JP2008070046A - 熱交換素子 - Google Patents

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誠 杉山
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Abstract

【課題】熱交換型換気装置に使用する熱交換素子において、合成樹脂よりなる樹脂枠と薄膜化した表面粗さの小さい紙からなる伝熱板の組合せにおいても気流の漏れを防止することができる熱交換素子を提供することを目的としている。
【解決手段】樹脂枠2に樹脂枠2と伝熱板3との接合部12に剥離を生じないようにするための形状として、伝熱板3と樹脂枠2の端面が同一平面となる樹脂枠2の端面に凹部8aを設けることにより接合部12に剥離が生じないようにした熱交換素子1が得られる。
【選択図】図3

Description

本発明は、家庭用の熱交換型換気扇やビルなどの熱交換型換気装置に使用する積層構造の熱交換素子に関するものである。
従来、この種の熱交換素子は、コルゲート加工を応用した直交流型構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その熱交換素子について、図7を参照しながら説明する。
図に示すように、熱交換ブロック101は、紙などの伝熱板102と伝熱板102間に通風路を形成するための間隔部材である波形の間隔板103の頂点部に接着剤を塗布したものとを貼り合わせたものである。次に、熱交換ブロック101の波形の頂点部に接着剤を塗布して、熱交換ブロック101を交互に90度ずらしながら複数積層接着して熱交換素子104を形成する。
上記構成において、一次気流Aと二次気流Bを流通すると、伝熱板102を介して一次気流Aと二次気流Bの間で熱交換する。
また、この種の熱交換素子には、熱交換効率などの基本的機能を向上しつつ製造コストを抑えるために、伝熱板間に通風路を形成するための間隔部材として波形の間隔板103の替わりに樹脂成形品を使用し、伝熱板に樹脂を一体成形したものもある(例えば、特許文献2参照)。
以下、その熱交換素子について、図8を参照しながら説明する。
図に示すように、単位素子105は、伝熱性と透湿性または伝熱性のみを有する伝熱板106に、所定間隔に直線状の伝熱板106間に通風路を形成するための間隔部材である間隔リブ107などを形成するための型を用い、その型に液状化した樹脂などを流し込み、固化させることにより間隔リブ107を伝熱板106上に形成することによって得られる。この単位素子105を交互に90度ずらしながら積層接着することにより熱交換素子108を形成している。
また、この種の熱交換素子には、熱交換効率などの基本的機能を向上しつつ製造コストを抑えるために、伝熱板と伝熱板間に通風路を形成するための間隔部材とを接合せずに積層することによって熱交換素子を形成したものもある(例えば、特許文献3参照)。
以下、その熱交換素子について、図9を参照しながら説明する。
図に示すように、合成樹脂よりなる間隔板109は、伝熱板110間に通風路を形成するものであって、伝熱板110間の間隔を保持する間隔リブ111と、間隔リブ111同士を連結する連結リブ112と、間隔リブ111上に配置された小突起113とを一体成形することによって得られる。伝熱性と透湿性または伝熱性のみを有する伝熱板110は、位置合わせ用穴114を備えたものである。また、位置合わせ用穴114は、間隔板109と伝熱板110を積層した際に小突起113と嵌合するものである。熱交換素子115は、間隔板109を交互に90度ずらしながら積層し、間隔板109間に伝熱板110を介在させることによって得られる。
特公昭47−19990号公報 特開2003−90692号公報 特開平10−170176号公報
このような従来の熱交換素子108の単位素子105は、液状化した樹脂を伝熱板106上で固化させることによって間隔リブ107を形成するため、伝熱板106の特性と間隔リブ107の材質の組合せ、例えば合成樹脂よりなる間隔リブ107と薄膜化した表面粗さの小さい紙からなる伝熱板106の組合せによっては伝熱板106と間隔リブ107との間の接合強度が低くなり、熱交換素子108に通風した際に伝熱板106と間隔リブ107との接合部に剥離が生じるため気流の漏れが増加するという課題があり、気流の漏れを防止するということが要求されている。
