JP2003333200A - 前払い式のガス残量管理システム及びガスメータ - Google Patents

前払い式のガス残量管理システム及びガスメータ

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JP2003333200A
JP2003333200A JP2002137297A JP2002137297A JP2003333200A JP 2003333200 A JP2003333200 A JP 2003333200A JP 2002137297 A JP2002137297 A JP 2002137297A JP 2002137297 A JP2002137297 A JP 2002137297A JP 2003333200 A JP2003333200 A JP 2003333200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 催促されてから、ガス供給遮断までの猶予期
間をどの消費者宅でもほぼ一定にすることができる前払
い式のガス残量管理システム及び当該システムに用いら
れるガスメータを提供する。 【解決手段】 ガスメータ10が、ガス容器から下流側
のガス器具へと流れるガス流量を検出し、検出したガス
流量を積算してガス使用量を計量する。管理センタ20
が、ガス料金の前支払い金額に応じた量のガス使用を許
可する。ガスメータ10が、計量したガス使用量と使用
許可されたガス量との差であるガス残量を監視し、ガス
残量が警告判定値以下であるか否かの判定を行うと共
に、所定の学習期間中、検出されたガス流量に基づき、
警告判定値を設定し直す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、前払い式のガス
残量管理システム及びガスメータに係わり、特に、前払
いされた料金に応じて使用許可されたガスの残量管理を
行う前払い式のガス残量管理システム及び当該前払い式
のガス残量管理システムに用いられるガスメータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、消費者宅で使用されたガスの量
は、ガスメータにより計測される。そして、そのガス使
用量(積算値)は、供給者側の管理センタに送信され、
ここで個別に消費者毎に月毎の料金が計算され、各消費
者宅に対して請求書が送付される。ここで、料金の納付
までには一定の猶予期間があり、その猶予期間の間は、
後日、当然に料金の支払いがあるものとして、ガスの供
給が継続して行われる。そして、所定の猶予期間を過ぎ
ても料金を納付しない消費者があった場合には、個別に
ガスの供給を遮断している。
【0003】しかしながら、上述のような従来のガス料
金の徴収システムでは、消費者が猶予期間を過ぎても料
金を支払うことなく移転してしまったような場合には、
供給を遮断するまでのガス料金の回収が全くできなくな
り、ガスの供給が無駄になってしまうという問題があっ
た。
【0004】そこで、このような問題を解決するため
に、特開平8−5398号公報に記載されたガスメータ
の制御システムが提案されている。このガスメータの制
御システムは、ガス料金を前払い制とし、ガス料金の前
払いがあったとき、管理センタがその前払い料金に応じ
た量のガスの使用を許可するものである。
【0005】そして、使用が許可されたガス量からガス
メータ側で計量したガス使用量を差し引いた値が一定量
以下となったとき、ガスメータが、管理センタに対し
て、追加支払いの催促を通知し、この通知に応じて管理
センタが消費者宅に催促の電話をするものである。その
後、催促の電話をしたにも拘わらず追加支払がなく、ガ
ス使用量が、使用が許可されたガス量に達したときに、
ガスメータが、ガスの供給を遮断する。
【0006】以上のガスメータの制御システムによれ
ば、消費者にガス料金を前払いさせることにより、ガス
料金を消費者から確実に回収でき、無駄なガスの供給を
防止することができる。また、使用が許可されたガス量
からガス使用量を差し引いた値が一定量以下となったと
き、消費者宅に追加支払いの催促をすることにより、料
金の支払を確実に行う意志のある消費者に対してガスの
供給が途絶えることがない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガス燃焼器
具を多く使用していたり、家族の人数が多い消費者宅
と、ガス燃焼器具をほとんど使用してなかったり、家族
の人数が少ない消費者宅とでは、1日当たりのガス使用
量が大きく異なる。つまり、1日当たりのガス使用量
は、消費者宅のガス利用状況によって大きくばらつくも
のである。
【0008】しかしながら、上述した従来のシステムで
は、使用が許可されたガス量からガス使用量を差し引い
た値が、各消費者宅のガス利用状況とは関係なく定めら
れた一定量以下となったとき、消費者宅に追加支払いの
催促をしている。このため、ガス使用量の少ない消費者
宅と、ガス使用量の多い消費者宅とでは、催促されてか
ら、ガス供給遮断までの猶予時間がそれぞれ異なるとい
う不公平が生じてしまう。
【0009】そこで、本発明は、上記のような問題点に
着目し、催促されてから、ガス供給遮断までの猶予期間
をどの消費者宅でもほぼ一定にすることができる前払い
式のガス残量管理システム及び当該システムに用いられ
るガスメータを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、ガス容器から下流側
