JP2010221838A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2010221838A
JP2010221838A JP2009071104A JP2009071104A JP2010221838A JP 2010221838 A JP2010221838 A JP 2010221838A JP 2009071104 A JP2009071104 A JP 2009071104A JP 2009071104 A JP2009071104 A JP 2009071104A JP 2010221838 A JP2010221838 A JP 2010221838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
vehicle
entrance
seat surface
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009071104A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5363156B2 (ja
Inventor
Osamu Fukui
治 福井
Keisuke Hayama
恵介 端山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motorsports and Customizing Co Ltd
Original Assignee
Autech Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Autech Japan Inc filed Critical Autech Japan Inc
Priority to JP2009071104A priority Critical patent/JP5363156B2/ja
Priority to US12/700,919 priority patent/US20100244513A1/en
Priority to CN201010139694A priority patent/CN101844525A/zh
Publication of JP2010221838A publication Critical patent/JP2010221838A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5363156B2 publication Critical patent/JP5363156B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/0224Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
    • B60N2/02246Electric motors therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/04Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/16Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable height-adjustable
    • B60N2/1605Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable height-adjustable characterised by the cinematic
    • B60N2/161Rods
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2002/0204Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable characterised by the seat or seat part turning about or moving along a non-standard, particular axis, i.e. an axis different from the axis characterising the conventional movement
    • B60N2002/0208Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable characterised by the seat or seat part turning about or moving along a non-standard, particular axis, i.e. an axis different from the axis characterising the conventional movement the seat or seat part turning about or moving along an inclined axis

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】機構の簡素化を図りつつ、足出し容易性を高めることができる車両用シートを提供する。
