JP2007098807A - 液体吐出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路内の気泡を効果的に排除することができる液体吐出装置及びこれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明による液体吐出装置(10)は、液体を吐出する複数の吐出口(21)と、各圧力室(22)内の液体に圧力変化を与える圧力発生素子(36)と、各圧力室(22)に液体を供給する共通流路(25)と、共通流路(25)の内部に配置され、共通流路(25)の内周面の一部を形成する流路壁(28A)に接触しながら移動可能な可動部材(50)と、可動部材(50)を共通流路(25)内で移動させる移動手段(52)と、を備える。可動部材(50)の少なくとも一部は強磁性体で構成され、移動手段(52)として磁場発生手段を用いる態様が好ましい。
【選択図】 図2

Description

本発明は液体吐出装置及びこれを用いた画像形成装置に係り、特に複数の液滴吐出口(ノズル)を有するインクジェットヘッド等において吐出不良の要因となる気泡を流路内から排除するのに好適な気泡排除技術に関する。
インクジェット方式の記録装置では、インク流路内部に気泡が混入すると、インクが吐出されなくなったり、インクの吐出量(記録媒体上に打滴されるドットサイズ)若しくは打滴位置(飛翔方向)が不適切になるなどの吐出不良が発生する。このような課題に対し、インク流路内部の気泡排除性を高めるために、流路の端を細くする構造が提案されている(特許文献1)。
特許文献1によれば、複数のインク供給チャネルのそれぞれにインクを供給するインク供給多岐管の断面積を次第に小さくし、多岐管内部におけるインク流速を所定値以上に維持することにより、多岐管内部壁面への気泡滞留を抑制している。
特開平6−115087号公報
気泡の排除性は、流路における流速[m/s]に強く依存することがわかっている。ここで、流速 [m/s] =体積速度[m3/s] ÷ 流路断面積[m2]で表わされる。つまり、流路断面積を細くすることで、流速 [m/s]を速くすることが、特許文献1がいうところの「気泡排除性を高める」という意味である。
しかしながら、最近のインクジェット記録装置は、高粘度インクへの対応やヘッドの長尺化などの要請から、流路断面積を広くせざるを得ない状況になっており、気泡を流速で排除することが困難になっている。
高粘度インクを用いる場合を考察すると、流路抵抗はインク粘度に比例するため、流路断面積を広くしないとヘッド内部の圧力損失(=流路抵抗×体積速度)を規定値(例えば、800 Pa)以内に収めることができない。規定値を超えて圧力損失が大きくなると、各圧力室へのインク供給が間に合わなくなり、吐出できなくなってしまう。
また、ヘッドを長尺化する場合を考察すると、流路抵抗は流路長さに比例するため、流路断面積を広くしないとヘッド内部の圧力損失(=流路抵抗×体積速度)を規定値(例えば、800 Pa)以内に収めることができない。
以上のことから、最近のインクジェット記録装置は、気泡を流速で排除できる状況ではなくなってきている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、流路内の気泡を効果的に排除することができる液体吐出装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1の発明に係る液体吐出装置は、液体を吐出する複数の吐出口と、前記複数の吐出口のそれぞれと連通する複数の圧力室と、前記複数の圧力室のそれぞれに対応して設けられ、各圧力室内の液体に圧力変化を与える圧力発生素子と、前記複数の圧力室と連通し、各圧力室に液体を供給する共通流路と、前記共通流路の内部に配置され、前記共通流路の内周面の一部を形成する流路壁に接触しながら移動可能な可動部材と、前記可動部材を前記共通流路内で移動させる移動手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、流路壁に可動部材を接触させ、該可動部材を移動手段で移動させることにより、流路壁に付着している気泡を可動部材によって剥ぎ取ることができる。これにより、気泡の移動が促進され、気泡排除性を高めることができる。なお、移動手段は、自動制御で駆動される構成でもよいし、手動による構成でもよい。
本発明における「圧力発生素子」として、例えば、圧力室の体積を変化させる圧電素子その他のアクチュエータを用いる態様、或いは、圧力室内の液を加熱発泡させるヒータ(加熱素子)を用いる態様がある。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の液体吐出装置の一態様であり、前記可動部材の少なくとも一部は強磁性体で構成され、前記移動手段は磁場を発生させる磁場発生手段を含んで構成されることを特徴とする。
請求項2の態様によれば、磁場発生手段が発生させる磁場の作用によって可動部材の位置や動きを非接触で制御することができ、簡易な構成で可動部材を移動させることができる。磁場発生手段は、永久磁石でもよいし、電磁石でもよく、これらの組合せでもよい。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の液体吐出装置の一態様であり、前記可動部材は、前記流路壁と該流路壁に付着する気泡との間に入り込み前記気泡を前記流路壁から剥がす鋭角の斜面部と、前記流路壁から剥がされた気泡を抱えて保持する窪み部と、を備える形状であることを特徴とする。
請求項3の態様によれば、鋭角の斜面部が流路壁と気泡との間に入り込むことで、気泡を流路壁から剥がし易くなる。また、流路壁から剥がされた気泡は可動部材の窪み部に捕集され、可動部材とともに移動する。こうして、気泡をかき集めながら可動部材が移動することで、気泡の排除性が一層向上する。
請求項4に係る発明は、請求項1、2又は3記載の液体吐出装置の一態様であり、前記可動部材が摺動する前記流路壁は、前記可動部材の進行方向に向かって高さが次第に高くなる傾斜面構造となっていることを特徴とする。
気泡は流路内で上方に上がって行くため、流路壁を斜面構造とすることで、可動部材の移動とともに気泡をより高い位置に集めていくことができる。可動部材が移動する先に(例えば、斜面構造の最も高い位置に)気泡排出用の排出口(循環穴など)を形成することにより、集めた気泡を効率よく外部へ排出することが可能になる。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の何れか1項記載の液体吐出装置の一態様であり、前記共通流路には、前記可動部材の下面を支持する保持部が形成されていることを特徴とする。
共通流路の一部に可動部材を保持し得る形状(保持部)を形成することにより、可動部材を安定して保持できる。
請求項6に係る発明は、請求項5記載の液体吐出装置の一態様に係り、前記保持部に前記可動部材の下面が接触して保持されているとき、当該可動部材は前記流路壁から離間した状態になることを特徴とする。
請求項6の態様によれば、流路壁に可動部材が接触している状態と、接触していない状態を簡単に選択できる。
例えば、可動部材を流路壁に接触させながら移動させる移動手段としての第1の磁場発生手段と、可動部材を保持部側に接触させながら移動させるための第2の磁場発生手段とを設ける態様がある。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6の何れか1項記載の液体吐出装置の一態様であり、前記流路壁は、前記共通流路の天井面を形成しており、該流路壁は、前記可動部材の移動方向から見て高さが変化する非直線形状を有し、前記可動部材は、該可動部材の移動方向から見て前記流路壁の形状に合わせた非直線形状を有していることを特徴とする。
