2、M3、M4は、それぞれX方向(基板搬送方向)に配設された搬送路2A、2B、2C、2Dを備えており、各搬送路2A、搬送路2B、2C、2Dは相互に連結されて電子部品実装システム1を貫通する基板搬送路を構成する。上流側から矢印方向に印刷機M1に供給された基板3は、印刷機M1、実装機M2、M3、M4を順次搬送されて、各装置にて電子部品実装のための所定の作業が基板3に対して実行される。
次に図2を参照して、印刷機M1、実装機M2の構造を説明する。なお、実装機M3、M4は、実装機M2と同一構造である。印刷機M1は、基台4の上面にX方向に配設された搬送路2Aを備えており、搬送路2Aによって搬送されて所定位置に位置決めされた基板3に対して、所定の作業動作であるスクリーン印刷動作が実行される。印刷機M1は搬送路2Aに位置決めされた基板3を撮像するための第1の撮像手段である基板認識用のカメラ5を備えており、カメラ5はX軸テーブル6X、Y軸テーブル6Yによって第1の撮像移動範囲5S内でX方向、Y方向に移動自在となっている。X軸テーブル6X、Y軸テーブル6Yは、カメラ5を第1の撮像移動範囲5S内で移動させる第1の撮像移動手段となっている。
ここで、第1の撮像移動範囲5Sにおいては、X方向の第1の移動ストロークS1が基板3の長さ寸法Lよりも大きく設定されており、カメラ5によって実装対象となる基板3の全範囲を撮像することができるようになっている。カメラ5を上述の第1の撮像移動手段で移動させて基板3に設定された複数の位置特徴点である基板マークA,Bを撮像した撮像結果を、第1の基板認識部(図5(a)に示す認識部36参照)によって認識処理することにより、基板3の位置認識を行うことができる。そしてこのようにして位置認識された基板3に対して、前述の作業動作が実行される。
すなわち、印刷機M1は位置認識された基板3に対して所定の作業動作を実行する電子部品実装用装置となっている。なお、ここでは電子部品実装用装置は印刷機M1である例を示したが、電子部品実装ラインの構成によっては、この電子部品実装用装置として、上
述のように実装対象となる基板3の全範囲を撮像対象とする撮像手段を備えたものであれば、印刷機能以外の機能を備えた装置(例えば、電子部品搭載装置、検査装置など)であってもよい。
次に印刷機M1の下流に位置する実装機M2について説明する。基台4に隣接して配置された基台7の上面には、搬送路2Bが搬送路2Aに連結されてX方向に配設されている。搬送路2Aの両側には部品供給部8が配置されており、部品供給部8には複数のテープフィーダ9が並設されている。テープフィーダ9は実装対象の電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する部品搭載機構に供給する。
基台7のX方向の一端部にはリニア駆動機構を備えたY軸移動テーブル10がY方向に水平に配設されている。Y軸移動テーブル10には、矩形状の結合ブラケットを介してリニア駆動機構(図3に示す固定子17および可動子18参照)を備えたX軸移動テーブル11と結合されている。X軸移動テーブル11は、図3に示すように、X方向に細長形状で設けられたビーム部材11aを主体としており、ビーム部材11aにはリニアレール15が水平方向に配設されている。リニアレール15にはリニアブロック16がX方向にスライド自在に嵌着しており、リニアブロック15は垂直姿勢で配設された矩形状の結合ブラケット19を介して搭載ヘッド12と結合されている。結合ブラケット19にはリニア駆動機構を構成する可動子18が結合されており、可動子18は対向した固定子17に対してスライド移動する。
搭載ヘッド12は複数の単位搭載ヘッド20を備えた多連型ヘッドであり、それぞれの単位搭載ヘッド20の下端部には電子部品を吸着して保持する吸着ノズル21が装着されている。吸着ノズル21は、単位搭載ヘッド20に内蔵されたノズル昇降機構によって昇降する。Y軸移動テーブル10、X軸移動テーブル11を駆動することにより搭載ヘッド12はX方向、Y方向に移動し、これにより各単位搭載ヘッド20は、部品供給部8のテープフィーダ9から電子部品を取り出して、搬送路2Bに位置決めされた基板3に移送搭載する。