のガス器具へと流れるガス流量を検出し、該検出したガ
ス流量を積算してガス使用量を計量するガスメータと、
ガス料金の前支払い金額に応じた量のガス使用を許可す
る管理センタと、前記ガスメータ及び前記管理センタ間
の通信を通じて、前記ガスメータにおいて計量されたガ
ス使用量と前記使用許可されたガス量との差であるガス
残量を監視し、前記ガス残量が警告判定値以下であるか
否かの判定を行う残量管理手段とを備えた前払い式のガ
ス残量管理システムであって、前記ガスメータによっ
て、所定の学習期間中、検出されたガス流量に基づき、
前記警告判定値を設定し直す設定手段とをさらに備えた
ことを特徴とする前払い式のガス残量管理システムに存
する。
【0011】請求項1記載の発明によれば、ガスメータ
が、ガス容器から下流側のガス器具へと流れるガス流量
を検出し、検出したガス流量を積算してガス使用量を計
量する。管理センタが、ガス料金の前支払い金額に応じ
た量のガス使用を許可する。残量管理手段が、ガスメー
タ及び管理センタ間の通信を通じて、ガスメータにおい
て計量されたガス使用量と使用許可されたガス量との差
であるガス残量を監視し、ガス残量が警告判定値以下で
あるか否かの判定を行う。設定手段が、ガスメータによ
って、所定の学習期間中、検出されたガス流量に基づ
き、警告判定値を設定し直す。
【0012】従って、設定手段によって、学習期間中、
検出されたガス流量に基づき学習した、ガスメータが設
置されている消費者宅のガス利用状況に応じた値に、警
告判定値を設定することができる。このため、警告判定
値以上の判定に応じて、消費者宅に追加支払の催促を行
えば、この催促から、ガス残量がなくなりガス供給遮断
が行われるまでの間の猶予期間が、ガス使用量の少ない
消費者宅と、ガス使用量の多い消費者宅とで異ならない
ようにすることができる。
【0013】請求項2記載の発明は、ガス容器から下流
側のガス器具へと流れるガス流量を検出し、該検出した
ガス流量を積算してガス使用量を計量するガスメータに
おいて、管理センタによって、ガス料金の前払い金額に
応じた量のガスの使用が許可されているとき、前記計量
されたガス使用量と前記使用許可されたガス量との差で
あるガス残量を監視し、前記ガス残量が警告判定値以下
であるか否かの判定を行う残量管理手段と、前記ガスメ
ータによって、所定の学習期間中、検出されたガス流量
に基づき、前記警告判定値を設定し直す設定手段とをさ
らに備えたことを特徴とするガスメータに存する。
【0014】請求項2記載の発明によれば、ガス容器か
ら下流側のガス器具へと流れるガス流量を検出し、検出
したガス流量を積算してガス使用量を計量するガスメー
タにおいて、残量管理手段が、管理センタによって、ガ
ス料金の前払い金額に応じた量のガスの使用が許可され
ているとき、計量されたガス使用量と使用許可されたガ
ス量との差であるガス残量を監視し、ガス残量が警告判
定値以下であるか否かの判定を行う。設定手段が、ガス
メータによって、所定の学習期間中、検出されたガス流
量に基づき、前記警告判定値を設定し直す。
【0015】従って、設定手段によって、学習期間中、
検出されたガス流量に基づき学習した、ガスメータが設
置されている消費者宅のガス利用状況に応じた値に、警
告判定値を設定することができる。このため、警告判定
値以上の判定に応じて、消費者宅に追加支払の催促を行
えば、この催促から、ガス残量がなくなりガス供給遮断
が行われるまでの間の猶予期間が、ガス使用量の少ない
消費者宅と、ガス使用量の多い消費者宅とで異ならない
ようにすることができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載のガ
スメータであって、前記検出されたガス流量を監視し、
予め定めた合計流量遮断値を超えたガス流量となったと
き、前記ガス容量から前記ガス器具へのガス供給を遮断
させる合計流量遮断手段をさらに備え、前記設定手段
は、前記ガスメータによって、所定の学習期間中、検出
されたガス流量に基づき、前記警告判定値及び前記合計
流量遮断値の両者を設定し直すことを特徴とするガスメ
ータに存する。
【0017】請求項3記載の発明によれば、合計流量遮
断手段が、検出されたガス流量を監視し、予め定めた合
計流量遮断値を超えたガス流量となったとき、ガス容量
からガス器具へのガス供給を遮断させる。設定手段が、
ガスメータによって、所定の学習期間中、検出されたガ
ス流量に基づき、警告判定値及び合計流量遮断値の両者
を設定し直す。従って、所定の学習期間中、検出された
ガス流量に基づき、警告判定値及び合計流量遮断値の両
者を設定し直すことにより、警告判定値及び合計流量遮
断値を設定し直すために、各々別途に学習期間を設けた
り、学習期間中のガス流量を収集しなくてもよい。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載のガ
スメータであって、前記設定手段は、前記ガスメータに
よって、所定の学習期間中、検出されたガス流量に基づ
き、前記合計流量遮断値を設定し直した後、当該設定し
直した合計流量遮断値に基づき、前記警告判定値を設定
し直すことを特徴とするガスメータに存する。
【0019】請求項4記載の発明によれば、設定手段
が、ガスメータによって、所定の学習期間中、検出され
たガス流量に基づき、合計流量遮断値を設定し直した
後、その設定し直した合計流量遮断値に基づき、警告判
定値を設定し直す。従って、学習期間中のガス流量に基
づき学習した、ガス利用状況に応じた値に、合計流量を