【解決手段】座面傾動時のシート回転軸91をシート座面92の前後方向に延在するシート中心線101に対して斜めに設定し、前部111が下降するようにシート座面92を傾動することでシート座面92の前部111であって乗降口12側に位置した左側方前部112が低くなるように構成する。これにより、着座者の足131が延出する左側方前部112から路面132までの離間距離を小さくし、足つき性を高めることができる。また、シート座面92側部の膨出部151を低くすることができ、かつシート座面角152を小さくすることができるので、着座者の乗降口12側への足出し性を高めることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に取り付けられる車両用シートに関する。
従来、自動車への乗り降り性を向上する装置を備えた車両用シートが知られている。
この車両用シートとしては、乗降時にシートを乗降口側へ向けて回動しつつ、シートクッションの前端部を下降する車両用シートが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この車両用シートにおいては、シートの回転動作とチルト動作とが必要であるとともに、シートを回転しつつシートクッションの前端部を下降する必要があり、機構の簡素化が課題とされていた。
一方、シートクッションのシート座面を外側に傾けるという車両用シートが知られている。(例えば、特許文献2参照。)。
特開2008−114670号公報 特開2001−277913号公報
しかしながら、このような従来の車両用シートにあっては、シート座面が全体的に外側に傾くため、着座者が車室外に足を出してから、シート座面を傾けなければならなかった。
すなわち、足出し性を向上するものではなかった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、機構の簡素化を図りつつ、足出し容易性を高めることができる車両用シートを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の車両用シートにあっては、シート座面が傾動される車両用シートにおいて、前記シート座面の前部であって乗降口側に位置した側方前部が低くなるように座面傾動時の回転軸を当該シート座面の前後方向に対して斜めに設定した。
すなわち、座面傾動時の回転軸は、シート座面の前後方向に対して斜めに設定されており、前部が下降するように前記シート座面を傾動した際には、当該シート座面の前部であって乗降口側に位置した側方前部が低くなる。
これにより、着座者の足が延出する前記側方前部から路面までの離間距離が小さくなる。
また、前記シート座面の側部に一般的に設けられた膨出部を低くすることができるとともに、座面シートの前部が高くなるようにシート座面の前後方向に設定されたシート座面角を前記側方前部において小さくすることができる。
これらから、前記シート座面に着座した着座者にあっては、離座性が高められる一方、当該シート座面への着座時においては、前記側方前部が変位しないシートと比較して、着座性が高められる。
また、請求項2の車両用シートにおいては、前記乗降口を閉鎖したドアが開放された際に、通常状態にある前記シート座面の前記側方前部が低くなるように当該シート座面を傾動して傾動状態へ移行するドア開放時傾動手段と、前記乗降口を開放した前記ドアが閉鎖された際に、前記傾動状態にある前記シート座面を傾動して前記通常状態へ移行するドア閉鎖時傾動手段と、を備えている。
すなわち、前記乗降口を閉鎖したドアを開放すると、前記シート座面が傾動され、前記側方前部が低くなる。これにより、離着座性が高められる。
また、前記乗降口を開放した前記ドアを閉鎖すると、前記傾動状態にある前記シート座面が傾動され、前記通常状態へ戻される。これにより、通常乗車時での着座姿勢が形成される。
さらに、請求項3の車両用シートでは、前記シート座面の後部を上昇して前記シート座面の前記側方前部が低くなる傾動状態を形成する。
すなわち、前記シート座面の後部を上昇することによって、前記シート座面の前記側方前部が低くなる傾動状態が形成される。
このため、前記シート座面が低く、前記側方前部を下降することができない車両であっても、本願発明の適用が可能とされる。
加えて、請求項4の車両用シートにあっては、前記回転軸に沿って配置された軸部材を介して前記シート座面を構成するシートクッションを支持するとともに、前記乗降口側に配置される前記軸部材の一端が当該軸部材の他端より高位置に配置されるように当該軸部材を上下方向に傾斜して配設した。
すなわち、前記回転軸に沿って配置された軸部材は、前記乗降口側に配置された前記軸部材の一端が当該軸部材の他端より高位置に配置されるように当該軸部材が上下方向に傾斜されている。
このため、前記シート座面の前記側方前部を下降する動作に伴って、前記シート座面の前部が前記乗降口側へ向けて回動される。
また、請求項5の車両用シートにおいては、前記シート座面を傾動する際に、シート本体をスライドするスライド機構や前記シート本体のシートバックをリクライニングするリクライニング機構や当該車両のステアリングの角度を変更するステアリングチルト機構など既設の既存機構を制御する制御手段を備えている。