部品供給部8と搬送路2Bとの間には部品認識装置14が配設されており、部品供給部8から電子部品を取り出した搭載ヘッド12が部品認識装置14の上方を移動する際に、部品認識装置14は搭載ヘッド12に保持された状態の電子部品を下方から撮像して認識する。電子部品を基板3に実装する際には、この認識結果に基づいて部品搭載時の位置補正が行われる。図2に示すように搭載ヘッド12には、一体に移動して基板3を撮像する第2の撮像手段であるカメラ13がX軸テーブル11の下方に位置して取り付けられている。図3に示すように、カメラ13は撮像光軸aを下向きにした姿勢で取り付けられており、搭載ヘッド17とともに基板3の上方に移動して、基板3に設けられた位置認識用の基板マークA,Bを撮像する。
次に図4を参照して、カメラ13の搭載ヘッド12への取り付けについて説明する。図4は搭載ヘッド12の背面(X軸テーブル11側)を示している。結合ブラケット19の下端面はカメラ13の上下方向の位置決め基準となる基準面として用いられ、また結合ブラケット19の背面にはカメラ13の水平方向の位置決め基準となる2つの位置決めピン23が設けられている。カメラ13を結合ブラケット19を介して搭載ヘッド12に取り付ける際には、カメラ13の一方側の側面を位置決めピン23に当接させるとともに、結合ブラケット19の下端面に設けられた位置決めピン22をカメラ13に当接させて、締結ボルト21によって結合ブラケット19の背面に締結固定する。これにより、カメラ13は撮像光軸aを垂直にした姿勢で上下方向、水平方向のいずれの方向にも正規の位置に位置決めされる。
カメラ13は搭載ヘッド17を移動させるヘッド移動手段であるY軸移動テーブル10、X軸移動テーブル11によって、第2の撮像移動範囲13S内でX方向およびY方向に移動自在となっている。すなわち、Y軸移動テーブル10、X軸移動テーブル11は、第2の撮像手段であるカメラ13を第2の撮像移動範囲13S内で移動させる第2の撮像移動手段を構成する。そして本実施の形態においては、第2の撮像移動範囲13Sは、印刷機M1における第1の撮像移動範囲5Sよりも基板搬送方向の移動ストロークが短い構成となっている。これは、電子部品実装システムのライン全長を極力短くするために実装機の装置長が制約されることに由来するものであり、実装機M3、M4についても同様である。
したがって第2の撮像移動範囲13SのX方向の第2の移動ストロークS2は、本実施の形態に示すように、実装対象とする基板3のサイズによっては基板長Lよりも小さい場合がある。このような場合には、基板3の端部は第2の撮像移動範囲13Sからはみ出し、カメラ13を第2の移動ストロークS2を最大限に利用して移動させても、基板3を同一位置に位置決めした状態で基板3の全範囲を撮像することができない。
このため、本実施の形態に示す電子部品実装方法では、第2の撮像移動範囲13SにおけるX方向の移動ストロークS2から基板長Lがはみ出すサイズの基板3を対象とする場合には、基板3の位置認識のための撮像動作および部品実装動作を以下に説明するように2工程に分割して行うようにしている。すなわち基板搬送方向の前端側に位置する基板マークAを撮像対象とするときには、まず前端側の基板マークが第2の撮像移動範囲S2内に包含される第1実装位置(図9(a)に示す基板3の位置参照)に基板3を位置決めした状態で基板3を対象とした撮像動作および部品実装動作を実行する。次いで基板3をX方向に移動させて、後端側の基板マークBが第2の撮像移動範囲S2内に包含される第2実装位置(図9(b)に示す基板3の位置参照)に基板3を位置決めした状態で、再度基板3を対象とした撮像動作および第1実装位置にて実装が行われなかった範囲への部品実装動作を実行するようにしている。
すなわち基板3を上述の第1実装位置および第2実装位置に順次位置決めした状態で、カメラ13を第2の撮像移動範囲13S内で移動させて、基板3に設定された複数の位置特徴点を撮像した撮像結果を、第2の基板認識部(図5(b)に示す認識部45参照)によって認識処理することにより、基板3の位置認識を行う。そして実装機M2は、このようにして位置認識された基板3に対して、搭載ヘッド17によって電子部品を移送搭載する部品実装動作を実行する。
次に図5を参照して、制御系の構成を説明する。なおここでは、印刷機M1、実装機M2において、基板3の位置認識を実行するために必要とされる機能についてのみ図示して説明する。また実装機M3,M4については、実装機M2と同様である。図5(a)に示すように、印刷機M1は、制御部30、基板情報確認部31、代替マーク設定部32、代替マーク記憶部33、通信部34、カメラ駆動部35、認識部36を備えている。