設定し直した後、合計流量遮断値に応じて警告判定値を
設定し直すことにより、警告判定値及び合計流量遮断値
を設定し直すために、各々別途に学習期間中のガス流量
に基づきガス利用状況を学習する必要がない。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項4記載のガ
スメータであって、前記設定手段は、予め定めた上限値
と下限値の範囲内で前記合計流量遮断値を設定し直すと
共に、前記範囲を複数の領域に分け、前記設定し直され
た合計流量遮断値が設定された領域に応じた値に前記警
告判定値を設定し直すことを特徴とするガスメータに存
する。
【0021】請求項5記載の発明によれば、設定手段
が、予め定めた上限値と下限値の範囲内で前記合計流量
遮断値を設定し直すと共に、範囲を複数の領域に分け、
設定し直された合計流量遮断値が設定された領域に応じ
た値に警告判定値を設定し直す。従って、より一層、簡
単に警告判定値を設定し直すことができる。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項5記載のガ
スメータであって、前記合計流量遮断値が設定されてい
る前記領域を報知する報知手段を備えたことを特徴とす
るガスメータに存する。
【0023】請求項6記載の発明によれば、報知手段
が、合計流量遮断値が設定されている領域を報知する。
従って、合計流量遮断値の設定領域を報知するための領
域と、警告判定値を設定し直すための領域とを各々別々
に設ける必要がない。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項2〜6何れ
か1項記載のガスメータであって、前記ガス残量がなく
なったとき、前記ガス容器から前記ガス器具へのガス供
給を遮断させる残量遮断手段をさらに備えたことを特徴
とするガスメータに存する。
【0025】請求項7記載の発明によれば、残量遮断手
段が、ガス残量がなくなったとき、前記ガス容器から前
記ガス器具へのガス供給を遮断させる。従って、料金未
払い分に対するガス供給を行わなくて良くなる。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項7記載のガ
スメータであって、前記残量遮断手段によりガス供給が
遮断したとき、前記管理センタから送信される復帰許可
の通知に応じて、前記ガス供給を復帰させる復帰手段を
さらに備えたことを特徴とするガスメータに存する。
【0027】請求項8記載の発明によれば、復帰手段
が、残量遮断手段によりガス供給が遮断したとき、管理
センタから送信される復帰許可の通知に応じて、ガス供
給を復帰させる。従って、ガスメータ側で勝手にガス供
給を復帰させることができなくなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の前払い式のガス残量
管理システムの一実施の形態を示すブロック図である。
同図に示すように、前払い式のガス残量管理システム
は、消費者宅に各々設置され、ガス容器から下流側のガ
ス器具へと流れるガス流量を検出し、検出したガス流量
を積算してガス使用量を計量するガスメータ10と、ガ
ス料金の前支払い金額に応じた量のガス使用を許可する
管理センタ20とから構成されている。
【0029】上記ガスメータ10及び管理センタ20内
に設けられたホストコンピュータ(図示せず)は、電話
通信網30を介して相互通信可能になっている。また、
管理センタ20内のホストコンピュータは、上記電話通
信網30を介して、ガス料金の前払いを受け付ける金融
機関40内のホストコンピュータ(図示せず)や、ガス
会社の店舗50内のホストコンピュータ(図示せず)と
相互通信可能になっている。
【0030】次に、図1に示す前払い式のガス残量管理
システムに用いられるガスメータ10の詳細について、
図2を参照して説明する。同図に示すように、ガスメー
タ10は、図示しないガス容器と屋内外に設けられたガ
ス器具12との間に設けられたガス供給配管11上に設
けられている。ガスメータ10内には、ガス容器からガ
ス供給配管11を通じて下流側のガス器具12へと流れ
るガス流速を検出し、ガス流速に応じた流速信号を出力
する流速センサ100が設けられている。
【0031】流速センサ100が出力する流速信号は予
め定めたプログラムに従って動作するマイクロコンピュ
ータ(μCOM)102によって処理される。なお、図
2に示す実施形態のガスメータ100は、流速センサ1
00を用いて、ガス使用量を計量するものであるが、ダ
イヤフラムの動作を利用して一定流量のガスが流れる毎
にパルスを出力する膜式の流量センサを用いて、ガス使
用量を計量するものもある。
【0032】また、ガスメータ10内には、遮断弁10
4が流速センサ100より上流側に設けられている。な
お、図2に示す実施形態では、遮断弁104は、ガスメ
ータ10に内蔵されているが、ガスメータ10とは別途
に設けてあるものもある。
【0033】上記ガスメータ10は、伝送コントローラ
15に接続されている。この伝送コントローラ15は、
電話線Lを通じて、電話通信網30に接続し、遠隔の管
理センタ20と通信を行うための変復調器(モデム)1
50及び電話線Lの接続を加入者電話機13とガスメー
タ10との間で切り替える自動切替器152を備えてい
る。なお、図2に示す実施形態では、伝送コントローラ
15は、ガスメータ10とは別途に設けられているが、
ガスメータ10に内蔵されているものもある。
【0034】上述したμCOM102は、図3に示すよ