これにより、前記シート座面を傾動する際に、シート本体をスライドするスライド機構や前記シート本体のシートバックをリクライニングするリクライニング機構やステアリングの角度を変更するステアリングチルト機構など既設の既存機構を制御することができる。
以上説明したように本発明の請求項1の車両用シートにあっては、乗降時においてシート座面の前部であって乗降口側に位置した側方前部を低くすることができる。
このため、着座者の足が延出する前記側方前部から路面までの離間距離を小さくすることができ、離座時での足つき性を高めることができる。
このとき、前記シート座面は、前部であって乗降口側に位置した前記側方前部が低くなる。このため、シート座面の側部が全域に渡って乗降口側へ下降され、ヒップポイントが位置するシート座面後部も乗降口側へ傾倒されてしまう構造上、着座者が車室外に足を出してからシート座面を傾けなければならなかった従来と比較して、座面傾動時での着座状態の維持が容易となり、シート座面を傾動してから着座者の足を車室外に出すことができる。
これにより、着座状態において、前記シート座面の側部に一般的に設けられた膨出部を低くすることができるとともに、前部が高くなるように設定されたシート座面角を、前記側方前部において小さくすることができるので、着座者の乗降口側への足出し性を高めることができる。
これらから、前記シート座面に着座した着座者にあっては、離座性を高めることができる一方、当該シート座面に着座する際には、前記側方前部が変位しない場合と比較して、着座容易性を高めることができる。
そして、前記座面傾動時の回転軸を前記シート座面の前後方向に対して斜めに設定するだけで、互いに連動する回転機構とチルト機構とを設けること無く、前記足出し性及び足つき性を向上することができる。
したがって、機構の簡素化を図りつつ、足出し容易性を高めることができる。
そして、機構を簡素化することにより、軽量化を図ることができるので、当該車両用シートが設けられた車両の燃費向上に寄与することができる。
また、シートが車室外まで移動されることが無いので、乗降口を広く開ける必要が無く、狭い場所であっても前述した機能を十分に果たすことができる。
また、前記シート座面の移動量が少ないため、短時間で動作が終了する。これにより、すばやい乗り降りを可能とすることができる。
さらに、前記シート座面の移動方向が前記回転軸を中心とした回転方向に限定されるため、堅牢でガタの少ない構造を比較的容易に実現することができる。
また、請求項2の車両用シートにおいては、前記乗降口のドアを開閉するだけで、前記シート座面を通常状態と傾動状態との間で変位することができる。
このように、前記ドアの開閉に連動して前記シート座面を傾動できるので、スイッチのオン・オフ等の特別な操作を行うこと無く、利用することができ、利便性の向上を図ることができる。
さらに、請求項3の車両用シートでは、前記シート座面の低く車両であっても、当該願発明を適用することができる。
加えて、請求項4の車両用シートにあっては、前記シート座面の側方前部を下降する動作に応じて、シート座面の前部を乗降口側へ向けて回動することができる。
これにより、乗降時において、着座者がシート座面に合わせて又は乗降口へ向けて体を大きく回転させなければならない場合と比較して、その回転量が減り、体への負担を軽減することができる。
また、請求項5の車両用シートにおいては、前記シート座面を傾動する際に、前記シート本体をスライドするスライド機構や前記シート本体のシートバックをリクライニングするリクライニング機構や当該車両のステアリングの角度を変更するステアリングチルト機構など既設の既存機構を制御する制御手段を備えている。
本発明の第一の実施の形態を示す斜視図である。 同実施の形態の平面図を示す一部透明図である。 同実施の形態のスライダを示す図で、(a)は上面から見た斜視図であり、(b)は裏面から見た斜視図である。 図2のA矢視図で、(a)は傾動状態を示す説明図であり、(b)は通常状態を示す説明図である。 同実施の形態の動作を示すフローチャートである。 同実施の形態の傾動状態を示す図で、(a)は車両前方から見た状態を示す説明図であり、(b)は車両側方から見た状態を示す説明図である。 図1のB矢視図で、(a)は第一の実施の形態を示す説明図であり、(b)は第二の実施の形態を示す説明図である。
(第一の実施の形態)
以下、本発明の第一の実施の形態を図に従って説明する。
図1は、本実施の形態にかかる車両用シート1を示す図であり、自動車の左側に位置する助手席に取り付けられた場合を例に挙げて説明する。
すなわち、この車両11の左側部には、助手席乗降用の乗降口12が設けられており(図6参照)、この乗降口12の側部に前記車両用シート1が配置されている。
この車両11のフロアパネル21には、図1に示したように、一対のスライドレール22,22が車両前後方向に延設されており、該スライドレール22には、スライダ23がスライド可能に支持されている。該スライダ23には、傾動機構24が設けられており、当該スライダ23には、図1及び図2に示すように、前記傾動機構24を介してシート本体25が支持されている。該シート本体1は、座面を形成するシートクッション26と、該シートクッション26の後部27に設けたれた背もたれを形成するシートバック28とによって構成されている。
