JP4279021B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱交換換気装置、またはその他の空気調和装置に用いられ、多数の伝熱板を交互に積層して風路A及び風路Bを交互に形成する熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、従来のこの種の対向流方式の熱交換器として、例えば特開平8−75385号公報に記載されたものを提案した。
【0003】
以下、その熱交換器について図44、45及び図46を参照しながら説明する。
【0004】
図44に示すように、紙などからなる平板状のプレート101の片面に平行風路を形成するため、風路の出入口近傍にほぼ同一角度で斜交した端部リブ102aが設けられ、中央部分には対向流部分を形成するため、端部リブ102aと連結する中央リブ102bが設けられ、端部リブ102aと中央リブ102bにより、ほぼS字状のリブ102が形成されている。
【0005】
また、プレート101の裏面にも表面に設けられたS字状リブ102と同様、端部リブ103a及び中央リブ103bよりなるほぼS字状のリブ103が、表面の端部リブ102aに対し裏面の端部リブ103aが斜交するように設けられ、表面に設けられた中央リブ102bと裏面に設けられる中央リブ102bが交叉するように設けられ、S字状のリブ102及び103を樹脂により一体成形した単位部材104が構成される。
【0006】
そして、単位部材104と単位部材104の間に一定寸法に切断された紙などからなる切断プレート105を挿入し、風路Aと風路Bが交互に形成されるように積層して熱交換器が形成され、風路Aを流れる流体と風路Bを流れる流体は、プレート101及び切断プレート105を介して熱交換が行われる。
【0007】
また、この種の熱交換器を搭載する機器への着脱時及び熱交換器の運搬時に使用する取っ手106の取り付け構造は、例えば図47に示すように、積層方向の両端面の少なくとも一方の端面に別部材として設けられているものが知られている。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−75385号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の熱交換器では、単位部材104のプレート101以外のリブが中実であるため重量が重く、材料コストが高いという課題があり、重量の軽量化及び材料コストの低減が要求されている。
【0010】
また、紙などからなるプレート101とリブが樹脂により一体成形されているため、リサイクルを行う際複数の材料の分別が困難であり、リサイクル性が低いという課題があり、リサイクル性の向上が要求されている。
【0011】
また、プレート101及び切断プレート105の切断寸法精度不良、位置ずれなどにより風路Aと風路Bとの密封性が低下するという課題があり、密封性の高い構造が要求されている。
【0012】
また、単位部材104と切断プレート105を交互に積層する際、切断プレート105の位置ずれを防止するために、単位部材104と切断プレート105の位置決めをしながら積層する作業が困難であり、生産効率が低いという課題があり、生産効率の向上が要求されている。
【0013】
また、取っ手106が伝熱板の積層方向の端面に設けられているため、熱交換器の着脱方向が積層方向となるように熱交換器を搭載する機器を設計する必要があり、熱交換器を搭載する機器の設計の自由度が低いという課題があり、着脱方向に自由度のある構造が要求されている。
【0014】
また、中央部分で風路Aを流れる流体と風路Bを流れる流体が対向流となるため、同等伝熱面積を有する直交あるいは斜交する風路のみで構成された熱交換器よりも熱交換効率は向上しているが、更なる熱交換効率の向上が要求されている。
【0015】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、重量の軽量化、材料コストの低減、リサイクル性の向上、密封性の高い構造、生産効率の向上、着脱方向に自由度のある構造、熱交換効率を向上させることのできる熱交換器を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の熱交換器は上記目的を達成するために、伝熱板A及び伝熱板Bは風路リブ、伝熱面、風路端面、溝A、突起、外周リブA、外周リブB、風路端面カバー及び溝Bを備えるように1枚のシートにより一体成形され、前記伝熱板A及び前記伝熱板Bを交互に積層する際、前記溝Aと前記溝Bとが密接し、前記外周リブA及び前記外周リブBの上面が上方に位置する伝熱板と密接し、前記突起が上方に位置する伝熱板に設けられた外周リブB及び溝Bと密接し、前記風路端面が下方に位置する伝熱板に設けられた外周リブBの側面と当接し、前記外周リブAの側面が下方に位置する伝熱板に備えられた前記外周リブAの側面と当接し、また前記風路端面カバーが下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブA及び前記外周リブBの端面と当接することを特徴とするものである。
【0017】
本発明によれば、前記風路リブ、前記外周リブA及び前記外周リブBは1枚のシートを中空凸状に折り曲げることにより中空状に形成されるため軽量で材料投入量も減少することにり材料コストも低減され、伝熱板がシート材の単一材料により成形されているためにリサイクル性が高く、風路リブの中空部分へも流体が流れ、風路リブにおいても熱交換が行われることにより熱交換効率が向上し、隣接する伝熱板の溝Aと溝Bとの密接、外周リブA及び外周リブBの上面と上方に積層された伝熱板との密接及び外側側面の当接により風路Aと風路Bの密封が行われ、前記突起と上方に位置する伝熱板に設けられた外周リブB及び溝Bとの密接することにより、伝熱板の位置ずれが発生しにくいために、伝熱板の切断精度及び位置ずれなどに起因する密封性の低下が抑制され、風路Aと風路Bの密封性が高く、また伝熱板の積層作業が容易であり、生産効率の高い熱交換器が得られる。
【0018】
また他の手段は、シート材として熱可塑性樹脂シートを用いたことを特徴とするものである。
【0019】
そして本発明によれば、伝熱板の凹凸形状の成形が容易であり生産性の良好な熱交換器を得ることができる。
【0020】
また他の手段は、シート材としてスチレン系樹脂シートを用いたことを特徴とするものである。
【0021】
そして本発明によれば、こしが強く成形品のたわみが小さいために、密封性の高く作業効率の高い熱交換器を得ることができる。
【0022】
また他の手段は、シート材としてポリスチレンシートを用いたことを特徴とするものである。
【0023】
そして本発明によれば、材料コストが安く、成形加工性また寸法安定性が良好であり、生産効率の高い熱交換器を得ることができる。
【0024】
また他の手段は、外周リブBの外側側面と連続し、かつその断面形状が前記外周リブBの外側側面に形成される開口部と等しい矩形状部を備えた成形型により成形加工を行い、成形加工された後、前記伝熱板A及び前記伝熱板Bの外側側面に沿って、前記矩形状部により形成された部分及び前記伝熱板A及び前記伝熱板B以外のシート部分を切断することにより、前記伝熱板A及び前記伝熱板Bが成形されることを特徴とするものである。
【0025】
そして本発明によれば、成形加工後のシートから伝熱板を切断すると同時に、前記外周リブBの外側側面に形成される開口部が形成されるため、生産効率の高い熱交換器が得られる。
【0026】
また他の手段は、伝熱板A及び伝熱板Bの少なくとも2つの角部において、隣接する伝熱板の重なり合う部分が積層方向に全長にわたって熱溶着されていることを特徴とするものである。
【0027】
そして本発明によれば、積層された伝熱板が互いに固定されるために、伝熱板のずれに起因する風路の密封性の低下が防止され、密封性の高い熱交換器が得られる。
【0028】
また他の手段は、風路A及び風路Bの出入口が形成される面において、隣接する伝熱板の重なり合う部分が全面にわたって熱溶着されていることを特徴とするものである。
【0029】
そして本発明によれば、風路出入口部分での他方の風路との密封性が向上し、密封性の高い熱交換器が得られる。
【0030】
また他の手段は、隣接する伝熱板の外側側面の重なり合う部分が全面にわたって熱溶着されていることを特徴とするものである。
【0031】
そして本発明によれば、風路のすべての外側側面部が密封されるため、風路の密封性の高い熱交換器が得られる。
【0032】
また他の手段は、熱交換器の外側側面の隣接する部分の形状に合致した形状の熱溶着面を有する熱溶着手段により、熱交換器の外側側面の隣接する部分が同時に熱溶着されることを特徴とするものである。
【0033】
そして本発明によれば、隣接する熱溶着面を同時に熱溶着することにより、生産効率の高い熱交換器が得られる。
【0034】
また他の手段は、熱交換器の外側側面の隣接する面を熱溶着する際、熱溶着を行うそれぞれの面とほぼ同形状の熱溶着手段を熱溶着面に対して垂直に押圧することにより、前記熱交換器の外側側面が熱溶着されることを特徴とするものである。
【0035】
そして本発明によれば、個々の熱溶着面を確実に熱溶着でき、密封性の高い熱交換器が得られる。
【0036】
また他の手段は、熱溶着面が円筒状をなす熱溶着手段により、前記熱溶着手段の熱溶着面を熱交換器へ押圧しながら伝熱板の積層方向に沿って上方から下方へ回転移動させることにより前記熱交換器の外側側面が熱溶着されることを特徴とするものである。
【0037】
そして本発明によれば、前記熱溶着手段が積層方向と同方向へ回転移動するため、伝熱板の外周側面がその折り返し方向と同方向へ押圧され熱溶着面の上面が下面に確実に押し付けられることにより、熱溶着面が確実に溶着され密封性の高い熱交換器を得ることができる。
【0038】
また他の手段は、伝熱板A及び伝熱板Bを交互に積層した積層方向の両端面にそれぞれ対向するように前記第一の端面部材を設け、前記第一の端面部材は側面に積層された前記伝熱板A及び前記伝熱板Bの外側側面を覆う側面板を備え、前記積層された伝熱板の外周リブAの外側側面に両端が前記第一の端面部材と結合する支持部材を備え、前記第一の端面部材と前記両端面に位置する伝熱板との間に介在する弾性体とを備え、前記弾性体は両端面に位置する前記伝熱板の少なくとも外周縁部を押圧する形状をなし、前記第一の端面部材または前記支持部材の少なくとも一方には取っ手が備えられていることを特徴するものである。
【0039】
そして本発明によれば、伝熱板の積層方向に対して垂直な方向あるいは積層方向に取っ手が設けられることにより、積層方向及び積層方向に対して垂直な方向で機器へ着脱可能な熱交換器を得ることができる。
【0040】
また他の手段は、第一の端面部材と支持部材は前記支持部材のうち1つが分断されるように一体に形成されており、積層された伝熱板に一体に形成された前記第一の端面部材と前記支持部材を取り付けた後、前記分断された支持部材の分断部分を結合することを特徴とするものである。
【0041】
そして本発明によれば、前記第一の端面部材と前記支持部材が一体に形成されていることにより、前記第一の端面部材と前記支持部材の結合作業の工数が低減でき生産効率の高い熱交換器を得ることができる。
【0042】
また他の手段は、伝熱板A及び伝熱板Bを交互に積層した両端面に位置する伝熱板に貼付される第二の端面部材を備え、前記第二の端面部材は少なくとも前記伝熱板Aまたは前記伝熱板Bの外周縁部と同形状に成形された弾性体よりなり、外周リブAの外側側面の少なくとも片面に添って帯状取っ手部材を備え、前記帯状取っ手部材は前記第二の端面部材により両端面に位置する伝熱板に固定されていることを特徴とするものである。
【0043】
そして本発明によれば、前記第二の端面部材を両端面の伝熱板に貼付すると同時に、前記帯状取っ手部材の固定が行われるために生産効率が高く、前記第二の端面部材が弾性体からなるために搭載時の熱交換器端面での密封性が高い熱交換器を得ることができる。
【0044】
また他の手段は、伝熱板A及び伝熱板Bを交互に積層した両端面に位置する伝熱板に貼付される第二の端面部材を備え、前記第二の端面部材は少なくとも前記伝熱板Aまたは前記伝熱板Bの外周縁部と同形状に成形された弾性体よりなり、帯状取っ手部材を外周リブAの外側側面に添って備え、前記帯状取っ手部材は積層された伝熱板の積層方向の一方の端面において、前記第二の端面部材により端面に位置する伝熱板に固定されており、他端においては、前記第二の端面部材の外側に配置されていることを特徴とするものである。
【0045】
そして本発明によれば、前記帯状取っ手部材が伝熱板の積層方向に対して垂直な方向あるいは積層方向に設けられることにより、積層方向及び積層方向に対して垂直な方向で機器へ着脱可能であり、前記第二の端面部材を前記両端面の伝熱板に貼付すると同時に前記帯状取っ手部材の固定が行われるために生産効率の高が高く、前記第二の端面部材が弾性体からなるために搭載時の熱交換器端面での密封性が高い熱交換器を得ることができる。
【0046】
また他の手段は、伝熱板Bの外周リブAの上面に側面補強凸部を設け、伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの上面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの裏面に当接し、前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの上面が前記伝熱板Aに設けられた伝熱面の裏面に当接し、かつ前記伝熱板Bの前記外周リブAに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接したことを特徴とするものである。
【0047】
そして本発明によれば、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、密封性が高い熱交換器を得ることができる。
