JPH11120435A - ガス供給制御装置 - Google Patents

ガス供給制御装置

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JPH11120435A
JPH11120435A JP29330497A JP29330497A JPH11120435A JP H11120435 A JPH11120435 A JP H11120435A JP 29330497 A JP29330497 A JP 29330497A JP 29330497 A JP29330497 A JP 29330497A JP H11120435 A JPH11120435 A JP H11120435A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスの供給を確実に制限するシステムを低コ
ストで実現する。 【解決手段】 カード装置20はガスメータ10から容
易に着脱できるように接続される。そして、メータ制御
部14はデータを記憶するためのEEPROMを備え、
カード装置20が一度も接続されたことがない状態では
通常の検針用ガスメータとして機能し、カード装置20
が一度でも接続された以降はそのデータを記憶しプリペ
イド専用機として機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリペイドカード
に記憶されたデータに基づいてガスを使用可能とするガ
ス供給制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガスの使用可能量が予め記憶
されたカードが挿入されることによりプロパンガス等の
燃料ガスの供給を可能にするといったガス供給制御装置
が考えられている。こういったガス供給制御装置では、
従来ガス検針のため各家庭に設置されているガス計量用
のガスメータに所定のカードからのデータの読み込み及
び書き込みをするためのカード装置を通信可能に接続
し、挿入されたカードからガスの使用可能量を読み込む
と共に、ガスメータからガスの使用量に基づいて出力さ
れるパルス信号に基づいてその使用可能量を減算する。
その後、使用可能量が無くなると、カード装置からガス
メータに遮断指令を送信することによりガスメータに設
けられる異常時遮断用の遮断弁を閉弁させてガスを使用
できなくする。このような構成により、ガス料金を前払
いで確実に徴収することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ような構成では、従来のガスメータをそのまま利用しよ
うとするとカード装置からの遮断指令によりガスメータ
の遮断弁を制御する必要があり、カード装置とガスメー
タとの間の通信が遮断されるとガスメータに遮断指令信
号を送信することができず、ガスの使用を禁止させるこ
とができないため容易に不正使用が可能となってしまう
といった問題があった。かといって、ガスの供給を制限
するための専用装置を別途製造すると製造コストが大幅
に高くなってしまう。また、ガスメータには遮断弁を閉
弁させた後開弁状態に復帰させるため復帰操作を行なう
必要があり、復帰操作から所定時間内にガスの流れを検
出した場合にはガス漏れと判断して再び遮断弁を閉弁す
るという復帰安全機能を備えるため、開弁後しばらくは
ガスが使用できないという問題があった。本発明のガス
供給制御装置は上記課題を解決し、ガスの供給を確実に
制限するシステムを低コストで実現することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のガス供給制御装置は、各家庭のガス
供給口に設けられガス使用量を常時計量する計量手段及
び異常検出時にはガス供給路を遮断する遮断手段を備え
たガスメータと、上記ガスメータと通信可能に接続し、
挿入されたカードからガスの使用可能量に対応した残高
データを読み込み、上記計量手段により計量するガス使
用量に基づいてガスの使用可能量を減算するように該残
高データを書き換えるカード書換装置とを備え、上記残
高データに基づいたガスの使用可能量が無くなった場合
には上記ガス供給路を遮断してガスの使用を禁止するガ
ス供給制御装置であって、上記カード書換装置を上記ガ
スメータから取り外し可能とすると共に、上記ガスメー
タに、上記カード書換装置から受信する所定の信号によ
り上記残高データに基づいたガスの使用可能量があると
判断している状態でのみガスを使用可能とするように、
上記遮断手段によりガス使用量を制限する制限手段と、
上記カード書換装置が一度でも接続されたことがあるか
どうかを記憶する記憶手段と、上記記憶手段により上記
カード書換装置が一度も接続されたことがないと記憶し
ている状態では上記制限手段による制限を行なわないよ
うにする制限無効手段とを備えたことを要旨とする。
【0005】上記課題を解決する本発明の請求項2記載
のガス供給制御装置は、各家庭のガス供給口に設けられ