前記傾動機構24は、前記スライダ23よりシート前方Fへ向けて延出したリンク機構31と、前記スライダ23のシート後方R側に設けられた回転機構32とを備えている。
前記リンク機構31は、図3の(b)に示すように、前記スライダ23の下面に固定された一対の前方支持部ブラケット41,41を備えており、両前方支持ブラケット41,41は、前記スライダ23前縁よりシート前方Fへ延出するとともに車両左方OTRへ向けて傾斜するように延設されている(図3の(a)参照)。
前記両前方支持ブラケット41,41の先端部には、第一連結ロッド51が架橋されており、該第一連結ロッド51の各端部には、第一リンクアーム52,52の基端部が回動自在に支持されている。両第一リンクアーム52,52は、くの字状に形成された板状部材によって構成されており、両第一リンクアーム52,52先端部には、第二連結ロッド53が架橋されている。
この第二連結ロッド53の各端部には、第二リンクアーム61,61の基端部が回動自在に支持されており、両第二リンクアーム61,61の先端部は、前記シートクッション26の前端部に固定される前部固定ブラケット62が架橋した状態で回動自在に支持されている。
前記スライダ23の左方に設けられた前記前方支持ブラケット41の側面には、図3の(b)及び図4に示すように、駆動手段を構成する駆動モータ71が設けられており、該駆動モータ71からの出力は、図4に示すように、減速機構72を介して、ピニオンギア73に伝達されている。該ピニオンギア73は、左方に設けられた前記第一リンクアーム52基端のギア部74に噛合するように構成されている。
これにより、前記駆動モータ71で前記第一リンクアーム52を回動して先端部を上下方向へ移動することによって、当該第一リンクアーム52,52の先端部に連結された前記第二リンクアーム61,61を上下動するとともに、該第二リンクアーム61,61先端の前記前部固定ブラケット62に支持された前記シートクッション26の前部を昇降できるように構成されている。
また、前記スライダ23の下面には、図3の(b)に示したように、後方支持ブラケット81が設けられており、該後方支持ブラケット81は、前記スライダ23の左後縁よりシート後方Rへ向けて延出している。該後方支持ブラケット81の後端部82は、図3の(a)に示すように、車両中心0X側である右方へ向けてくの字状に折曲されており、この後端部82には、軸部材支持ブラケット83が固定されている。該軸部材支持ブラケット83には、図2にも示したように、円柱状に形成された軸部材84の一端部が回動自在に支持されており、該軸部材84の他端部は、前記スライダ23の上面に立設された立設ブラケット85に回動自在に支持されている。この軸部材84には、前記シートクッション26の後端部に固定される後部固定ブラケット86が支持されている。
これにより、前記シートクッション26を備えた前記シート本体1は、図2に示したように、前記軸部材84の中心軸が構成するシート回転軸91を中心に傾動されるように構成されており、前記シートクッション26が形成するシート座面92を傾動できるように構成されている(図1参照)。
前記後部固定ブラケット86を支持する前記軸部材84による前記シート回転軸91は、図2に示したように、前記シート座面92に対して前後方向に延在するシート中心線101に対して斜めに交差するように設定されるとともに、前記前部固定ブラケット62も、前記シート中心線101に対して斜めに交差するように設定されており、前記シート回転軸91に支持された前記後部固定ブラケット86と前記前部固定ブラケット62とは平行に設けられている。そして、前記シート回転軸91は、車両左方OTR側へ向かうに従ってシート後方R側へ傾斜するように延在するとともに、車両中心0X側へ向かうに従ってシート前方F側へ傾斜するように延在している。
これにより、前記リンク機構31で前記シートクッション26の前部111を下降した際には、図1及び図2並びに図4に示すように、前記シート座面92の前部111であって前記乗降口12側に位置した左側方前部112が低くなる傾動状態113を形成できるように構成されており、図4に示したように、この傾動状態113において、前記傾動機構24を構成するアーム52,52、61,61等に設けられた図外の下位置スイッチがオン作動するように構成されている。また、前記リンク機構31で前記シートクッション26の前部111を上昇した際には、前記シート座面92の前記左側方前部112が通常の高さ位置に戻った通常状態114を形成できるように構成されており、前記傾動機構24を構成するアーム52,52、61,61等に設けられた図外の上位置スイッチがオン作動するように構成されている。
このとき、前記後部固定ブラケット86で支持された前記シートクッション26の支持位置よりシート後方R側の後端部は、前記傾動状態113において上昇することとなる。このため、前記シート回転軸91が前記シートクッション26後縁部に設定された場合と比較して、シートクッション26前部111の下降量を抑えつつ、前記シート座面92の傾倒角を大きくできるように構成されている。