【0048】
また他の手段は、側面補強凸部を断続的にしたことを特徴とするものである。
【0049】
そして本発明によれば、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、密封性が高い熱交換器を得ることができる。
【0050】
また他の手段は、伝熱板A及び伝熱板Bの外周リブAの上面に側面補強凸部を設け、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接し、前記伝熱板Bに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接したことを特徴とするものである。
【0051】
そして本発明によれば、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、密封性が高い熱交換器を得ることができる。
【0052】
また他の手段は、伝熱板Aと伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの上面と側面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接し、前記伝熱板Bの前記外周リブAに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接したことを特徴とするものである。
【0053】
そして本発明によれば、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、密封性が高い熱交換器を得ることができる。
【0054】
【発明の実施の形態】
本発明は、伝熱板Aと伝熱板Bとを備え、前記伝熱板Aは略S字状であって中空凸状に形成した風路リブを略平行に略等間隔で複数備え、前記複数の風路リブにより略S字状の複数の風路及び伝熱面が形成され、前記伝熱板Aの前記風路の入口と出口に風路端面を設け、前記風路端面は前記風路の入口及び出口方向に対して斜交あるいは直交して設けられ前記風路リブの凸方向とは逆方向に前記伝熱面を折り曲げて設けられ、前記風路端面に対し平行に前記伝熱板Aに溝Aを設け、前記複数の風路リブの延長線上であり前記溝Aと前記風路端面との間の伝熱面に前記風路端面と近接して前記風路リブの凸方向と同方向に中空凸状の複数の突起を設け、前記複数の突起は前記風路端面と略平行をなす一対の側面を備え、前記複数の突起は前記複数の風路リブの凸方向の高さよりも高い形状をなし、前記風路の入口と出口以外の前記伝熱板の外周縁部であって前記風路の入口と出口に隣り合う一方の対向する一対の外周縁部Aを前記略S字状の複数の風路リブの略中央部と略平行に設け、前記風路の入口と出口に隣り合う他方の対向する一対の外周縁部Bを前記略S字状の複数の風路の入口または出口部分の前記風路リブに略平行に設け、前記外周縁部Aは前記風路リブの凸方向と同方向に前記伝熱面を中空凸状に形成した外周リブAを備え、前記外周リブAの凸方向の高さは前記風路リブの凸方向の高さより高い形状となし、前記外周リブAの外側側面はその折り返し寸法が前記伝熱面に対する前記外周リブAの凸方向の高さの寸法よりも大きい寸法を有するように前記風路リブの凸方向とは逆方向に折り返され、前記外周縁部Bは前記風路リブの凸方向と同方向に前記伝熱面を中空凸状に形成した外周リブBを備え、前記外周リブBの凸方向の高さは前記風路リブの凸方向の高さと同一となし、前記外周リブBの外側側面に開口部が設けられるように前記外周リブBの外側側面の中央部は前記伝熱面と同一面まで折り返され、前記外周リブBの外側側面の両端には前記風路端面の折り返し位置と同位置まで折り返された風路端面カバーを設け、前記外周リブBの上面に溝Bを備え、前記溝Bは前記外周リブBの側面と前記溝Bの中心線との距離が前記溝Aの中心線と前記風路端面との距離と等しい位置に、前記溝Aの長手方向の外面が前記溝Bの長手方向の内面と密接する形状に前記伝熱面と同一面まで凹入されており、前記伝熱板Bは前記伝熱板Aと鏡像関係をなし、前記伝熱板Bの形状のうち前記伝熱板Bの外周リブAの凸方向の高さを前記風路リブの凸方向の高さと同一とし、さらに前記伝熱板Bの前記外周リブAの幅を前記伝熱板Aに備えられた前記外周リブAの幅よりも広い形状をなす形状とし、前記伝熱板A及び前記伝熱板Bをそれぞれ1枚のシートを素材として一体成形し、前記伝熱板Aの前記外周リブAと前記伝熱板Bの前記外周リブAとが重なり合うように前記伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層し、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bの積層により風路A及び風路Bが交互に形成される熱交換器であり、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bが交互に積層される際、前記風路リブ、前記突起、前記外周リブA及び前記外周リブBの上面が上方に積層される伝熱板と当接し、前記溝Bが前記溝Bの下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブBの上面と当接し、前記突起に設けられた前記風路端面と平行をなす一対の側面が前記突起の上方に積層される伝熱板に設けられた前記外周リブBの内側側面及び前記溝Bの側面の少なくとも一方と当接し、前記風路端面と前記風路端面の下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブBの外側側面が当接し、前記伝熱板A及び前記伝熱板Bそれぞれに設けられた前記外周リブAの側面同士が当接し、前記風路端面カバーと前記風路端面カバーの下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブA及び前記外周リブBの端面が当接するように構成されたものであり、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層する際、隣接する伝熱板の前記溝Aの外面と前記溝Bの内面が密接し、前記外周リブAの上面及び前記外周リブBの上面が上方に積層される伝熱板と密接し、前記風路端面と下方に位置する伝熱板に設けられた外周リブBの外側側面が当接し、隣接する伝熱板に設けられた前記外周リブAの側面同士が当接し、前記風路端面カバーと下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブA及び前記外周リブBの端面が当接しすることにより、前記風路A及び前記風路Bの外周部における密封が行われ、前記風路A及び前記風路Bの出入口に設けられた前記突起が上方に積層される伝熱板に形成された外周リブBの裏面と当接することにより、前記突起の上方に積層される伝熱板に形成された外周リブBとさらにその上方に積層される伝熱板に形成された伝熱面との密封性が向上し、前記風路出入口に設けられた前記溝Aが風路出入口部の伝熱板を補強し、前記外周リブBの上面に設けられた前記溝Bは前記外周リブBを補強することにより前記外周リブBの上面と上方に積層された伝熱板との密接時の変形を抑制し密封性を向上させ、隣接する伝熱板に設けられた前記外周リブBが交叉する位置において、上方に積層された伝熱板に設けられた前記溝Bが下方に位置する伝熱板に設けられた外周リブBの上面と当接することにより、積層方向の変形が抑制され変形に起因する密封性の低下が防止でき、隣接する伝熱板の前記溝Aの外面と前記溝Bの内面が密接し、前記風路端面と下方に位置する伝熱板に設けられた外周リブBの外側側面が当接し、隣接する伝熱板に設けられた前記外周リブAの側面同士が当接し、前記風路端面カバーと下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブA及び前記外周リブBの端面が当接し、前記突起に設けられた前記風路端面と平行をなす一対の側面が上方に積層される伝熱板に設けられた外周リブBの内側側面及び前記溝Bの側面の少なくとも一方と当接することにより、積層された伝熱板の位置ずれが抑制され、位置ずれに起因する前記風路A及び前記風路Bの密封性の低下が防止され、前記伝熱板の積層作業時の位置決めが容易に行え、前記風路リブ、前記外周リブA、前記外周リブB及び前記突起を1枚のシートを中空凸状に成形することにより軽量かつ材料投入量を低減でき、伝熱板がシート材の単一材料により成形されているためにリサイクル性が向上し、前記風路リブの内面へも流体が流れ風路リブにおいても熱交換が行われることにより熱交換効率が向上するという作用を有する。
【0055】
また、シート材として熱可塑性樹脂シートを用いたものであり、成形を短時間で容易に行えるという熱可塑性樹脂の特徴により生産効率が向上するという作用を有する。
【0056】
また、シート材としてスチレン系樹脂シートを用いたものであり、スチレン系樹脂のこしの強さにより、積層時の隣接する伝熱板の密接、当接個所の強度が確保され密封性が向上すると同時に、作業性が良く生産効率が向上するという作用を有する。
【0057】
また、シート材としてポリスチレンシートを用いたものであり、材料コストが安く、収縮が小さく寸法安定性が良好であり成形品の寸法精度が高く、風路の密封性が向上し、成形性が良好であり生産効率が向上するという作用を有する。
【0058】
また、伝熱板A及び伝熱板Bを一体成形する際、外周リブBの外側側面と連続し、かつその断面形状が前記外周リブBの外側側面に形成される開口部と等しい矩形状部を備えた成形型により成形加工を行い、成形加工された後、前記伝熱板A及び前記伝熱板Bの外側側面に沿って、前記矩形状部により形成された部分及び前記伝熱板A及び前記伝熱板B以外のシート部分を切断することにより、前記伝熱板A及び前記伝熱板Bを製造したものであり、伝熱板の外周が所定の寸法に切断されると同時に、外周リブBの側面に設けられる風路出入口の開口部が形成されるため、前記外周リブBの側面部を前記外周リブBの側面部の両端に備えられる風路端面カバーの折り返し位置まで成形した後、前記外周リブBの側面部の中央部を切断して前記出入口の開口部を形成する作業工程に比べて生産性が高いという作用を有する。
【0059】
また、伝熱板A及び伝熱板Bの少なくとも2つの角部において、隣接する伝熱板の外側側面に形成された風路端面カバー、外周リブB、外周リブA及び風路端面の重なり合う部分が積層方向に全長にわたって熱溶着されているものであり、積層された隣接する伝熱板の風路端面カバーと外周リブAの端面、風路端面カバーと外周リブBの端面、風路端面と外周リブBの側面及び外周リブAの側面同士が熱溶着により固定されることにより、伝熱板の位置ずれに起因する風路の密封性の低下が防止され、密封性が向上するという作用を有する。
【0060】
また、風路A及び風路Bの出入口が形成される面において、隣接する伝熱板の外側側面に形成された風路端面カバー、外周リブA、外周リブB及び風路端面の重なり合う部分が全面にわたって熱溶着されているものであり、積層された隣接する伝熱板の風路端面と外周リブAの側面、風路端面カバーと外周リブAの側面及び風路端面カバーと外周リブBの端面が熱溶着されることにより、一方の風路の出入口部に面している他方の風路の外周リブBの外側側面が密封され、また伝熱板の位置ずれが抑制され風路の密封性が向上するという作用を有する。
【0061】
また、隣接する伝熱板の外側側面の重なり合う部分が全面にわたって熱溶着されているものであり、積層された隣接する伝熱板の風路端面と外周リブAの側面、風路端面カバーと外周リブAの側面及び風路端面カバーと外周リブBの端面が熱溶着されることにより、一方の風路の出入口部に面している他方の風路の外周リブBの外側側面が密封され、また積層された隣接する伝熱板の外周リブAの外側側面が熱溶着されることにより風路のすべての外側側面が密封され、また伝熱板の位置ずれが抑制され風路の密封性が向上するという作用を有する。
【0062】
また、熱交換器の外側側面の隣接する部分を熱溶着する際、前記熱交換器の外側側面の隣接する部分の形状に合致した形状の熱溶着面を有する熱溶着手段により、前記熱交換器の外側側面の隣接する部分が同時に熱溶着されるものであり、同一平面状にない隣接する熱溶着個所を同時に熱溶着することにより生産効率が向上するという作用を有する。
【0063】
また、熱交換器の外側側面の隣接する面を熱溶着する際、熱溶着を行うそれぞれの面とほぼ同形状の熱溶着手段を熱溶着面に対して垂直に押圧することにより、前記熱交換器の外側側面が熱溶着されるものであり、前記熱溶着手段を熱溶着を行う面に対して垂直に押圧することにより熱溶着を行う際の伝熱板の外側側面の重なり合う部分の密着性が向上し密封性が向上するという作用を有する。
【0064】
また、熱溶着面が円筒状をなす熱溶着手段により、前記熱溶着手段の熱溶着面を熱交換器へ押圧しながら伝熱板の積層方向に沿って上方から下方へ回転移動させることにより前記熱交換器の外側側面が熱溶着されるものであり、前記熱溶着手段が積層方向に沿って上方から下方へ回転移動するため、前記熱溶着手段の回転方向と伝熱板の外周側面の折り返し方向とが同方向となるため前記伝熱板の外周側面の熱溶着時における反り返り、折れ曲がりなどの発生が防止され、また前記伝熱板の外側側面が重なり合うことにより生じる前記伝熱板の外側側面の切断部と下方に位置する伝熱板の外周側面との段差の方向が熱溶着手段と略平行となるため前記伝熱板の外側側面の段差による熱溶着不良が防止され密封性の高い熱交換器を得ることができる。
【0065】