制御部30はCPUを備えた演算装置であり、以下に説明する各部を制御する。基板情報確認部31は、上流側から搬入された基板3について予め制御系に付属した記憶装置(図示省略)に記憶された基板情報を確認して、この基板3が当該基板の複数の基板マーク(位置特徴点)を同時に第2の撮像移動範囲13Sに包含することが可能であるか否かを判定する処理を行う。すなわち、搬入された基板3の基板マークA、Bが、図2に示す第2の撮像移動範囲13S内に包含され、これらの基板マークA、Bをカメラ13によって撮像するのに基板3を移動させることなく同一実装位置にて撮像が可能な基板であるか、あるいは前述のように、基板3を第1実装位置、第2実装位置に移動させてそれぞれの位置において基板マークA、Bを個別に撮像する必要がある基板であるかを判定する。
代替マーク設定部32(代替位置特徴点設定部)は、基板情報確認部31によって複数の基板マークA,Bを同時に第2の撮像移動範囲13Sに包含することが可能な基板ではないと判定された基板に対し、以下に説明する代替マーク設定処理を実行する。図6を参照して、代替マーク設定処理について説明する。図6(a)に示すように、基板マークAが第2の移動ストロークS2内に含まれるように基板3を位置決めした第1実装位置においては、基板マークBは第2の移動ストロークS2の範囲から外れ、また基板マークBが第2の移動ストロークS2内に含まれるように基板3を位置決めした第2実装位置においては、基板マークBは第2の移動ストロークS2の範囲から外れる。
画像認識による基板3の位置認識には少なくとも2点の位置を認識することが必要であり、一般に相対向する対角に位置する1対の基板マークが基板位置認識に用いられる。しかしながら、基板3において本来対をなして用いられるべき基板マークA,Bは、上述のように実装機M2では基板3が同一の実装位置にある状態では両方を対にして撮像することができない。このため、本実施の形態では、基板3が第1実装位置に位置決めされた状態において、本来基板3において基板マークAと対をなすべき基板マークBを代替する代替マークを追加して設定するようにしている。すなわち、当該第1実装位置における第2の撮像移動範囲S2の範囲内であって、基板マークAと対向する対角位置に予め設定された代替マーク設定対象領域3B内に、基板マークBを代替することが可能な代替マークを設定する(図10に示す代替マークB1参照)。
同様に、基板3が第2実装位置に位置決めされた状態において、本来基板3において基板マークBと対をなすべき基板マークAを代替する代替マークを追加して設定するようにしている。すなわち、当該第2実装位置における第2の撮像移動範囲S2の範囲内であって、基板マークBと対向する対角位置に予め設定された代替マーク設定対象領域3A内に、基板マークAを代替することが可能な代替マークを設定する(図10に示す代替マークA1参照)。
換言すれば、代替マーク設定部32は、基板情報確認部31によって同時撮像可能基板ではないと判定された基板3に対し、位置特徴点である基板マークA,Bのうち、第2の撮像移動範囲S2に包含することができない基板マークを代替する代替マークを、第2の撮像移動範囲S2の範囲内に追加して設定する処理を行う。代替マークとしては、カメラ13によって撮像して位置を認識することが可能な特徴部であれば、各種の形態のものを用いることができる。
例えば、図6(b)に示すスルーホールR1、ランドR2、配線パターンR3が一般に代替マークとして用いられる。(イ)に示すスルーホールR1および(ロ)に示すランドR2においては、画像認識によってそれぞれの重心位置を検出することにより、位置認識のための代替マークとして機能する。また(ハ)に示す配線パターンR3では、直交する輪郭線の交点としてのエッジ点を検出することにより位置を特定する。
代替マークの設定処理においては、カメラ13によって代替マーク設定対象領域3A、3B内を撮像した画面内をサーチすることにより、スルーホールR1、ランドR2、配線パターンR3に該当する形状を探索し、予め設定された優先順位にしたがって探索された該当形状を代替マークとして採用して設定する。なお代替マークの選択に際しては、部品実装によって上面が覆われて認識が不可能となるような部位を避けて、下流側においても撮像可能な部位を選択する。