非直線形状には、曲線形状、折れ線形状、これらの適宜の組合せなどが含まれる。非直線形状の頂点付近(複数の頂点を有する形状の場合は、それぞれの頂点付近)に気泡が集まりやすいため、集まった気泡を容易に排出することができる。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7の何れか1項記載の液体吐出装置の一態様であり、前記共通流路の前記可動部材が移動する方向の端部に、気泡を外部へ排出するための流路が形成されていることを特徴とする。
請求項8の態様によれば、可動部材によって捕集された気泡を気泡排出用の流路から共通流路の外部へ容易に排出することができる。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至8の何れか1項記載の液体吐出装置の一態様であり、前記可動部材は、前記移動手段による移動方向に対して凹形状を有していることを特徴とする。
可動部材の形状に関して、移動方向に対して垂直ではなく、移動方向(進行方向)に対して後退するように窪む凹形状(例えば、進行方向が開放するV字形状)とすることで、その凹形状の底部(進行方向に対して位置が遅れる部分)に気泡を集めることができ、まとめた気泡を抱えた状態で可動部材を移動させることができる。
請求項10に係る発明は、請求項1又は2記載の液体吐出装置の一態様であり、前記可動部材は、前記移動手段による移動方向に突出する凸形状を有し、前記移動方向に対して前記凸形状の突端部よりも前記移動方向に対して後方となる前記可動部材の端部と重なる前記共通流路の端部には、前記可動部材によって前記流路壁から剥がされた気泡が集められる気泡排除用の溝が形成されていることを特徴とする。
可動部材の形状に関して、移動方向に対して垂直ではなく、移動方向(進行方向)に対して、前進するように突出する凸形状(例えば、進行方向に頂点を向けたV字形状)とすることにより、当該可動部材で流路壁から剥がされた気泡は、該可動部材における凸形状の突端部よりも遅れる(位置的に後方の)可動部材の端部に向かって移動する。こうして可動部材の端部付近に移動した気泡は、気泡排除用の溝に集められる。これにより、効率よく気泡を排除することができる。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至10の何れか1項記載の液体吐出装置の一態様であり、前記可動部材の前記流路壁との接触部は弾性部材で構成されていることを特徴とする。
請求項11の態様によれば、流路壁に対して弾性部材が変形しつつ接触し得るため、流路壁を傷めることなく、壁に力を加えることができる。
請求項12に係る発明は、請求項11記載の液体吐出装置の一態様であり、前記流路壁には、前記弾性部材を接触時の変形状態から解放し、元の形状に復帰させた状態で当該弾性部材と壁面との間に隙間が形成される凸状空間を形成し得る凹部が形成されていることを特徴とする。
請求項12の態様によれば、前記流路壁の壁面は凹凸形状を有し、前記弾性部材と壁面間の相対的な距離は壁面の形状(凸部又は凹部)で変化する。弾性部材から見て流路壁の凹部は壁面までの距離が遠くなる。すなわち、流路壁の凹部によって流路と反対側に(共通流路の外側に向かって)凸状の空間が形成される。この凸状の空間は弾性部材との接触を避ける「逃げ」の空間として機能する。したがって、弾性部材が該凹部(逃げ溝)と対向する位置に来ると、弾性部材は壁面に接触しなくなり、接触時の変形状態から解放される。このため弾性部材に余計な力がかからず、可動部材の移動方向を反転させやすくなる。
請求項13に係る発明は、請求項11記載の液体吐出装置の一態様であり、前記共通流路には、前記可動部材の移動時における位置を規制するガイド部が形成されており、前記ガイド部は、前記弾性部材を接触時の変形状態から解放し、元の形状に復帰させた状態で当該弾性部材と壁面との間に隙間が形成される位置に前記可動部材を導く軌道を形成する形状を有していることを特徴とする。
請求項13の態様によれば、ガイド部によって形成される軌道に沿って可動部材を移動させる構造とし、可動部材を流路壁から離間させる位置に移動させる軌道を形成する。
ガイド部に導かれて可動部材が流路壁から離れると、接触時の変形状態から解放され、元の形状に復帰する。このため弾性部材に余計な力がかからず、可動部材の移動方向を反転させやすくなる。
また、請求項13で示したように、ガイド部を利用して可動部材と流路壁の相対的な位置(距離)を変えることができる構造は、請求項12で述べた流路壁の逃げ構造(壁面の凹凸)を設ける必要がなく、気泡の溜まり易い場所がない平坦な流路壁とすることができる。
請求項14に係る発明は、請求項1又は2記載の液体吐出装置の一態様であり、前記可動部材は、円柱形状を有し、かつ前記流路壁よりも相対的に親液性が低く、前記移動手段によって前記流路壁面を転がりながら移動することを特徴とする。
請求項14の態様によれば、流路壁に付着している気泡は、流路壁よりも親液性の低い可動部材に移って可動部材の表面に付着しやすい。このため、流路壁に付着している気泡を可動部材に付着させながら集めて進むことができる。また、円柱形状(丸棒状)の可動部材が壁面を転がるだけなので、流路壁を傷めることがない。
請求項15に係る発明は、請求項1乃至14の何れか1項記載の液体吐出装置の一態様であり、前記可動部材は、永久磁石を含んで構成されることを特徴とする。
請求項15の態様によれば、外部磁場の向きによって可動部材を壁面に接触させる状態と、接触させない状態とを簡単に切り替えることができる。また、外部磁場による反発力を利用して可動部材を移動させることも可能となる。
請求項16に係る発明は、請求項1乃至15の何れか1項記載の液体吐出装置の一態様であり、前記圧力室の一部の面を形成する振動板と、前記振動板の前記圧力室と反対側の面に設けられた前記圧力発生素子としての圧電素子を備え、前記共通流路は、前記振動板を挟んで前記圧力室と反対側の空間に設けられていることを特徴とする。
請求項16の態様によれば、振動板を挟んで圧力室側とは反対側に共通流路が形成され、この共通流路から各圧力室に液体が供給される。このような流路構造により、高密度の圧力発生素子配置(ひいては、高密度のノズル配置)が可能となる。また、共通流路から各圧力室への液体供給路の流路抵抗を下げることができ、高粘度液であっても、十分な液体供給量を確保することができる。
請求項17に係る発明は、前記目的を達成する画像形成装置を提供する。すなわち、請求項17に係る画像形成装置は、請求項1乃至16の何れか1項記載の液体吐出装置を有し、前記吐出口から吐出した液滴によって記録媒体上に画像を形成することを特徴とする。
請求項17記載の画像形成装置の一態様としてのインクジェット記録装置は、ドットを形成するためのインク液滴を吐出するための吐出口(ノズル)及び吐出圧を発生させる圧力発生素子(圧電アクチュエータ)を含む液滴吐出素子(インク液室ユニット)を高密度に多数配置した液体吐出ヘッド(記録ヘッド)を備えるとともに、入力画像から生成されたインク吐出用データ(ドット画像データ)に基づいて前記液体吐出ヘッドからの液滴の吐出を制御する吐出制御手段とを備え、ノズルから吐出した液滴によって記録媒体上に画像を形成する。
例えば、画像入力手段を介して入力された画像データ(印字データ)に基づいて色変換やハーフトーニング処理が行われ、インク色に応じたインク吐出データが生成される。このインク吐出データに基づいて、液体吐出ヘッドの各ノズルに対応する圧力発生素子の駆動が制御され、ノズルからインク滴が吐出される。
高解像度の画像出力を実現するためには、インク液を吐出するノズル(吐出口)と、該ノズルに対応した圧力室及び圧力発生素子とを含んで構成される液滴吐出素子(インク室ユニット)を高密度に多数配置した液体吐出ヘッドを用いる態様が好ましい。
かかる印字用の液体吐出ヘッドの構成例として、記録媒体の全幅に対応する長さにわたって複数の吐出口(ノズル)を配列させたノズル列を有するフルライン型のヘッドを用いることができる。この場合、記録媒体の全幅に対応する長さに満たないノズル列を有する比較的短尺の吐出ヘッドモジュールを複数個組み合わせ、これらを繋ぎ合わせることで全体として記録媒体の全幅に対応する長さのノズル列を構成する態様がある。
