JP2004286419A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換換気装置、その他の空気調和装置に用いる熱交換器において、圧力損失の低減と、生産性の向上、強度の向上、及び密封性を高めることを目的とする。
【解決手段】風路リブ6、伝熱面5、風路端面7、突起A8、外周リブA11a〜d、外周リブB12a〜d、風路端面カバー14および突起B15a、bを備えた1枚のシート状に一体成形した伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に積層することにより熱交換器を構成し、風路リブ6、突起A8、外周リブA11a〜d、外周リブB12a〜dおよび突起B15a、bの上面が上方の伝熱板と当接し、突起A8が外周リブB12a〜dと当接し、風路端面7が外周リブB12a〜dの側面と当接し、外周リブA11a〜dの側面同士が当接し、また風路端面カバー14が突起B15a、bの端面と当接することにより、圧力損失の低減と、生産性の向上、強度の向上、及び密封性の高い熱交換器を得れる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱交換換気装置、またはその他の空気調和装置に用いられ、多数の伝熱板を交互に積層して風路Aおよび風路Bを交互に形成する熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、省エネルギーに効果のある熱交換形換気扇が普及している。室内空気と室外空気との間で熱交換を行う熱交換器は、室内空気を換気する際に失われる熱を回収することにより、空調機器の省エネルギー化が図れる。従来、この種の対向流方式の熱交換器は、実開昭56−89585号公報に記載されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、その熱交換器について図30、31および32を参照しながら説明する。
【0004】
図30に示すように、硬質ビニールシート等の可塑性材料で成形した伝熱板101の表面には裏面が凹部になるように突出させたL字状の間隔片102を断面形状が略V字状に成形し、多数の間隔片102が間隔をおいて設けることで伝熱面103が得られ、また伝熱板101の周縁は裏面より多少外側に開いて折り曲げた折り曲げ縁部104を形成している。
【0005】
間隔片102の両端部とそれぞれ対向する両折り曲げ縁部104a、104bの先端側半部に気体の入口と出口となる穴105a、105bを設け、また他の両折り曲げ縁部104c、104dの基部側半部にも気体の入口と出口となる穴105c、105dを前記先端側半部の穴105a、105bと対称的に設ける。
【0006】
そして伝熱板101を多数交互に面方向に180°向きを変えて積層することにより図31のような熱交換器106を得る。
【0007】
図31、31および32に示すように、隣接する両伝熱板101、101の間隔片102、102が平行で重ならないように互違いにずれた位置にきて、間隔片102の先端が隣接する伝熱板の伝熱面103の上面に当接し、かつ隣接する両伝熱板の折り曲げ縁部104、104の基部側半部と先端側半部とが重なり合って、これら伝熱板の間に間隔片102によって多数のL字状風路に分割された2つの気体の各流路107a、107bが交互に構成され、各流路の一端には折り曲げ縁部の穴105a、105cによって入口が形成され、他端には同様にして折り曲げ縁部の穴105b、105dによって出口が形成される。
【0008】
【特許文献1】
実開昭56−89585号公報(第1−6頁、第1−6図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の熱交換器では、間隔片102を断面略V字状に成形した部分には気体が流れないため、間隔片102の先端Wと隣接する伝熱板101の伝熱面103とが当接する部分においては熱交換が行われない。間隔片102の断面を略V字状にして先端Wを小さくすることにより熱交換が行われない面積の減少を図っているが、隣接する両伝熱板101、101の間隔片102、102が平行で重ならないように互違いにずれた位置にきて、間隔片102の先端Wが隣接する伝熱板の伝熱面103の上面に当接しているために、前記熱交換が行われない部分が伝熱板101とその下の伝熱板101とで2倍となり、有効伝熱面積の減少により熱交換効率が低下するという課題があり、熱交換効率向上が要求されている。
【0010】
また、伝熱板101を多数交互に面方向に180°向きを変えて積層することにより得られた熱交換器106は、間隔片102のみでそれぞれの伝熱板101の間隔を保持しているために、多数積層した伝熱板101の重みや外力により間隔片102が変形し、気体の流路107a、107bがつぶれることにより、流路開口面積が減少して圧力損失が増大するという課題があり、強度向上と圧力損失低減が要求されている。
【0011】
また、伝熱板101は硬質ビニールシート等の可塑性材料を真空成形にて成形し、折り曲げ縁部104の外周と折り曲げ縁部の穴105a、105b、105c、105dの5箇所を切断して得られるが、仮に縦方向とした折り曲げ縁部104の外周と、横方向になる折り曲げ縁部の穴4つを一度の工程で切断することは困難なため、生産効率が低いという課題があり、生産効率の向上が要求されている。
【0012】
また、熱交換器106の入口および出口近傍の外縁は伝熱板101の折り曲げ縁部104と次に積層した伝熱板101の間隔片102との当接により、横方向の外力に対して間隔片102が折り曲げ縁部104の変形を防ぎ、折り曲げ縁部104の変形に起因した密封性の低下は起こりにくいが、熱交換器106の入口および出口以外の外縁は伝熱板101の折り曲げ縁部104と次に積層した伝熱板101の折り曲げ縁部104との当接のみのため、横方向の外力に対して折り曲げ縁部104の変形が起こりやすく、折り曲げ縁部104の変形に起因して密封性が低下するという課題があり、強度向上と密封性の高い構造が要求されている。
【0013】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、熱交換効率向上や圧力損失低減などの基本性能を向上することができ、また、生産性を向上することができ、また、強度を向上させ、密封性を高くすることのできる熱交換器を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の熱交換器は上記目的を達成するために、伝熱板Aおよび伝熱板Bは風路リブ、伝熱面、風路端面、突起A、外周リブA、外周リブB、風路端面カバーおよび突起Bを備えるように1枚のシートにより一体成形され、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bを交互に積層する際、前記風路リブ、前記突起A、前記外周リブA、前記外周リブBおよび前記突起Bの上面が上方に積層される伝熱板と当接し、前記突起Aが上方に位置する伝熱板に設けられた外周リブBと当接し、前記風路端面が下方に位置する伝熱板に設けられた外周リブBの側面と当接し、前記外周リブAの側面が下方に位置する伝熱板に備えられた前記外周リブAの側面と当接し、また前記風路端面カバーが下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブAおよび前記外周リブBの端面に設けられた前記突起Bの端面と当接することを特徴とするものである。
【0015】
本発明によれば、圧力損失を低減することができ、また、生産性を向上することができ、また、強度を向上させ、密封性を高くすることのできる熱交換器を得ることができる。
【0016】
また他の手段は、外周リブAと略平行な風路リブのほぼ中央部において、伝熱板Aおよび伝熱板Bの前記風路リブは上下ほぼ同じ位置に有ることを特徴とするものである。
【0017】
本発明によれば、熱交換効率を向上することができる熱交換器を得ることができる。
【0018】
また他の手段は、外周リブAと略平行な伝熱板Aおよび伝熱板Bの風路リブのほぼ中央部において、前記風路リブの凸方向と同方向に中空凸状に形成した複数の突起Cを設け、前記突起Cの凸方向の高さは突起Aの凸方向の高さと同一にし、前記突起Cの上面とその上方に位置する伝熱板の前記風路リブの下面とが当接することを特徴とするものである。
【0019】
本発明によれば、熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができ、また、強度を向上させることのできる熱交換器を得ることができる。
【0020】
また他の手段は、外周リブAと略平行な風路リブのほぼ中央部において、伝熱板Aまたは伝熱板Bの少なくとも一方の前記風路リブの幅を断続的に広くしたことを特徴とするものである。
【0021】
本発明によれば、熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができ、また、強度を向上させることのできる熱交換器を得ることができる。
【0022】
また他の手段は、外周リブAと略平行な風路リブのほぼ中央部において、伝熱板Aまたは伝熱板Bの一方に複数の突起Cを設け、他方の前記風路リブの幅を断続的に広くしたことを特徴とするものである。
【0023】
本発明によれば、熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができ、また、強度を向上させることのできる熱交換器を得ることができる。
【0024】
また他の手段は、外周リブAと略平行な風路リブのほぼ中央部において、伝熱板Aまたは伝熱板Bの一方の風路リブは凸方向の高さを突起Aの凸方向の高さと同一とし、他方の風路リブは前記風路リブの幅より広くしたことを特徴とするものである。
【0025】