うに、プログラムや固定データなどを格納する読み出し
専用のメモリであるROM102a、このROM102
aに格納したプログラムに従って各種の処理演算を行う
中央処理ユニット(CPU)102b、CPU102b
における処理に使用する作業エリアや演算処理結果を格
納するデータ格納エリアを有する読み出し書き込み自在
のメモリであるRAM102cを内蔵する。
【0035】また、上記CPU102bは、流速センサ
100から入力する流速信号の処理によってガス容器か
らガスメータ10を通じてガス器具12に供給されるガ
スの流量を検出する機能、検出したガス流量を積算して
ガス使用量を求める機能及び求めたガス使用量をRAM
102c内に格納すると共に、表示部106に表示させ
る機能を有する。
【0036】なお、ガス使用量を格納するRAM102
cは、電池電源が遮断されると、格納データを消失して
しまう。このため、μCOM102内に不揮発性メモリ
を設け、この不揮発性メモリ内にガス使用量を格納する
ようにしてもよい。
【0037】上述した構成の前払い式のガス残量管理シ
ステムの動作について以下説明する。まず、消費者がガ
ス会社に対して、下記の(1)〜(3)の何れかの方法
によってガス料金を前払いする。 (1)消費者がガス会社の店舗50に行き、現金を直接
払う(場合によっては、クレジットカードも可)。 (2)消費者が金融機関40に行き、ガス会社の口座へ
振り込みをする(モバイルバンキングでも可)。 (3)消費者がガス会社に連絡し、ガス会社が金融機関
40に開設してある消費者の口座から引き落とす。
【0038】消費者からガス料金の前払い金額を受け取
った金融機関40及びガス会社の店舗50内のホストコ
ンピュータは、消費者情報及び消費者が支払った前払い
金額情報を、電話通信網30を介して、管理センタ20
に対して自動送信する。
【0039】消費者情報及び前払い金額情報を受信した
管理センタ20内のホストコンピュータは、前払い金額
に応じた量のガス使用を許可する使用許可処理を行う。
この使用許可処理における管理センタ20内のホストコ
ンピュータの動作について、図4のフローチャートを参
照して以下説明する。使用許可処理において、管理セン
サ20内のホストコンピュータは、消費者情報及び図示
しないメモリ内に格納された各消費者毎のガス遮断状況
を参照して、前払いをした消費者宅のガスメータ10が
遮断弁104を弁閉しており、ガス供給を遮断している
か否かを判断する(ステップS1)。
【0040】ガス供給が遮断されていなければ(ステッ
プS1でN)、管理センタ20内のホストコンピュータ
は、前払い金額情報に応じたガス量の使用を新たに許可
し、その前払い金額情報に応じたガス量Gpを、消費者
宅に設置されたガスメータ10に対して送信する(ステ
ップS2)。一方、ガス供給が遮断されていれば(ステ
ップS1でY)、管理センタ20内のホストコンピュー
タは、前払い金額情報に応じたガス量Gpに加えて、ガ
ス供給を復帰させるための復帰信号を、消費者宅に設置
されたガスメータ10に対して送信する(ステップS
3)。
【0041】上記前払い金額情報に応じたガス量Gpを
受信したガスメータ10内のCPU102bは、管理セ
ンタ20により使用が許可された総使用許可ガス量Ga
を更新する残量管理処理Iを行う。この残量管理処理I
におけるガスメータ10内のCPU102bの動作につ
いて、図5のフローチャートを参照して以下説明する。
【0042】まず、CPU102bは、総使用許可ガス
量Gaに上記ガス量Gpを加算した値を新たな総使用許
可ガス量Gaとする(ステップS4)。これにより、前
払い金額情報に応じたガス量Gp分、総使用許可ガス量
Gaが増加する。また、もともと総使用許可ガス量Ga
=0の場合は、ガス量Gp=総使用許可ガス量Gaとな
る。
【0043】次に、CPU102bは、ガス量Gpと同
時に、復帰信号を受信したか否かを判断する(ステップ
S5)。復帰信号を受信していれば(ステップS5で
Y)、CPU102bは、復帰手段として働き、遮断弁
104に対して弁開信号を出力して(ステップS6)、
遮断弁104を弁開することにより、ガス容器からガス
器具12へのガス供給を可能にする。復帰信号を受信し
ていなければ(ステップS5でN)、CPU102b
は、直ちに残量管理処理Iを終了する。
【0044】以上のように、ガスメータ10は、ガス供
給を遮断しているとき、管理センタ20から復帰信号が
送信されてはじめて、ガス供給を復帰させる。これによ
り、ガスメータ10側で勝手にガス供給を復帰させるこ
とができなくなる。
【0045】また、CPU102bは、一定間隔毎に流
速センサ100から流速信号を受信する毎に残量管理処
理IIを行う。この残量管理処理IIにおけるガスメー
タ10内のCPU102bの動作について図6のフロー
チャートを参照した以下説明する。
【0046】まず、CPU102bは、流速信号に基づ
いて、ガス流量Gqを検出する(ステップS7)。次
に、CPU102bは、ガス使用量Gsに、検出したガ
ス流量Gqを積算して新たなガス使用量Gsとする(ス
テップS8)。その後、CPU102bは、新たなガス
使用量Gsを不揮発性メモリ内に格納すると共に、表示
部106に表示する(ステップS9)。
【0047】その後、CPU102bは、残量管理手段
として働き、ステップS8で求めたガス使用量Gsが、
総使用許可ガス量Gaから予め定めた警告判定値を差し
引いたガス量を超えたか否かを判断する(ステップS1
2)。
【0048】ガス使用量Gs>(総使用許可ガス量Ga