ここで、優先順位は、使用する認識処理方式において処理効率や位置認識精度優れている順に適宜設定すればよい。もちろん、画像認識によって所望の位置精度が確保出来るも
のであれば、スルーホールR1、ランドR2、配線パターンR3以外の特徴部を代替位置特徴点として採用するようにしてもよい。すなわち、代替マーク設定部32は、基板3のスルーホールなどの孔部、ランド、回路電極など、表面に設けられた認識可能な特徴部を、予め定められた優先順位にしたがって選定することにより自動的に代替マークを設定するようにしている。もちろん、代替マークの設定を自動的に行わず、カメラ13によって基板3を撮像した画面上で、マシンオペレータが特定の特徴部を目視確認して代替マークとして設定するようにしてもよい。
なお、最上流に位置する電子部品実装用装置として、部品搭載機構を備えた電子部品搭載装置における搭載ヘッドのように、基板表面の任意の位置にアクセス可能な作業ヘッドを備えた装置が用いられている場合には、代替マークを設定する方法として、図6に示す代替マーク設定対象領域3A、3B内の空いたスペースに、代替マークとして使用可能なラベルを作業ヘッドによって貼り付ける方法や、レーザマーカーなどによって直接マークを印加する方法を用いてもよい。すなわちこの場合には、代替マーク設定部32は、基板3の表面に新たに基板マークとなるマークを印加することにより、代替マークを設定する。
代替マーク記憶部33(代替位置特徴点記憶部)は設定された代替マークの形状および基板3における位置を含む代替位置特徴点情報を記憶する。通信部34は、電子部品実装ラインを構成する他装置との間で必要なデータ授受を行う。カメラ駆動部35は、カメラ5を移動させるためのX軸テーブル6XのX軸モータ6XM、Y軸テーブル6YのY軸モータ6YMを駆動する。認識部36は第1の基板認識部であり、カメラ5を第1の撮像移動範囲5S内で移動させて基板3に設定された複数の基板マークを撮像した撮像結果を認識処理することにより、この基板3の位置認識を行う。
次に図5(b)を参照して、実装機M2の制御系について説明する。実装機M2は、制御部40、基板マーク記憶部41、代替マーク記憶部42、通信部43、カメラ駆動部44、認識部45、基板搬送部46を備えている。制御部40はCPUを備えた演算装置であり、以下に説明する各部を制御する。基板マーク記憶部41は、基板3に設定された基板マーク(ここでは基板マークA,B)を記憶する。代替マーク記憶部42(代替位置特徴点記憶部)は、電子部品実装用装置である印刷機M1から受け渡された代替位置特徴点情報を記憶する。
そして基板3を基板マークAが第2の撮像移動範囲S2内に含まれる第1実装位置、基板マークBが第2の撮像移動範囲S2内に含まれる第1実装位置にそれぞれ位置決めする際には、制御部40はまず基板マーク記憶部41,代替マーク記憶部42からそれぞれ基板マークA,B、代替マークA1,B1(図10参照)を読み出す。そして、基板マークAと代替マークB1,基板マークBと代替マークA1とをそれぞれ対として組み合わせて、カメラ駆動部44および認識部45に基板3の位置認識マークとして使用させる。
すなわち第1実装位置、第2実装位置のそれぞれにおいて、基板マークAと代替マークB1、基板マークBと代替マークA1をそれぞれカメラ13によって撮像し、撮像結果を認識部45によって認識することにより、基板3の位置を認識することができる。したがって制御部40は、基板3を移動させることにより基板マークと代替マークとを対にして組み合わせて第2の撮像移動範囲13S内に位置させ、基板マークと代替マークとを撮像して認識することにより、当該基板3の位置認識を行わせる認識制御部として機能する。
通信部43は、電子部品実装ラインを構成する他装置との間で必要なデータ授受を行う。カメラ駆動部44は、カメラ13を移動させるための第2の撮像移動手段(X軸移動テーブル11のX軸モータ11M、Y軸移動テーブル10のY軸モータ10M)を駆動する
。認識部45は第2の基板認識部であり、カメラ13を第2の撮像移動範囲13S内で移動させて、基板3に設定された複数の基板マークや代替マークを撮像した撮像結果を認識処理することにより、この基板の位置認識を行う。基板搬送部46は、搬送路2Bに備えられた搬送コンベアを駆動するための搬送モータ47を駆動する。