本発明によれば、熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができ、また、強度を向上させることのできる熱交換器を得ることができる。
【0026】
また他の手段は、伝熱板Aおよび伝熱板Bの突起Bにおいて、前記突起Bとその上方に位置する伝熱板に設けられた突起Bとが略直交し、前記突起Bの上面とその上方に位置する伝熱板に設けられた外周リブBの下面とが当接することを特徴とするものである。
【0027】
本発明によれば、強度を向上させ、密封性を高くすることのできる熱交換器を得ることができる。
【0028】
また他の手段は、伝熱板Bの外周リブAの上面に側面補強凸部を設け、伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの上面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの下面に当接し、前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの上面が前記伝熱板Aに設けられた伝熱面の下面に当接し、かつ前記伝熱板Bの前記外周リブAに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接したことを特徴とするものである。
【0029】
本発明によれば、強度を向上させ、密封性を高くすることのできる熱交換器を得ることができる。
【0030】
また他の手段は、側面補強凸部を断続的にしたことを特徴とするものである。
【0031】
本発明によれば、強度を向上させ、密封性を高くすることのできる熱交換器を得ることができる。
【0032】
また他の手段は、伝熱板Aおよび伝熱板Bの外周リブAの上面に側面補強凸部を設け、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接し、前記伝熱板Bに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接したことを特徴とするものである。
【0033】
本発明によれば、強度を向上させ、密封性を高くすることのできる熱交換器を得ることができる。
【0034】
また他の手段は、伝熱板Aと伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの上面と側面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接し、前記伝熱板Bの前記外周リブAに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接したことを特徴とするものである。
【0035】
本発明によれば、強度を向上させ、密封性を高くすることのできる熱交換器を得ることができる。
【0036】
また他の手段は、シートの素材が樹脂にゴム粒子を分散させたことを特徴とするものである。
【0037】
本発明によれば、強度を向上させ、密封性を高くすることのできる熱交換器を得ることができる。
【0038】
また他の手段は、シートの素材がスチレン系樹脂にゴム粒子を分散させたことを特徴とするものである。
【0039】
本発明によれば、強度を向上させ、密封性を高くすることのできる熱交換器を得ることができる。
【0040】
また他の手段は、シートの素材がポリスチレン樹脂にゴム粒子を分散させたことを特徴とするものである。
【0041】
本発明によれば、強度を向上させ、密封性を高くすることのできる熱交換器を得ることができる。
【0042】
また他の手段は、シートの素材がハイインパクトポリスチレン樹脂であることを特徴とするものである。
【0043】
本発明によれば、強度を向上させ、密封性を高くすることのできる熱交換器を得ることができる。
【0044】
また他の手段は、シートの素材がアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂であることを特徴とするものである。
【0045】
本発明によれば、強度を向上させ、密封性を高くすることのできる熱交換器を得ることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
本発明の熱交換器は上記目的を達成するために、ほぼ方形の伝熱板Aおよび伝熱板Bとを備え、前記伝熱板Aは略L字状であって中空凸状に形成した風路リブを略平行に略等間隔で複数備え、前記複数の風路リブにより略L字状の複数の風路および伝熱面が形成され、前記伝熱板Aの前記風路の入口と出口に風路端面を設け、前記風路端面は前記風路の入口および出口方向に対して直交して設けられ、前記風路リブの凸方向とは逆方向に前記伝熱面を折り曲げて設け、前記風路リブの両端に前記風路リブの凸方向と同方向に中空凸状の複数の突起Aを設け、前記複数の突起Aは前記風路端面と略平行をなす側面を備え、前記複数の突起Aは前記複数の風路リブの凸方向の高さよりも高い形状とし、前記風路の入口と出口以外の前記伝熱板の外周縁部であって、前記風路の入口と出口に挟まれた外周縁部A(a)は対角に外周縁部A(b)を有し、前記外周縁部A(a、b)は前記略L字状の複数の風路リブの略中央部と略平行をなし、前記風路の入口と出口に隣り合う前記外周縁部A(a)とは他方に一対の外周縁部B(a、b)を設け、外周縁部B(a)は前記外周縁部A(a、b)と略平行をなし、外周縁部B(b)は前記外周縁部A(a、b)と略直交をなし、前記外周縁部A(a、b)は前記風路リブの凸方向と同方向に前記伝熱面を中空凸状に形成した外周リブAを備え、前記外周リブAの凸方向の高さは前記風路リブの凸方向の高さより高い形状とし、前記外周リブAの外側側面はその折り返し寸法が前記伝熱面に対する前記外周リブAの凸方向の高さの寸法よりも大きい寸法を有するように前記風路リブの凸方向とは逆方向に折り返され、前記外周縁部B(a、b)は前記風路リブの凸方向と同方向に前記伝熱面を中空凸状に形成した外周リブBを備え、前記外周リブBの凸方向の高さは前記風路リブの凸方向の高さと同一とし、前記外周リブBの外側側面に開口部が設けられるように前記外周リブBの外側側面の中央部は前記伝熱面と同一面まで折り返され、前記外周リブBの外側側面の両端には前記風路端面の折り返し位置と同位置まで折り返された風路端面カバーを設け、前記外周リブBの前記風路端面側には前記風路リブの凸方向と同方向に中空凸状の突起Bを設け、前記突起Bの凸方向の高さは前記突起Aの凸方向の高さと同一とし、前記伝熱板Bは前記伝熱板Aと相似関係をなし、前記伝熱板Bの形状のうち前記伝熱板Bの外周リブAの凸方向の高さを前記風路リブの凸方向の高さと同一とし、さらに前記伝熱板Bの前記外周リブAの幅を前記伝熱板Aに備えられた前記外周リブAの幅よりも広い形状とし、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bをそれぞれ1枚のシートを素材として一体成形し、前記伝熱板Aの前記外周リブAと前記伝熱板Bの前記外周リブAとが重なり合うように前記伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層し、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bの積層により風路Aおよび風路Bが交互に形成される熱交換器であり、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bが交互に積層される際、前記風路リブ、前記突起A、前記外周リブA、前記外周リブBおよび前記突起Bの上面が上方に積層される伝熱板と当接し、前記突起Aに設けられた前記風路端面と平行をなす側面が前記突起Aの上方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブBの内側側面と当接し、前記風路端面とその下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブBの外側側面が当接し、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bそれぞれに設けられた前記外周リブAの側面同士が当接し、前記風路端面カバーとその下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブAおよび前記外周リブBの端面に設けられた前記突起Bの端面とが当接することを特徴とする熱交換器としたものであり、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層する際、隣接する伝熱板の前記風路リブ、前記突起A、前記外周リブA、前記外周リブBおよび前記突起Bの上面が上方に積層される伝熱板と当接し、前記風路端面と下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブBの外側側面が当接し、隣接する伝熱板に設けられた前記外周リブAの側面同士が当接し、前記風路端面カバーと下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブAおよび前記外周リブBの端面に設けられた前記突起Bの端面が当接することにより、前記風路Aおよび前記風路Bの外周部における密封が行われ、また、前記風路Aおよび前記風路Bの出入口に設けられた前記突起Aが上方に積層される伝熱板に形成された前記外周リブBの下面と当接することにより、前記突起Aの上方に積層される伝熱板に形成された前記外周リブBとさらにその上方に積層される伝熱板との密封性が向上することで、前記風路Aおよび前記風路Bの出入口の密閉が行われ、熱交換器全体の密封性を高くすることができる。