ガス使用量を常時計量する計量手段と、異常検出時には
ガス供給路を遮断する遮断手段と、上記遮断手段により
上記ガス供給路を遮断した状態で所定の操作がされるこ
とにより該ガス供給路を開く復帰手段と、上記復帰手段
により上記ガス供給路を開いてから所定時間内に上記計
量手段によりガスの流れを検出した場合には上記遮断手
段により該ガス供給路を再び遮断する復帰安全手段と、
挿入されたカードからガスの使用可能量に対応した残高
データを読み込み、上記計量手段により計量するガス使
用量に基づいてガスの使用可能量を減算するように該残
高データを書き換えるカード書換手段と、上記残高デー
タに基づいたガスの使用可能量があると判断している状
態でのみガスを使用可能とするように、上記遮断手段に
よりガス使用量を制限する制限手段とを備え、上記制限
手段は上記ガス供給路を開いている状態で上記計量手段
によりガスの流れを検出していない場合には、ガスの使
用可能量があると判断している状態でなくてもガスの流
れを検出するまでは該ガス供給路を遮断しないことを要
旨とする。
【0006】上記課題を解決する本発明の請求項3記載
のガス供給制御装置は、請求項1又は2記載のガス供給
制御装置において、上記残高データもしくはそれに対応
した値を表示する表示器を備え、異常検出時には異常内
容に応じた異常コードを該表示器に表示することを要旨
とする。
【0007】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
ガス供給制御装置は、各家庭のガス供給口に設けられる
ガスメータに、カードの読み込み及び書き換えを行なう
カード書換装置を通信可能に接続する。カード書換装置
は挿入されたカードからガスの使用可能量に対応した残
高データを読み込み、ガスメータにより計量するガス使
用量に基づいてガスの使用可能量を減算するように残高
データを書き換える。そして、残高データに基づいたガ
スの使用可能量が無くなった場合にはガス供給路を遮断
してガスの使用を禁止することで、ガス料金を前払いで
徴収することができる。また、ガスメータはカード書換
装置から受信する所定の信号により残高データに基づい
たガスの使用可能量があると判断している状態でのみガ
スを使用可能とするようにガス使用量を制限すること
で、カード書換装置を外してガスを不正使用できないよ
うにすることができる。更に、ガスメータはカード書換
装置が一度でも接続されたことがあるかどうかを記憶
し、カード書換装置が一度も接続されたことがない状態
ではガス使用量の制限を行なわないようにする。そのた
め、カード書換装置を一度も接続しなければガス使用量
の制限を行なわない検針用ガスメータとして使用するこ
とができ、カード書換装置を一度でも接続すればガス使
用量を制限する専用ガスメータとして使用することがで
きる。従って、ガス料金を前払いで徴収する使用形態と
そうでない使用形態とでガスメータを共通化することが
できる。
【0008】上記構成を有する本発明の請求項2記載の
ガス供給制御装置は、異常検出時にはガス供給路を遮断
することで危険を防止する。そして、ガス供給路を遮断
した状態で所定の操作がされることによりガス供給路を
開き、ガス供給路を開いてから所定時間内にガスの流れ
を検出した場合にはガス供給路を再び遮断することで、
ガス栓や器具栓等の閉め忘れによる生ガスの流出を防止
する。また、挿入されたカードからガスの使用可能量に
対応した残高データを読み込み、ガス使用量に基づいて
ガスの使用可能量を減算するように残高データを書き換
える。そして、残高データに基づいたガスの使用可能量
があると判断している状態でのみガスを使用可能とする
ようにガス使用量を制限する。また、ガス供給路を開い
ている状態でガスの流れを検出していない場合には、ガ
スを使用可能でない状態となってもガスの流れを検出す
るまでガス供給路を遮断しないようにする。例えばガス
を使用していない状態であればカードが抜き取られても
ガス供給路を遮断しないようにして、ガス供給路をでき
るだけ遮断しないようにすることで復帰に要する手間を
減らすことができる。
【0009】更に、上記構成を有する本発明の請求項3
記載のガス供給制御装置は、残高データもしくはそれに
対応した値を表示する表示器を備え、異常検出時には異
常内容に応じた異常コードを表示器に表示する。そのた
め、ガスが遮断された原因を使用者に即座に知らせるこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のガス供給制御
装置の好適な実施例について説明する。図1は、本発明
の一実施例としてのガス供給制御装置の説明図である。
このガス供給制御装置は、ICカード30に記憶される
残高データに基づいてガスを使用可能とする前払い制の
ガス料金システムを実現するもので、大別して各家庭の
ガス供給路1の途中に設けられるガスメータ10と、I
Cカード30の挿入部となるカード装置20とからな
る。
