JP2007093863A - クリーニング装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ - Google Patents

クリーニング装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】 画質に影響を与えずに像担持体をクリーニングし、かつクリーニング性能の劣化を防止したクリーニング装置、および該クリーニング装置を備えたプロセスカートリッジ、画像形成装置を提供する。
【解決手段】 像担持体表面をクリーニングするクリーニング装置6、および該クリーニング装置6を備えたプロセスカートリッジ10、画像形成装置100であって、像担持体表面に当接するように配置されたクリーニングブレード61と、像担持体表面に潤滑材を塗布するための塗布ブラシローラ62と、像担持体表面の転写残トナーを掻き取るためのクリーニングブラシローラ65と、クリーニングブラシローラ65に付着したトナーを掻き落とすためのフリッカー66とを有し、前記フリッカー66のフリッキング作用が、クリーニングブラシローラ65軸方向全域で同時に作用しないように構成した。
【選択図】 図6

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置に搭載されるクリーニング装置に関し、およびこのクリーニング装置を搭載した画像形成装置、プロセスカートリッジに関する。
一般に、電子写真プロセスを用いる画像形成装置は、像担持体として感光体を備え、感光体の表面に放電によって電荷を与えて帯電させ、この帯電した感光体表面を露光して静電潜像を形成し、この静電潜像にトナーを供給して可視像化し、このように形成された感光体表面の可視像を転写紙表面に転写し定着して、この可視像が定着された転写紙を装置外に排出している。
そして、可視像を転写した後の感光体表面には未転写のトナー等が残留するため、これらが次の画像形成に影響を与えないように、この転写後の感光体表面をクリーニング装置によりクリーニングして、次の画像形成プロセス用の準備を整えている。このクリーニング装置としては、ゴム等の弾性体からなるクリーニングブレードを感光体表面に摺擦させて、未転写トナー等の付着物を除去するものが一般的に知られている。
しかし、このようにブレードで機械的に付着物を除去するクリーニングブレードの構成では、感光体表面と感光体表面に接したブレード先端との間に残留物が溜まりやすいので、ある程度の量が滞留した状態で次の未転写トナーが運ばれてくると、未転写トナーがブレードに掻き取られずに、そのまますり抜けてしまうクリーニング不良が発生しやすくなる。
また、近年、画像の高画質、高精細化の需要が高まる中、現像工程においては、小粒径化、球形化したトナーを使用するようになってきている。このようなトナーを用いることによって、静電潜像に緻密にトナーを付着させて、高画質化、高精細化を図るようにしている。
しかしながら、上記の小粒径化、球形化されたトナーは、クリーニング工程において、クリーニングブレードをすり抜けやすく、クリーニング不良が生起しやすいという問題点がある。また、感光体表面も摩耗するため、感光体の寿命が短くなる。
そこで、クリーニング部材、感光体の摩耗等の不具合を解消するため、感光体表面に潤滑剤を塗布するなどして、感光体とこれらのクリーニング部材との間に働く摩擦抵抗を低減させる手法がとられている。また、このように、感光体表面に潤滑剤を塗布すると、感光体表面の摩擦係数を低下できるので、トナーに外添される流動化剤や帯電制御剤等がクリーニング部材との当接圧で感光体表面に膜状に固着する、いわゆるフィルミングの発生を防止する効果も得られる。さらに、感光体上に現像されたトナーも感光体表面との付着力が低減するので、転写性が向上する。
感光体表面に潤滑剤を塗布する手段としては、たとえば、脂肪酸金属塩等の潤滑剤を棒状に成型した固形潤滑剤を設置し、この固形潤滑剤と感光体との両方にそのブラシ毛先端が当接するように配置したブラシローラを備えたものがある。この塗布手段によれば、ブラシローラを回転駆動すると、この回転駆動されたブラシローラの摺擦によって固形潤滑剤が削られて粉体となり、この粉体状の固形潤滑剤がブラシローラのブラシ毛繊維に付着し、次にこのブラシローラに付着した粉体状の潤滑剤が、回転方向下流に位置した感光体の表面に塗布される。
この感光体表面に潤滑剤を塗布する塗布ブラシローラを効率よく機能させるために、塗布ブラシローラの上流側に、感光体表面の未転写トナーなどを掻き落とすためのクリーニングブラシローラを備えたものがある。このクリーニングブラシローラの表面(ブラシ毛)には未転写トナーが付着するので、このクリーニングブラシローラにフリッカーが当接されて固定配置され、このフリッカーによって、ブラシローラ上の付着トナーを排トナー経路に掻き落すようにしている。
このように近年、感光体のクリーニング方式として、追加的なクリーニング用と、潤滑剤の塗布用との2つのブラシローラを備えて、クリーニング性を向上させる方式が採用されている。
この方式を採用した構成として、潜像担持体上の付着物を一部除去するクリーニング補助手段と、転写体の搬送方向におけるクリーニング補助手段の下流側に設けられ潜像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、転写体の搬送方向における潤滑剤塗布手段の下流側に設けられ潜像担持体上の残留トナーを掻き取るクリーニングブレードとを備えた画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献1参照。)。したがって、この画像形成装置によれば、クリーニング不良による転写ムラを防止でき、高画質化が図れるとされている。すなわち、クリーニング補助手段によって、付着物の一部を潜像担持体上から除去してから、潤滑剤塗布手段によって、この潜像担持体表面に潤滑剤を塗布しているので、潤滑剤を均一に塗布できる。このため、該表面とブレードの先端との間の摩擦を一定に保てる。この結果、クリーニングブレードによって残りの付着物を確実に掻き取るので、付着物が溜まるのを防止できる。
また、周面に植毛構造をループパイル形状とする毛ブラシ部を有するとともに該毛ブラシ部に螺旋状の溝部を形成した毛ブラシロールと、感光体ドラムなどの像担持体に当接したクリーニングブレードとを具備して、毛ブラシロールが、感光体ドラム上に残留した現像剤を毛ブラシ部の回転により掻き取って、この掻き取った現像剤を溝部により軸方向に搬送し、クリーニングブレードが、毛ブラシロールにより除去しきれなかった残留現像剤を掻き取り除去するように構成したクリーニング装置が知られている(たとえば、特許文献2参照。)。したがって、このクリーニング装置によれば、毛ブラシ部の植毛構造をループパイル形状としたことから、抜け毛を防止でき、抜け毛をクリーニングブレードと像担持体との間に挟まずに像担持体を傷つけず済み、クリーニング不良の発生を防止できるとともに、毛ブラシ部に螺旋状の溝によって、掻き落とした現像剤を搬送できるので、従来のように現像剤の搬送機構を必要とすることがなく、構成的に小型化できるとされている。
さらに、画像担持体に荷電、像露光を行い静電潜像を形成した後、現像剤で顕像化し、転写、クリーニング工程を経て画像形成する画像形成方法を用いた画像形成装置において、潤滑油又は潤滑グリスからなる潤滑剤を画像担持体に当接するように配置されたブラシ状回転体で画像担持体上に均一薄膜状に塗布する潤滑剤塗布装置と、該潤滑剤の塗布量をコントロールする塗布量制御装置とを具備してなる画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献3参照。)。したがって、この画像形成装置によれば、感光層の膜厚減少量を少なく抑え、ブレード鳴きが解消し、長時間にわたって解像性良好な画像を維持できるとされている。すなわち、従来構成では、潤滑剤を塗布しただけでは液膜は厚くなっており、均一性が全くないため、トナーが付着しやすく、画像の乱れを起こしやすいのに対して、ブラシ状回転体の塗布ブラシとしたので、ブラシに塗布することと塗布後の感光体表面を均一に広げ、磨くという作用を得ることができる。
また、感光体や転写ベルトなどのトナーの付着した移動部材表面をクリーニングするクリーニング手段を有する画像形成装置において、クリーニング手段は、ゴム成形体からなるクリーニングブレードと、回転しながら移動部材表面に接触するクリーニングブラシと、移動部材表面を清掃するものであって所定のバイアスが印加されている導電性ローラとで構成され、クリーニングブレードのエッジ近傍に、低摩擦部分を設けた画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献4参照。)。また、この画像形成装置では、クリーニングブラシを導電性に構成しバイアスを印加して電気的にトナーを除去し、かつ、ブラシが回転して機械的にトナーを除去するように構成したり、クリーニングブラシの少なくとも一部分に、ブラシの毛がループ状に形成された部分を有するように構成したりしている。したがって、この画像形成装置によれば、クリーニングブレードのエッジ近傍に低摩擦部分を設けているので、クリーニングブラシで除去しきれないトナーがあっても、クリーニングブレードで除去できるとともに、クリーニングブレードへのトナー量が少なくても、ブレードがめくれることなく、良好なクリーニング状態を維持できるとしている。また、クリーニングブラシでのトナー除去を電気的及び機械的にした構成では、より確実にトナー除去が可能となり、ループ状のブラシ毛を一部に有した構成では、クリーニングブレードでは除去しきれない異物を除去でき、良好なクリーニング性を確保できるとされている。