また、熱交換器の前記風路Aおよび前記風路Bの出入口の外縁は伝熱板に成形された前記外周リブBとその上方に積層された伝熱板の前記風路端面とが当接することにより、熱交換器の積層方向に対する横からの外力に対して、前記風路端面に連通する前記突起Aと略L字状の複数の前記風路リブの架橋効果により側面側の変形を防ぎ、また、前記風路Aおよび前記風路Bの出入口以外の外縁は伝熱面を中空凸状に形成した前記外周リブAの上面および側面とその上方に積層された伝熱板の前記外周リブAの下面および側面とが当接することにより、伝熱板の外周を折り返しただけの熱交換器の側面よりも、横方向からの外力に対して強度を向上することができる。また、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して、熱交換器外周における伝熱板に設けられた前記外周リブAの上面とその上方に積層された伝熱板の前記外周リブAの下面との当接と、前記風路Aおよび前記風路Bの出入口に設けられた前記突起Aの上面とその上方に積層された伝熱板の前記外周リブBの下面との当接と、前記外周リブBの端面に設けられた前記突起Bの上面とその上方に積層された伝熱板の前記外周リブBの下面との当接により、外周部それぞれが重みや外力を支えることにより、熱交換器の積層方向からの外力に対して強度を向上させることができ、前記風路リブがつぶれることなく確実に前記伝熱面の一段高さが保持され、前記風路Aおよび前記風路Bの開口面積を確保することにより圧力損失を低減することができる。また、伝熱板Aおよび伝熱板Bを一体成形する際、前記外周リブBの外側側面と連続し、かつその断面形状が前記外周リブBの外側側面に形成される開口部と等しい矩形状部を備えた成形型により成形加工を行い、成形加工された後、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの外側側面に沿って、前記矩形状部により形成された部分および前記伝熱板Aおよび前記伝熱板B以外のシート部分をトムソン型などで一度に切断することにより、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bを一度の切断工程で製造することができ、生産性を向上することができるという作用を有する。
【0047】
また、外周リブAと略平行な風路リブのほぼ中央部において、伝熱板Aおよび伝熱板Bの前記風路リブは上下ほぼ同じ位置に有したものであり、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bの積層により交互に形成された風路Aおよび風路Bに気流を流して熱交換する際、伝熱板を略L字状に中空凸状に形成した前記風路リブの中空部は気流が流れないために熱交換が行われない。前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの前記風路リブを上下ほぼ同じ位置にすることにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にすることができ、前記風路リブを伝熱板の上下で互違いにずらした位置で構成するよりも有効伝熱面積が増加し、熱交換効率を向上させることができる。
【0048】
また、外周リブAと略平行な伝熱板Aおよび伝熱板Bの風路リブのほぼ中央部において、前記風路リブの凸方向と同方向に中空凸状に形成した複数の突起Cを設け、前記突起Cの凸方向の高さは突起Aの凸方向の高さと同一にし、前記突起Cの上面とその上方に位置する伝熱板の前記風路リブの下面とが当接したものであり、熱交換器のほぼ中央部における前記風路リブに設けた前記複数の突起Cの上面が上方に位置する伝熱板に形成された前記風路リブの下面に当接することにより、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して強度を向上させることができ、前記風路リブがつぶれることなく確実に前記伝熱面の一段高さが保持され、風路Aおよび風路Bの開口面積を確保することにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にして熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができる。
【0049】
また、外周リブAと略平行な風路リブのほぼ中央部において、伝熱板Aまたは伝熱板Bの少なくとも一方の前記風路リブの幅を断続的に広くしたものであり、熱交換器のほぼ中央部における前記風路リブの幅を断続的に広くしたために、この広くした前記風路リブの上面が上方に位置する伝熱板に形成された風路リブ周辺の伝熱面と当接することにより、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して強度を向上させることができ、前記風路リブがつぶれることなく確実に前記伝熱面の一段高さが保持され、風路Aおよび風路Bの開口面積を確保することにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にして熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができる。
【0050】
また、外周リブAと略平行な風路リブのほぼ中央部において、伝熱板Aまたは伝熱板Bの一方に複数の突起Cを設け、他方の前記風路リブの幅を断続的に広くしたものであり、熱交換器のほぼ中央部における伝熱板Aまたは伝熱板Bの一方の前記風路リブに設けた前記複数の突起Cの上面が上方に位置する伝熱板に形成された前記風路リブの下面に当接し、更に他方の前記風路リブの幅を断続的に広くしたことにより、この広くした前記風路リブの上面が上方に位置する伝熱板に形成された風路リブ周辺の伝熱面と当接することにより、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して強度を向上させることができ、前記風路リブがつぶれることなく確実に前記伝熱面の一段高さが保持され、風路Aおよび風路Bの開口面積を確保することにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にして熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができる。
【0051】
また、外周リブAと略平行な風路リブのほぼ中央部において、伝熱板Aまたは伝熱板Bの一方の風路リブは凸方向の高さを突起Aの凸方向の高さと同一とし、他方の風路リブは前記風路リブの幅より広くしたものであり、熱交換器のほぼ中央部における前記突起Aの凸方向の高さと同一とした前記風路リブの上面が上方に位置する伝熱板に形成された前記風路リブより幅の広い風路リブの下面に当接し、更に前記突起Aの凸方向の高さと同一とした前記風路リブ周辺の伝熱面が下方に位置する伝熱板に形成された前記風路リブより幅の広い風路リブの上面に当接することにより、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して強度を向上させることができ、前記風路リブがつぶれることなく確実に前記伝熱面の一段高さが保持され、風路Aおよび風路Bの開口面積を確保することにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にして熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができる。
【0052】
また、伝熱板Aおよび伝熱板Bの突起Bにおいて、前記突起Bとその上方に位置する伝熱板に設けられた突起Bとが略直交し、前記突起Bの上面とその上方に位置する伝熱板に設けられた外周リブBの下面とが当接したものであり、前記外周リブBに設けた前記突起Bの上面が上方に位置する伝熱板に形成された前記外周リブBの下面と当接することにより、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して、熱交換器コーナー部の強度を向上させることができる。また、前記外周リブBに設けた前記突起Bの端面が上方に位置する伝熱板に形成された風路端面カバーと当接することにより、熱交換器コーナー部の密封性を高くすることができる。
【0053】
また、伝熱板Bの外周リブAの上面に側面補強凸部を設け、伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの上面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの下面に当接し、前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの上面が前記伝熱板Aに設けられた伝熱面の下面に当接し、かつ前記伝熱板Bの前記外周リブAに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接したものであり、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、前記伝熱板Aの前記外周リブAの中空凸部分を前記伝熱板Bの前記側面補強凸部が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性を向上することができる。
【0054】
また、側面補強凸部を断続的にしたものであり、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、前記伝熱板Aの前記外周リブAの中空凸部分を前記伝熱板Bの前記側面補強凸部が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性を向上することができる。
【0055】
また、伝熱板Aおよび伝熱板Bの外周リブAの上面に側面補強凸部を設け、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接し、前記伝熱板Bに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接したものであり、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの前記外周リブAの中空凸部分をそれぞれの前記側面補強凸部が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性を向上することができる。
