JP6317868B1 - 窒化アルミニウム単結晶製造装置 - Google Patents
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従来、第13族元素の窒化物である窒化アルミニウム単結晶の製造方法としては、加熱により昇華した原料物質を単結晶として成長させる昇華法が知られている(例えば、特許文献1など)。この昇華法では、通常、坩堝内に入れた原料物質を非酸化性雰囲気中で加熱することにより分解気化させ、この分解気化成分を種結晶上に結晶成長させることにより窒化アルミニウム単結晶を得る。
(ii)下面中央部に種結晶を保持する蓋体について、その中央領域の肉厚を外側領域よりも薄くする(すなわち、蓋体の中央領域に薄肉部を形成する)ことにより、上記(i)のような温度分布を形成することができる。
[1]育成坩堝(1)と、該育成坩堝(1)を外側から加熱する加熱手段(2)を備え、昇華法により窒化アルミニウム単結晶を製造する装置であって、
育成坩堝(1)は、上部が開放し、下部に原料物質が収容される坩堝本体(3)と、下面中央部に種結晶を保持した状態で、坩堝本体(3)に対してその開放した上部を塞ぐようにセットされる蓋体(4)を備え、
蓋体(4)は、その中央領域に薄肉部(40)を有することを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置。
[3]上記[2]の単結晶製造装置において、窪み(41)の外周縁がテーパー状であることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置。
[4]上記[2]又は[3]の単結晶製造装置において、窪み(41)の全体又は中央領域の厚さが、中心側ほど厚くなるように構成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置。
[6]上記[2]〜[5]のいずれかの単結晶製造装置において、窪み(41)の底面に複数の溝又は/及び小穴が形成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置。
[7]上記[6]の単結晶製造装置において、複数の溝が、窪み(41)の底面に同心状に形成される複数の環状溝であることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置。
[9]上記[1]〜[8]のいずれかの単結晶製造装置において、蓋体(4)の薄肉部(40)は、その径D1と蓋体(4)の下面中央部に保持される種結晶の径Dsとの比率(D1/Ds)が0.6〜1.2となるように形成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置。
[10]上記[1]〜[8]のいずれかの単結晶製造装置において、蓋体(4)の薄肉部(40)は、その径D1と蓋体(4)の下面中央部に保持される種結晶の径Dsとの比率(D1/Ds)が0.80〜1.05となるように形成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置。
[12]上記[1]〜[11]のいずれかの単結晶製造装置において、雰囲気ガスの導入口と排出口を備えた炉体(A)内に育成坩堝(1)と加熱手段(2)が収納され、加熱手段(2)と炉体(A)の内壁面との間に遮熱体(5)が設けられることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置。
[14]上記[13]の蓋体において、上面に窪み(41)が設けられることで薄肉部(40)が形成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
[16]上記[14]又は[15]の蓋体において、窪み(41)の全体又は中央領域の厚さが、中心側ほど厚くなるように構成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
[17]上記[16]の蓋体において、窪み(41)の底面の全体又は中央領域が、円錐形状又は円錐台形状に隆起していることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
[19]上記[18]の蓋体において、複数の溝が、窪み(41)の底面に同心状に形成される複数の環状溝であることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
[20]上記[13]〜[19]のいずれかの蓋体において、薄肉部(40)の径D1は、坩堝本体上端位置の内径D2との比率(D1/D2)が0.3〜0.9であることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
[22]上記[13]〜[20]のいずれかの蓋体において、薄肉部(40)は、その径D1と蓋体の下面中央部に保持される種結晶の径Dsとの比率(D1/Ds)が0.80〜1.05となるように形成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
[23]上記[13]〜[22]のいずれかの蓋体において、上下に重ねられた蓋本体(4a)とプレート(4b)からなり、プレート(4b)の下面中央部に種結晶が保持されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