また、熱交換素子115は、間隔板109と伝熱板110を接合せずに積層したものであるため、積層のずれに起因する密封性の低下による気流の漏れが増加するという課題があり、気流の漏れを防止することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、合成樹脂よりなる樹脂枠と薄膜化した表面粗さの小さい紙からなる伝熱板の組合せにおいても気流の漏れを防止することができる熱交換素子を提供することを目的としている。
本発明の熱交換素子は上記目的を達成するために、伝熱板と、前記伝熱板間に通風路を形成するための間隔部材である樹脂枠とを一体成形した単位素子を積層して形成される通風路の一段おきに一次気流と二次気流を流通させて熱交換させる熱交換素子であって、前記樹脂枠と前記伝熱板とを一体成形し前記樹脂枠と前記伝熱板との接合部に剥離が生じないようにしたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、伝熱板と、前記伝熱板間に通風路を形成するための間隔部材である樹脂枠の端面の一部が前記伝熱板と同一平面となるように構成された前記樹脂枠とを一体成形した単位素子を積層して形成される通風路の一段おきに一次気流と二次気流を流通させて熱交換させる熱交換素子であって、前記樹脂枠と前記伝熱板とを一体成形し前記樹脂枠と前記伝熱板との接合部に剥離が生じないようにしたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、樹脂枠と伝熱板とを一体成形し前記樹脂枠と前記伝熱板の接合部に剥離が生じないようにする手段として、前記樹脂枠と前記伝熱板との接合部に剥離が生じないようにするための形状を前記樹脂枠が有したものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、樹脂枠と伝熱板とを一体成形し単位素子を形成した後に前記樹脂枠と前記伝熱板の接合部に剥離が生じないようにするための形状として、前記樹脂枠に前記樹脂枠と前記伝熱板との接合部を前記樹脂枠の内部に位置させるための形状を設けたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、樹脂枠と伝熱板との接合部を前記樹脂枠の内部に位置させるための形状として、前記伝熱板と前記樹脂枠の端面が同一平面となる前記樹脂枠の端面に凹部を形成したものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、樹脂枠は伝熱板間を保持するための間隔リブと気流間の漏れを遮蔽するための遮蔽リブを有し、前記遮蔽リブと前記伝熱板の端面が同一平面となる前記遮蔽リブの端面に凹部を形成したものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、樹脂枠は伝熱板間を保持するための間隔リブと気流間の漏れを遮蔽するための遮蔽リブを有し、前記間隔リブと前記伝熱板の端面が同一平面となる前記間隔リブの端面に凹部を形成したものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、樹脂枠は伝熱板間を保持するための間隔リブと気流間の漏れを遮蔽するための遮蔽リブを有し、前記遮蔽リブと前記伝熱板の端面が同一平面となる前記遮蔽リブの端面と、前記間隔リブと前記伝熱板の端面が同一平面となる前記間隔リブの端面に凹部を形成したものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、凹部は円筒型であり、前記円筒型の円形面が前記凹部を設ける樹脂枠の端面と平行としたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、凹部は三角柱型であり、前記三角柱型の四角形面のいずれか一つが前記凹部を設ける樹脂枠の端面と平行としたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、凹部は四角柱型であり、前記四角柱型の四角形の面の少なくとも一つが前記凹部を設ける樹脂枠の端面と平行としたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、伝熱板を樹脂枠成形用の型に挿入し、固化後に前記樹脂枠となり得る樹脂前駆体を前記型に流入し、前記樹脂前駆体を固化させることによって前記伝熱板と前記樹脂枠を一体成形し単位素子としたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、伝熱板と樹脂枠とを射出成形金型内で一体成形し単位素子としたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、伝熱板を樹脂枠成形用の射出成形金型に挿入し、固化後に前記樹脂枠となり得る樹脂前駆体を前記射出成形金型内に射出することにより前記伝熱板と前記樹脂枠を一体成形し前記単位素子としたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