【0056】
また、伝熱板Aと伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの上面と側面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接し、前記伝熱板Bの前記外周リブAに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接したものであり、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、前記伝熱板Aの前記外周リブAの中空凸部分を前記伝熱板Bの前記側面補強凸部が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性を向上することができる。
【0057】
また他の手段は、シートの素材が樹脂にゴム粒子を分散したものであり、凹凸を設けた成形金型を用いて、熱可塑性樹脂のシートを加熱し、柔らかくしてから金型にのせ、真空ポンプによりシートを金型の表面に張り付かせる真空成形法により、伝熱板Aおよび伝熱板Bを一体成形にて得られるが、ゴム粒子をシート素材の樹脂に分散させたことにより、ゴムの弾性性質が真空成形時の前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの割れを防止し、また、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bを交互に積層して得られた熱交換器も対衝撃性が向上し、割れや衝撃に対する強度を向上することができる。また、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの割れに起因した密封性の低下を防止でき、密封性を高くすることができる。
【0058】
また他の手段は、シートの素材がスチレン系樹脂にゴム粒子を分散したものであり、ゴム粒子をシート素材のスチレン系樹脂に分散させたことにより、ゴムの弾性性質が真空成形時の前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの割れを防止し、また、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bを交互に積層して得られた熱交換器も対衝撃性が向上し、割れや衝撃に対する強度を向上することができる。また、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの割れに起因した密封性の低下を防止でき、密封性を高くすることができる。
【0059】
また他の手段は、シートの素材がポリスチレン樹脂にゴム粒子を分散したものであり、ゴム粒子をシート素材のポリスチレン樹脂に分散させたことにより、ゴムの弾性性質が真空成形時の前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの割れを防止し、また、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bを交互に積層して得られた熱交換器も対衝撃性が向上し、割れや衝撃に対する強度を向上することができる。また、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの割れに起因した密封性の低下を防止でき、密封性を高くすることができる。
【0060】
また他の手段は、シートの素材がハイインパクトポリスチレン樹脂にしたものであり、ゴム粒子を含むハイインパクトポリスチレン樹脂をシート素材にしたことにより、ゴムの弾性性質が真空成形時の前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの割れを防止し、また、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bを交互に積層して得られた熱交換器も対衝撃性が向上し、割れや衝撃に対する強度を向上することができる。また、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの割れに起因した密封性の低下を防止でき、密封性を高くすることができる。
【0061】
また他の手段は、シートの素材がアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂にしたものであり、ゴム粒子を含むアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂をシート素材にしたことにより、ゴムの弾性性質が真空成形時の前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの割れを防止し、また、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bを交互に積層して得られた熱交換器も対衝撃性が向上し、割れや衝撃に対する強度を向上することができる。また、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bの割れに起因した密封性の低下を防止でき、密封性を高くすることができるという作用を有する。
【0062】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0063】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の実施例1について、図1、2および図3を参照しながら説明する。
【0064】
図1は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図2は伝熱板の積層時の概略斜視図、図3は熱交換器の中央側面部分の概略断面図である。
【0065】
図1および図2において、伝熱板A1と伝熱板B2を交互に積層することにより構成される熱交換器はそれぞれの伝熱板の上下に風路A3と風路B4とが構成され、風路A3を流れる流体はそれぞれの伝熱板を介して熱交換を行い、それぞれの風路の出入口部分ではお互いが直交して流れ、中央部分ではお互いが対向する方向に流れる対向流型である。
【0066】
実際は多数の伝熱板A1と伝熱板B2が交互に積層されているが、簡略のため4つの伝熱板を示している。
【0067】
伝熱板A1および伝熱板B2は平面形状が方形をなし、厚さが例えば0.2mmのポリスチレンシートの真空成形加工により成形されており、伝熱板A1は中空凸状に、例えば伝熱面5の表面に対し凸高さ2mm、幅2mmに形成された略L字状の風路リブ6を略平行、略等間隔に3本備え、風路リブ6により略L字状の風路A3および伝熱面5が形成される。風路A3の出入口部分には伝熱板A1の縁を風路リブ6の凸方向とは逆方向へ、例えば伝熱面5の表面に対し2.2mmの位置まで折り曲げられた風路端面7を設け、風路リブ6の両端に風路リブ6の凸方向と同方向に中空凸状であり風路リブ6の高さよりも高い高さの複数の突起A8を、例えば高さが伝熱面5に対し4mmとして6個設け、突起A8は風路端面7と平行な側面9および伝熱面5と平行をなす上面10を備える。伝熱板A1の風路A3の入口と出口以外の外周縁部であって、風路A3の入口と出口に挟まれ、対向流となる風路部分と略平行をなす外周縁部に風路リブ6の凸方向と同方向に中空凸状であり突起A8と等しい高さに形成した外周リブA11aを例えばその幅が4mmとなるように備え、外周リブA11aの対角に同形状の外周リブA11bを有す。外周リブA11の上面は伝熱面5と平行をなし、外側側面は風路端面7と同位置まで折り曲げた構成とする。伝熱板A1の風路A3の出入口および外周リブA11以外の外周縁部に同形状の外周リブB12(a、b)を設け、外周リブB12aは外周リブA11と略平行をなし、外周リブB12bは外周リブA11と略直交をなし、形状は風路リブ6の凸方向と同方向に中空凸状であり、風路リブ6と等しい高さで幅を例えば7mmとし、外周リブB12の上面は伝熱面5と平行をなし、外側側面の中央部は伝熱面5と同位置まで折り曲げられ風路開口部13が形成され、両端部分は例えばコーナーから5mmの部分に風路端面7と同位置まで折り曲げられ風路端面カバー14が形成される。外周リブB12の風路端面7側には風路リブ6の凸方向と同方向に中空凸状であり突起A8と等しい高さに形成した突起B15aを例えばその幅が3mmとなるように備え、突起B15aとその上方に位置する伝熱板B2に設けられた突起B15bとが略直交し、突起B15aの上面とその上方に位置する伝熱板B2に設けられた外周リブB12の下面とが当接する構成である。
【0068】
伝熱板B2は伝熱板A1と相似関係をなしており、伝熱板B2の形状のうち伝熱板B2の外周リブA11(c、d)の高さを風路リブ6の高さと等しい高さとし、さらに伝熱板B2の外周リブA11(c、d)の幅を伝熱板A1の外周リブA11(a、b)の幅よりも広い形状に例えば7mmとなるように形成されている。
【0069】
伝熱板A1と伝熱板B2を交互に積層した際、図3に示すように、伝熱板A1の外周リブA11(a、b)の上面は上方に積層された伝熱板B2の外周リブA11(c、d)に密接し、伝熱板B2の外周リブA11(c、d)の上面は上方に積層された伝熱板A1の外周リブA11(a、b)に密接し、隣接する外周リブA11の外側側面の外面と内面が密接するように成形されており、風路A3および風路B4の外周リブA11部分での密封が行われる。
【0070】
