JP2000356494A - 熱交換素子 - Google Patents
熱交換素子Info
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- JP2000356494A JP2000356494A JP11166415A JP16641599A JP2000356494A JP 2000356494 A JP2000356494 A JP 2000356494A JP 11166415 A JP11166415 A JP 11166415A JP 16641599 A JP16641599 A JP 16641599A JP 2000356494 A JP2000356494 A JP 2000356494A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D9/00—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D9/0062—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by spaced plates with inserted elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F3/00—Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
- F28F3/02—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
- F28F3/04—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F3/00—Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
- F28F3/08—Elements constructed for building-up into stacks, e.g. capable of being taken apart for cleaning
- F28F3/083—Elements constructed for building-up into stacks, e.g. capable of being taken apart for cleaning capable of being taken apart
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 素子素材の積層精度確保と素子外郭を兼ねて
剛性を保持することができる熱交換素子を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 プレート２の片面にウレタン系の発泡樹
脂により多数の流路用突起部３を設けた多数の素子素材
１を流路方向が交差して積層した積層エレメント６の四
隅に支持棒１１を通し、両端を側板８，９で挟み固定す
ることで、全体の剛性と精度の確保ができる熱交換素子
が得られる。
剛性を保持することができる熱交換素子を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 プレート２の片面にウレタン系の発泡樹
脂により多数の流路用突起部３を設けた多数の素子素材
１を流路方向が交差して積層した積層エレメント６の四
隅に支持棒１１を通し、両端を側板８，９で挟み固定す
ることで、全体の剛性と精度の確保ができる熱交換素子
が得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、給気と排気の間で
熱交換させつつ換気する熱交換換気装置等の熱交換素子
に関する。
熱交換させつつ換気する熱交換換気装置等の熱交換素子
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の熱交換素子は、紙、金属
あるいは合成樹脂等の薄板を波形または鋸歯形に折り曲
げたコルゲート状のものと平板状のものを貼り合わせて
片面段ボール状にした素子素材を、その目の方向が交差
するように複数枚の積層とすることでコルゲート状の部
分がスペーサーとして素子の通気路を形成するものが基
本的であるが、特開平６−５０６９３号公報および特開
平６−１０１９８７号公報には、このコルゲート状のス
ペーサー部分をウレタン系発泡性樹脂インクで平板状部