そして、前記駆動モータ71と前記各スイッチと、前記乗降口12の設けられたドアの開閉状態を検出する車載のドアスイッチとは、図外の制御装置に接続されており、該制御装置は、マイコンによって動作するように構成されている。
また、前記シート座面92を傾動する際に、前記シート本体25をスライドするスライド機構や、前記シート本体25のシートバック28をリクライニングするリクライニング機構や、ステアリングの角度を変更するステアリングチルト機構など既設の既存機構を制御する制御手段を備えている(図示省略)。
以上の構成にかかる本実施の形態の動作を、図5に示したフローチャートに従って説明する。
すなわち、前記制御装置のマイコンが内蔵のROMに記憶されたプログラムに従って動作を開始すると、先ず、ドアスイッチの状態を検出する(S1)。このとき、前記乗降口12を閉鎖したドアが開放され前記ドアスイッチからドア開を示す信号が入力されると、前記下位置スイッチの状態が検出される(S2)。
このとき、前記リンク機構31により前記シートクッション26の前部111が下降され前記シート座面92の前記左側方前部112が低位置に下降された前記傾動状態113では、前記下位置スイッチがオン作動するので、前記駆動モータ71の通電を遮断して、前記リンク機構による前記シート座面92が傾動を停止する(S3)。
また、前記リンク機構31により前記シートクッション26の前部111が上昇され前記シート座面92の前記左側方前部112が通常の高さ位置に戻された通常状態114または該通常状態114と前記傾動状態113間では、前記下位置スイッチがオフしているので、前記駆動モータ71を下駆動方向へ通電して、前記シート座面92の前記左側方前部112を下降するとともに(S4)、前記傾動状態113に達した際には、前記リンク機構による前記シート座面92が傾動を停止す(S3)。
これにより、前記ドアが開放された際には、図4の(a)及び図6に示すように、前記シートクッション26が形成するシート座面92の左側方前部112を低位置に下降した前記傾動状態113を形成することができる。
一方、前記ドアスイッチの状態を検出するステップS1の判断において、前記乗降口12を開放したドアが閉鎖され前記ドアスイッチからドア閉を示す信号が入力された場合には、前記上位置スイッチの状態が検出される(S5)。
このとき、前記リンク機構31により前記シートクッション26の前部111が上昇され、前記シート座面92の前記左側方前部112が通常の高さ位置に戻された通常状態114では、前記上位置スイッチがオン作動するので、前記駆動モータ71の通電を遮断して、前記リンク機構31による前記シート座面92が傾動を停止する(S6)。
また、前記リンク機構31により前記シートクッション26の前部111が下降され前記シート座面92の前記左側方前部112が低位置に下降された前記傾動状態113または該傾動状態113と前記通常状態114間では、前記上位置スイッチがオフしているので、前記駆動モータ71を上駆動方向へ通電して、前記シート座面92の前記左側方前部112を上昇するとともに(S7)、前記通常状態114に達した際には、前記リンク機構31による前記シート座面92が傾動を停止す(S6)。
これにより、前記ドアが閉鎖された際には、図4の(b)に示すように、前記シートクッション26が形成する前記シート座面92の前記左側方前部112が通常の高さ位置に戻された通常状態114を形成することができる。
このように、本実施の形態にあっては、座面傾動時のシート回転軸91を、シート座面92の前後方向に延在するシート中心線101に対して斜めに設定したため、前部111が下降するように前記シート座面92を傾動することで、当該シート座面92の前部111であって乗降口12側に位置した左側方前部112を低くすることができる。
このため、図6の(a)に示したように、着座者の足131が延出する前記左側方前部112から路面132までの離間距離を小さくすることができ、離座状態からの足つき性を高めることができる。
このとき、前記シート座面92は、前部111であって乗降口12側に位置した前記左側方前部112が低くなる。このため、シート座面92の側部が全域に渡って乗降口12側へ下降され、着座者のヒップポイント141が位置するシート座面92後部も乗降口12側へ傾倒されてしまう構造上、着座者が車室外に足131を出してからシート座面92を傾けなければならなかった従来と比較して、座面傾動時での着座状態の維持が容易となり、シート座面92を傾動してから着座者の足131を車室外に出すことができる。
これにより、着座状態において、図6の(b)に示したように、前記シート座面92の側部に一般的に設けられた膨出部151を低くすることができるとともに、前部111が高くなるように設定されたシート座面角152を、前記左側方前部112において小さくすることができるので、着座者の乗降口12側への足出し性を高めることができる。
これらから、前記シート座面92に着座した着座者にあっては、離座性を高めることができる一方、当該シート座面92に着座する際には、前記左側方前部112の高さが変位しない場合と比較して、着座容易性を高めることができる。
そして、座面傾動時のシート回転軸91を前記シート座面92の前後方向に延在するシート中心線101に対して斜めに設定するだけで、互いに連動する回転機構とチルト機構とを設けること無く、足出し性及び足つき性を向上することができる。