図において、1は育成坩堝、2はこの育成坩堝1を外側から加熱する加熱手段であり、これらは炉体A(結晶成長炉)内に収納されている。
育成坩堝1は、上部が開放し、下部に原料物質xが収容される円筒状で有底の坩堝本体3と、下面中央部に種結晶を保持した状態で、この坩堝本体3に対してその開放した上部を塞ぐようにセットされる蓋体4を備えている。
蓋体4は、下面中央部に種結晶sを保持(密着状態で保持)しており、坩堝本体3の上部にセット(載置)された状態で、保持した種結晶sが下向きとなり、坩堝本体3の下部に収容された原料物質xと対向する。
本発明装置の蓋体4は、その中央領域(保持した種結晶sの背面側となる中央領域)に薄肉部40を有することを特徴とするが、これについては後に詳述する。
蓋体4の径は、坩堝本体3(本実施形態では上部坩堝本体3b)の外径とほぼ同じであり、特に制限はないが、一般には10〜150mm程度である。また、蓋体4の厚み(蓋本体4aとプレート4bを合わせた厚み)も特に制限はないが、一般には、中央領域の薄肉部40及び外側領域の厚肉部を含めて0.2〜20mm程度の範囲とする。
通常、種結晶sは、窒化アルミニウム単結晶を結晶成長させ得るような方位を持った単結晶であって、表面(下面)が化学機械的研磨(CMP)された窒化アルミニウム単結晶である。なお、種結晶sは、表面(下面)だけでなく、裏面についてもCMPなどにより処理されていてもよい。
炉体Aは、雰囲気ガスの導入口6と排気口7を備えている。導入口6にはガス供給管8が接続され、図示しないガス供給源から雰囲気ガスが供給される。また、排気口7には排気管9が接続され、この排気管9には排気ポンプ(図示せず)が設けられる。
炉体Aの上部中央部には石英ガラス板が嵌め込まれた窓12が設けられ、この窓12に面して放射温度計10が配置され、この放射温度計10により遮熱体5の開口部50を通して蓋体4の温度が測定できるようになっている。
上述したように、薄肉部40は抜熱効果によって種結晶sの温度を低下させるために設けられるので、その大きさ(径)は基本的に種結晶sの大きさ(径)との関係で決めることが好ましいが、種結晶sの一般的な大きさ(径)や、薄肉部40を設けることによる効果を考慮した場合、通常、蓋体4の薄肉部40の径D1と坩堝本体3の上端位置の内径D2の比率(D1/D2)は0.3〜0.9程度となる。
図3〜図10は、それぞれ蓋体の他の実施形態を示すもので、図(a)は縦断面図、図(b)は平面図である。
図3の蓋体4は、窪み41の外周縁がテーパー状(傾斜面)に構成されている。この場合、テーパー面410の直下に種結晶sの外周縁を位置させることにより、薄肉部40により温度低下する領域を、種結晶sの背面側の領域に一致させやすくなる利点がある。
なお、窪み41の中心部の厚さt2に特に制限はなく、薄肉部40の温度を径方向で均一化するために、必要に応じて外側領域の厚さt0よりも厚くしてもよい。
図5の蓋体4は、窪み41の底面の中央領域を円錐形状(図中の二点鎖線よりも上の部分)に隆起させ、窪み41の中央領域の厚さが中心側ほど厚くなるように構成されたものであるが、この実施形態の場合、窪み41の中心部での蓋体4の厚さt2は、外側領域での蓋体4の厚さt0よりも薄い。
図7の蓋体4は、窪み41の底面全体を円錐形状(図中の二点鎖線よりも上の部分)に隆起させ、窪み41全体の厚さが中心側ほど厚くなるように構成されたものであるが、この実施形態の場合、窪み41の中心部での蓋体4の厚さt2は、外側領域での蓋体4の厚さt0よりも厚い。
なお、図4〜図8の実施形態では、窪み41の底面の全体又は中央領域を、円錐形状又は円錐台形状に隆起させているが、底面の全体又は中央領域を球面状やドーム状に隆起させてもよい。
図10の蓋体4は、図9の蓋体4と同じ目的で、窪み41の底面(フラットな底面)に複数の環状溝411aが同心状に形成されている。また、さきに述べたように、窪み41により形成される薄肉部40は、その中心側ほど温度が低くなるので、薄肉部40の温度を径方向で均一化するため、最内側の環状溝411aの直径をある程度の大きさとし、その内側に適当な大きさの平坦部412が形成されるようにしてもよい。
なお、薄肉部40に形成する凹凸は、図9や図10に示すような複数の溝や小穴を、蓋体4の下面に設けることにより形成してもよく、さらに、窪み41の底面と蓋体4の下面の両方に設けることにより形成してもよい。また、溝や穴の形態、設け方などは任意である。
また、以上述べた各実施形態では、薄肉部40は蓋体4の上面に窪み41を設けることで形成されているが、薄肉部40の設け方はこれに限定されるものではない。
原料物質xとしては、例えば、市販のAlN粉末を1800〜2300℃程度で加熱処理し、凝集体としたものを使用する。
原料物質xを収容した坩堝本体3(下部坩堝本体3a及び上部坩堝本体3b)と、下面中央部に種結晶sを保持した蓋体4(蓋本体4a及びプレート4b)を図1のような育成坩堝1に組み立て、この育成坩堝1と加熱手段2と遮熱体5を図1のように炉体A内にセットする。
製造開始に当たり、炉体Aの排出口7に接続された排気管9の排気ポンプにより炉体A内を減圧し、ガス供給源から供給される雰囲気ガス(窒素ガスなどの非酸化性ガス)をガス供給管8及び導入口6を通じて炉体A内に導入し、炉体A内を非酸化性ガス雰囲気とする。