−警告判定値)の場合(ステップS12でY)、CPU
102bは、ガス使用量Gsと総使用許可ガス量Gaと
の差であるガス残量が警告判定値以下であると判断し
て、まず、催促済フラグF1がオンしているか否かを判
断する(ステップS13)。
【0049】催促済フラグF1がオフのとき(ステップ
S13でN)、CPU102bは、ガス残量が警告判定
値以下になったことに応じて、追加料金の支払いを催促
する催促信号をまだ出力していないと判断して、催促信
号を管理センタ20に送信すると共に、催促済フラグF
1をオンした後(ステップS14)、残量管理処理II
を終了する。
【0050】この催促信号を受け取ると管理センタ20
側内のホストコンピュータは、消費者宅の加入者電話機
13に自動的に電話をかけ、追加料金の支払いを催促す
ると共に、猶予期間として定めた例えば3日程度でガス
供給が遮断される旨を伝える。この消費者への催促は、
加入者電話機13を用いたものでなく、例えば、電子メ
ールなどを用いることも考えられる。
【0051】また、催促信号を受け取ると管理センタ2
0側内のホストコンピュータが、その消費者の名前、電
話番号などを表示して、ガス会社員自身が消費者に電話
して催促することも考えられる。さらに、催促信号を受
け取ると管理センタ20側内のホストコンピュータが、
その消費者の名前、住所などを印刷した催促はがきなど
を作成して、ガス会社員が作成された催促はがきを郵送
するようにしてもよい。
【0052】一方、催促済フラグF1がオンのとき(ス
テップS13でY)、CPU102bは、ガス残量が警
告判定値以下になったことに応じて、追加料金の支払い
を催促する催促信号をすでに出力したと判断して、ガス
使用量Gsが総使用許可ガス量Gaに達したか否かを判
断する(ステップS15)。
【0053】達していれば(ステップS15でY)、C
PU102bは、残量遮断手段として働き、ガス残量が
なくなったと判断して、遮断弁104に対して弁閉信号
を出力し、ガス容器からガス器具12へのガス供給を遮
断すると共に、管理センタ20に対して残量遮断を行っ
た旨を通知して(ステップS16)、残量管理処理II
を終了する。一方、達していなければ(ステップS15
でN)、CPU102bは、直ちに残量管理処理IIを
終了する。
【0054】また、ガス使用量Gsが(総使用許可ガス
量Ga−警告判定値)以下である場合(ステップS12
でN)、CPU102bは、ガス使用量Gsと総使用許
可ガス量Gaとの差であるガス残量が警告判定値を超え
ていないと判断して、次に、催促済フラグF1がオンし
ているか否かを判断する(ステップS17)。
【0055】催促済フラグF1がオンの場合(ステップ
S17でY)、CPU102bは、ガス残量が警告判定
値以下となった後に、追加料金の支払いがあったと判断
して、催促済フラグF1をオフした後(ステップS1
8)、残量管理処理IIを終了する。一方、催促済フラ
グF1がオフの場合(ステップS17でN)、CPU1
02bは、直ちに、残量管理処理IIを終了する。
【0056】なお、膜式流量センサを用いたガスメータ
10の場合、CPU102bは、膜式流量センサからの
パルスの出力に応じて、上記残量管理処理IIを開始す
ると共に、ステップS7においてはパルスに基づき、ガ
ス流量Gqを検出する。
【0057】また、上述した残量管理処理IIと並列
に、CPU102bは、合計流量遮断手段として働き、
予め定めた合計流量遮断値を超えたガス流量が流れてい
る場合、元栓の誤開放やゴムホースの抜けなどがあると
判断して、遮断弁104に対して弁閉信号を出力し、ガ
ス容器からガス器具12へのガス供給を遮断すると共
に、管理センタ20に対して合計流量遮断を行った旨を
通知する合計流量遮断処理を行っている。
【0058】さらに、ガスメータ10内のCPU102
bは、上記残量管理処理I、残量管理処理IIと並行し
て、上記合計流量遮断値及び警告判定値を学習によっ
て、設定し直す学習・設定処理を行っている。
【0059】学習・設定処理において、ガスメータ10
内のCPU102bは、図7に示すように、合計流量遮
断値を3.4m3/h(上限値)と0.9m3/h(下限
値)の範囲内で設定し直す。また、3.4m3/h〜
0.9m3/hの合計流量遮断値の設定範囲は、0.9
3/h〜1.5m3/hのS領域、1.5m3/h〜
2.6m3/hのM領域及び2.6m3/h〜3.4m3
/hのL領域の3つの領域に分けられている。
【0060】また、ガスメータ10内のCPU102b
は、合計流量遮断値をS領域に設定すると、警告判定値
をα(=定数)に設定し、M領域に設定すると警告判定
値を2α、L領域に設定すると警告判定値を3αに設定
する。
【0061】上記αは、合計流量遮断値がS領域に設定
されている消費者宅が猶予期間(例えば3日)で消費す
る平均ガス量に相当し、上記2αは、M領域に設定され
ている消費者宅が猶予期間で消費する平均ガス量に相当
し、上記3αは、L領域に設定されている消費者宅が猶
予期間で消費する平均ガス量に相当する。
【0062】また、ガスメータ10内のCPU102b
は、合計流量遮断値がS、M、L領域の何れに設定され
ているかを表示部106に表示する。なお、上記説明で
用いられた数値はすべて一例であり、これに限定される
ものではない。
【0063】次に、上記学習・設定処理におけるガスメ
ータ10内のCPU102bの動作について、図8のフ
ローチャートを参照して説明する。まず最初に、ガスメ
ータ10内のCPU102bは、合計流量遮断値を3.
