JP2007095720A - 放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】銅線を巻回したコイル1と電磁鋼板を積層した鉄芯2とを組み合わせたブロック3と、当該ブロック3を固定するグランドプレート5とを備える放電灯点灯装置6において、グランドプレート5とブロック3の接触面に面した、ブロック3の鉄芯2部分又は/及びグランドプレート5部分に接着剤が注入される孔7,9もしくは切欠き8を設けた。鉄芯2に設けられた接着剤注入孔7もしくは切欠き8は内鉄芯の中央で且つグランドプレート5との接触面に設けた。
【選択図】図1
Description
図1に実施形態1の要部構成を示す。図18に示す従来例において、内鉄芯の形状を図18(b)の形状に代えて、図1(a)または図1(b)の形状としたものであり、銅線を巻回したコイル1に、磁路を形成する鉄芯2を積層した鉄芯ブロック3を組み合わせた電磁装置本体4をグランドプレート5に強固に固定された放電灯点灯装置6において、鉄芯ブロック3のグランドプレート5との接触面に接着剤注入用の孔7もしくは切欠き8を設けたものである。
図3に実施形態2の要部構成を示す。本実施形態では、実施形態1において、鉄芯2に設けられた接着剤注入用切欠き8を磁束が疎となる部分に設けた構造としたものである。この構造を有することにより、放電灯点灯装置本来の特性を阻害することなく、実施形態1と同様の効果を期待できる。
図4に実施形態3の要部構成を示す。本実施形態では、実施形態2において、鉄芯2の磁束が疎となる部分に設けられた接着剤注入用切欠き8の形状を、磁束の流れに沿った形状とし、磁路を阻害しない切欠き形状としたことを特徴とする。この構造を有することにより、実施形態2と同様に、放電灯点灯装置本来の特性を阻害することなく、実施形態1と同様の効果を期待でき、かつ最大限に切欠き寸法を確保することができる。
図6に実施形態4の要部構成を示す。本実施形態では、実施形態1において、鉄芯2に設けられた接着剤注入用切欠き8を内鉄芯と外鉄芯の突き合わせ部分に設けたことを特徴とする。この構造を有することにより、内鉄芯の固定だけでなく、内鉄芯と外鉄芯との結合を強固にでき、騒音の低減に一層の効果が得られる。また、外鉄芯が相互に固定される効果、外鉄芯がグランドプレートに固定される効果も得られる。
図7に実施形態5の要部構成を示す。本実施形態では、実施形態1の電磁装置本体4を固定するグランドプレート5に接着剤注入孔9を設けたことを特徴とする。図7は接着剤注入孔9を設けたグランドプレート5の形状を示す。図中、10は取付孔である。この構造を有することにより、放電灯点灯装置本体の特性を全く阻害することなく、鉄芯の振動抑制及び内部熱伝導の向上による温度上昇抑制が図れる。
図8に実施形態6の要部構成を示す。本実施形態では、実施形態5において、グランドプレート5に設けた接着剤注入孔9は鉄芯の突き合わせ部分に対向した位置に設けたことを特徴とする。図9は本実施形態の動作説明図であり、図8の接着剤注入孔9が内鉄芯と外鉄芯の突き合わせ部分に対向した位置に設けられていることを示している。この構造を有することにより、内鉄芯と外鉄芯との結合が強固になり、実施形態5よりも更に騒音の低減が図れる。
図10に実施形態7の要部構成を示す。本実施形態では、実施形態5及び6のグランドプレート5に設けた接着剤注入孔9の長手方向長は鉄芯2の積厚(積層厚み)と略等しい長さとしたことを特徴とする。図10(a),(b)はそれぞれ実施形態5,6の構造において、接着剤注入孔9を鉄芯2の積厚と略同長とした例を示している。この構造を有することにより、鉄芯2の細部にまで接着剤が行き渡り、より一層の温度上昇の抑制、騒音の低減が図れる。
図11に本発明の実施形態8の要部構成を示す。本実施形態では、実施形態5及び6のグランドプレート5に設けた接着剤注入孔9の長手方向長は鉄芯2の積厚(積層厚み)より少なくとも長くしたことを特徴とする。図11(a),(b)はそれぞれ実施形態5,6の構造において、接着剤注入孔9を鉄芯2の積厚よりも長くした例を示している。この構造を有することにより、鉄芯2の(グランドプレート5への)カシメ位置にずれが生じた場合でも鉄芯2全体に接着剤を浸透させることができ、また、ワニス含浸を施すコイルキャップ付き放電灯点灯装置の場合には、コイルキャップ内部に溜まった余分な接着剤の抜け穴となり、材料費の低減につながる。
図12に実施形態9の要部構成を示す。本実施形態では、グランドプレート5の鉄芯ブロック3が対向する部分より端側で且つ取付孔10より内側にグランドプレート5の長手方向と垂直にスリット11を設けたものである。この構造を有することにより、電磁装置本体4が発生する振動をスリット11で逃がし、取付孔10への伝達を軽減するため、放電灯点灯装置6を器具に取り付けた際の騒音を低減できるものである。なお、本実施形態において、上述の実施形態1〜8のいずれかの構造を組み合わせて実施しても良い。
図13に実施形態10の要部構成を示す。本実施形態では、上述の実施形態9において、スリット11は電磁装置4の巻回されたコイル1を絶縁するためのコイルキャップ12に対向する部分に設けたことを特徴とする。この構造を有することにより、実施形態9と同様の効果を奏するほか、スリット11がワニスの抜け穴となることによる材料費低減の効果が期待できる。
図14に実施形態11の要部構成を示す。本実施形態では、上述の実施形態5〜8のいずれかに記載のグランドプレート5に設けられた接着剤注入孔9と、実施形態9又は10のいずれかに記載のグランドプレート5に設けられたスリット11を組み合わせたことを特徴とする。この構造を有することにより、実施形態5〜8と実施形態9,10の組み合せ効果が期待できる。
