JP2007099185A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 着座者の乗降動作を楽にするためにシート本体を回転可能に設け、またこのシート本体の前部にオットマン装置を備えた車両用シートにおいて、シート本体の回転動作とオットマン装置の動作を関連付けて、より乗降性のよい車両用シートを提供する。
【解決手段】 シート本体10が回転する間は、着座者の脚部をオットマン本体により押し上げた状態に維持し、シート本体10が前向き位置ではオットマン本体を下降させて着座者の足を車両フロアに着地させた状態とし、シート本体10が外向き位置ではオットマン本体を下降させて着座者の足を路面に着地させた状態となるようにオットマン装置と回転機構の動作を制御する構成とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両への乗降動作を楽に行うことができる車両用のシートに関する。
近年、身障者のみならず健常者についても、車両への乗降をより楽に行えるようにするための様々な工夫が車両用シートに施されている。例えば、車両用シートのシート本体を車両正面向きの前向き位置と乗降口(ドア開口部)側に向いた外向き位置との間で水平回転させることにより、着座者の乗降動作を楽にする技術が提供されている。また、この回転動作に加えてシート本体を車両前後方向に移動させる前後動作を組み合わせることにより、着座者の脚部をピラー等に干渉させることなくシート本体を回転させて、限られた幅の乗降口をスムーズに通過させる技術が提供されている。
さらに、シート本体の回転時に着座者が自身の脚部を持ち上げたり、抱え込む等の窮屈な姿勢をとることなく楽な姿勢のままで脚部(足)が乗降口の下部を構成するロッカー部(段差部)に干渉しないようにするため、従来例えば実開平5−93966号公報に開示されているようにシートクッションの前部に電動昇降式の足載せ台を設けて、この足載せ台をシート本体の回転動作に連動して昇降させる技術が提供されている。
実開平5−93966号公報
しかしながら、上記従来の足載せ台を備えた車両用シートによれば、乗車時に外向き位置のシート本体に着座した後、路面上の足を持ち上げて足載せ台に載せなければならないため、煩わしく、また筋力の弱い人にとっては負担になるという問題があり、この点で従来の車両用シートには改善の余地があった。
そこで、本発明は、乗降時において着座者がわざわざ上記従来の足載せ動作を行う必要がなく、シート本体に着座すれば、シート回転時にロッカー部への干渉が自動的に回避される車両用シートを提供することを目的とする。
このため、本発明は特許請求の範囲に記載した構成の車両用シートとした。
請求項1記載の車両用シートによれば、シート本体の回転動作中では、オットマン本体が上昇して着座者の脚部がその背面側から押し上げられることにより足が一定高さに保持されることから、着座者は乗車時において従来のような足載せ動作を行うことなく、着座すればシート回転時におけるロッカー部との干渉が自動的に回避される。
シート本体が車両正面向きの前向き位置に位置する状態では、オットマン本体が下降して着座者の足が車両フロアに着地された状態となり、これにより着座者は車室内において楽な姿勢で着座することができる。
シート本体が前向き位置から外向き位置に向けて回転する段階、あるいはその逆に外向き位置から前向き位置に向けて回転する段階では、オットマン本体が制御装置により自動的に上昇し、これにより着座者の脚部がオットマン本体により上方へ押し上げられた状態、すなわち着座者の足が車両フロアから浮き上がった状態に保持される。このため、着座者の足が乗降口のロッカー部に干渉することを回避しつつ、シート本体が回転される。
シート本体が外向き位置に位置する状態では、オットマン本体が下降して着座者の足が下方へ戻されて路面に着地した状態若しくは楽に着地させ得る状態となる。
このように、シート本体の回転動作に関連付けられてオットマン装置が作動することにより、乗降時において着座者が従来の足載せ動作を行うことなく、シート本体に着座すれば、回転時におけるロッカー部への足の干渉が自動的に回避されるので、従来よりも車両への乗降を楽に行うことができる。
請求項2記載の車両用シートによれば、オットマン本体は着座者の脚部に対して膝上部の背面と膝下部の背面に跨って押し当てられる。このため、オットマン本体が上昇すると、着座者の脚部は大腿部を上方へ回動させることにより上方へ押し上げられ、その結果着座者の脚部は屈曲状態のまま上方へ押し上げられる。このため、シート前方に大きなスペースを確保することなく、着座者の脚部(足)を車両フロアからリフトすることができる。これに対して、オットマン本体を膝下部のみに押し当てる構成とした場合には、膝を中心にして膝下部のみが上方へ回動され、膝上部(大腿部)に対して延びた状態となり、その結果シート前方に大きなスペースが必要になる。
請求項3記載の車両用シートによれば、オットマン装置の動作に加えて、シート本体のチルト動作(着座者から見て前後方向への傾動動作)が当該シート本体の回転動作に関連付けられているので、車両への乗降動作をより一層楽に行うことができる。
すなわち、シート本体が外向き位置に回転されると、オットマン本体が下降して脚部が下方へ戻され、これに伴って当該シート本体がチルト機構の作動により車室外に向かって前進しつつ前傾方向に傾動されるので、着座者は足を路面に着地して楽に立ち上がることができる。逆に、外向き位置において前傾されたシート本体に対して着座者は当該シート本体に楽に着座することができる。着座後、シート本体が外向き位置から前向き位置に回転する段階で、オットマン装置により脚部が持ち上げられ、かつ当該シート本体がチルト機構により後退しつつ後傾動し、これにより着座者は楽な姿勢で車両正面向きの位置に身体移動させることができる。
このように請求項3記載の車両用シートによれば、シート本体の回転動作と、オットマン装置の動作と、シート本体のチルト動作がそれぞれ相互に関連付けられて動作制御されるので、車両乗降における着座者の身体移動をよりスムーズかつ楽に行うことができる。
また、請求項3記載の車両用シートによれば、チルト機構によりシート本体が前傾動されるので、特に車室内の座面高さが路面から高くなる例えばワンボックスカー等の車高の比較的高い車両に当該車両用シートを適用した場合に大きな効果を得ることができる。
請求項4記載の車両用シートによれば、チルト機構の前傾動が素早くなされ、後傾動がゆっくり行われるので、着座者は着座姿勢から素早く立ち上がる姿勢に身体移動することができる一方、着座時には恐怖感を抱くことなくゆっくりと着座姿勢に身体移動することができる。
