JP2007100997A - 熱交換素子 - Google Patents

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誠 杉山
Takuya Murayama
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Abstract

【課題】全熱交換型換気装置に使用する熱交換素子において、軽量化することができ、また気流の漏れを防止することができ、また通風抵抗を低減することができ、また熱交換効率を向上することができ、また生産性を向上することができ、また軽量化を図りつつ強度を保つことができ、また材料コストを低減することができる熱交換素子を提供することを目的としている。
【解決手段】間隔リブ6と遮蔽リブ7と連結リブ8などを樹脂枠2に一体成形した後に、樹脂枠2に伝熱板3を接合して単位素子4を形成し、その単位素子4を複数積層して、通風路の一段置きに一次気流Aと二次気流Bを流通させて伝熱板3を介して熱交換する熱交換素子1が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用の熱交換型換気扇やビルなどの全熱交換型換気装置に使用する積層構造の熱交換素子に関するものである。
従来、この種の熱交換素子は、コルゲート加工を応用した直交流型構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その熱交換素子について、図6を参照しながら説明する。
図に示すように、熱交換ブロック101は、紙などの伝熱板102と波形の間隔板103の頂点部に接着剤を塗布したものとを貼り合わせたものである。次に、熱交換ブロック101の波形の頂点部に接着剤を塗布して、熱交換ブロック101を交互に90度ずらしながら複数積層接着して熱交換素子104を形成する。
上記構成において、一次気流Aと二次気流Bを流通すると、伝熱板102を介して一次気流Aと二次気流Bの間で熱交換する。
また、この種の熱交換素子には、通風抵抗や熱交換効率などの基本的機能を向上しつつ製造コストを抑えるために、伝熱板間の間隔を保持する部材として、波形の間隔板103の替わりに樹脂成形品を使用し、伝熱板に樹脂を一体成形したものもある(例えば、特許文献2参照)。
以下、その熱交換素子について、図7を参照しながら説明する。
図に示すように、単位素子105は、伝熱性と透湿性または伝熱性のみを有する伝熱板106に、所定間隔に直線状の間隔リブ107などを形成するための型を用い、その型に液状化した樹脂などを流し込み、固化させることにより間隔リブ107を伝熱板106上に形成することによって得られる。この単位素子105を交互に90度ずらしながら積層接着することにより熱交換素子108を形成している。
また、この種の熱交換素子には、通風抵抗や熱交換効率などの基本的機能を向上しつつ製造コストを抑えるために、伝熱板と間隔板とを接合せずに積層することによって熱交換素子を形成したものもある(例えば、特許文献3参照)。
以下、その熱交換素子について、図8を参照しながら説明する。
図に示すように、合成樹脂よりなる間隔板109は、伝熱板110間の間隔を保持する間隔リブ111と、間隔リブ111同士を連結する連結リブ112と、間隔リブ111上に配置された小突起113とを一体成形することによって得られる。伝熱性と透湿性または伝熱性のみを有する伝熱板110は、位置合わせ用穴114を備えたものである。また、位置合わせ用穴114は、間隔板109と伝熱板110を積層した際に小突起113と嵌合するものである。熱交換素子115は、間隔板109を交互に90度ずらしながら積層し、間隔板109間に伝熱板110を介在させることによって得られる。
特公昭47−19990号公報 特開2003−90692号公報 特開平10−170176号公報
このような従来の熱交換素子104では、間隔板103が波形であるために、その板厚によって伝熱板102間に形成される通風路の有効面積が小さくなるとともに、間隔板103が紙などよりなるために通風路の端面の形状が崩れ易く通風抵抗が増加するという課題があり、通風抵抗を低減することが要求されている。また、間隔板103の凸状頂点部に塗布した接着剤が頂点部から染み出し、伝熱板102の有効面積を減少させるため、熱交換効率が低くなるという課題があり、熱交換効率を向上することが要求されている。
また、熱交換素子108の間隔リブ107は、伝熱板106上で液状化した樹脂を固化させるため、樹脂の冷却に多くの時間がかかるとともに、伝熱板106上の間隔リブ107が連結されていないため伝熱板106のたわみが発生することにより、単位素子105を積層する際に位置合わせし難く生産性が低いという課題があり、生産性を向上することが要求されている。
また、伝熱板106上で液状化した樹脂を固化させるため、樹脂が固化する際の収縮に起因する伝熱板106のたわみが発生し、通風抵抗が増加するという課題がある。この課題は、樹脂にガラス繊維や炭素繊維などの無機充填材を添加することにより樹脂が固化する際の収縮を抑えるなどの対策がとられているが、ガラス繊維や炭素繊維などの無機充填材を添加することにより、材料コストが増加するという課題があり、且つ熱交換素子108の重量が増加するという課題があり、材料コストを低減すること及び軽量化することが要求されている。
また、熱交換素子115は、間隔板109と伝熱板110を接合せずに積層したものであるため、積層のずれに起因する密封性の低下による気流の漏れが増加するという課題があり、気流の漏れを防止することが要求されている。