次に、図7を参照して、本実施の形態に示す電子部品実装方法における印刷機M1の動作処理を説明する。この電子部品実装方法は、図1に示す電子部品実装システム1によって、基板3に電子部品を実装するものである。
図7においてまず印刷機M1に基板3が搬入される(ST1)。このとき、当該基板3についての基板情報、すなわち基板3の長さについてのデータや基板マークA,Bの位置情報を含む情報が通信部34を介して読み込まれる。次いで、カメラ5による基板マークA,Bの認識が行われ(ST2)、これにより基板3は印刷機M1において位置決めされる。
次いで、前述の代替マーク設定処理を実行することが必要な基板であるか否かを判定する。すなわち、実装機M2の認識範囲(第2の撮像移動範囲13S)内に基板マークA,Bが包含可能であるか否かを判断する(ST3)。ここでは、読み込まれた基板情報に含まれる基板マークA,Bの位置情報に基づき、実装機M2以下における第2の撮像移動範囲13Sに、基板マークA,Bを同時に包含可能であるか否かが、基板情報確認部31によって判定される。
すなわちここでは、印刷機M1に上流側から搬入された基板3について予め記憶された基板情報を確認して、当該基板の複数の基板マークA,Bを同時に第2の撮像移動範囲13Sに包含することが可能であるか否かを判定する(基板情報確認工程)。そしてここで基板マークA,Bを第2の撮像移動範囲S2内に包含可能であり、代替マーク設定処理が不要であると判定されたならば、そのまま印刷動作に移行する(ST6)。
これに対し、(ST3)にて、基板マークA,Bを第2の撮像移動範囲S2内に包含することができず、代替マーク設定処理が必要とされる基板であると判定された場合には、前述の代替マーク設定処理を実行した後に、(ST6)に移行する。すなわち代替マーク設定処理部32によって、図6(a)に示す代替マーク設定対象領域3A,3B内に代替マークA1,B1(図10参照)をそれぞれ設定し(ST4)、次いで設定された代替マークA1、B1の形状および基板3における位置を、代替マーク記憶部33に記憶させる(ST5)。
すなわち基板情報確認工程において、複数の基板マークA,Bを同時に第2の撮像移動範囲13Sに包含することが可能ではないと判定された基板3に対し、基板マークA,Bのうち第2の撮像移動範囲13Sに包含することができない基板マークを代替する代替マークを、基板3において第2の撮像移動範囲13S内に含まれる位置に追加して設定する(代替位置特徴点設定工程)。本実施の形態においては、代替マークA1、B1として、代替マーク設定対象領域3A,3B内に存在する配線パターンおよびスルーホールが選択された例を示している。そして(ST6)にて基板3に対する印刷動作が完了したならば、印刷後の基板3を実装機M2へ受渡し(ST7)、次いで印刷機M1にて設定された代替マークの形状や位置に関する代替マーク情報(代替位置特徴点データ)を、通信部34を介して実装機M2に受け渡す(ST8)。
次に本実施の形態に示す電子部品実装方法における印刷機M1の動作処理について、図8のフローに沿って図9,図10を参照しながら説明する。図8においてまず印刷機M1へ実装対象の基板3が搬入される(ST11)。次いで印刷機M1より代替マーク情報を
通信部43を介して受け取る。これにより実装機M2の基板マーク記憶部41には、受信した代替マーク情報が書き込まれる。
次いで、第1実装位置へ基板3を搬送する(ST13)。この状態では、図9(a)に示すように、基板マークAがカメラ移動範囲13S内に含まれ、基板マークBがカメラ移動範囲13Sから外れる位置にあるが、図10(a)に示すように、印刷機M1にて基板マークBに代替して設定された代替マークB1は、カメラ移動範囲13Sの範囲内にある。次いでカメラ13を移動させて基板マークA,代替マークB1をカメラ13の撮像視野13a内に位置させ、基板マークA,代替マークB1をカメラ13によって撮像して、第1実装位置における基板3の位置を認識する(ST14)。そしてこの位置認識結果に基づき、基板3への部品実装を実行する(ST15)。