フルライン型のヘッドは、通常、記録媒体の相対的な送り方向(相対的搬送方向)と直交する方向に沿って配置されるが、搬送方向と直交する方向に対して、ある所定の角度を持たせた斜め方向に沿ってヘッドを配置する態様もあり得る。
「記録媒体」は、液体吐出ヘッドの吐出口から吐出されるインクの付着を受ける媒体(印字媒体、被画像形成媒体、被記録媒体、受像媒体、被吐出媒体など呼ばれ得るもの)であり、連続用紙、カット紙、シール用紙、OHPシート等の樹脂シート、フイルム、布、配線パターン等が形成されるプリント基板、中間転写媒体、その他材質や形状を問わず、様々な媒体を含む。
記録媒体と液体吐出ヘッドを相対的に移動させる搬送手段は、停止した(固定された)ヘッドに対して記録媒体を搬送する態様、停止した記録媒体に対してヘッドを移動させる態様、或いは、ヘッドと記録媒体の両方を移動させる態様の何れをも含む。なお、インクジェット方式の印字ヘッドを用いてカラー画像を形成する場合は、複数色のインク(記録液)の色別に印字ヘッドを配置してもよいし、1つの印字ヘッドから複数色のインクを吐出可能な構成としてもよい。
本発明によれば、共通流路の壁面に付着している気泡を可動部材によって剥ぎ取ることができるため、気泡の排除性を高めることができる。
以下添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
〔第1実施形態:液体吐出ヘッドの構造〕
図1は本発明の実施形態に係る液体吐出装置に用いられる液体吐出ヘッドの構造を模式的に示した一部透視図を含む平面図、図2は図1の2−2線に沿う断面図である。
図示のヘッド10は、インクジェット記録装置に用いられるフルライン型の印字ヘッドであり(記録ヘッド、或いはプリントヘッドとも呼ばれる)、記録媒体16の搬送方向(副走査方向:矢印S方向)と直交する方向(主走査方向:矢印M方向)に沿って記録媒体16の全幅Wm に対応する長さにわたり多数のノズル21を2次元マトリクス状に配列させた構造を有している。図中、符号22は各ノズル21に対応した圧力室、24はインク供給口であり、これら複数の圧力室22の上側(図1の紙面垂直上方)には、各圧力室22に対してインクを供給するための共通流路25が設けられている。符号27は、共通流路25の周囲の側壁部を形成する流路形成部材(共通流路形成基板)である。
また、共通流路25の天面を封止するプレート部材(共通流路25の天井壁を形成する封止基板28)の適宜の場所(図1の例において左側の端部)には、共通流路25内にインクを導き入れるための供給系接続口29が形成されており、この供給系接続口29に所要の管路を介してインクタンクが接続される。
図1に示したように、各ノズル21に対応して設けられている圧力室22は、その平面形状が概略正方形となっており、対角線上の両隅部の一方にノズル21への流出口が設けられ、他方に供給インクの流入口(インク供給口)24が設けられている。ただし、本発明の実施に際して、圧力室22の形状は、本例に限定されず、平面形状が四角形(菱形、長方形など)、五角形、六角形その他の多角形、円形、楕円形など、多様な形態があり得る。
なお、ここに示した共通流路25は、全ての圧力室22に対してインクを供給するように、圧力室22が形成された全領域にわたって形成される1つの大きな空間(インクプール)となっているが、共通流路25は、このように1つの空間として形成されるものには限定されず、いくつかの領域に分かれて複数に形成されていてもよいし、インクの流れを規制し得る所定の流路構造を有していてもよい。
図2は、図1中の2−2線に沿う断面図である。図示のとおり、本実施形態の液体吐出ヘッド10は、ノズルプレート30、圧力室形成部材32、振動板34、圧電素子36、中間板38及び共通流路形成部材27及び封止基板28を積層接合した構造から成る。
ノズルプレート30には、インク吐出口に相当する複数のノズル21の穴が形成されている。また、吐出安定性並びに吐出面(ノズル面30A)のクリーニング性を向上させる等の観点から、ノズル面30Aには撥液層(不図示)が設けられている。ノズル面30Aに撥液性を付与する方法(撥液処理方法)は、特に限定されず、例えば、フッ素系の撥液材を塗布する方法や、フッ素系高分子粒子(PTFE)等の撥液材を真空中で蒸着し表面に薄層を形成する方法等がある。
圧力室形成部材32は、圧力室22の空間と、該圧力室22からノズル21へと繋がる連通路(ノズル流路)40と、インク供給側の共通流路25から圧力室22にインクを導く個別供給路42の一部とを形成する流路形成部材である。
圧力室形成部材32は、1枚のプレート部材に所定の流路形状部(開口や溝など)を形成した単一のプレート部材で構成されてもよいし、所定の流路形状部を形作るための開口や溝(凹部)を形成した複数枚のプレート部材を積層接合した積層体で構成されてもよい。
振動板34は、圧力室22の一部の面(図2において天面)を構成する部材であるとともに、ステンレス鋼(SUS)などの導電性材料から成り、複数の圧電素子36の共通電極を兼ねる。なお、樹脂などの非導電性材料によって振動板を形成する態様も可能であり、この場合は、振動板部材の表面に金属などの導電材料による共通電極層が形成される。
振動板34の圧力室22側と反対側(図2において上側)の表面には、各圧力室22に対応する位置に、圧電体44が設けられており、該圧電体44の上面(共通電極を兼ねる振動板34に接する面と反対側の面)に個別電極45が形成されている。この個別電極45と、これに対向する共通電極(ここでは振動板34が兼ねる)と、これら電極間に挟まれるように介在する圧電体44とで圧電素子(「アクチュエータ」に相当)36が構成される。圧電体44には、チタン酸ジルコン酸鉛やチタン酸バリウムなどの圧電材料が好適に用いられる。
中間板38は、圧電素子36の変位空間を確保しつつ、圧電素子36の上部を覆うカバープレート及びスペーサ部材として機能し、圧電素子36を共通流路25から保護する(インクとの接触を防ぐ)役割を果たす。圧電素子36は、厚み方向に撓み変形又は厚み方向の変化を起こすことで振動板34を変位させるため、圧電素子36の上部にはその変形を許容する空間が必要とされる。このため、中間板38には、圧電素子36に対応する凹部38Aが形成されており、この凹部38Aと振動板34の間に圧電素子36が収容され、圧電素子36周辺部に所定の空間が確保される。
圧電素子36を駆動するための駆動用配線の形態は特に限定されないが、例えば、中間板38に電気配線(内部配線)をパターニングして、中間板38面と平行な水平配線とする。
本実施形態における中間板38は、共通流路25の一部の面を構成する部材(図2において共通流路25の底面を構成する床壁部材)となる。共通流路25から各圧力室22に対してインクを供給するために、各圧力室22の位置に対応させて中間板38を貫通するインク流路48が形成され、振動板34には供給絞り(最狭窄部)に相当するインク供給口24されている。インク流路48は、振動板34の面に対して略垂直に形成されており、該インク流路48、インク供給口24及び個別供給路42を介して共通流路25と圧力室22とが連通する。
なお、中間板38の表面で共通流路25内のインクに接液する部分には、耐液性の観点から、例えば、樹脂等で構成される絶縁保護膜(不図示)が形成される。
上記した中間板38の上面に(振動板34側と反対の面に)共通流路形成部材27が接合される。共通流路形成部材27は、インクを蓄える共通流路25の空間を形成する側壁部となる部分を備えた流路形成部材(壁部材)である。
共通流路形成部材27は、1枚のプレート部材に所定の流路形状部(開口や溝など)を形成した単一のプレート部材で構成されてもよいし、所定の流路形状部を形作るための開口や溝(凹部)を形成した複数枚のプレート部材を積層接合した積層体で構成されてもよい。
上述の構成において、個別電極45と共通電極(振動板34で兼用)と間に駆動電圧を印加することによって圧電素子36が変形して圧力室22の容積が変化し、これに伴う圧力変化によりノズル21からインクが吐出される。インク吐出後、圧電素子36の変位が元に戻る際に、共通流路25からインク供給口24を通って新しいインクが圧力室22に再充填される。