また、熱交換素子115の構造において、気流の漏れを低減するためには、間隔板109の剛性を強くする必要があり、間隔リブ111と連結リブ112を細くすると、間隔板109の強度が低下することによって伝熱板110を保持することができず気流の漏れを増加するため、間隔リブ111と連結リブ112を細くすることができないという課題があり、熱交換素子の軽量化を図りつつ強度を保つことが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、軽量化することができ、また気流の漏れを防止することができ、また通風抵抗を低減することができ、また熱交換効率を向上することができ、また生産性を向上することができ、また軽量化を図りつつ強度を保つことができ、また材料コストを低減することができる熱交換素子を提供することを目的としている。
本発明の熱交換素子は上記目的を達成するために、所定間隔を設けて積層した複数の伝熱板間に形成される通風路の一段置きに一次気流と二次気流を流通させて熱交換させる熱交換素子であって、伝熱板間の間隔を保持するための間隔リブと、気流の漏れを遮蔽するための遮蔽リブと、前記間隔リブと前記遮蔽リブを連結するための連結リブとを樹脂枠に一体成形し、その一体成形した前記樹脂枠に前記伝熱板を接合して単位素子を形成し、前記単位素子を複数積層したものである。
この手段により、軽量化することができ、また気流の漏れを防止することができ、また通風抵抗を低減することができ、また熱交換効率を向上することができ、また材料コストを低減することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、樹脂枠に伝熱板を接合するための構造として、間隔リブと遮蔽リブの伝熱板との接合面を同一平面に形成したものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができ、また生産性を向上することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、間隔リブにおいて、単位素子を積層した状態で隣り合う樹脂枠の間隔リブと交差または重なる部分を広くすることにより構造を保持するための保持リブを設けたものである。
この手段により、通風抵抗を低減することができ、また熱交換効率を向上することができ、また軽量化を図りつつ強度を保つことができ、また材料コストを低減することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、遮蔽リブの伝熱板との接合面に肉盗みを設けたものである。
この手段により、軽量化することができ、また熱交換効率を向上することができ、また材料コストを低減することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、遮蔽リブの伝熱板との接合面において、構造を保持するための補強リブを残して肉盗みを設けたものである。
この手段により、軽量化することができ、また熱交換効率を向上することができ、また軽量化を図りつつ強度を保つことができ、また材料コストを低減することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、連結リブと遮蔽リブに積層した際に嵌合する構造を備えたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができ、また生産性を向上することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、遮蔽リブを間隔リブよりも幅を広くしたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができ、また生産性を向上することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、単位素子に前記単位素子同士を結束するための構造を形成したものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができ、また生産性を向上することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、結束するための構造として、単位素子に貫通穴を形成し、積層状態において前記貫通穴に支持棒を通し、前記単位素子同士を結束したものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができ、また生産性を向上することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、貫通穴の周囲に積層した際に嵌合する構造を備えたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができ、また生産性を向上することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、樹脂枠を射出成形により一体成形したものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができ、また生産性を向上することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、樹脂枠を熱可塑性樹脂により形成したものである。