この後、第2実装位置へ基板3を搬送する(ST16)。この状態では、図9(b)に示すように、基板マークBがカメラ移動範囲13S内に含まれ、基板マークAがカメラ移動範囲13Sから外れる位置にあるが、図10(b)に示すように、印刷機M1にて基板マークAに代替して設定された代替マークA1は、カメラ移動範囲13Sの範囲内にある。次いでカメラ13を移動させて基板マークB,代替マークA1をカメラ13の撮像視野13a内に位置させ、基板マークB,代替マークA1をカメラ13によって撮像して、第2実装位置における基板3の位置を認識する(ST17)。そしてこの認識結果に基づき、部品実装を実行する(ST18)。すなわちここでは、基板3を移動させることにより基板マークと代替マークとを対にして組み合わせて第2の撮像移動範囲13S内に位置させ、第2の撮像移動範囲内13Sに位置する基板マークと代替マークとを撮像して認識することにより、当該基板の位置認識を行う(基板認識工程)
この後、実装完了後の基板3を搬出し(ST19)、代替マーク情報を次の実装機M3へ受け渡して、実装機M2における動作処理を完了する。この後、後続の実装機M3、M4においても同様の動作処理が実行され、全ての実装機にて所定の部品搭実装作が完了することにより、本電子部品実装システムによる基板3を対象とした電子部品実装作業が終了する。
上記説明したように、本実施の形態に示す電子部品実装方法においては、電子部品搭載装置の上流側装置にて上流側から搬入された基板3について予め記憶された基板情報を確認して、当該基板の複数の基板マークを同時に電子部品搭載装置における第2の撮像移動範囲13Sに包含して同時に撮像することが可能であるか否かを判定し、可能ではないと判定された基板3に対し基板マークのうち第2の撮像移動範囲13Sに包含することができない基板マークを代替する代替マークを追加して設定するようにしている。これにより、標準サイズを超える基板を生産対象とする場合においても認識マークを予め追加することなく基板の位置認識を行うことができ、生産設備の汎用性を向上させることができる。
本発明の電子部品実装システムおよび電子部品実装方法は、標準サイズを超える基板を生産対象とする場合においても認識マークを予め追加する必要がなく、生産設備の汎用性を向上させることができるという効果を有し、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する分野に有用である。
本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムを構成する印刷機および実装機の構造説明図 本発明の一実施の形態の実装機における搭載ヘッドの側面図 本発明の一実施の形態の実装機における搭載ヘッドの背面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける代替位置特徴点の設定処理の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの印刷機における動作処理を示すフロー図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの実装機における動作処理を示すフロー図 本発明の一実施の形態の電子部品搭載装置における基板認識カメラの移動範囲の説明図 本発明の一実施の形態の実装機における基板認識動作の説明図
符号の説明
1 電子部品実装システム
3 基板
5 カメラ
5S 第1の撮像移動範囲
6X X軸テーブル
6Y Y軸テーブル
10 Y軸移動テーブル
11 X軸移動テーブル
13 カメラ
13S 第2の撮像移動範囲
M1 印刷機
M2、M3,M4 実装機
A,B 基板マーク(位置特徴点)
A1,B1 代替マーク(代替位置特徴点)
S1 第1の移動ストローク
S2 第2の移動ストローク

Claims (4)

  1. 基板を撮像する第1の撮像手段と、この第1の撮像手段を実装対象となる前記基板の全範囲を撮像可能な第1の撮像移動範囲内で移動させる第1の撮像移動手段と、前記第1の撮像手段を第1の撮像移動範囲内で移動させて前記基板に設定された複数の位置特徴点を撮像した撮像結果を認識処理することによりこの基板の位置認識を行う第1の基板認識部とを備え、位置認識された前記基板に対して所定の作業動作を実行する電子部品実装用装置と、
    前記電子部品実装用装置の下流に位置し、基板を撮像する第2の撮像手段と、この第2の撮像手段を前記第1の撮像移動範囲よりも基板搬送方向の移動ストロークが短い第2の撮像移動範囲内で移動させる第2の撮像移動手段と、前記第2の撮像手段を前記第2の撮像移動範囲内で移動させて前記基板に設定された複数の位置特徴点を撮像した撮像結果を認識処理することによりこの基板の位置認識を行う第2の基板認識部とを備え、位置認識された前記基板に対して搭載ヘッドによって電子部品を移送搭載する部品実装動作を実行する電子部品搭載装置とを連結して構成された電子部品実装システムであって、