【0011】ガスメータ10は、ガス供給路1から各家
庭に供給されるガス量を計量する計量部11と、ガス供
給路1を開閉する遮断弁12と、カード装置20と通信
するためのメータ通信部13と、遮断弁12を閉弁状態
から開弁状態に復帰させるためのリセットスイッチ14
と、これらを制御するメータ制御部15とを備える。
【0012】ガスメータ10は計量部11によりガスの
使用量を常時計量する。そして、使用量に応じて図示し
ない表示メータが回転して使用量に対応した数値を表示
する構成となっており、ガスの検針が可能となってい
る。また、過剰なガス流量の検出やガスの流れの長期間
の継続等異常を検出した場合には、遮断弁12を閉弁し
てガスの供給を停止させてガス漏れ等の危険を防止する
といった異常時遮断処理を行なう。
【0013】また、遮断弁12が閉弁している状態でリ
セットスイッチ14が押操作されると、遮断弁12を開
弁すると共に、開弁から1分間の間に計量部によりガス
の流れを検出した場合にはガス栓や器具栓の閉め忘れ等
があると判断し、遮断弁12を再び閉弁して生ガスの流
出を防止するといった復帰安全処理を行なう。
【0014】カード装置20は、ICカード30に記憶
されるデータの読み込み及び書き換えをするためのリー
ドライト部21と、残高度数を表示する表示部22と、
ガスメータ10と通信するためのカード通信部23と、
これらを制御するカード制御部24とから構成される。
カード通信部23とメータ通信部13とは通信ケーブル
25で接続されており、相互通信が可能となっている。
また通信ケーブル25とガスメータ10とはコネクタ2
6により接続され、容易に取り外しが可能となってい
る。
【0015】ICカード30は、ガス料金を前払いする
ことにより更新される残高データ等の複数のデータを記
憶するためのEEPROM(不揮発性メモリ)を内蔵
し、カード表面にはリードライト部21と電気的に接続
するための端子31を備える。
【0016】リードライト部21は、手動により挿し込
まれたICカード30を定位置で保持した状態でデータ
の読み込み及び書き換えを行なう。そのため、磁気カー
ドのリーダ装置のようにカード搬送用モータや磁気ヘッ
ドといった部品が必要なく、コンパクトに構成できる。
【0017】表示部22は2桁の7セグメントLEDか
らなり、ICカード30に記憶される残高データを残高
度数に換算して表示する。
【0018】カード制御部24は、ICカード30が挿
し込まれるとリードライト部21により記憶されている
残高データを読み込む。そして、残高がある場合にはガ
スの使用を許可する旨の使用許可信号をガスメータ10
に送信する。
【0019】また、メータ制御部15はデータを記憶す
るためのEEPROMを備え、カード装置20が一度で
も接続されたことがあるかどうかを記憶する。そして、
カード装置20が一度も接続されたことがない状態では
従来の検針用ガスメータと同様に機能し、カード装置2
0が一度でも接続された以降はそのデータを記憶しプリ
ペイド専用機として機能する。
【0020】ガスメータ10はプリペイド専用機として
機能すると、計量部11により所定の単位量のガスの使
用を検出する毎に単位量検出信号をカード装置に送信す
る。そしてカード制御部24は、単位量検出信号を受信
する毎に残高データから所定値減算することでガスの使
用可能量を単位量減算する。更に、ガスメータ10はカ
ード装置20から使用許可信号を受信している状態での
みガスを使用可能とするようにガスの使用を制限する。
そのため、残高があると判断している状態でのみガスの
使用が可能となり、残高が無くなったりカードが抜き取
られたりして使用許可信号が受信されなくなると、遮断
弁12を即座に閉弁してガスの使用を禁止する。一方、
ガスの流れを検出していない状態では、使用許可信号が
受信されなくなっても遮断弁12を即座に閉弁せず開弁
状態を継続させ、この状態でガスの流れを検出した時点
で遮断弁12を閉弁する。このように制御するのは、遮
断弁12をできるだけ閉弁しないようにして、リセット
スイッチ14により遮断弁12を開弁させる手間を少な
くすると共に、復帰安全処理を少なくして使い勝手を損
なわないようにし、また電磁弁の耐久性を向上させるた
めである。従って、ガス未使用状態であればカードを抜
き取っても遮断弁12が閉弁されず、遮断弁12を閉弁
させることなく残高の更新が可能となるため、通常使用
により遮断弁12が閉弁してしまうことをほとんど無く
すことができる。しかも、復帰安全処理の処理条件等を
何等制限しないため安全性を損なわない。
【0021】また、ガスメータ10により過剰なガス流
量の検出やガスの流れの長期間の継続等異常を検出した
場合には、その異常内容に応じたエラーコードをカード
装置20に送信する。そしてカード制御部24は、受信
したエラーコードを表示部22に表示させることで、使
用者に異常内容を報知する。
【0022】次に、カード制御部24の行なう制御処理