このように、共通流路25を振動板34の上側(圧力室22と反対側)に配置し、振動板面に対して略垂直に貫通するインク流路48を通じて下方の各圧力室22へインクを供給する構造のため、供給側の流路抵抗を小さくでき、インクのリフィル性を向上させることができる。
また、図2に示したように、共通流路25内には、共通流路25の流路壁の一部(ここでは、共通流路25の天井面を構成する封止部材28の下面、以下「流路壁28A」と記載する)に沿って摺動可能な可動部材(気泡剥ぎ取り部材)50が設けられている。可動部材50は、一部若しくは全体が強磁性体を含んで構成され、該可動部材50を移動させる手段として、共通流路25の外部に磁場発生手段52が設けられている。磁場発生手段52は、電磁石又は永久磁石で構成される。
磁場発生手段52は不図示の駆動機構によって移動可能に支持されている。磁場発生手段52を移動させる手段は、モータ等の電動式動力源を利用する駆動手段であってもよいし、手動による操作部材(レバーやダイヤル等)の移動量を利用する手段でもよい。また、動力を伝達する手段としては、歯車伝動機構、巻掛け伝動機構など、公知の機構若しくはこれらの適宜の組合せを適用できる。
図3に示すように、可動部材50は、共通流路25の短手方向(副走査方向)幅と略同等の長さを有する棒状の部材であり、磁場発生手段52の磁力によって共通流路25の流路壁28Aに接触した状態で、磁場発生手段52の移動に伴い流路壁28Aに沿って移動する。可動部材50は、流路壁28Aに付着している気泡60を剥ぎ取りながら、これら気泡60を集めて進む。
可動部材50が進む先には、外部に気泡を排出するための流路(例えば、循環路、ダミーノズルなど)が設けられていることが望ましい。
可動部材50の形状は特に限定されないが、例えば、図4に示すように、流路壁28Aと気泡60との隙間に入り込み易い鋭角の(楔形状の)斜面部50Aと、流路壁28Aから剥がされた気泡60を抱えて保持する窪み部50Bと、を有する構造が好ましい。
可動部材50は親水性の高い材料で形成するか、若しくは、親水性の表面処理が施されていることが望ましい。可動部材50を移動させるための手段は、自動制御でもよいし、手動による構成でもよい。
図3では、可動部材50を共通流路25の長手方向に移動させているが、可動部材50の移動方向は本例に限定されず、共通流路25の長手方向(主走査方向)幅と略同等の長さを有する可動部材を用い、短手方向(副走査方向)に移動させる態様も可能である。この場合、可動部材が移動する距離は短くなる。
また、流路内において気泡60は上方に上がって行くため、図5に示すように、気泡を排除したい方向(図5の白抜き矢印方向)に向かって共通流路25の天井壁面(流路壁28A)が次第に高くなる傾斜面構造とする態様も好ましい。
〔第2実施形態〕
図6は第2実施形態の要部を示す斜視図、図7は図6の矢印7Aの方向から見た図である。これらの図面に示したように、この第2実施形態では、共通流路25の一部(天井面の付近)に可動部材50を保持することができるように、可動部材50の両端部を下から支持し得る保持部64が形成されている。
図7に示すように、可動部材50の両端部の下面が保持部64に接触し、保持部64,64に架け渡された状態で可動部材50が保持される。この保持状態では、可動部材50と流路壁28Aの間に隙間G1があり、可動部材50は流路壁28Aに接触しないようになっている。
磁場発生手段52による磁場をオフにすれば、可動部材50は重力で下に落ち、保持部64に引っかかって保持される。すなわち、磁場発生手段52による磁場がオフの状態でも、保持部64によって可動部材50を保持できる。なお、本例の場合、保持部64の下側に、磁場を発生させる磁場発生手段66が配置されており、この磁場発生手段66の磁力によって可動部材50を図7の下方向に引きつけ、可動部材50を保持部64に接触させる力を与えることができるように構成されている。
磁場発生手段52,66による磁場の発生を制御することにより、流路壁28Aに可動部材50が接触している状態と、接触していない状態とを簡単に切り替えることができる。
共通流路25の上方に配置された磁場発生手段52は、図3〜図4で説明したように、可動部材50を流路壁面28Aに押しつけて移動させるために用いられる。また、図7において保持部64の下方に配置された磁場発生手段66は、可動部材50を流路壁28Aに接触させずに(保持部64側に接触させた状態で)、移動させる際に用いられる。
例えば、一定の方向(図6の矢印C方向)に気泡を集めて移動させたい場合は、行きと帰りで磁場発生手段52,66を切り替える。つまり、図6中、矢印C方向へ進むときは、図7において可動部材50の上側に配置された磁場発生手段52の磁力で可動部材50を共通流路25の天井面に接触させて引っ張る。逆に、矢印Cと反対方向へ戻るときは可動部材50の下側に配置された磁場発生手段66で保持部64側に引きつけて引っ張る。こうすることで、一定の方向(この場合、図6の矢印C方向)に向かって気泡を押し集めることがことができる。
なお、図6〜図7において、図示の便宜上、保持部64のコーナー部64A〜64Cが角張っているが(図7参照)、保持部分に気泡が滞留しにくいように、各コーナー部64A〜64Cに適当な曲率を付ける(コーナー部を滑らかな曲線状に丸める)ことが望ましい。
〔第3実施形態〕
図8は第3実施形態の要部を示す構成図である。この第3実施形態では、可動部材50が接触しながら移動する流路壁28A(ここでは、共通流路25の天井面)が図示のように湾曲した曲線(立体的には曲面)形状となっている。すなわち、可動部材50の移動方向(図8の紙面垂直方向)から見て高さが変化する略円弧状の流路壁28Aが形成されている。
この流路壁28Aの曲線形状に合わせて、流路壁28Aの形状に沿うように可動部材50も曲線形状に構成されている。磁場発生手段52の磁場によって可動部材50を流路壁28Aに接触させると、可動部材50の形状と流路壁28Aの形状が合致して、流路壁28Aに可動部材50が密着する。
図9は図8の側断面図である。図9に示したように、磁場発生手段52の磁場によって可動部材50を流路壁28Aに接触させ、かつ、磁場発生手段52を移動させることで、可動部材50を流路壁28Aに沿って移動させることができる。
図8及び図9で説明したような構成の場合、気泡は流路壁(天井面)28Aの最も高い部分(図8において中央部分)に集まりやすい。したがって、この中央部分に気泡排除用の流路(不図示)を形成することで、外部への気泡排除が容易になる。もちろん、図10に示すように、共通流路25の端部(可動部材50の進行方向の端部)に気泡を集める場合には、その端部に気泡排除用流路68が形成される。この場合、共通流路25における可動部材50進行方向の端部の天井面25Bが端部(図10において右端)に行くほど次第に高くなる斜面状の天井面とし、気泡排除用流路68はその最も高い位置に形成されることが好ましい。
なお、図8で説明した流路壁28A及び可動部材50の略円弧状の曲面形状に限定されず、いわゆる「山型」の形状を有していれば良く、略三角形でもよいし、直線と曲線の組合せでもよい。また、山の数は1つに限らず、複数でもよい。例えば、図11のように山が3つの形状もあり得る。図11において、図8と同一又は類似の要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
〔第4実施形態〕
図12及び図13は第4実施形態の要部を示す構成図である。図12は斜視図、図13(a)は平面図、図13(b)は側面図である。これらの図面に示した第4実施形態では、可動部材50の形状が部材の進行方向に対して、垂直な直線状ではなく、進行方向に対して後退する方向に窪むように湾曲した凹形状を有している。
かかる形状の可動部材50を用いることで、気泡60は、可動部材50の一番遅れている部分(凹形状の窪み部分50C)に集まるので、気泡をまとめることができる。この可動部材50が移動する先に、気泡排除用の流路(循環流路、ダミーノズルなど)が形成されていることが望ましい。