また他の手段は、伝熱板を樹脂または紙としたものである。
この手段により、気流の漏れを防止することができる熱交換素子が得られる。
本発明によれば合成樹脂よりなる樹脂枠と薄膜化した表面粗さの小さい紙からなる伝熱板の組合せにおいても気流の漏れを防止することができるという効果のある熱交換素子を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、伝熱板と、前記伝熱板間に通風路を形成するための間隔部材である樹脂枠とを一体成形した単位素子を積層して形成される通風路の一段おきに一次気流と二次気流を流通させて熱交換させる熱交換素子であって、前記樹脂枠と前記伝熱板とを一体成形し前記樹脂枠と前記伝熱板との接合部に剥離が生じないようにしたものであり、例えばスチレン系樹脂からなる樹脂枠とオレフィン系樹脂からなる伝熱板の接合強度の低い組合せ、または合成樹脂からなる樹脂枠と薄膜化した表面粗さの小さい紙または樹脂からなる伝熱板の接合強度の低い組合せの場合においても樹脂枠と伝熱板との接合部に剥離が生じないため樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項2記載の発明は、伝熱板と、前記伝熱板間に通風路を形成するための間隔部材である樹脂枠の端面の一部が前記伝熱板と同一平面となるように構成された前記樹脂枠とを一体成形した単位素子を積層して形成される通風路の一段おきに一次気流と二次気流を流通させて熱交換させる熱交換素子であって、前記樹脂枠と前記伝熱板とを一体成形し前記樹脂枠と前記伝熱板との接合部に剥離が生じないようにしたものであり、例えばスチレン系樹脂からなる樹脂枠とオレフィン系樹脂からなる伝熱板の接合強度の低い組合せ、または合成樹脂からなる樹脂枠と薄膜化した表面粗さの小さい紙または樹脂からなる伝熱板の接合強度の低い組合せの場合においても樹脂枠と伝熱板との接合部に剥離が生じないため樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項3記載の発明は、樹脂枠と伝熱板とを一体成形し前記樹脂枠と前記伝熱板の接合部に剥離が生じないようにする手段として、前記樹脂枠と前記伝熱板との接合部に剥離が生じないようにするための形状を前記樹脂枠が有したものであり、樹脂枠が樹脂枠と伝熱板との接合部に剥離を生じないようにするための形状を有したため、樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項4記載の発明は、樹脂枠と伝熱板とを一体成形し単位素子を形成した後に前記樹脂枠と前記伝熱板の接合部に剥離が生じないようにするための形状として、前記樹脂枠に前記樹脂枠と前記伝熱板との接合部を前記樹脂枠の内部に位置させるための形状を設けたものであり、樹脂枠と伝熱板との接合部が樹脂枠の内部に位置するため、樹脂枠と伝熱板との接合面積が増えることにより樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり、また樹脂枠と伝熱板との接合部に加わる外力の影響が樹脂枠の剛性により小さくなるため樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項5記載の発明は、樹脂枠と伝熱板との接合部を前記樹脂枠の内部に位置させるための形状として、前記伝熱板と前記樹脂枠の端面が同一平面となる前記樹脂枠の端面に凹部を形成したものであり、伝熱板と樹脂枠の端面が同一平面となる樹脂枠の端面に凹部を形成することにより樹脂枠を形成するための型に凸部が形成され、その凸部に伝熱板が押されることにより樹脂枠と伝熱板との接合部が樹脂枠の内部に位置するため、樹脂枠と伝熱板との接合面積が増えることにより樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり、また樹脂枠と伝熱板との接合部に加わる外力の影響が樹脂枠の剛性により小さくなるため樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項6記載の発明は、樹脂枠は伝熱板間を保持するための間隔リブと気流間の漏れを遮蔽するための遮蔽リブを有し、前記遮蔽リブと前記伝熱板の端面が同一平面となる前記遮蔽リブの端面に凹部を形成したものであり、遮蔽リブと伝熱板の端面が同一平面となる遮蔽リブの端面に凹部を形成することにより樹脂枠を形成