請求項5記載の車両用シートによれば、回転モータとオットマンモータとチルトモータがそれぞれPWM制御(Pulse Width Modulation、パルス幅変調制御)されてその起動停止時の加速度が低く設定されることにより、シート本体の回転開始動作と回転停止動作、オットマン本体の昇降開始動作と昇降停止動作、シート本体の傾動開始動作と傾動停止動作がそれぞれゆっくりなされて着座者に安心感を与えるとともに、各動作中の加速度を高くして着座者の身体移動を迅速かつスムーズに行うことができる。
請求項6記載の車両用シートによれば、オットマン本体が円弧軌跡に沿って昇降動(円弧移動)するので、当該オットマン本体を、着座者の脚部を持ち上げる保持位置と、持ち上げない格納位置との間をコンパクトなスペースで迅速に移動させることができる。また、オットマン本体が円弧移動することにより、着座者の大腿部をその付け根(いわゆるヒップポイントHP)付近を中心にしてスムーズに回転させることができる。
請求項7記載の車両用シートによれば、シート本体が円弧軌跡に沿って移動することにより、当該シート本体の前後方向の傾動動作がなされるので、当該シート本体の車室内外間の移動とチルト動作(傾動動作)を単一の駆動機構により実現することができる。
次に、本発明の実施形態を図1〜図17に基づいて説明する。図1は、本実施形態の車両シート1を備えた車両Mを示している。以下説明する実施形態では、車両用シートとして運転席を例示する。この車両用シート1は、車両Mの右側前部に位置している。この車両用シート1の前方には、移動式のステアリングホイール2が配置されている。また、この車両Mの左右側部であって、運転席(車両用シート1)の右側方及び助手席3の左側方には、電動モータを駆動源として上下に回動して開閉する通称ガルウイングと呼ばれる電動式の運転席ドア4と助手席ドア5が装備されている。
車両用シート1及び助手席3は、それぞれ後述する前後移動機構20により車両前後方向に一定の範囲で移動可能であるとともに、同じく後述する回転機構30により車両正面向きの前向き位置と乗降口側に向いた外向き位置との間で約90°水平回転可能に設けられている。助手席3は車両用シート1とほぼ同様に構成されているので、以下車両用シート1の支持構造等について説明する。
この車両用シート1は、シート本体10と、このシート本体10を車両前後方向に一定の範囲で移動させるための前後移動機構20と、シート本体10を上記した前向き位置と外向き位置との間で水平回転させる回転機構30と、シート本体10に着座した着座者の脚部を下方から押し上げるオットマン本体51を有するオットマン装置50と、シート本体10を前後に傾動させるチルト機構70と、これら各機構20,30,50,70の動作制御を行う制御装置Cを備えている。
図3に前後移動機構20の詳細が示されている。運転席位置において車両フロアFには前後方向(図3の紙面に直交する方向)に沿って2本のガイドレール21,21が相互に平行に配置されている。図示するように両ガイドレール21,21は、それぞれ上縁部21aと下縁部21bを上下に対向させた断面U字形を有しており、それぞれの開口側を対向させた状態に固定されている。この左右のガイドレール21,21を介して前後移動ベース22が車両前後方向に移動可能に支持されている。前後移動ベース22は概ね矩形の平板形状を有するもので、その左右側部がそれぞれガイドレール21の上縁部21aと下縁部21bとの間に入り込んでいる。ガイドレール21の上縁部21aと前後移動ベース22の縁部上面との間、及びガイドレール21の下縁部21bと前後移動ベース22の縁部下面との間には、それぞれ多数個の鋼球23〜23が転動可能に挟み込まれている。これにより、前後移動ベース22が車両前後方向に一定の範囲でがたつきなくかつスムーズに車両フロアに沿って水平移動可能に支持されている。
前後移動ベース22と車両フロアFとの間には、電動式の前後モータ24と、この前後モータ24により軸回りに回転するねじ軸25と、このねじ軸25に噛み合わされたナット26を有する前後駆動機構27が介装されている。前後モータ24は、車両フロアF側に固定されている。また、ねじ軸25は、車両フロアF上に前後方向に沿ってその軸回りに回転自在に支持されている。前後モータ24の出力軸はこのねじ軸25に連結されており、前後モータ24が起動するとねじ軸25がその軸回りに回転する。ナット26は前後移動ベース22の下面に固定されている。このため、前後モータ24が起動すると、ねじ軸25が回転し、これによりナット26を介して前後移動ベース22が車両前後方向に一定の範囲で移動する。前後移動ベース22の移動範囲の前端がいわゆるフロントモースト(シートポジションの前端位置)であり、移動範囲の後端がリヤモースト(シートポジションの後端位置)となる。
前後移動ベース22の上面に中間ベース28が固定されている。この中間ベース28の上面に回転機構30が配置されている。この回転機構30は、相互に同心に組み合わされた外輪31と内輪32を備えている。外輪31の内周側に内輪32が相互に回転自在に組み付けられている。外輪31の内周側と内輪32の外周側にはV溝31a,32aがそれぞれ全周にわたって形成されている。外輪31のV溝31aと内輪32のV溝32aとの間に多数の鋼球33〜33が挟み込まれて、外輪31と内輪32が相互にがたつきなくかつスムーズに回転自在に組み付けられている。外輪31の外周には、ギヤ部31bがその全周にわたって設けられている。
外輪31が中間ベース28の上面に固定されている。内輪32の上面には回転ベース34が固定されている。これにより回転ベース34は、中間ベース28ひいては前後移動機構20に対して水平回転可能に設けられている。回転ベース34に、電動式の回転モータ35が取り付けられている。この回転モータ35の出力軸は、回転ベース34の下面側に突き出されている。回転モータ35の出力軸には駆動ギヤ36が取り付けられている。この駆動ギヤ36は、上記外輪31のギヤ部31bに噛み合わされている。このため、回転モータ35が起動して駆動ギヤ36が回転すると、外輪31のギヤ部31bに対するその噛み合いを経て当該回転モータ35が回転機構30の軸線J回りに公転し、これにより回転ベース34が軸線Jを中心にして水平に回転する。
回転ベース34の上面に、チルト機構70を介してシート本体10が支持されている。チルト機構70の詳細が、図6,8,9に示されている。回転ベース34の上面には、ブラケット71,71を介して左右一対のチルトレール72,72が固定されている。両チルトレール72,72は、図6に示すように上側に凸となる向きに湾曲している。この左右のチルトレール72にはそれぞれ2個のブロック体73,73ががたつきなくスムーズに移動可能に装着されている。この2個のブロック体73,73はチルトフレーム74に固定されている。これにより、左右一対のチルトフレーム74,74がそれぞれチルトレール72に沿って移動可能に設けられている。図7に示すようにこの左右一対のチルトフレーム74,74間にシートフレーム65が掛け渡し状態に取り付けられており、このシートフレーム65上にシート本体10が固定されている。