第4実施形態の特徴と第3実施形態の特徴とを組合せて、流路天井面を曲線状とし、かつ可動部材も進行方向に対して凹(進行逆方向に凸)状とする構成により、気泡を一層効果的に集めることができる。
〔第5実施形態〕
図14乃至図16は第5実施形態の要部を示す図であり、図14は平面図、図15は斜視図、図16は図15中の矢印16A方向から見た16A矢視側面図である。これらの図面に示したように、可動部材50の形状が部材の進行方向に対して凸状に屈曲した略V字形の形状を有している。可動部材50の両端部と重なる共通流路25の端部には、該可動部材50によって流路壁28Aから剥がされた気泡60が集められる気泡排除用の溝70が形成されている。
可動部材50の移動とともに、流路壁28Aから剥がされた気泡60は、当該可動部材50の斜辺に沿って共通流路25の端へと移動され、気泡排除用の溝70に移動させる。
図16に示したように、気泡排除用の溝70の天面70Aは、可動部材50よりも高い位置に形成されており、溝70に集められた気泡は、溝70内に滞留する。この溝70は、図17に示すように、管路72を介してポンプ74に繋がっている。したがって、溝70に集められた気泡60はポンプ74で外部に排出する構成となっている。
〔第6実施形態〕
図18は、第6実施形態を示す要部構成図である。図18のように、可動部材50における流路壁28Aに触れる部分がゴムなどの弾性部材80で構成されている。弾性部材80を用いることにより、流路壁28Aを傷めることなく、壁に力を加えることができる。
図19は第6実施形態に用いられる可動部材の例を示す斜視図、図20はその側面図である。図6の第2実施形態で説明したように、流路壁28Aに対する可動部材50の接触移動方向を一定の方向(同じ方向)とし、接触移動時(行き)と非接触移動時(帰り)で磁場発生手段52,66を切り替えて、気泡を一定の方向に集める構成の場合、図19及び図20に示すように、可動部材50における弾性部材80の部分が反転しない構造が好ましい。
図示の例では、弾性部材80の部分が進行方向(ワイピング方向)に対して予め後方に湾曲した形状を有しており、当該弾性部材80を保持する基底部82は、弾性部材80の湾曲方向が反転しないように弾性部材80を安定的に保持すべく、底面部分が広い略台形形の断面形状の構造を備えている。
また、この基底部82は強磁性体で形成されており、当該基底部82が磁場に反応する部分となっている。図21に示すように、保持部64に支持された可動部材50を不図示の磁場発生手段の発生する磁場によって流路壁28Aに接触させるとともに、移動させる点は図1〜図12等で説明した構成と同様である。
〔第7実施形態〕
図22は、第7実施形態を示す要部構成図である。同図に示す例では、保持部64の付近に磁場発生手段52A,52A,66,66が設けられている。すなわち、図22に示すように、基底部82のうち保持部64と係合する部分(上部に弾性部材80が形成されていない両端の部分)の上方にそれぞれ磁場発生手段52A,52Aが配置される。
この磁場発生手段52A,52Aが発生する磁場によって、可動部材50を持ち上げて流路壁28Aに押しつけることにより、図23に示すように、弾性部材80が流路壁28Aに密着する。この状態で磁場発生手段52Aを紙面垂直方向に移動させることにより、弾性部材80によって流路壁28Aをワイピングする。
かかる構成によれば、可動部材50のうち磁場に引きつけられる部分(基底部82の両端部)と、磁場発生手段52A,52Aとの距離が近くなるので、可動部材50を強く引きつけることができるようになる。
また、可動部材50の両側を固定して部材を移動させることになるので、部材の安定性が増加し、部材移動時に蛇行し難くなる。
更に、図7で説明した例と同様に、図22および図23において、保持部64の下側に磁場発生手段66,66を配置する構成により、流路壁28Aから弾性部材80を離すこともできる。
〔第8実施形態〕
図19及び図20で説明した可動部材50は、一方向の移動を前提にして弾性部材80を反転させない構造を例示したが、これに代えて、往復方向(二方向)の移動を行うべく、図24のように、側面から見て、略垂直に起立する弾性部材80を有する可動部材50を用いる態様も可能である。
中心軸線に対して概ね線対称の弾性部材80は、可動部材50の移動方向に応じて弾性部材80の撓み方向(湾曲方向)を反転できる。
図25に示すように、可動部材50が接触する流路壁28Aの一部には、可動部材50の移動方向を反転させるための凸状の空間を形成する凹部28Bが形成されている。この凹部28Aによって形成される凸状の空間は、弾性部材80との接触を避ける「逃げ」の空間として機能する。要するに、共通流路25の天井面の一部に、弾性部材80の撓みを解放するための凸状空間が形成されている。
図25の[1]では、可動部材50の弾性部材80が流路壁28Aに接触しながら、図の右方向へ移動する。このとき弾性部材80は進行方向に対して後退する方向に撓んだ状態で流路壁28Aをワイピングする。やがて、同図の[2]で示すように、可動部材50が凹部28と対向する位置に来ると、弾性部材80は壁面に接触しなくなり、接触時の変形状態から解放される。つまり、弾性部材80の材料自体の復元力によって変形状態から元の形状に戻り、弾性部材80が略垂直に起立した状態となる。この状態で当該弾性部材80と壁面との間には隙間G2が形成される。このため弾性部材80に余計な力がかからず、可動部材50の移動方向を反転させやすくなる。
その後、同図の[3]に示すように、可動部材50の進行方向を反転させて流路壁28Aを逆方向(左方向)にワイピングする。このとき、弾性部材80は進行方向に対して後退する方向に湾曲([1]の場合と逆方向に湾曲)し、流路壁28Aに接触する。
同図の符号64で示した線は、可動部材50の位置を規制する保持部であり、この保持部64は可動部材50の移動時の軌道を形成するガイド部として兼用される。可動部材50を移動させる手段については、図2、図22等で説明した例と同様の構成を適用できる。
また、図25の例において、弾性部材80によりかき集められた気泡は、弾性部材80の変形状態が開放されるところ(弾性部材80が伸びきるところ)で放たれるため、この弾性部材80が伸びきるところ(凹部28Bによって形成される凸状の空間部)に、気泡排除用流路(不図示)が形成されていることが望ましい。
なお、上述した凸状空間(以下、「反転用空間」という。)は、共通流路25内に1つ又は複数形成することができる。例えば、図26のように、共通流路25の天井面に、複数の反転用空間86、86…が形成され、これら反転用空間86、86…は、気泡排除用の逃がし溝88、88に連結される。反転用空間86、86…に放たれた気泡は、気泡排除用の逃がし溝88、88を介して外部に排出される。
気泡排除用の逃がし溝88、88に溜まった気泡を排除する手段として、図17で説明したように、ポンプ74を利用する態様も可能である。
〔第9実施形態〕
可動部材の移動方向を反転させる他の手段として、図27のような態様もある。図27の構成は、可動部材50のガイド部兼保持部64が、流路壁28Aに対する可動部材50の位置を下げるような軌道を形成する。すなわち、流路壁28Aは平坦面(平面状)であり、ガイド部兼保持部64によって形成される可動部材50の軌道は、弾性部材80を流路壁28Aに押しつけながら移動させる直線状の領域(第1の軌道部64-1)と、弾性部材80を流路壁28Aから離間させ、弾性部材80の変形状態を解放させるように、可動部材50を図の下方へ移動させる滑らかな曲線形状の領域(第2の軌道部64-2)とを含んで構成される。図示のとおり、第1の軌道部64-1と第2の軌道部64-2は、可動部材50のスムーズな移動を実現できるように連続的に繋がっている。
図27の[1]では可動部材50の弾性部材80が流路壁28Aに接触しながら、図の右方向へ移動する。このとき弾性部材80は進行方向に対して後退する方向に撓んだ状態で流路壁28Aをワイピングする。可動部材50が同図の[2]で示す位置に来ると、弾性部材80は壁面に接触しなくなり、接触時の変形状態から解放される。つまり、弾性部材80の材料自体の復元力によって変形状態から元の形状に戻り、弾性部材80が略垂直に起立した状態となる。この状態で当該弾性部材80と壁面との間には隙間G3が形成される。このため弾性部材80に余計な力がかからず、可動部材50の移動方向を反転させやすくなる。