するための型に凸部が形成され、その凸部に伝熱板が押されることにより樹脂枠と伝熱板との接合部が樹脂枠の内部に位置するため、樹脂枠と伝熱板との接合面積が増えることにより樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり、また樹脂枠と伝熱板との接合部に加わる外力の影響が樹脂枠の剛性により小さくなるため樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項7記載の発明は、樹脂枠は伝熱板間を保持するための間隔リブと気流間の漏れを遮蔽するための遮蔽リブを有し、前記間隔リブと前記伝熱板の端面が同一平面となる前記間隔リブの端面に凹部を形成したものであり、間隔リブと伝熱板の端面が同一平面となる間隔リブの端面に凹部を形成することにより樹脂枠を形成するための型に凸部が形成され、その凸部に伝熱板が押されることにより樹脂枠と伝熱板との接合部が樹脂枠の内部に位置するため、樹脂枠と伝熱板との接合面積が増えることにより樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり、また樹脂枠と伝熱板との接合部に加わる外力の影響が樹脂枠の剛性により小さくなるため樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項8記載の発明は、樹脂枠は伝熱板間を保持するための間隔リブと気流間の漏れを遮蔽するための遮蔽リブを有し、前記遮蔽リブと前記伝熱板の端面が同一平面となる前記遮蔽リブの端面と、前記間隔リブと前記伝熱板の端面が同一平面となる前記間隔リブの端面に凹部を形成したものであり、遮蔽リブと伝熱板の端面が同一平面となる遮蔽リブの端面と、間隔リブと伝熱板の端面が同一平面となる間隔リブの端面に凹部を形成することにより樹脂枠を形成するための型に凸部が形成され、その凸部に伝熱板が押されることにより樹脂枠と伝熱板との接合部が樹脂枠の内部に位置するため、樹脂枠と伝熱板との接合面積が増えることにより樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり、また樹脂枠と伝熱板との接合部に加わる外力の影響が樹脂枠の剛性により小さくなるため樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項9記載の発明は、凹部は円筒型であり、前記円筒型の円形面が前記凹部を設ける樹脂枠の端面と平行としたものであり、凹部を円筒型とすることにより、樹脂枠の強度を保ちつつ樹脂枠と伝熱板との接合部を樹脂枠の内部に位置するため、樹脂枠と伝熱板との接合面積が増えることにより樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり、また樹脂枠と伝熱板との接合部に加わる外力の影響が樹脂枠の剛性により小さくなるため樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項10記載の発明は、凹部は三角柱型であり、前記三角柱型の四角形面のいずれか一つが前記凹部を設ける樹脂枠の端面と平行としたものであり、凹部を三角柱型とすることにより、樹脂枠の強度を保ちつつ樹脂枠と伝熱板との接合部を樹脂枠の内部に位置するため、樹脂枠と伝熱板との接合面積が増えることにより樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり、また樹脂枠と伝熱板との接合部に加わる外力の影響が樹脂枠の剛性により小さくなるため樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項11記載の発明は、凹部は四角柱型であり、前記四角柱型の四角形面の少なくとも一つが前記凹部を設ける樹脂枠の端面と平行としたものであり、凹部を四角柱型とすることにより、樹脂枠の強度を保ちつつ樹脂枠と伝熱板との接合部を樹脂枠の内部に位置するため、樹脂枠と伝熱板との接合面積が増えることにより樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり、また樹脂枠と伝熱板との接合部に加わる外力の影響が樹脂枠の剛性により小さくなるため樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項12記載の発明は、伝熱板を樹脂枠成形用の型に挿入し、固化後に前記樹脂枠となり得る樹脂前駆体を前記型に流入し、前記樹脂前駆体を固化させることによって前記伝熱板と前記樹脂枠を一体成形し単位素子としたものであり、樹脂枠と伝熱板との一体成形が樹脂前