また、風路リブ6の上方に積層された伝熱板との間隔は熱交換器の外縁においては伝熱板の外周リブA11の上面とその上方に積層された伝熱板の外周リブA11の下面との当接と、風路A3および風路B4の出入口に設けられた突起A8の上面とその上方に積層された伝熱板の外周リブB12の下面との当接と、外周リブB12の端面に設けられた突起B15の上面とその上方に積層された伝熱板の外周リブB12の下面との当接とで保持され、更に、熱交換器の出入口近傍の気流が直交する部分においては風路リブ6とその上方に積層される伝熱板の伝熱面5とが当接することで保持され、風路A3および風路B4の風路高さを確実に保持することができる。この風路高さは通気抵抗などの熱交換器の性能面および成形加工性などから設計されている。
【0071】
また、熱交換器側面のほぼ中央部の伝熱板A1および伝熱板B2の風路リブ6は上下ほぼ同じ位置に有し、風路A3と風路B4を対向して流れる気流が伝熱面5を介して熱交換する際、伝熱板を略L字状に中空凸状に形成した風路リブ6の中空部は気流が流れないために熱交換が行われず、伝熱板A1および伝熱板B2の風路リブ6を上下ほぼ同じ位置にすることにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にするよう構成している。
【0072】
また、図4に示すように、風路出入口では外周リブB12の上面が上方に積層された伝熱板と密接し、風路端面7と平行する突起A8の側面9が上方に積層された伝熱板の外周リブB12の外側側面の内面に密接し、突起A8の上面10が上方に積層された伝熱板の外周リブB12の下面に密接し、外周リブB12の外側側面と上方に積層された伝熱板の風路端面7の内面が密接するように成形されており、風路A3および風路B4の出入口部分での密封が行われ、また積層された伝熱板の位置ずれの防止、伝熱板の積層時の位置きめが行われる。
【0073】
また、図5に示すように、伝熱板A1の外周リブB12(a、b)と伝熱板B2の外周リブB12(c、d)が交差するコーナー部分において、外周リブB12(a、b)の上面に備えられた突起B15aの上面が上方に積層された伝熱板B2の外周リブB12(c、d)の下面が当接し、伝熱板の積層方向の変形を抑制し変形に起因する密封性の低下を防ぐ。
【0074】
また、図6および図7に示すように、風路A3および風路B4の出入口両端において、伝熱板A1の外周リブB12(a、b)と伝熱板B2の外周リブB12(c、d)が交差するコーナー部分では外周リブB12に設けた突起B15の端面と上方に積層された伝熱板の風路端面カバー14の内面が密接し、風路A3または風路B4の出入口と外周リブA11とが隣り合う部分では外周リブA11の端面と上方に積層された伝熱板の風路端面カバー14の内面が密接するように成形されており、風路A3および風路B4の側面両端での密封性を確保している。
【0075】
また、図8に示すように、伝熱板A1および伝熱板B2を一体成形する際、外周リブB12の外側側面と連続し、かつその断面形状が外周リブB12の外側側面に形成される開口部と等しい矩形状部を備えた成形型により成形加工を行い、成形加工された後、伝熱板A1および伝熱板B2の外側側面に沿って、前記矩形状部により形成された開口形成部16および伝熱板A1および伝熱板B2以外のシート部分をトムソン型などで一度に切断することにより、伝熱板A1および伝熱板B2の成形シートを得る。
【0076】
上記構成により、風路A3と風路A4の出入口および熱交換器側面の密封性が高く、熱交換器全体の密封性を高くすることができる。
【0077】
また、外周リブA11と略平行な風路リブ6において、伝熱板A1および伝熱板B2の風路リブ6を上下ほぼ同じ位置に有したことで、伝熱板A1と伝熱板B2の積層により交互に形成された風路A3および風路B4に気流を流して熱交換する際、伝熱板を略L字状に中空凸状に形成した風路リブ6の中空部は気流が流れないために熱交換が行われない。伝熱板A1および伝熱板B2の風路リブ6を上下ほぼ同じ位置にすることにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にすることができ、風路リブ6を伝熱板の上下で互違いにずらした位置で構成するよりも有効伝熱面積が増加し、熱交換効率を向上させることができる。
【0078】
また、熱交換器の風路A3および風路B4の出入口の外縁は伝熱板に成形された外周リブB12とその上方に積層された伝熱板の風路端面7とが当接することにより、熱交換器の積層方向に対する横からの外力に対して、風路端面7に連通する突起A8と略L字状の複数の風路リブ6の架橋効果により側面側の変形を防ぐ。更に、風路A3および風路B4の出入口以外の外縁は伝熱面5を中空凸状に形成した外周リブA11の上面および側面とその上方に積層された伝熱板の外周リブA11の下面および側面とが当接することにより、伝熱板の外周を折り返しただけの熱交換器の側面よりも、横方向からの外力に対して強度を向上することができる。
【0079】
また、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して、熱交換器外周における伝熱板に設けられた外周リブA11の上面とその上方に積層された伝熱板の外周リブA11の下面との当接と、風路A3および風路B4の出入口に設けられた突起A8の上面とその上方に積層された伝熱板の外周リブB12の下面との当接と、外周リブB12の端面に設けられた突起B15の上面とその上方に積層された伝熱板の外周リブB12の下面との当接により、外周部それぞれが重みや外力を支えることにより、熱交換器の積層方向からの外力に対して強度を向上させることができ、前記風路リブ6がつぶれることなく確実に伝熱面5の一段高さが保持され、風路A3および風路B4の開口面積を確保することにより圧力損失を低減することができる。
【0080】
また、伝熱板A1および伝熱板B2は外周リブBの外側側面と連続し、かつその断面形状が前記外周リブBの外側側面に形成される開口部と等しい矩形状部を備えた成形型により成形加工を行し、トムソン型などで一度に切断することにより、伝熱板A1および伝熱板B2を一度の切断工程で製造することができ、生産性を向上することができる。
【0081】
なお、本実施例では、伝熱板の材料としてポリスチレンシートを用い、真空成形による一体成形としたが、材料として、ポリプロピレン、ポリエチレン等のその他の熱可塑性樹脂フィルム、アルミニウム等の薄圧金属板、あるいは伝熱性と透湿性を有する紙材、微多孔性樹脂フィルム、樹脂が混入された紙材などを用いてもよく、また成形方法についても、圧空成形、超高圧成形、プレス成形等の他の工法により伝熱板を一体成形しても、同様の作用効果を得ることができる。
【0082】
また、伝熱板の材料としてシートの素材が樹脂にゴム粒子を分散したもの、スチレン系樹脂にゴム粒子を分散したもの、シートの素材がポリスチレン樹脂にゴム粒子を分散したもの、シートの素材がハイインパクトポリスチレン樹脂にしたもの、シートの素材がアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂にしたものなどを用いても良い。本実施例では凹凸を設けた成形金型を用いて、熱可塑性樹脂のシートを加熱し、柔らかくしてから金型にのせ、真空ポンプによりシートを金型の表面に張り付かせる真空成形法により、伝熱板A1および伝熱板B2を一体成形にて得られるが、ゴム粒子をシート素材の樹脂に分散させたことにより、ゴムの弾性性質が真空成形時の伝熱板A1および伝熱板B2の割れを防止し、また、伝熱板A1および伝熱板B2を交互に積層して得られた熱交換器も対衝撃性が向上し、割れや衝撃に対する強度を向上することができる。また、伝熱板A1および伝熱板B2の割れに起因した密封性の低下を防止でき、密封性を高くすることができる。
【0083】
また、シートの厚さを0.2mmとしたが、シート材の厚さは0.05〜0.5mmの範囲のシートを使用することが好ましい。
【0084】
その理由としては、0.05mm以下となると、凹凸形状の成形時、および成形後の伝熱板の取り扱い時にシート材に破れ等の破損が起こりやすくなり、また成形された伝熱板にコシがなくその取り扱い性が悪くなり、また0.5mmを超えると伝熱性が低下する。
【0085】
シート厚さが薄くなるほど伝熱性が高くなりかつ成形性が低下する傾向にあり、逆にシート厚さが厚くなるほど伝熱性が低下する傾向にある。
【0086】
したがって、成形性、伝熱性を満足するにはシート材の厚さは0.05〜0.5mmの範囲のシートを使用することが好ましく、さらには0.15〜0.25mmの範囲であることが最も望ましい。
【0087】
また、各部の寸法値および個数は一例であり、特にその値に限定されることなく、通気抵抗、熱交換効率などの熱交換器の性能面および成形加工性などから適宜設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
【0088】
(実施例2)
次に本発明の実施例2について、図9、10および図11を参照しながら説明する。
【0089】
なお、実施例1と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0090】
図9は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図10は伝熱板の積層時の概略斜視図、図11は熱交換器の中央側面部分の概略断面図である。
【0091】
図9および図10に示すように、外周リブA11と略平行な伝熱板A1および伝熱板B2の風路リブ6において、風路リブ6の凸方向と同方向に中空凸状であり突起A8と等しい高さに形成したを複数の突起C17を設け、図11示すように、突起C17の上面とその上方に位置する伝熱板の風路リブ6の下面とが当接する構成である。
【0092】