また、回転ベース34の上面には、ブラケット75,75を介してチルトモータ76が支持されている。このチルトモータ76は電動式のモータ本体76aと、このモータ本体76aの出力を減速するギヤヘッド76bを備えている。ギヤヘッド76bの左右側部に対してそれぞれ上記ブラケット75の上部が支軸75aを介して連結されている。ギヤヘッド76bひいてはチルトモータ76は左右の支軸75a,75aを中心にして上下に傾動可能に支持されている。
ギヤヘッド76bの出力軸にねじ軸77が連結されている。このねじ軸77にはナット78が噛み合わされている。ナット78は、チルトブラケット79に固定されている。このチルトブラケット79の左右側部にそれぞれ支軸80を介して左右のチルトフレーム74,74が上下に傾動可能に連結されている。このため、チルトモータ76が起動するとギヤヘッド76bを経てねじ軸77がその軸回りに回転し、これによりナット78がねじ軸77に沿って移動し、従ってナット78に固定されたチルトブラケット79を介して左右のチルトフレーム74,74がねじ軸77が延びる方向、すなわち着座者に対して前後方向に移動する。
回転ベース34に対してチルトモータ76及びねじ軸77が上下に傾動可能に支持され、またナット78及びチルトブラケット79を介して左右のチルトフレーム74,74がねじ軸77に対して上下に傾動可能に支持されることにより、左右のチルトフレーム74,74ひいてはシート本体10が着座者の前後方向(本実施形態では車幅方向)に移動しつつ前傾し、または後傾すること(上下の傾き)が許容される。
図10に示すようにチルトモータ76が正転して、ナット78が車室内側に移動すると、左右のチルトフレーム74,74ひいてはシート本体10が車室内側に移動する。シート本体10が車室内側に移動すると、左右のチルトフレーム74,74が上側に凸となる向きに湾曲したチルトレール72,72の後部側(車室内側)に移動することから、シート本体10がその前側を後ろ側に対して上昇させる方向(後傾方向)に傾動する。シート本体10が後傾した状態が、当該シート本体10の着座姿勢すなわち着座者が当該シート本体10に楽に着座することができる姿勢となる。
一方、図11に示すようにチルトモータ76が逆転して、ナット78が車室外側に移動すると、左右のチルトフレーム74,74ひいてはシート本体10が車室外側に移動する。シート本体10が車室外側に移動すると、左右のチルトフレーム74,74がチルトレール72,72の前部側(車室外側)に移動することから、シート本体10がその前側を後ろ側に対して下げる方向(前傾方向)に傾動する。シート本体10が前傾すると、着座者は中腰に立ち上がった状態となり、これにより当該シート本体10から楽に立ち上がることができ、またシート本体10に対して楽に着座することができる。
このようにチルト機構70によれば、乗降時において、シート本体10が車室外側に移動しつつ前傾されて着座者が僅かに前のめり状態となることにより、当該着座者はシート本体10から楽に立ち上がることができ、逆に路面GLに立った状態からシート本体10に楽に着座することができる。
次に、シート本体10は、シートクッション11とシートバック12を備えている。シートバック12は電動リクライニング機構13により、シートクッション11の後部に前後に傾動可能に支持されている。
シートクッションの前部には、オットマン装置50が装備されている。このオットマン装置50の詳細が図2,4〜7に示されている。このオットマン装置50は、オットマン本体51を備えている。オットマン本体51は、着座者の脚部Lのうち、膝より上側の膝上部Luの背面側(着座状態で下面側)を受ける膝上当接部51uと、膝より下側の膝下部Ldの背面側を受ける膝下当接部51dを備えている。図示するように膝上当接部Luと膝下当接部Ldは、L字形に屈曲している。また、当該オットマン本体51の格納状態において膝上当接部Luは、シートクッション11とほぼ面一の座面を形成する。すなわち、本例のオットマン本体51は、その格納時においてシートクッション11の一部を構成する。
オットマン本体51は、シートクッション11の前部に沿って位置する格納位置と、上方へ移動した保持位置との間を移動可能に設けられている。シートクッション11の下面側を支持する左右のチルトフレーム74,74間には、これらを相互に連結する状態でオットマン固定フレーム52が掛け渡されている。このオットマン固定フレーム52の下面には2基のオットマンモータ53,53が取り付けられている。この2基のオットマンモータ53,53は同じ方向に同じ速度で回転する。また、両オットマンモータ53,53は同時に起動、停止される。このオットマンモータ53,53により駆動軸54が回転する。この駆動軸54の両端部は、オットマン固定フレーム52に対して軸受け部52a,52aを介してその軸回りに回転自在に支持されている。
この駆動軸54の両端には、ピニオンギヤ55,55が取り付けられている。2基のオットマンモータ53,53が起動すると、左右一対のピニオンギヤ55,55が同じ方向へ同じ速度で一体に回転する。
一方、左右のチルトフレーム74,74の前部にはそれぞれレールフレーム56がとりつけられている。この左右一対のレールフレーム56,56には、それぞれオットマンレール57が取り付けられている。図6に示すように左右のオットマンレール57,57は、シートクッション11の前方に位置している。また、この左右のオットマンレール57,57は下側に凸なる向きに湾曲している。両オットマンレール57,57にはそれぞれ1個のブロック体58ががたつきなくスムーズに移動可能に装着されている。
このブロック体58には、本体フレーム59の後部が固定されている。左右の本体フレーム59,59は、それぞれブロック58から前方へ延びる状態に取り付けられている。この左右の本体フレーム59,59には、それぞれラック60が取り付けられている。この左右のラック60,60は、それぞれ上記オットマンレール57と同様下向きに凸となる向きに湾曲している。また、左右のラック60,60はオットマンレール57と同じ曲率で湾曲している。このように設けられた左右一対の本体フレーム59,59の先端部間にオットマン本体51が取り付けられている。また、上記左右一対のラック60,60に、それぞれピニオンギヤ55が噛み合わされている。