駆体の固化により成されるため、樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項13記載の発明は、伝熱板と樹脂枠とを射出成形金型内で一体成形し単位素子としたものであり、樹脂枠と伝熱板との一体成形が射出成形金型内で成され、射出された樹脂の固化により樹脂枠と伝熱板とが一体成形されるため、樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項14記載の発明は、伝熱板を樹脂枠成形用の射出成形金型に挿入し、固化後に前記樹脂枠となり得る樹脂前駆体を前記射出成形金型内に射出することにより前記伝熱板と前記樹脂枠を一体成形し前記単位素子としたものであり、射出成形金型内に挿入された伝熱板は射出成形金型内に射出された樹脂前駆体の固化により樹脂枠と一体成形されるため、樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
本発明の請求項15記載の発明は、伝熱板を樹脂または紙としたものであり、伝熱板を樹脂または紙とすることにより、樹脂枠成形用の金型に設けられた凸部などにより接合部の移動が成され、それにより樹脂枠と伝熱板との接合部が樹脂枠内に容易に位置させることができるため、樹脂枠と伝熱板との接合強度が高くなり樹脂枠と伝熱板との接合部の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
(実施の形態1)
図1は熱交換素子の概略斜視図、図2は熱交換素子の概略分解斜視図、図3(a)はX方向から見た単位素子の概略斜視図、図3(b)はY方向から見た単位素子の概略斜視図、図3(c)はY方向から見た単位素子の概略拡大斜視図、図3(d)A−A断面の単位素子の概略拡大斜視図である。
図1、図2、図3(a)、図3(b)、図3(c)及び図3(d)に示すように、熱交換素子1は、樹脂枠2と伝熱板3とを一体成形することによって成された単位素子4を交互に90度ずらしながら積層し、支持棒5にて単位素子4同士を結束することにより構成され、伝熱板3の表裏に一次気流Aと二次気流Bを流通させ、伝熱板3を介して熱交換を行う。
樹脂枠2は、間隔リブ6、遮蔽リブ7、凹部8a、貫通穴9、貫通穴周囲凹部10、貫通穴周囲凸部11及び接合部12を射出成形により一体成形することによって得られる。
樹脂枠2は、一辺が120mmの方形を成し、間隔リブ6は高さ1mm、幅1mm、遮蔽リブ7は高さ1mm、幅3mm、但し遮蔽リブ7端部は一辺が6mmの方形を成し、遮蔽リブ7は間隔リブ6よりも幅を広く設計される。また樹脂枠2は、伝熱板3が挿入される面の表裏に間隔リブ6と遮蔽リブ7とを有し、単位素子4を90度ずらしながら積層した際に、伝熱板3が挿入される面の表に設けられた間隔リブ6と遮蔽リブ7は、それぞれ伝熱板3が挿入される面の裏に設けられた間隔リブ6と遮蔽リブ7に一致する配置としたものである。
樹脂枠2は、樹脂枠2の四隅に直径3mmの貫通穴9、貫通穴9周囲の遮蔽リブ7の片面上に深さ0.6mmの貫通穴周囲凹部10、貫通穴9周囲の遮蔽リブ7のもう一方の面上に高さ0.5mmの貫通穴周囲凸部11を有し、貫通穴周囲凹部10と貫通穴周囲凸部11は単位素子4同士を積層した際に勘合する形状である。また樹脂枠2は、凹部8aを有し、凹部8aは、間隔リブ6及び遮蔽リブ7の伝熱板3と同一平面となる端面に形成されたものであり、直径0.5mm、深さ0.5mmの円筒型を成し、凹部8aの円形面が凹部8aを形成する面と平行としたものである。
図4(a)は熱交換素子の凹部8bを示す図3(c)に対応する単位素子の概略拡大斜視図、図4(b)はB−B断面の単位素子の概略拡大斜視図、図5(a)は熱交換素子の凹部8cを示す図3(c)に対応する単位素子の概略拡大斜視図、図5(b)はC−C断面の単位素子の概略拡大斜視図であり、凹部8aは、図4(a)及び図4(b)に示す凹部8bまたは、図5(a)及び図5(b)に示す凹部8cであっても良い。凹部8bは、三角柱型を成し、間隔リブ6及び遮蔽リブ7の伝熱板と同一平面となる端面に形成され、三角形面の一辺が0.3mm、四角形面の長辺が13mmであり、四角形面のいずれかひとつの面が凹部8bを形成する面と平行としたものである。また凹部8cは、四角柱型を成し、間隔リブ6及び遮蔽リブ7の伝熱板と同一平面となる端面に形成され、深さ0.3mm、幅0.3mm、長さ13mmであり、四角形面の少なくともひとつの面が凹部8cを形成する面と平行としたものである。
樹脂枠2は、ポリスチレン系のABS,AS、PSまたはポリオレフィン系のPP、PEなどの熱可塑性樹脂を用いたものである。