この手段により、生産性を向上することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、伝熱板と樹脂枠を接着剤により接合したものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、樹脂枠を熱によって溶融し伝熱板を接合したものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができ、また生産性を向上することができ、また材料コストを低減することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、伝熱板と樹脂枠を超音波溶着により接合したものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができ、また生産性を向上することができ、また材料コストを低減することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、遮蔽リブのみを伝熱板と接合したものである。
この手段により、生産性を向上することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、単位素子を方形に形成し、前記単位素子を交互に90度ずらしながら積層したものである。
この手段により、生産性を向上することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、間隔リブを直線形状に形成したものである。
この手段により、通風抵抗を低減することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、間隔リブを波型形状に形成したものである。
この手段により、熱交換率を向上することができる熱交換素子が得られる。
本発明によれば軽量化することができるという効果のある熱交換素子を提供できる。
また、気流の漏れを防止することができるという効果のある熱交換素子を提供できる。
また、通風抵抗を低減することができるという効果のある熱交換素子を提供できる。
また、熱交換効率を向上することができるという効果のある熱交換素子を提供できる。
また、生産性を向上することができるという効果のある熱交換素子を提供できる。
また、軽量化を図りつつ強度を保つことができるという効果のある熱交換素子を提供できる。
また、材料コストを低減することができるという効果のある熱交換素子を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、所定間隔を設けて積層した複数の伝熱板間に形成される通風路の一段置きに一次気流と二次気流を流通させて熱交換させる熱交換素子であって、伝熱板間の間隔を保持するための間隔リブと、気流の漏れを遮蔽するための遮蔽リブと、前記間隔リブと前記遮蔽リブを連結するための連結リブとを樹脂枠に一体成形し、その一体成形した前記樹脂枠に前記伝熱板を接合して単位素子を形成し、前記単位素子を複数積層したものであり、熱交換素子は、伝熱板と、伝熱板間に通風路を形成する樹脂枠とを交互に積層した構成であり、樹脂枠が熱交換素子の構造を保持する役割を担い、伝熱板の薄膜化が可能となり、熱交換効率を向上することができる。また、樹脂枠に伝熱板を接合するため、通風路の端面からの気流の漏れを防止することができる。また、一体成形後の樹脂の収縮が収まった樹脂枠に伝熱板を接合することにより、樹脂が固化する際の収縮に起因する伝熱板のたわみを抑制することができ、通風抵抗を低減することができる。また、樹脂の収縮を低減するために用いるガラス繊維や炭素繊維などの無機充填材を用いる必要がないため、熱交換素子を軽量化することができ、また材料コストを低減することができる。
また、本発明の請求項2記載の発明は、樹脂枠に伝熱板を接合するための構造として、間隔リブと遮蔽リブの伝熱板との接合面を同一平面に形成したものであり、接合面が平面であるため、接合する際に接合面に均一に力を掛け易くなり、生産性を向上することができる。また接合時に均一に力を掛けるため接合強度が均一となり、伝熱板の剥離を防止することができるため、気流の漏れを防止することができる。
また、本発明の請求項3記載の発明は、間隔リブにおいて、単位素子を積層した状態で隣り合う樹脂枠の間隔リブと交差または重なる部分を広くすることにより構造を保持するための保持リブを設けたものであり、熱交換素子の構造を保持するために重要である間隔リブの交差部分に保持リブを設けたことにより、間隔リブの保持リブ以外の部分を細くすることが可能となり、軽量化を図りつつ強度を保つことができ、また間隔リブの保持リブ以外の部分を細くすることによって通風路が広くなることにより通風抵抗を低減することができる。また使用する樹脂の量を少なくすることができることにより材料コストを低減することができる。また伝熱板に対する間隔リブの面積比率を小さくすることができるため、伝熱板の有効面積が大きくなり、熱交換効率を向上することができる。
また、本発明の請求項4記載の発明は、遮蔽リブの伝熱板との接合面に肉盗みを設けたものであり、熱交換素子の構造を保持する上で必要の無い遮蔽リブの一部を凹構造としたことにより軽量化することができる。また使用する樹脂の量を少なくすることができるため、材料コストを低減することができる。また伝熱板の有効面積が大きくなることにより、熱交換効率を向上することができる。
