JP2007096934A - フィルタ及びこれを用いた無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い周波数領域においても放射損を低減して共振器の高Q化を図ったフィルタを提供する。
【解決手段】マイクロストリップ線路によりそれぞれ形成され、縦続接続された複数の共振器(111−114)を有する共振ユニット(105)と、共振器(111−114)のマイクロストリップ線路の中間の電圧最大点から電気長が±45°の範囲内の結合領域において共振ユニット(105)の少なくとも一つの隣接共振器間結合をとる結合ユニットである結合素子(122−123)及び接続線路(131)を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルタ及びこれを用いた無線通信装置に関する。
一般に、無線通信装置における帯域制限用のフィルタは、縦続接続された共振ユニットによって構成される。各々の共振器はインダクタとキャパシタを含み、損失の効果を考慮する場合には抵抗も追加される。このタイプのフィルタでは、それぞれの共振器間の結合量を表す共振器間結合係数と、入力部及び出力部において共振器を励振する量を表す外部Qの値を適当に決めることによって、通過域周波数範囲や阻止域の減衰量を決定することができる。
一方、共振器の誘電体損、導体損及び放射損によって決まるQ(無負荷Q)は、バンドパスフィルタなどに要求される急峻なスカート特性を持つフィルタ特性を実現する上で重要なパラメータである。誘電体損は誘電体基板の損失特性に依存し、導体損は導体の損失特性に依存し、放射損はフィルタレイアウトに依存する。導体損が支配的な比較的低い周波数では、各共振器をどんな方法で結合させても放射損の影響は小さい。一方、放射損が支配的となる比較的高い周波数では共振器の電流最大点近傍に導体が存在すると、その導体が放射の大きな要因となり、最終的にはフィルタ特性を劣化させる要因となる。
最も一般的なフィルタの例として、マイクロストリップ線路により形成された共振器を用いたフィルタが知られている。マイクロストリップ線路上を伝播する電磁波は、開放端部で反射を繰り返しながら伝播する。従って、電気長が半波長(180°)のマイクロストリップ線路により形成される半波長共振器は、電流分布の定在波がマイクロストリップ線路の両端部で節、中央で唯一の腹を有する。
G. L. Matthaei, et. al, “Hairpin Comb Filters for HTS and Other Narrow-Band Applications,” IEEE MTT Trans., Vol. 45, No. 8, Aug. 1997.(非特許文献1)には、小型化の要請から、ヘアピン形状のマイクロストリップ線路により形成される半波長ヘアピン型共振器を縦続に配置したフィルタが開示されている。
一方、特開2003−46304号公報(特許文献1)には、2つの直線状線路とこれら直線状線路の間に設けられた円弧状部分を有するマイクロストリップ線路を用いた半波長共振器及びこれを用いたフィルタが開示されている。2つの直線状線路の間隔は、直線状線路の幅より小さく設計されている。
G. L. Matthaei, et. al, "Hairpin Comb Filters for HTS and Other Narrow-Band Applications," IEEE MTT Trans., Vol. 45, No. 8, Aug. 1997. 特開2003−46304号公報
半波長共振器では、各共振器のマイクロストリップ線路の中央が電流分布の腹、すなわち電流最大点である。従って、複数の半波長共振器を1/4波長ずらして配置したフィルタでは、次の共振器のマイクロストリップ線路の端部が当該電流最大点に近接することから、ここでの放射が大きくなってしまう。非特許文献1に記載された、半波長ヘアピン型共振器を縦続に配置したフィルタレイアウトによると、各共振器のマイクロストリップ線路の折り曲げ部分である電流最大点が隣接共振器間で近接する。従って、この折り曲げ部分からの放射が大きくなる。このように共振器の放射損が大きくなると、共振器の高Q化による急峻なスカート特性を持つフィルタ特性を実現することが困難となる。
一方、導体損と放射損との大小関係はマイクロストリップ線路を伝播する電磁波の周波数に依存する。前述したように周波数が低い領域では導体損が支配的であるが、周波数が高くなるにつれて大小関係は徐々に逆転し、周波数が高い領域では放射損が支配的になる傾向にある。導体損はマイクロストリップ線路の導体(ストリップ及びグランドプレーンを形成する導体)の電気抵抗成分によるエネルギー損失であるから、抵抗成分が大きいほど導体損が支配的になりやすい。
従来のマイクロストリップ線路を用いた共振器は、共振周波数が例えば3GHz以下のような低い領域であり、また導体の抵抗成分が比較的大きいなどの理由により、導体損が支配的である。導体損は、マイクロストリップ線路内の電流密度分布がなるべく均一になるようにすることで、比較的容易に低減される。しかしながら、3GHzを超えるような高い周波数領域で使用される共振器を実現しようとすると、放射損が支配的となる。従来のマイクロストリップ線路を用いた共振器では、このような放射損を低減することができず、この点から高い周波領域において高Qを実現できないという問題がある。
本発明の目的は、高い周波数領域においても放射損を低減して共振器の高Q化を図ったフィルタ及びこれを用いた無線通信装置を提供することにある。