また、放射温度計10で蓋体4の温度を測定し、例えば、加熱手段2の不具合による蓋体4の温度異常などを検知する。
図1及び図2に示す本発明の単結晶製造装置を用い、窒化アルミニウム単結晶を製造した。装置の仕様は以下の通りである。
(1)坩堝本体3
・高さ:100mm
・内径D2:65mm
(2)蓋体4
・薄肉部40の厚さ:0.5mm
・薄肉部40以外の部分(外側領域)の厚さ:5mm
・薄肉部40(窪み41)の径D1:41mm
(3)加熱手段2
・加熱方式:高周波誘導加熱式ヒーター
(4)種結晶s
・(0001)方位を有し、表面がCMPで表面処理されたAlN単結晶板
・径Ds:40mm
・厚さ:1.0mm
その結果、比較例の製造装置で製造されたAlN単結晶基板は147arcsecであったのに対して、本発明の製造装置で製造されたAlN単結晶基板は90arcsecであり、本発明の製造装置で製造されたAlN単結晶は、比較例の製造装置で製造されたAlN単結晶に較べて結晶性の面でも優れていることが確認できた。
2 加熱手段
3 坩堝本体
3a 下部坩堝本体
3b 上部坩堝本体
4 蓋体
4a 蓋本体
4b プレート
5 遮熱体
6 導入口
7 排気口
8 ガス供給管
9 排気管
10 放射温度計
11 支持台
12 窓
40 薄肉部
41 窪み
50,51 開口部
52 内フランジ
410 テーパー面
411 溝
411a 環状溝
412 平坦部
A 炉体
a 炉内空間
Claims (21)
- 育成坩堝(1)と、該育成坩堝(1)を外側から加熱する加熱手段(2)を備え、昇華法により窒化アルミニウム単結晶を製造する装置であって、
育成坩堝(1)は、上部が開放し、下部に原料物質が収容される坩堝本体(3)と、下面中央部に種結晶を保持した状態で、坩堝本体(3)に対してその開放した上部を塞ぐようにセットされる蓋体(4)を備え、
蓋体(4)は、その中央領域に、蓋体上面に窪み(41)が設けられることで形成される薄肉部(40)を有するとともに、蓋体下面が種結晶保持用の台座がない単一の平坦面で構成され、
蓋体(4)の薄肉部(40)の径D1と坩堝本体(3)上端位置の内径D2の比率(D1/D2)が0.3〜0.9であることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置。 - 育成坩堝(1)と、該育成坩堝(1)を外側から加熱する加熱手段(2)を備え、昇華法により窒化アルミニウム単結晶を製造する装置であって、
育成坩堝(1)は、上部が開放し、下部に原料物質が収容される坩堝本体(3)と、下面中央部に種結晶を保持した状態で、坩堝本体(3)に対してその開放した上部を塞ぐようにセットされる蓋体(4)を備え、
蓋体(4)は、その中央領域に、蓋体上面に窪み(41)が設けられることで形成される薄肉部(40)を有するとともに、蓋体下面が種結晶保持用の台座がない単一の平坦面で構成され、
蓋体(4)の薄肉部(40)は、その径D1と蓋体(4)の下面中央部に保持される種結晶の径Dsとの比率(D1/Ds)が0.6〜1.2となるように形成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置。 - 蓋体(4)の薄肉部(40)は、その径D1と蓋体(4)の下面中央部に保持される種結晶の径Dsとの比率(D1/Ds)が0.80〜1.05となるように形成されることを特徴とする請求項2に記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置。
- 蓋体(4)の薄肉部(40)の径D1と坩堝本体(3)上端位置の内径D2の比率(D1/D2)が0.3〜0.9であることを特徴とする請求項2又は3に記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置。
- 育成坩堝(1)と、該育成坩堝(1)を外側から加熱する加熱手段(2)を備え、昇華法により窒化アルミニウム単結晶を製造する装置であって、
育成坩堝(1)は、上部が開放し、下部に原料物質が収容される坩堝本体(3)と、下面中央部に種結晶を保持した状態で、坩堝本体(3)に対してその開放した上部を塞ぐようにセットされる蓋体(4)を備え、
蓋体(4)は、その中央領域に、蓋体上面に窪み(41)が設けられることで形成される薄肉部(40)を有するとともに、蓋体下面が種結晶保持用の台座がない単一の平坦面で構成され、
窪み(41)の全体又は中央領域の厚さが、中心側ほど厚くなるように構成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置。 - 窪み(41)の底面の全体又は中央領域が、円錐形状又は円錐台形状に隆起していることを特徴とする請求項5に記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置。
- 育成坩堝(1)と、該育成坩堝(1)を外側から加熱する加熱手段(2)を備え、昇華法により窒化アルミニウム単結晶を製造する装置であって、
育成坩堝(1)は、上部が開放し、下部に原料物質が収容される坩堝本体(3)と、下面中央部に種結晶を保持した状態で、坩堝本体(3)に対してその開放した上部を塞ぐようにセットされる蓋体(4)を備え、
蓋体(4)は、その中央領域に、蓋体上面に窪み(41)が設けられることで形成される薄肉部(40)を有するとともに、蓋体下面が種結晶保持用の台座がない単一の平坦面で構成され、