また、伝熱板A及び伝熱板Bを交互に積層した積層方向の両端面にそれぞれ対向するように前記第一の端面部材を設け、前記第一の端面部材は外周縁部に積層された前記伝熱板A及び前記伝熱板Bの外側側面を覆う側面板を備え、前記積層された伝熱板の外周リブAの外側側面に両端が前記第一の端面部材と結合する支持部材を備え、前記第一の端面部材と前記両端面に位置する伝熱板との間に介在する弾性体を備え、前記弾性体は両端面に位置する前記伝熱板の少なくとも外周縁部を押圧する形状をなし、前記第一の端面部材または前記支持部材の少なくとも一方には取っ手が備えられているものであり、伝熱板の積層方向に対して垂直な方向あるいは積層方向に取っ手が設けられることにより、積層方向あるいは積層方向に対して垂直な方向で機器へ着脱可能となり、熱交換器を搭載する機器への着脱方向の方向性が拡大し、前記側面板が伝熱板の外側側面を覆う形状に形成されることにより、前記第一の端面部材と両端に位置する伝熱板との間への流体の流入が抑制され、前記弾性体が前記両端面に位置する伝熱板の少なくとも外周縁部を押圧することにより前記第一の端面部材と両端に位置する伝熱板との間が密封され、また前記側面板が伝熱板の外側側面を覆う形状に形成されることにより、その位置合わせが容易に行えるという作用を有する。
【0066】
また、第一の端面部材と支持部材は前記支持部材のうち1つが分断されるように一体に形成されており、積層された伝熱板に一体に形成された前記第一の端面部材と前記支持部材を取り付けた後、前記分断された支持部材の分断部分が結合されたものであり、積層された伝熱板の端面に弾性体を介して前記第一の端面部材を配置し、積層された伝熱板の外周リブAの外側側面に前記支持部材を配置した後、前記第一の端面部材と前記支持部材の結合作業が前記分断された支持部材の分断部分の結合作業のみで行われるという作用を有する。
【0067】
また、伝熱板A及び伝熱板Bを交互に積層した両端面に位置する伝熱板に貼付される第二の端面部材を備え、前記第二の端面部材は少なくとも前記伝熱板Aまたは前記伝熱板Bの外周縁部と同形状に成形された弾性体よりなり、外周リブAの外側側面の少なくとも片面に添って帯状取っ手部材を備え、前記帯状取っ手部材が前記第二の端面部材により両端面に位置する伝熱板に固定されるものであり、前記第二の端面部材を積層した伝熱板の両端面に位置する伝熱板に貼付する作業と帯状取っ手部材の固定作業が同時に行われ、また前記第二の端面部材が弾性体からなることにより機器搭載時に前記第二の端面部材が積層方向に押圧され、機器搭載時の前記熱交換器端面での密封を行い、前記積層された伝熱板の外周リブAの外側側面の少なくとも片面に添って帯状取っ手部材が備えられているため前記外周リブAの側面方向に前記熱交換器の着脱が可能となるという作用を有する。
【0068】
また、伝熱板A及び伝熱板Bを交互に積層した両端面に位置する伝熱板に貼付される第二の端面部材を備え、前記第二の端面部材は少なくとも前記伝熱板Aまたは前記伝熱板Bの外周縁部と同形状に成形された弾性体よりなり、帯状取っ手部材を外周リブAの外側側面に添って備え、前記帯状取っ手部材を積層された伝熱板の積層方向の一方の端面において、前記第二の端面部材により端面に位置する伝熱板に固定し、他端においては前記第二の端面部材の外側に配置したものであり、前記第二の端面部材を積層した伝熱板の一方の端面に位置する伝熱板に貼付する作業と帯状取っ手部材の固定作業が同時に行われ、また前記第二の端面部材が弾性体からなることにより機器搭載時に前記第二の端面部材が積層方向に押圧され、機器搭載時の前記熱交換器端面での密封を行い、前記積層された伝熱板の外周リブAの外側側面の少なくとも片面に添って、かつ前記第二の端面部材の少なくとも一方の外側に帯状取っ手部材が備えられているため、前記伝熱板の積層方向あるいは前記伝熱板の積層方向と外周リブAの側面方向の両方向に着脱が可能となるという作用を有する。
【0069】
また、伝熱板Bの外周リブAの上面に側面補強凸部を設け、伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの上面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの裏面に当接し、前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの上面が前記伝熱板Aに設けられた伝熱面の裏面に当接し、かつ前記伝熱板Bの前記外周リブAに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接したものであり、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、前記伝熱板Aの前記外周リブAの中空凸部分を前記伝熱板Bの前記側面補強凸部が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性が向上されるという作用を有する。
【0070】
また、側面補強凸部を断続的にしたものであり、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、前記伝熱板Aの前記外周リブAの中空凸部分を前記伝熱板Bの前記側面補強凸部が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性が向上されるという作用を有する。
【0071】
また、伝熱板A及び伝熱板Bの外周リブAの上面に側面補強凸部を設け、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接し、前記伝熱板Bに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接したものであり、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、前記伝熱板A及び前記伝熱板Bの前記外周リブAの中空凸部分をそれぞれの前記側面補強凸部が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性が向上されるという作用を有する。
【0072】
また、伝熱板Aと伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの上面と側面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接し、前記伝熱板Bの前記外周リブAに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接したものであり、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、前記伝熱板Aの前記外周リブAの中空凸部分を前記伝熱板Bの前記側面補強凸部が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性が向上されるという作用を有する。
【0073】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0074】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の実施例1について、図1、2、3、4、5、6、7及び図8を参照しながら説明する。
【0075】
図1は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図2は伝熱板の積層時の概略斜視図、図3はその側面部分の概略断面図、図4はその風路出入口部分の概略断面図、図5は風路Aの出入口部分と風路Bの出入口部分とが隣り合うコーナー部分の概略上面透視図、図6はその概略正面透視図、図7はその概略正面図、図8は伝熱板の側面側の風路出入口部分の概略正面図である。
【0076】
図1及び図2において、伝熱板A1と伝熱板B2を交互に積層することにより構成される熱交換器はそれぞれの伝熱板の上下に風路A3と風路B4とが構成され、風路A3を流れる流体はそれぞれの伝熱板を介して熱交換を行い、それぞれの風路の出入口部分ではお互いが斜交して流れ、中央部分ではお互いが対向する方向に流れる対向流型である。
【0077】
実際は多数の伝熱板A1と伝熱板B2が交互に積層されているが、簡略のため4つの伝熱板を示している。
【0078】
伝熱板A1及び伝熱板B2は平面形状が六角形をなし、厚さが例えば0.2mmのポリスチレンシートの真空成形加工により成形されており、伝熱板A1は中空凸状に、例えば伝熱面5の表面に対し凸高さ2mmに形成された略S字状の風路リブ6を略平行、略等間隔に8本備え、風路リブ6により略S字状の風路A3及び伝熱面5が形成される。風路A3の出入口部分には伝熱板A1の縁を風路リブ6の凸方向とは逆方向へ、例えば伝熱面5の表面に対し2.2mmの位置まで折り曲げられた風路端面7を設け、風路端面7より内側の伝熱面5に風路端面7と平行に溝A8を、例えば風路端面7から溝A8の中心線の距離が4.5mmに位置に溝A8の幅の外寸が2mmとなるように設け、溝A8と風路端面7との間の風路リブ6の延長線上に風路端面と近接して風路リブ6の凸方向と同方向に中空凸状であり風路リブ6の高さよりも高い高さの複数の突起9を、例えば高さが伝熱面5に対し4mmとして8個設け、突起9は風路端面7と平行な一対の側面10a及び10b、また伝熱面5と平行をなす上面11備え、伝熱板A1の外周縁部のうち対向流となる風路部分と略平行をなす一対の外周縁部に風路リブ6の凸方向と同方向に中空凸状であり突起9と等しい高さに形成した外周リブA12を例えばその幅が4mmとなるように備え、外周リブA12の上面は伝熱面5と平行をなし、外側側面は風路端面7と同位置まで折り曲げられ、伝熱板A1の外周縁部のうち斜交流となる風路部分と略平行をなす一対の外周縁部に風路リブ6の凸方向と同方向に中空凸状であり風路リブ6と等しい高さに形成した外周リブB13を例えばその幅が7mmとなるように備え、外周リブB13の上面は伝熱面5と平行をなし、外側側面の中央部は伝熱面5と同位置まで折り曲げられ風路開口部14が形成され、両端部分、例えばコーナーから8mmの部分は風路端面7と同位置まで折り曲げられ風路端面カバー15が形成され、外周リブB13の上面に溝B16を備え、溝B16は外周リブB13の上面の外側側面折り曲げ位置と溝Bの中心線との距離が溝A8の中心線と風路端面7の折り曲げ位置との距離と等しい位置に、溝A8の長手方向の外面が溝B16の長手方向の内面と密接する形状に、例えば溝B16の幅の内寸が2mmとなるように伝熱面5と同一面まで凹入されている。
【0079】
複数の風路リブ6を略平行、略等間隔に8本備え、外周リブA12及び外周リブB13を風路リブ6と略平行となるように構成することにより、風路リブ6、外周リブA12及び外周リブB13により形成される複数の風路A3を流れるそれぞれの流体の流れが均一化し、通気抵抗の増加が抑制され、伝熱板A1の伝熱面5全域が熱交換に有効に機能する。
【0080】
また、伝熱板B2は伝熱板A1と鏡像関係をなしており、伝熱板B2の形状のうち伝熱板B2の外周リブA12の高さを風路リブ6の高さと等しい高さとし、さらに伝熱板B2の外周リブA12の幅を伝熱板A1の外周リブA12の幅よりも広い形状に例えば7mmとなるように形成されている。
【0081】
伝熱板A1と伝熱板B2を交互に積層した際、図3に示すように、伝熱板A1の外周リブA12aの上面は上方に積層された伝熱板B2の外周リブA12bに密接し、伝熱板B2の外周リブA12bの上面は上方に積層された伝熱板A1の外周リブA12aに密接し、隣接する外周リブA12の外側側面の外面と内面が密接するように成形されており、風路A3及び風路B4の外周リブ12A部分での密封が行われる。
【0082】
また、風路リブ6は上面が上方に積層された伝熱板に当接するように形成されており、風路A3及び風路B4の風路高さを保持しており、その風路高さは通気抵抗などの熱交換器の性能面及び成形加工性などから設計されている。
【0083】
また、図4に示すように、風路出入口では溝B16の内面に上方に積層された伝熱板の溝A8の外面が密接し、外周リブB13の上面が上方に積層された伝熱板と密接し、風路端面7と平行する突起9の一対の側面10の一方の側面10aが上方に積層された伝熱板の外周リブB13の外側側面の内面に密接し、他方の側面10bが上方に積層された伝熱板の溝B16の側面と密接し、突起9の上面11が上方に積層された伝熱板の外周リブB13の上面の裏面に密接し、外周リブB13の外側側面と上方に積層された伝熱板の風路端面の内面が密接するように成形されており、風路A3及び風路B4の出入口部分での密封が行われ、また積層された伝熱板の位置ずれの防止、伝熱板の積層時の位置きめが行われる。
【0084】
また、図5及び図6に示すように伝熱板A1の外周リブB13と伝熱板B2の外周リブB13が交差するコーナー部分において、外周リブB13の上面に備えられた溝B13も交差し、外周リブB13の上面と上方に積層された伝熱板の溝B16とが当接するように成形されており、外周リブB13が交差するコーナー部分の伝熱板の積層方向の変形を抑制し変形に起因する密封性の低下を防ぐ。
【0085】
また、図7及び図8に示すように、風路A3及び風路B4の両端において、風路A3の出入口と風路B4の出入口とが隣り合うコーナー部分では外周リブB13の端面と上方に積層された伝熱板の風路端面カバー15aの内面が密接し、風路A3または風路B4の出入口と外周リブA12とが隣り合うコーナー部分では外周リブA12の端面と上方に積層された伝熱板の風路端面カバー15bの内面が密接するように成形されており、風路A3及び風路B4の両端での密封性を確保している。
【0086】
上記構成により、風路A3及び風路A4の密封性が高く、伝熱板A1及び伝熱板B2の積層作業時の位置きめが容易に行え、風路リブ6、突起9、外周リブA12及び外周リブB13を1枚のポリスチレンシートの真空成形加工により中空中空凸状に成形することにより軽量かつ材料投入量を低減でき、熱交換器が伝熱板A3及び伝熱板B4の材料であるであるポリスチレン、単一材料により構成されるためにリサイクル性が向上し、中空凸状に形成された風路リブ6の内面へも流体が流れ風路リブ6においても熱交換が行われることにより熱交換効率が向上する熱交換器を得ることができる。
【0087】