したがって、機構の簡素化及び低コスト化を図りつつ、足出し容易性を高めることができる。
そして、機構を簡素化することにより、軽量化を図ることができるので、当該車両用シート1が設けられた車両11の燃費向上に寄与することができる。
また、シート本体25が、図6に示したように、車室外まで移動されることが無いので、前記乗降口12を開閉するドアを大きく開放する必要が無く、狭い場所であっても前述した機能を十分に果たすことができる。
また、前記シート座面92の移動量が少ないため、短時間で動作が終了する。これにより、すばやい乗り降りを可能とすることができる。
さらに、前記シート座面92の移動方向が前記シート回転軸91を中心とした回転方向に限定されるため、堅牢でガタの少ない構造を比較的容易に実現することができる。
加えて、前記乗降口12に設けられたドアを開閉するだけで、前記シート座面92を通常状態114と傾動状態114との間で変位することができる。
また、、前記ドアの開閉に連動して前記シート座面92を傾動できるので、スイッチのオン・オフ等の特別な操作を行うこと無く、利用することができ、利便性の向上を図ることができる。
そして、前記シート座面92の後部27を上昇することによって、前記シート座面92の前記左側方前部112が低くなる前記傾動状態113を形成することができる。
このため、前記シートクッション26後縁部に前記シート回転軸91が設定された場合と比較して、シートクッション26前端部の下降量を抑えつつ、シート座面92の傾倒角を大きくすることができる。
これにより、前記シート座面92が低く、前記左側方前部112を大きく下降することができない車両11であっても、本実施の形態の構造を適用することができる。
このとき、前記リンク機構31をシート後方R側に設け、前記シート回転軸91をシート前方F側に設けることによって、積極的に前記シート座面92の後部27を上昇して前記シート座面92の前記左側方前部112が低くなるようにすることができる。
そして、本実施の形態にあっては、前記シート座面92を傾動する際に、前記シート本体25をスライドするスライド機構や、前記シート本体25のシートバック28をリクライニングするリクライニング機構や、ステアリングの角度を変更するステアリングチルト機構など既設の既存機構を制御する制御手段を備えている(図示省略)。
このため、前記シート座面92の傾動に伴って前記既存機構を制御することができ、前記シート本体25と前記既存機構との干渉を防止することができる。
なお、本実施の形態にあっては、図7の(a)に示したように、前記回転機構32の前記軸部材84をフロアパネル21に対して平行に延設した場合に付いて説明したが、これに限定されるものではない。
(第二の実施の形態)
すなわち、図7の(b)に示すように、前記乗降口12側に配置される前記軸部材84の一端201が、車両中心0X側に配置される軸部材84の他端202より高位置に配置されるように当該軸部材84を前記フロアパネル21に対して上下方向に傾斜して配設し、フロアパネル21から前記一端201の高さ位置205が前記フロアパネル21から前記他端202までの高さ位置206より高くなるように構成しても良い。この場合、前記リンク機構31も前記軸部材84の傾きに合わせて傾斜する。
このような構成においては、前記シート座面92の前記左側方前部112を下降する動作に応じて、前記シート座面92の前部111を乗降口12側へ向けて回動することができる。
これにより、乗降時において、着座者がシート座面92に合わせて又は乗降口12へ向けて体を大きく回転させなければならない場合と比較して、その回転量が減り、体への負担を軽減することができる。
1 車両用シート
11 車両
12 乗降口
26 シートクッション
27 後部
71 駆動モータ
84 軸部材
91 シート回転軸
92 シート座面
101 シート中心線
111 前部
112 左側方前部
113 傾動状態
114 通常状態
201 一端
202 他端
F シート前方
R シート後方

Claims (5)

  1. シート座面が傾動される車両用シートにおいて、
    前記シート座面の前部であって乗降口側に位置した側方前部が低くなるように座面傾動時の回転軸を当該シート座面の前後方向に対して斜めに設定したことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記乗降口を閉鎖したドアが開放された際に、通常状態にある前記シート座面の前記側方前部が低くなるように当該シート座面を傾動して傾動状態へ移行するドア開放時傾動手段と、
    前記乗降口を開放した前記ドアが閉鎖された際に、前記傾動状態にある前記シート座面を傾動して前記通常状態へ移行するドア閉鎖時傾動手段と、
    を備えたことを特徴する請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記シート座面の後部を上昇して前記シート座面の前記側方前部が低くなる傾動状態を形成することを特徴とした請求項1又は2記載の車両用シート。