伝熱板3は、一辺が119mmの方形であり、四隅の部分が貫通穴9と重ならない形に切断したものであり、厚さは0.2〜0.1mm、好ましくは0.1〜0.01mmの伝熱性と透湿性と気体遮蔽性を有する和紙、防燃紙、特殊加工紙、樹脂または樹脂及びパルプなどを原料とした透湿膜、また伝熱性と気体遮蔽性のみを有するポリエステル系、ポリスチレン系のABS、AS、PS、ポリオレフィン系のPP、PEなどの樹脂シート、樹脂フィルムなどで構成される。
図6は熱交換素子の概略生産工程図であり、図6に示すように生産工程は、伝熱板3を所定の形状に切断する工程である切断工程13、樹脂枠2と伝熱板3とを一体成形し単位素子4を形成する工程である成形工程14、単位素子4を交互に90度ずらしながら積層する工程である積層工程15、積層した単位素子4同士を結束する工程である結束工程16を備えたものであり、工程の順番は、切断工程13の後に成形工程14を備え、その後に積層工程15、最後に結束工程16としたものである。
切断工程13は、伝熱板3を所定の形状に切断する工程であり、本実施の形態においては、伝熱板3は一辺が119mmの方形を成し、四隅の部分が貫通穴9と重ならない形に切断する工程である。
成形工程14は、射出成形金型内に伝熱板3を挿入した後に固化後に樹脂枠2となり得る樹脂前躯体である溶融した樹脂を射出成形金型内に射出し、射出された溶融した樹脂の固化により樹脂枠2を形成すると共に樹脂枠2と伝熱板3とを接合し、単位素子4を形成する工程である。なお成形工程14は、射出成形を用いたものでなくても良く、樹脂枠2を形成するための型に伝熱板3を挿入した後に固化後に樹脂枠2となり得る樹脂前躯体を樹脂枠2を形成するための型に流入させ、流入された樹脂前躯体の固化により樹脂枠2を形成すると共に樹脂枠2と伝熱板3を接合し、単位素子4を形成する工程であっても良い。
積層工程15は、単位素子4を交互に90度ずらしながら複数積層し、単位素子4の四隅に設けた貫通穴9に支持棒5を挿入する工程である。
結束工程16は、貫通穴9に挿入した支持棒5の両端に止め具を付設し単位素子4同士を結束することによって熱交換素子1を得る工程である。また、支持棒5は熱可塑樹脂などよりなるものであって、支持棒5の両端を熱によって溶融し単位素子4同士を締め付けた状態で固化させることにより結束するものであっても良い。
上記構成により、熱交換素子1は一次気流Aと二次気流Bとが混ざらないように分離でき、熱交換素子1の一段おきに一次気流Aと二次気流Bを流通させ、伝熱板3を介して一次気流Aと二次気流Bの熱交換を行う。また、樹脂枠2の間隔リブ6と遮蔽リブ7の伝熱板3と同一平面となる端面に、樹脂枠2と伝熱板3との接合部12に剥離を生じないようにするための形状として凹部8aを形成したことにより、例えばスチレン系樹脂からなる樹脂枠2とオレフィン系樹脂からなる伝熱板3の接合強度の低い組合せ、または合成樹脂からなる樹脂枠2と薄膜化した表面粗さの小さい紙または樹脂からなる伝熱板3の接合強度の低い組合せの場合においても、樹脂枠2を形成するための型に凹部8aに対応する凸部が形成され、その凸部に伝熱板3が押されることにより樹脂枠2と伝熱板3との接合部12が樹脂枠2の内部に位置するため、樹脂枠2と伝熱板3の接合面積が増えることにより樹脂枠2と伝熱板3との接合強度が高くなり、また樹脂枠2と伝熱板3との接合部に加わる外力の影響が樹脂枠2の剛性により小さくなるため樹脂枠2と伝熱板3との接合部12の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。また凹部8aは、間隔リブ6の伝熱板3と同一平面となる端面、または遮蔽リブ7の伝熱板3と同一平面となる端面のみに配置されるものであっても同様の効果が得られる。なお、合成樹脂からなる樹脂枠2と薄膜化した表面粗さの小さい紙または樹脂からなる伝熱板3の接合強度の低い組合せとは、例えば、PSよりなる樹脂枠2と膜厚32μm、表面の平滑度2881秒、裏面の平滑度732秒の伝熱板3の組合せである。但し、膜厚の数値はJIS−P−8118の試験法、平滑度の数値はJIS−P−8119の試験法によるものである。