なお、本実施例では、伝熱板の材料としてポリスチレンシートを用い、真空成形による一体成形としたが、材料として、ABS、ポリプロピレン、ポリエチレン等のその他の熱可塑性樹脂フィルム、アルミニウム等の薄圧金属板、あるいは伝熱性と透湿性を有する紙材、微多孔性樹脂フィルム、樹脂が混入された紙材などを用いてもよく、また成形方法についても、圧空成形、超高圧成形、プレス成形等の他の工法により伝熱板を一体成形しても、同様の作用効果を得ることができる。
【0088】
また、各部の寸法値及び個数は一例であり、特にその値に限定されることなく、通気抵抗、熱交換効率などの熱交換器の性能面及び成形加工性などから適宜設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
【0089】
また、シート材としてポリスチレンシートを用い、その厚さを0.2mmとしたが、シート材の厚さは0.05〜0.5mmの範囲のシートを使用することが好ましい。
【0090】
その理由としては、0.05mm以下となると、凹凸形状の成形時、及び成形後の伝熱板の取り扱い時にシート材に破れ等の破損が起こりやすくなり、また成形された伝熱板にコシがなくその取り扱い性が悪くなり、また0.5mmを超えると伝熱性が低下する。
【0091】
シート厚さが薄くなるほど伝熱性が高くなりかつ成形性が低下する傾向にあり、逆にシート厚さが厚くなるほど伝熱性が低下する傾向にある。
【0092】
したがって、成形性、伝熱性を満足するにはシート材の厚さは0.05〜0.5mmの範囲のシートを使用することが好ましく、さらには0.15〜0.25mmの範囲であることが最も望ましい。
【0093】
(実施例2)
次に本発明の実施例2について、図9、10、11、12、13及び図14を参照しながら説明する。
【0094】
なお、実施例1と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0095】
図9は本実施例に用いる熱交換器の伝熱板A1及び伝熱板B2の真空成形金型の概略斜視図、図10は一対の伝熱板A1及び伝熱板B2の真空成形品の概略拡大斜視図、図11はその風路開口部14部分の概略断面図、図12は一対の伝熱板A1及び伝熱板B2の切断方法概略斜視図、図13は伝熱板の風路開口部14部分の切断位置の概略断面図である。
【0096】
図9示すように、真空成形金型17は伝熱板A1の金型部17a及び伝熱板B2の金型部17bを備えており、伝熱板A1の金型部17a及び伝熱板B2の金型部17bの外周リブB13の外側側面の風路開口部14が形成される部分には断面形状が風路開口部14と等しい、例えば高さが1.8mm、幅が160mmの矩形状金型部18が一体に備えられており、伝熱板A1の金型部17aと伝熱板B2の金型部17bをそれぞれの外周リブB13の外側側面が対向するように配置されており、対向するそれぞれの外周リブB13の側面に一体に備えられた矩形状金型部18が連結して備えられており、1台の真空成形金型17には一対の伝熱板A1の金型部17aと伝熱板B2の金型部17bが3組備えられている。
【0097】
図10は真空成形金型17を用いて真空成形を行った1枚のポリスチレンシートであり、伝熱板A1及び伝熱板B2の成形品であり、実際には伝熱板A及び伝熱板Bの組が3組成形されるが、簡略のため1組の伝熱板A1と伝熱板B2のみ示している。
【0098】
伝熱板A1と伝熱板B2は外周リブB13の外側側面が対向し矩形状金型部18により中空凸状に成形された開口形成部19が一体となって成形されており、図11に示すように、開口形成部19が外周リブB13の外側側面の風路開口部14の開口高さと等しい高さの空間を形成するように外周リブB13の外側側面と連続して一体に形成されている。
【0099】
図12に示すように、それぞれの伝熱板の外周形状と等しい形状の抜き刃を備えた抜き型20を伝熱板A1の外周縁部及び伝熱板B2の外周縁部へ押し付けることにより伝熱板A1及び伝熱板B2を切断する。
【0100】
伝熱板A1及び伝熱板B2を切断する際、図13に示すように、外周リブB13の外側側面と連続して一体に形成された開口形状部19は抜き型20により外周リブB13の外側側面から切断され、外周リブB13の外側側面には風路開口部14が形成される。
【0101】
上記実施例によれば、伝熱板A1及び伝熱板B2の外周を所定の寸法に切断すると同時に外周リブB13の外側側面に風路開口部14が形成されるため、生産効率の高い熱交換器を得ることができる。
【0102】
なお、本実施例では真空成形金型17に伝熱板Aの金型部17a及び伝熱板Bの金型部17Bを3組設けたが、その組数は一例であり、特にその値に限定されることなく設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
【0103】
また、各部の寸法値及び個数は一例であり、特にその値に限定されることなく、通気抵抗、熱交換効率などの熱交換器の性能面及び成形加工性などから適宜設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
【0104】
(実施例3)
次に本発明の実施例3について、図14及び図15を参照しながら説明する。
【0105】
なお、実施例1及び2と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0106】
図14は本実施例に用いるコーナー部に熱溶着がなされている熱交換器の概略斜視図、図15はその熱溶着装置の概略斜視図である。
【0107】
図14に示すように、熱交換器21は所定の枚数の伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に、例えば伝熱板A1及び伝熱板B2をそれぞれ61枚ずつ伝熱板A1を最下段として交互に積層し、その6箇所のコーナー部分において積層された隣接する伝熱板の外側側面が熱溶着により溶着されている。
【0108】
図15はその熱溶着装置22であり、伝熱板A1及び伝熱板B2をそれぞれ61枚ずつ伝熱板A1を最下段として交互に積層したシートブロック23の積層方向のずれを抑制し、シートブロック23の積層高さを規定する、例えば積層高さを280mmに規定する押え板24を備え、シートブロック23を構成する伝熱板の水平方向への位置ずれを抑制する支持板25を備え、支持板25は伝熱板の風路A3及び風路B4の出入口が形成される外側側面と外周リブA12の外側側面と合致する形状をなしており、押え板24及び支持板25により固定されたシートブロック23の風路出入口部分が隣接するコーナー部分の熱溶着を行う熱溶着手段としてのヒーターブロック26a及び26bを備え、ヒーターブロック26a及び26bの溶着面は風路端面カバー15a及び外周リブB13の端面と等しい幅に形成され、外周リブB13の両端のコーナー部分の熱溶着を行う熱溶着手段としてのヒーターブロック26c及び26dを備え、ヒーターブロック26c及び26dの溶着面は風路端面カバー15b及び外周リブA12の端面と等しい幅に形成され、ヒーターブロック26a〜dは内部に円筒状の電気ヒーター27を備えている。
【0109】
熱溶着装置22にシートブロック23を支持板25と密接するように設置し、その後押え板24をシートブロック23の上面に押し当てりことによりシートブロック23を熱溶着装置22に固定する。
【0110】
熱溶着装置22に固定されたシートブロック23に、例えばその表面温度が140℃に設定されたヒーターブロック26a、26b、26c、26dを例えば5秒間押し当てることによりシートブロック23の4つのコーナーの熱溶着を行い、その後押え板24をシートブロック23から一旦離しシートブロック23の設置方向を180度回転させ、再び押え板24及び支持板25によりシートブロック23を固定し、ヒーターブロック26c、26dをシートブロック23のコーナー部分に押し当てることによりシートブロック23の6箇所のコーナー部部分を積層方向の全長にわたって熱溶着がなされた熱交換器21が製造される。
【0111】
上記実施例によれば、積層された隣接する伝熱板の風路端面カバー15と外周リブA12の端面、風路端面カバー15と外周リブB13の端面、風路端面7と外周リブB13の側面及び外周リブA12の側面同士が熱溶着により固定されることにより、伝熱板の位置ずれに起因する風路の密封性の低下が防止され、密封性が向上し、同一平面状にない隣接する熱溶着個所に同時に熱溶着がなされるため生産効率の高い熱交換器を得ることができる。
【0112】
なお、本実施例では熱溶着装置22へのシートブロック23の設置方法を伝熱板の積層方向を鉛直方向としたが、シートブロック23の設置方法を伝熱板の積層方向を水平方向とした熱溶着装置22を用いても同様の作用効果を得ることができる。
【0113】
また、シートブロック23を構成する伝熱板A1及び伝熱板B2の積層枚数は一例であり、熱交換器の通気抵抗、熱交換効率などの性能面から適宜設計されたた場合でも同様の作用効果を得ることができ、また最下段に配置する伝熱板についても特に伝熱板A1に限定されるものではなく、伝熱板B2を最下段として積層しても同様の作用効果を得ることができる。
【0114】
また、ヒーターブロック26の温度、個数、溶着時間は一例であり、特にその値に限定されることなく、良好な溶着状態が選られるように設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
【0115】
(実施例4)
次に本発明の実施例4について、図16及び図17を参照しながら説明する。
【0116】
なお、実施例1、2及び3と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0117】
図16は本実施例に用いる風路A3及び風路B4の出入口が形成される面に熱溶着がなされている熱交換器の概略斜視図、図17はその熱溶着装置の概略斜視図である。
【0118】
図16に示すように、熱交換器21は所定の枚数の伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に、例えば伝熱板A1及び伝熱板B2をそれぞれ61枚ずつ伝熱板A1を最下段として交互に積層し、風路A3及び風路B4の出入口が形成される4面全面が熱溶着により溶着されている。
【0119】
図17はその熱溶着装置22であり、伝熱板A1及び伝熱板B2をそれぞれ61枚ずつ伝熱板A1を最下段として交互に積層したシートブロック23の積層方向のずれを抑制し、シートブロック23の積層高さを規定する、例えば積層高さを280mmに規定する押え板24を備え、シートブロック23を構成する伝熱板の水平方向への位置ずれを抑制する支持板25を備え、支持板25は伝熱板の風路A3及び風路B4の出入口が形成される外側側面と合致する形状をなしており、押え板24及び支持板25により固定されたシートブロック23の風路A3及び風路B4の出入口が形成される隣接する面の熱溶着を行う熱溶着手段としてのヒーターブロック26を備え、その両端は風路A3及び風路B4の出入口が形成される面よりも突出する、例えば10mmずつ突出する形状であり、その上下端はシートブロック23の上下方向へ突出する、例えば10mmずつ突出する形状であり、内部に複数の例えば5本の円筒状の電気ヒーター27を備えている。
【0120】
熱溶着装置22にシートブロック23を支持板25と密接するように設置し、その後押え板24をシートブロック23の上面に押し当てることによりシートブロック23を熱溶着装置22に固定する。
【0121】
熱溶着装置22に固定されたシートブロック23に、例えばその表面温度が140℃に設定されたヒーターブロック26を例えば5秒間押し当てることによりシートブロック23の風路A3及び風路B4の出入口が形成される隣接する2面の熱溶着を同時に行い、その後押え板24をシートブロック23から一旦離しシートブロック23の設置方向を180度回転させ、再び押え板24及び支持板25によりシートブロック23を固定し、ヒーターブロック26をシートブロック23の風路A3及び風路B4の出入口が形成される隣接する2面に押し当てることによりシートブロック23の風路A3及び風路B4の出入口が形成される4面全ての面において、伝熱板A1及び伝熱板B2の側面の重なり合う部分の熱溶着がなされた熱交換器21が製造される。
【0122】
上記実施例によれば、積層された隣接する伝熱板の風路A3及び風路B4の出入口が形成される面において、風路端面7と外周リブB13の側面、風路端面カバー15aと外周リブB13の端面及び風路端面カバー15bと外周リブA12の端面が熱溶着により溶着されることにより、一方の風路の出入口部に面している他方の風路の外周リブB13の外側側面が密封され、また伝熱板の位置ずれが抑制され風路の密封性が向上し、伝熱板の位置ずれに起因する風路の密封性の低下が防止され、風路A3及び風路B4の密封性が高く、風路A3及び風路B4の出入口が形成される同一平面状にない隣接する2面に対して同時に熱溶着がなされるため生産効率の高い熱交換器を得ることができる。
【0123】
なお、本実施例ではヒーターブロック26を1つとしたが、支持板25をシートブロック23の外周リブA12の側面密接する平面形状とし、2つのヒーターブロック26を対向する方向に押し付けることにより、ヒーターブロック26が熱溶着手段とシートブロック23の支持手段を兼ねる構造とし、風路A3及び風路B4の出入口が形成される同一平面状にない4面全面を同時に熱溶着できる構造とすることによりさらに生産効率を高めることが出来、また熱溶着装置22へのシートブロック23の設置方法を伝熱板の積層方向を鉛直方向としたが、シートブロック23の設置方法を伝熱板の積層方向を水平方向とした熱溶着装置22を用いても同様の作用効果を得ることができる。
【0124】
また、シートブロック23を構成する伝熱板A1及び伝熱板B2の積層枚数は一例であり、熱交換器の通気抵抗、熱交換効率などの性能面から適宜設計されたた場合でも同様の作用効果を得ることができ、また最下段に配置する伝熱板についても特に伝熱板A1に限定されるものではなく、伝熱板B2を最下段として積層しても同様の作用効果を得ることができる。