  4. 前記回転軸に沿って配置された軸部材を介して前記シート座面を構成するシートクッションを支持するとともに、前記乗降口側に配置される前記軸部材の一端が当該軸部材の他端より高位置に配置されるように当該軸部材を上下方向に傾斜して配設したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の車両用シート。
  5. 前記シート座面を傾動する際に、前記シート本体をスライドするスライド機構や前記シート本体のシートバックをリクライニングするリクライニング機構や当該車両のステアリングの角度を変更するステアリングチルト機構など既設の既存機構を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から4にいずれか記載の車両用シート。
JP2009071104A 2009-03-24 2009-03-24 車両用シート Expired - Fee Related JP5363156B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009071104A JP5363156B2 (ja) 2009-03-24 2009-03-24 車両用シート
US12/700,919 US20100244513A1 (en) 2009-03-24 2010-02-05 Vehicle seat
CN201010139694A CN101844525A (zh) 2009-03-24 2010-03-24 车座

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009071104A JP5363156B2 (ja) 2009-03-24 2009-03-24 車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010221838A true JP2010221838A (ja) 2010-10-07
JP5363156B2 JP5363156B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=42769398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009071104A Expired - Fee Related JP5363156B2 (ja) 2009-03-24 2009-03-24 車両用シート

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20100244513A1 (ja)
JP (1) JP5363156B2 (ja)
CN (1) CN101844525A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8936295B2 (en) 2011-11-05 2015-01-20 Bruno Independent Living Aids, Inc. Articulated seating system
US11188851B2 (en) * 2017-01-09 2021-11-30 International Business Machines Corporation Priority seating management in public/private transportation
KR102496196B1 (ko) * 2018-09-28 2023-02-03 현대자동차주식회사 자동차용 시트의 스위블 및 틸팅 장치
JP7047699B2 (ja) * 2018-10-11 2022-04-05 トヨタ自動車株式会社 車両用シート
JP7444031B2 (ja) * 2020-11-13 2024-03-06 トヨタ紡織株式会社 回転シート

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5994931U (ja) * 1982-12-20 1984-06-27 日本発条株式会社 自動車のシ−ト装置
JPS619337U (ja) * 1985-05-30 1986-01-20 日産自動車株式会社 自動車用前倒れシ−ト
JPS62157834A (ja) * 1985-12-28 1987-07-13 Fuji Heavy Ind Ltd 自動車用シ−トの回転装置
JPS63149238A (ja) * 1986-12-12 1988-06-22 Nippon Soken Inc 回転式車両用シ−ト
JPH09202164A (ja) * 1996-01-25 1997-08-05 Nissan Motor Co Ltd 自動車用シートの状態調節装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2966937A (en) * 1958-07-15 1961-01-03 Rudolph C Rydberg Self-levelling seat support
US2992852A (en) * 1959-09-04 1961-07-18 Chrysler Corp Swivel seat actuating mechanism for an automobile