さらに、ロール状に形成され、回転しつつトナー画像転写後の担持面に接触して担持面を摺擦するクリーニングブラシと、担持面の移動に関してクリーニングブラシよりも下流側において担持面に圧接し残留トナーを担持面から掻き落とすクリーニングブレードと、クリーニングブラシに付着したトナーをクリーニングブラシから除去するためのフリッカ部材と、を少なくとも有し、フリッカ部材に固形の潤滑剤を設けて、この潤滑剤を、クリーニングブラシを介して像担持体の担持面に塗布して、像担持体の担持面の摩擦係数を制御するようにした像担持体クリーニング装置が知られている(たとえば、特許文献5参照。)。したがって、この像担持体クリーニング装置によれば、潤滑剤を保持するための専用の保持手段を必要とせず、従って、従来のクリーニング装置を殆ど大型化することなく、かつ安価に実現できるとされている。
転写後に像担持体上に残留したトナーをブラシローラを有するクリーニング手段により除去する画像形成装置において、ブラシローラを構成するブラシ毛体の植毛方向を、ブラシローラの回転軸の法線方向に対して傾斜角を有するように植毛し、ブラシローラと像担持体との接触位置におけるブラシ毛体の植毛傾斜方向が、接触位置における像担持体の回転方向と逆方向になるようにブラシローラを像担持体に圧接し、ブラシ毛体の先端部近傍が像担持体の表面に圧接されて摺接して回転させた構成の画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献6参照。)。したがって、この画像形成装置によれば、ブラシ毛体の先端部が像担持体の外周面に鋭角に接触して、像担持体上の現像剤を掬い取るように除去するから、ブラシローラのブラシ毛体間への現像剤詰まりが改善され、長期間にわたって安定したクリーニング性を維持できるとともに、現像剤こぼれを解消でき、またブラシローラを像担持体に対して従動回転させることは、従来はブラシローラの表面の摩擦係数が小さく難しかったのに対して、ブラシ毛体の植毛方向を像担持体の回転方向と逆方向にしているので、ローラ表面の摩擦係数として大きくなり、従動回転も可能となり、専用の駆動機構を不要とした簡易な構造にでき、省スペースや製造原価低減に有効となるとされている。
感光体上の転写後の残留トナーをクリーニングブラシとクリーニングブレードによって除去する画像形成装置のクリーニング装置において、クリーニングブラシを、帯状のブラシ部材を軸に巻き付けた構成とし、このブラシ部材は、絶縁性繊維と導電性繊維の束で構成した繊維束を、基布に対して該布幅方向の11mm当たり4束及び3束を1つの単位としてW織りで列状に植毛し、この各繊維束の幅方向の間隔を2〜3mm、W織りの幅を2〜4mm、3束と4束の間隔を0.5〜1.5mmに設定し、さらに、基布の幅を10〜30mmとし、軸への巻きピッチを基布の幅の1.1〜1.4倍としたクリーニング装置が知られている(たとえば、特許文献7参照。)。したがって、このクリーニング装置によれば、クリーニングブラシのブラシ繊維間にトナーや添加剤が溜まってブラシ全体として固くなったり、除去した添加剤を再び感光体に付着させたりせずに済むので、感光体上の添加剤を感光体にキズつけずに良好に除去できるとしている。
特開2004−325823号公報(第1〜2頁、図1) 特開平8−160819号公報(第2〜4頁、図1、2) 特開平11−212398号公報(第2〜4頁、図3〜5) 特開2002−287592号公報(第2〜4頁、図1) 特開2001−235987号公報(第4〜7頁、図1) 特開平10−282854号公報(第5〜11頁、図2〜4) 特開平6−236134号公報(第3〜5頁、図6、図7)
しかしながら、上記した従来の構成では、クリーニングブラシローラのブラシ毛からその付着物をはたき落としてクリーニングするためのフリッカーに相当する部材を有しており、このフリッカーのブラシローラ長手方向全域で同時的に生じるフリッキング作用に起因して、画質が低下するという問題があった。
すなわち、クリーニングブラシローラの毛並び方向がローラ軸と平行である場合、フリッカーによってトナーが掻き落される際、ブラシ毛がそのブラシローラ長手方向の全域で同時にフリッカーに接触し、また長手方向全域で同時にフリッカーから離間する。このように、接触⇔離間を繰り返すので、フリッカーが激しく振動してしまうという問題がある。すなわち、そのブラシローラ長手方向の線上に存在したすべてのブラシ毛は、つまりこの長手方向の線上に揃ったすべてのブラシ毛が、同時的にフリッカーに接触して離間するので、ローラ長手方向に揃ったこれらのブラシ毛のフリッカーへの接触による反力の生起タイミングおよび消滅タイミングがほぼ同一時点に揃うことになり、そのブラシローラの回転時において大きな力が間欠的にフリッカーに加わることになり、この結果としてフリッカーを激しく振動させてしまう。特に、ブラシローラを高速回転させると、振動がより激化されてしまう。また感光体上のトナー除去能力を高めるためにループ状のブラシ毛を用いた構成の場合には、直毛ブラシと比較して、上記振動のエネルギーも大きくなることが知られている。
このフリッカーの振動は、感光体に伝播し、感光体の回転ムラ(感光体速度変動)となり、バンディングと呼ばれる副走査方向の濃度変動となって画像に表われてしまい、画質を低下させてしまう。この状態を図11に示す。この振動の周波数は、クリーニングローラの円周をCl[mm]、円周方向の植毛ピッチをP[mm]、回転数をω[rev/s]とすると、(Cl/P)×ω[Hz]となる。
上記の特許文献6の構成では、クリーニングブラシローラの毛の植毛方向を規制しているが、ブラシローラの回転軸の法線方向に対しての傾斜角を規定しており、ローラ回転軸方向の毛の並び方向を規制しているわけではないので、ローラ長手方向全域でブラシ毛が同時に接離を繰り返すことには変わりなく、むしろブラシ毛体の植毛傾斜方向が、像担持体の回転方向とは逆方向に設定され、つまりブラシ毛は該ブラシ毛が前進する方向に前傾して設けられていることから、フリッカーとしてのスクレーパにブラシ毛が接した場合に該ブラシ毛が屈曲される程度が大きくなり、これに伴ってブラシ毛から生じる反力が増大してフリッカーの振動が激化する可能性が高い。
また、上記の特許文献7の構成では、フリッカーであるフリッカーバーと振動との関連性についての言及はなく、また、そのブラシローラの部分正面図として図5および図7に示されたローラ外周面上のブラシ毛の毛並び方向も、ローラ長手方向に揃っていると言える。すなわち、各種の間隔寸法や幅寸法、ピッチを上記のように設定したことから、かえって、毛並び方向がローラ長手方向に揃うような規則性が生じてしまっている。特にその図7に明示されているように、ローラ外周面におけるその周方向に所定の間隙距離を設けて僅かに斜め方向であっても概略ローラ長手方向に揃えてグループ化したブラシ毛を配列したとみなせるので、結局、ローラの回転に伴い、これらのグループ単位で、同時的かつ間欠的にフリッカーに接離することになる。
そこでこの発明は、前記のような従来のものが有する問題点を解決し、画質に影響を与えずに像担持体をクリーニングし、かつクリーニング性能の劣化を防止したクリーニング装置、および該クリーニング装置を備えたプロセスカートリッジ、画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、像担持体表面をクリーニングするクリーニング装置であって、像担持体表面に当接するように配置されたクリーニングブレードと、像担持体表面に潤滑材を塗布するための塗布ブラシローラと、像担持体表面の転写残トナーを掻き取るためのクリーニングブラシローラと、クリーニングブラシローラに付着したトナーを掻き落とすためのフリッカーとを有し、前記フリッカーのフリッキング作用が、クリーニングブラシローラ軸方向全域で同時に作用しないように構成した。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記フリッカーと接触するクリーニングブラシローラの毛の並び方向は、クリーニングブラシローラの軸方向と平行ではないように構成した。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記フリッカーは、クリーニングブラシローラの毛束内に食い込む食込み部を有し、この食込み部の長手方向は、クリーニングブラシローラの軸方向と平行ではないように構成した。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、クリーニングブラシローラの回転方向は、前記像担持体の回転方向とは逆方向である。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記クリーニングブラシローラは、ループブラシローラの構成である。
請求項6に記載の発明は、像担持体と、像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを少なくとも含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されたプロセスカートリッジであって、前記クリーニング手段は、前記請求項1ないし5のいずれかに記載のクリーニング装置とした。
請求項7に記載の発明は、像担持体と、像担持体表面に帯電を施す帯電手段と、帯電した像担持体の表面に露光によって潜像を書き込む露光手段と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給して可視像化する現像手段と、像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを、少なくとも備える画像形成装置において、前記クリーニング手段は、前記請求項1ないし5のいずれかに記載のクリーニング装置とした。