4m3/hに設定し、警告判定値を3αに設定する初期
設定処理を行う(ステップS19)。また、初期設定処
理において、CPU102bは、合計流量遮断値がL領
域に設定されている旨を表示部106に表示する。次
に、ガス流量Gqが例えば21l/h以上であり、ガス
器具12が使用されていることを検出すると(ステップ
S20でY)、仮設定・本設定処理を行う(ステップS
21)。
【0064】仮設定・本設定処理において、ガスメータ
10内のCPU102bは、ガス器具12の使用を検出
した時点から3日間を仮設定するための学習期間及び1
4日間を本設定をするための学習期間として設定する。
そして、仮設定するための学習期間が経過すると、CP
U102bは、その学習期間中の最大ガス流量に安全率
β1を乗じた値に合計流量遮断値を設定し直す。
【0065】次に、CPU102bは、設定し直された
合計流量遮断値がS、M、Lの何れの領域にあるかを識
別する。そして、CPU102bは、識別した領域に応
じて警告判定値も設定し直すと共に、合計流量遮断値が
識別した領域に設定されている旨を表示部106に表示
する。
【0066】その後、本設定をするための学習期間が経
過すると、CPU102bは、その学習期間の最大ガス
流量に安全率β2(<β1)を乗じた値に合計流量遮断
値を設定し直す。CPU102bは、設定し直された合
計流量遮断値がS、M、Lの何れの領域にあるかを識別
する。そして、CPU102bは、識別した領域に応じ
て警告判定値も設定し直すと共に、識別した領域に設定
されている旨を表示部106に表示する。
【0067】次に、CPU102bは、現在、合計流量
遮断値の55%である監視レベル1以上のガス流量が流
れているか否かを判断する(ステップS22)。監視レ
ベル1以上のガス流量が流れていた場合(ステップS2
2でY)、CPU102bは、増加学習・設定処理を行
う(ステップS23)。
【0068】増加学習・設定処理において、CPU10
2bは、まず、監視レベル1を超えた時点のガス流量に
安全率β1を乗じた値に合計流量遮断値を仮設定し直
す。次に、CPU102bは、監視レベル1を超えた時
点から7日間を学習期間として設定し、この7日間の間
に、再び監視レベル1(仮設定し直す前の合計流量遮断
値の55%)を超えるガス流量が流れたとき、そのガス
流量に安全率β2を乗じた値に合計流量を設定し直し
て、増加学習・設定処理を終了して、次のステップS2
4に進む。
【0069】ステップS24において、CPU102b
は、残量管理処理IIを行った結果、合計流量遮断及び
残量遮断の何れかが行われたか否かを判断する。その結
果、合計流量遮断及び残量遮断の何れかが行われた場合
(ステップS24でY)、CPU102bは、学習・設
定処理を終了する。一方、合計流量遮断も残量遮断も行
われていない場合(ステップS24でN)、CPU10
2bは、再び、ステップS22に戻る。
【0070】一方、CPU102bは、上記7日間の間
に、監視レベル1を超えるガス流量が流れなかったとき
は、仮設定し直す前の値に合計流量遮断値を設定し直
す。また、増加学習・設定処理において、CPU102
bは、合計流量遮断値が設定し直される毎に、設定し直
された合計流量遮断値がS、M、Lの何れの領域にある
かを識別する。そして、CPU102bは、識別した領
域に応じて警告判定値も設定し直すと共に、合計流量遮
断値が識別した領域に設定されている旨を表示部106
に表示する。
【0071】これに対して、監視レベル1以上のガス流
量が流れていない場合(ステップS22でN)、CPU
102bは、現在、設定されている合計流量遮断値の3
6%である監視レベル2以下のガス流量が流れているか
否かを判断する(ステップS25)。監視レベル2以下
のガス流量が流れていた場合(ステップS25でY)、
CPU102bは、減少学習・設定処理を行う(ステッ
プS26)。
【0072】減少学習・設定処理において、CPU10
2bは、まず、監視レベル2以下となった時点からガス
流量が監視レベル2を上回るまでの間を学習期間として
設定する。そして、CPU102bは、この学習期間が
28日以上になると、その間の最大ガス流量に安全率β
2を乗じた値に合計流量遮断値を設定し直して、減少学
習・設定処理を終了する。一方、この学習期間が28日
未満であると、CPU102bは、設定し直すことな
く、直ちに減少学習・設定処理を終了する。CPU10
2bは、上記減少学習・設定処理を終了すると、ステッ
プS24に進む。
【0073】以上述べた学習・設定処理からも明らかな
ように、CPU102bは、設定手段及び報知手段とし
て働く。また、この学習・設定処理によって、検出され
たガス流量に基づき学習した、ガスメータ10が設置さ
れている消費者宅のガス利用状況に応じた値に、警告判
定値を設定することができる。このため、警告判定値以
上の判定に応じて、消費者宅に追加支払の催促を行え
ば、この催促から、ガス残量がなくなりガス供給遮断が
行われるまでの間の猶予期間が、ガス使用量の少ない消
費者宅と、ガス使用量の多い消費者宅とで異ならないよ
うにすることができる。つまり、ガス会社側が、ガス料
金の追加支払を催促してから、ガス供給遮断までの猶予
期間をどの消費者宅でもほぼ一定にすることができる。