図15に実施形態12の要部構成を示す。本実施形態では、上述の実施形態1〜4のいずれかに記載の鉄芯2に設けられた接着剤注入孔7もしくは切欠き8と、実施形態9又は10のいずれかに記載のグランドプレート5に設けられたスリット11を組み合わせたことを特徴とする。この構造を有することにより、実施形態1〜4と実施形態9,10の組み合せ効果が期待できる。
図17に実施形態13の概略構成を示す。本実施形態は、上述の実施形態1〜12のいずれかに記載の放電灯点灯装置6を搭載し、放電ランプ13をランプソケット14に装着した照明器具15である。
2 鉄芯
3 ブロック
4 電磁装置本体
5 グランドプレート
6 放電灯点灯装置
7 接着剤注入孔
8 接着剤注入用切欠き
9 接着剤注入孔
10 取付孔
11 スリット
12 コイルキャップ
13 放電ランプ
14 ランプソケット
15 照明器具
Claims (11)
- 銅線を巻回したコイルと電磁鋼板を積層した鉄芯とを組み合わせたブロックと、当該ブロックを固定するグランドプレートとを備える放電灯点灯装置において、グランドプレートとブロックの接触面に面した、ブロックの鉄芯部分又は/及びグランドプレート部分に接着剤が注入される孔もしくは切欠きを設けたことを特徴とする放電灯点灯装置。
- 鉄芯に設けられた接着剤注入孔もしくは切欠きは内鉄芯の中央で且つグランドプレートとの接触面に設けたことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 内鉄芯の中央で且つグランドプレートとの接触面に設けられた接着剤注入孔もしくは切欠きは磁路に沿った形状としたことを特徴とする請求項2記載の放電灯点灯装置。
- 鉄芯に設けられた接着剤注入孔もしくは切欠きは複数の鉄芯の少なくとも一つの突き合わせ部分に設けたことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- グランドプレートに設けた接着剤注入孔は、複数の鉄芯の少なくとも一つの突き合わせ部分に対向する位置に配置したことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- グランドプレートに設けた接着剤注入孔の長手方向長は少なくとも鉄芯の積厚以上の長さとしたことを特徴とする請求項1又は5記載の放電灯点灯装置。
- 銅線を巻回したコイルと電磁鋼板を積層した鉄芯とを組み合わせたブロックと、当該ブロックを固定するグランドプレートとを備える放電灯点灯装置において、グランドプレートの少なくとも鉄芯又はコイルが対向する部分より端側で且つ取付孔より内側に、グランドプレートの長手方向と垂直にスリットを具備したことを特徴とする放電灯点灯装置。
- グランドプレートの長手方向と垂直に具備されたスリットは巻回されたコイルを絶縁するためのコイルキャップに対向する位置に配置したことを特徴とする請求項7記載の放電灯点灯装置。
- グランドプレートとブロックの接触面に面した、グランドプレート部分に接着剤が注入される孔を設けたことを特徴とする請求項7又は8記載の放電灯点灯装置。
- グランドプレートとブロックの接触面に面した、ブロックの鉄芯部分に接着剤が注入される孔もしくは切欠きを設けたことを特徴とする請求項7又は8記載の放電灯点灯装置。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の放電灯点灯装置により点灯される放電ランプが装着される器具本体を具備していることを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005279084A JP2007095720A (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | 放電灯点灯装置及び照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005279084A JP2007095720A (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | 放電灯点灯装置及び照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007095720A true JP2007095720A (ja) | 2007-04-12 |
Family
ID=37981102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005279084A Pending JP2007095720A (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | 放電灯点灯装置及び照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007095720A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104746882A (zh) * | 2015-03-23 | 2015-07-01 | 马人欢 | 电磁插片式混凝土振捣器 |
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-
2005
- 2005-09-27 JP JP2005279084A patent/JP2007095720A/ja active Pending
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