請求項8に記載の発明は、像担持体と、像担持体表面に帯電を施す帯電手段と、帯電した像担持体の表面に露光によって潜像を書き込む露光手段と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給して可視像化する現像手段と、像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを、少なくとも備える画像形成装置において、前記請求項6に記載のプロセスカートリッジを備えた。
この発明は、前記のような構成であるから、クリーニングブラシローラに付着したトナーを掻き落とす(フリッキング)ためのフリッキング作用を、クリーニングブラシローラ軸方向全域で同時的に発生させないようにしているので、フリッキング能力を維持しながら、フリッキング時に生じる振動を緩和することができる。このため、画質に影響を与える程度の振動を像担持体に伝播させずに済む。この結果、画質の向上が図れる。
この発明の第1の実施形態を図面により説明する。この第1の実施形態のクリーニング装置を、画像形成装置としてフルカラー複写機に採用した例を説明し、図1は、この発明のクリーニング装置を有したプロセスカートリッジを、簡易に着脱可能に構成したカラー画像形成装置の概略全体を示す正面図であり、図2は、プロセスカートリッジの詳細を示す拡大断面図であり、図3(a),(b)は、プロセスカートリッジの全体構成を示す斜視図および分解斜視図である。
フルカラー複写機100は、図1に示すように、下方から上方に順次配置された、給紙部200と、画像形成部300と、原稿読取り部400と、自動原稿搬送部500とを主体に構成され、搬送ローラ対やコロ対などによって、給紙部200から所定経路を経由して排紙部としての排紙トレイ8に至る用紙の搬送路が形成されている。
すなわち、給紙部200には、上方開口された平箱状の給紙トレイ21a,21b,21c,21dを、上下方向に多段に重ねて収容しており、各給紙トレイ21a〜21dには、各種サイズおよび用紙搬送方向に対して縦横の向きにした図示しない用紙が、所定枚数、積層して収納されている。また、これらの給紙トレイ21a〜21dは、それぞれの各給紙トレイ21a〜21d単位で、給紙部200から外部に突出するようにスライド移動可能に構成され、任意の給紙トレイ21a〜21dを外部に引き出して、用紙交換や用紙補充を可能にしている。さらに、各段の給紙トレイ21a〜21dに付随して、戻し分離方式であるFRR給紙方式の機構が設けられ、FRR機構として、積層された用紙のうち最上部の用紙の一端に接して該用紙を引き出すように搬送するピックアップローラと、このピックアップローラによって引き出された用紙を、1枚に分離するための上方のフィードローラと下方のリバースローラのローラ対からなる分離部とが、設けられている。したがって、給紙トレイ21a〜21dのうちのいずれかの段の給紙トレイを選択し、この選択した段の給紙トレイ内に積層された用紙のうち、その最上部から順次、最下部に向かって1枚づつ用紙を引き出して、搬送路に送り出すようにしている。
原稿読取り部400は、その読取り装置本体の上面における所定範囲がコンタクトガラスで形成され、同読取り装置本体内に、コンタクトガラス面上の所定範囲を走査対象にして光学的に画像を読み取って取得する読取り手段が収納され、この読取り手段は、少なくとも、第1走行体、第2走行体、結像レンズ、読取りセンサから構成されている。したがって、この原稿読取り部400が読取り動作する場合には、図示しない駆動機構によって第1走行体および第2走行体が所定範囲内で走行され、第1走行体の光源から光がコンタクトガラスに向けてつまり該ガラス上の原稿に向けて照射され、この原稿面からの反射光が第2走行体に向かい、この反射光が第2走行体のミラーで反射されて結像レンズを介して光学的な読取りセンサに入力され、この結果、読取りセンサによって、原稿面の画像などが読み取られる。
また、自動原稿搬送部500は、その自動原稿搬送部本体が、原稿押さえ板の機能を兼用して、読取り装置本体の上面に設置され、自動原稿搬送部本体は、コンタクトガラス上面をカバーした閉止位置と開放した開放位置に手動操作で開閉可能に構成されている。すなわち、この自動原稿搬送部本体は、その下面形状が、コンタクトガラスよりも大きな縦横寸法が確保され、その一端が図示しないヒンジで読取り装置本体の上面に枢支されている。
したがって、手動操作によって原稿をコピーする場合には、自動原稿搬送部本体をその閉止位置から開放位置に、使用者が手動で開き、原稿読取り部400のコンタクトガラス上に原稿をセットしてから、次に自動原稿搬送部本体を閉止位置に戻す。これによって、この自動原稿搬送部本体が、コンタクトガラス上にセットした原稿をその上方から全面的に押えて、コンタクトガラスに原稿を密着させて平面状に広げ、かつ同ガラス上に原稿を安定して固定するようにしている。この結果、原稿の原稿面を正確に読取り可能となる。
自動原稿搬送部本体は、所定枚数の原稿を積層して載置可能な原稿載置トレイと、画像を読み取った原稿を積層して載置可能な原稿排出トレイと、原稿載置トレイから原稿読取り位置を経由して原稿排出トレイに至るまでの搬送路とを備えている。したがって、自動的に複数枚の原稿をコピーする場合には、所定枚数積層して載置された原稿載置トレイ上の複数の原稿から1枚づつ搬送して、原稿読取り部400の原稿読取り位置まで移動し、この搬送した1枚の原稿を、該原稿読取り位置に一旦静止させて、その原稿面の画像を読取り、そして、画像を読み取った原稿は、原稿排出トレイに搬送される。
画像形成部300は、画像形成装置本体内に収納した画像形成手段と、露光手段3と、転写手段5と、定着手段7とを主体に構成され、同図中の画像形成装置本体の側面には、原稿を載置するための所定形状および所定面積を確保した排紙トレイ8が、略斜め上向きに突出されて設けられている。
画像形成手段は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のうち、互いに重ならない1色を担当したプロセスカートリッジ・ユニット(以降、画像形成ユニットと称する)10を、画像形成装置本体内の略水平方向に4つ並列に並べて備えており、これらの画像形成ユニット10K、10C、10M、10Yは、方向に所定長さ延在して画像形成装置本体内に張架された中間転写ベルト50の直線状ベルト上面に対向した箇所に配置されている。これらの画像形成ユニット10K〜10Yは、各ユニット単位で個別かつ独立して、画像形成装置本体内の各箇所から容易に着脱可能に構成され、該箇所に装着された場合には、該画像形成装置本体に電気系および駆動力伝達系が所定に接続され、該装置本体側から所定に、動作指令用の各種の電気信号が伝達されたり、電力および駆動力が供給されたりして、それぞれが担当した各色のトナー像をそれぞれが所定に形成するように構成されている。
すなわち、画像形成ユニット10(10K〜10Y)は、像担持体である感光体1と、像担持体表面に帯電を施す帯電手段2と、像担持体表面(感光体表面)をクリーニングするクリーニング手段であるクリーニング装置6と、を少なくとも備え、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給して可視像化する現像手段である現像手段4を適宜備えており、帯電した像担持体の表面にレーザー光による露光によって潜像を書き込む露光手段3が、該レーザー光を像担持体表面に照射可能な近傍に配置されている。
具体的には、図2ないし図3(a),(b)に示すように、画像形成ユニット10(10K〜10Y)は、プロセスカートリッジ枠体71a、71bに、現像手段4、帯電手段2、クリーニング装置6、像担持体である感光体1が支持され、これらが、一体となっており、この一体となったまま、画像形成装置本体に装着しかつ離脱可能にしている。また特に図3(b)に示されるように、これらは個々に分解可能な構造となっている。すなわち、それぞれの装置または手段単位で、分解され、交換可能に構成されている。なお、同図2ないし図3(a),(b)では、各色の画像形成ユニット10K〜10Yは、基本的に同一構成なので、感光体1K〜1Y以外のそれぞれが有した各部材は、それぞれに附した符号から、担当した色を現わした英大文字の添え字を外して示している。
より詳細には、プロセスカートリッジ枠体71a、71bおよびその他の外装部材によってその外形状が形成された各画像形成ユニット10K〜10Yの中央には、それぞれ略円筒状に形成された感光体1K、1C、1M、1Yが、その下部をユニット外に露出させながら、水平軸を中心にして回転可能に軸支され、モータなどの駆動源から回転駆動力が伝達されて、所定の回転方向に安定した一定速度で回転駆動されようにしている。
また、感光体1K、1C、1M、1Yのその周囲かつ回転方向における上流側から下流側に向けて、順次、図示しない除電手段、帯電手段2、現像手段4、クリーニング装置6が設置され、感光体1K〜1Yの反時計回りの回転方向におけるその1回転の範囲内での定位置を占めて、これらの各手段2〜4それぞれによって、順次、除電位置、帯電位置、現像位置、転写位置、クリーニング位置が設定され、さらに、帯電位置と現像位置との間には、潜像形成位置が設定され、この潜像形成位置にユニット外の露光手段3からレーザー光を照射可能なように矩形状の間隙が形成されている。そして、感光体1K〜1Yが所定に反時計方向に回転駆動されるとともに、この感光体1K〜1Yの回転に同期して各手段2〜4、および露光手段3が、それぞれ所定に連係した協働動作して、一連の画像形成処理を実行するようにしている。