【0074】また、学習・設定処理において、CPU1
02bは、学習期間中に得られるガス流量に基づき、警
告判定値及び合計流量遮断値の両者を設定し直してい
る。このため、警告判定値及び合計流量遮断値を設定し
直すために、各々別途に学習期間を設けたり、学習期間
中のガス流量を収集しなくてもよい。
【0075】また、学習・設定処理において、CPU1
02bは、学習期間中に得られるガス流量に基づき、最
初に合計流量遮断値を設定し直した後、次に、その合計
流量遮断値に応じて警告判定値を設定し直している。こ
れにより、警告判定値及び合計流量遮断値を設定し直す
ために、各々別途に学習期間中のガス流量に基づきガス
利用状況を学習しなくてもよい。
【0076】また、学習・設定処理において、CPU1
02bは、0.9m3/h(上限値)〜3.4m3/h
(下限値)の範囲内で合計流量遮断値を設定し直すと共
に、範囲をS、M、Lの3つの領域に分け、設定し直さ
れた合計流量遮断値が設定された領域に応じた値に警告
判定値を設定し直している。このため、簡単に警告判定
値を設定し直すことができる。
【0077】さらに、学習・設定処理において、CPU
102bは、合計流量遮断値の設定領域を報知するため
の領域と、警告判定値を設定し直すための領域とを同一
の領域にしている。このため、合計流量遮断値の設定領
域報知用及び警告判定値の設定し直し用の各々別々に領
域を設ける必要がない。
【0078】なお、上述した実施形態では、ガス残量の
監視及びガス残量が判定値以下であるか否かの判定をガ
スメータ10側で行っていた。しかしながら、ガスメー
タ10が、ガス流量を検針情報として管理センタ20側
に送信できるものであれば、管理センタ20側で行って
も良い。この場合、警告判定値の設定し直しは、検針情
報に基づき、管理センタ20側が行う場合と、上述した
実施形態のようにガスメータ10側が行って、管理セン
タ20に送信する場合とが考えられる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2記
載の発明によれば、警告判定値以上の判定に応じて、消
費者宅に追加支払の催促を行えば、この催促から、ガス
残量がなくなりガス供給遮断が行われるまでの間の猶予
期間が、ガス使用量の少ない消費者宅と、ガス使用量の
多い消費者宅とで異ならないようにすることができるの
で、催促されてから、ガス供給遮断までの猶予期間をど
の消費者宅でもほぼ一定にすることができる前払い式の
ガス残量管理システム及び当該システムに用いられるガ
スメータを得ることができる。
【0080】請求項3記載の発明によれば、所定の学習
期間中、検出されたガス流量に基づき、警告判定値及び
合計流量遮断値の両者を設定し直すことにより、警告判
定値及び合計流量遮断値を設定し直すために、各々別途
に学習期間を設けたり、学習期間中のガス流量を収集し
なくてもよいので、処理速度の速いコンピュータなどを
用いる必要がなく、コストダウンを図ったガスメータを
得ることができる。
【0081】請求項4記載の発明によれば、学習期間中
のガス流量に基づき学習した、ガス利用状況に応じた値
に、合計流量を設定し直した後、合計流量遮断値に応じ
て警告判定値を設定し直すことにより、警告判定値及び
合計流量遮断値を設定し直すために、各々別途に学習期
間中のガス流量に基づきガス利用状況を学習する必要が
ないので、処理速度の速いコンピュータなどを用いる必
要がなく、コストダウンを図ったガスメータを得ること
ができる。
【0082】請求項5記載の発明によれば、より一層、
簡単に警告判定値を設定し直すことができるので、処理
速度の速いコンピュータなどを用いる必要がなく、コス
トダウンを図ったガスメータを得ることができる。
【0083】請求項6記載の発明によれば、合計流量遮
断値の設定領域を報知するための領域と、警告判定値を
設定し直すための領域とを各々別々に設ける必要がない
ので、領域を記憶するためのメモリ容量を少なくするこ
とができ、コストダウンを図ったガスメータを得ること
ができる。
【0084】請求項7記載の発明によれば、料金未払い
分に対するガス供給を行わなくて良くなるので、ガス料
金を消費者から確実に回収でき、無駄なガスの供給を防
止することができるガスメータを得ることができる。
【0085】請求項8記載の発明によれば、ガスメータ
側で勝手にガス供給を復帰させることができなくなるの
で、ガス料金を消費者から確実に回収でき、無駄なガス
の供給を防止することができるガスメータを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前払い式のガス残量管理システムの一実施の形
態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す前払い式のガス残量管理システムに
用いられるガスメータ10の詳細を示す図である。
【図3】図2のガスメータ10を構成するμCOM10
2の詳細を示す図である。
【図4】使用許可処理における管理センタ20内のホス
トコンピュータの動作について説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】残量管理処理Iにおけるガスメータ10内のC
PU102bの動作について説明するためのフローチャ