また、本発明の請求項5記載の発明は、遮蔽リブの伝熱板との接合面において、構造を保持するための補強リブを残して肉盗みを設けたものであり、熱交換素子の構造を保持する上で必要の無い遮蔽リブの一部を凹構造としたことにより軽量化することができる。また使用する樹脂の量を少なくすることができるため、材料コストを低減することができる。また伝熱板の有効面積が大きくなることにより熱交換効率を向上することができる。また単位素子を積層する際に、補強リブは熱交換素子の構造及び伝熱板を保持するため、軽量化を図りつつ強度を保つことができる。
また、本発明の請求項6記載の発明は、連結リブと遮蔽リブに積層した際に嵌合する構造を備えたものであり、単位素子を積層する際、連結リブと遮蔽リブが嵌合することにより、単位素子同士が互いに固定するため、単位素子のずれに起因する密封性の低下を防止するとともに、連結リブと遮蔽リブの嵌合構造の間に伝熱板を挟み込むことにより気流の漏れを防止することができる。また連結リブと遮蔽リブの嵌合部が、単位素子を積層する際に発生する位置ずれを防止することにより生産性を向上することができる。
また、本発明の請求項7記載の発明は、遮蔽リブを間隔リブよりも幅を広くしたものであり、遮蔽リブと伝熱板の接合面積が大きくなることにより、樹脂枠と伝熱板の接合強度が上がり、樹脂枠からの伝熱板の剥離を防止することができるため、気流の漏れを防止することができる。また樹脂枠に伝熱板を容易に接合することができることにより生産性を向上することができる。
また、本発明の請求項8記載の発明は、単位素子に前記単位素子同士を結束するための構造を形成したものであり、単位素子を積層した際、単位素子同士を結束することにより、単位素子のずれに起因する密封性の低下を防止することができるため、気流の漏れを防止することができる。また結束するための構造を備えることにより、単位素子同士を積層した後にまとめて結束することができるため、生産性を向上することができる。
また、本発明の請求項9記載の発明は、結束するための構造として、単位素子に貫通穴を形成し、積層状態において前記貫通穴に支持棒を通し、前記単位素子同士を結束したものであり、単位素子を積層した際、単位素子同士を結束することにより、単位素子のずれに起因する密封性の低下を防止することができるため、気流の漏れを防止することができる。また結束するための構造を備え、支持棒を用いることにより、単位素子同士を積層した後にまとめて結束することができるため、生産性を向上することができる。
また、本発明の請求項10記載の発明は、貫通穴の周囲に積層した際に嵌合する構造を備えたものであり、単位素子を積層する際、貫通穴の周囲に設けた嵌合構造により嵌合することにより、単位素子同士が互いに固定するため、単位素子のずれに起因する密封性の低下を防止することができることにより気流の漏れを防止することができる。また貫通穴の周囲に設けた嵌合構造が、単位素子を積層する際に発生する位置ずれを防止することにより生産性を向上することができる。
また、本発明の請求項11記載の発明は、樹脂枠を射出成形により一体成形したものであり、射出成形により伝熱板間の間隔を保持するための間隔リブと、気流の漏れを遮蔽するための遮蔽リブと、間隔リブと遮蔽リブを連結するための連結リブとを容易に樹脂枠に一体成形することができることにより生産性を向上することができる。また嵌合構造などの気流の漏れを防止するための複雑な形状を容易に形成することができることにより気流の漏れを防止することができる。
また、本発明の請求項12記載の発明は、樹脂枠を熱可塑性樹脂により形成したものであり、樹脂枠が熱可塑性樹脂で構成されていることにより、樹脂枠と伝熱板または単位素子同士を接合する際に、樹脂枠の表面を熱または超音波振動により溶融し接合することが可能であり、接合時間を短縮することができるため、生産性を向上することができる。
また、本発明の請求項13記載の発明は、伝熱板と樹脂枠を接着剤により接合したものであり、樹脂枠に伝熱板を接合する際に接着剤を用いることで、様々な種類の材質を用いた樹脂枠や伝熱板に対しても高い接合強度が得られ、一次気流と二次気流の通風路がそれぞれ独立するように遮蔽されるため、気流の漏れを防止することができる。
また、本発明の請求項14記載の発明は、樹脂枠を熱によって溶融し伝熱板を接合したものであり、樹脂枠に伝熱板を接合する際に、樹脂枠の表面を熱によって溶融し接合するため接合強度が高く、一次気流と二次気流の通風路がそれぞれ独立するように遮蔽されるため、気流の漏れを防止することができる。また接合時間を短縮することができるため、生産性を向上することができる。また接合のために樹脂枠以外の物質を使用する必要が無いため、材料コストを低減することができる。
また、本発明の請求項15記載の発明は、伝熱板と樹脂枠を超音波溶着により接合したものであり、樹脂枠に伝熱板を接合する際に、樹脂枠の表面を超音波振動によって溶融し接合するため接合強度が高く、一次気流と二次気流の通風路がそれぞれ独立するように遮蔽されるため、気流の漏れを防止することができる。また接合時間を短縮することができるため、生産性を向上することができる。また接合のために樹脂枠以外の物質を使用する必要が無いため、材料コストを低減することができる。
また、本発明の請求項16記載の発明は、遮蔽リブのみを伝熱板と接合したものであり、樹脂枠に伝熱板を接合する際に、樹脂枠の間隔リブと伝熱板を接合しなくても気流の漏れを防止する効果を維持することができるとともに、樹脂枠と伝熱板の接合面積が小さくなることにより生産性を向上することができる。