その後、同図の[3]に示すように、可動部材50の進行方向を反転させて流路壁28Aを逆方向(左方向)にワイピングする。このとき、弾性部材80は進行方向に対して後退する方向に湾曲([1]の場合と逆方向に湾曲)し、流路壁28Aに接触する。なお、弾性部材80が伸びるところ([2]の位置)で気泡が放たれるため、弾性部材80が伸びきれる場所([2]の位置)の近くに、気泡排除用の流路(図27中不図示)が形成されることが望ましい。
図27に示した構成は、図25で説明した第8実施形態と比べて、流路天面が平らなので、気泡が溜まりやすい場所ができないという利点がある。
〔第10実施形態〕
図28は第10実施形態の要部構成図である。図28のように、可動部材50を円柱形状とし、流路壁28Aの壁面を転がりながら移動する構成も可能である。この場合、可動部材50は流路壁28Aよりも相対的に親水性が低い構成にする。
上記構成によれば、図29に示すように、流路壁28Aに付着している気泡60を可動部材50に付着させて集めていくことができる。なお、可動部材50が転がっていく先で、当該可動部材50に付着した気泡を、可動部材50から剥がすことができるシステムを備えている構成が望ましい。
また、本例によれば、丸棒の可動部材50が壁面を転がる構造なので、図1等で説明した摺動方式の構成と比較して、壁面を傷めることが少ないという利点がある。
図30は、可動部材50を回転させる手段の一例を示す模式図である。この可動部材50は円周方向に沿って4分割された磁石(ここでは、永久磁石)90-1〜90-4 によって構成される。また、流路壁部材側には、可動部材50の進行方向に沿って多数の電磁石92が直線的に配列されている。
図30の[1]〜[5]で示した各電磁石92の極性を順次コントロールすることにより、可動部材50を回転させながら移動させることができる。例えば、図31に示したようなフローで、[1]〜[5]の電磁石92の極性を切り替えて行くことで、図30の可動部材50は流路壁28A面の上を回転しながら、図30の右方向へ進むことができる。
〔第11実施形態〕
図1乃至図27で説明した各実施形態では、流路壁に接触しながら移動する可動部材の一部又は全体が強磁性体を含む構成を述べたが、可動部材の一部又は全体を永久磁石で構成する態様も可能である。
図32は、可動部材50の内部に永久磁石が入っている構成の例を模式的に示した図である。永久磁石を含む可動部材50は、極性が固定であり、例えば、図32では、上側がS極、下側がN極となっており、上下が反転することがない構造(上下が反転しない形状的な構造、又は上下が反転しないように可動部材を保持する保持部の構造、若しくはこれらの組合せ)を有する。
外部に配置された磁場発生手段52が発生する磁場(外部磁場)の向きを切り替えることによって、図32にように、可動部材50を流路壁28Aに接触させる状態と、図33のように、可動部材50を流路壁28Aから離間させた状態(非接触の状態)とを選択することができる。
すなわち、図32(a)に示すように、磁場発生手段52のN極の引力で可動部材50を流路壁28Aに接触させることができる。この状態で図32(b)のように、磁場発生手段52を移動させることで、可動部材50を引きずるようにして移動させることができる。
また、図33(a)に示したように、磁場発生手段52によってS極の磁場を発生させると、S極の反発力で可動部材50は流路壁28Aから離れ、保持部64に保持される。
この保持部64に保持された状態で、図33(b)のように、斜め方向から外部磁場で押していくことで、反発力の作用で可動部材50を移動させることができる。
すなわち、可動部材50が流路壁28Aに接していない状態でも、可動部材50を移動させることができる。このような構成によれば、流路壁28Aの一方向(ここでは、上方向)のみから可動部材50を制御できるという利点がある。
〔第12実施形態〕
上述した第1〜第11実施形態で説明した構成に加えて、更に、可動部材50の進む向きに合わせて、共通流路25のインクを循環させる態様も好ましい。インクが循環する向き(流れ方向)と可動部材50の進む向き(流路壁28Aに接触しながら移動する方向)とを一致させることで、循環の向きに気泡を排除し易くなる。
また、気泡を移動させたい方向へ向けて、流路壁が上方に傾いている構成(図5参照)がより好ましい。
〔インクジェット記録装置への適用例〕
次に、第1〜第12実施形態で説明した構造を有する液体吐出ヘッドを用いた画像形成装置の例について説明する。
図34は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示すインクジェット記録装置の全体構成図である。同図に示すように、このインクジェット記録装置110は、黒(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各インクに対応して設けられた複数のインクジェットヘッド(以下、「ヘッド」という。)112K,112C,112M,112Yを有する印字部112と、各ヘッド112K,112C,112M,112Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部114と、記録媒体たる記録紙116を供給する給紙部118と、記録紙116のカールを除去するデカール処理部120と、前記印字部112のノズル面(インク吐出面)に対向して配置され、記録紙116の平面性を保持しながら記録紙116を搬送するベルト搬送部122と、印字部112による印字結果を読み取る印字検出部124と、記録済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部126とを備えている。
印字部112の各ヘッド112K,112C,112M,112Yとして、上述の第1〜第12実施形態の何れかの形態に係る液体吐出ヘッド10が用いられる。
図34に示したインク貯蔵/装填部114は、各ヘッド112K,112C,112M,112Yに対応する色のインクを貯蔵するインクタンクを有し、各タンクは所要の管路を介してヘッド112K,112C,112M,112Yと連通されている。また、インク貯蔵/装填部114は、インク残量が少なくなるとその旨を報知する報知手段(表示手段、警告音発生手段)を備えるとともに、色間の誤装填を防止するための機構を有している。
図34では、給紙部118の一例としてロール紙(連続用紙)のマガジンが示されているが、紙幅や紙質等が異なる複数のマガジンを併設してもよい。また、ロール紙のマガジンに代えて、又はこれと併用して、カット紙が積層装填されたカセットによって用紙を供給してもよい。
複数種類の記録媒体(メディア)を利用可能な構成にした場合、メディアの種類情報を記録したバーコード或いは無線タグなどの情報記録体をマガジンに取り付け、その情報記録体の情報を所定の読取装置によって読み取ることで、使用される記録媒体の種類(メディア種)を自動的に判別し、メディア種に応じて適切なインク吐出を実現するようにインク吐出制御を行うことが好ましい。
給紙部118から送り出される記録紙116はマガジンに装填されていたことによる巻きクセが残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部120においてマガジンの巻きクセ方向と逆方向に加熱ドラム130で記録紙116に熱を与える。このとき、多少印字面が外側に弱いカールとなるように加熱温度を制御するとより好ましい。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図34のように、裁断用のカッター(第1のカッター)128が設けられており、該カッター128によってロール紙は所望のサイズにカットされる。なお、カット紙を使用する場合には、カッター128は不要である。