このため、オットマンモータ53,53が起動して駆動軸54がその軸回りに回転すると、左右のピニオンギヤ55,55が回転する。ピニオンギヤ55,55が回転すると、それぞれのラック60に対する噛み合い状態を経て左右のラック60,60ひいては本体フレーム59,59がオットマンレール57に沿って移動し、これによりオットマン本体51が円弧形状の移動経路に沿って上下に移動する。オットマン本体51の移動経路は、オットマンレール57と同じ曲率で下側に凸となる向きに湾曲した経路となっている。オットマン本体51は、この湾曲経路に沿って下側の格納位置と、上側の保持位置との間を移動可能に設けられている。
また、駆動軸54とオットマン固定フレーム52との間には、電磁ブレーキ装置61が取り付けられている。この電磁ブレーキ装置61により駆動軸54の回転がロックされて、オットマン本体51が格納位置又は保持位置に保持される。
図4に示すようにオットマン本体51が格納位置に戻されると、その膝上当接部51uは、前記したようにシートクッション11とほぼ面一の座面を形成する。また、この格納位置では、オットマン本体51の膝下当接部51dは、膝上当接部51uの前端から下方へ張り出した状態に位置される。
オットマン本体51が格納位置に位置する状態では、膝上当接部51uによって着座者の膝上Luが受けられる。すなわち、この格納位置ではオットマン本体51の膝上当接部51uがシートクッションの一部(前部)として機能する。これに対して、この格納位置では、膝下当接部51dは、着座者の膝下Ldから離れており、特に受けた状態とはなっていない。
一方、オットマンモータ53,53が保持側に起動すると、オットマン本体51は図4に示す格納位置から上記湾曲経路に沿って上側の保持位置へ向けて上昇する。オットマン本体51が格納位置から上昇し始めると、先ず膝上当接部51uによって着座者の膝上Luが上方へ押し上げられる。このため、着座者の膝上Luはその付け根付近であるヒップポイントHPを中心にして上方(図4において時計回り方向)に回動される。膝上Luが上方に回動されることにより相対的に膝下Ldが膝N付近を中心にして下方(図4において反時計回り方向)に回動され、その結果着座者はさらに膝Nを折り曲げた状態となる。こうしてオットマン本体51がさらに上昇して着座者の脚部Lが膝Nをさらに折り曲げた状態となることによって、オットマン本体51の膝下当接部Ldが着座者の膝下Ldの背面に当接される。以後、膝上当接部51uを着座者の膝上Luの背面に当接させ、かつ膝下当接部51dを着座者の膝下Ldの背面に当接させた状態で、当該オットマン本体51が上昇して保持位置に至る。
オットマン本体51が保持位置まで上昇した状態が図5に示されている。図示するようにオットマン本体51が保持位置に至った状態では、着座者の脚部Lは膝Nを折り曲げた状態のままで足FTを車両フロアFからリフトさせた高さに保持される。
図12に示すようにオットマン本体51の後端部51c(膝上当接部51uの後端部)と、シートクッション11の前端部11aであって相互の突き合わせ面は、当該オットマン本体51の移動経路に合わせて同じ傾斜角度の傾斜面に形成されている。オットマン本体51の後端部51cは、下面側がより後方へ突き出す方向に傾斜している。これに対してシートクッション11の前端部11aは、その上面側が前方へ突き出す方向に傾斜している。すなわち、オットマン本体51の後端部51cがシートクッション11の前端部11aの下側に滑り込むこととなる方向に傾斜している。
この構成によれば、オットマン本体51が保持位置から下方へ移動して格納位置に戻される時に、着座者の膝上Luの下面側(主としてズボン等の衣服)が当該オットマン本体51の後端部51cと、シートクッション11の前端部11aとの間にかみ込まれることが防止されるので、着座者はオットマン本体51の格納時にズボン等のかみ込みを気にすることなく安心して着座していることができる。
前後移動機構20の前後モータ24、回転機構30の回転モータ35、オットマン装置50のオットマンモータ53,53及びチルト機構70のチルトモータ76の各電動モータは、それぞれパルスセンサに基づいてPWM制御される。図16には、各機構における電動モータ24,35,53,76の駆動制御の基本パターンが示されている。図示するように各機構の電動モータ24,35,53,76がPWM制御されることにより、その起動時(図中Sで示す範囲)及び停止時(図中Eで示す範囲)における速度変化(加速度V(m/sec))が低く抑えられている。このため、シート本体10が前後移動機構20による前進動作及び後退動作、回転機構30による回転開始時及び回転停止時、オットマン装置50におけるオットマン本体51の上昇、下降開始動作及び上昇下降停止動作、チルト機構70におけるチルトアップ、チルトダウン開始動作及びチルトアップ、チルトダウン停止動作はゆっくりと加速して開始され、またゆっくりと減速して停止する。加速段階から減速段階に移行する動作中間段階の最大速度付近(図中Pで示す範囲)での速度変化も緩やかになされて着座者への衝撃が極力抑えられるように制御される。
このような各機構20,30,50,70の動作制御によれば、シート本体10の滑らかかつ迅速な動作を得ることができ、これにより乗降時における着座者の筋負担を軽減して一層乗降動作を楽に行うことができ、かつ不安感を抱くことなく安心して行うことができるようになる。
さらに、チルト機構70については、チルトアップ時の傾動速度がチルトダウン時の傾動速度よりも低く設定されている。これが図17に示されている。図示するように、図中破線で示すチルトアップ時の後傾速度のピークは、図中実線で示すチルトダウン時の前傾速度のピークよりも低く設定されている。このため、チルトアップ動作はチルトダウン動作よりも長い時間をかけてなされる。後述するように、チルトダウン動作は1,8秒で完了するのに対して、チルトアップ動作は2.2秒をかけてゆっくりとなされるようにチルトモータ76がPWM制御される。なお、上記したようにチルトダウン時及びチルトアップ時の双方において起動、停止の速度変化は低く制御されて、着座者への衝撃が軽減されるようになっている。
また、オットマン装置50についても同様で、オットマン本体51の下降動作が上昇動作よりも長い時間をかけてなさることにより、着座者の足FTがゆっくりと車両フロアF若しくは路面GLに着地される一方、オットマン本体51の上昇動作は迅速になされる。後述するようにオットマン本体51の下降動作は降車時及び上昇時ともに7.2秒の時間をかけてなされるのに対して、上昇動作は5.4秒の短時間で迅速になされる。