本発明の第1の観点によるフィルタは、マイクロストリップ線路によりそれぞれ形成され、縦続接続された複数の共振器を有する共振ユニットと;前記マイクロストリップ線路の中間の電圧最大点から電気長が±45°の範囲内の領域において前記共振ユニットの少なくとも一つの共振器間結合をとる結合ユニットと;を具備する。
本発明の第2の観点によるフィルタは、入力信号を受ける入力線路と;出力信号を取り出す出力線路と;マイクロストリップ線路によりそれぞれ形成され、前記入力線路に結合された第1共振器、前記出力線路に接続された第2共振器、及び第1共振器と第2共振器との中間に位置する複数の第3共振器を含む、縦続接続された複数の共振器を有する共振ユニットと;前記第1共振器のマイクロストリップ線路の中間の電圧最大点から電気長が±45°の範囲内の第1領域において前記入力線路と前記第1共振器との間の結合をとる第1結合ユニットと;前記第2共振器のマイクロストリップ線路の中間の電圧最大点から電気長が±45°の範囲内の第2領域において前記第2共振器と前記出力線路との間の結合をとる第2結合ユニットと;前記第3共振器のマイクロストリップ線路の中間の電圧最大点から電気長が±45°の範囲内の第3領域において前記第3共振器の共振器間結合をとる少なくとも二つの第3結合ユニットと;を具備する。
本発明の第3の観点によると、誘電体基板と;前記誘電体基板上にほぼ平行に配置された、互いに近接した第1開放端部及び第2開放端部をそれぞれ有する第1の線路及び第2の線路と;前記誘電体基板上に配置された、前記第1の線路の前記第1開放端部と反対側の第3端部と前記第2の線路の前記第2開放端部と反対側の第4端部との間を接続する第3の線路と;を具備し、前記第1の線路及び第2の線路の各々の幅は等しく、前記第1の線路及び第2の線路間の距離は前記幅より狭く、前記第1の線路と第2の線路及び第3の線路の合計の電気長は180°の3以上の奇数倍である共振器を提供する。
本発明の第4の観点によるフィルタは、縦続接続された複数の第13の観点に基づく共振器を含む共振ユニットと;前記誘電体基板上に配置され、入力信号を受けて前記共振ユニットに供給する入力線路と;前記誘電体基板上に配置された、前記共振ユニットからの出力信号を取り出す出力線路と;を具備する。
本発明の第5の観点によると、無線周波数信号を増幅する電力増幅器と;前記電力増幅器からの出力信号を受けて帯域制限を行う第1、第2及び第4の観点のいずれかに従うフィルタと;前記フィルタの出力信号を受けて送信を行うアンテナと;を具備する無線通信装置を提供する。
本発明の第6の観点によると、無線周波数信号を受信するアンテナと;前記アンテナからの出力信号を受けて帯域制限を行う第1、第2及び第4の観点のいずれかに従うフィルタと;前記フィルタの出力信号を受けて信号を増幅する低雑音増幅器と;を具備する無線通信装置を提供する。
本発明によると、共振器の放射を生み出す電流分布の乱れを最小限に抑制することが可能となり、放射を生じない本来のマイクロストリップ線路の電流分布に近づけることが可能となる。これによって共振器間結合のために導体同士が近接しても、放射によるQの低下を抑圧でき、急峻なスカート特性をもつフィルタを実現することが可能となる。
さらに、本発明によると共振器の2つの直線状の伝送線路の間隔を線路幅以下にし、共振器の電気長を概ね180°の3以上の奇数倍にすることにより、放射損を効果的に抑圧することができる。従って、放射損が支配的となる例えば3GHz以上の高い周波領域においても高Qの共振器を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1(A)及び(B)は、本発明の一実施形態に係るフィルタの平面図及びA−A′線に沿う断面図を示している。誘電体基板100の裏面上にグランドプレーン101が形成され、誘電体基板101の表面上に入力線路103と出力線路104(励振線路とも呼ばれる)及び共振ユニット105が形成されている。入力線路103と出力線路104の各々の一端は、基板100の端部まで延出され、基板100の端部においてフィルタの外部にある回路と接続される。
誘電体基板100の材料には、例えば厚さ0.1mmから1mm程度の酸化マグネシウムやサファイア等が用いられる。グランドプレーン101、入力線路103、出力線路104及び共振ユニット105は、例えば銅、銀、金のような金属、ニオブまたはニオブ錫といったような超伝導体、あるいはYBCOのような酸化物超伝導体といった導体材料により作られる。
このように誘電体基板100の裏面上にグランドプレーン101を形成し、基板100の表面上に導体パターンを形成した構造は、マイクロストリップ線路構造と呼ばれる。以下の説明では、基板100の表面上に形成した導体パターンそのものをマイクロストリップ線路と呼ぶことにする。
共振ユニット105は、入力線路103と出力線路104との間において縦続接続された4段のマイクロストリップ線路型共振器111−114を含む。共振器111−114の各々は、電気長が1波長以上、例えば1.5波長のマイクロストリップ線路により形成される。各々のマイクロストリップ線路は、それぞれU字状(一般にヘアピン型と呼ばれる)の線路を有する。このような形状のマイクロストリップ線路を用いた共振器は、ヘアピン型共振器と呼ばれる。
同一線上の隣接共振器、例えば1段目共振器111と2段目の共振器112は、各々のマイクロストリップ線路の開放端部が互いに近接して対向するように配置される。同様に他の同一線上の隣接共振器、例えば3段目の共振器113と4段目の共振器114は、各々のマイクロストリップ線路の開放端部が互いに近接対向するように配置される。このように同一線上の隣接共振器である共振器111−112間の結合及び共振器113−114間の結合は、マイクロストリップ線路の開放端部同士を近接して対向させることによってなされる。
共振器111−114においては、各々のマイクロストリップ線路の中間の電圧最大点から電気長で±45°の範囲内に結合領域がそれぞれ設けられる。1段目の共振器111の結合領域の図中左側に近接して結合素子121が配置され、結合素子121に入力線路103が接続される。同様に、2段目の共振器112の結合領域の図中右側に近接して結合素子122が配置され、さらに3段目の共振器113の結合領域の図中左側に近接して結合素子123が配置されており、結合素子122と123とは接続線路131によって接続される。
接続線路131は入力線路103及び出力線路104と同様に、共振器内の電磁波の伝播方向に対して垂直の方向に延びている。4段目の共振器114の結合領域の図中右側に近接して結合素子124が配置され、結合素子124に出力線路104が接続される。
このように共振ユニット105と入力線路103及び出力線路104との間の結合、及び互いに側面同士を対向させて隣接する共振器112−113間の結合は、前記結合領域において結合素子121−124によってなされる。共振器112−113間の結合には、さらに接続線路131が用いられる。
次に、図1(A)及び(B)に示したフィルタの動作を説明する。図2は、図1(A)及び(B)に示したフィルタの等価回路を示している。図2において、入力端子11は入力線路103に接続され、グランド端子12はグランドプレーン101に接続される。入力端子11とグランド端子12間に与えられる入力信号は、共振器111−114を順次通過した後、出力端子13とグランド端子14間から取り出される。出力端子13は出力線路104に接続され、グランド端子14はグランドプレーン101に接続される。
共振器111−114は、等価的にインダクタとキャパシタで表される。損失の効果を考慮する場合には、抵抗も付加される。抵抗がない場合の共振器111−114の各々の共振周波数は、次式で表される。
0=1/sqrt(L×C) (1)
ここで、f0は共振周波数、sqrtは平方根、Lはインダクタンス、Cはキャパシタンスをそれぞれ表す。
入力端子11から初段(1段目)の共振器111側を見た外部Q結合m1、出力端子13から最終段(4段目)の共振器114側を見た外部Q結合m5、及び共振器111−114間の結合量を表す共振器間結合係数m2,m3,m4を適当に決めることによって、フィルタの通過域周波数範囲や阻止域の減衰量を決定することができる。このようなマイクロストリップ線路を用いた共振器の無負荷Q;Quは誘電体損Qd、導体損Qc及び放射損Qrにより決定され、これらはフィルタ特性の急峻なスカート特性を実現する上で重要なパラメータとなる。これらの各損失の関係は次式により与えられる。
1/Qu=1/Qd+1/Qc+1/Qr (2)
図3は、通常良く用いられる半波長共振器20の電圧及び電流分布を示している。図3に示されるように、半波長共振器20では電圧最大点が共振器20の開放端部にのみ存在する。図4には、厚さ430μm、誘電率10の誘電体基板上の直線型半波長マイクロストリップ線路型共振器に関するQd,Qc及びQrの計算結果の例を示す。導体損Qcが支配的となる比較的低い周波数領域では、各共振器をどのような方法で結合させても放射損Qrの影響は小さい。
一方、放射損Qrが支配的となる比較的高い周波数領域では、共振器の電流最大点近傍に導体が存在するとその導体が電力の放射の大きな要因となり、フィルタ特性を劣化させる。マイクロストリップ線路を用いた半波長共振器では、その長さ方向の中央部が電流最大点である。従って、4個の半波長共振器を1/4波長ずらして縦続配置したマイクロストリップ線路型共振器では、ある共振器の電流最大点とそれに隣接する他の共振器の開口端部が近接することから、電力の放射が大きくなってしまう。この問題点は、非特許文献1に開示されたフィルタにおいても同様である。
図5及び図6は、それぞれ1波長共振器21及び1.5波長共振器22の電圧及び電流分布を示している。図5及び図6に示されるように、1波長以上の電気長の共振器はマイクロストリップ線路の中間部、すなわち開放端部以外の位置においても電圧最大点を持つことができる。放射する電力が増える原因は、本来放射する電力が無いマイクロストリップ線路上の電磁界分布が、隣接して置かれた導体によって電流分布が乱されるために起こる電力の放射に起因する。これは言い換えれば、マイクロストリップ線路に隣接する導体を置く場合、マイクロストリップ線路上の電流分布が乱されない場所にその導体を置くことで、電力の放射を抑えることができることを意味する。
電流分布を乱さない方法としては、共振器の電圧最大点(電圧が電流よりも支配的となる点)±45°の範囲、すなわち図5及び図6の破線30−32で示す範囲内に、図示しない隣接する導体を近接させることで実現できる。図5に示される1波長共振器21ではマイクロストリップ線路の開放端部以外に破線30で示す中央部に電圧最大点を持ち、図6に示される1.5波長共振器22では開放端部以外の破線31及び32で示す2箇所に電圧最大点を持つ。
図1(A)及び(B)に示したような電気長が1.5波長のヘアピン型共振器111−114は、各々が開放端部を含めて4箇所の電圧最大点を持つ。すなわち、開放端部は近接させるために一つの共振器当たり3箇所の結合可能位置を実現することができる。図1(A)及び(B)では小型化のために1段目と2段目の隣接共振器111−112間の結合、及び3段目と4段目の隣接共振器113−114間の結合には、マイクロストリップ線路の開放端部同士を近接して対向させた結合方法を用いている。
入力線路103と1段目の共振器111との間の結合、2段目と3段目の隣接共振器112−113間の結合、及び4段目の共振器114と出力線路104との間の結合には、開放端部以外の電圧最大点±45°の範囲内である結合領域(図6の破線31及び32で示す領域)において結合を実現している。これらの結合領域における結合のために、各共振器111−114のマイクロストリップ線路に対してT型線路を近接させている。すなわち、共振器内の電磁の伝播方向に対して垂直の方向に延びた入力線路103、出力線路104及び接続線路131を配置し、さらにこれらの入力線路103、出力線路104及び接続線路131と共にT型線路を形成する結合素子121−124を配置している。
このように共振器111−114上の電磁波伝播方向と入力線路103、出力線路104及び接続線路131上の電磁波伝播方向が直交することにより、共振器111−114と、入力線路103、出力線路104及び接続線路131との間の直接的な結合が最も小さくなる。一方、結合素子121−124は、入力線路103、出力線路104及び接続線路131の幅以上かつ90°以下の電気長を有することが、効果的な結合を得る上で望ましい。
結合素子121−124と共振器111−114との間の距離及び又は結合素子121−124の長さを調整することによって、必要な結合の強さを調整することができる。結合素子121−124と共振器111−114との間の必要な結合の強さを全て等しくする場合には、結合素子121−124を同じ形状とすればよい。実際には、通常のフィルタでは異なる結合係数を持たせる(すなわち、図2の結合係数m1,m2,m3,m4,m5を異ならせる)ことが多い。その場合には、結合素子121−124の形状を異ならせる。
図7は本発明の第2の実施形態に係るフィルタであり、図1(A)及び(B)の構成を拡張して1.5波長の長さをそれぞれ有する8個のヘアピン型共振器111−118を縦続接続している。第1の実施形態と同様に、同一直線上の隣接共振器間の結合、すなわち共振器111−112間、共振器113−114間、共振器115−116間、及び共振器117−118間の結合は、マイクロストリップ線路の開放端部同士を近接して対向させることによってなされる。
一方、入力線路103と1段目の共振器111間の結合、2段目の共振器112と3段目の共振器113間の結合、4段目の共振器114と5段目の共振器115間の結合、6段目の共振器116と7段目の共振器117間の結合は、マイクロストリップ線路の中間の電圧最大点から±45°の範囲内の結合領域に近接した配置された結合素子121−128と接続線路131−133を用いてなされる。
図8は、比較例のフィルタを示している。図7と同様に、1.5波長の電気長を有する8個のヘアピン型共振器を用いている。1.5波長のヘアピン型共振器では、マイクロストリップ線路の折り曲げ部分に電流最大点が位置する。図8の比較例では、このような電流最大点の近傍に結合素子129を配置し、さらに接続線路139によって結合素子同士を接続している。
図9は、図7及び図8のフィルタの電磁界解析により得られる周波数レスポンス特性を示している。図9の横軸は周波数、縦軸はSパラメータS11, S21をそれぞれ表す。この解析では放射特性の効果のみを見るために、導体損と誘電体損を0と仮定している。図8に示す比較例のフィルタレイアウトでは、電力最大点に置かれた結合素子129によって放射が起こるために共振器のQが劣化する。この結果、図9の破線に示されるように通過域の端部の損失が大きくなり、フィルタの周波数選択性及び挿入損失特性が劣化する。一方、本発明の第2の実施形態に基づく図7のフィルタレイアウトでは、電圧最大点±45°の範囲内の結合領域に結合素子121−128が置かれているため、不要な放射の影響は小さい。従って、図9の実線に示されるような、フィルタとして理想的な特性が得られる。
図10は、本発明の他の実施形態に係るフィルタの平面図を示している。図示しない誘電体基板上に、入力線路103と出力線路104及び共振ユニットが形成されている。共振ユニットは、それぞれが1波長の電気長を有する直線状のマイクロストリップ線路により形成された2つのマイクロストリップ線路型共振器211及び212を含む。マイクロストリップ線路型共振器211及び212は、入力線路103と出力線路104との間において縦続接続される。さらに、本実施形態では不要な放射を極力避けるため、入力線路103、出力線路104及び共振ユニットを囲むように誘電体基板上に形成された導体膜200によって電磁遮蔽を行っている。
共振器211及び212は電気長が1波長であるため、いずれも両方の開放端部と長さ方向の中央部にそれぞれ電圧最大点を持つ。そこで、先の第1及び第2の実施形態と同様に、中央部の電圧最大点±45°の範囲内(破線で示す)を結合領域とする。これらの結合領域において、入力線路103と1段目の共振器211間の結合、共振器211−212間の結合、及び2段目の共振器212と出力線路104間の結合を実現する。このような結合を実現するため、共振器211−212間に接続線路230を配置すると共に、入力線路103、出力線路104及び接続線路230と共にT型線路を形成する結合素子221−224を配置している。
このように共振器のマイクロストリップ線路の開放端部を結合に用いず、マイクロストリップ線路の中間の電圧最大点±45°の範囲内の結合領域のみを利用して、入力線路103と1段目の共振器211間の結合、共振器211−212間の結合、及び2段目の共振器212と出力線路104間の結合を実現することもできる。このようなフィルタによると、開放端部での結合を利用する場合に比べて、全ての結合において強い結合を実現できる。従って、本実施形態は強い結合が要求される広帯域のフィルタを実現する上で有効である。
図11は、図10を先に述べたような1.5波長の電気長を有する4個のヘアピン型共振器111−114を有するフィルタに拡張した本発明の他の実施形態である。全ての結合、すなわち入力線路103と共振器111間の結合、隣接する共振器間すなわち共振器111−112間、共振器112−113間、共振器113−114間の結合、及び共振器114と出力線路104間の結合に、マイクロストリップ線路の中間の電圧最大点±45°の範囲内の結合領域のみを利用している。これらの結合領域での結合は、結合素子141−148及び接続線路151−153によって行われる。
図12は、図1(A)及び(B)に示した実施形態のフィルタに、飛び越し結合を追加した実施形態である。飛び越し結合は、既に知られているように縦続接続された複数の共振器を有する共振ユニットにおける、隣接共振器間以外の共振器間の結合をいう。図12では、1段目の共振器111と4段目の共振器114との間に飛び越し結合を適用している。共振器111−114間の飛び越し結合は、共振器111及び114の各々のマイクロストリップ線路の中間の電圧最大点±45°の範囲内である結合領域に配置された結合素子161及び162と、結合素子161−162間を接続する接続線路170を用いてなされる。
図13には、図12のフィルタの周波数レスポンス特性を示す。図13に示されるように、図12のような飛び越し結合を用いると所望周波数帯域の両側にゼロ点(ディップ)を作ることができ、これによって急峻なスカート特性を実現することができる。
図14は、図1(A)及び(B)のフィルタを変形した実施形態であり、結合素子121−124を図1の場合より大きい形状、例えば逆三角形状としている。これによって結合をより強くすることができる。従って、図14の構成は広帯域のフィルタを実現する場合に有効である。図14のような変形は、図7、図11、図12の実施形態にも適用が可能である。
図15は、図1(A)及び(B)のフィルタを変形したさらに別の実施形態のフィルタである。図15のフィルタでは、図1(A)及び(B)における入力線路103と共振器111との間、及び共振器114と出力線路104との間に、電気長が1.5波長のヘアピン型共振器119及び120を挿入している。
入力線路103と追加した共振器119との間の結合、共振器119と共振器111間の結合、共振器114と追加した共振器120間の結合、及び共振器120と出力線路104との間の結合は、これまでの実施形態と同様である。すなわち、これらの結合は共振器119及び120の各々のマイクロストリップ線路の中間の電圧最大点±45°の範囲内である結合領域に配置された結合素子163−168と、結合素子164−167間を接続する接続線路171、及び結合素子165−168間を接続する接続線路172を用いてなされる。
図15のフィルタレイアウトによると、フィルタ全体の概略形状が半円状になるため、例えば円形の誘電体基板上の半分の面積を有効に利用することが可能となる。
次に、共振器に関する本発明に係る他の実施形態について説明する。以下に説明する共振器は、これまでの実施形態で説明した、縦続接続された複数の共振器を有するフィルタの要素として用いることもできるし、共振器単体として、あるいは単一の共振器により構成されるフィルタとしても使用できる。
図16(A)及び(B)は、本発明の他の実施形態に係る共振器を概略的に示す平面図及び断面図を示している。先の実施形態で説明したと同様に、本実施形態の共振器もヘアピン型共振器である。誘電体基板300の裏面にグランドプレーン301が形成され、誘電体基板300の表面に入力線路303と出力線路304及び共振器パターン305が形成されている。誘電体基板300の材料としては、例えば厚さ0.1mmから1mm程度の酸化マグネシウムやサファイア等が用いられる。グランドプレーン301、入力線路303、出力線路304及び共振器パターン305は、例えば銅、銀、金のような金属、ニオブまたはニオブ錫といったような超伝導体、あるいはYBCOのような酸化物超伝導体といった導体材料により作られる。このように誘電体基板300の裏面にグランドプレーン301を形成し、基板300の表面に導体パターンを形成した構造は、マイクロストリップ線路構造と呼ばれる。
入力線路303及び出力線路304(励振線路とも呼ばれる)は、基板300の端部まで延出され、基板300の端部において他の電子回路、例えばネットワークアナライザ等と接続される入出力フィードをなす。入力線路303から入力信号が入力されると、出力線304から例えば図17に示すような共振特性に従った信号が出力される。図17は、共振周波数がf0=7.025GHzの場合の例である。
図16中の共振器パターン305は、図18に示されるように2つの直線状の伝送線路311及び312(第1及び第2の線路)と連絡線路315(第3の線路)を有する。伝送線路311及び312の各々の長さL1及びL2は概ね等しく、各々の線路幅W1及びW2も概ね等しい。伝送線路311及び312はそれぞれ第1開放端部313及び第2開放端部314を有し、これらの開放端部313及び314が概ね同一直線310上に位置するように互いに平行に配置される。伝送線路311及び312の線路間距離Gは、各々の線路幅W1及びW2よりも狭い。一方、伝送線路311及び312の開放端部313及び314と反対側の端部は、連絡線路315によって互いに接続されている。さらに、共振器の電気長である伝送線路311及び312と連絡線路315の合計の電気長L3(第1開放端部313から伝送線路311及び312と連絡線路315を経由してもう第2開放端部314までの電気長であり、以下、単に共振器の電気長という)は、概ね180°の3以上の奇数倍である。
本実施形態の共振器パターン305は、従来の共振器に比して放射損を低減することができ、Qの高い共振特性を有する。以下、この理由について説明する。図19に、電気長L3が540°(180°の3倍)である場合の電流分布を矢印で示す。矢印の方向は電流の向きを表し、矢の長さは電流の大きさを表している。
図19から明らかなように、一方の直線状の伝送線路内311での電流の向きと、他方の直線状の伝送線路内312内での電流の向きは概ね逆であり、電流の大きさは等しい。また、電流分布は共振器パターンの内縁316に集中している。このように逆向きの電流が流れる伝送線路311及び312が近接すると、伝送線路311及び312に生じる磁界が互いに相殺し合うため、共振器外部への電磁波の放射が抑圧され、結果として放射損が減少する。さらに、2つの直線状の伝送線路311及び312の端部間距離G(開口端部313及び314間の距離)を線路幅W1及びW2よりも狭くしていることにより、放射損の減少効果がさらに高くなる。従って、本実施形態によると高Qの共振器を実現することができる。
図20は、端部間距離Gを線路幅W1及びW2に対して変化させた場合の共振器のQの変化を電磁界シミュレーションにより計算した結果を示すグラフである。横軸は線路幅W1及びW2に対する端部間距離Gの比を示し、縦軸は線路幅W1及びW2と端部間距離Gが等しい場合のQを1として規格化したQである。計算には図17でも説明した共振周波数がf0=7.025GHzの共振器を用いており、線路幅W1=W2=0.42mmとしている。
図20から明らかなように、端部間距離Gが小さくなるにつれてQが増加しており、しかもGが線路幅W1及びW2を下回る辺りから急激にQは増大する。すなわち、端部間距離Gを少なくとも線路幅W1及びW2よりも小さくすることにより、放射損を抑制する効果が顕著に現れ、高Qの共振器を実現することができる。
ヘアピン型共振器において前述したような近接した逆向きの電流による放射抑制効果を生ずるためには、共振器の電気長L3が概ね180°の奇数倍の電気長であることが必要である。図21(A)及び(B)は、L3が180°の2倍(360°)の場合と3倍(540°)の場合の電流分布を概念的に示している。
共振器の電気長L3が180°が偶数倍である場合には、図21(A)に示されるように伝送線路311及び312内での電流の向き321及び322は同一であるために磁界の打ち消し効果がなく、放射損を抑制することができない。一方、L3が180°の3以上の奇数倍である場合には、図21(B)に示されるように伝送線路311及び312内での電流の向きは連絡線路315から離れた部分(324及び325)で逆であり、連絡線路315の近傍(326及び327)でも逆であるために磁界の打ち消し効果が生じ、放射損を抑制することができる。
さらに、共振器の電気長L3が180°の奇数倍の場合、L3が長くなるほど共振器のQを高めることができる。Qは共振器内に蓄えられているエネルギーと損失の比であり、蓄えられているエネルギーは共振器内での電流定在波の腹の数にほぼ比例し、L3が長くなるほど増加する。一方、損失について考慮すると、高い周波数領域では導体損が小さく、主に放射損である。放射損は、逆向きの電流により相殺しきれなかった磁界に起因する。相殺しきれない磁界が存在するのは、図19(A)及び(B)から明らかなように近接した逆向き電流の存在しない連絡線路315である。図31(B)に示したように共振器の電気長L3が180°の3倍になると、電流定在波の腹が増える。ここで、増えた2つの電流定在波の腹は互いに逆平行で近接し、ほぼ完全に互いの磁界を相殺するため、放射損は増加しない。従って、蓄えられるエネルギーが増加し、損失はほぼ変わらないために、Qは増大する。
図22は、共振器の電気長L3によるQの変化を電磁界シミュレーションにより計算した結果のグラフを示している。図22において横軸はL3を180°の倍数で示しており、縦軸はL3が180°である場合を1として規格化したQを示している。図22から明らかなように、共振器の電気長L3が増加するに従って共振器のQは増加している。
以上述べてきた本実施形態に基づく放射損の抑圧によるQの増加は、共振器の導体損が少なく放射損が支配的である場合に特に有効である。従って、共振器パターン305の導体材料として超電導体を用いる場合により効果的である。
共振器パターン305は、図23(A)(B)(C)(D)(E)及び(F)に示すような種々のパターンを用いることができる。図23(A)は、図16及び図18に示したパターン305であり、図23(B)(C)(D)(E)及び(F)は図23(A)を変形したパターンを示している。
図23(B)は、連絡線路315の角401及び402を直線的に切り落としたパターンを示す。共振器のQを高くするために導体損を低減させるには、共振器パターンの線路内の電流密度分布がなるべく均一になるようにすればよく、このためには線路中に屈曲部がないことが望ましい。しかし、回路の小型化等の要請から屈曲部が必要となる場合には、図23(B)に示すように屈曲部の角401及び402を除去し、直線状の線路311及び312とのインピーダンス整合を取ることにより、屈曲の影響を少なくすることが望ましい。図23(C)は図23(B)の変形であり、連絡線路315の角403及び404を円弧状に切り落としたパターンを示している。図23(D)は、連絡線路315を円弧状としたパターンを示している。
図23(E)は、連絡線路315の線路幅を2つの直線状の伝送線路の線路幅よりも細くした共振器パターンを示している。図23(F)は、連絡線路315の線路幅を直線状の線路311及び312の線路幅よりも太くした共振器パターンを示している。
さらに、直線状の線路311及び312の長さや線路幅に若干の違いを持たせた起用新規パターンであっても良い。これにより共振器を用いてバンドパスフィルタのようなフィルタを実現する場合に、共振器の長さや線路幅を調整することで共振周波数や共振器間結合量の微調整を行うことができる。
次に、フィルタを無線通信装置に応用した例を図24および図25により説明する。図24は、無線通信装置の送信部を概略的に示している。送信すべきデータ500は信号処理回路501に入力され、ディジタル−アナログ変換、符号化及び変調などの処理が施されることにより、ベースバンドあるいは中間周波数 (Intermediate Frequency;IF)帯の送信信号が生成される。信号処理回路501からの送信信号は周波数変換器(ミキサ)502に入力され、ローカル信号発生器503からのローカル信号と乗算されることによって、無線周波数 (Radio Frequency;RF)帯の信号に周波数変換、すなわちアップコンバートされる。
ミキサ502から出力されるRF信号は電力増幅器504によって増幅された後、帯域制限フィルタ(送信フィルタ)505に入力され、このフィルタ505で帯域制限を受けて不要な周波数成分が除去された後、アンテナ506に供給される。ここで、帯域制限フィルタ505にこれまでの実施形態で説明したフィルタを用いることができる。
図25は、無線通信装置の受信部を概略的に示している。アンテナで受信した信号は帯域制限フィルタ(受信フィルタ)508に入力され、このフィルタ508で帯域制限を受けて不要な周波数成分が除去された後、低雑音増幅器507に入力される。低雑音増幅器507で増幅された後、ミキサ502に入力され、ローカル信号と乗算されることによって、ベースバンドあるいは中間周波数に変換される。低い周波数となった信号は信号処理回路501に入力され、復調処理が施されることにより、受信データ509を出力する。ここで、帯域制限フィルタ508にこれまでの実施形態で説明したフィルタを用いることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るフィルタの平面図及びA−A′線に沿う断面図 図1(A)(B)に示したフィルタの等価回路を示す図 半波長共振器における電圧分布及び電流分布を示す図 誘電体基板上に4個の半波長共振器を1/4波長ずらして縦続配置したマイクロストリップ線路型共振器に関する誘電体損Qd、導体損Qc及び放射損の計算結果の例を示す図 1波長共振器における電圧分布及び電流分布を示す図 1.5波長共振器における電圧分布及び電流分布を示す図 本発明の他の実施形態に係るフィルタの平面図 比較例に係るフィルタの平面図 図7のフィルタ及び図5のフィルタの電磁界解析により得られる周波数レスポンス特性を示す図 本発明の他の実施形態に係るフィルタの平面図 本発明の他の実施形態に係るフィルタの平面図 本発明の他の実施形態に係るフィルタの平面図 図12のフィルタの周波数レスポンス特性を示す図 本発明の他の実施形態に係るフィルタの平面図 本発明の他の実施形態に係るフィルタの平面図 本発明の他の実施形態に係る共振器の平面図及び断面図 図16のフィルタの周波数レスポンス特性を示す図 図16の共振器における共振器パターンを説明する図 図16の共振器における電気長L3が540°(180°の3倍)である場合の電流分布を示す図 図16の共振器の電気長L3を線路幅W1及びW2に対して変化させた場合の共振器のQの変化を電磁界シミュレーションにより計算した結果を示す図 図16の共振器の電気長L3が180°の2倍(360°)の場合と3倍(540°)の場合の電流分布を概念的に示す図 図16の共振器の電気長L3によるQの変化を電磁界シミュレーションにより計算した結果を示す図 共振器パターンの種々の例を示す平面図 本発明の実施形態に係るフィルタを用いた無線通信装置の送信部の一例を示すブロック図 本発明の実施形態に係るフィルタを用いた無線通信装置の受信部の一例を示すブロック図
符号の説明
100・・・誘電体基板;
101・・・グランドプレーン;
103・・・入力線路;
104・・・出力線路;
105・・・共振器ユニット;
111−118・・・マイクロストリップ線路型共振器;
121−128・・・結合素子;
131−133・・・接続線路;
141−148・・・結合素子;
151−153・・・接続線路;
161−168・・・結合素子;
170−172・・・接続線路;
30−32・・・結合領域;
200・・・遮蔽用導体膜;
211−212・・・マイクロストリップ線路型共振器;
221−224・・・結合素子;
230・・・接続線路;
300・・・誘電体基板;
301・・・グランドプレーン;
303・・・入力線路;
304・・・出力線路;
305・・・共振器パターン;
311−312・・・伝送線路;
313−314・・・開放端部;
315・・・連絡線路;
501・・・信号処理回路;
502・・・周波数変換器;
503・・・ローカル信号発生器;
504・・・電力増幅器;
505・・・帯域制限フィルタ;
506・・・アンテナ
507・・・低雑音増幅器;
508・・・帯域制限フィルタ;

Claims (15)

  1. マイクロストリップ線路によりそれぞれ形成され、縦続接続された複数の共振器を有する共振ユニットと;
    前記マイクロストリップ線路の中間の電圧最大点から電気長が±45°の範囲内の領域において前記共振ユニットの少なくとも一つの共振器間結合をとる結合ユニットと;を具備するフィルタ。
  2. 前記結合ユニットは、前記マイクロストリップ線路の前記領域に対向して配置された結合素子と、該結合素子間を接続する接続線路とを有する請求項1記載のフィルタ。
  3. 前記結合素子の長さは前記接続線路の幅以上で、かつ前記結合素子の電気長は90°以下である請求項2記載のフィルタ。
  4. 前記共振ユニットの他の少なくとも一つの共振器間結合は、前記マイクロストリップ線路の開放端部同士を対向させることによってなされる請求項1記載のフィルタ。
  5. 前記共振器間結合は、隣接する共振器間結合または飛び越し共振器間結合である請求項1記載のフィルタ。
  6. 入力信号を受ける入力線路と;
    出力信号を取り出す出力線路と;
    マイクロストリップ線路によりそれぞれ形成され、前記入力線路に結合された第1共振器、前記出力線路に接続された第2共振器、及び第1共振器と第2共振器との中間に位置する複数の第3共振器を含む、縦続接続された複数の共振器を有する共振ユニットと;
    前記第1共振器のマイクロストリップ線路の中間の電圧最大点から電気長が±45°の範囲内の第1領域において前記入力線路と前記第1共振器との間の結合をとる第1結合ユニットと;
    前記第2共振器のマイクロストリップ線路の中間の電圧最大点から電気長が±45°の範囲内の第2領域において前記第2共振器と前記出力線路との間の結合をとる第2結合ユニットと;
    前記第3共振器のマイクロストリップ線路の中間の電圧最大点から電気長が±45°の範囲内の第3領域において前記第3共振器の共振器間結合をとる少なくとも二つの第3結合ユニットと;を具備するフィルタ。
  7. 前記第1結合ユニットは、前記入力線路に接続されると共に前記第1領域に対向して配置された第1結合素子を有する請求項6記載のフィルタ。
  8. 前記第2結合ユニットは、前記出力線路に接続されると共に前記第2領域に対向して配置された第2結合素子を有する請求項6記載のフィルタ。
  9. 前記第3結合ユニットは、前記第3領域にそれぞれ対向して配置された一対の結合素子と、該一対の結合素子間を接続する接続線路とを有する請求項6記載のフィルタ。
  10. 前記共振ユニットの各々のマイクロストリップ線路は、誘電体基板上にほぼ平行に配置され、互いに近接した第1開放端部及び第2開放端部をそれぞれ有する第1の線路及び第2の線路と、前記第1の線路の前記第1開放端部と反対側の第3端部と前記第2の線路の前記第2開放端部と反対側の第4端部との間を接続する第3の線路とを含む請求項1または6のいずれか1項記載のフィルタ。
  11. 前記共振ユニットの各々のマイクロストリップ線路は、誘電体基板上にほぼ平行に配置された、互いに近接した第1開放端部及び第2開放端部をそれぞれ有する第1の線路及び第2の線路と、前記誘電体基板上に配置された、前記第1の線路の前記第1開放端部と反対側の第3端部と前記第2の線路の前記第2開放端部と反対側の第4端部との間を接続する第3の線路とを含み、前記第1の線路及び第2の線路の各々の幅は等しく、前記第1の線路及び第2の線路間の距離は前記幅より狭く、前記第1の線路と第2の線路及び第3の線路の合計の電気長は180°の3以上の奇数倍である請求項10記載のフィルタ。
  12. 誘電体基板と;
    前記誘電体基板上にほぼ平行に配置された、互いに近接した第1開放端部及び第2開放端部をそれぞれ有する第1の線路及び第2の線路と;
    前記誘電体基板上に配置された、前記第1の線路の前記第1開放端部と反対側の第3端部と前記第2の線路の前記第2開放端部と反対側の第4端部との間を接続する第3の線路と;を具備し、
    前記第1の線路及び第2の線路の各々の幅は等しく、前記第1の線路及び第2の線路間の距離は前記幅より狭く、前記第1の線路と第2の線路及び第3の線路の合計の電気長は180°の3以上の奇数倍である共振器。
  13. 縦続接続された複数の請求項12に記載の共振器を含む共振ユニットと;
    前記誘電体基板上に配置され、入力信号を受けて前記共振ユニットに供給する入力線路と;
    前記誘電体基板上に配置された、前記共振ユニットからの出力信号を取り出す出力線路と;を具備するフィルタ。
  14. 無線周波数信号を増幅する電力増幅器と;
    前記電力増幅器からの出力信号を受けて帯域制限を行う請求項1、6または13のいずれか1項記載のフィルタと;
    前記フィルタの出力信号を受けて送信を行うアンテナと;を具備する無線通信装置。
  15. 無線周波数信号を受信するアンテナと;
    前記アンテナからの出力信号を受けて帯域制限を行う請求項1、6または13のいずれか1項記載のフィルタと;
    前記フィルタの出力信号を受けて信号を増幅する低雑音増幅器と;を具備する無線通信装置。
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