【0125】
また、ヒーターブロック26の温度、個数、溶着時間は一例であり、特にその値に限定されることなく、良好な溶着状態が選られるように設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
【0126】
(実施例5)
次に本発明の実施例5について、図18及び図19を参照しながら説明する。
【0127】
なお、実施例1、2、3及び4と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0128】
図18は本実施例に用いる外周側面前面に熱溶着がなされている熱交換器の概略斜視図、図19はその熱溶着装置の概略斜視図である。
【0129】
図18に示すように、熱交換器21は所定の枚数の伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に、例えば伝熱板A1及び伝熱板B2をそれぞれ61枚ずつ伝熱板A1を最下段として交互に積層し、風路A3及び風路B4の出入口が形成される面及び外周リブA12の外側側面の6面全面が熱溶着により溶着されている。
【0130】
図19はその熱溶着装置22であり、伝熱板A1及び伝熱板B2をそれぞれ61枚ずつ伝熱板A1を最下段として交互に積層したシートブロック23の積層方向のずれを抑制し、シートブロック23の積層高さを規定する、例えば積層高さを280mmに規定する押え板24を備え、シートブロック23を構成する伝熱板の水平方向への位置ずれを抑制する支持板25を備え、支持板25は伝熱板の風路A3及び風路B4の出入口が形成される外側側面と外周リブA12の外側側面と合致する形状をなしており、押え板24及び支持板25により固定されたシートブロック23の支持板25と密接する面と対向する風路A3及び風路B4の出入口が形成される面及び外周リブA12の外側側面の熱溶着を行う熱溶着手段としてのヒーターブロック26を備え、ヒーターブロック26は風路A3及び風路B4の出入口が形成される面及び外周リブA12の外側側面と合致する熱溶着面を備え、その両端は風路A3及び風路B4の出入口が形成される面よりも突出する、例えば10mmずつ形状であり、その上下端はシートブロック23の上下方向へ突出する、例えば10mmずつ形状であり、内部に複数の例えば7本の円筒状の電気ヒーター27を備えている。
【0131】
熱溶着装置22にシートブロック23を支持板25と密接するように設置し、その後押え板24をシートブロック23の上面に押し当てることによりシートブロック23を熱溶着装置22に固定する。
【0132】
熱溶着装置22に固定されたシートブロック23に例えばその表面温度が140℃に設定されたヒーターブロック26を例えば5秒間押し当てることによりシートブロック23の外周リブA12の外側側面と外周リブA12と隣接する風路A3及び風路B4の出入口が形成される2面の合計3面の熱溶着を同時に行い、その後押え板24をシートブロック23から一旦離しシートブロック23の設置方向を180度回転させ、再び押え板24及び支持板25によりシートブロック23を固定し、ヒーターブロック26をシートブロック23に押し当てることによりシートブロック23の外周リブA12の外側側面と風路A3及び風路B4の出入口が形成される6面全ての面において、伝熱板A1及び伝熱板B2の側面の重なり合う部分の熱溶着がなされた熱交換器21が製造される。
【0133】
上記実施例によれば、積層された隣接する伝熱板の風路A3及び風路B4の出入口が形成される面において、風路端面7と外周リブB13の側面、風路端面カバー15aと外周リブB13の端面及び風路端面カバー15bと外周リブA12の端面がヒーターブロック26により熱溶着されることにより、一方の風路の出入口部に面している他方の風路の外周リブB13の外側側面が密封され、積層された隣接する伝熱板の外周リブA12の外側側面において、外周リブA12の外側側面同士がヒーターブロック26により熱溶着されることにより風路の全ての外周部分が密封され、また伝熱板の位置ずれが抑制され風路の密封性が向上し、伝熱板の位置ずれに起因する風路の密封性の低下が防止され、風路A3及び風路B4の密封性が高く、外周リブA12の外側側面と外周リブA12と隣接する風路A3及び風路B4の出入口が形成される2面の同一平面状にない合計3面に対して同時に熱溶着がなされるため生産効率の高い熱交換器を得ることができる。
【0134】
なお、熱溶着装置22へのシートブロック23の設置方法を伝熱板の積層方向を鉛直方向としたが、シートブロック23の設置方法を伝熱板の積層方向を水平方向とした熱溶着装置22を用いても同様の作用効果を得ることができる。
【0135】
また、シートブロック23を構成する伝熱板A1及び伝熱板B2の積層枚数は一例であり、熱交換器の通気抵抗、熱交換効率などの性能面から適宜設計されたた場合でも同様の作用効果を得ることができ、また最下段に配置する伝熱板についても特に伝熱板A1に限定されるものではなく、伝熱板B2を最下段として積層しても同様の作用効果を得ることができる。
【0136】
また、ヒーターブロック26の温度、個数、溶着時間は一例であり、特にその値に限定されることなく、良好な溶着状態が選られるように設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
【0137】
(実施例6)
次に本発明の実施例6について、図20及び図21を参照しながら説明する。
【0138】
なお、実施例1、2、3、4及び5と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0139】
図20は本実施例に用いる熱溶着装置の第一工程の概略斜視図、図21は同第二工程の概略斜視図である。
【0140】
図20に示すように、熱溶着装置22は伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に所定の枚数、例えば伝熱板A1及び伝熱板B2をそれぞれ61枚ずつ伝熱板A1を最下段として交互に積層したシートブロック23の積層方向のずれを抑制し、シートブロック23の積層高さを規定する、例えば積層高さを280mmに規定する押え板24を備え、シートブロック23を構成する伝熱板の水平方向への位置ずれを抑制する支持板25を備え、支持板25は伝熱板の風路A3及び風路B4の出入口が形成される外側側面と外周リブA12の外側側面と合致する形状をなしており、押え板24及び支持板25により固定されたシートブロック23の支持板25と密接する面と対向する外周リブA12の外側側面の熱溶着を行う熱溶着手段としてのヒーターブロック26aを備え、押え板24及び支持板25により固定されたシートブロック23の支持板25と密接する面と対向する風路A3及び風路B4の出入口が形成される2面の熱溶着を行う熱溶着手段としてのヒーターブロック26b及び26cを備え、ヒーターブロック26aはその両端に隣接する風路A3及び風路B4の出入口が形成される面の風路端面カバー15bを熱溶着可能な位置まで熱溶着面が突出した形状をなし、ヒーターブロック26b及び26cは隣接する外周リブA12の方向へ突出し隣接する外周リブA12の外側側面の一部、例えばコーナーから10mmの位置までを熱溶着可能な熱溶着面を一端に備え、他端は風路A3及び風路B4の出入口が形成される面よりも突出する、例えば10mmずつ突出する形状であり、ヒーターブロック26a、26b及び26cの上下端はシートブロック23の上下方向へ突出する、例えば10mmずつ突出する形状であり、それぞれ内部に複数の、例えば3本の円筒状の電気ヒーター27を備えている。
【0141】
熱溶着装置22にシートブロック23を支持板25と密接するように設置し、その後押え板24をシートブロック23の上面に押し当てることによりシートブロック23を熱溶着装置22に固定する。
【0142】
熱溶着の第一工程として熱溶着装置22に固定されたシートブロック23の外周リブA12の側面に対して垂直に、例えばその表面温度が140℃に設定されたヒーターブロック26aを、例えば5秒間押し当て、シートブロック23の外周リブA12の外側側面及び外周リブA12と隣接する風路A3及び風路B4が形成される面に備えられた風路端面カバー15bと外周リブA12の端面の熱溶着を行い、その後ヒーターブロック26aをシートブロック23から離し、次に第二工程として、図21に示すように、例えばその表面温度が130℃に設定されたヒーターブロック26b及び26cをシートブロック23の風路A3及び風路B4の出入口が形成されるそれぞれの面へ垂直に例えば3秒間押し当て、風路A3及び風路B4の出入口が形成されるそれぞれの面及び風路A3及び風路B4の出入口が形成されるそれぞれの面と外周リブA12とのコーナー部分の熱溶着を行い、第一工程及び第二工程により支持板25と密接する面と対向する外周リブA12の外側風路とA3及び風路B4の出入口が形成される2面の合計3面の熱溶着が行われる。
【0143】
その後、押え板24をシートブロック23から一旦離しシートブロック23の設置方向を180度回転させ、再び押え板24及び支持板25によりシートブロック23を固定し、第一工程及び第二工程と同様に、熱溶着の第三工程として熱溶着装置22に固定されたシートブロック23の外周リブA12の側面に対して垂直にヒーターブロック26aを押し当て、シートブロック23の外周リブA12の外側側面及び外周リブA12と隣接する風路A3及び風路B4が形成される面に備えられた風路端面カバー15bと外周リブA12の端面の熱溶着を行い、その後ヒーターブロック26aをシートブロック23から離し、次に第四工程として、ヒーターブロック26b及び26cをシートブロック23の風路A3及び風路B4の出入口が形成されるそれぞれの面へ垂直へ押し当て、風路A3及び風路B4の出入口が形成されるそれぞれの面及び風路A3及び風路B4の出入口が形成されるそれぞれの面と外周リブA12とのコーナー部分の熱溶着を行い、第三工程及び第四工程により支持板25と密接する面と対向する外周リブA12の外側側面と風路A3及び風路B4の出入口が形成される2面の合計3面の熱溶着が行われ、熱溶着の第一工程、第二工程、第三工程及び第四工程によりシートブロック23の外周リブA12の外側側面と風路A3及び風路B4の出入口が形成される6面全ての面において、伝熱板A1及び伝熱板B2の側面の重なり合う部分の熱溶着がなされた熱交換器21が製造される。
【0144】
上記実施例によれば、風路風路A3及び風路B4の出入口が形成される面と外周リブA12とのコーナー部分の熱溶着がヒーターブロック26a、26bあるいは26cにより2回行われることにより、熱溶着がなされ難いコーナー部分の熱溶着を確実に行うことが出来、ヒーターブロック26a、26b、26cをそれぞれシートブロック23の熱溶着面へ垂直に押し当てることにより熱溶着を行う際の伝熱板の外側側面の重なり合う部分の密着性を高め、積層された隣接する伝熱板の風路A3及び風路B4の出入口が形成される面において、風路端面7と外周リブB13の側面、風路端面カバー15aと外周リブB13の端面及び風路端面カバー15bと外周リブA12の端面がヒーターブロック26b及び26cにより熱溶着されることにより、一方の風路の出入口部に面している他方の風路の外周リブB13の外側側面が密封され、積層された隣接する伝熱板の外周リブA12の外側側面において、外周リブA12の外側側面同士がヒーターブロック26により熱溶着されることにより風路の全ての外周部分が密封され、また伝熱板の位置ずれが抑制され風路の密封性が向上し、伝熱板の位置ずれに起因する風路の密封性の低下が防止され、風路A3及び風路B4の密封性の高い熱交換器を得ることができる。
【0145】
なお、熱溶着工程の第一工程と第二工程の順序及び第三工程と第四工程の順序を入れ替えても同様の作用効果が得られ、また熱溶着装置22へのシートブロック23の設置方法を伝熱板の積層方向を鉛直方向としたが、シートブロック23の設置方法を伝熱板の積層方向を水平方向とした熱溶着装置22を用いても同様の作用効果を得ることができる。
【0146】
また、シートブロック23を構成する伝熱板A1及び伝熱板B2の積層枚数は一例であり、熱交換器の通気抵抗、熱交換効率などの性能面から適宜設計されたた場合でも同様の作用効果を得ることができ、また最下段に配置する伝熱板についても特に伝熱板A1に限定されるものではなく、伝熱板B2を最下段として積層しても同様の作用効果を得ることができる。
【0147】
また、ヒーターブロック26の温度、個数、溶着時間は一例であり、特にその値に限定されることなく、良好な溶着状態が得られるように設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
【0148】
(実施例7)
次に本発明の実施例7について、図22を参照しながら説明する。
【0149】
なお、実施例1、2、3、4、5及び6と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0150】
図22は本実施例に用いる熱溶着装置の概略斜視図である。
【0151】
図22に示すように、熱溶着装置22は伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に所定の枚数、例えば伝熱板A1及び伝熱板B2をそれぞれ61枚ずつ伝熱板A1を最下段として交互に例えば積層高さを280mmに規定する積層したシートブロック23の積層方向のずれを抑制し、シートブロック23の積層高さを規定する押え板24を備え、シートブロック23を構成する伝熱板の水平方向への位置ずれを抑制する支持板25を備え、支持板25は伝熱板の風路A3及び風路B4の出入口が形成される外側側面と外周リブA12の外側側面と合致する形状をなしており、押え板24及び支持板25により固定されたシートブロック23の支持板25と密接する面と対向する外周リブA12の外側側面の熱溶着を行う熱溶着手段としてのヒーターローラー28aを備え、押え板24及び支持板25により固定されたシートブロック23の支持板25と密接する面と対向する風路A3及び風路B4の出入口が形成される2面の熱溶着を行う熱溶着手段としてのヒーターローラー28b及び28cを備え、ヒーターローラー28a、28b及び28cはシートブロック23のそれぞれの熱溶着面よりも突出する長さ、例えば15mmずつ突出する長さに形成されている。