以上のように構成した前後移動機構20、回転機構30、オットマン装置50及びチルト機構70の各動作は、制御装置Cによって相互に関連付けられている(連動して作動する)。図14には降車時、図15には乗車時における上記各機構20,30,50,70の動作のタイミングチャートがそれぞれ示されている。
前記したように前後移動機構20は前後モータ24を駆動源とし、回転機構30は回転モータ35を駆動源とし、オットマン装置50はオットマンモータ53,53を駆動源とし、チルト機構70はチルトモータ76を駆動源としている。これらの各電動モータ24,35,53,76の起動、停止は制御装置Cにより以下説明するタイミングに制御されるとともに、前記したように起動中はそれぞれPWM制御される。
また、車室内におけるシート本体10の前後方向の位置(シートポジション)は、制御装置Cに予め入力された着座者の身長データに基づいて一定の位置に設定されている。すなわち、身長の低い着座者はよりステアリングハンドル2やペダル類に近い位置(フロントモースト付近)にシートポジションが設定され、身長の高い着座者の場合は逆にステアリングハンドル2等からより離れた位置(リヤモースト付近)にシートポジションが設定されている。本実施形態の場合、デフォルト設定では、着座者の身長について3通りのシートポジションが設定されている。
さらに、乗降時におけるオットマン本体51のリフト量についても上記身長データに基づいて一定値に設定されている。すなわち、身長の高い着座者ほどリフト量が大きく設定されている。これは、着座者の足FTを車両フロアFから一定距離リフトさせるためには、身長の高い着座者ほどオットマン本体51のリフト量を大きくしてより高い位置で脚部Lを保持する必要があることによるもので、本実施形態の場合オットマン本体51のリフト量は、身長の低い着座者、身長が標準身長(本実施形態の場合170cm)の着座者及びこれよりも身長の高い着座者の3通りが設定されている。
先ず、降車時について説明する。運転席に着座した着座者が図示省略した降車開始スイッチを操作すると、電動式の運転席ドア4が上方へ回動して開かれる。以下、降車開始スイッチを操作した時点を降車開始基準時間K0とする。降車開始基準時間K0から0.2秒後にステアリングホイール2が格納位置に向けて移動し始める。ステアリングホイール2の格納動作は4秒間で完了する。
ステアリングホイール2の格納動作が開始されると同時に若しくはその後一定時間後に、前後モータ24が起動してシート本体10がリヤモーストに向けて後退し始める。前後モータ24が起動してシート本体10が後退し始めるタイミングは、図示するように身長が低い着座者の場合は、ステアリングホイール2の格納動作開始と同時(降車開始基準時間K0から0.2秒後)に設定され、標準身長の着座者の場合はステアリングホイール2の格納動作開始2.4秒後(降車開始基準時間K0から2.6秒後)に設定され、これよりも身長が高い着座者の場合はステアリングホイール2の格納動作開始4秒後(降車開始基準時間K0から4.2秒後)に開始される。
これは、前記したように身長の低い着座者ほどフロントモーストにより近い位置をシートポジションとして設定されているためリヤモーストまでの後退時間が長くなる一方、身長の高い着座者ほどリヤモーストに近い位置をシートポジションとして設定されているため短時間でリヤモーストまで後退できることによるもので、着座者の身長によってリヤモーストへの後退開始時間に適切な時間差が設定されている。
身長差に基づくシートポジションの相違に関わらず、降車開始基準時間K0から5.2秒後に、シート本体10のリヤモーストへの後退動作が完了される。
また、シート本体10の後退動作中等であって、降車開始基準時間K0から2秒後にオットマンモータ53,53が起動してオットマン装置50の作動が開始される。降車時の場合、先ずオットマン本体51が格納位置から保持位置へ向けて上昇し始めることにより、着座者の脚部Lが上方へ押し上げられ、これにより着座者の足FTが車両フロアFからリフトされる。オットマン装置50の作動開始のタイミングについても着座者の身長差に基づいて適切な時間差が設定されている。すなわち、身長の高い着座者の場合は、降車開始基準時間K0から2秒後にオットマンモータ53,53が起動してオットマン本体51が上昇し始める。身長の高い着座者の場合、シート本体10の後退開始2.2秒前にオットマン本体51が上昇し始める。
標準身長の着座者の場合は降車開始基準時間K0から3.6秒後にオットマンモータ53,53が起動してオットマン本体51が上昇し始める。標準身長の着座者の場合、シート本体10の後退開始時1秒後にオットマン本体51が格納位置から上昇し始める。また、身長の低い着座者の場合は降車開始基準時間K0から4.6秒後にオットマンモータ53,53が起動してオットマン本体51が格納位置から上昇し始める。身長の低い着座者の場合は、シート本体10のリヤモースト到達0.6秒前にオットマン本体51が上昇し始める。
着座者の身長差に関わらず、シート本体10のリヤモースト到達と同時に、オットマン本体51が保持位置に到達する。すなわち、降車開始基準時間K0から5.2秒後にシート本体10がリヤモーストに至り、これと同時にオットマン本体51が保持位置に至る。
オットマン本体51が保持位置に至ると、着座者の足FTが一定の高さ(シート回転時にロッカー部Rに干渉しない高さ)までリフトされる。
また、ドア4の開度は、降車開始基準時間K0から5秒後に約75パーセントに達し、降車開始基準時間K0から7.6秒後に約96パーセントに達し、降車開始基準時間K0から10秒後に全開状態に達する。
降車開始基準時間K0から5.2秒後にシート本体10の後退動作及びオットマン本体51の上昇動作が完了すると同時に、回転モータ35が起動してシート本体10が車両正面向きに前向き位置から乗降口側に向けて右回転し始める。シート本体10の回転動作は、3.4秒間(降車開始基準時間K0から8.6秒後)で完了する。この回転動作中、着座者の脚部Lはオットマン装置50によって保持位置に保持されて足FTがロッカー部Rに干渉することが回避されるので、着座者は脚部Lを車室外へ身体移動させるための特別の動作を必要としない。
シート本体10の回転動作中であって降車開始基準時間K0から7秒後に、チルトモータ76が起動してチルト機構70が作動し始める。このタイミングは、シート本体10の回転動作に伴い着座者の足FTがロッカーR及びピラーを通過して車室外へ至った時点に設定されている。
