JP2007101466A - プリペイドガスメータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガスを遮断する遮断弁7と流量センサ13と遮断弁開ボタン4とテスト遮断スイッチ5とリセットスイッチ6とを有し、マイクロコンピュータ11により遮断弁7の開閉を制御するプリペイドガスメータ1は、ガスを供給する期間を設定するタイマ9によって設定された期間が経過したとき遮断弁7を解除不可の遮断状態にし、遮断弁開ボタン4の操作、テスト遮断スイッチ5の操作、リセットスイッチ6の操作の所定の組み合わせにより遮断弁7の解除不可の遮断状態を解除可能にする。
【選択図】図2
Description
また、ガスを供給する期間が経過してもガス機器の使用中にガスを遮断することのない簡易なプリペイドガスメータを提供することをその目的とする。
第1の技術手段は、ガスを遮断する遮断弁とガス流量検出手段と遮断弁開スイッチと設定操作スイッチとを有し、マイクロコンピュータにより前記遮断弁の開閉を制御するプリペイドガスメータにおいて、ガスを供給する期間を設定するタイマと、該タイマによって設定された期間が経過したとき前記遮断弁を解除不可の遮断状態にする遮断手段と、前記遮断弁開スイッチの操作と前記設定操作スイッチの操作との所定の組み合わせにより前記遮断弁の解除不可の遮断状態を解除可能にする遮断解除手段とを有することを特徴としたものである。
また、タイマにより設定された期間が経過したとき、ガス流量検出手段がガス流量の有ることを検出している場合、ガス流量の無いことを検出したときから一定時間経過したとき、遮断弁を解除不可の遮断状態にするので、ガス機器の使用中にガスを遮断することのない簡易なプリペイドガスメータを実現できる。
図1は、本発明に係るプリペイドガスメータの実施形態の一例を示す外観図である。図2は、本発明に係るプリペイドガスメータの実施形態の一例を示すブロック図である。
ここで、本実施形態に係るプリペイドガスメータ(以下、ガスメータともいう。)は、現在行われている検針員によるガス使用量の検針とそれに伴うガス料金徴収のシステムを利用するものとする。
また、ガスメータ1の本体2には端子部10が設けられており、端子部10には設定器を接続する通信端子が収納されている。ガスメータ1の本体2には端子部10のカバー16がねじ止めされている。
CPUはROM11aに記憶したプログラムに従って各種の処理の流れを制御すると共に、各種演算の実行によりRAM11bに記憶したデータを処理するようになっている。
遮断弁開ボタン4は押しボタンスイッチであって、遮断弁7が解除可能な遮断状態となっている場合には、遮断弁開ボタン4を押すと遮断弁7が開くようになっており、例えば、ガス漏れ等で遮断弁7が遮断状態になっても、安全と判断されてから遮断弁開ボタン4を押せば、使用者はガスを使用できるようになっている。
また、使用者の料金滞納により遮断弁7が解除不可の遮断状態となっている場合には、遮断弁開ボタン4を押しても、遮断弁7が開くことがなく使用者がガスを使用できないようになっている。
リセットスイッチ6は、マグネットの磁力によりオンオフできるスイッチであって、LPガスシリンダが交換された場合に、LPガスシリンダ内のガス量を推定するためにガス流量の積算をリセットするために用いられる。
タイマ9はガスを供給する日数を設定できるようになっており、流量センサ13は計量部17で計量されたガスの流量を一定流量毎に流量パルスとして出力するようになっている。
また、マイコン11にはインタフェース12を介してガス圧力を検知する圧力センサ14及び地震波等の震動を検知する感震器15の出力も入力されている。
まず、ガスメータ1のガスの使用開始(開栓)時に、例えば、約1ヶ月分のガス使用量に相当する金額を前払い料金として受領する(ステップS1)。
次に、前払い料金を受領した後に、ガスメータ1の遮断弁開ボタン4の操作とテスト遮断スイッチ5の操作又はリセットスイッチ6の操作の所定の組み合わせにより遮断弁7の解除不可の遮断状態を解除可能にして、ガスを開栓する(ステップS2)。