について、図2のフローチャートを用いて説明する。I
Cカード30が挿入されたことを検出すると(S1)、
残高データを読み込んで表示部22に残高度数を表示す
る(S2)。そして、残高があると判断した場合には
(S3:YES)、ガスメータ10に使用許可信号を送
信する(S4)。そして、ガスメータ10から単位量検
出信号を受信する毎に(S5:YES)残高データから
所定値減算する(S6)。そして、残高があると判断し
ている間は使用許可信号の送信を継続する。一方、ガス
メータ10からエラーコードを受信した場合には(S
7:YES)、表示部22にそのエラーコードを表示し
て(S8)使用者に異常内容を報知する。その後、IC
カード30が抜き取られた時点で(S9:NO)制御を
終了する(S10)。
【0023】次に、メータ制御部15の行なう制御処理
について、図3のフローチャートを用いて説明する。ま
ず、メータ制御部15のEEPROMの記憶データから
カード装置20が一度でも接続されたことがあるかどう
かをチェックし、一度も接続されたことがないと判断し
た場合には(S11:NO)従来の検針用ガスメータと
同様に機能する。そして、異常を検出した場合には(S
12:YES)、遮断弁12を閉弁して(S19)ガス
の使用を禁止し、リセットスイッチ14がオンされるま
で待機する(S20:NO)。その後、リセットスイッ
チ14がオンされると(S20:YES)遮断弁12を
開弁し(S21)、開弁から1分間の間にガスの流れが
検出されるかどうかをチェックして(S22)、ガスの
流れを検出した場合には(S23:YES)遮断弁12
を再び閉弁する(S19)といった復帰安全処理を行な
う。
【0024】一方、ステップ11において、カード装置
20が一度でも接続されていると判断した場合には(S
11:YES)、プリペイド専用機として機能する。そ
して、遮断弁12を開弁した状態でガスの流れを検出す
ると(S13:YES)、カード装置20から使用許可
信号を受信しているかどうかをチェックし、受信してい
る場合には(S14:YES)単位量を検出する毎に
(S15:YES)単位量検出信号をカード装置20に
送信する(S16)。また、使用許可信号を受信してい
ない場合には(S14:NO)、遮断弁12を閉弁して
(S19)ガスの使用を禁止する。一方、遮断弁12を
開弁した状態で異常を検出した場合には(S17:YE
S)、カード装置20にエラーコードを送信すると共に
(S18)遮断弁12を閉弁して(S19)ガスの使用
を禁止する。
【0025】以上説明したように、本実施例のガス供給
制御装置によれば、ガスメータ10はカード装置20が
一度も接続されたことがない状態では従来の検針用ガス
メータと同様に機能し、カード装置20が一度でも接続
された以降はカード装置20から使用許可信号を受信し
ている状態でのみガスを使用可能とするようにガスの使
用を制限するプリペイド専用機として機能することで、
ガス料金を前払いで徴収する使用形態とそうでない使用
形態とでガスメータ10を共通化して製造コストを抑え
ることができ、しかも従来のガスメータ10にカード装
置20の接続を記憶する記憶機能を付加すると共に制御
処理を若干変更しただけであるため、安価な付加コスト
で実現することができる。また、カード装置20を一度
でも接続すると、その後は常に残高データに基づいた制
限を行なうため、制限が必要な使用形態でありながらカ
ード装置20を外してガスを不正使用することを防止す
ることができる。更に、ガス未使用状態であれば使用許
可信号が受信されなくなっても遮断弁12を閉弁させな
いことにより、通常使用により遮断弁12が閉弁してし
まうことをほとんど無くすことができるため使い勝手を
損なわず、しかも復帰安全処理の処理条件等を何等制限
しないため安全性を損なわない。加えて、異常検出時に
はその異常内容に応じたエラーコードを表示部22に表
示させることで、異常検出時にガスの供給を遮断した際
には使用者に異常内容を即座に知らせることができる。
【0026】また、カード装置20をガスメータ10か
ら別体で設けることで、カード装置20を室内に設置で
きるため使い勝手がよい。また、記憶媒体にICカード
30を用いて手動による挿込み方式とすることで、カー
ド装置20の構造を簡単にしてコンパクトにすることが
できる。更に、ICカード30を用いることで、磁気カ
ードに比べて繰り返しの使用に強く、残高が少なくなっ
た場合にはデータを更新することにより同一のカードを
長期間使用できるためカードの発行コストを低減するこ
とができる。
【0027】尚、残高データは、前払い金額,ガスの使
用可能量,残高度数等、任意の単位で記憶可能である。
また、ICカード40の挿入により遮断弁12を復帰さ
せるようにしてもよい。また、残高データの記憶媒体は
ICカード40に限ったものではなく、例えば磁気カー
ドを用いてもよい。
【0028】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のガス供給制御装置によれば、カード書換装置から