チルト機構70が作動を開始し始めることにより、シート本体10は乗降口側に回転しつつ車室外側に移動して前傾方向に傾動し始める。この段階では、着座者の足FTは、ロッカー部R及びピラー等(乗降口)を通過して車室外へ至っている。シート本体10の前傾方向へのチルト動作(チルトダウン動作)は、後傾方向へのチルト動作(チルトアップ動作)よりも迅速になされ、1.8秒間で完了する。図11において実線で示すようにシート本体10のチルトダウン動作が完了すると、シートクッション11の前部の後部に対する相対高さが着座状態におけるよりも低くなってほぼ水平状態となるため、着座者はより楽に立ち上がり動作をしやすくなる。
また、図13に示すようにシート本体10のチルトダウン動作が完了すると、電動リクライニング機構13が作動してシートバック12が前傾方向にゆっくりと傾動し、これにより着座者はシートバック12で背中をゆっくり押されることにより一層楽に立ち上がり動作を行うことができる。
シート本体10の乗降口側への回転動作中及び前傾側へのチルトダウン動作中であって、降車開始基準時間K0から7.6秒後にオットマンモータ53,53が逆転してオットマン装置50が格納側に作動し始める。オットマン本体51の格納動作は、前記上昇動作よりも低速でなされる。足FTとゆっくりと路面GL若しくは車両フロアFに着地させることにより、着座者に安心感を与えるためである。具体的には、身長の低い着座者の場合は1秒間で完了し、標準身長の着座者の場合は2.4秒で完了し、身長の高い着座者の場合は3.8秒間をかけてオットマン本体51が保持位置から格納位置にゆっくりと戻される。
以上のようにシート本体10が乗降口側に回転し、チルトダウン動作が完了し、かつオットマン本体51が格納位置に戻されると、当該車両用シート1の降車時における一連の動作が完了し、その後着座者はシート本体10から極めて楽に立ち上がることができ、これにより降車動作を楽に行うことができる。
次に、乗車時における各機構20,30,50,70の動作について説明する。乗車開始時点では、シート本体10は乗降口側に向けられ、かつチルトダウンされた状態とされる。また、オットマン本体51は格納位置に戻されている。さらに、ドア4は全開状態であり、ステアリングハンドル2は格納位置に引き込まれた状態となっている。これらは、上記降車時において着座者が路面GLに立ち上がった時点と同じ状態となっている。
先ず、前傾状態のシート本体10に着座者が着座して、図示省略した乗降開始スイッチを操作すると、オットマン装置50のオットマンモータ53,53が上昇側に起動してオットマン本体51が格納位置から保持位置に向けて上昇し始める。以下、乗降開始スイッチを操作した時点を乗降開始基準時間J0とする。オットマン本体51の上昇動作は、2.4秒で完了する。この乗車時におけるオットマン本体51の上昇動作は、前記した降車時におけるオットマン本体51の上昇動作(3.2秒)、及び下降動作(3.8秒)よりもさらに迅速になされる。
また、オットマン本体51の上昇動作とともに、電動リクライニング機構13が作動してシートバック12が後傾側に戻される。
オットマン本体51の上昇動作途中であって乗車開始基準時間J0から0.6秒後にチルト機構70が作動してシート本体10がチルトアップされる。チルト機構70のチルトモータ76が起動してシート本体10がチルトアップされると、当該シート本体10が車室内側に移動しつつシートクッション11の前部が後部に対してリフトされる。乗車時のチルトアップ動作は、2.2秒間を掛けて降車時(1.8秒)のチルトダウン動作よりも低速でゆっくりと行われる。これにより着座者の背面側に傾動することへの不安感を和らげることができる。
チルトアップ動作が開始された後であって乗車開始基準時間J0から1.8秒後に回転機構30が作動し始め、またドア4が閉じ始める。回転機構30の作動開始は、着座者の足FTがロッカー部Rやピラー等の乗降口に干渉しない位置までチルト機構70により車室内側へ移動した時点に設定されている。オットマン本体51が保持位置まで上昇して着座者の脚部Lが下方から押し上げられることによって足FTがシート本体10に対して一定高さまでリフトされた状態とされ、またシート本体10がチルトアップされた状態で当該シート本体10が車両正面向きの前向き位置に向けて回転する。
シート本体10の回転動作は、4秒間をかけてなされる。この時間は、降車時(3.4秒)よりもやや長くなっている。シート本体10及び着座者が車両正面向きの前向き位置に到達すると、回転モータ35が停止されて回転動作が終了する。回転動作が終了すると、これと同時にステアリングホイール2が旋回操作可能な使用位置まで取り出される。また、これとは別に前後移動機構20の前後モータ24が前進側に起動してシート本体10がリヤモーストから前進する。この時点におけるシート本体10の前進距離すなわちシートポジションは、予め制御装置Cに入力された着座者の身長データに基づいて設定されている。身長の高い着座者については1秒間で前進動作が完了する。標準身長の着座者については、2.6秒間シート本体10のリヤモーストからの前進動作がなされる。身長の低い着座者については5.2秒間をかけてフロントモースト付近までシート本体10が前進する。
また、シート本体10の前進動作開始と同時に、オットマンモータ53,53が格納側に起動して、オットマン本体51が保持位置から格納位置に向けて下降する。この段階におけるオットマン本体51の下降動作時間についても、着座者の身長によって時間差が設定されている。すなわち、オットマン装置50の場合は、上記前進動作とは反対に身長の低い着座者の場合は短い時間(1.0秒)で下降動作が完了する。標準身長の着座者の場合は、2.4秒間下降動作して格納位置に戻される。また、身長の高い着座者の場合は、3.8秒の間下降動作を行って格納位置に戻される。これは、前記したように身長の高い着座者ほど車両フロアFから足FTを一定距離リフトさせるためには、オットマン本体51をより高い保持位置まで上昇させる必要があるためである。また、乗車時におけるオットマン本体51の下降動作についても、前記降車時と同様上昇時よりも低速でゆっくりとなされる。乗車時おけるオットマン本体51の下降速度は、各身長とも前記降車時における下降速度と一致している。
シート本体10の回転動作が完了した後、着座者の身長に適合したシートポジションまで前進し、またオットマン本体51が格納位置に戻されて着座者の足FTが車両フロアFに着地され、さらに乗降基準時間J0から11.8秒後にドア4が完全に閉じされることで、一連の乗降動作が完了する。ドア4の開閉動作は、開き側(降車時)及び閉じ側(乗車時)ともに10秒間で完了する。
以上のように構成した本実施形態の車両用シート1によれば、シート本体10の回転動作とオットマン装置50の動作が制御装置Cにより相互に関連付けられているため、シート回転時において着座者の足FTが自動的に一定高さまでリフトされて、ロッカー部Rとの干渉が回避されることから、着座者は従来のような足載せ台に足の載せる動作をわざわざ行う必要がなく、この点で従来よりも楽に車両への乗降を行うことができる。