分に厚盛印刷し、加熱発泡することで形成するものが記
載されている。
あるいは合成樹脂等の薄板を波形または鋸歯形に折り曲
げたコルゲート状のものと平板状のものを貼り合わせて
片面段ボール状にした素子素材を、その目の方向が交差
するように複数枚の積層とすることでコルゲート状の部
分がスペーサーとして素子の通気路を形成するものが基
本的であるが、特開平６−５０６９３号公報および特開
平６−１０１９８７号公報には、このコルゲート状のス
ペーサー部分をウレタン系発泡性樹脂インクで平板状部
分に厚盛印刷し、加熱発泡することで形成するものが記
載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の熱交
換素子は、コルゲート加工が不要となり、製造上および
熱交換効率上から平板状薄板の厚さをさらに薄くするこ
とができる反面、素子素材のスペーサー部分が発泡性樹
脂であることから機械的強度と剛性が少なく、積層加工
時の取り扱いや熱交換器への着脱時に生じる積層方向の
圧縮力や引っ張り力で変形や破損の恐れがあるという課
題があり、補強方法の検討が要求されている。
換素子は、コルゲート加工が不要となり、製造上および
熱交換効率上から平板状薄板の厚さをさらに薄くするこ
とができる反面、素子素材のスペーサー部分が発泡性樹
脂であることから機械的強度と剛性が少なく、積層加工
時の取り扱いや熱交換器への着脱時に生じる積層方向の
圧縮力や引っ張り力で変形や破損の恐れがあるという課
題があり、補強方法の検討が要求されている。
【０００４】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、素子素材の積層精度確保と素子外郭を兼
ねて剛性を保持することができる熱交換素子を提供する
ことを目的とする。
るものであり、素子素材の積層精度確保と素子外郭を兼
ねて剛性を保持することができる熱交換素子を提供する
ことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換素子は上
記目的を達成するために、平板状のプレートの少なくと
も片面に、発泡材料により並行する多数の流路用突起部
を形成し、プレートの外周寄りあるいは内部の流路用突
起部を貫通する位置に挿入穴を設けた素子素材と、素子
素材と略同形同寸の側板と、前記挿入穴に挿入する支持
棒とを有し、多数の素子素材をその流路用突起部の方向
が交差するよう積層し、その両端を前記側板で挟み前記
支持棒を挿入し固定した構成とする。
記目的を達成するために、平板状のプレートの少なくと
も片面に、発泡材料により並行する多数の流路用突起部
を形成し、プレートの外周寄りあるいは内部の流路用突
起部を貫通する位置に挿入穴を設けた素子素材と、素子
素材と略同形同寸の側板と、前記挿入穴に挿入する支持
棒とを有し、多数の素子素材をその流路用突起部の方向
が交差するよう積層し、その両端を前記側板で挟み前記
支持棒を挿入し固定した構成とする。
【０００６】本発明によれば、支持棒と側板によって軟
弱な素子素材を揃えて積層し固定することができ、剛性
を保持することができる熱交換素子が得られる。
弱な素子素材を揃えて積層し固定することができ、剛性
を保持することができる熱交換素子が得られる。
【０００７】また、他の手段は、プレートの流路用突起
部側の両端部に相対して設け、内側に向けて複数の突堤
部を有する連続的な壁状突起部と、前記両端部と交差す
る方向の両端部の所定範囲は流路用突起部を設けず平坦
としたものである。
部側の両端部に相対して設け、内側に向けて複数の突堤
部を有する連続的な壁状突起部と、前記両端部と交差す
る方向の両端部の所定範囲は流路用突起部を設けず平坦
としたものである。
【０００８】本発明によれば、積層加工時における気流
の流出入口に当たる両端部の平板状プレートと壁状突起
部の接着を確実にすることができる。
の流出入口に当たる両端部の平板状プレートと壁状突起
部の接着を確実にすることができる。
【０００９】また、他の手段はプレートの流路用突起部
側の両端部に相対して設けた連続的な壁状突起部の隣接
する二つの端辺に略鉤形のフィルター取付部を設けたも
のであり、フィルターを積層した素子素材に一体に装着
でき、剛性を保持することができる熱交換素子が得られ
る。
側の両端部に相対して設けた連続的な壁状突起部の隣接
する二つの端辺に略鉤形のフィルター取付部を設けたも
のであり、フィルターを積層した素子素材に一体に装着
