JPH07208890A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH07208890A
JPH07208890A JP232494A JP232494A JPH07208890A JP H07208890 A JPH07208890 A JP H07208890A JP 232494 A JP232494 A JP 232494A JP 232494 A JP232494 A JP 232494A JP H07208890 A JPH07208890 A JP H07208890A
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JP
Japan
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heat exchange
spacing plates
passages
plate
heat
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Pending
Application number
JP232494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyomi Niwa
清美 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造性が良好であると共に、熱交換効率が向
上し、騒音が低減した熱交換器を提供する。 【構成】 片面側に複数の間隔板19を立設させて通路
22を形成すると共に、間隔板19の基部を開口部21
を設けるようにして連結部20で連結した間隙板17の
他面側に、透湿性を有する仕切板18を密着させて熱交
換素子12を形成し、さらに通路22が交互に交差する
ように熱交換素子12を積層して積層体13を形成して
いる。このため間隔板19は連結部20で基部が一体的
に連結されており板厚が薄い間隔板19でも簡単に立設
でき十分な強度を有する熱交換素子12が良好に製造で
き、一方、仕切板18は開口部21で通路22に露出し
ており、熱交換は支障なく行え、板厚が薄い間隔板19
では流体との衝突面積が小さくて騒音が減少し、また通
路22の圧力損失が小さくなると共に連結部20が乱流
促進部として作用して熱交換効率が向上したものとな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば全熱交換形の換
気扇等に用いられる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、全熱交換を行う熱交換器は図5に
主要部を一部分解して示す斜視図のように、複数の熱交
換素子1を積層することで主要部である積層体2が構成
される。熱交換素子1は透湿性を有する矩形状の仕切板
3と、この仕切板3の片面側の対向する辺縁及び辺縁間
に所定間隔をもって平行に溶着、接着等によって立設さ
れた帯状の隔壁板4とを有し、隔壁板4間に通路5が形
成される。
【0003】そして熱交換素子1を積層して積層体2を
構成するに当たっては、積層方向に隣接する熱交換素子
1の通路5同志が仕切板3を介して直交するように、仕
切板3の他面側に隣接する熱交換素子1の隔壁板4の先
端部が密着するようにして積層される。これによって熱
交換器には、全熱交換を行う2つの流体(例えば室内空
気と室外空気)がそれぞれ流通する通路5が仕切板3を
挟んでその両面に交差するように形成され、熱交換素子
1の積層体2の各積層端面にそれぞれの流体が通路5に
出入する開口6が形成される。
【0004】しかしながら上記の従来技術においては、
熱交換素子1が仕切板3に隔壁板4を溶着、接着等によ
って密着するようにして形成されており、隔壁板4の板
厚が薄いものであると隔壁板4を密着させ立設させるこ
とが困難になって熱交換素子1の製造性が悪くなってし
まい、また十分な強度を持たせることが困難であるの
で、隔壁板4の板厚は比較的厚いものとなっていた。
【0005】このように隔壁板4の板厚が厚いものとな
ってしまうことから通路5の断面積が小さいものとな
り、圧力損失が大きくなってしまい熱交換効率を損なう
ものとなっていた。また、流体が各開口6から通路5に
流入する際に隔壁板4の端面に衝突して発生する騒音
が、隔壁板4の板厚が厚いために大きなものとなってし
まい、さらに隔壁板4は板厚が厚く材料コストが高いも
のとなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は製
造性、強度の面から熱交換素子の隔壁板の板厚が厚いも
のとなっており、これによって通路での圧力損失が大き
く熱交換効率が損なわれ、騒音が大きなものとなってい
た。このような状況に鑑みて本発明はなされたもので、
その目的とするところは熱交換素子を十分な強度を有し
製造性が良好なものにしながら、熱交換効率が向上し、
騒音が低減した熱交換器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換器は、片
面側に複数の帯状の間隔板を所定間隔をおいて平行に立
設し且つ該各間隔板の基部を複数の連結部により連結す
ることにより間隔板間に複数の開口部を形成した間隙板
と、この間隙板の他面側に片面が密着するよう一体化さ
れた透湿性を有する仕切板とで熱交換素子を構成すると
共に、該熱交換素子の間隔板間に形成される通路が交互
に交差するように積層したことを特徴とするものであ
り、さらに、連結部が片面側に突出する乱流促進部を有
することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記のように構成された熱交換器は、片面側に
複数の間隔板を立設させて通路を形成すると共に間隔板
の基部を開口部を設けるようにして連結部で連結した間
隙板の他面側に、透湿性を有する仕切板を密着させて熱
交換素子を形成し、さらに通路が交互に交差するように
熱交換素子が積層されているので、積層時に仕切板間に
配される間隔板は連結部で基部が連結され一体的に形成
されたものになり、簡単に板厚の薄い間隔板を立設する
ことができ、間隙板の製造も容易となり、十分な強度を
有する熱交換素子が良好な製造性のもとに形成できる。
一方、間隙板の他面側に密着している仕切板は開口部を
介して通路に露出しており、熱交換は支障なく行え、間
隔板の板厚が薄くできることから流入する流体との衝突
面積が小さくなって騒音が減少し、また通路の圧力損失
が小さくなると共に連結部が通路方向に交差するように
配されるので、この連結部が乱流促進部として作用して
熱交換効率が向上したものとなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4を参
照して説明する。図1は熱交換器の斜視図であり、図2
は主要部の斜視図であり、図3は要部を分解して示す斜
視図であり、図4は連結部の変形例を示す部分縦断面図
で、図4(a)は第1の変形例の部分縦断面図であり、
図4(b)は第2の変形例の部分縦断面図である。
【0010】図1乃至図4において、熱交換器11は主
要部に複数の熱交換素子12を積層してなる積層体13
を備えて構成されている。そして積層体13の上面及び