すなわち、感光体1は、その表面層として、光導電性を有するアモルファスシリコン、アモルファスセレン等の非晶質金属、あるいは、ビスアゾ顔料、フタロシアニン顔料等の有機化合物を用いることができる。環境問題及び使用後の後処理を考慮すると、有機化合物を用いたものが好ましい。
除電手段は、所定強度の発光が可能なランプを主体に構成されており、このランプから除電位置に、除電用の光を照射して、該除電位置を通過する感光体1表面上の帯電状態を解除し、転写位置を通過した後の感光体1の表面電位を、初期状態に復帰させるようにしている。
帯電手段2は、コロナ方式、ローラ方式、ブラシ方式、ブレード方式のいずれであってもよく、ここでは、ローラ方式の帯電手段2を用いている。帯電手段2は、帯電ローラ2aと、この帯電ローラ2aに当接されて帯電ローラ2aを清掃するローラ状の帯電ローラクリーニング部材2bと、帯電ローラ2aに電気的に接続された図示しない電源とを備えている。したがって、帯電手段2は、帯電ローラ2aに高電圧を所定に印加して、感光体1との間でコロナ放電を発生させ、これによって感光体1の表面を一様に帯電するようにしている。
現像手段4は、現像剤を担持して感光体1に供給する現像剤担持体4aと、この現像剤担持体4aに補充するための現像剤を貯留したトナー供給室等を備える。
現像剤担持体4aは、回転可能に支持された中空円筒状の現像スリーブ部材と、この現像スリーブ部材の内部にこれと同軸に固設されたマグネットロールとを備えており、現像剤担持体4aが回転駆動されるのに伴って、現像剤担持体4aの外周面としての現像スリーブ部材表面に現像剤を磁気的に吸着して感光体1側に搬送するようにしている。すなわち、現像スリーブ部材は、導電性の非磁性部材で構成されており、現像バイアスを印加するための図示しない電源が接続されている。現像スリーブ部材と感光体1との間には、電源から電圧が印加され、両者の再接近位置が現像位置に設定されるとともに、この現像位置としての現像領域に電界が形成される。したがって、現像剤担持体4aは、その現像スリーブ部材表面からトナー粒子を放射状に立設させたトナーブラシを生成して、感光体1表面上の所定箇所に生成され該感光体1の回転に伴い周上を移動して現像位置を通過する潜像に対して、常時、回転駆動された現像剤担持体4aの新たなトナーブラシ先端のトナー粒子を付着させ、該不可視の潜像を担当色のトナー像で可視像化する。
なお、トナー供給室は、現像剤担持体4aの下部に現像剤を磁気的に吸着できる程度の量の現像剤を常時、貯留するように構成されており、このトナー供給室の底部には、互いに平行に軸支された2本の攪拌部材4b,4cが配置され、これらの攪拌部材4b,4cの間には、その軸長手方向の両端付近以外を互いに隔てて仕切るように隔壁状の仕切り板が配設され、各攪拌部材4b,4cは、その軸長手方向の全域に渡って所定回りの螺旋状の搬送面が形成され、かつその回転方向がそれぞれの螺旋回り方向に応じて互い逆方向とされている。したがって、2つの攪拌部材4b,4cは、互いに逆向きに現像剤をその軸長手方向に搬送し、この搬送した現像剤を、その軸端付近で対向した他方の攪拌部材4b,4cに引き渡している。これによって、常時、現像剤は所定の閉じた順路を周回されて、該周回する過程で、室内の既存の現像剤と図示しない補給経路を介して補給された新たな現像剤とが攪拌されて充分に混合され現像剤として均一化されるとともに、この攪拌作用によって摩擦帯電される。
なお、補給経路の一端は、画像形成装置本体の所定箇所に設けた図示しないトナー収納容器に接続され、トナー収納容器は、所定量の新品トナーを収容したトナーボトルなどからなり、トナー供給室に設けた図示しないトナー濃度センサの検出結果に基づき、該室内の現像剤トナー濃度が低下した場合には、トナー収納容器から補給経路を介して新品トナーをトナー供給室に補充するようにしている。
再び図1に示すように、露光手段3は、画像形成ユニット10K、10C、10M、10Yの上方に配置され、これらの画像形成ユニット10K〜10Yの各感光体1K、1C、1M、1Yの潜像形成位置に、レーザー光を照射して、静電潜像を書き込むようにしている。すなわち、露光手段3は、原稿読取り部400で読み取ったデータや、図示しないPC(パーソナル・コンピュータ)等の外部機器から送られた画像信号を変換し、ポリゴンモータでレーザー光をスキャンさせ、ミラーを通して読み取られた画像信号を基に、各感光体1上に静電潜像を形成するようにしている。
転写手段5は、各感光体1上に形成された各色のトナー像を順次重ね合わせたフルカラートナー像を一時的に保持する中間転写ベルト50を含んで構成されており、この中間転写ベルト50上に各感光体1から1次転写されて保持したカラートナー像を、用紙に2次転写する構成となっている。
すなわち、装置本体1内に所定に配置された主要な4つのローラとしての支持ローラ、および2次転写ローラによって、上記のようにその張架されたベルト上面が水平方向に延在されるとともに、その下方に突出するように張架されており、感光体の回転速度に応じた所定速度で無端移動される構成となっている。
中間転写ベルト50を挟んで感光体1に対向する位置には、1次転写手段51が配置されている。1次転写手段51は図示しない電源が接続され、所定電圧が供給されている。したがって、1次転写手段51は、感光体1上のトナー像を中間転写ベルト50に転写する際に、電圧が印加されて、感光体1と中間転写ベルト50の間に電界が形成され、静電気的に感光体1から中間転写ベルト50にトナー像が転写される。
なお、これに限らず、転写搬送ベルトによって用紙を搬送し、各感光体1上に形成されたトナー像を直接用紙に転写する構成であってもよく、トナー像を一時的に担持する中間転写体として、中間転写ベルト50のようなベルト体以外に、大径円筒状のドラム体などの適宜の構成を用いてもよい。
また、下方に突出するように中間転写ベルト50をベルトの内側から支持したベルト側の2次転写ローラには、中間転写ベルト50を介して下方から対抗配置され該2次転写ローラに接するように押圧付勢された装置本体側の2次転写ローラが設けられ、これによって中間転写ベルト50との間に所定圧を確保した転写位置としてのニップ部を形成している。
ニップ部に至る搬送路上におけるニップ部の直前箇所には、トナー画像転写用の搬送タイミングを確保したレジストローラ対が設置されるとともに、このニップから用紙を定着手段に搬送する搬送ベルトが、搬送路の一部として設置されている。
定着手段7は、内部にハロゲンヒータ等を有するローラに張架されたベルトと加圧ローラとから構成されており、両者によって形成されるニップ部によって用紙上のトナーに熱と圧を加えてトナー像を用紙に定着させるようにしている。すなわち、定着手段7は、定着用の温度供給部材である加熱部材として、略水平方向に所定に離間させて対向配置された大径ローラおよび小径ローラと両ローラに張架されたベルトとを有し、小径ローラにはハロゲンヒータ等の電熱源を内蔵する一方、定着用の圧力供給部材である加圧部材として、ベルトが巻き掛けられた大径ローラの部位に接するように、大径ローラの下方に対向配置され、大径ローラ側に所定に押圧付勢された加圧ローラを備えている。そして、少なくとも、大径ローラのローラ軸には、画像形成装置本体側から所定の回転駆動力が伝達されて、所定方向に一定速度で回転駆動される。
なお、定着手段7は、これに限らず、一対のローラの構成、あるいは一対のベルトを用いた構成でもよい。
したがって、このように構成された複写機100では、上記した手動操作または自動読取りによって原稿面から画像を原稿読取り部400が読取り、この画像を基に適宜、カラートナー像を画像形成部300が形成し、この形成したカラートナー像を、適宜サイズや種類が選択されて給紙部200から搬送路上を進んでくる用紙に、転写して該用紙上に定着し、このカラー像が定着された用紙は、最終的に排紙トレイ8上に排出される。
さらに、複写機100は、上記した各種の手段やユニットの外に両面反転ユニット9等を備える。すなわち、両面反転ユニット9は、該両面反転ユニット9内に、所定の配置した複数のローラ対や図示しないガイド部材によって、あらかじめ所定に形成した反転搬送路が形成され、この反転搬送路の導入口は、搬送路上おける定着手段と排紙トレイ8との間の箇所に接続される一方、その排出口は、画像形成ユニット10よりも手前に位置した箇所に接続されており、導入口付近には、用紙の進行方向を、排紙トレイ8に至る搬送路か、反転搬送路かのいずれかを択一的に選択して切換え可能に構成されたガイド部材が配設されている。したがって、使用者によって両面コピーモードが選択された場合には、ガイド部材がそのガイド方向を反転搬送路に向うように切り換わって、表面に画像が定着された用紙を、両面反転ユニット9の反転搬送路に導入され、両面反転ユニット9が、反転搬送路上を往復移動させて、用紙面の上下向きを反転させてから、画像形成ユニット10よりも手前に位置した箇所から搬送路に復帰させ、この搬送路上を搬送されて再び転写位置へ導かれ、今度は用紙の裏面に画像を転写し定着した後に、排紙トレイ8上に最終的に排出される。
次に図2、図4ないし図6を用いて、この第1の実施形態のクリーニング装置6の構成を説明する。クリーニング装置6は、図2および図4に示すように、感光体1に当接するクリーニングブレード61と、固形潤滑剤64を削り取り感光体1上に供給する潤滑材塗布ブラシローラ62と、クリーニングブラシローラ65と、を備えている。すなわち、感光体1の近傍には、同図中に反時計方向として示される該感光体1の回転方向における上流から下流に向けて、かつ、該感光体1の側方近傍位置での下方から上方に向けて、順次、所定に回転駆動されて感光体1表面にそのブラシ毛先端が接するクリーニングブラシローラ65と、所定に回転駆動されて感光体1表面に潤滑材を塗布するための潤滑材塗布ブラシローラ62と、感光体1表面かつ感光体1軸長手方向の全域に渡って一様にブレードエッジが当接するクリーニングブレード61とが、配置されている。