デカール処理後、カットされた記録紙116は、ベルト搬送部122へと送られる。ベルト搬送部122は、ローラ131、132間に無端状のベルト133が巻き掛けられた構造を有し、少なくとも印字部112のノズル面及び印字検出部124のセンサ面に対向する部分が水平面(フラット面)を成すように構成されている。
ベルト133は、記録紙116の幅よりも広い幅寸法を有しており、ベルト面には多数の吸引穴(不図示)が形成されている。図34に示したとおり、ローラ131、132間に掛け渡されたベルト133の内側において印字部112のノズル面及び印字検出部124のセンサ面に対向する位置には吸着チャンバ134が設けられており、この吸着チャンバ134をファン135で吸引して負圧にすることによって記録紙116がベルト133上に吸着保持される。なお、吸引吸着方式に代えて、静電吸着方式を採用してもよい。
ベルト133が巻かれているローラ131、132の少なくとも一方に不図示のモータの動力が伝達されることにより、ベルト133は図34上の時計回り方向に駆動され、ベルト133上に保持された記録紙116は図34の左から右へと搬送される。
縁無しプリント等を印字するとベルト133上にもインクが付着するので、ベルト133の外側の所定位置(印字領域以外の適当な位置)にベルト清掃部136が設けられている。ベルト清掃部136の構成について詳細は図示しないが、例えば、ブラシ・ロール、吸水ロール等をニップする方式、清浄エアーを吹き掛けるエアーブロー方式、或いはこれらの組合せなどがある。清掃用ロールをニップする方式の場合、ベルト線速度とローラ線速度を変えると清掃効果が大きい。
なお、ベルト搬送部122に代えて、ローラ・ニップ搬送機構を用いる態様も考えられるが、印字領域をローラ・ニップ搬送すると、印字直後に用紙の印字面をローラが接触するので画像が滲み易いという問題がある。したがって、本例のように、印字領域では画像面を接触させない吸着ベルト搬送が好ましい。
ベルト搬送部122により形成される用紙搬送路上において印字部112の上流側には、加熱ファン140が設けられている。加熱ファン140は、印字前の記録紙116に加熱空気を吹き付け、記録紙116を加熱する。印字直前に記録紙116を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
印字部112の各ヘッド112K,112C,112M,112Yは、当該インクジェット記録装置110が対象とする記録紙116の最大紙幅に対応する長さを有し、そのノズル面には最大サイズの記録媒体の少なくとも一辺を超える長さ(描画可能範囲の全幅)にわたりインク吐出用のノズルが複数配列されたフルライン型のヘッドとなっている。
ヘッド112K,112C,112M,112Yは、記録紙116の送り方向に沿って上流側から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色順に配置され、それぞれのヘッド112K,112C,112M,112Yが記録紙116の搬送方向と略直交する方向に沿って延在するように固定設置される。
ベルト搬送部122により記録紙116を搬送しつつ各ヘッド112K,112C,112M,112Yからそれぞれ異色のインクを吐出することにより記録紙116上にカラー画像を形成し得る。
このように、紙幅の全域をカバーするノズル列を有するフルライン型のヘッド112K,112C,112M,112Yを色別に設ける構成によれば、紙送り方向(副走査方向)について記録紙116と印字部112を相対的に移動させる動作を1回行うだけで(すなわち1回の副走査で)、記録紙116の全面に画像を記録することができる。これにより、記録ヘッドが紙搬送方向と直交する方向に往復動作するシャトル型ヘッドに比べて高速印字が可能であり、生産性を向上させることができる。
本例では、KCMYの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組合せについては本実施形態に限定されず、必要に応じて淡インク、濃インク、特別色インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタなどのライト系インクを吐出するインクジェットヘッドを追加する構成も可能である。また、各色ヘッドの配置順序も特に限定はない。
図34に示した印字検出部124は、印字部112の打滴結果を撮像するためのイメージセンサ(ラインセンサ又はエリアセンサ)を含み、該イメージセンサによって読み取った打滴画像から、ノズルの目詰まりや着弾位置ずれなどの吐出不良をチェックする手段として機能する。各色のヘッド112K,112C,112M,112Yにより印字されたテストパターン又は実技画像が印字検出部124により読み取られ、各ヘッドの吐出判定が行われる。吐出判定は、吐出の有無、ドットサイズの測定、ドット着弾位置の測定などで構成される。
印字検出部124の後段には後乾燥部142が設けられている。後乾燥部142は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。印字後のインクが乾燥するまでは印字面と接触することは避けたほうが好ましいので、熱風を吹き付ける方式が好ましい。
多孔質のペーパーに染料系インクで印字した場合などでは、加圧によりペーパーの孔を塞ぐことでオゾンなど、染料分子を壊す原因となるものと接触することを防ぐことで画像の耐候性がアップする効果がある。
後乾燥部142の後段には、加熱・加圧部144が設けられている。加熱・加圧部144は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラ145で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
こうして生成されたプリント物は排紙部126から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置110では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部126A、126Bへと送るために排紙経路を切り換える不図示の選別手段が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)148によってテスト印字の部分を切り離す。また、図34には示さないが、本画像の排出部126Aには、オーダー別に画像を集積するソーターが設けられる。
〔変形例〕
上記の実施形態では、フルライン型のヘッドを用いたインクジェット記録装置を例示したが、本発明の適用範囲はこれに限定されない。例えば、シャトルスキャン方式のように、記録媒体(記録紙116その他の印字媒体)の幅寸法に満たない長さのヘッドを用いて、複数回走査して画像形成する場合にも本発明は適用可能である。
また、上述の説明では、インクジェット記録装置を例示したが、本発明の適用範囲はこれに限定されない。例えば、印画紙に非接触で現像液等を塗布する液体吐出ヘッドを備えた写真画像形成装置についても本発明の液体吐出装置を適用できる。