下面には、図示しないが断熱シートを介してカバー14
が当接するように設けられ、さらにカバー14が4本の
固定部材15にネジ16によって固定される。
【0011】また積層体13の要部を構成するところの
熱交換素子12は、合成樹脂材料あるいはアルミニウム
材等により成形された略矩形状をなす間隙板17と、こ
れと略同じ大きさの和紙等の透湿性、すなわち空気中の
水蒸気成分を通過可能な材料で形成された仕切板18に
よって構成されている。
【0012】間隙板17は、片面側に複数の帯状の間隔
板19を所定間隔を設けるようにしながら対向する辺縁
及びそれら辺縁間に平行に一体成形によって立設されて
おり、さらに各間隔板19の基部を複数の連結部20に
よって連結すると共に、連結部20によって間隔板19
の基部間に複数の方形状の開口部21が形成されてい
る。
【0013】そして間隙板17の他面側には、仕切板1
8がその片面が密着し一体化するように設けられる。こ
うして間隙板17の間隔板19間に全熱交換する流体が
流通する通路22が形成され、この通路22に仕切板1
8の片面が開口部21を介して露出するように構成され
る。
【0014】また連結部20は、これに交差するように
流れる流体に対し乱流促進部として作用するよう厚さ及
び幅、配置する間隔等が適宜に設定された断面形状を有
するものとなっているが、例えば図4(a)に示すよう
片面側に突出する半球状の突起部でなる乱流促進部23
aを連結部20に設けるようにしたり、また図4(b)
に示すような断面形状が三角形の乱流促進部23bや、
図示しないが通路22の流体の流通方向と交差する突条
等による乱流促進部を連結部20に設けるようにしても
よい。
【0015】そしてこのような熱交換素子12は、間隔
板19間に形成された通路22が交互に交差するように
順次積層されて積層体13を構成する。そして積層体1
3の各積層端面には、交差するようにして隣接する各通
路22に全熱交換を行う2つの流体(例えば室内空気と
室外空気)がそれぞれ出入する開口24が形成される。
【0016】この結果、それぞれの開口24を通じて各
通路22内に全熱交換を行う2つの流体が流れ、例えば
1つの仕切板18では、その片面に開口部21を介して
一方の流体(室内空気)の通路22が接し、他面に間隔
板19の先端が当接して一方の流体の通路22に交差す
るように設けられた他方の流体(室外空気)の通路22
が接することになる。そして、それぞれの開口24を通
じて各通路22内に流入した流体、例えば室内空気と室
外空気との間で仕切板18を通じて全熱交換が行われ
る。
【0017】以上のように、間隙板17は連結部20に
より連結されるようにして間隔板19を一体に成形して
流体の通路22を形成するものであるので製造性は良好
で、さらに間隔板19は比較的薄く形成しても安定した
寸法精度が得られ、十分な機械的強度を有するものとす
ることができる。また間隔板19が薄いために通路22
は容易に広く確保でき、その断面積は大きくなって圧力
損失も減少したものとなり、さらに連結部20が流体に
対し乱流促進体として作用し開口部21の仕切板18を
介しての全熱交換が効率よく行える。なお、連結部20
に変形例として示すように乱流促進部23aや乱流促進
部23b等を設けることによって、より熱交換効率は向
上したものとすることができる。
【0018】また流体が流入する開口24では、間隔板
19が薄いために流入する流体が間隔板19の端面に衝
突することによって生じる騒音は小さなものとなり、さ
らに間隔板19が薄くてよいため使用する材料も少なく
てすみ、材料コストを低廉なものとすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、十分な強度を有する熱交換素子が良好な製造性
のもとに形成でき、熱交換効率が向上し、騒音が低減す
る等の効果を奏する熱交換器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の主要部を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の要部を分解して示す斜視図
である。
【図4】本発明の一実施例の連結部の変形例を示す部分
縦断面図で、図4(a)は第1の変形例の部分縦断面図
であり、図4(b)は第2の変形例の部分縦断面図であ
る。
【図5】従来例の主要部を一部分解して示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
12…熱交換素子 13…積層体 17…間隙板 18…仕切板 19…間隔板 20…連結部 21…開口部 22…通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面側に複数の帯状の間隔板を所定間隔
    をおいて平行に立設し且つ該各間隔板の基部を複数の連
    結部により連結することにより前記間隔板間に複数の開
    口部を形成した間隙板と、この間隙板の他面側に片面が
    密着するよう一体化された透湿性を有する仕切板とで熱
    交換素子を構成すると共に、該熱交換素子の前記間隔板
    間に形成される通路が交互に交差するように積層したこ
    とを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 連結部が片面側に突出する乱流促進部を
    有することを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
JP232494A 1994-01-14 1994-01-14 熱交換器 Pending JPH07208890A (ja)

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JP232494A JPH07208890A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 熱交換器

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JP232494A JPH07208890A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 熱交換器

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JP232494A Pending JPH07208890A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 熱交換器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007100997A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換素子
JP2007101053A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換素子
CN103890528A (zh) * 2011-10-26 2014-06-25 三菱电机株式会社 全热交换元件及其制造方法

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