【0152】
熱溶着装置22にシートブロック23を支持板25と密接するように設置し、その後押え板24をシートブロック23の上面に押し当てることによりシートブロック23を熱溶着装置22に固定する。
【0153】
熱溶着装置22に固定されたシートブロック23の外周リブA12の側面に対してヒーターローラー28aを押し当て、積層方向の上方から下方へ回転移動させることにより外周リブA12の側面の熱溶着を行い、その後、所定の間隔、、例えば30mmの間隔をあけて、ヒーターローラー28b及び28cをシートブロック23の風路A3及び風路B4の出入口が形成されるそれぞれの面へ押し当て、積層方向の上方から下方へ回転移動させることにより風路A3及び風路B4の出入口が形成されるそれぞれの面及び風路A3及び風路B4の出入口が形成されるそれぞれの面の熱溶着を行い、支持板25と密接する面と対向する外周リブA12の外周側面と風路A3及び風路B4の出入口が形成される2面の合計3面の熱溶着が行われる。
【0154】
その後、押え板24をシートブロック23から一旦離しシートブロック23の設置方向を180度回転させ、再び押え板24及び支持板25によりシートブロック23を固定し、熱溶着装置22に固定されたシートブロック23の外周リブA12の側面に対してヒーターローラー28aを押し当て、積層方向の上方から下方へ回転移動させることにより外周リブA12の側面の熱溶着を行い、その後、所定の間隔をあけて、ヒーターローラー28b及び28cをシートブロック23の風路A3及び風路B4の出入口が形成されるそれぞれの面へ押し当て、積層方向の上方から下方へ回転移動させることにより風路A3及び風路B4の出入口が形成されるそれぞれの面及び風路A3及び風路B4の出入口が形成されるそれぞれの面の熱溶着を行い、支持板25と密接する面と対向する外周リブA12の外周側面と風路A3及び風路B4の出入口が形成される2面の合計3面の熱溶着が行われ、シートブロック23の外周リブA12の外側側面と風路A3及び風路B4の出入口が形成される6面全ての面において、伝熱板A1及び伝熱板B2の側面の重なり合う部分の熱溶着がなされた熱交換器21が製造される。
【0155】
上記実施例によれば、ヒーターローラー28が伝熱板の積層方向に沿って上方から下方へ回転移動するため、ヒーターローラーの回転方向と伝熱板の外周側面の折り返し方向とが同方向となるため伝熱板の外周側面の熱溶着時における反り返り、折れ曲がりなどの発生が防止され、また伝熱板の外側側面が重なり合うことにより生じる伝熱板の外側側面の切断部と下方に位置する伝熱板の外周側面との段差の方向がヒーターローラー28と略平行となるため伝熱板の外側側面の段差による熱溶着不良が防止され密封性の高い熱交換器を得ることができる。
【0156】
なお、本実施例では熱溶着装置22へのシートブロック23の設置方法を伝熱板の積層方向を鉛直方向としたが、シートブロック23の設置方法を伝熱板の積層方向を水平方向とした熱溶着装置22を用いても同様の作用効果を得ることができる。
【0157】
また、シートブロック23を構成する伝熱板A1及び伝熱板B2の積層枚数は一例であり、熱交換器の通気抵抗、熱交換効率などの性能面から適宜設計されたた場合でも同様の作用効果を得ることができ、また最下段に配置する伝熱板についても特に伝熱板A1に限定されるものではなく、伝熱板B2を最下段として積層しても同様の作用効果を得ることができる。
【0158】
(実施例8)
次に本発明の実施例8について、図23及び図24を参照しながら説明する。
【0159】
なお、実施例1、2、3、4、5、6及び7と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0160】
図23は本実施例に用いる熱交換器の概略斜視図、図24はその概略分解図である。
【0161】
図23及び図24に示すように、熱交換器21は伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に所定の枚数、例えば伝熱板A1及び伝熱板B2をそれぞれ61枚ずつ伝熱板A1を最下段として交互に積層したシートブロック23の積層方向の両端に弾性体としての発泡ウレタンシート29を備え、発泡ウレタンシート29はその厚さが例えば5mmであり、伝熱板A1及び伝熱板B2の平面形状と同形状の六角形状をなしており、シートブロック23の積層方向の両端に発泡ウレタンシート29を介して第一の端面部材としての天板30及び底板31を備え、天板30及び底板31は発泡ウレタンシート29及びシートブロック23の両端に配置された伝熱板A1または伝熱板B2の外側側面を覆う側面カバー32を備え、シートブロック23の外周リブA12の側面の両面に天板30と底板31と連結する支持部材としての側板33a及び33bを備え、側板33a及び33bの両端には天板30及び底板31との連結部34が折り曲げて形成されており、天板30及び底板31と側板33a及び側板33bに設けられた連結部34はネジ35により締結されており、天板30の上面には取っ手36aが備えられ、側板33aはシートブロック23とは反対方向にコの字状に折り曲げられた取っ手36bが備えられ、天板30、底板31及び側板33は薄厚例えば0.5mmの鉄板により製造されている。
【0162】
伝熱板の積層方向に対して垂直な方向に取っ手36aが設けられ、積層方向に対して垂直な方向つまり外周リブA12の側面に取っ手36bが設けられることにより、伝熱板の積層方向及び外周リブA12の側面方向で機器への着脱が可能であり、天板30及び底板31に設けられた側面カバー32とウレタンシート29により天板30及び底板31とシートブロック23との間における風路A3及び風路B4との密封が行われ、また側面カバー32によりウレタンシート29、シートブロック23、天板30及び底板31の組み立て時の位置合わせが容易に行え、天板30、底板31、側板33を解体することによりシートブロック23を交換可能であり、発泡ウレタンシート29、天板30、底板31、側板33及びネジ35が再利用でき、シートブロック23もポリスチレンのみから構成されているためにリサイクル性の高い熱交換器が得られる。
【0163】
なお、本実施例では側板31aをコの字状に折り曲げた取っ手36bを形成したが、図25及び図26のように風路A3または風路B4の出入口方向へ突出させた形状としても同様の作用効果が得られ、弾性体としてウレタンシート29を用いたが、発泡エチレン、発泡スチレン等のその他の樹脂の発泡体あるいはゴムの発泡体を用いても同様の作用効果が得られ、その厚さも一例であり、天板30及び底板31とシートブロック23との間における風路A3及び風路B4との密封が確保できる厚さであれば、同様の作用効果が得られ、
ウレタンシート29を伝熱板A1及び伝熱板B2の平面形状と同形状の六角形状としたが、その中央部分をくり抜いた環状としても同様の作用効果を得られ、また天板30、底板31及び側板33を板金としたが、アルミなどのその他の板金、あるいは樹脂製としても同様の作用効果が得られる。
【0164】
また、熱交換器21の着脱方向が限定される場合には、その着脱方向のみに取っ手36を設けてもよい。
【0165】
また、シートブロック23を構成する伝熱板A1及び伝熱板B2の積層枚数は一例であり、熱交換器の通気抵抗、熱交換効率などの性能面から適宜設計されたた場合でも同様の作用効果を得ることができ、また最下段に配置する伝熱板についても特に伝熱板A1に限定されるものではなく、伝熱板B2を最下段として積層しても同様の作用効果を得ることができる。
【0166】
(実施例9)
次に本発明の実施例9について、図27及び図28を参照しながら説明する。
【0167】
なお、実施例1、2、3、4、5、6、7及び8と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0168】
図27は本実施例に用いる熱交換器の概略斜視図、図28はその概略分解図である。
【0169】
図27及び図28に示すように、熱交換器21は伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に所定の枚数、例えば伝熱板A1及び伝熱板B2をそれぞれ61枚ずつ伝熱板A1を最下段として交互に積層したシートブロック23の積層方向の両端に弾性体としての発泡ウレタンシート29を備え、発泡ウレタンシート29はその厚さが例えば5mmであり、伝熱板A1及び伝熱板B2の平面形状と同形状の六角形状をなしており、シートブロック23の積層方向の両端に発泡ウレタンシート29を介して第一の端面部材としての天板30及び底板31を備え、天板30及び底板31は発泡ウレタンシート29及びシートブロック23の両端に配置された伝熱板A1及び伝熱板B2の外側側面を覆う側面カバー32を備え、シートブロック23の外周リブA12の側面の片面には天板30と連続した支持部材としての側板33aと底板31と連続した側板33bを備え、側板33aと側板33bはその端をコの字状に折り曲げられた連結部においてネジ35により締結されており、シートブロック23の外周リブA12の側面のもう一方の面には天板30及び底板31と連続した側板33cを備え、天板30、底板31、側板33a、33b及び33cは薄厚例えば0.5mmの鉄板により製造されている。
【0170】
シートブロック23の外周リブA12の側面に設けられた側板33aと側板33bと連結するコの字状の連結部34が熱交換器21の取っ手を兼ねることにより外周リブA12の側面方向で機器への着脱が可能であり、天板30、底板31、側板33a、33b及び33cが一体に形成されているため、その組み立て作業が容易であり、側板33aと側板33bを締結するネジ35を取り外すことによりシートブロック23を交換可能であり、発泡ウレタンシート29、天板30、底板31、側板33及びネジ35が再利用でき、シートブロック23もポリスチレンのみから構成されているためにリサイクル性の高い熱交換器が得られる。
【0171】
なお、弾性体としてウレタンシート29を用いたが、発泡エチレン、発泡スチレン等のその他の樹脂の発泡体あるいはゴムの発泡体を用いても同様の作用効果が得られ、その厚さも一例であり、天板30及び底板31とシートブロック23との間における風路A3及び風路B4との密封が確保できる厚さであれば、同様の作用効果が得られ、
ウレタンシート29を伝熱板A1及び伝熱板B2の平面形状と同形状の六角形状としたが、その中央部分をくり抜いた環状としても同様の作用効果を得られ、また天板30、底板31及び側板33を板金としたが、アルミなどのその他の板金、あるいは樹脂製としても同様の作用効果が得られる。
【0172】
また、シートブロック23を構成する伝熱板A1及び伝熱板B2の積層枚数は一例であり、熱交換器の通気抵抗、熱交換効率などの性能面から適宜設計されたた場合でも同様の作用効果を得ることができ、また最下段に配置する伝熱板についても特に伝熱板A1に限定されるものではなく、伝熱板B2を最下段として積層しても同様の作用効果を得ることができる。
【0173】
(実施例10)
次に本発明の実施例10について、図29及び図30を参照しながら説明する。
【0174】
なお、実施例1、2、3、4、5、6、7、8及び9と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0175】
図29は本実施例に用いる熱交換器の概略斜視図、図30はその概略分解図である。
【0176】
図29及び図30に示すように、熱交換器21は伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に所定の枚数、例えば伝熱板A1及び伝熱板B2をそれぞれ61枚ずつ伝熱板A1を最下段として交互に積層したシートブロック23の外周リブA12の側面の両面に沿って帯状取っ手部材としての樹脂バンド37を備え、シートブロック23の積層方向の両端に第二の端面部材としての発泡ウレタンシート29を備え、発泡ウレタンシート29は、その厚さが例えば10mmであり、伝熱板A1及び伝熱板B2の平面形状と同形状の六角形状をなし、片面に接着剤が塗布されており、樹脂バンド37はシートブロック23の積層方向の両端の伝熱板に発泡ウレタンシート29の貼付により固定される。
【0177】
発泡ウレタンシート29をシートブロック23の積層方向の両端に貼付する作業により樹脂バンド37の固定作業が同時に行われるため少ない作業工数で容易に製造でき、発泡ウレタンシート29が機器搭載時に機器と熱交換器21の伝熱板積層方向の端面で密封を行い、樹脂バンド37が外周リブA12の外側側面上に配置されているため外周リブA12の側面方向に着脱可能であり、シートブロック23から発泡ウレタンシート29を剥すことによりシートブロック23はシート材料のポリスチレンのみから構成されることになりリサイクル性の高い熱交換器が得られる。
【0178】
なお、本実施例では樹脂バンド37を環状の構造としたが、図31及び図32に示すように、シートブロック23の外周リブA12の側面の片面にその両端が突出するような一本のバンド形状としても同様の作用効果が得られ、弾性体としてウレタンシート29を用いたが、発泡エチレン、発泡スチレン等のその他の樹脂の発泡体あるいはゴムの発泡体を用いても同様の作用効果が得られ、
その厚さも一例であり、機器と熱交換器21との間における風路A3及び風路B4との密封が確保できる厚さであれば、同様の作用効果が得られ、
ウレタンシート29を伝熱板A1及び伝熱板B2の平面形状と同形状の六角形状としたが、その中央部分をくり抜いた環状としても同様の作用効果を得られる。
【0179】