ートである。
【図6】残量管理処理IIにおけるガスメータ10内の
CPU102bの動作について説明するためのフローチ
ャートである。
【図7】合計流量遮断値の設定範囲をS、M、L領域に
分けた場合の一例を示す図である。
【図8】学習・設定処理におけるガスメータ10内のC
PU102bの動作について説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 ガスメータ 12 ガス器具 20 管理センタ 102b CPU(残量管理手段、設定手段、合計流量
遮断手段、報知手段、 残量遮断手段、復帰手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 15/06 101 G07F 15/06 101 Fターム(参考) 2F030 CC13 CE01 CE09 CF05 CF08 2F075 GG04 GG16 GG17 3E047 JA03 KA08 LA01 LA03 5K101 KK11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス容器から下流側のガス器具へと流れ
    るガス流量を検出し、該検出したガス流量を積算してガ
    ス使用量を計量するガスメータと、ガス料金の前支払い
    金額に応じた量のガス使用を許可する管理センタと、前
    記ガスメータ及び前記管理センタ間の通信を通じて、前
    記ガスメータにおいて計量されたガス使用量と前記使用
    許可されたガス量との差であるガス残量を監視し、前記
    ガス残量が警告判定値以下であるか否かの判定を行う残
    量管理手段とを備えた前払い式のガス残量管理システム
    であって、 前記ガスメータによって、所定の学習期間中、検出され
    たガス流量に基づき、前記警告判定値を設定し直す設定
    手段とをさらに備えたことを特徴とする前払い式のガス
    残量管理システム。
  2. 【請求項2】 ガス容器から下流側のガス器具へと流れ
    るガス流量を検出し、該検出したガス流量を積算してガ
    ス使用量を計量するガスメータにおいて、 管理センタによって、ガス料金の前払い金額に応じた量
    のガスの使用が許可されているとき、前記計量されたガ
    ス使用量と前記使用許可されたガス量との差であるガス
    残量を監視し、前記ガス残量が警告判定値以下であるか
    否かの判定を行う残量管理手段と、 前記ガスメータによって、所定の学習期間中、検出され
    たガス流量に基づき、前記警告判定値を設定し直す設定
    手段とをさらに備えたことを特徴とするガスメータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のガスメータであって、 前記検出されたガス流量を監視し、予め定めた合計流量
    遮断値を超えたガス流量となったとき、前記ガス容量か
    ら前記ガス器具へのガス供給を遮断させる合計流量遮断
    手段をさらに備え、 前記設定手段は、前記ガスメータによって、所定の学習
    期間中、検出されたガス流量に基づき、前記警告判定値
    及び前記合計流量遮断値の両者を設定し直すことを特徴
    とするガスメータ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のガスメータであって、 前記設定手段は、前記ガスメータによって、所定の学習
    期間中、検出されたガス流量に基づき、前記合計流量遮
    断値を設定し直した後、当該設定し直した合計流量遮断
    値に基づき、前記警告判定値を設定し直すことを特徴と
    するガスメータ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のガスメータであって、 前記設定手段は、予め定めた上限値と下限値の範囲内で
    前記合計流量遮断値を設定し直すと共に、前記範囲を複
    数の領域に分け、前記設定し直された合計流量遮断値が
    設定された領域に応じた値に前記警告判定値を設定し直
    すことを特徴とするガスメータ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のガスメータであって、 前記合計流量遮断値が設定されている前記領域を報知す
    る報知手段を備えたことを特徴とするガスメータ。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6何れか1項記載のガスメー
    タであって、 前記ガス残量がなくなったとき、前記ガス容器から前記
    ガス器具へのガス供給を遮断させる残量遮断手段をさら
    に備えたことを特徴とするガスメータ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のガスメータであって、 前記残量遮断手段によりガス供給が遮断したとき、前記
    管理センタから送信される復帰許可の通知に応じて、前
    記ガス供給を復帰させる復帰手段をさらに備えたことを
    特徴とするガスメータ。
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