でき、剛性を保持することができる熱交換素子が得られ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明は、平板状のプレートの片
面に、発泡材料により並行する多数の流路用突起部を形
成し、プレートの外周寄りで流路用突起部を貫通する位
置に挿入穴を設けた素子素材と、この素子素材と略同形
同寸の側板と、挿入穴に挿入する支持棒とを有し、多数
の素子素材をその流路用突起部の方向が交差するよう積
層し、その両端を前記側板で挟み固定したものであり、
積層の両端を側板で挟みこの支持棒を挿入し固定すると
きには流路用突起部に固定圧がかかりプレートは歪まな
いという作用を有する。
面に、発泡材料により並行する多数の流路用突起部を形
成し、プレートの外周寄りで流路用突起部を貫通する位
置に挿入穴を設けた素子素材と、この素子素材と略同形
同寸の側板と、挿入穴に挿入する支持棒とを有し、多数
の素子素材をその流路用突起部の方向が交差するよう積
層し、その両端を前記側板で挟み固定したものであり、
積層の両端を側板で挟みこの支持棒を挿入し固定すると
きには流路用突起部に固定圧がかかりプレートは歪まな
いという作用を有する。
【００１１】また、プレートの流路用突起部は熱硬化性
樹脂により形成したものであり、凹版印刷により流路用
突起部をプレートに形成できるという作用を有する。
樹脂により形成したものであり、凹版印刷により流路用
突起部をプレートに形成できるという作用を有する。
【００１２】また、側板の隣接する二つの端辺に給排気
流を濾過するフィルターを取り付けるための枠部を設け
たものであり、素子素材の積層に密接してフィルターが
装着されるという作用を有する。
流を濾過するフィルターを取り付けるための枠部を設け
たものであり、素子素材の積層に密接してフィルターが
装着されるという作用を有する。
【００１３】また、プレートの流路用突起部側の相対す
る両端部に相対して設けた、内側に向けて複数の突堤部
を有する連続的な壁状突起部と、壁状突起部を設けた両
端部と交差する方向の両端部の所定範囲は流路用突起部
を設けず平坦としたものであり、素子素材の積層時に気
流の流出入口に当たる両端部のプレートと壁状突起部の
接着圧が均等になるという作用を有する。
る両端部に相対して設けた、内側に向けて複数の突堤部
を有する連続的な壁状突起部と、壁状突起部を設けた両
端部と交差する方向の両端部の所定範囲は流路用突起部
を設けず平坦としたものであり、素子素材の積層時に気
流の流出入口に当たる両端部のプレートと壁状突起部の
接着圧が均等になるという作用を有する。
【００１４】また、プレートの流路用突起部側の相対す
る両端部に設けた連続的な壁状突起部の隣接する二つの
端辺に略鉤形のフィルター取付部を有するものであり、
素子素材の積層方向に補強ができることと、フィルター
の装着が密接になるという作用を有する。
る両端部に設けた連続的な壁状突起部の隣接する二つの
端辺に略鉤形のフィルター取付部を有するものであり、
素子素材の積層方向に補強ができることと、フィルター
の装着が密接になるという作用を有する。
【００１５】また、挿入穴に接着剤を入れて支持棒を挿
入固定したものであり、素子素材の各々が支持棒に固着
されることで積層全体の剛性が高まるという作用を有す
る。
入固定したものであり、素子素材の各々が支持棒に固着
されることで積層全体の剛性が高まるという作用を有す
る。
【００１６】また、側板に設けた支持棒の挿入穴に支持
棒を挿入し、支持棒端部を挿入穴より所定寸法大径に成
形したものであり、積層全体の圧接力の低下を防ぐとい
う作用を有する。
棒を挿入し、支持棒端部を挿入穴より所定寸法大径に成
形したものであり、積層全体の圧接力の低下を防ぐとい
う作用を有する。
【００１７】また、支持棒端部を挿入穴より所定寸法大
径に成形した後、接着剤を塗布したものであり、積層が
破損したとき支持棒の脱落と飛び出しを防ぐという作用
を有する。
径に成形した後、接着剤を塗布したものであり、積層が
破損したとき支持棒の脱落と飛び出しを防ぐという作用
を有する。
【００１８】また、支持棒の全周保持層と、間欠保持層
と、大径層とからなる側板の挿入穴に支持棒を挿入し、
間欠保持層と大径層に接着剤を注入し支持棒を固定した
ものであり、支持棒の軸方向の固定保持面が大きくな
り、端部大径加工を必要としないという作用を有する。
と、大径層とからなる側板の挿入穴に支持棒を挿入し、
間欠保持層と大径層に接着剤を注入し支持棒を固定した
ものであり、支持棒の軸方向の固定保持面が大きくな