また、本発明の請求項17記載の発明は、単位素子を方形に形成し、前記単位素子を交互に90度ずらしながら積層したものであり、伝熱板間に一次気流と二次気流の通風路を形成するための樹脂枠を一種類とすることができるため、一次気流用の樹脂枠と二次気流用の樹脂枠を交互に積層する場合に比べ、単位素子の積層が容易であり生産性を向上することができる。
また、本発明の請求項18記載の発明は、間隔リブを直線形状に形成したものであり、間隔リブが直線形状を有することで、通風路が並行流路となり、通風抵抗を低減することができる。
また、本発明の請求項19記載の発明は、間隔リブを波型形状に形成したものであり、間隔リブが波型形状を有することで、通風路が蛇行流路となり、並行流路と比較して流路長が長くなり、熱交換効率を向上することができる。
(実施の形態1)
図1は熱交換素子の概略斜視図、図2は熱交換素子の概略分解斜視図、図3はX方向から見た単位素子の概略分解斜視図、図4はY方向から見た単位素子の概略分解斜視図、図5は熱交換素子の概略生産工程図である。
図1、図2、図3及び図4に示すように、熱交換素子1は、樹脂枠2に伝熱板3を接合することによって形成される単位素子4を交互に90度ずらしながら積層し、支持棒5にて単位素子4同士を結束することにより構成され、伝熱板3の表裏に一次気流Aと二次気流Bを流通させ、伝熱板3を介して一次気流Aと二次気流Bの熱交換を行う。
樹脂枠2は、間隔リブ6、遮蔽リブ7、連結リブ8、接合面9、保持リブ10、肉盗み11、補強リブ12、貫通穴13、凸部14、凹部15及び遮蔽リブ上凹部16を射出成形により一体成形することによって得られる。
樹脂枠2は、一辺が120mmの方形を成し、間隔リブ6は高さ2mm、幅1mm、遮蔽リブ7は高さ2mm、幅6mmであり、遮蔽リブ7を間隔リブ6よりも幅を広くし、且つ間隔リブ6と遮蔽リブ7を同一平面上に配置することで接合面9を備えた。また間隔リブ6に備えられた保持リブ10は、隣り合う樹脂枠2の間隔リブ6と交差する部分に配置されており、例えば保持リブ10を直径1.5mmの円柱型とすると間隔リブ6の幅を1mmとすることができる。また連結リブ8は、接合面9からY方向に高さ0.9mmの凸構造を形成したものであり、連結リブ8と遮蔽リブ7に設けた深さ1mmの遮蔽リブ上凹部16との間に伝熱板3を挟み嵌合する構造としたものである。また遮蔽リブ7の接合面9に、隣り合う樹脂枠2の間隔リブ6と重なる部分に補強リブ12を残し、深さ1mmの肉盗み11を備えた。貫通穴13は、直径を4mmとし、樹脂枠2の四隅に設けられたものであり、貫通穴13の周囲に積層した際に嵌合する構造として、高さ0.9mmの凸部14と深さ1mmの凹部15を設けた。また樹脂枠2は、ポリスチレン系のABS、AS、PSまたはポリオレフィン系のPP、PEなどの熱可塑性樹脂を用いたものである。
伝熱板3は、一辺が119mmの方形を成し、角の部分が貫通穴13と重ならない形に切断したものであり、厚さは0.2〜0.1mm、好ましくは0.1〜0.01mmの伝熱性と透湿性を有する和紙、防燃紙、または伝熱性と透湿性と気体遮蔽性を有する特殊加工紙などである。
図5に熱交換素子1の生産工程を示す。生産工程は、伝熱板3間の間隔を保持するための間隔リブ6と、気流の漏れを遮蔽するための遮蔽リブ7と、間隔リブ6と遮蔽リブ7を連結するための連結リブ8とを樹脂枠に一体成形する工程である樹脂枠成形工程17、伝熱板3を所定の大きさに切断する工程である伝熱板切断工程18、樹脂枠2と伝熱板3を接合して単位素子4を形成する工程である単位素子成形工程19、単位素子4複数枚を積層する工程である積層工程20、単位素子4同士を結束する工程である結束工程21を備えたものであり、工程の順番は、樹脂枠成形工程17と伝熱板切断工程18の後に、単位素子成形工程19を備え、その後に積層工程20、最後に結束工程21としたものである。
樹脂枠成形工程17は、射出成形にて伝熱板3間の間隔を保持するための間隔リブ6と、気流の漏れを遮蔽するための遮蔽リブ7と、間隔リブ6と遮蔽リブ7を連結するための連結リブ8などを樹脂枠2に一体成形する工程である。また、保持リブ10の位置は、金型から樹脂枠を押し出す際に使用するイジェクターピンに当たる部分である。
伝熱板切断工程18は、伝熱板3を所定の大きさに切断する工程であり、本実施の形態においては、伝熱板3は一辺が119mmの方形を成し、角の部分が貫通穴13と重ならない形に切断したものである。
単位素子成形工程19は、樹脂枠2における遮蔽リブ7の接合面9に接着剤を塗布し、その後に伝熱板3を押し付けることによって樹脂枠2と伝熱板3を接合し、単位素子4を形成する工程である。接着剤は、エマルジョン接着剤などを適用する。なお、接合手段としては、樹脂枠2における接合面9に伝熱板3を重ね、伝熱板3の上から熱または超音波振動により樹脂を溶融し、樹脂枠2と伝熱板3をプレスした状態で溶融した樹脂を冷却固化させることにより接合させる手段でもよく、また樹脂枠2と伝熱板3の接合手段に関して、遮蔽リブ7の接合面9のみを伝熱板3と接合してもよい。
積層工程20は、単位素子4を交互に90度ずらしながら複数積層し、単位素子4の四隅に設けた貫通穴13に支持棒5を挿入する工程である。