窪み(41)の底面に複数の溝又は/及び小穴が形成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置。 - 複数の溝が、窪み(41)の底面に同心状に形成される複数の環状溝であることを特徴とする請求項7に記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置。
- 窪み(41)の外周縁がテーパー状であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置。
- 蓋体(4)が、上下に重ねられた蓋本体(4a)とプレート(4b)からなり、プレート(4b)の下面中央部に種結晶が保持されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置。
- 雰囲気ガスの導入口と排出口を備えた炉体(A)内に育成坩堝(1)と加熱手段(2)が収納され、加熱手段(2)と炉体(A)の内壁面との間に遮熱体(5)が設けられることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置。
- 昇華法により窒化アルミニウム単結晶を製造する装置において、下面中央部に種結晶を保持した状態で、育成坩堝を構成する坩堝本体に対してその開放した上部を塞ぐようにセットされる蓋体であって、
その中央領域に、蓋体上面に窪み(41)が設けられることで形成される薄肉部(40)を有するとともに、蓋体下面が種結晶保持用の台座がない単一の平坦面で構成され、
薄肉部(40)は、その径D1と坩堝本体上端位置の内径D2との比率(D1/D2)が0.3〜0.9となるように形成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。 - 昇華法により窒化アルミニウム単結晶を製造する装置において、下面中央部に種結晶を保持した状態で、育成坩堝を構成する坩堝本体に対してその開放した上部を塞ぐようにセットされる蓋体であって、
その中央領域に、蓋体上面に窪み(41)が設けられることで形成される薄肉部(40)を有するとともに、蓋体下面が種結晶保持用の台座がない単一の平坦面で構成され、
薄肉部(40)は、その径D1と蓋体の下面中央部に保持される種結晶の径Dsとの比率(D1/Ds)が0.6〜1.2となるように形成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。 - 薄肉部(40)は、その径D1と蓋体の下面中央部に保持される種結晶の径Dsとの比率(D1/Ds)が0.80〜1.05となるように形成されることを特徴とする請求項13に記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
- 薄肉部(40)は、その径D1と坩堝本体上端位置の内径D2との比率(D1/D2)が0.3〜0.9となるように形成されることを特徴とする請求項13又は14に記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
- 昇華法により窒化アルミニウム単結晶を製造する装置において、下面中央部に種結晶を保持した状態で、育成坩堝を構成する坩堝本体に対してその開放した上部を塞ぐようにセットされる蓋体であって、
その中央領域に、蓋体上面に窪み(41)が設けられることで形成される薄肉部(40)を有するとともに、蓋体下面が種結晶保持用の台座がない単一の平坦面で構成され、
窪み(41)の全体又は中央領域の厚さが、中心側ほど厚くなるように構成されることを特徴とする記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。 - 窪み(41)の底面の全体又は中央領域が、円錐形状又は円錐台形状に隆起していることを特徴とする請求項16に記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
- 昇華法により窒化アルミニウム単結晶を製造する装置において、下面中央部に種結晶を保持した状態で、育成坩堝を構成する坩堝本体に対してその開放した上部を塞ぐようにセットされる蓋体であって、
その中央領域に、蓋体上面に窪み(41)が設けられることで形成される薄肉部(40)を有するとともに、蓋体下面が種結晶保持用の台座がない単一の平坦面で構成され、
窪み(41)の底面に複数の溝又は/及び小穴が形成されることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。 - 複数の溝が、窪み(41)の底面に同心状に形成される複数の環状溝であることを特徴とする請求項18に記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
- 窪み(41)の外周縁がテーパー状であることを特徴とする請求項12〜19のいずれかに記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
- 上下に重ねられた蓋本体(4a)とプレート(4b)からなり、プレート(4b)の下面中央部に種結晶が保持されることを特徴とする請求項12〜20のいずれかに記載の窒化アルミニウム単結晶製造装置における育成坩堝の蓋体。
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