シート本体10が車両正面向きの前向き位置に位置する状態では、オットマン本体51が下降して着座者の足FTが車両フロアFに着地された状態となり、これにより着座者は車室内において楽な姿勢で着座することができる。
また、シート本体10が回転機構30によって前向き位置から外向き位置に向けて回転する段階、あるいはその逆に外向き位置から前向き位置に向けて回転する段階では、オットマン本体51が制御装置Cにより自動的に上昇し、これにより着座者の足FTが車両フロアFから一定高さまで浮き上がった状態に保持される。このため、着座者の足FTが乗降口のロッカー部Rに干渉することを回避しつつシート本体10の回転動作がなされる。
さらに、シート本体10が外向き位置に位置する状態では、オットマン本体51が格納されて着座者の脚部Lが下方へ戻され、これにより足FTが楽に路面GLに届く状態となる。
このように、シート本体10の回転動作に関連付けられてオットマン装置50が作動することにより、着座者あるいは介護者が特別の操作をすることなく、楽な姿勢のまま乗降時及び降車時の身体移動を行うことができ、この点で従来の足載せ台を用いる場合よりも車両への乗降動作を一層楽に行うことができる。
また、オットマン本体51は、着座者の脚部Lに対して膝上部Luの背面と膝下部Ldの背面に跨って押し当てられる。このため、オットマン本体51が上昇すると、着座者の脚部LはヒップポイントHPを中心にして大腿部を上方へ回動させることにより上方へ押し上げられ、その結果着座者の脚部Lは屈曲状態のまま上方へ押し上げられることとなる。このため、着座者の足下前方に大きなスペースを確保することなく、着座者の足FTを車両フロアFから一定高さまでリフトすることができる。これに対して、オットマン本体を膝下部のみに押し当てる構成とした場合には、膝を中心にして膝下部のみが上方へ回動するため膝上部(大腿部)に対して膝下部が延びた状態となり、その結果足下前方に大きなスペースが必要になる。
さらに、例示した実施形態によれば、オットマン装置50の動作に加えて、シート本体10のチルト動作も回転動作に連動してなされるので、車両への乗降動作をより一層楽に行うことができる。すなわち、シート本体10が外向き位置に回転されると、オットマン本体51が下降して着座者の脚部Lが下方へ戻され、これに伴って当該シート本体10がチルト機構70の作動により車室外に向かって前進しつつ前傾方向に傾動されるので、着座者は足FTを路面GLに着地して楽に立ち上がることができる。逆に、外向き位置においてチルトダウンされたシート本体10に対して着座者は当該シート本体10に楽に着座することができる。着座後、シート本体10が外向き位置から前向き位置に回転する段階で、オットマン装置50により脚部Lが自動的に押し上げられ、かつ当該シート本体10が自動的にチルトアップされることにより着座者は楽な姿勢のままで車両正面向きの位置に身体移動することができる。
このようにシート本体10の回転動作と、オットマン装置50の動作と、シート本体10のチルト動作がそれぞれ相互に関連付けられて動作制御されるので、車両乗降時における着座者の身体移動(乗降動作)をよりスムーズかつ楽に行うことができる。
また、チルト機構70によりシート本体10がチルトダウン(前傾動)されるので、車室内の座面高さが路面GLから高い場合であっても乗降動作を楽に行うことができる。
さらに、チルト機構70のチルトダウン動作は迅速になされる一方、チルトアップ動作はこれよりも低速でなされるので、着座者は着座姿勢から素早く立ち上がる姿勢に身体移動することができ、また着座時には恐怖感を抱くことなくゆっくりと着座姿勢に身体移動することができる。
また、前後モータ24、回転モータ35、オットマンモータ53,53及びチルトモータ76がそれぞれPWM制御されてその起動停止時の加速度が低く設定されることにより、シート本体10の前後移動動作、回転動作、オットマン本体51の昇降動作及びシート本体10のチルト動作の各動作における開始及び停止が滑らかな速度変化でなされることから着座者への衝撃を軽減して安心感を与えるとともに、各動作中の加速度を高くして着座者の身体移動を迅速かつスムーズに行うことができる。
さらに、オットマン本体51が円弧軌跡に沿って格納位置と保持位置との間を移動するので、当該オットマン本体51を、着座者の脚部を持ち上げる保持位置と、持ち上げない格納位置との間を単一の駆動源で、コンパクトなスペースで迅速に移動させることができる。また、オットマン本体51が、着座者の膝上部Luを下方からサポートする膝上当接部51uと膝下部Ldを下方からサポートする膝下当接部51dを備えていることにより、着座者の大腿部(膝上部Lu)をその付け根(いわゆるヒップポイントHP)付近を中心にしてスムーズに回転させることができる。
また、チルト機構70によれば、シート本体10を円弧軌跡に沿って移動させることにより当該シート本体10を車幅方向の移動とチルト動作を行う構成であり、これら二つの動作を単一の駆動機構(チルトモータ76等)により実現することができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、運転席の車両用シートを例示したが、助手席3等その他の位置の車両用シートにも同様に適用することができる。但し、助手席3等その他の車両用シートとして適用し、運転席に適用しない場合には、ステアリングハンドル2の格納、取り出し機構及びその動作を省略することができる。
また、シート本体10をチルトダウンした後、リクライニング機構13によってシートバック12を前傾方向に傾動させて着座者の背中を押す機構については省略することができる。また、このリクライニング機構13、前後移動機構20、チルト機構70は適宜省略することができる。本願発明は、シート本体10の回転機構30とオットマン装置50を制御装置Cによって関連付けて動作制御することにより、着座者にとってより安心でスムーズかつスピーディに動作する付加価値の高い車両用シートを提供することができる。
さらに、オットマン装置51のオットマン本体51が、膝上当接部51uと膝下当接部51dが断面L形に連なった構成を例示したが、両当接部は必ずしも連なっている必要はなく分離した構成としてもよい。分離された膝上当接部と膝下当接部が一体で昇降動して、それぞれ膝上Luと膝下Ldに対して下方からサポートする構成とすることができる。
また、オットマン本体51が円弧形状の経路に沿って昇降動する構成を例示したが、直線移動する構成としてもよい。