また凹部8aは、円筒型であり、円筒型の円形面が凹部8aを設ける樹脂枠2の端面と平行とした形状であるため、樹脂枠2の強度を保ちつつ樹脂枠2と伝熱板3との接合部12を樹脂枠2の内部に位置することができ、樹脂枠2と伝熱板3との接合面積が増えることにより樹脂枠2と伝熱板3との接合強度が高くなり、また樹脂枠2と伝熱板3との接合部12に加わる外力の影響が樹脂枠2の剛性により小さくなるため樹脂枠2と伝熱板3との接合部12の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。なお、凹部8aは、凹部8bまたは、凹部8cであっても良い。凹部8bは、三角柱型を成し、間隔リブ6及び遮蔽リブ7の伝熱板と同一平面となる端面に形成され、四角形面のいずれかひとつの面が凹部8bを形成する面と平行とした形状であるため、樹脂枠2の強度を保ちつつ樹脂枠2と伝熱板3との接合部12を樹脂枠2の内部に位置することができ、樹脂枠2と伝熱板3との接合面積が増えることにより樹脂枠2と伝熱板3との接合強度が高くなり、また樹脂枠2と伝熱板3との接合部12に加わる外力の影響が樹脂枠2の剛性により小さくなるため樹脂枠2と伝熱板3との接合部12の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。また凹部8cは、四角柱型を成し、間隔リブ6及び遮蔽リブ7の伝熱板と同一平面となる端面に形成され、四角形面の少なくともひとつの面が凹部8cを形成する面と平行とした形状であるため、樹脂枠2の強度を保ちつつ樹脂枠2と伝熱板3との接合部12を樹脂枠2の内部に位置することができ、樹脂枠2と伝熱板3との接合面積が増えることにより樹脂枠2と伝熱板3との接合強度が高くなり、また樹脂枠2と伝熱板3との接合部12に加わる外力の影響が樹脂枠2の剛性により小さくなるため樹脂枠2と伝熱板3との接合部12の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
また成形工程14において、射出成形金型内に伝熱板3を挿入した後に固化後に樹脂枠2となり得る樹脂前躯体である溶融した樹脂を射出成形金型内に射出し、射出された溶融した樹脂の固化により樹脂枠2を形成すると共に樹脂枠2と伝熱板3とを接合する射出成形により単位素子4を形成するため、樹脂枠2と伝熱板3との接合部12が樹脂枠2の内部に位置した状態で樹脂前躯体が固化することができ、樹脂枠2と伝熱板3との接合強度が高くなり樹脂枠2と伝熱板3との接合部12の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。また、成形工程14は射出成形を用いたものでなくても良く、樹脂枠2を形成するための型に伝熱板3を挿入した後に固化後に樹脂枠2となり得る樹脂前躯体を樹脂枠2を形成するための型に流入させ、流入された樹脂前躯体の固化により樹脂枠2を形成すると共に樹脂枠2と伝熱板3を接合し、単位素子4を形成する場合においても同様の作用効果を得られる。
また伝熱板3は、伝熱性と透湿性と気体遮蔽性を有する和紙、防燃紙、特殊加工紙、樹脂または樹脂及びパルプなどを原料とした透湿膜、また伝熱性と気体遮蔽性のみを有するポリエステル系、ポリスチレン系のABS、AS、PS、ポリオレフィン系のPP、PEなどの樹脂シート、樹脂フィルムなどで構成されるため、凹部8に対応する樹脂枠成形金型に設けられた凸部などにより接合部12の移動が成され、それにより樹脂枠2と伝熱板3との接合部12が樹脂枠2内に容易に位置させることができるため、樹脂枠2と伝熱板3との接合強度が高くなり樹脂枠2と伝熱板3との接合部12の剥離に起因する気流の漏れを防止することができる。
なお、本実施の形態では、樹脂枠2、伝熱板3、間隔リブ6、遮蔽リブ7、凹部8a、凹部8b、凹部8c、貫通穴9、貫通穴周囲凹部10、貫通穴周囲凸部11について寸法を明示して説明したが、熱交換素子1の要求性能により寸法は適宜決定されるものであって、本実施の形態における寸法に限定されず、その他の寸法の熱交換素子においても同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、家庭用の熱交換型換気扇やビルなどの熱交換型換気装置に使用する積層構造の熱交換素子に関するものである。
本発明の実施の形態1の熱交換素子の概略斜視図 同熱交換素子の概略分解斜視図 同熱交換素子の概略分解斜視図((a)同X方向から見た単位素子の概略斜視図、(b)同Y方向から見た単位素子の概略斜視図、(c)同Y方向から見た単位素子の概略拡大斜視図、(d)同A−A断面の単位素子の概略拡大斜視図) 同熱交換素子の概略分解斜視図((a)同熱交換素子の凹部8bに対応する単位素子の概略拡大斜視図、(b)同B−B断面の単位素子の概略拡大斜視図)) 同熱交換素子の概略分解斜視図((a)同熱交換素子の凹部8cに対応する単位素子の概略拡大斜視図、(b)同C−C断面の単位素子の概略拡大斜視図)) 同熱交換素子の概略生産工程図 従来の熱交換素子を示す概略斜視図 従来の熱交換素子を示す概略斜視図 従来の熱交換素子を示す概略斜視図
符号の説明
1 熱交換素子
2 樹脂枠
3 伝熱板
4 単位素子