受信する所定の信号に基づいてガスを使用可能とするこ
とで、カード書換装置を外すことによりガスを不正使用
することを防止することができる。また、ガス料金を前
払いで徴収する使用形態とそうでない使用形態とでガス
メータを共通化して製造コストを抑えることができ、し
かも従来のガスメータにカード書換装置の接続を記憶す
る記憶手段を付加すると共に制御処理を若干変更しただ
けであるため、安価な付加コストで実現することができ
る。
【0030】更に、本発明の請求項2記載のガス供給制
御装置によれば、ガス未使用状態であればガスを使用可
能でない状態であってもガス供給路を遮断しないことに
より、通常使用によりガス供給路を遮断してしまうこと
をほとんど無くすことができるため使い勝手を損なわ
ず、しかも復帰時の安全処理を何等制限しないため安全
性を損なわない。
【0031】更に、本発明の請求項3記載のガス供給制
御装置によれば、異常検出時にはその異常内容に応じた
異常コードを表示部に表示させることで、異常検出時に
ガスの供給を遮断した際には使用者に異常内容を即座に
知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としてのガス供給制御装置の説明図で
ある。
【図2】カード制御部の行なう制御処理を表わすフロー
チャートである。
【図3】メータ制御部の行なう制御処理を表わすフロー
チャートである。
【符号の説明】
10…ガスメータ、 11…計量部、 12…遮断弁、
13…メータ通信部、14…リセットスイッチ、 1
5…メータ制御部、 20…カード装置、21…リード
ライト部、 22…表示部、 23…カード通信部、2
4…カード制御部、 30…ICカード。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各家庭のガス供給口に設けられガス使用
    量を常時計量する計量手段及び異常検出時にはガス供給
    路を遮断する遮断手段を備えたガスメータと、 上記ガスメータと通信可能に接続し、挿入されたカード
    からガスの使用可能量に対応した残高データを読み込
    み、上記計量手段により計量するガス使用量に基づいて
    ガスの使用可能量を減算するように該残高データを書き
    換えるカード書換装置とを備え、 上記残高データに基づいたガスの使用可能量が無くなっ
    た場合には上記ガス供給路を遮断してガスの使用を禁止
    するガス供給制御装置であって、 上記カード書換装置を上記ガスメータから取り外し可能
    とすると共に、上記ガスメータに、 上記カード書換装置から受信する所定の信号により上記
    残高データに基づいたガスの使用可能量があると判断し
    ている状態でのみガスを使用可能とするように、上記遮
    断手段によりガス使用量を制限する制限手段と、 上記カード書換装置が一度でも接続されたことがあるか
    どうかを記憶する記憶手段と、 上記記憶手段により上記カード書換装置が一度も接続さ
    れたことがないと記憶している状態では上記制限手段に
    よる制限を行なわないようにする制限無効手段とを備え
    たことを特徴とするガス供給制御装置。
  2. 【請求項2】 各家庭のガス供給口に設けられガス使用
    量を常時計量する計量手段と、 異常検出時にはガス供給路を遮断する遮断手段と、 上記遮断手段により上記ガス供給路を遮断した状態で所
    定の操作がされることにより該ガス供給路を開く復帰手
    段と、 上記復帰手段により上記ガス供給路を開いてから所定時
    間内に上記計量手段によりガスの流れを検出した場合に
    は上記遮断手段により該ガス供給路を再び遮断する復帰
    安全手段と、 挿入されたカードからガスの使用可能量に対応した残高
    データを読み込み、上記計量手段により計量するガス使
    用量に基づいてガスの使用可能量を減算するように該残
    高データを書き換えるカード書換手段と、 上記残高データに基づいたガスの使用可能量があると判
    断している状態でのみガスを使用可能とするように、上
    記遮断手段によりガス使用量を制限する制限手段とを備
    え、 上記制限手段は上記ガス供給路を開いている状態で上記
    計量手段によりガスの流れを検出していない場合には、
    ガスの使用可能量があると判断している状態でなくても
    ガスの流れを検出するまでは該ガス供給路を遮断しない
    ことを特徴とするガス供給制御装置。
  3. 【請求項3】 上記残高データもしくはそれに対応した
    値を表示する表示器を備え、異常検出時には異常内容に
    応じた異常コードを該表示器に表示することを特徴とす
    る請求項1又は2記載のガス供給制御装置。
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