上記構成により、伝熱板A1および伝熱板B2の風路リブ6を上下ほぼ同じ位置にして熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にし、風路リブ6を伝熱板の上下で互違いにずらした位置で構成するよりも有効伝熱面積が増加し、熱交換効率を向上させ、更に、熱交換器のほぼ中央部における風路リブ6に設けた複数の突起C17の上面が上方に位置する伝熱板に形成された風路リブ6の下面に当接し、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して強度を向上させることができ、風路リブ6がつぶれることなく確実に伝熱面5の一段高さが保持され、風路A3および風路B4の開口面積を確保することにより、熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができる。
【0093】
(実施例3)
次に本発明の実施例3について、図12、13および図14を参照しながら説明する。
【0094】
なお、実施例1および2と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0095】
図12は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図13は伝熱板の積層時の概略斜視図、図14は熱交換器の中央側面部分の概略断面図である。
【0096】
図12図13に示すように、外周リブA11と略平行な風路リブ6において、伝熱板A1および伝熱板B2の風路リブ6の幅を断続的に広くした風路リブ積層部18を設け、例えば風路リブ6の幅2mmに対し、風路リブ積層部18の幅を4mmの形状にする。図14に示すように、伝熱板A1および伝熱板B2の風路リブ積層部18は積層方向に対してずらした構成とする。
【0097】
上記構成により、熱交換器のほぼ中央部における風路リブ6の幅を断続的に広くしたために、この広くした風路リブ積層部18の上面が上方に位置する伝熱板に形成された風路リブ6周辺の伝熱面5と当接し、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して強度を向上させることができ、風路リブ6がつぶれることなく確実に前記伝熱面の一段高さが保持され、風路A3および風路B4の開口面積を確保することにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にして熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができる。
【0098】
(実施例4)
次に本発明の実施例4について、図15および図16を参照しながら説明する。
【0099】
なお、実施例1、2および3と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0100】
図15は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図16は伝熱板の積層時の概略斜視図である。
【0101】
図15および図16に示すように、外周リブA11と略平行な風路リブ6において、伝熱板A1の風路リブ6に複数の突起C17を設け、伝熱板B2の風路リブの幅を断続的に広くした風路リブ積層部18を設け、突起C17の上面とその上方に位置する伝熱板B2の風路リブ6の下面と当接し、風路リブ積層部18の上面とその上方に位置する伝熱板A1に形成された風路リブ6周辺の伝熱面5と当接する構成である。
【0102】
上記構成により、熱交換器のほぼ中央部における伝熱板A1の風路リブ6に設けた複数の突起C17の上面が上方に位置する伝熱板B2に形成された風路リブ6の下面に当接し、更に伝熱板B2の風路リブ6の幅を断続的に広くした風路リブ積層部18の上面が上方に位置する伝熱板A1に形成された風路リブ6周辺の伝熱面5と当接することにより、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して強度を向上させることができ、風路リブ6がつぶれることなく確実に伝熱面5の一段高さが保持され、風路A3および風路B4の開口面積を確保することにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にして熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができる。
【0103】
(実施例5)
次に本発明の実施例5について、図17、18および図19を参照しながら説明する。
【0104】
なお、実施例1、2、3および4と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0105】
図17は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図18は伝熱板の積層時の概略斜視図、図19は熱交換器の中央側面部分の概略断面図である。
【0106】
図17および図18に示すように、外周リブA11と略平行な伝熱板B2の風路リブ6bのほぼ中央部において、風路リブ6bの凸方向の高さを突起A8の凸方向の高さと等しい高さにした風路リブ凸部19を設け、伝熱板A1の風路リブ6aの幅を伝熱板B2の風路リブ6bより少し広くし、例えば伝熱板B2の風路リブ6bの幅2mmに対し、伝熱板A1の風路リブ6aの幅を4mmの形状にする。図19に示すように、伝熱板B2の風路リブ6bの上面とその上方に位置する伝熱板A1の風路リブ6aの下面と当接し、伝熱板A1の少し広くした風路リブ6aの上面とその上方に位置する伝熱板B2に形成された風路リブ凸部19周辺の伝熱面5と当接する構成である。
【0107】
上記構成により、熱交換器のほぼ中央部における突起A8の凸方向の高さと同一とした伝熱板B2の風路リブ凸部19の上面が上方に位置する伝熱板A1に形成された幅の広い風路リブ6aの下面に当接し、更に伝熱板B2の風路リブ凸部19周辺の伝熱面5が下方に位置する伝熱板A1に形成された風路リブ6aの上面に当接することにより、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して強度を向上させることができ、風路リブ6がつぶれることなく確実に伝熱面5の一段高さが保持され、風路A3および風路B4の開口面積を確保することにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にして熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができる。
【0108】
(実施例6)
次に本発明の実施例6について、図20、21および図22を参照しながら説明する。
【0109】
なお、実施例1、2、3、4および5と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0110】
図20は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図21は伝熱板の積層時の概略斜視図、図22はその側面部分の概略断面図である。
【0111】
図20および図21に示すように、伝熱板B2の外周リブA11(c、d)の上面に側面補強凸部20を設け、側面補強凸部20の幅は例えば伝熱板A1の外周リブA11(a、b)の幅と等しい4mmにし、凸高さは外周リブA11(c、d)の表面に対し4mmの連続的な形状とする。
【0112】
伝熱板A1と伝熱板B2を交互に積層した際、図22に示すように、伝熱板A1に形成された外周リブA11(a、b)の上面が伝熱板B2に形成された外周リブA11(c、d)の下面に当接し、伝熱板B2に形成された外周リブA11(c、d)の上面が伝熱板A1に設けられた伝熱面5の下面に当接し、かつ伝熱板B2の外周リブA11(c、d)に形成された側面補強凸部20の上面と側面が伝熱板A1に形成された外周リブA11(a、b)の下面と側面に当接する。
【0113】
上記構成により、熱交換器の外周リブA11の外側側面の隣接する面を熱溶着する際、伝熱板A1の外周リブA11(a、b)の中空凸部分を伝熱板B2の側面補強凸部20が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性を向上することができる。
【0114】
なお、本実施例では側面補強凸部20を連続的な形状で説明したが、図23および図24に示すように、側面補強凸部20を断続的にした構成としても、同様の作用効果を得ることができる。
【0115】
(実施例7)
次に本発明の実施例7について、図25、26および図27を参照しながら説明する。
【0116】
なお、実施例1、2、3、4、5および6と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0117】
図25は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図26は伝熱板の積層時の概略斜視図、図27はその側面部分の概略断面図である。
【0118】
図25および図26に示すように、、伝熱板A1および伝熱板B2の外周リブA11(a、b、c、d)の幅は例えば4mmにし、凸高さは伝熱面5の表面に対し2mmの形状とする。図27に示すように、伝熱板A1および伝熱板B2は前記外周リブA11の上面に断続的な側面補強凸部20を設け、側面補強凸部20の幅は例えば前記外周リブA11(a、b、c、d)の幅と等しい4mmにし、凸高さは外周リブA11(a、b、c、d)の表面に対し2mmとする。また、伝熱板A1と伝熱板B2の側面補強凸部20は、伝熱板A1と伝熱板B2を交互に積層した際、伝熱板A1に形成された側面補強凸部20の上面と側面が伝熱板B2に形成された外周リブA11(c、d)の下面と側面に当接し、伝熱板B2に形成された側面補強凸部20の上面と側面が伝熱板A1に形成された外周リブA11(a、b)の下面と側面に当接するように、伝熱板の積層方向に対してずらした構成とする。
【0119】
上記構成により、熱交換器の外周リブA11の外側側面の隣接する面を熱溶着する際、伝熱板A1および伝熱板B2の外周リブA11の中空凸部分をそれぞれの側面補強凸部20が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性を向上することができる。