結束工程21は、貫通穴13に挿入した支持棒5の両端に止め具を付設し単位素子4同士を結束することによって熱交換素子1を得る工程である。また、支持棒5は熱可塑性樹脂などよりなるものであって、支持棒5の両端を熱によって溶融し単位素子4同士を締め付けた状態で固化させることにより結束するものであってもよい。なお、結束工程21は、支持棒5を用いて結束を行わず、単位素子4同士を接着剤により接合するか、あるいは熱や超音波振動によって樹脂を溶融し接合をおこなう熱溶着または超音波溶着によって接合する接合工程であってもよい。また、積層工程20と接合工程をひとつの工程とし、単位素子4同士を接合しながら積層する工程であってもよい。なお、本発明における結束とは、単位素子4同士を機械的拘束により固定化したものであり、接合とは単位素子4同士を接着剤等のアンカー効果によるもの、または樹脂同士の化学結合により固定化したもののことである。
上記構成により、熱交換素子1は、一次気流Aと二次気流Bとが混ざらないように分離でき、一次気流Aと二次気流Bを流通させ、伝熱板3を介して一次気流Aと二次気流Bの熱交換を行う。また、樹脂枠2と伝熱板3を個別に形成した後に接合し単位素子4とするため、一体成形後の樹脂の収縮が収まった樹脂枠2に伝熱板3を接合することにより、樹脂が固化する際の収縮に起因する伝熱板3のたわみを抑制することができ、通風抵抗を低減することができる。また、樹脂の収縮を低減するために用いるガラス繊維や炭素繊維などの無機充填材を用いる必要がないため、熱交換素子1を軽量化することができ、また材料コストを低減することができる。
熱交換素子1は、単位素子4を方形に形成し、90度ずらしながら積層することにより、一次気流Aと二次気流Bの通風路を形成するための樹脂枠2を一種類とすることができることとともに、一次気流A用の樹脂枠と二次気流B用の樹脂枠を交互に積層する場合に比べ、積層工程20を単純化することができるため、生産性を向上することができる。
また、熱交換素子1は、樹脂枠2と伝熱板3を接合した単位素子4を複数積層した構造であり、樹脂枠2が熱交換素子1の構造を保持する役割を担い、伝熱板3の薄膜化が可能となり、熱交換効率を向上することができる。
また、間隔リブ6は、直線形状を有するため、通風路が並行流路となり、通風抵抗を低減することができる。なお、間隔リブ6は、波型形状を有するものであってもよく、間隔リブ6は、波型形状を有することにより、通風路が蛇行流路となり、並行流路と比較して流路長が長くなり、熱交換効率を向上することができる。
また、樹脂枠2は、熱可塑性樹脂を用いることにより、単位素子成形工程19または接合工程において、樹脂枠2の表面を熱または超音波振動により溶融し接合することが可能であり、接合時間を短縮することができるため、生産性を向上することができる。
また、樹脂枠2は、射出成形を用いることにより伝熱板3間の間隔を保持するための間隔リブ6と、気流の漏れを遮蔽するための遮蔽リブ7と、間隔リブ6と遮蔽リブ7を連結するための連結リブ8とを容易に一体成形することができることにより生産性を向上することができる。また嵌合構造などの気流の漏れを防止するための複雑な形状を容易に形成することができることにより気流の漏れを防止することができる。
また、樹脂枠2は、間隔リブ6と遮蔽リブ7を同一平面上に配置することで接合面9を備え、接合面9が平面であるため、接合する際に接合面9に均一に力を掛け易くなり、生産性を向上することができる。また接合時に均一に力を掛けるため接合強度が均一となり、伝熱板3の剥離を防止することができるため、気流の漏れを防止することができる。また遮蔽リブ7を間隔リブ6よりも幅を広くしたことにより、遮蔽リブ7と伝熱板3の接合面積が大きくなるため、樹脂枠2と伝熱板3の接合強度が上がり、樹脂枠2からの伝熱板3の剥離を防止することができるため、気流の漏れを防止することができる。また樹脂枠2に伝熱板3を容易に接合することができることにより生産性を向上することができる。
また、樹脂枠2に保持リブ10を備えたことにより、イジェクターピンによる押出しに対する剛性を向上することができるため、樹脂枠成形工程17において工程不良を抑制することができることにより生産性を向上することができる。またイジェクターピンによる押出しに対する剛性を保ち、且つ熱交換素子1の構造を保持するために重要である間隔リブ6の交差する部分または重なる部分に保持リブ10を配置することによって、間隔リブ6の保持リブ10以外の部分を細くすることができるため、軽量化することができ、また軽量化を図りつつ強度を保つことができる。また間隔リブ6の保持リブ10以外の部分を細くすることによって通風路が広くなることにより通風抵抗を低減することができる。また使用する樹脂の量を少なくすることができることにより材料コストを低減することができる。また伝熱板3に対する間隔リブ6の面積比率を小さくすることができるため、伝熱板3の有効面積が大きくなり、熱交換効率を向上することができる。
また、連結リブ8と遮蔽リブ7は、積層した際に嵌合する構造を備えているため、単位素子4を積層する際、凸構造とした連結リブ8と隣り合う樹脂枠2の遮蔽リブ7に設けた遮蔽リブ上凹部16の間に伝熱板3を挟み嵌合することにより、単位素子4同士が互いに固定するため、単位素子4のずれに起因する密封性の低下を防止することができ、気流の漏れを防止することができる。また連結リブ8と遮蔽リブ7の嵌合部が、単位素子4を積層する際に発生する位置ずれを防止することにより生産性を向上することができる。なお、連結リブ8と遮蔽リブ7に備えた嵌合構造は、連結リブ8に凸部を設け、積層した際に隣り合う樹脂枠2の遮蔽リブ7の前記凸部に重なる部分に凹部を設けたもの、または、連結リブ8に凸部と凹部を設け、積層した際に隣り合う樹脂枠2の遮蔽リブ7の前記凸部と前記凹部に重なる部分に凹部と凸部を設けたものであっても同様の作用と効果を有する。