り、端部大径加工を必要としないという作用を有する。
【００１９】また、側板の挿入穴の間欠保持層と大径層
の境界面が円錐台形状としたものであり、支持棒との接
触固定面積が軸方向に拡大するという作用を有する。
の境界面が円錐台形状としたものであり、支持棒との接
触固定面積が軸方向に拡大するという作用を有する。
【００２０】また、側板の挿入穴の間欠保持層と大径層
の少なくとも一方に支持棒の挿入穴の入口にラッパ状の
案内部を設けたものであり、支持棒の挿入時の直進性が
不同であってもこの案内部で修正されるという作用を有
する。
の少なくとも一方に支持棒の挿入穴の入口にラッパ状の
案内部を設けたものであり、支持棒の挿入時の直進性が
不同であってもこの案内部で修正されるという作用を有
する。
【００２１】以下，本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００２２】
【実施例】（実施例１）図１から図５に示すように、素
子素材１は紙、金属あるいは合成樹脂等の極薄板で四角
形平板状のプレート２の片面に、ウレタン系の発泡樹脂
により所定間隔で並行する多数の流路用突起部３および
両端部分の壁状突起部４を印刷機能によって同一高さに
形成し、プレート２の四隅で壁状突起部４を貫通する位
置に挿入穴５を設けている。そしてこの素子素材１を多
数枚その流路用突起部３の方向が交差するように積層
し、流路用突起部３の交差点において接着して積層エレ
メント６とする。また、プレート２の流路用突起部３の
方向と平行な両端部分の壁状突起部４は、内側に向けて
複数の突堤部４Ａを有し、壁状突起部４を設けた両端部
分と交差する方向の両端部分の所定範囲は流路用突起部
３を設けない平坦部７としており、素子素材１の積層時
に気流の出入口に当たる両端部のプレート２とその下に
なる壁状突起部４の接着時の接着圧を均等確実に加える
ことができるようにしている。複数の突堤部４Ａは上下
にくる素子素材１の流路用突起部３の端部と当接するこ
とで、気流の出入口に当たるプレート２の変形を無くし
開口面積を確保している。上側板８と下側板９はプレー
ト２と略同形同寸の合成樹脂成形品で、ＡＢＳ樹脂等材
質の選定と適切な肉厚の設定により外郭としての必要な
強度を確保し、プレート２と同一位置に同径の挿入穴１
０をそれぞれ設けたもので、積層エレメント６の上下を
挟み、挿入穴５、１０に接着剤Ｓを注入塗布してのち支
持棒１１を挿入し固定する。支持棒１１は合成樹脂製の
丸棒で、素子素材１の各々が積層エレメント６に接着さ
れることで積層エレメント６の全体の剛性が確保され、
上側板８と下側板９に挟まれるときには壁状突起部４に
固定圧がかかりプレート２は歪まない。また、支持棒１
１の材質は合成樹脂に限らず軽金属等も適するものであ
り、積層エレメント６に挿入後支持棒端部を挿入穴より
所定寸法大径に加工成形することで、軸方向の圧接固定
力が確保でき、さらに接着剤を塗布することにより、積
層エレメント６が破損したとき支持棒１１の脱落と飛び
出しを防ぐことができる。
子素材１は紙、金属あるいは合成樹脂等の極薄板で四角
形平板状のプレート２の片面に、ウレタン系の発泡樹脂
により所定間隔で並行する多数の流路用突起部３および
両端部分の壁状突起部４を印刷機能によって同一高さに
形成し、プレート２の四隅で壁状突起部４を貫通する位
置に挿入穴５を設けている。そしてこの素子素材１を多
数枚その流路用突起部３の方向が交差するように積層
し、流路用突起部３の交差点において接着して積層エレ
メント６とする。また、プレート２の流路用突起部３の
方向と平行な両端部分の壁状突起部４は、内側に向けて
複数の突堤部４Ａを有し、壁状突起部４を設けた両端部
分と交差する方向の両端部分の所定範囲は流路用突起部
３を設けない平坦部７としており、素子素材１の積層時
に気流の出入口に当たる両端部のプレート２とその下に
なる壁状突起部４の接着時の接着圧を均等確実に加える
ことができるようにしている。複数の突堤部４Ａは上下
にくる素子素材１の流路用突起部３の端部と当接するこ
とで、気流の出入口に当たるプレート２の変形を無くし
開口面積を確保している。上側板８と下側板９はプレー
ト２と略同形同寸の合成樹脂成形品で、ＡＢＳ樹脂等材
質の選定と適切な肉厚の設定により外郭としての必要な
強度を確保し、プレート２と同一位置に同径の挿入穴１
０をそれぞれ設けたもので、積層エレメント６の上下を
挟み、挿入穴５、１０に接着剤Ｓを注入塗布してのち支