より詳細には、潤滑材塗布ブラシローラ62は、ブラシ毛を有し、そのローラ回転中心線を感光体1の回転中心線に平行にして、かつそのブラシ毛先端が、感光体1表面に所定に接するように離間させて、そのローラ軸が図示しない軸受け等によって回転可能に軸支されている。潤滑材塗布ブラシローラ62の略上部には、その下端が接するように常時、押圧付勢された固形潤滑剤64が配置されている。すなわち、固形潤滑剤64は、潤滑材塗布ブラシローラ62側が開口されたケース部材に収納され、ブラシローラ62に近づく方向にスライド移動可能に保持されるとともに、固形潤滑剤64の上端に接するコイルバネなどの弾性部材が圧縮されて配置され、この弾性部材の弾性復帰力によって、固形潤滑剤64が該ブラシローラ62に近づく方向に常時押圧付勢されている。
固形潤滑剤64としては、ステアリン酸亜鉛を主成分としたもの、または、少なくともステアリン酸亜鉛を含んで所定に均質に固形化された適宜の構成を用いている。したがって、固形潤滑剤64が、ステアリン酸亜鉛を主体に構成されているので、固形化した潤滑剤として、正確かつ高精度に所定の形状に形成できる。他方、固形潤滑剤64としての塗布性が良好となり、塗布ムラを防止できる。このため、塗布量のムラ、つまり塗布量の変動によって感光体1の転写効率が不安定になることを抑制できる。
なお、使用する固形潤滑剤として、以下の材料が考えられるが、これらはあくまで一例であり、これに制限されるものではない。すなわち、PTFE・PVDF等の各種フッ素含有樹脂・シリコーン樹脂・ポリオレフィン系樹脂・シリコングリース・フッ素グリース・パラフィンワックス・ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩・黒鉛・二硫化モリブデン…等の潤滑性固体等である。
したがって、潤滑材塗布ブラシローラ62は、その回転駆動に伴い、ブラシ毛先端が、固形潤滑剤64の下端に摺接してこれを粉体状に削り取り、この削り取った粉体状の固形潤滑剤64を付着させたブラシ毛先端が、さらにそのローラ回転方向における下流側の感光体1表面に接して、ブラシ毛先端から感光体1表面に粉体状の固形潤滑剤64が載り移って塗布される。このようにして、固形潤滑剤64が潤滑用に削れられて所定に小さくなるまで、潤滑材が感光体1上に供給され続ける。
クリーニングブレード61を主体に構成された感光体表面上の残留物を最終的に掻き落として除去するクリーニング手段は、ブレードエッジが所定の当接角度および所定当接圧を確保して感光体表面に当接したクリーニングブレード61と、このクリーニングブレードを揺動可能に支持する支持部材と、この支持部材を所定の揺動方向に付勢してクリーニングブレードが接する所定圧を確保する加圧スプリングや板バネなどの弾性部材とを有している。
すなわち、クリーニングブレード61は、合成ゴム材料などで弾性変形が可能な長板状に形成され、少なくとも、感光体1上の潜像が形成される領域よりも長い板長さが確保され、上記の加圧付勢された支持部材に支持されることによって、その先端側に形成されたブレードエッジ(ブレード稜線)が、所定の当接角度および所定当接圧を確保して感光体外周面に当接し、両者の線状の当接箇所として、該感光体の長手方向に平行かつ連続した直線状となるようにしている。
このように構成されたクリーニング装置6における、これらの各ローラの回転方向は、潤滑材塗布ブラシローラ62による感光体1表面に効率良く潤滑材を塗布できる回転方向であり、クリーニングブラシローラ65による感光体1表面の転写残トナー及びフィルミングを効率良く除去できる回転方向とされている。
すなわち、潤滑材塗布ブラシローラ62の回転方向は、図2および図4図中に示されるように、感光体1の回転方向Gとに追従した順方向Aとされている。したがって、感光体1表面に接する潤滑材塗布ブラシローラ62のブラシ毛先端付近は、潤滑材塗布ブラシローラ62に設定された食込み量に応じてそのブラシ毛先端側の部分を所定に撓ませながら、該表面を追い越すように接するので、ブラシ毛先端付近の側面を充分に接触できるとともに、該接触時間を充分に確保でき、ブラシ毛先端付近に付着した粉体状の固形潤滑剤64を効率良く表面に載り移らせることができる。
これに対して、クリーニングブラシローラ65の回転方向は、同図中に示されるように、感光体1の回転方向Gとは逆方向Bとされている。したがって、感光体1表面にクリーニングブラシローラ65のブラシ毛先端側が接触する箇所でのこれらの両者間に生じる相対速度差は、該表面の周速度とブラシ毛先端の周速度とを、ほぼそのまま加算した速度値となる。このため、ブラシローラ65を比較的に低い回転速度で回転駆動しても、効率的に高い相対速度差が得られる。このようにして得た高い相対速度差によって、ブラシ毛先端が感光体1表面に当接して充分に撓み、該先端付近の側面が相対速度差を維持したまま該感光体1表面に接するので、該表面上の異物をブラシ毛側に安定して付着させることができる。この結果、異物を効率良く除去できる。
したがって、このように構成されたクリーニング装置6によれば、1次転写を終えた後の感光体1上に残存するトナーなどの異物は、クリーニングブラシローラ65により感光体1上から除去され回収される。続いて、感光体1上に潤滑材塗布ブラシローラ62により固形潤滑剤64の微粒子が供給されてこれによりクリーニングブレード61の振動要因を可能な限り排除したうえで、感光体1上に残存するトナーやフィルミング等は、最終的にクリーニングブレード61によって掻き取られ、感光体1上から除去される。
このような過程でクリーニングするクリーニング装置6において、最初にクリーニングするトナー除去手段としては、ゴムブレード、ファーブラシ等様々な手段が適用可能であるが、感光体1表面にダメージを与えることなく、効率よくトナーを除去する手段として、図2および図4に示すように、クリーニングブラシローラ65と、クリーニングブラシローラ65の表面に付着したトナーを掻き落とすフリッカー66を備えた構成としている。
すなわち、クリーニングブラシローラ65は、所定に植毛された多数のブラシ毛を有し、これらのブラシ毛先端は、該ブラシ毛自身に外力が加わらない状態で、ローラ外周面として円筒面上に位置するように揃えられている。また、クリーニングブラシローラ65は、該ブラシ毛先端が感光体1表面に所定に接するように所定の軸間距離を確保して、該クリーニングブラシローラ軸が、感光体1の軸と平行に軸支されており、ローラ軸に、画像形成装置本体側から所定の回転駆動力が伝達されて所定回転方向に回転駆動される。
フリッカー66には、クリーニングブラシローラ65の毛束に食い込む、食込み部66aが形成されている。すなわち、フリッカー66は、クリーニングブラシローラ65の下方に所定に離間させて、該ローラ65と平行に固定配置され、上方に突出したリブ状の食込み部66aを有し、この食込み部66aの先端が所定量、対面したクリーニングブラシローラ65に食い込んで接するように構成されている。
すなわち、フリッカー66は、少なくとも、クリーニングブラシローラ65の長さ以上の長さを確保して略直方体状に形成され、そのクリーニングブラシローラ65に対面した上面が、クリーニングブラシローラ65の外周面形状に応じた略凹形状に形成されて、プロセスカートリッジ枠体71aに付随して取り付けられる枠部材に固定配置されている。フリッカー66は、その感光体1には対面しない反対側の上面周縁に、上方に所定長さ突出した食込み部66aが、一体に形成され、この食込み部66aの上端は、ブラシローラ軸方向と平行な略水平方向の直線上に揃えられ、かつ食込み部66aの厚さは、クリーニングブラシローラ65のブラシ毛を撓ませる程度の厚さが設定され、回転駆動されるクリーニングブラシローラ65のブラシ毛が衝撃的に接しても、食込み部66a自身を変形させずに済む、充分な剛性強度が確保されている。なお、食込み部66aの上端周縁は、横断面形状が所定半径の円弧状に形成され、ブラシローラ回転に伴い移動してくる毛束状のブラシ毛が接しても、この接したブラシ毛が引っ掛からないようにしている。
したがって、このように構成されたクリーニングブラシローラ65は、その回転駆動に伴い、感光体表面にブラシ毛が感光体に接して、感光体からトナーなどの異物をブラシ毛に付着させて、感光体から異物を除去するとともに、図4、特に図5にその様子を示すように、このように除去した、クリーニングブラシローラ65上のトナーなどの異物が、フリッカー66により掻き落とされる(フリッキング)。
すなわち、クリーニングブラシローラ65がB方向に回転し、フリッカー食込み部66aに毛束が衝突すると毛束内のトナー(感光体1からブラシローラ65により掻き落とされたトナー)はC方向に振り飛ばされる(フリッキング)。このようにして振り飛ばされたトナーは、ブラシローラ65の下方に設けたトナー回収コイル67により回収され搬送され、トナー以外の異物を除去したうえで回収したトナーだけがトナー供給室に戻されて現像に再利用するか、クリーニング装置6外あるいは画像形成ユニット10外に排出され破棄部としてのトナー回収容器に収容されて破棄されるか、のいずれかとされている。
なお、食込み量は、ブラシ毛の基端から先端までのブラシ毛の全長や、ブラシ毛の密生度、ブラシ毛単体の剛性強度などを勘案して、適宜設定され、食込み量としての突出長さや突出位置に応じて、ブラシ毛の先端から基端に向けて、該長さや突出位置の分だけ、離れたブラシ毛上の箇所に、つまりブラシローラの回転に伴い移動してくるブラシ毛上の当該箇所に、フリッカー食込み部66aが衝突して接することになる。