5 支持棒
6 間隔リブ
7 遮蔽リブ
8a 凹部
8b 凹部
8c 凹部
9 貫通穴
10 貫通穴周囲凹部
11 貫通穴周囲凸部
12 接合部
13 切断工程
14 成形工程
15 積層工程
16 結束工程

Claims (15)

  1. 伝熱板と、前記伝熱板間に通風路を形成するための間隔部材である樹脂枠とを一体成形した単位素子を積層して形成される通風路の一段おきに一次気流と二次気流を流通させて熱交換させる熱交換素子であって、前記樹脂枠と前記伝熱板とを一体成形し前記樹脂枠と前記伝熱板との接合部に剥離が生じないようにしたことを特徴とする熱交換素子。
  2. 伝熱板と、前記伝熱板間に通風路を形成するための間隔部材である樹脂枠の端面の一部が前記伝熱板と同一平面となるように構成された前記樹脂枠とを一体成形した単位素子を積層して形成される通風路の一段おきに一次気流と二次気流を流通させて熱交換させる熱交換素子であって、前記樹脂枠と前記伝熱板とを一体成形し前記樹脂枠と前記伝熱板との接合部に剥離が生じないようにしたことを特徴とする熱交換素子。
  3. 樹脂枠と伝熱板とを一体成形し前記樹脂枠と前記伝熱板の接合部に剥離が生じないようにする手段として、前記樹脂枠と前記伝熱板との接合部に剥離が生じないようにするための形状を前記樹脂枠が有したことを特徴とする請求項1または2記載の熱交換素子。
  4. 樹脂枠と伝熱板とを一体成形し単位素子を形成した後に前記樹脂枠と前記伝熱板の接合部に剥離が生じないようにするための形状として、前記樹脂枠に前記樹脂枠と前記伝熱板との接合部を前記樹脂枠の内部に位置させるための形状を設けたことを特徴とする請求項3記載の熱交換素子。
  5. 樹脂枠と伝熱板との接合部を前記樹脂枠の内部に位置させるための形状として、前記伝熱板と前記樹脂枠の端面が同一平面となる前記樹脂枠の端面に凹部を形成したことを特徴とした請求項4記載の熱交換素子。
  6. 樹脂枠は伝熱板間を保持するための間隔リブと気流間の漏れを遮蔽するための遮蔽リブを有し、前記遮蔽リブと前記伝熱板の端面が同一平面となる前記遮蔽リブの端面に凹部を形成したことを特徴とした請求項5記載の熱交換素子。
  7. 樹脂枠は伝熱板間を保持するための間隔リブと気流間の漏れを遮蔽するための遮蔽リブを有し、前記間隔リブと前記伝熱板の端面が同一平面となる前記間隔リブの端面に凹部を形成したことを特徴とした請求項5記載の熱交換素子。
  8. 樹脂枠は伝熱板間を保持するための間隔リブと気流間の漏れを遮蔽するための遮蔽リブを有し、前記遮蔽リブと前記伝熱板の端面が同一平面となる前記遮蔽リブの端面と、前記間隔リブと前記伝熱板の端面が同一平面となる前記間隔リブの端面に凹部を形成したことを特徴とした請求項5記載の熱交換素子。
  9. 凹部は円筒型であり、前記円筒型の円形面が前記凹部を設ける樹脂枠の端面と平行としたことを特徴とした請求項5、6、7または8記載の熱交換素子。
  10. 凹部は三角柱型であり、前記三角柱型の四角形面のいずれか一つが前記凹部を設ける樹脂枠の端面と平行としたことを特徴とした請求項5、6、7または8記載の熱交換素子。
  11. 凹部は四角柱型であり、前記四角柱型の四角形面の少なくとも一つが前記凹部を設ける樹脂枠の端面と平行としたことを特徴とした請求項5、6、7または8記載の熱交換素子。
  12. 伝熱板を樹脂枠成形用の型に挿入し、固化後に前記樹脂枠となり得る樹脂前駆体を前記型に流入し、前記樹脂前駆体を固化させることによって前記伝熱板と前記樹脂枠を一体成形し単位素子としたことを特徴とした請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の熱交換素子。
  13. 伝熱板と樹脂枠とを射出成形金型内で一体成形し単位素子としたことを特徴とした請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12記載の熱交換素子。
  14. 伝熱板を樹脂枠成形用の射出成形金型に挿入し、固化後に前記樹脂枠となり得る樹脂前駆体を前記射出成形金型内に射出することにより前記伝熱板と前記樹脂枠を一体成形し前記単位素子としたことを特徴とした請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13記載の熱交換素子。
  15. 伝熱板を樹脂または紙としたことを特徴とした1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14記載の熱交換素子。
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