持棒１１を挿入し固定する。支持棒１１は合成樹脂製の
丸棒で、素子素材１の各々が積層エレメント６に接着さ
れることで積層エレメント６の全体の剛性が確保され、
上側板８と下側板９に挟まれるときには壁状突起部４に
固定圧がかかりプレート２は歪まない。また、支持棒１
１の材質は合成樹脂に限らず軽金属等も適するものであ
り、積層エレメント６に挿入後支持棒端部を挿入穴より
所定寸法大径に加工成形することで、軸方向の圧接固定
力が確保でき、さらに接着剤を塗布することにより、積
層エレメント６が破損したとき支持棒１１の脱落と飛び
出しを防ぐことができる。
【００２３】また、上側板８と下側板９は隣接する二つ
の端辺に給排気流を濾過するフィルター１２を取り付け
るため額縁の隅部状の枠部１３を設けており、積層エレ
メント６に密接してフィルター１２が装着される。上側
板８の把手８Ａは熱交換機器に熱交換素子を着脱する場
合の手掛りである。
の端辺に給排気流を濾過するフィルター１２を取り付け
るため額縁の隅部状の枠部１３を設けており、積層エレ
メント６に密接してフィルター１２が装着される。上側
板８の把手８Ａは熱交換機器に熱交換素子を着脱する場
合の手掛りである。
【００２４】なお、プレート２の流路用突起部３ならび
に壁状突起部４の材質をシリコンゴム熱硬化性樹脂にす
ることで、凹版印刷による形成ができ高さ寸法精度が向
上するものである。
に壁状突起部４の材質をシリコンゴム熱硬化性樹脂にす
ることで、凹版印刷による形成ができ高さ寸法精度が向
上するものである。
【００２５】なお、支持棒の他の固定方法として図５
（Ａ）は上、下側板８、９の挿入穴１０に覗いている支
持棒１１の端部を挿入穴径より拡大加工したものであ
り、図５（Ｂ）はさらにホットメルト等の接着剤Ｓを塗
布したものであり、積層が破損したとき支持棒の脱落と
飛び出しを防ぐものである。
（Ａ）は上、下側板８、９の挿入穴１０に覗いている支
持棒１１の端部を挿入穴径より拡大加工したものであ
り、図５（Ｂ）はさらにホットメルト等の接着剤Ｓを塗
布したものであり、積層が破損したとき支持棒の脱落と
飛び出しを防ぐものである。
【００２６】上記構成において、素子素材１は全熱交換
か顕熱交換によって紙、金属あるいは合成樹脂等の極薄
板で四角形平板状のプレート２の片面に、ウレタン系の
発泡樹脂やシリコンゴム熱硬化性樹脂等の樹脂インクで
所定間隔で並行する多数の流路用突起部３および両端部
分の壁状突起部４を印刷によって形成するが、プレート
２の厚みは顕熱交換用のアルミで０．１ｍｍ、流路用突
起部３および壁状突起部４の幅ならびに高さが主として
２〜３ｍｍ、そして隣接する突起部の間隔は１０ｍｍ程
度であり、積層エレメント６は全体に軟弱であるが支持
棒１１と上側板８と下側板９で組み立てられることで全
体の剛性を確保する。そして積層エレメント６の側面全
周に開口する軟弱な材質で微細なスリット状の気流の出
入り口は、壁状突起部４の上面とプレート２端部の平坦
部７との確実な接着によって所定の開口面積を形成す
る。また、積層エレメント６と一体の枠部１３にフィル
ター１２が装着されることで微細なスリット状の開口が
確実に覆われて、給排気流の濾過とともに気流中の粉塵
の付着による通気抵抗の増大を防ぐものである。
か顕熱交換によって紙、金属あるいは合成樹脂等の極薄
板で四角形平板状のプレート２の片面に、ウレタン系の
発泡樹脂やシリコンゴム熱硬化性樹脂等の樹脂インクで
所定間隔で並行する多数の流路用突起部３および両端部
分の壁状突起部４を印刷によって形成するが、プレート
２の厚みは顕熱交換用のアルミで０．１ｍｍ、流路用突
起部３および壁状突起部４の幅ならびに高さが主として
２〜３ｍｍ、そして隣接する突起部の間隔は１０ｍｍ程
度であり、積層エレメント６は全体に軟弱であるが支持
棒１１と上側板８と下側板９で組み立てられることで全
体の剛性を確保する。そして積層エレメント６の側面全
周に開口する軟弱な材質で微細なスリット状の気流の出
入り口は、壁状突起部４の上面とプレート２端部の平坦
部７との確実な接着によって所定の開口面積を形成す
る。また、積層エレメント６と一体の枠部１３にフィル
ター１２が装着されることで微細なスリット状の開口が
確実に覆われて、給排気流の濾過とともに気流中の粉塵
の付着による通気抵抗の増大を防ぐものである。
【００２７】なお、壁状突起部４の形状を簡単にするた
めに壁を厚くして、突堤部４Ａをなくしても、壁状突起
部４を設けた両端部分と交差する方向の両端部分の所定