そして、この第1の実施形態のクリーニング装置6としては、上記のフリッカー66のフリッキング作用が、クリーニングブラシローラ軸方向全域で同時に作用しないように構成されている。
すなわち、図4に示されるクリーニングブラシローラ65のブラシ毛65bである毛束は、直毛ブラシではなくループブラシの構成となっており、各ブラシ毛65bは、屈曲されたループ状の繊維を所定に植設して形成されている。そして、図6に示すように、クリーニングブラシローラ65の毛の並び方向65Dが、クリーニングブラシローラ軸方向と平行ではなく角度を持っている構成とされ、そのフリッキング時に毛が長手方向全域で「同時にフリッカーと接触⇔同時にフリッカーから離間」を繰り返さない構成となっている。換言すれば、クリーニングブラシローラ65の回転中心線を基準にして、この回転中心線に対して、ブラシ毛65bの毛並び方向65Dは、所定の角度を確保して傾斜した向きの方向に設定されている。
より具体的には、クリーニングブラシローラ65は、ループ状の毛束が植毛された幅65Bの基布を、芯金65aに螺旋状に巻き付けた構成となっている。換言すれば、ブラシ毛65bが基布の表面上に直立に立設され、かつ、この基布の幅方向に沿ってブラシ毛65bの並び方向65Dが設定されたベルト状の基布を、円筒形状の芯金65a外周面に螺旋状に巻き付けることによって、芯金65aの概略外周面からのそれぞれのブラシ毛65bの突出方向を、ブラシローラ65の軸としての芯金65aの中心軸線を中心にした径方向かつ全周に均等な放射方向に設定する一方、螺旋の傾きに応じて、毛並び方向65Dを、クリーニングブラシローラ65の軸長手方向に対して所定の傾斜角度(ねじれ角)を確保して傾けた配置にしている。したがって、クリーニングブラシローラ65の外周面上においてそのブラシローラ軸方向におけるその一端から他端までの領域内に配置された接触可能なブラシ毛の全数すべてを同時的に接することなく、謂わば、所定に間引いて接するように、領域を同軸方向で所定の複数の区画しかつ各区画ごとにブラシ毛を所定列数にグループ化し、同一のグループに属したブラシ毛の接触時点および接触解除時点が、他のグループに属したブラシ毛の接触時点および接触解除時点に重複しないように構成している。
すなわち、たとえば、基布は、基体布を構成した縦糸横糸の繊維に、ループ状にした複数本の繊維を織り込んで、ループ状毛束として基体布に植設し、この縦糸横糸の繊維方向に裁断して、所定の基布幅65Bを確保した所定長さのベルト状に形成されている。また、あらかじめその長さ方向および幅方向に縦糸および横糸を配列して所定長さの長帯状に形成した基体布に、前記のループ状毛束を織り込んで植設した構成としてもよい。
したがって、このようにクリーニングブラシローラ65をループブラシローラの構成としたので、直毛ブラシに比べて高いクリーニング性を得ることができる。すなわち、このように一本のブラシ毛65bとして、複数本の繊維からなるブラシ毛束なので、1本の直毛ブラシに比べて、当然、感光体に接触する面積が増大して、クリーニング性能が増強されることになる。また、このため、ループ状ブラシ毛束は、直毛状ブラシよりも、弾性強度が強くなるので、感光体1に対する摺擦力が大きくなり、この結果として高いクリーニング性が得られる。さらに、感光体表面上の薄いトナーフィルミング層を円滑かつ確実に除去することが期待できる。
他方、直毛のカットパイルブラシに比べて、感光体に損傷を与えずに済む。すなわち、カットパイルブラシでは、そのブラシ毛先端の鋭利なカット面が、感光体表面に接するので、該表面に摺擦傷やスクラッチ(引っかき傷)を生じさせる可能性がある。これに対して、ループ状毛束を植毛したクリーニングブラシローラでは、ブラシ毛先端にカット面が存在せず、謂わばブラシ毛繊維の腹、もしくは背の部分が必ず該表面に摺擦するので、少なくとも深いスクラッチを生じさせずに済み、浅い均一な摺擦傷にできる。
さらに、クリーニングブラシローラ65の毛の並び方向を、クリーニングブラシローラの軸方向と平行ではなく、所定に傾けた構成としたことによって、ブラシローラ回転時には常にその長手方向におけるどこかの位置に植設されている毛が、フリッカー66の食込み部66aに接触するので、ハスバ歯車の歯車伝達と同じようにスムーズにフリッキングされる。すなわち、ハスバ歯車同士間におけるその2つの歯面の接触と同様に、ブラシ毛65bが明確な間欠的な周期で接触するのではなく、いずれかのブラシ毛65bが必ず接しているという意味で、そのブラシ毛総体としてほぼ連続的に接触が維持された状態となるので、連続的で変動が少ないスムーズなフリッキング作用が得られ、これに伴いフリッキング作用に起因して生じる振動の大きさも変動が少ない小さなものとなる。
すなわち、ブラシ毛の毛並び方向をブラシローラ軸に平行に設定した従来構成では、その横断面における円周外縁に、所定本数のブラシ毛が等間隔に植設されて、このブラシローラの軸長手方向におけるいずれの位置の横断面でも、ブラシ毛の本数が変わらないだけではなく、円周上におけるブラシ毛の突出位置はまったく同一となる、つまり径方向におけるブラシ毛が突出された角度位置は、軸長手方向のいずれの位置でも同一の角度位置となる。したがって、ブラシローラ回転時において、あるブラシ毛が感光体に接する回転角度位置をブラシローラが占めた場合には、同じ回転角度位置を占めたブラシローラ軸長手方向のすべてブラシ毛が同様に必ず接することになる。
このように、ブラシ毛の毛並び方向がブラシローラ軸に平行である従来構成の場合には、図7のグラフに示すように、ブラシ軸方向の第1列65dの毛から第3列目65dの毛が同時にフリッカーに衝突し離間するため、フリッカー全体への衝撃力、振幅ともに大きくなる。すなわち、謂わば、第1列65dの毛ないし第3列目65dの毛は、同期して一斉に、フリッカー食込み部66aに衝突し、一斉に離間するので、この衝突する毛の本数としては、ブラシローラ長手方向軸に沿った全数、つまり必ずほぼ最大本数となる。このため、各列のブラシ毛の接触タイミングは、同期した1つのタイミングに一致し揃ってしまうので、各ブラシ毛が衝突して生じる各衝撃力は、収束され、総和した値となる。この結果、ローラ1回転周期内での、ブラシ毛の接触によって生じる各衝突ごとでの衝撃力のピーク(最高値)、および振幅巾(衝撃力の最低値と最高値との差)は、大きくなる。換言すれば、ローラ1回転周期における、ブラシローラとしてそのブラシ毛の接触回数は、上記した円周上のブラシ本数と同一になる。
これに対して、この実施形態のように平行でない場合には、図8のグラフに示すように、ブラシ軸方向の第1列65dから第3列目65dまでの毛が、同時にフリッカーに衝突せず、互いに時間差を設けてそれぞれの毛が衝突するので、フリッカー全体への衝撃力が小さくなる。
すなわち、該衝突時点の毛の本数は、上記のように全数ではなく、たとえば全数の3分の1に留まる。これとともに、これらの3つの列間の衝突時点同士の間隔は短くなる。換言すれば、ローラ1回転周期における、ブラシローラとしてそのブラシ毛の接触回数は、上記した円周上のブラシ本数よりも大幅に多く、この本数を倍加した接触回数となる。このため、該接触ごとに生じる衝撃は、時間軸上の分散された各時点に位置して、これに応じて上記の合計した衝撃力よりも小さく、この合計衝撃力を分割した小さな衝撃力が多数生じることになる。
なお、図7のグラフおよび図8のグラフ中に示した各列は、ブラシローラ外周面に植設されたブラシ毛を、ブラシ軸(ブラシローラ軸長手方向)における基布幅65Bの長さ単位で区切られた各基布幅65B領域内(および各基布幅65B領域に相当する領域)での該ブラシ軸方向に数えて、1番目の列、2番目の列、3番目の列としており、ローラ1回転周期における、衝撃力の変動状態を示す第1列のグラフ線は、丸印を附した実線で示し、第2列の同グラフ線は、小三角印を附した一点鎖線で示し、第3列の同グラフ線は、下向き平行斜線を附した破線で示している。
また、従来構成の場合を示した図7のグラフにおいては、これらの第1列ないし第3列の衝撃力の挙動を示すグラフ線は、上記したようにその発生・消滅タイミングが同期し力の大きさがほぼ同じなので、互いに重複して1本のグラフ線として示されている。
そして、このように、説明の便宜上、第1列から第3列までとの3つの列に数えている、謂わば3列で代表しているが、これよりも多い実際上のn列であっても、各n列は互いに異なる衝突時点に分散されて衝突することには変わりないので、この実施形態の構成による同様な作用効果が得られる。
したがって、この結果、第1の実施形態の構成によれば、バンディング画像などの画質低下の要因となる感光体における振動周波数に特定のピークが生じることを解消できる。
すなわち、従来構成による効果とこの実施形態の構成による効果とを比較するため、図11にブラシ毛の並び方向65Dがクリーニングブラシローラ軸と平行である従来構成の場合と、図9に平行でないこの実施形態の構成の場合とでの、感光体回転ムラの周波数解析の結果を、それぞれ示す。
従来のように平行である構成の場合には、課題として採り上げた図11のグラフに明示されているように、(Cl/P)×ωの周波数[Hz]にピークを持っているが、毛並び方向65Dが平行でない構成の場合、つまりこの実施形態のようにクリーニングブラシローラ軸に対して所定の傾斜角度を設けてブラシ毛の並び方向65Dを非平行にした構成では、図9のグラフに示すように、周波の明瞭なピークはないと言える。すなわち、従来構成では、その構成に固有なピーク周波数に起因してバンディングなどの画質低下が生起する可能性があるのに対して、この実施形態の構成では、ピーク周波数を生じさせないので、画質低下を未然に防止できる。なお、前記の従来構成の衝撃力ピークを示した式中において、Cl[mm]:クリーニングブラシローラの円周であり、P[mm]:クリーニングブラシローラ円周方向の植毛ピッチ(円周方向におけるブラシ毛同士の間隔)であり、ω[rev/s]:クリーニングブラシローラの回転数(毎秒回転回数)である。