また、シートブロック23を構成する伝熱板A1及び伝熱板B2の積層枚数は一例であり、熱交換器の通気抵抗、熱交換効率などの性能面から適宜設計されたた場合でも同様の作用効果を得ることができ、また最下段に配置する伝熱板についても特に伝熱板A1に限定されるものではなく、伝熱板B2を最下段として積層しても同様の作用効果を得ることができる。
【0180】
(実施例11)
次に本発明の実施例11について、図33及び図34を参照しながら説明する。
【0181】
なお、実施例1、2、3、4、5、6、7、8、9及び10と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0182】
図33は本実施例に用いる熱交換器の概略斜視図、図34はその概略分解図である。
【0183】
図33及び図34に示すように、熱交換器21は伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に所定の枚数、例えば伝熱板A1及び伝熱板B2をそれぞれ61枚ずつ伝熱板A1を最下段として交互に積層したシートブロック23の外周リブA12の側面の両面に沿って帯状取っ手部材としての樹脂バンド37を備え、シートブロック23の積層方向の両端に第二の端面部材としての発泡ウレタンシート29を備え、発泡ウレタンシート29は、その厚さが例えば10mmであり、伝熱板A1及び伝熱板B2の平面形状と同形状の六角形状をなし、片面に接着剤が塗布されており、樹脂バンド37はシートブロック23の積層方向の下方の端面に発泡ウレタンシート29の貼付とともに最下端の伝熱板A1に固定され、上端では樹脂バンド37が発泡ウレタンシート29の外側に配置されるように構成されている。
【0184】
上記構成により、最下端の伝熱板A1に発泡ウレタンシート29を貼付する作業により樹脂バンド37の固定作業が同時に行われるため製造工数が少なく、発泡ウレタンシート29が機器搭載時に機器と熱交換器21の伝熱板積層方向の端面で密封を行い、樹脂バンド37が外周リブA12の外側側面上及び上面に貼付されたウレタンシート29の外側に配置されているため外周リブA12の側面方向及び伝熱板の積層方向の両方向に着脱可能であり、シートブロック23から発泡ウレタンシート29を剥すことによりシートブロック23はシート材料のポリスチレンのみから構成されることになりリサイクル性の高い熱交換器が得られる。
【0185】
なお、弾性体としてウレタンシート29を用いたが、発泡エチレン、発泡スチレン等のその他の樹脂の発泡体あるいはゴムの発泡体を用いても同様の作用効果が得られ、ウレタンシート29を伝熱板A1及び伝熱板B2の平面形状と同形状の六角形状としたが、その中央部分をくり抜いた環状としても同様の作用効果を得られる。
【0186】
その厚さも一例であり、機器と熱交換器21との間における風路A3及び風路B4との密封が確保できる厚さであれば、同様の作用効果が得られ、
ウレタンシート29を伝熱板A1及び伝熱板B2の平面形状と同形状の六角形状としたが、その中央部分をくり抜いた環状としても同様の作用効果を得られる。
【0187】
また、シートブロック23を構成する伝熱板A1及び伝熱板B2の積層枚数は一例であり、熱交換器の通気抵抗、熱交換効率などの性能面から適宜設計されたた場合でも同様の作用効果を得ることができ、また最下段に配置する伝熱板についても特に伝熱板A1に限定されるものではなく、伝熱板B2を最下段として積層しても同様の作用効果を得ることができる。
【0188】
(実施例12)
次に本発明の実施例12について、図35、36、37、38及び図39を参照しながら説明する。
【0189】
なお、実施例1、2、3、4、5、6、7、8、9、10及び11と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0190】
図35は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図36は伝熱板の積層時の概略斜視図、図37はその側面部分の概略断面図である。
【0191】
図35及び図36に示すように、伝熱板B2の外周リブA12の上面に側面補強凸部38を設け、側面補強凸部38の幅は例えば伝熱板A1の外周リブA12の幅と等しい4mmにし、凸高さは外周リブA12の表面に対し4mmの連続的な形状とする。
【0192】
伝熱板A1と伝熱板B2を交互に積層した際、図37に示すように、伝熱板A1に形成された外周リブA12の上面が伝熱板B2に形成された外周リブA12の裏面に当接し、伝熱板B2に形成された外周リブA12の上面が伝熱板A1に設けられた伝熱面5の裏面に当接し、かつ伝熱板B2の外周リブA12に形成された側面補強凸部38の上面と側面が伝熱板A1に形成された外周リブA12の裏面と側面に当接する。
【0193】
上記構成により、熱交換器21の外周リブA12の外側側面の隣接する面を熱溶着する際、伝熱板A1の外周リブA12の中空凸部分を伝熱板B2の側面補強凸部38が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性を向上することができる。
【0194】
なお、本実施例では側面補強凸部38を連続的な形状で説明したが、図38及び図39に示すように、側面補強凸部38を断続的にした構成としても、同様の作用効果を得ることができる。
【0195】
(実施例13)
次に本発明の実施例13について、図40及び図41を参照しながら説明する。
【0196】
なお、実施例1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11及び12と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0197】
図40は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図41は伝熱板の積層時の概略斜視図である。
【0198】
図40及び図41に示すように、伝熱板A1及び伝熱板B2の外周リブA12の幅は例えば4mmにし、凸高さは伝熱面5の表面に対し2mmの形状とする。伝熱板A1及び伝熱板B2は前記外周リブA12の上面に断続的な側面補強凸部38を設け、側面補強凸部38の幅は例えば前記外周リブA12の幅と等しい4mmにし、凸高さは外周リブA12の表面に対し2mmとする。また、伝熱板A1と伝熱板B2の側面補強凸部38は、伝熱板A1と伝熱板B2を交互に積層した際、伝熱板A1に形成された側面補強凸部38の上面と側面が伝熱板B2に形成された外周リブA12の裏面と側面に当接し、伝熱板B2に形成された側面補強凸部38の上面と側面が伝熱板A1に形成された外周リブA12の裏面と側面に当接するように、伝熱板の積層方向に対してずらした構成とする。
【0199】
上記構成により、熱交換器21の外周リブA12の外側側面の隣接する面を熱溶着する際、伝熱板A1及び伝熱板B2の外周リブA12の中空凸部分をそれぞれの側面補強凸部38が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性を向上することができる。
【0200】
(実施例14)
次に本発明の実施例14について、図42及び図43を参照しながら説明する。
【0201】
なお、実施例1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12及び13と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0202】
図42は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図43は伝熱板の積層時の概略斜視図である。
【0203】
図42及び図43に示すように、伝熱板A1及び伝熱板B2の外周リブA12の幅は例えば4mmにし、伝熱板A1の凸高さは伝熱面5の表面に対し4mmとし、伝熱板B2の凸高さは伝熱面5の表面に対し2mmの形状とする。伝熱板B2は前記外周リブ12の上面に断続的な側面補強凸部38を設け、側面補強凸部38の幅は例えば前記外周リブA12の幅と等しい4mmにし、凸高さは外周リブA12の表面に対し4mmとする。
【0204】
伝熱板A1と伝熱板B2を交互に積層した際、伝熱板A1に形成された外周リブA12の上面と側面が伝熱板B2に形成された外周リブA12の裏面と側面に当接し、伝熱板B2の外周リブA12に形成された側面補強凸部38の上面と側面が伝熱板A1に形成された外周リブA12の裏面と側面に当接する。
【0205】
上記構成により、熱交換器21の外周リブA12の外側側面の隣接する面を熱溶着する際、伝熱板A1の外周リブA12の中空凸部分を伝熱板B2の側面補強凸部38が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性を向上することができる。
【0206】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば風路リブ、外周リブA及び外周リブBは1枚のシートを凸状に折り曲げることにより中空状に形成されるため軽量で材料投入量も減少することにり材料コストも低減され、伝熱板がシート材の単一材料により成形されているためにリサイクル性が高く、風路リブの中空部分へも流体が流れ、風路リブにおいても熱交換が行われることにより熱交換効率が向上し、溝Aと溝Bとの密接、外周リブA及び外周リブBの上面とその上方に積層された伝熱板との密接及び外側側面の当接により風路Aと風路Bの密封が行われ、突起とその上方に位置する伝熱板に設けられた外周リブB及び溝Bとの密接することにより、伝熱板の位置ずれが発生しにくいために、伝熱板の切断精度及び位置ずれなどに起因する密封性の低下が抑制され、風路Aと風路Bの密封性が高く、また伝熱板の積層作業が容易であり、生産効率の高い熱交換器が得られる。
【0207】
また、伝熱板の凹凸形状の成形が容易であり生産性の良好な熱交換器を得ることができる。
【0208】
また、こしが強く成形品のたわみが小さいために、密封性の高く作業効率の高い熱交換器を得ることができる。
【0209】
また、材料コストが安く、成形加工性また寸法安定性が良好であり、生産効率の高い熱交換器を得ることができる。
【0210】
また、成形加工後のシートから伝熱板を切断すると同時に、外周リブBの外側側面に形成される開口部が形成されるため、生産効率の高い熱交換器が得られる。
【0211】
また、伝熱板A及び伝熱板Bの少なくとも2つの角部において、隣接する伝熱板の重なり合う部分が積層方向に全長にわたって熱溶着され、積層された伝熱板が互いに固定されるために、伝熱板のずれに起因する風路の密封性の低下が防止され、密封性の高い熱交換器が得られる。
【0212】
また、風路A及び風路Bの出入口が形成される面において、隣接する伝熱板の重なり合う部分が全面にわたって熱溶着されているため、風路出入口部分での他方の風路との密封性が向上し、密封性の高い熱交換器が得られる。
【0213】
また、隣接する伝熱板の外側側面の重なり合う部分が全面にわたって熱溶着され風路のすべての外側側面部が密封されるため、風路の密封性の高い熱交換器が得られる。
【0214】
また、隣接する熱溶着面を同時に熱溶着することにより、生産効率の高い熱交換器が得られる。
【0215】
また、個々の熱溶着面を確実に熱溶着でき、密封性の高い熱交換器が得られる。
【0216】
また、熱溶着手段が積層方向と同方向へ回転移動するため、伝熱板の外周側面がその折り返し方向と同方向へ押圧され熱溶着面の上面が下面に確実に押し付けられることにより、熱溶着面が確実に溶着され密封性の高い熱交換器が得られる。
【0217】
また、伝熱板の積層方向に対して垂直な方向あるいは積層方向に取っ手が設けられることにより、積層方向及び積層方向に対して垂直な方向で機器へ着脱可能な熱交換器が得られる。
【0218】
また、第一の端面部材と支持部材が一体に形成されていることにより、第一の端面部材と支持部材の結合作業の工数が低減でき生産効率の高い熱交換器が得られる。
【0219】
また、第二の端面部材を両端面の伝熱板に貼付すると同時に、帯状取っ手部材の固定が行われるために生産効率が高く、第二の端面部材が弾性体からなるために搭載時の熱交換器端面での密封性が高い熱交換器が得られる。
【0220】
また、帯状取っ手部材が伝熱板の積層方向に対して垂直な方向あるいは積層方向に設けられることにより、積層方向及び積層方向に対して垂直な方向で機器へ着脱可能であり、第二の端面部材を前記両端面の伝熱板に貼付すると同時に帯状取っ手部材の固定が行われるために生産効率の高が高く、第二の端面部材が弾性体からなるために搭載時の熱交換器端面での密封性が高い熱交換器を得ることができる。
【0221】
また、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、伝熱板Aの外周リブAの中空凸部分を伝熱板Bの側面補強凸部が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性が高い熱交換器を得ることができる。
【0222】
また、熱交換器の外周リブAの外側側面の隣接する面を熱溶着する際、伝熱板A及び伝熱板Bの外周リブAの中空凸部分をそれぞれの側面補強凸部が当接することにより、加熱された伝熱板が溶融した後、温度が下がりそれぞれの伝熱板が溶着された時、温度収縮による側面部の変形を防止し、さらに変形に起因した密封性の低下を防ぎ、側面部の密封性が高い熱交換器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の熱交換器の概略分解斜視図
【図2】同積層状態の概略斜視図
【図3】同積層状態の側面部分の概略断面図
【図4】同積層状態の風路出入口部分の概略断面図
【図5】同積層状態の風路出入口が隣り合うコーナー部分の概略上面透視図
【図6】同積層状態の風路出入口が隣り合うコーナー部分の概略正面透視図
【図7】同積層状態の風路出入口が隣り合うコーナー部分の概略正面図