さらに、チルト機構70についても上側に凸となる方向に湾曲したチルトレール72,72を用いてシート本体10を円弧形状の経路に沿って移動させる構成を例示したが、シート本体10を車幅方向に移動させる移動機構とシート本体の前部を後部に対して上下動させるチルト機構を別々の機構により実現する構成としてもよい。
また、電磁ブレーキ61を用いてオットマン本体51を格納位置又は保持位置に保持する構成を例示したが、電磁ブレーキ61を省略して制御装置Cによりオットマンモータ53,53の出力制御(PWM制御等)を行うことによりオットマン本体51を保持位置に保持する構成としてもよい。
本実施形態の車両用シートを運転席位置に備えた車両の平面概略図である。 図1中矢印(2)方向から見た車両シートの側面図である。 図1中矢印(3)方向から見た前後移動機構及び回転機構の後面図である。 シート本体への着座状態を示す側面図である。本図は、着座者が車室内において前向き位置で足を車両フロアに着地した状態を図1中矢印(2)方向から見た状態を示している。 シート本体への着座状態を示す側面図である。本図は、着座者の脚部がオットマン装置により保持位置に保持された状態を図1中矢印(2)方向から見た状態を示している。 オットマン装置とチルト機構の側面図である。 オットマン装置の駆動機構の正面図である。 チルト機構の正面図である。 チルト機構の斜視図である。 シート本体への着座状態を示す側面図である。本図は、着座者が外向き位置でオットマン装置により脚部が保持位置に保持された状態を車両前側から見た状態を示している。 シート本体への着座状態を示す側面図である。本図は、着座者が外向き位置でオットマン装置により脚部が保持位置に保持された状態を車両前側から見た状態を示している。また、本図では、シート本体がチルトダウンされた状態が実線で示され、チルトアップされた状態が二点鎖線で示されている。 オットマン本体の後部とシートクッションの前部との突き合わせ部の拡大図である。 シート本体への着座状態を示す側面図である。本図は、シート本体がチルトダウンされた状態でさらにシートバックがリクライニング機構により前傾動されることにより、着座者の背中がシートバックで押される状態を示している。 降車時における各機構の動作タイミングを示す図である。 乗車時における各機構の動作タイミングを示す図である。 各機構の電動モータの動作制御の基本パターンを示す図であって、各電動モータの動作時間に対する速度変化を示す図である。縦軸は動作速度V(m/sec)を示し、横軸は動作時間T(sec)を示している。 チルト機構の動作時間に対する動作速度の変化を示す図であって、実線はチルトダウン時を示し、破線はチルトアップ時を示している。また、縦軸は動作速度V(m/sec)を示し、横軸は動作時間T(sec)を示している。
符号の説明
M…車両
F…車両フロア
GL…路面
1…車両用シート
2…ステアリングホイール
3…助手席
4…運転席ドア
5…助手席ドア
10…シート本体
11…シートクッション、11a…前端部
12…シートバック
13…リクライニング機構
20…前後移動機構
21…ガイドレール、21a…上縁部、21b…下縁部
22…前後移動ベース
23…鋼球
24…前後モータ
25…ねじ軸
26…ナット
27…前後駆動機構
28…中間ベース
30…回転機構
31…外輪、31a…V溝、31b…ギヤ部
32…内輪、32a…V溝
33…鋼球
34…回転ベース
35…回転モータ
36…駆動ギヤ
J…回転機構30の回転軸線
50…オットマン装置
51…オットマン本体
51u…膝上当接部、51d…膝下当接部、51c…後端部
52…オットマン固定フレーム、52a…軸受け部
53…オットマンモータ
54…駆動軸
55…ピニオンギヤ
56…レールフレーム
57…オットマンレール
58…ブロック体
59…本体フレーム
60…ラック
70…チルト機構
71…ブラケット
72…チルトレール
73…ブロック体
74…チルトフレーム
75…ブラケット、75a…支軸
76…チルトモータ、76a…モータ本体、76b…ギヤヘッド
77…ねじ軸
78…ナット
79…チルトブラケット
80…支軸
L…着座者の脚部、Lu…膝上部、Ld…膝下部
N…膝
FT…足
C…制御装置

Claims (7)

  1. シート本体と、該シート本体に上下動可能に設けられて、該シート本体に着座した着座者の脚部をその背面側から押し上げるオットマン本体を有するオットマン装置と、前記シート本体を車両前方を向く前向き位置と乗降口を向く外向き位置との間で水平回転させる回転機構と、前記オットマン装置と前記回転機構の動作を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記シート本体が前記回転機構により回転する間、前記オットマン本体を上昇させて着座者の脚部をその背面側から押し上げることにより足を一定高さに上昇させた状態に維持し、前記シート本体が前向き位置では前記オットマン本体を下降させて着座者の足を車両フロアに着地させた状態とし、前記シート本体が外向き位置では前記オットマン本体を下降させて着座者の足を路面に着地させた状態となるように、前記オットマン装置と前記回転機構の動作を制御する構成とした車両用シート。
  2. 請求項1に記載した車両用シートであって、オットマン本体は、着座者の膝上部を下方から受ける膝上当接部と膝下部を下方から受ける膝下当接部を有する側面視屈曲形状を備え、該オットマン本体の上昇により着座者の大腿部を上方へ回動させて脚部を押し上げる構成とした車両用シート。
  3. 請求項1又は2に記載した車両用シートであって、
    シート本体をその前進動作に伴い前傾方向に傾動させる一方、その後退動作に伴い後傾方向に傾動させるチルト機構を備え、
    前記制御装置により前記シート本体が外向き位置に位置する状態において前記チルト機構を作動させる構成とした車両用シート。
  4. 請求項3記載の車両用シートであって、チルト機能の前傾速度が後傾速度より速い車両用シート。
  5. 請求項3記載の車両用シートであって、回転機構とオットマン装置とチルト機構はそれぞれ駆動源として電動モータを備え、これら回転モータとオットマンモータとチルトモータの回転速度は、前記制御装置によりPWM制御される車両用シート。
  6. 請求項1記載の車両用シートであって、オットマン装置は、下向きに凸の湾曲形状を有するガイドレールに沿ってオットマン本体を昇降動させる構成を備えた車両用シート。
  7. 請求項3記載の車両用シートであって、チルト機構は、上向きに凸の湾曲形状を有するガイドレールに沿ってシート本体を移動させつつ当該シート本体を前傾動させる構成を備えた車両用シート。

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