なお、クリーニングブラシローラ65のその回転1周期当りの衝撃力の合計値は、平行である場合と平行でない場合とでは同じであり、フリッキング能力の低下によりトナーがブラシ毛束内に固着することで発生するクリーニング能力の低下は起こらない。すなわち、この実施形態の構成によって得られるブラシローラ65の1回転周期当りの合計衝撃力は、つまり衝撃力の合計値はあくまで従来と同一であり、ただこの回転周期内での衝撃力のピーク値が低減され、かつ振幅巾(衝撃力の最低値と最高値との差)は、ほぼ一定の衝撃力が常時発生しているとみなせる程度に小さくなる。換言すれば、クリーニングブラシローラ65の1回転当たりの感光体表面に接するブラシ毛の合計本数は、従来構成と変わらず同一であり、各ブラシ毛の接触タイミングが、斉一ではなく、時間軸上に分散されて、接触回数が大幅に増加することになる。
また、上記したブラシローラ軸長手方向つまりブラシローラ回転中心線を基準にした毛並び方向の傾斜角度(ねじれ角)は、ブラシ毛自体の剛性強度やその長さ、このブラシ毛束への食込み部による食込み量などを勘案して、上記の衝撃力のピーク値や振幅巾によって規定される振動の大きさをできる限り小さくするように、適宜の角度に設定する。これは、たとえば、互いに異なる傾斜角度をそれぞれに設定した複数の実機を用いて上記の周波数を計測した比較試験等によって決定する。
さらに、上記したように、クリーニングブラシローラ65は、ベルト幅および長さ方向に配列してブラシ毛65bが植設された基布を、円筒形状の芯金65aに螺旋状に重複させずに巻き付けて形成したので、その毛並び方向65Dは、より厳密には、円筒を斜めに切断した楕円における緩やかな曲線の円弧線上に、揃えられることになり、たとえば、ローラ軸長手方向(ローラ回転中心線)に対する、この円弧線におけるその略中央部の接線がなす角度が、上記の傾斜角度となる。
以上説明したように、この第1の実施形態のクリーニング装置によれば、クリーニングブラシローラに付着したトナーを掻き落とす(フリッキング)ためのフリッキング作用を、クリーニングブラシローラ軸方向全域で同時的に発生させずに、謂わば該全域における個々のブラシ毛に起因したフリッキング作用を、時間軸上の互いに異なる各時点に分散させているので、フリッキング能力を維持しながら、フリッキング時に生じる振動を緩和することができる。すなわち、ブラシ毛によるフリッキング作用が時間軸上で局所的に集中されて、大きな反力(振動)となることを回避できる。このため、バンディング画像を生じさせるなどの画質に影響を与える程度の振動を像担持体に伝播させずに済む。すなわち、バンディングと呼称された副走査方向の濃度変動が、画像に現われることを回避できる。この結果、画質の向上が図れる。
しかも、この第1の実施形態にクリーニング装置では、ベルト長さ方向およびベルト幅方向に配列してブラシ毛が植設されたベルト状の基布を、直管体状のブラシ本体(芯金)に螺旋状に巻き付けて、クリーニングブラシローラを構成し、該ローラ軸長手方向の単位長さ当たりにこの螺旋が進む長さで規定される傾斜角度を設定しているので、ブラシローラのブラシ毛として、ローラ軸長手方向における概略ベルト幅単位で区分され、この区分された各領域で一定の傾斜角度の線上に揃うことになる。したがって、概略ベルト幅単位で区分された各領域で、均等にブラシ毛の接離が生じて、ブラシローラの長手方向の全域で片寄ることがなくなる。すなわち、少なくとも、それぞれ領域で1つづつのブラシ毛が接触を開始し、同様にそれぞれ領域で、他の1つづつのブラシ毛が離れることになる。このため、たとえこのようなブラシ毛の接離によって振動が生じるとしても、ブラシローラの長手方向における特定領域に片寄らせることなく、全域に均一に分散できる。この結果、画像の一部分の画質低下の要因となる感光体の軸長手方向における部分的な振動が伝播されることを抑制でき、これによっても画質の向上が図れる。
特に、この第1の実施形態のクリーニング装置では、ループ状の毛束を植設したループブラシローラの構成としたので、直毛ブラシに比べて弾性強度が高くなり、この高弾性強度のループ状毛束に起因した高いクリーニング性のメリットを享受しながらも、高弾性強度に起因して大きくなる振動を充分に抑制することができる。換言すれば、ループブラシローラのクリーニング性能を、振動要因によって制約されることなく、最大限に発揮させることが可能となる。
次にこの発明の第2の実施形態を説明する。なお、上記の第1実施形態と同一の構成部材には、同一の符号を付して、説明を省略または簡略化することにする。すなわち、特に記載しないが、この第2の実施形態で説明しない構成、つまりクリーニング装置やその他の構成およびそれぞれの動作などは、上記の第1実施形態と同一とされている。
上記した第1実施形態では、従来の構成に比べて、クリーニングブラシローラ自体の構成を変更したのに対して、この第2の実施形態では、フリッカーの構成を変更して、同様な作用効果を得るようにしている。
上述したように、フリッカーには、クリーニングブラシローラのブラシ毛先端に接するだけではなく、該ブラシ毛束内に食い込む食込み部66aが、一体的に形成されており、さらに、この第2の実施形態では、図10に示すように、この食込み部66aの上端周縁の長手方向は、クリーニングブラシローラ軸の長手方向と平行ではなく、所定の傾斜角度を有するように形成されている。すなわち、この食込み部66aの上端周縁は、ローラ軸長手方向に間欠的にではなく、連続的な所定形状に形成され、そのローラ軸長手方向上の各箇所に上端周縁部分が、所定の傾斜角度を確保した所定形状の線上に揃うように形成されている。
このように、クリーニングブラシローラ65の毛の並び方向がクリーニングブラシローラ軸と平行であっても、フリッカー食込み部66aの長手方向がクリーニングブラシローラ軸方向と平行ではなく、角度を持っていれば、上記の第1の実施形態の構成と同様の効果が得られる。
すなわち、上記の第1の実施形態で毛の並び方向を所定に傾斜させた構成に代替して、この第2の実施形態では、毛の並び方向をローラ軸の長手方向と平行にしたうえで、食込み部の直線状の上端周縁を、ローラ軸の長手方向に対して上記の毛並び方向の傾斜角度(ねじれ角)と同程度の傾斜角度分、所定に傾斜させているので、上記と同様な作用が得られ、少なくとも、同一の効果を奏することができる。
以上説明したように、この第2の実施形態のクリーニング装置によれば、少なくとも、上記の第1の実施形態の構成と同様の効果が得られる。他方、このようにフリッカーの食込み部の修正だけで、つまり固定部材であるフリッカーの形状を変更すれば済むので、構成として簡単であり、低コストで実現できる。
特に、ブラシ毛の並び方向がローラ軸長手方向と平行なクリーニングブラシローラを有した既存のクリーニング装置に、この第2の実施形態の構成を適用すれば、上記の作用効果が得られるので、広い適用範囲が得られる。すなわち、既存のクリーニング装置における平行なフリッカーを、上記したフリッカー食込み部を傾斜させたフリッカーに交換すれば、済む。他方たとえば、平行な食込み部に対して、所定の傾斜角度を有した部材を付加した構成にしても実現できる。
なお、この第2の実施形態の構成において、フリッカー食込み部の上端周縁は、上記した第1の実施形態における円弧線上に揃えた毛並び方向と同様に、立体的な曲線状に形成することが、より好ましい。すなわち、たとえば、ローラ長手方向における上端周縁の一端を起点にして、この一端からローラ長手方向の他端側に所定長さ進むたびに、該進んだ位置での径方向の横断面における、ブラシ毛の全長から食込み量を差し引いた長さの半径の円と、傾斜角度に基づき、この所定長さに応じた角度の分だけ起点での角度から増加した角度を有した該円中心からの放射線との交点を設定して、これらの設定点を、なめらかな曲線で連続させた極めて緩やかな螺旋状の曲線上に上端周縁が位置するように形成してもよい。しかし、上記した作用効果が適度に得られるのであれば、このように上端周縁を、立体的な曲線状に形成した構成としなくてもよい。
請求項2の発明によれば、フリッカーと接触するクリーニングブラシローラの毛の並び方向がクリーニングブラシローラの軸方向と平行ではないことで、フリッキング時に発生する振動が抑制され、かつフリッキング能力が維持することができる。
請求項3の発明によれば、クリーニングブラシローラの毛束内に食込んでいるフリッカーの食込み部の長手方向が、クリーニングブラシローラの軸方向と平行ではないことで、フリッキング時に発生する振動が抑制され、かつフリッキング能力を維持することができる。
請求項4の発明によれば、フリッカーと接触するクリーニングブラシローラの回転方向が像担持体の回転方向とは逆方向であることで、像担持体表面上の未転写トナーの掻き取り能力を向上することができる。
請求項5の発明によれば、フリッカーと接触するクリーニングブラシローラが、ループブラシローラの構成であることで、像担持体表面上の未転写トナーなどの異物の掻き取り能力を向上することができる。
また、ループブラシのフリッキング作用力は、直毛ブラシに比較して大きいため、振動を抑制できる請求項2のブラシの毛の並びまたは請求項3のフリッカー形状になっている場合、この振動を抑制する効果は、より一層有効となる。
請求項6の発明によれば、潜像を担持する像担持体と、転写後の像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを少なくとも含んで一体に支持されたプロセスカートリッジとすることで、クリーニング装置を容易に着脱することが可能となりメンテナンス性が容易になり、サービス性が向上することができる。