【0120】
(実施例8)
次に本発明の実施例8について、図28および図29を参照しながら説明する。
【0121】
なお、実施例1、2、3、4、5、6および7と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0122】
図28は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図29は伝熱板の積層時の概略斜視図である。
【0123】
図28および図29に示すように、伝熱板A1および伝熱板B2の外周リブA11(a、b、c、d)の幅は例えば4mmにし、伝熱板A1の凸高さは伝熱面5の表面に対し4mmとし、伝熱板B2の凸高さは伝熱面5の表面に対し2mmの形状とする。伝熱板B2は外周リブA11(c、d)の上面に断続的な側面補強凸部20を設け、側面補強凸部20の幅は例えば前記外周リブA11(c、d)の幅と等しい4mmにし、凸高さは外周リブA11(c、d)の表面に対し4mmとする。
【0124】
伝熱板A1と伝熱板B2を交互に積層した際、伝熱板A1に形成された外周リブA11(a、b)の上面と側面が伝熱板B2に形成された外周リブA11(c、d)の下面と側面に当接し、伝熱板B2の外周リブA11(c、d)に形成された側面補強凸部20の上面と側面が伝熱板A1に形成された外周リブA11(a、b)の下面と側面に当接する。
【0125】
上記構成により、熱交換器の外周リブA11の外側側面の隣接する面を熱溶着する際、伝熱板A1の外周リブA11(a、b)の中空凸部分を伝熱板B2の側面補強凸部20が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性を向上することができる。
【0126】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば外周リブAおよび外周リブBの上面とその上方に積層された伝熱板との密接および外側側面の当接により風路Aと風路Bの密封が行われ、熱交換器全体の密封性を高くすることができる。また、熱交換器の積層方向に対する横からの外力に対して、風路端面に連通する前記突起Aと略L字状の複数の風路リブの架橋効果により側面側の変形を防ぎ、伝熱面を中空凸状に形成した外周リブA同士の当接により、伝熱板の外周を折り返しただけの熱交換器の側面よりも、横方向からの外力に対して強度を向上することができる。また、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して、伝熱板に設けれた外周リブA、外周リブB、突起A、突起B、風路リブおよび伝熱面の当接により、風路リブがつぶれることなく確実に伝熱面の一段高さが保持され、風路Aおよび風路Bの開口面積を確保することにより圧力損失を低減することができる。また、伝熱板Aおよび伝熱板Bの外周リブBの外側側面と連続し、かつその断面形状が外周リブBの外側側面に形成される開口部と等しい矩形状部を備えた成形型により成形加工を行い、トムソン型などで一度に切断することにより、伝熱板Aおよび伝熱板Bを一度の切断工程で製造することができ、生産性を向上することができる熱交換器を提供できる。
【0127】
また、伝熱板Aと伝熱板Bの積層により交互に形成された風路Aおよび風路Bに気流を流して熱交換する際、伝熱板を略L字状に中空凸状に形成した風路リブの中空部は気流が流れないために熱交換が行われない。伝熱板Aおよび伝熱板Bの風路リブを上下ほぼ同じ位置にすることにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にすることができ、風路リブを伝熱板の上下で互違いにずらした位置で構成するよりも有効伝熱面積が増加し、熱交換効率を向上させることができる熱交換器を提供できる。
【0128】
また、熱交換器のほぼ中央部における風路リブに設けた複数の突起Cの上面が上方に位置する伝熱板に形成された風路リブの下面に当接することにより、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して強度を向上させることができ、風路リブがつぶれることなく確実に伝熱面の一段高さが保持され、風路Aおよび風路Bの開口面積を確保することにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にして熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができる熱交換器を提供できる。
【0129】
また、熱交換器のほぼ中央部における前記風路リブの幅を断続的に広くしたために、この広くした風路リブの上面が上方に位置する伝熱板に形成された風路リブ周辺の伝熱面と当接することにより、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して強度を向上させることができ、風路リブがつぶれることなく確実に伝熱面の一段高さが保持され、風路Aおよび風路Bの開口面積を確保することにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にして熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができる熱交換器を提供できる。
【0130】
また、熱交換器のほぼ中央部における伝熱板Aまたは伝熱板Bの一方の風路リブに設けた複数の突起Cの上面が上方に位置する伝熱板に形成された風路リブの下面に当接し、更に他方の風路リブの幅を断続的に広くしたことにより、この広くした風路リブの上面が上方に位置する伝熱板に形成された風路リブ周辺の伝熱面と当接することにより、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して強度を向上させることができ、風路リブがつぶれることなく確実に伝熱面の一段高さが保持され、風路Aおよび風路Bの開口面積を確保することにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にして熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができる熱交換器を提供できる。
【0131】
また、熱交換器のほぼ中央部における突起Aの凸方向の高さと同一とした風路リブの上面が上方に位置する伝熱板に形成された風路リブより幅の広い風路リブの下面に当接し、更に突起Aの凸方向の高さと同一とした風路リブ周辺の伝熱面が下方に位置する伝熱板に形成された風路リブより幅の広い風路リブの上面に当接することにより、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して強度を向上させることができ、風路リブがつぶれることなく確実に伝熱面の一段高さが保持され、風路Aおよび風路Bの開口面積を確保することにより、熱交換が行われない面積を一定容積内で最小限にして熱交換効率を向上させつつ圧力損失を低減することができる熱交換器を提供できる。
【0132】
また、外周リブBに設けた突起Bの上面が上方に位置する伝熱板に形成された外周リブBの下面と当接することにより、多数積層した伝熱板の重みや上面からの外力に対して、熱交換器コーナー部の強度を向上させることができる。また、外周リブBに設けた突起Bの端面が上方に位置する伝熱板に形成された風路端面カバーと当接することにより、熱交換器コーナー部の密封性を高くすることができる熱交換器を提供できる。
【0133】
また、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、伝熱板Aの外周リブAの中空凸部分を伝熱板Bの側面補強凸部が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性を向上することができる熱交換器を提供できる。
【0134】
また、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、伝熱板Aおよび伝熱板Bの外周リブAの中空凸部分をそれぞれの側面補強凸部が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性を向上することができる熱交換器を提供できる。
【0135】
また、シート素材の樹脂にゴム粒子を分散させたことにより、ゴムの弾性性質が真空成形時の伝熱板Aおよび伝熱板Bの割れを防止し、また、伝熱板Aおよび伝熱板Bを交互に積層して得られた熱交換器も対衝撃性が向上し、割れや衝撃に対する強度を向上することができる。また、伝熱板Aおよび伝熱板Bの割れに起因した密封性の低下を防止でき、密封性を高くすることができる熱交換器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の熱交換器の概略分解斜視図
【図2】同積層状態の概略斜視図
【図3】同積層状態の側面部分の概略断面図
【図4】同積層状態の風路出入口部分の概略断面図
【図5】同積層状態の伝熱板A1および伝熱板B2の外周リブB12が交差するコーナー部分の概略断面図
【図6】同積層状態の風路出入口が隣り合うコーナー部分の概略拡大斜視図
【図7】同積層状態の風路出入口と外周リブA11とが隣り合う部分の概略拡大斜視図
【図8】同伝熱板の成形加工方法概略斜視図
【図9】本発明の実施例2の熱交換器の概略分解斜視図
【図10】同積層状態の概略斜視図
【図11】同積層状態の側面部分の概略断面図
【図12】本発明の実施例3の熱交換器の概略分解斜視図
【図13】同積層状態の概略斜視図
【図14】同積層状態の側面部分の概略断面図
【図15】本発明の実施例4の熱交換器の概略分解斜視図
【図16】同積層状態の概略斜視図
【図17】本発明の実施例5の熱交換器の概略分解斜視図
【図18】同積層状態の概略斜視図