また、遮蔽リブ7の接合面9に肉盗み11を備えたことにより軽量化することができる。また本発明における肉盗み11とは、熱交換素子1の構造を保持する上で必要の無い遮蔽リブ7の一部を凹構造としたものである。また肉盗み11を備えたことにより、使用する樹脂の量を少なくすることができるため、材料コストを低減することができ、また伝熱板3の有効面積が大きくなることにより熱交換効率を向上することができる。また隣り合う樹脂枠2の間隔リブ6と重なる部分に補強リブ12を残したことより、熱交換素子1の構造及び伝熱板3を保持することができるため、軽量化を図りつつ強度を保つことができる。
また、単位素子4同士を結束するための構造として、単位素子4の四隅に貫通穴13を設けたことにより、単位素子4同士を積層した際に結束することができ、単位素子4のずれに起因する密封性の低下を防止することができるため、気流の漏れを防止することができる。また単位素子4に結束するための構造を備えることにより、単位素子4同士を積層した後にまとめて結束することができるため、生産性を向上することができる。
また、積層した際に嵌合する構造として、貫通穴13の周囲に凸部14と凹部15を設け、凸部14と隣り合う樹脂枠2の凹部15が嵌合することにより単位素子4同士が互いに固定するため、単位素子4のずれに起因する密封性の低下を防止することができることにより気流の漏れを防止することができる。また嵌合構造が単位素子4を積層する際に発生する位置ずれを防止することにより生産性を向上することができる。なお、貫通穴13の周囲に設けられた嵌合構造は、凸部14の代わりに凸部と凹部を設け、凹部15の代わりに積層した際に隣り合う樹脂枠2の前記凸部と前記凹部に重なる部分に凹部と凸部を設けたものであっても同様の作用と効果を有する。
また、生産工程において、樹脂枠成形工程17と伝熱板切断工程18を個別に実施し、樹脂枠2と伝熱板3を形成した後に単位素子成形工程19において接合するため、通風路の端面からの気流の漏れを防止することができ、また一体成形後の樹脂の収縮が収まった樹脂枠2に伝熱板3を接合することにより、樹脂が固化する際の収縮に起因する伝熱板3のたわみを抑制することができるため、通風抵抗を低減することができる。また一体成形後の樹脂の収縮が収まった樹脂枠2に伝熱板3を接合することにより、樹脂が固化する際の収縮を低減するために用いるガラス繊維や炭素繊維などの無機充填材を用いる必要がないことより、熱交換素子1を軽量化することができ、また材料コストを低減することができる。また単位素子成形工程19において、遮蔽リブ7の接合面9のみを伝熱板3と接合することによって、樹脂枠2の間隔リブ6と伝熱板3を接合しなくても気流の漏れを防止する効果を維持することができるとともに、樹脂枠2と伝熱板3の接合面積が小さくなることにより生産性を向上することができる。
また、単位素子成形工程19において、樹脂枠2に伝熱板3を接合する際に接着剤を用いることで、様々な種類の材質を用いた樹脂枠2や伝熱板3に対しても高い接合強度が得られ、一次気流Aと二次気流Bの通風路がそれぞれ独立するように遮蔽されるため、気流の漏れを防止することができる。なお、接合手段として、熱溶着または超音波溶着を用いることによって、単位素子4の樹脂部を熱または超音波振動によって溶融し単位素子4同士を接合するため、接合強度が高く、一次気流Aと二次気流Bの通風路がそれぞれ独立するように遮蔽されるため、気流の漏れを防止することができる。また接合時間を短縮することができるため、生産性を向上することができる。また接合のために樹脂枠2以外の物質を使用する必要が無いため材料コストを低減することができる。
また、結束工程21において、貫通穴13に挿入した支持棒5の両端に止め具を付設し単位素子4同士を結束するか、あるいは熱可塑性樹脂などよりなる支持棒5の両端を熱によって溶融し、単位素子4同士を締め付けた状態で固化させることによって結束することにより、単位素子4のずれに起因する密封性の低下を防止することができるため、気流の漏れを防止することができる。また単位素子4に結束するための構造を備え、支持棒5を用いることによって、単位素子4同士を積層した後にまとめて結束することができるため生産性を向上することができる。
また、結束工程21を、支持棒5を用いて結束を行わず、単位素子4同士を接着剤によって接合する接合工程とすることにより、単位素子4同士を接合するため、単位素子4のずれに起因する密封性の低下を防止することができるため、気流の漏れを防止することができる。また接合手段として、熱溶着または超音波溶着を用いることによって、単位素子4の樹脂部を熱または超音波振動によって溶融し単位素子4同士を接合するため、単位素子4のずれに起因する密封性の低下を防止することができるため、気流の漏れを防止することができる。また、樹脂枠2の表面を熱または超音波振動により溶融し接合することにより、接合時間を短縮することができるため、生産性を向上することができる。また接着剤を使用しないことにより、材料コストを低減することができる。
また、積層工程20と接合工程をひとつの工程とし、単位素子4同士を接合しながら積層する工程とすることによって、単位素子を積層後に接合する場合よりも、単位素子4同士を強固に接合することができるため、気流の漏れを防止することができる。