次に、タイマ9をスタートする(ステップS4)。
検針員が毎月の検針によるガス料金の滞納を調べて、検針時にガス料金の滞納がない場合(ステップS5でNO)、遮断弁開ボタン4とテスト遮断スイッチ5又はリセットスイッチ6との組み合わせた操作によりタイマ9を設定値に再度設定し、タイマ9をスタートする(ステップS3、ステップS4)。
その後、滞納したガス料金を受領すると(ステップS8)、検針員は、前記したように遮断弁7の解除不可の遮断状態を解除可能にして(ステップS2)、タイマ9のカウントを設定値に設定し(ステップS3)、タイマ9を再びスタートする(ステップS4)。
ステップS11において、タイマ9のカウントが設定値になると、図5に示すようにセキュリティ及びカウント表示部8aにカウンタ値“0”が表示される。このとき、流量センサ13がガス流量の有ることを検出している場合、ガス流量の無いことを検出したときから一定時間経過したか否かを判断する(ステップS12)。
流量センサ13がガス流量の無いことを検出したときから一定時間経過したとき(ステップS12でYES)、ガスメータ10の遮断弁7を解除不可の遮断状態にする(ステップS13)。ここで、図5に示すように遮断弁作動状態表示部8cに“ガス止”が表示される。
なお、流量センサ13がガス流量の無いことを検出したときから一定時間経過していないとき(ステップS12でNO)、ステップS12を繰り返す。
まず、ガスメータ1に暗証番号を登録する(ステップS21)。暗証番号は予めガスメータ1に登録されていてもよく、また、検針員がその都度何らかの手段により入力するようにしてもよい。
次に、検針員は遮断弁開ボタン4を押した状態でマグネットの磁力によりテスト遮断スイッチ5をオンにしたか否かを判断し(ステップS22)、検針員が遮断弁開ボタン4を押した状態で、マグネットの磁力によりテスト遮断スイッチ5をオンにした場合(ステップS22でYES)、暗証番号を入力する暗証番号入力モードに移る(ステップS23)。
次に、検針員が遮断弁開ボタン4を押したか否かを判断し(ステップS27)、検針員が遮断弁開ボタン4を押した場合(ステップS27でYES)、遮断弁7を開く(ステップS28)。なお、検針員が遮断弁開ボタン4を押していない場合(ステップS27でNO)、ステップS27を繰り返す。
したがって、暗証番号を知らない第三者が遮断弁7の解除不可の遮断状態を解除可能にすることはできない。これにより、料金滞納者がガスを確実に使用できないようにすると共に、ガス料金の滞納を増加させないようにすることができる。よって、ガス販売事業者は滞納料金の回収するための徴収経費の増加を抑制することが可能となる。
Claims (3)
- ガスを遮断する遮断弁とガス流量検出手段と遮断弁開スイッチと設定操作スイッチとを有し、マイクロコンピュータにより前記遮断弁の開閉を制御するプリペイドガスメータにおいて、
ガスを供給する期間を設定するタイマと、該タイマによって設定された期間が経過したとき前記遮断弁を解除不可の遮断状態にする遮断手段と、前記遮断弁開スイッチの操作と前記設定操作スイッチの操作との所定の組み合わせにより前記遮断弁の解除不可の遮断状態を解除可能にする遮断解除手段とを有することを特徴とするプリペイドガスメータ。 - 請求項1に記載のプリペイドガスメータにおいて、
前記タイマにより設定された期間が経過したとき、前記ガス流量検出手段がガス流量の有ることを検出している場合、その後ガス流量の無いことを検出したときから一定時間経過したとき、前記遮断弁を解除不可の遮断状態にすることを特徴とするプリペイドガスメータ。 - 請求項1に記載のプリペイドガスメータにおいて、
前記遮断弁開スイッチの操作と前記操作スイッチの操作との所定の組み合わせは、暗証番号の入力操作を含むことを特徴とするプリペイドガスメータ。
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