【図19】同積層状態の側面部分の概略断面図
【図20】本発明の実施例6の熱交換器の概略分解斜視図
【図21】同積層状態の概略斜視図
【図22】同積層状態の側面部分の概略断面図
【図23】同熱交換器の概略分解斜視図
【図24】同積層状態の概略斜視図
【図25】本発明の実施例7の熱交換器の概略分解斜視図
【図26】同積層状態の概略斜視図
【図27】同積層状態の側面部分の概略断面図
【図28】本発明の実施例8の熱交換器の概略分解斜視図
【図29】同積層状態の概略斜視図
【図30】従来の熱交換器の単位部材の概略斜視図
【図31】同積層状態の概略斜視図
【図32】同積層時の熱交換器中央部の概略断面図
【符号の説明】
1 伝熱板A
2 伝熱板B
3 風路A
4 風路B
5 伝熱面
6、6a、6b 風路リブ
7 風路端面
8 突起A
9 突起Aの側面
10 突起Aの上面
11、11a、11b、11c、11d 外周リブA
12、12a、12b、12c、12d 外周リブB
13 風路開口部
14 風路端面カバー
15、15a、15b 突起B
16 開口形成部
17 突起c
18 風路リブ積層部
19 風路リブ凸部
20 側面補強凸部

Claims (16)

  1. ほぼ方形の伝熱板Aおよび伝熱板Bとを備え、前記伝熱板Aは略L字状であって中空凸状に形成した風路リブを略平行に略等間隔で複数備え、前記複数の風路リブにより略L字状の複数の風路および伝熱面が形成され、前記伝熱板Aの前記風路の入口と出口に風路端面を設け、前記風路端面は前記風路の入口および出口方向に対して直交して設けられ、前記風路リブの凸方向とは逆方向に前記伝熱面を折り曲げて設け、前記風路リブの両端に前記風路リブの凸方向と同方向に中空凸状の複数の突起Aを設け、前記複数の突起Aは前記風路端面と略平行をなす側面を備え、前記複数の突起Aは前記複数の風路リブの凸方向の高さよりも高い形状とし、前記風路の入口と出口以外の前記伝熱板の外周縁部であって、前記風路の入口と出口に挟まれた外周縁部A(a)は対角に外周縁部A(b)を有し、前記外周縁部A(a、b)は前記略L字状の複数の風路リブの略中央部と略平行をなし、前記風路の入口と出口に隣り合う前記外周縁部A(a)とは他方に一対の外周縁部B(a、b)を設け、外周縁部B(a)は前記外周縁部A(a、b)と略平行をなし、外周縁部B(b)は前記外周縁部A(a、b)と略直交をなし、前記外周縁部A(a、b)は前記風路リブの凸方向と同方向に前記伝熱面を中空凸状に形成した外周リブAを備え、前記外周リブAの凸方向の高さは前記風路リブの凸方向の高さより高い形状とし、前記外周リブAの外側側面はその折り返し寸法が前記伝熱面に対する前記外周リブAの凸方向の高さの寸法よりも大きい寸法を有するように前記風路リブの凸方向とは逆方向に折り返され、前記外周縁部B(a、b)は前記風路リブの凸方向と同方向に前記伝熱面を中空凸状に形成した外周リブBを備え、前記外周リブBの凸方向の高さは前記風路リブの凸方向の高さと同一とし、前記外周リブBの外側側面に開口部が設けられるように前記外周リブBの外側側面の中央部は前記伝熱面と同一面まで折り返され、前記外周リブBの外側側面の両端には前記風路端面の折り返し位置と同位置まで折り返された風路端面カバーを設け、前記外周リブBの前記風路端面側には前記風路リブの凸方向と同方向に中空凸状の突起Bを設け、前記突起Bの凸方向の高さは前記突起Aの凸方向の高さと同一とし、前記伝熱板Bは前記伝熱板Aと相似関係をなし、前記伝熱板Bの形状のうち前記伝熱板Bの外周リブAの凸方向の高さを前記風路リブの凸方向の高さと同一とし、さらに前記伝熱板Bの前記外周リブAの幅を前記伝熱板Aに備えられた前記外周リブAの幅よりも広い形状とし、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bをそれぞれ1枚のシートを素材として一体成形し、前記伝熱板Aの前記外周リブAと前記伝熱板Bの前記外周リブAとが重なり合うように前記伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層し、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bの積層により風路Aおよび風路Bが交互に形成される熱交換器であり、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bが交互に積層される際、前記風路リブ、前記突起A、前記外周リブA、前記外周リブBおよび前記突起Bの上面が上方に積層される伝熱板と当接し、前記突起Aに設けられた前記風路端面と平行をなす側面が前記突起Aの上方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブBの内側側面と当接し、前記風路端面とその下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブBの外側側面が当接し、前記伝熱板Aおよび前記伝熱板Bそれぞれに設けられた前記外周リブAの側面同士が当接し、前記風路端面カバーとその下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブAおよび前記外周リブBの端面に設けられた前記突起Bの端面とが当接することを特徴とする熱交換器。
  2. 外周リブAと略平行な風路リブのほぼ中央部において、伝熱板Aおよび伝熱板Bの前記風路リブは上下ほぼ同じ位置に有ることを特徴とした請求項1記載の熱交換器。
  3. 外周リブAと略平行な伝熱板Aおよび伝熱板Bの風路リブのほぼ中央部において、前記風路リブの凸方向と同方向に中空凸状に形成した複数の突起Cを設け、前記突起Cの凸方向の高さは突起Aの凸方向の高さと同一にし、前記突起Cの上面とその上方に位置する伝熱板の前記風路リブの下面とが当接することを特徴とした請求項2記載の熱交換器。
  4. 外周リブAと略平行な風路リブのほぼ中央部において、伝熱板Aまたは伝熱板Bの少なくとも一方の前記風路リブの幅を断続的に広くしたことを特徴とした請求項2または3記載の熱交換器。
  5. 外周リブAと略平行な風路リブのほぼ中央部において、伝熱板Aまたは伝熱板Bの一方に複数の突起Cを設け、他方の前記風路リブの幅を断続的に広くしたことを特徴とした請求項3または4記載の熱交換器。
  6. 外周リブAと略平行な風路リブのほぼ中央部において、伝熱板Aまたは伝熱板Bの一方の風路リブは凸方向の高さを突起Aの凸方向の高さと同一とし、他方の風路リブは前記風路リブの幅より広くしたことを特徴とした請求項2または4記載の熱交換器。
  7. 伝熱板Aおよび伝熱板Bの突起Bにおいて、前記突起Bとその上方に位置する伝熱板に設けられた突起Bとが略直交し、前記突起Bの上面とその上方に位置する伝熱板に設けられた外周リブBの下面とが当接することを特徴とした請求項1、2、3、4、5または6記載の熱交換器。
  8. 伝熱板Bの外周リブAの上面に側面補強凸部を設け、伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの上面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの下面に当接し、前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの上面が前記伝熱板Aに設けられた伝熱面の下面に当接し、かつ前記伝熱板Bの前記外周リブAに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載の熱交換器。
  9. 側面補強凸部を断続的にしたことを特徴とした請求項8記載の熱交換器。
  10. 伝熱板Aおよび伝熱板Bの外周リブAの上面に側面補強凸部を設け、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接し、前記伝熱板Bに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接したことを特徴とした請求項9記載の熱交換器。
  11. 伝熱板Aと伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの上面と側面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接し、前記伝熱板Bの前記外周リブAに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの下面と側面に当接したことを特徴とする請求項9記載の熱交換器。
  12. シートの素材が樹脂にゴム粒子を分散させたことを特徴とした請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の熱交換器。
  13. シートの素材がスチレン系樹脂にゴム粒子を分散させたことを特徴とした請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の熱交換器。
  14. シートの素材がポリスチレン樹脂にゴム粒子を分散させたことを特徴とした請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の熱交換器。
  15. シートの素材がハイインパクトポリスチレン樹脂であることを特徴とした請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の熱交換器。
  16. シートの素材がアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂であることを特徴とした請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の熱交換器。
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