【図8】同積層状態の側面側の風路出入口部分の概略正面図
【図9】本発明の実施例2の熱交換器の伝熱板の真空成形金型の概略斜視図
【図10】同伝熱板の概略拡大斜視図
【図11】同伝熱板の風路開口部の概略断面図
【図12】同伝熱板の切断方法概略斜視図
【図13】同伝熱板の風路開口部の切断位置の概略断面図
【図14】本発明の実施例3の熱交換器の概略斜視図
【図15】同熱溶着装置の概略斜視図
【図16】本発明の実施例4の熱交換器の概略斜視図
【図17】同熱溶着装置の概略斜視図
【図18】本発明の実施例5の熱交換器の概略斜視図
【図19】同熱溶着装置の概略斜視図
【図20】本発明の実施例6の熱溶着装置の第一工程の概略斜視図
【図21】同熱溶着装置の第一工程の概略斜視図
【図22】本発明の実施例7の熱溶着装置の概略斜視図
【図23】本発明の実施例8の熱交換器の概略斜視図
【図24】同熱交換器の概略分解図
【図25】同熱交換器の他の形態の概略斜視図
【図26】同熱交換器の概略分解図
【図27】本発明の実施例9の熱交換器の概略斜視図
【図28】同熱交換器の概略分解図
【図29】本発明の実施例10の熱交換器の概略斜視図
【図30】同熱交換器の概略分解図
【図31】同熱交換器の他の形態の概略斜視図
【図32】同熱交換器の概略分解図
【図33】本発明の実施例11の熱交換器の概略斜視図
【図34】同熱交換器の概略分解図
【図35】本発明の実施例12の熱交換器の概略分解斜視図
【図36】同積層状態の概略斜視図
【図37】同積層状態の側面部分の概略断面図
【図38】同熱交換器の概略分解斜視図
【図39】同積層状態の概略斜視図
【図40】本発明の実施例13の熱交換器の概略分解斜視図
【図41】同積層状態の概略斜視図
【図42】本発明の実施例14の熱交換器の概略分解斜視図
【図43】同積層状態の概略斜視図
【図44】従来の熱交換器の単位部材の概略斜視図
【図45】同積層状態の概略斜視図
【図46】同積層時の概略分解図
【図47】同取っ手を備えた状態の概略斜視図
【符号の説明】
1 伝熱板A
2 伝熱板B
3 風路A
4 風路B
5 伝熱面
6 風路リブ
7 風路端面
8 溝A
9 突起
10 突起の一対の側面
10a 突起の側面
10b 突起の側面
11 突起の上面
12 外周リブA
13 外周リブB
14 風路開口部
15 風路端面カバー
16 溝B
17 真空成形金型
17a 伝熱板Aの金型部
17b 伝熱板Bの金型部
18 矩形状金型部
19 開口形成部
20 抜き刃
21 熱交換器
22 熱溶着装置
23 シートブロック
24 押え板
25 支持板
26 ヒーターブロック
26a ヒーターブロック
26b ヒーターブロック
26c ヒーターブロック
26d ヒーターブロック
27 電気ヒーター
28 ヒーターローラー
29 発泡ウレタンシート
30 天板
31 底板
32 側面カバー
33 側板
33a 側板
33b 側板
33c 側板
34 連結部
35 ネジ
36 取っ手
36a 取っ手
36b 取っ手
37 樹脂バンド
38 側面補強凸部

Claims (19)

  1. 伝熱板Aと伝熱板Bとを備え、前記伝熱板Aは略S字状であって中空凸状に形成した風路リブを略平行に略等間隔で複数備え、前記複数の風路リブにより略S字状の複数の風路及び伝熱面が形成され、前記伝熱板Aの前記風路の入口と出口に風路端面を設け、前記風路端面は前記風路の入口及び出口方向に対して斜交あるいは直交して設けられ前記風路リブの凸方向とは逆方向に前記伝熱面を折り曲げて設けられ、前記風路端面に対し平行に前記伝熱板Aに溝Aを設け、前記複数の風路リブの延長線上であり前記溝Aと前記風路端面との間の伝熱面に前記風路端面と近接して前記風路リブの凸方向と同方向に中空凸状の複数の突起を設け、前記複数の突起は前記風路端面と略平行をなす一対の側面を備え、前記複数の突起は前記複数の風路リブの凸方向の高さよりも高い形状をなし、前記風路の入口と出口以外の前記伝熱板の外周縁部であって前記風路の入口と出口に隣り合う一方の対向する一対の外周縁部Aを前記略S字状の複数の風路リブの略中央部と略平行に設け、前記風路の入口と出口に隣り合う他方の対向する一対の外周縁部Bを前記略S字状の複数の風路の入口または出口部分の前記風路リブに略平行に設け、前記外周縁部Aは前記風路リブの凸方向と同方向に前記伝熱面を中空凸状に形成した外周リブAを備え、前記外周リブAの凸方向の高さは前記風路リブの凸方向の高さより高い形状となし、前記外周リブAの外側側面はその折り返し寸法が前記伝熱面に対する前記外周リブAの凸方向の高さの寸法よりも大きい寸法を有するように前記風路リブの凸方向とは逆方向に折り返され、前記外周縁部Bは前記風路リブの凸方向と同方向に前記伝熱面を中空凸状に形成した外周リブBを備え、前記外周リブBの凸方向の高さは前記風路リブの凸方向の高さと同一となし、前記外周リブBの外側側面に開口部が設けられるように前記外周リブBの外側側面の中央部は前記伝熱面と同一面まで折り返され、前記外周リブBの外側側面の両端には前記風路端面の折り返し位置と同位置まで折り返された風路端面カバーを設け、前記外周リブBの上面に溝Bを備え、前記溝Bは前記外周リブBの側面と前記溝Bの中心線との距離が前記溝Aの中心線と前記風路端面との距離と等しい位置に、前記溝Aの長手方向の外面が前記溝Bの長手方向の内面と密接する形状に前記伝熱面と同一面まで凹入されており、前記伝熱板Bは前記伝熱板Aと鏡像関係をなし、前記伝熱板Bの形状のうち前記伝熱板Bの外周リブAの凸方向の高さを前記風路リブの凸方向の高さと同一とし、さらに前記伝熱板Bの前記外周リブAの幅を前記伝熱板Aに備えられた前記外周リブAの幅よりも広い形状をなす形状とし、前記伝熱板A及び前記伝熱板Bをそれぞれ1枚のシートを素材として一体成形し、前記伝熱板Aの前記外周リブAと前記伝熱板Bの前記外周リブAとが重なり合うように前記伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層し、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bの積層により風路A及び風路Bが交互に形成される熱交換器であり、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bが交互に積層される際、前記風路リブ、前記突起、前記外周リブA及び前記外周リブBの上面が上方に積層される伝熱板と当接し、前記溝Bが前記溝Bの下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブBの上面と当接し、前記突起に設けられた前記風路端面と平行をなす一対の側面が前記突起の上方に積層される伝熱板に設けられた前記外周リブBの内側側面及び前記溝Bの側面の少なくとも一方と当接し、前記風路端面と前記風路端面の下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブBの外側側面が当接し、前記伝熱板A及び前記伝熱板Bそれぞれに設けられた前記外周リブAの側面同士が当接し、前記風路端面カバーと前記風路端面カバーの下方に位置する伝熱板に設けられた前記外周リブA及び前記外周リブBの端面が当接することを特徴とする熱交換器。
  2. シートが熱可塑性樹脂シートであることを特徴とした請求項1記載の熱交換器。
  3. シートがスチレン系樹脂シートであることを特徴とした請求項1または2記載の熱交換器。
  4. シートがポリスチレンシートであることを特徴とした請求項1、2または3記載の熱交換器。
  5. 伝熱板A及び伝熱板Bを一体成形する際、外周リブBの外側側面と連続し、かつその断面形状が前記外周リブBの外側側面に形成される開口部と等しい矩形状部を備えた成形型により成形加工を行い、成形加工された後、前記伝熱板A及び前記伝熱板Bの外側側面に沿って、前記矩形状部により形成された部分及び前記伝熱板A及び前記伝熱板B以外のシート部分を切断することにより、前記伝熱板A及び前記伝熱板Bが製造されることを特徴とした請求項1、2、3または4記載の熱交換器。
  6. 伝熱板A及び伝熱板Bの少なくとも2つの角部において、隣接する伝熱板の外側側面に形成された風路端面カバー、外周リブA、外周リブBまたは風路端面の重なり合う部分が積層方向に全長にわたって熱溶着されていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の熱交換器。
  7. 風路A及び風路Bの出入口が形成される面において、隣接する伝熱板の外側側面に形成された風路端面カバー、外周リブA、外周リブB及び風路端面の重なり合う部分が全面にわたって熱溶着されていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の熱交換器。
  8. 隣接する伝熱板の外側側面の重なり合う部分が全面にわたって熱溶着されていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の熱交換器。
  9. 熱交換器の外側側面の隣接する部分を熱溶着する際、前記熱交換器の外側側面の隣接する部分の形状に合致した形状の熱溶着面を有する熱溶着手段により、前記熱交換器の外側側面の隣接する部分が同時に熱溶着されることを特徴とする請求項6、7または8記載の熱交換器。
  10. 熱交換器の外側側面の隣接する面を熱溶着する際、熱溶着を行うそれぞれの面とほぼ同形状の熱溶着手段を熱溶着面に対して垂直に押圧することにより、前記熱交換器の外側側面が熱溶着されることを特徴とする請求項7または8記載の熱交換器。
  11. 熱溶着面が円筒状をなす熱溶着手段により、前記熱溶着手段の熱溶着面を熱交換器へ押圧しながら伝熱板の積層方向に沿って上方から下方へ回転移動させることにより、前記熱交換器の外側側面が熱溶着されることを特徴とする請求項6、7または8記載の熱交換器。
  12. 伝熱板A及び伝熱板Bを交互に積層した積層方向の両端面にそれぞれ対向するように前記第一の端面部材を設け、前記第一の端面部材は外周縁部に積層された前記伝熱板A及び前記伝熱板Bの外側側面を覆う側面板を備え、前記積層された伝熱板の外周リブAの外側側面に両端が前記第一の端面部材と結合する支持部材を備え、前記第一の端面部材と前記両端面に位置する伝熱板との間に介在する弾性体と備え、前記弾性体は両端面に位置する前記伝熱板の少なくとも外周縁部を押圧する形状をなし、前記第一の端面部材または前記支持部材の少なくとも一方には取っ手が備えられていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の熱交換器。
  13. 第一の端面部材と支持部材は前記支持部材のうち1つが分断されるように一体に形成されており、伝熱板A及び伝熱板Bを交互に積層した積層方向の両端面にそれぞれ対向するように弾性体を介して前記第一の端面部材を配置し、積層された伝熱板の外周リブAの外側側面に前記支持部材が配置され、前記分断された支持部材の分断部分が結合されることを特徴とする請求項12記載の熱交換器。
  14. 伝熱板A及び伝熱板Bを交互に積層した両端面に位置する伝熱板に貼付される第二の端面部材を備え、前記第二の端面部材は少なくとも前記伝熱板Aまたは前記伝熱板Bの外周縁部と同形状に成形された弾性体よりなり、外周リブAの外側側面の少なくとも片面に添って帯状取っ手部材を備え、前記帯状取っ手部材は前記第二の端面部材により両端面に位置する伝熱板に固定されていることを特徴とする請求項6、7、8、9、10または11記載の熱交換器。
  15. 伝熱板A及び伝熱板Bを交互に積層した両端面に位置する伝熱板に貼付される第二の端面部材を備え、前記第二の端面部材は少なくとも前記伝熱板Aまたは前記伝熱板Bの外周縁部と同形状に成形された弾性体よりなり、帯状取っ手部材を外周リブAの外側側面に添って備え、前記帯状取っ手部材は積層された伝熱板の積層方向の一方の端面において、前記第二の端面部材により端面に位置する伝熱板に固定されており、他端においては、前記第二の端面部材の外側に配置されていることを特徴とする請求項6、7、8、9、10または11記載の熱交換器。
  16. 伝熱板Bの外周リブAの上面に側面補強凸部を設け、伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの上面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの裏面に当接し、前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの上面が前記伝熱板Aに設けられた伝熱面の裏面に当接し、かつ前記伝熱板Bの前記外周リブAに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15記載の熱交換器。
  17. 側面補強凸部を断続的にしたことを特徴とした請求項16記載の熱交換器。
  18. 伝熱板A及び伝熱板Bの外周リブAの上面に側面補強凸部を設け、前記伝熱板Aと前記伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接し、前記伝熱板Bに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接したことを特徴とした請求項17記載の熱交換器。
  19. 伝熱板Aと伝熱板Bを交互に積層した際、前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの上面と側面が前記伝熱板Bに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接し、前記伝熱板Bの前記外周リブAに形成された前記側面補強凸部の上面と側面が前記伝熱板Aに形成された前記外周リブAの裏面と側面に当接したことを特徴とする請求項17記載の熱交換器。
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