範囲を流路用突起部３を設けない平坦部７とすれば、素
子素材１の積層時に気流の出入口に当たる両端部のプレ
ート２とその下になる壁状突起部４の接着時の接着圧を
均等確実に加えることができる。
めに壁を厚くして、突堤部４Ａをなくしても、壁状突起
部４を設けた両端部分と交差する方向の両端部分の所定
範囲を流路用突起部３を設けない平坦部７とすれば、素
子素材１の積層時に気流の出入口に当たる両端部のプレ
ート２とその下になる壁状突起部４の接着時の接着圧を
均等確実に加えることができる。
【００２８】（実施例２）図６は、直接フィルター取付
部を設けた素子素材１４を示し、プレート２の相対する
両端部に設けた一方の壁状突起部１５の一端に設けた略
鉤形のフィルター取付部１６と他端に前記フィルター取
付部１６の鉤形を二股としたフィルター取付部１７を設
け、このフィルター取付部１７の鉤形と対面するように
他方の壁状突起部１８の一端に設けたフィルター取付部
１６を積層して、隣接する二つの端面にフィルター取付
部を形成する積層エレメント１９とするものであり、積
層エレメントの剛性の増加と、フィルターの装着がさら
に密接になる。
部を設けた素子素材１４を示し、プレート２の相対する
両端部に設けた一方の壁状突起部１５の一端に設けた略
鉤形のフィルター取付部１６と他端に前記フィルター取
付部１６の鉤形を二股としたフィルター取付部１７を設
け、このフィルター取付部１７の鉤形と対面するように
他方の壁状突起部１８の一端に設けたフィルター取付部
１６を積層して、隣接する二つの端面にフィルター取付
部を形成する積層エレメント１９とするものであり、積
層エレメントの剛性の増加と、フィルターの装着がさら
に密接になる。
【００２９】なお、図示しないがこの場合、上、下側板
８、９の枠部１３は不要となる。
８、９の枠部１３は不要となる。
【００３０】なお、フィルターをいずれか一方のみとし
た場合、フィルター取付部の形状を簡単にすることがで
きる。
た場合、フィルター取付部の形状を簡単にすることがで
きる。
【００３１】（実施例３）図７ないし図９は、上、下側
板８、９の挿入穴１０における支持棒の他の固定方法を
示し、図７は支持棒の全周保持層２０と、間欠部分を設
けた放射状保持層２１と、保持部のない遊間層２２とか
らなる側板の挿入穴１０Ａに支持棒１１を挿入し、放射
状保持層２１と遊間層２２に接着剤Ｓを注入し支持棒を
固定したものであり、軸方向の固定保持面が大きくなり
接着するので十分な強度が得られるから、端部の大径加
工を必要としなくなるものである。
板８、９の挿入穴１０における支持棒の他の固定方法を
示し、図７は支持棒の全周保持層２０と、間欠部分を設
けた放射状保持層２１と、保持部のない遊間層２２とか
らなる側板の挿入穴１０Ａに支持棒１１を挿入し、放射
状保持層２１と遊間層２２に接着剤Ｓを注入し支持棒を
固定したものであり、軸方向の固定保持面が大きくなり
接着するので十分な強度が得られるから、端部の大径加
工を必要としなくなるものである。
【００３２】図８は、図７における挿入穴１０Ａの放射
状保持層２１と遊間層２２の境界面を円錐台形部２３と
したものであり、軸方向の固定保持面がより大きく接着
するので十分な強度が得られるものである。
状保持層２１と遊間層２２の境界面を円錐台形部２３と
したものであり、軸方向の固定保持面がより大きく接着
するので十分な強度が得られるものである。
【００３３】図９は、側板の挿入穴１０の支持棒１１挿
入側入り口に角面取状の案内部２４を設けたものであ
り、支持棒の挿入時の直進性が不同であっても円滑に挿
入でき積層エレメント組立作業が容易となるものであ
る。
入側入り口に角面取状の案内部２４を設けたものであ
り、支持棒の挿入時の直進性が不同であっても円滑に挿
入でき積層エレメント組立作業が容易となるものであ
る。
【００３４】なお、接着剤Ｓの注入を複数回に分けて行
なうか、複数個の注入ニードルをもつノズルで注入すれ
ば、遊間層２２は必ずしも必要ではない。
なうか、複数個の注入ニードルをもつノズルで注入すれ
ば、遊間層２２は必ずしも必要ではない。
【００３５】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、平板状のプレートの少なくとも片面に、発泡
材料による流路用突起部を形成した多数の素子素材を流
路の方向が交差するよう積層し、両端を側板で挟み流路
用突起部を貫通する位置で支持棒を挿入し固定するもの
で、発泡材料を用いた軟弱な積層を支持棒と側板で組み