    前記電子部品実装用装置は、上流側から搬入された基板について予め記憶された基板情報を確認して、この基板が当該基板の複数の位置特徴点を同時に前記第2の撮像移動範囲に包含することが可能であるか否かを判定する基板情報確認部と、
    前記基板情報確認部によって複数の位置特徴点を同時に前記第2の撮像移動範囲に包含することが可能ではないと判定された基板に対し、前記位置特徴点のうち前記第2の撮像移動範囲に包含することができない位置特徴点を代替する代替位置特徴点を、前記基板において前記第2の撮像移動範囲内に含まれる位置に追加して設定する代替位置特徴点設定部と、
    設定された代替位置特徴点の形状および当該基板における位置を含む代替位置特徴点情報を記憶する代替位置特徴点記憶部とを備え、
    前記電子部品搭載装置は、前記電子部品実装用装置から受け渡された前記代替位置特徴点情報を記憶する代替位置特徴点記憶部と、
    前記基板を移動させることにより前記位置特徴点と前記代替位置特徴点とを組み合わせて前記第2の撮像移動範囲内に位置させ、前記第2の撮像移動範囲内に位置する位置位置特徴点と前記代替位置特徴点とを撮像して認識することにより当該基板の位置認識を行わせる認識制御部とを備えたことを特徴とする電子部品実装システム。
  2. 前記代替位置特徴点設定部は、前記基板の表面に設けられた認識可能な特徴部を選定することにより自動的に代替位置特徴点を設定することを特徴とする請求項1記載の電子部品実装システム。
  3. 前記代替位置特徴点設定部は、前記基板の表面に新たに位置特徴点となるマークを印加することにより代替位置特徴点を設定することを特徴とする請求項1記載の電子部品実装システム。
  4. 基板を撮像する第1の撮像手段と、この第1の撮像手段を実装対象となる前記基板の全範囲を撮像可能な第1の撮像移動範囲内で移動させる第1の撮像移動手段と、前記第1の撮像手段を第1の撮像移動範囲内で移動させて前記基板に設定された複数の位置特徴点を撮像した撮像結果を認識処理することによりこの基板の位置認識を行う第1の基板認識部とを備え、位置認識された前記基板に対して所定の作業動作を実行する電子部品実装用装置と、
    前記電子部品実装用装置の下流に位置し、基板を撮像する第2の撮像手段と、この第2の撮像手段を前記第1の撮像移動範囲よりも基板搬送方向の移動ストロークが短い第2の撮像移動範囲内で移動させる第2の撮像移動手段と、前記第2の撮像手段を前記第2の撮像移動範囲内で移動させて前記基板に設定された複数の位置特徴点を撮像した撮像結果を
    認識処理することによりこの基板の位置認識を行う第2の基板認識部とを備え、位置認識された前記基板に対して搭載ヘッドによって電子部品を移送搭載する部品実装動作を実行する電子部品搭載装置とを連結して構成された電子部品実装システムによって、基板に電子部品を実装する電子部品実装方法であって、
    前記電子部品実装用装置に上流側から搬入された基板について予め記憶された基板情報を確認して、当該基板の複数の位置特徴点を同時に前記第2の撮像移動範囲に包含することが可能であるか否かを判定する基板情報確認工程と、
    前記基板情報確認工程において複数の位置特徴点を同時に前記第2の撮像移動範囲に包含することが可能ではないと判定された基板に対し、前記位置特徴点のうち前記第2の撮像移動範囲に包含することができない位置特徴点を代替する代替位置特徴点を、前記基板において前記第2の撮像移動範囲内に含まれる位置に追加して設定する代替位置特徴点設定工程と、
    設定された前記代替位置特徴点についての代替位置特徴点データを前記電子部品搭載装置に受け渡す工程と、
    前記基板を移動させることにより前記位置特徴点と前記代替位置特徴点とを組み合わせて前記第2の撮像移動範囲内に位置させ、前記第2の撮像移動範囲内に位置する位置特徴点と前記代替位置特徴点とを撮像して認識することにより当該基板の位置認識を行う基板認識工程とを含むことを特徴とする電子部品実装方法。
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