更に、本発明の適用範囲は画像形成装置に限定されず、液体吐出ヘッドを用いて各種の液体を被吐出媒体に向けて噴射する装置(塗装装置、塗布装置、配線描画装置など)について本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの構造を模式的に示した一部透視図を含む平面図 図1の2−2線に沿う断面図 図1に示した液体吐出ヘッドの要部構成を示す斜視図 図1に示した液体吐出ヘッドの要部構成を示す側面図 図1に示した液体吐出ヘッドの他の構成例を示す要部斜視図 本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部構成を示す斜視図 図6中の矢印7A方向から見た7A矢視側面図 本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部構成図 図8に示した構成の側断面図 (a)は共通流路の一例を示す平面図、(b)は(a)に示した共通流路の側面図 図8に示した構成の変形例を示す要部構成図 本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部構成を示す斜視図 (a)は図12に示した構成の平面図、(b)はその側面図 本発明の第5実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部構成を示す平面図 図14に示した構成の斜視図 図15中の矢印16A方向から見た16A矢視側面図 第5実施形態における付加的構成を示した斜視図 本発明の第6実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部構成を示す側面図 第6実施形態に用いられる可動部材の例を示す斜視図 図19に示した可動部材の側面図 第6実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部構成図 本発明の第7実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部構成図 第7実施形態において可動部材が流路壁に接触した状態を示す図 本発明の第8実施形態に係る液体吐出ヘッドに用いられる可動部材の構成例を示す側面図 第8実施形態に係る液体吐出ヘッドにおける可動部材の動きを模式的に示した側面図 流路壁の構成例を示した斜視図 本発明の第9実施形態に係る液体吐出ヘッドにおける可動部材の動きを模式的に示した側面図 本発明の第10実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部構成を示す斜視図 第10実施形態における可動部材の動きを模式的に示した側面図 第10実施形態において可動部材を回転させる手段の一例を示す模式図 図30に示した電磁石の制御例を示すフローチャート 本発明の第11実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部構成図 第11実施形態において外部磁場の向きを切り替える例を示した図 本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示すインクジェット記録装置の全体構成図
符号の説明
10…液体吐出ヘッド、21…ノズル、22…圧力室、24…インク供給口、25…共通流路、28A…流路壁、28B…凹部、34…振動板、36…圧電素子、38…中間板、50…可動部材、50A…斜面部、50B…窪み部、52,52A…磁場発生手段、60…気泡、64…保持部、66…磁場発生手段、68…気泡排除用流路、70…溝、80…弾性部材、82…基底部、86…反転用空間、88…排除用の逃がし溝、90-1〜90-4…磁石、92…電磁石、110…インクジェット記録装置、112…印字部、112K,112M,112C,112Y…ヘッド、116…記録紙

Claims (17)

  1. 液体を吐出する複数の吐出口と、
    前記複数の吐出口のそれぞれと連通する複数の圧力室と、
    前記複数の圧力室のそれぞれに対応して設けられ、各圧力室内の液体に圧力変化を与える圧力発生素子と、
    前記複数の圧力室と連通し、各圧力室に液体を供給する共通流路と、
    前記共通流路の内部に配置され、前記共通流路の内周面の一部を形成する流路壁に接触しながら移動可能な可動部材と、
    前記可動部材を前記共通流路内で移動させる移動手段と、
    を備えたことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記可動部材の少なくとも一部は強磁性体で構成され、前記移動手段は磁場を発生させる磁場発生手段を含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の液体吐出装置。
  3. 前記可動部材は、前記流路壁と該流路壁に付着する気泡との間に入り込み前記気泡を前記流路壁から剥がす鋭角の斜面部と、前記流路壁から剥がされた気泡を抱えて保持する窪み部と、を備える形状であることを特徴とする請求項1又は2記載の液体吐出装置。
  4. 前記可動部材が摺動する前記流路壁は、前記可動部材の進行方向に向かって高さが次第に高くなる傾斜面構造となっていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の液体吐出装置。
  5. 前記共通流路には、前記可動部材の下面を支持する保持部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の液体吐出装置。
  6. 前記保持部に前記可動部材の下面が接触して保持されているとき、当該可動部材は前記流路壁から離間した状態になることを特徴とする請求項5記載の液体吐出装置。
  7. 前記流路壁は、前記共通流路の天井面を形成しており、
    前記流路壁は、前記可動部材の移動方向から見て高さが変化する非直線形状を有し、
    前記可動部材は、該可動部材の移動方向から見て前記流路壁の形状に合わせた非直線形状を有していることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の液体吐出装置。
  8. 前記共通流路の前記可動部材が移動する方向の端部に、気泡を外部へ排出するための流路が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載の液体吐出装置。
  9. 前記可動部材は、前記移動手段による移動方向に対して後退する方向に窪む凹形状を有していることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項記載の液体吐出装置。
  10. 前記可動部材は、前記移動手段による移動方向に突出する凸形状を有し、
    前記移動方向に対して前記凸形状の突端部よりも前記移動方向に対して後方となる前記可動部材の端部と重なる前記共通液室の端部には、前記可動部材によって前記流路壁から剥がされた気泡が集められる気泡排除用の溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の液体吐出装置。
  11. 前記可動部材の前記流路壁との接触部は弾性部材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項記載の液体吐出装置。
  12. 前記流路壁には、前記弾性部材を接触時の変形状態から解放し、元の形状に復帰させた状態で当該弾性部材と壁面との間に隙間が形成される凸状空間を形成し得る凹部が形成されていることを特徴とする請求項11記載の液体吐出装置。
  13. 前記共通流路には、前記可動部材の移動時における位置を規制するガイド部が形成されており、前記ガイド部は、前記弾性部材を接触時の変形状態から解放し、元の形状に復帰させた状態で当該弾性部材と壁面との間に隙間が形成される位置に前記可動部材を導く軌道を形成する形状を有していることを特徴とする請求項11記載の液体吐出装置。
  14. 前記可動部材は、円柱形状を有し、かつ前記流路壁よりも相対的に親液性が低く、前記移動手段によって前記流路壁面を転がりながら移動することを特徴とする請求項1又は2記載の液体吐出装置。
  15. 前記可動部材は、永久磁石を含んで構成されることを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項記載の液体吐出装置。
  16. 前記圧力室の一部の面を形成する振動板と、
    前記振動板の前記圧力室と反対側の面に設けられた前記圧力発生素子としての圧電素子を備え、
    前記共通流路は、前記振動板を挟んで前記圧力室と反対側の空間に設けられていることを特徴とする請求項1乃至15の何れか1項記載の液体吐出装置。
  17. 請求項1乃至16の何れか1項記載の液体吐出装置を有し、前記ノズルから吐出した液滴によって記録媒体上に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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