立てられることで全体の剛性とともに側面全周に開口す
る軟弱で微細なスリットの開口面積を確保し、素子の製
作上、使用上の取扱い易さおよび熱交換効率が向上する
という効果のある熱交換素子を提供できる。
によれば、平板状のプレートの少なくとも片面に、発泡
材料による流路用突起部を形成した多数の素子素材を流
路の方向が交差するよう積層し、両端を側板で挟み流路
用突起部を貫通する位置で支持棒を挿入し固定するもの
で、発泡材料を用いた軟弱な積層を支持棒と側板で組み
立てられることで全体の剛性とともに側面全周に開口す
る軟弱で微細なスリットの開口面積を確保し、素子の製
作上、使用上の取扱い易さおよび熱交換効率が向上する
という効果のある熱交換素子を提供できる。
【００３６】また、プレートの流路用突起部の材質に熱
硬化性樹脂を使用することで、凹版印刷による形成がで
き、寸法精度が向上することで熱交換効率が向上すると
いう効果のある熱交換素子を提供できる。
硬化性樹脂を使用することで、凹版印刷による形成がで
き、寸法精度が向上することで熱交換効率が向上すると
いう効果のある熱交換素子を提供できる。
【００３７】また、素子素材を積層することでフィルタ
ー取付部が形成されるから、フィルターを積層した素子
素材に一体に装着でき、素子の剛性およびフィルターの
装着性を向上するという効果のある熱交換素子を提供で
きる。
ー取付部が形成されるから、フィルターを積層した素子
素材に一体に装着でき、素子の剛性およびフィルターの
装着性を向上するという効果のある熱交換素子を提供で
きる。
【図１】本発明の実施例１の熱交換素子分解斜視図
【図２】同素子素材積層説明のための分解斜視図
【図３】同支持棒による積層固定部分の断面図
【図４】同熱交換素子の外観斜視図
【図５】同支持棒末端固定部分断面図
【図６】本発明の実施例２の積層エレメント外観斜視図
【図７】本発明の実施例３の支持棒末端固定要部断面斜
視図
視図
【図８】同側板の挿入穴円錐台形部断面図
【図９】同側板の挿入穴案内部断面図
１、１４ 素子素材 ２ プレート ３ 流路用突起部 ４ 壁状突起部 ４Ａ 突堤部 ５，１０ 挿入穴 ６、１９ 積層エレメント ７ 平坦部 ８ 上側板 ８Ａ 把手 ９ 下側板 １０Ａ 挿入穴 １１ 支持棒 １２ フィルター １３ 枠部 １５、１８ 壁状突起部 １６、１７ フィルター取付部 ２０ 全周保持層 ２１ 放射状保持層 ２２ 遊間層 ２３ 円錐台形部 ２４ 案内部 Ｓ 接着剤
Claims (11)
- 【請求項１】 平板状のプレートの少なくとも片面に、
発泡材料により並行する多数の流路用突起部を形成し、
前記プレートの外周寄りあるいは内部の前記流路用突起
部を貫通する位置に挿入穴を設けた素子素材と、前記素
子素材と略同形同寸の側板と、前記挿入穴に挿入する支
持棒とを有し、多数の前記素子素材をその流路用突起部
の方向が交差するよう積層し、その両端を前記側板で挟
み前記支持棒を挿入し固定した熱交換素子。 - 【請求項２】 プレートの流路用突起部は熱硬化性樹脂
により形成した請求項１記載の熱交換素子。 - 【請求項３】 側板の隣接する二つの端辺に給排気流を
濾過するフィルターを取り付けるための壁部を設けた請
求項１または２記載の熱交換素子。 - 【請求項４】 プレートの流路用突起部側の相対する両
端部に設けた、内側に向けて複数の突堤部を有する連続
的な壁状突起部と、前記壁状突起部を設けた両端部と交
差する方向の両端部の所定範囲は流路用突起部を設けず
平坦とした請求項１、２または３記載の熱交換素子。 - 【請求項５】 プレートの流路用突起部側の両端部に相
対して設けた連続的な壁状突起部の隣接する二つの端辺
に略鉤形のフィルター取付部を有する請求項１、２、３
または４記載の熱交換素子。 - 【請求項６】 挿入穴に接着剤を入れて支持棒を挿入固
定した請求項１、２、３、４または５記載の熱交換素
子。 - 【請求項７】 側板に設けた支持棒の挿入穴に支持棒を
挿入し、支持棒端部を挿入穴より所定寸法大径に成形し
た請求項１、２、３、４、５または６記載の熱交換素
子。 - 【請求項８】 支持棒端部を挿入穴より所定寸法大径に
成形した後、接着剤を塗布した請求項７記載の熱交換素
子。 - 【請求項９】 支持棒の全周保持層と、間欠保持層と、
大径層とからなる側板の挿入穴に支持棒を挿入し、間欠
保持層と大径層に接着剤を注入し支持棒を固定する請求
項１、２、３、４、５または６記載の熱交換素子。 - 【請求項１０】 側板の挿入穴の間欠保持層と大径層の