なお、本実施の形態では、樹脂枠2、伝熱板3、間隔リブ6、遮蔽リブ7、連結リブ8、保持リブ10、肉盗み11、貫通穴13、凸部14、凹部15、遮蔽リブ上凹部16について寸法を明示して説明したが、熱交換素子1の要求性能により寸法は適宜決定されるものであって、本実施の形態における寸法に限定されず、その他の寸法の熱交換素子においても同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、家庭用の熱交換型換気扇やビルなどの全熱交換型換気装置に使用する積層構造の熱交換素子に関するものである。
本発明の実施の形態1の熱交換素子の概略斜視図 同熱交換素子の概略分解斜視図 同X方向から見た単位素子の概略分解斜視図 同Y方向から見た単位素子の概略分解斜視図 同熱交換素子の概略生産工程図 従来の熱交換素子104を示す概略斜視図 従来の熱交換素子108を示す概略斜視図 従来の熱交換素子115を示す概略斜視図
符号の説明
1 熱交換素子
2 樹脂枠
3 伝熱板
4 単位素子
5 支持棒
6 間隔リブ
7 遮蔽リブ
8 連結リブ
9 接合面
10 保持リブ
11 肉盗み
12 補強リブ
13 貫通穴
14 凸部
15 凹部
16 遮蔽リブ上凹部
17 樹脂枠成形工程
18 伝熱板切断工程
19 単位素子成形工程
20 積層工程
21 結束工程

Claims (19)

  1. 所定間隔を設けて積層した複数の伝熱板間に形成される通風路の一段置きに一次気流と二次気流を流通させて熱交換させる熱交換素子であって、伝熱板間の間隔を保持するための間隔リブと、気流の漏れを遮蔽するための遮蔽リブと、前記間隔リブと前記遮蔽リブを連結するための連結リブとを樹脂枠に一体成形し、その一体成形した前記樹脂枠に前記伝熱板を接合して単位素子を形成し、前記単位素子を複数積層したことを特徴とする熱交換素子。
  2. 樹脂枠に伝熱板を接合するための構造として、間隔リブと遮蔽リブの伝熱板との接合面を同一平面に形成したことを特徴とする請求項1記載の熱交換素子。
  3. 間隔リブにおいて、単位素子を積層した状態で隣り合う樹脂枠の間隔リブと交差または重なる部分を広くすることにより構造を保持するための保持リブを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の熱交換素子。
  4. 遮蔽リブの伝熱板との接合面に肉盗みを設けたことを特徴とする請求項1、2または3記載の熱交換素子。
  5. 遮蔽リブの伝熱板との接合面において、構造を保持するための補強リブを残して肉盗みを設けたことを特徴とする請求項4記載の熱交換素子。
  6. 連結リブと遮蔽リブに積層した際に嵌合する構造を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の熱交換素子。
  7. 遮蔽リブを間隔リブよりも幅を広くしたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の熱交換素子。
  8. 単位素子に前記単位素子同士を結束するための構造を形成したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載の熱交換素子。
  9. 結束するための構造として、単位素子に貫通穴を形成し、積層状態において前記貫通穴に支持棒を通し、前記単位素子同士を結束したことを特徴とする請求項8記載の熱交換素子。
  10. 貫通穴の周囲に積層した際に嵌合する構造を備えたことを特徴とする請求項9記載の熱交換素子。
  11. 樹脂枠を射出成形により一体成形したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10記載の熱交換素子。
  12. 樹脂枠を熱可塑性樹脂により形成したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の熱交換素子。
  13. 伝熱板と樹脂枠を接着剤により接合したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12記載の熱交換素子。
  14. 樹脂枠を熱によって溶融し伝熱板を接合したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12記載の熱交換素子。
  15. 伝熱板と樹脂枠を超音波溶着により接合したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12記載の熱交換素子。
  16. 遮蔽リブのみを伝熱板と接合したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15記載の熱交換素子。
  17. 単位素子を方形に形成し、前記単位素子を交互に90度ずらしながら積層したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15または16記載の熱交換素子。
  18. 間隔リブを直線形状に形成したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16または17記載の熱交換素子。
  19. 間隔リブを波型形状に形成したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16または17記載の熱交換素子。
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