請求項7の発明によれば、フリッキング時の振動を抑制することで、副走査方向の濃度変動であるバンディングが防止されて、バンディング画像を発生させずに済み、画質の向上が図れるとともに、経時においてもクリーニング性能が劣化することがない、画像形成装置を提供することができる。
請求項8の発明によれば、フリッキング時の振動を抑制することで、副走査方向の濃度変動であるバンディングが防止されて、バンディング画像を発生させずに済み、画質の向上が図れるとともに、経時においてもクリーニング性能を劣化させずに済む画像形成装置を提供することができる。
さらに、プロセスカートリッジとすることで、クリーニング装置を容易に着脱することが可能となって容易なメンテナンス性が得られることになり、サービス性が向上した画像形成装置を提供することができる。
なお、上記した第1の実施形態の構成と、第2の実施形態の構成とは互いに排除することなく、これらの2つの構成を同時に適用してもよい。すなわち、フリッキング時の振動を抑制するのに必要なブラシローラ軸(ブラシローラ回転中心線)に対する傾斜角度が、設計予測や実機試験などによってあらかじめ一意的に定まるのであれば、この傾斜角度値を2分割して、この2分割した一方の値を、ブラシローラ軸(ブラシローラ回転中心線)を基準にした、ブラシローラにおけるその毛並び方向の傾斜角度に割当て、かつ、2分割した他方の値を、逆方向に傾斜した角度として、フリッカー食込み部におけるその上端周縁の傾斜角度に割当てた構成としてもよい。したがって、特にこの2つの部材にそれぞれ分担させてブラシローラ軸を基準にした両部材間の傾斜角度を所定に設定した構成によれば、傾斜角度の設定範囲を広げることができ、設計上の選択幅を拡大できる。すなわち、いずれか一方の部材の条件で制約でされることなく、これらの両方の部材の条件を組み合わせたものが、この構成による制約の上限となる。このため、たとえばブラシ毛の毛の長さやその剛性強度、ブラシローラ回転速度、トナー特性(平均的なトナー粒子径や球形度)などの各種の設計条件によって、必要な傾斜角度が大きな角度であっても、容易に実現することができる。
また、上記した第1の実施形態のクリーニング装置では、クリーニングブラシローラの構成を前提としたが、これに限られることなく、クリーニングブラシベルトの構成を前提にして、該クリーニングブラシベルト上にブラシ毛の毛並び方向を、ベルトの進行方向に対して所定の傾斜角度を設けて植設した構成としてもよく、またこのクリーニングブラシベルトの構成において、第2の実施形態のクリーニング装置と同様に、ベルトの進行方向に対して直交する方向にブラシ毛の毛並び方向を設定したうえで、ベルトの進行方向に対して所定の傾斜角度を設けてフリッカーの食込み部の接触周縁を形成した構成としてもよく、さらには、これらの両者の構成を組み合わせてもよい。
この発明の第1の実施形態のクリーニング装置を示し、このクリーニング装置を採用した画像形成装置の全体構成を示す概略正面図である。 この第1の実施形態のクリーニング装置を内蔵したプロセスカートリッジである画像形成ユニットを示し、この画像形成ユニットの主要な内部部材の概略を示す断面図である。 この第1の実施形態のクリーニング装置を内蔵した画像形成ユニットを示し、この画像形成ユニットの概略を一部破断して示す斜視図である。 この第1の実施形態のクリーニング装置を内蔵した画像形成ユニットを示し、この画像形成ユニットの概略を分解して示す斜視図である。 この第1の実施形態のクリーニング装置を示し、感光体の周囲に配置された、このクリーニング装置の主要部材であるクリーニングブレード、潤滑材塗布ブラシローラ、クリーニングブラシローラを主体に示す概略図である。図である。 この第1の実施形態のクリーニング装置を示し、クリーニングブラシローラのフリッカー作用を説明するための、感光体の周囲に配置された、潤滑材塗布ブラシローラ、クリーニングブラシローラ、フリッカーを主体に示す概略斜視図である。 この第1の実施形態のクリーニング装置を示し、潤滑材塗布ブラシローラ、クリーニングブラシローラ、フリッカーを主体に示す概略側面図である。 この第1の実施形態に係わり、ブラシ毛の毛並び方向がクリーニングブラシローラ軸に平行である従来構成において、該ローラの1回転周期当たりの毛並び方向が平行なブラシ毛によるフリッカーへの衝撃力が変動する状態を示したグラフである。 この第1の実施形態のクリーニング装置に係わり、ブラシ毛の毛並び方向がクリーニングブラシローラ軸に対して所定の傾斜角度を設定した非平行な構成であるこの第1の実施形態のクリーニング装置において、該ローラの1回転周期当たりの毛並び方向が非平行なブラシ毛によるフリッカーへの衝撃力が変動する状態を示したグラフである。 この第1の実施形態のクリーニング装置において、このクリーニング装置がクリーニングした感光体上で計測された感光体回転ムラの周波数解析の結果を示すグラフである。 この発明の第2の実施形態のクリーニング装置を示し、潤滑材塗布ブラシローラ、クリーニングブラシローラ、フリッカーを主体に示す概略側面図である。 ブラシ毛の毛並び方向がクリーニングブラシローラ軸に平行である従来構成のクリーニング装置において、このクリーニング装置がクリーニングした感光体上で計測された感光体回転ムラの周波数解析の結果を示すグラフである。
符号の説明
1(1K〜1Y) 像担持体(感光体) 2 帯電手段(帯電装置)
3 露光手段(露光装置) 4 現像手段(現像装置)
4a 現像剤担持体 4b,4c 攪拌部材
5 転写手段(転写装置) 50 中間転写ベルト
51 1次転写手段 6 クリーニング装置
61 クリーニングブレード 62 潤滑材塗布ブラシローラ
64 固形潤滑剤 65 クリーニングブラシローラ
65a 芯金(心金軸) 65b ブラシ毛(毛束)
65B 基布幅
65D ブラシ円周方向の植毛ライン(毛の並び方向)
66 フリッカー 66a 食込み部
67 トナー回収コイル 7 定着手段
71a プロセスカートリッジ枠体(右) 71b プロセスカートリッジ枠体(左)
8 排紙トレイ
10(10K〜10Y) 画像形成ユニット(プロセスカートリッジ)
100 画像形成装置(フルカラー複写機)
200 給紙部 300 画像形成部
400 原稿読取り部 500 自動原稿搬送部
A 潤滑材塗布ブラシローラの回転方向
B クリーニングブラシローラの回転方向
C フリッキングされたトナーの飛散方向
D トナー回収コイルの回転方向
G 像担持体(感光体)の回転方向

Claims (8)

  1. 像担持体表面をクリーニングするクリーニング装置であって、
    像担持体表面に当接するように配置されたクリーニングブレードと、像担持体表面に潤滑材を塗布するための塗布ブラシローラと、像担持体表面の転写残トナーを掻き取るためのクリーニングブラシローラと、クリーニングブラシローラに付着したトナーを掻き落とすためのフリッカーとを有し、
    前記フリッカーのフリッキング作用が、クリーニングブラシローラ軸方向全域で同時に作用しないように構成したことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記フリッカーと接触するクリーニングブラシローラの毛の並び方向は、クリーニングブラシローラの軸方向と平行ではないように構成したことを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 前記フリッカーは、クリーニングブラシローラの毛束内に食い込む食込み部を有し、この食込み部の長手方向は、クリーニングブラシローラの軸方向と平行ではないように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記クリーニングブラシローラの回転方向は、前記像担持体の回転方向とは逆方向であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のクリーニング装置。
  5. 前記クリーニングブラシローラは、ループブラシローラの構成であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のクリーニング装置。
  6. 像担持体と、像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを少なくとも含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されたプロセスカートリッジであって、
    前記クリーニング手段は、前記請求項1ないし5のいずれかに記載のクリーニング装置であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 像担持体と、像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを、少なくとも備える画像形成装置において、
    前記クリーニング手段は、前記請求項1ないし5のいずれかに記載のクリーニング装置であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 像担持体と、像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを、少なくとも備える画像形成装置において、前記請求項6に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置。
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