境界面が円錐台形状とした請求項９記載の熱交換素子。 - 【請求項１１】 側板の挿入穴の間欠保持層と大径層の
少なくとも一方に支持棒の挿入穴案内部を設けた請求項
９または１０記載の熱交換素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166415A JP2000356494A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 熱交換素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166415A JP2000356494A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 熱交換素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000356494A true JP2000356494A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15831012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11166415A Pending JP2000356494A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 熱交換素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000356494A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004051171A2 (en) * | 2002-12-02 | 2004-06-17 | Lg Electronics Inc. | Heat exchanger of ventilating system |
| JP2006029692A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱交換器 |
| JP2006214649A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Sasakura Engineering Co Ltd | 蒸発又は凝縮に使用するプレート型熱交換器 |
| JP2007101053A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱交換素子 |
| JP2007100997A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱交換素子 |
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| KR200462636Y1 (ko) | 2009-12-28 | 2012-09-20 | (주)모아네트웍스 | 전열교환 소자 및 이를 포함하는 전열교환기 |
| KR101369421B1 (ko) * | 2012-03-13 | 2014-03-03 | 주식회사 동화엔텍 | 지그 일체형 플레이트 핀 열교환기 |
| EP2796824A1 (en) * | 2013-04-23 | 2014-10-29 | Alfa Laval Corporate AB | A device for supporting a heat transfer plate and a heat transfer plate provided with such a device |
| JP2020180727A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 熱交換器 |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP11166415A patent/JP2000356494A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP7241290B2 (ja) | 2019-04-24 | 2023-03-17 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 熱交換器 |
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