US5474353A (en) * 1993-12-01 1995-12-12 Hoover Universal, Inc. Pivoting seat cushion arrangement for vehicle seat assemblies
US5524952A (en) * 1994-05-03 1996-06-11 Braun Corporation Semi-ambulatory companion seating system and method
US6547303B1 (en) * 2001-08-13 2003-04-15 Johnson Controls Technology Company Pivoting seating system
JP3965652B2 (ja) * 2003-10-16 2007-08-29 テイ・エス テック株式会社 シートクッション跳上げ式自動車用シート
JP2005145231A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Aisin Seiki Co Ltd ローリングシート装置
CN2702882Y (zh) * 2004-04-21 2005-06-01 重庆李尔长安汽车内饰件有限责任公司 二连杆翻转汽车座椅
DE102005008895A1 (de) * 2005-02-26 2006-09-07 Recaro Aircraft Seating Gmbh & Co. Kg Fahrgastsitz, insbesondere Fluggastsitz
CA2617604A1 (en) * 2005-08-01 2007-02-08 89908, Inc., Dba Amp Research Vehicle seat assembly
DE102008022419A1 (de) * 2008-05-07 2009-11-12 GM Global Technology Operations, Inc., Detroit Antriebseinrichtung für Kraftfahrzeugschwenksitz

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5994931U (ja) * 1982-12-20 1984-06-27 日本発条株式会社 自動車のシ−ト装置
JPS619337U (ja) * 1985-05-30 1986-01-20 日産自動車株式会社 自動車用前倒れシ−ト
JPS62157834A (ja) * 1985-12-28 1987-07-13 Fuji Heavy Ind Ltd 自動車用シ−トの回転装置
JPS63149238A (ja) * 1986-12-12 1988-06-22 Nippon Soken Inc 回転式車両用シ−ト
JPH09202164A (ja) * 1996-01-25 1997-08-05 Nissan Motor Co Ltd 自動車用シートの状態調節装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5363156B2 (ja) 2013-12-11
US20100244513A1 (en) 2010-09-30
CN101844525A (zh) 2010-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5087975B2 (ja) 車両用シート
JP5087974B2 (ja) 車両用シート
EP2455254A1 (en) Vehicle seat
JP5043385B2 (ja) 自動車用シート装置
JP5363156B2 (ja) 車両用シート
JP2012020601A (ja) 車両用シートの制御装置
JP4720416B2 (ja) 車両用シート
JP4352971B2 (ja) フットレスト装置およびオットマン装置付き乗物用シートの制御方法
JP4534831B2 (ja) 自動車のシート位置調整装置
JP5589833B2 (ja) 車両用シート
JP2008049847A (ja) 自動車用シート装置
JP2009514738A (ja) 乗物用シート
JP5407619B2 (ja) 車両用シート
JP5397883B2 (ja) 車両用シート
JP4244773B2 (ja) 車両用シート
JP2008049848A (ja) 自動車用シート装置
JP4548010B2 (ja) 自動車の可動フロア装置
JP2010241254A (ja) 車両用シート
JP2021133812A (ja) 車両用シート
JP7420455B2 (ja) 車両用シート
JP2008049846A (ja) 自動車用シート装置
JP2013086590A (ja) 乗員の立ち上がり動作を補助する車両用シート
JP2005145281A (ja) 車両の乗降補助装置
JP4548009B2 (ja) 自動車の可動フロア装置
JP5493592B2 (ja) 車両用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5363156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees