JP2007096280A5 - 窒化ガリウム系化合物半導体の気相成長装置 - Google Patents

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本発明は、半導体膜の気相成長装置に関し、さらに詳細には、基板を載置するサセプタ、基板を加熱するヒータ、原料ガス導入部、及び反応ガス排出部を備えた窒化ガリウム系化合物半導体の気相成長装置に関する。
本発明者らは、これらの課題を解決すべく鋭意検討した結果、ヒータと基板の間に、ヒータと空間を隔てて、支持部材により保持または補強された石英板等の光透過性セラミックス板を配置し、ヒータから腐食性ガスを遮蔽することにより、高温で腐食性の高いガスからヒータを保護できることを見出し、本発明の気相成長装置に到達した。すなわち本発明は、基板を載置するためのサセプタ、該基板を加熱するヒータ、該基板に原料ガスを供給する原料ガス導入部、及び反応ガス排出部を有し、該ヒータと基板の載置位置の間に、ヒータと空間を隔てて、外周部材、中心部材、及びこれらを結合する部材からなる支持部材により、下から保持または補強された光透過性セラミックス板を備えてなることを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体の気相成長装置である。
本発明は、基板を載置するサセプタ、基板を加熱するヒータ、基板に原料ガスを供給する原料ガス導入部、及び反応ガス排出部を備えた窒化ガリウム系化合物半導体の気相成長装置に適用される。また、原料を含むガスを、水平方向から供給する方式、上方向から供給する方式、下方向から供給する方式のいずれの気相成長装置にも適用される。尚、高温の基板に原料ガスを吹き付けるMOCVD法においては、基板の成膜面を下に向け、基板の下方向から原料を供給する方法が熱対流の影響が少ない点で望ましい。また、本発明の気相成長装置においては、特に気相成長温度として1000℃以上の高温を必要とする窒化ガリウム系化合物半導体膜の成膜、さらに複数枚の基板への窒化ガリウム系化合物半導体膜の成膜の場合に、ヒータの断線等を抑制でき、長期的に安定した気相成長ができる点で、本発明の効果を充分に発揮させることができる。
本発明の気相成長装置は、図1、図2に示すように、基板1を載置するためのサセプタ2、該基板1を加熱するヒータ3、該基板1に原料ガスを供給する原料ガス導入部4、及び反応ガス排出部5を有し、該ヒータ3と該基板1の載置位置の間に、図3、図4に示すような下からの支持部材6Cにより保持または補強された光透過性セラミックス板7を備えてなる気相成長装置である。さらに、図1に示すように、サセプタ2を公転させるためのギア部8(サセプタの外縁及びこれに接する対面に互いに噛み合う歯車が設けられる部分)、断熱板9、ガス案内部材10等を適宜設けることができる。サセプタ2は、図1、図2に示すように、基板1を複数枚載置する構成とすることができる。また、図2に示すように、図1のギア部8に替えてサセプタ回転軸11を設けることもできる。
本発明において、光透過性セラミックス板7は、基板1、サセプタ2、あるいはヒータ3と空間を隔てて設けられる。また、光透過性セラミックス板7は、原料ガス導入部4から導入される原料ガス、あるいはこれらが反応して生成した反応ガスが、ヒータ3の表面に到達しないような構成となるように設けられる。従来の気相成長装置においては、光透過性セラミックス板7がないので、例えば、公転するサセプタ2の外周部の間隙、自転する基板1の外周部の間隙等から、原料ガス、反応ガスが侵入しヒータ3に到達する。尚、本発明における外周端支持部材6Aは、主に光透過性セラミックス板7を側面から支える役目を成し、中心部支持部材6Bは、主に光透過性セラミックス板7を中心部で支える役目を成し、下からの支持部材6Cは、主に光透過性セラミックス板7を補強するとともに下から支える役目を成す。
本発明の気相成長装置において、光透過性セラミックス板7は、通常は図5の構成図に示すように環状または円板状であるが、これに限定されることなく、外周または内周の形状が、四角形、五角形、六角形、八角形、多角形等であってもよい。光透過性セラミックス板7は、環状の場合は、通常は外周端12の一部または全部が、例えば図3に示すように外周端支持部材6Aと下からの支持部材6Cにより保持され、中心孔の周端13の一部または全部が、例えば図4(2)に示すように中心部支持部材6Bと下からの支持部材6Cにより保持される。また、孔がない円板状の場合は、通常は外周端12の一部または全部が、例えば図3に示すように外周端支持部材6Aと下からの支持部材6Cにより保持され、中心部の一部または全部が例えば図4(1)に示すように中心部支持部材6Bと下からの支持部材6Cにより保持される。尚、光透過性セラミックス板7を支持部材により保持する方法については特に制限されることはないが、例えば図3、図4に示すように、ボルトを用いて保持させる方法、外周端支持部材6A、中心部支持部材6Bにより保持させる方法を行なうことができる。
本発明の気相成長装置において、支持部材6Cの構成としては、例えば図6及び図7(1)(2)に示すように、外周部材14、中心部材15、及びこれらを結合する部材16あるいは幾何学模様状の結合部材17からなる構成を例示することができる。外周部材14、中心部材15は、主に光透過性セラミックス板7を補強するとともに下から支える役目を成し、結合部材16あるいは幾何学模様状の結合部材17は、主に光透過性セラミックス板7の塑性変形による垂れ下がりを抑制する役目を成す。尚、結合部材16あるいは幾何学模様状部材17の形態としては、例えば、網目状、放射状、螺旋状、縦縞模様状、横縞模様状、これらを組合せた形状のものを例示することができる。この支持部材Cの外周の形状は、通常は光透過性セラミックス板と合ったものであり円形であるが、これに限定されることなく、四角形、五角形、六角形、八角形、多角形等であってもよい。このような支持部材6Cは、外径の大きさも通常は光透過性セラミックス板7と同じ、あるいは近似するものである。尚、支持部材6Cも、光透過性セラミックス板7と同様に熱変形が緩和できるように分割製作することが望ましい。具体的な分割方法としても、光透過性セラミックス板7と同様である。
比較例1
ステンレス製の反応容器の内部に、環状サセプタ(直径280mm、厚さ11mm)、ヒータ、原料ガスの導入部、ガス案内部材、反応ガス排出部を設け、さらに、支持部材6A、6B(窒化ホウ素)により外周端及び中心部が保持された中心部に孔がない円板状の光透過性セラミックス板(石英板)を設けて、図1に示すような気相成長装置を製作した。尚、光透過性セラミックス板は、直径300mm、厚さ5mmであった。また、耐熱性の支持部材6Cは用いなかった。また、光透過性セラミックス板とヒータの間隙は7mmであり、光透過性セラミックス板とサセプタの間隙も7mmであった。この気相成長装置を用いたほかは実施例1と同様にして加熱実験を行なった。その結果、光透過性セラミックス板の垂れ下がりは最大値で1〜2mm程度であった。
比較例2〜4
比較例1の気相成長装置の製作において、光透過性セラミックス板を、各々サファイア、アルミナ、アルミニウムオキシナイトライドに替えたほかは比較例1と同様にして気相成長装置を製作した。これらの気相成長装置を用いたほかは実施例1と同様にして各々加熱実験を行なった。その結果、いずれも光透過性セラミックス板の垂れ下がりは最大値で1〜2mm程度であった。
[比較例
実施例1の気相成長装置の製作において、光透過性セラミックス板を設けなかったほかは実施例1と同様にして気相成長装置を製作した。 この気相成長装置を用いて、以下の耐腐食性実験を行なった。すなわちヒータ近傍に設置した熱電対の温度が1200℃になるように加熱した後、反応室内にアンモニアガス(20vol%)と水素ガス(80vol%)の混合ガスを20時間流通した。温度を室温まで低下させた後、ヒータの表面状態を測定した。その結果、窒化ホウ素膜により被覆されたヒータの表面には、腐食性ガス(アンモニアガス)により微小な孔(直径1mm程度)が多数発生していることが確認できた。
実施例1〜15及び比較例1〜4の加熱実験をまとめた結果を各々表1及び表2に、実施例1と比較例5の耐腐食性実験の結果を表3に示した。以上のように、支持部材6Cを用いた本発明の気相成長装置は、塑性変形による垂れ下がりを抑制できることがわかった。
Figure 2007096280
Figure 2007096280
1 基板
2 サセプタ
3 ヒータ
4 原料ガス導入部
5 反応ガス排出部
6A 外周端支持部材
6B 中心部支持部材
6C 下からの支持部材
7 光透過性セラミックス板
8 ギア部
9 断熱板
10 ガス案内部材
11 サセプタ回転軸
12 外周端
13 中心孔の周端
14 外周部材
15 中心部材
16 結合部材
17 幾何学模様状の結合部材

Claims (6)

  1. 基板を載置するためのサセプタ、該基板を加熱するヒータ、該基板に原料ガスを供給する原料ガス導入部、及び反応ガス排出部を有し、該ヒータと基板の載置位置の間に、ヒータと空間を隔てて、外周部材、中心部材、及びこれらを結合する部材からなる支持部材により、下から保持または補強された光透過性セラミックス板を備えてなることを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体の気相成長装置。
  2. 光透過性セラミックス板が、分割されたものである請求項1に記載の気相成長装置。
  3. 光透過性セラミックス板の構成材料が、サファイア、アルミナ、またはアルミニウムオキシナイトライドである請求項2に記載の気相成長装置。
  4. 支持部材の構成材料が、金属、合金、金属酸化物、セラミックス、及び炭素材料から選ばれる1種以上である請求項1に記載の気相成長装置。
  5. サセプタが複数枚の基板を載置する構成である請求項1に記載の気相成長装置。
  6. 光透過性セラミックス板とヒータの空間に、不活性ガスを導入する手段が設けられた請求項1に記載の気相成長装置。
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