JPH08160819A - クリーニング装置およびこのクリーニング装置を備える画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置およびこのクリーニング装置を備える画像形成装置

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JPH08160819A
JPH08160819A JP29968894A JP29968894A JPH08160819A JP H08160819 A JPH08160819 A JP H08160819A JP 29968894 A JP29968894 A JP 29968894A JP 29968894 A JP29968894 A JP 29968894A JP H08160819 A JPH08160819 A JP H08160819A
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bristle brush
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JP29968894A
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English (en)
Inventor
Keiji Itaya
敬二 板谷
Yukio Sugawara
幸男 菅原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はブラシの毛抜けを防止して良好にクリ
ーニングでき、しかも、像担持体から掻き落とした現像
剤を特別な回収機構を必要とすることなく回収できるよ
うにしたクリーニング装置およびこのクリーニング装置
を備える画像形成装置を提供することを目的とする。 【構成】本発明は周面に植毛構造をループパイル形状と
する毛ブラシ部13bを有するとともに該毛ブラシ部1
3bに螺旋状の溝部16を形成し、転写チャージャー5
による現像剤像の転写後、感光体ドラム1上に残留した
現像剤を前記毛ブラシ部13bの回転により掻取るとと
もに、この現像剤を溝部16により軸方向に搬送する毛
ブラシロール13と、前記感光体ドラム1に当接し、前
記毛ブラシロール13により除去しきれなかった残留現
像剤を掻取り除去するクリーニングブレード14とを具
備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、電子写真装
置における感光体ドラム上の残留現像剤を除去するクリ
ーニング装置およびこのクリーニング装置を備える画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置においては、感光体ドラム
上に形成した原稿像と対応するトナー像を転写チャジャ
ーにより転写紙に転写し、この転写後、感光体ドラム上
に残留したトナーをクリーニング装置により除去するよ
うになっている。このクリーニング装置としては、たと
えば、クリーニングブレードとファーブラシを組合せた
ものがあり、前記ファーブラシの回転により感光体ドラ
ム上のトナーを除去し、除去しきれなかったトナーは、
前記クリーニングブレードにより再度、掻き取り除去す
るようになっている。
【0003】また、このクリーニング装置は、感光体ド
ラム上の残留トナーを除去したのち、この除去トナーを
回収する機能を持ち、その機能が長期にわたり持続する
必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、上記ファーブラシに抜け毛が生じ易く、この
抜け毛が感光体ドラムとクリーニングブレードとの間に
挟まってしまうことがある。この場合には、クリーニン
グ能力が著しく低下すると同時に感光体ドラムおよびク
リーニグブレードに傷を付けてしまうという問題があっ
た。
【0005】また、クリーニングブレードにて感光体ド
ラムから掻き落としたトナーを螺旋状のオーガやコイル
スプリングの回転により、あるいは、空気吸引装置の吸
引により搬送回収するため、装置が大型化するとともに
コスト高になるという問題があった。
【0006】そこで、本発明はブラシの毛抜けを防止し
て良好にクリーニングでき、しかも、像担持体から掻き
落とした現像剤を特別な回収機構を必要とすることなく
回収できるようにしたクリーニング装置およびこのクリ
ーニング装置を備える画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、現像剤像を担持する
回転自在な像担持体と、この像担持体に担持された現像
剤像を用紙に転写させる転写手段と、回転体の周面に植
毛構造をループパイル形状とする毛ブラシ部を有し、前
記転写手段による現像剤像の転写後、前記像担持体上に
残留した現像剤を前記回転体を回転させてそのブラシ部
により掻取る掻取手段と、前記像担持体に当接し、前記
掻取手段により除去しきれなかった残留現像剤を掻き取
り除去するクリーニングブレードとを具備してなる。
【0008】請求項2記載のものは、現像剤像を担持す
る回転自在な像担持体と、この像担持体に担持された現
像剤像を用紙に転写させる転写手段と、回転体の周面に
植毛構造をループパイル形状とする毛ブラシ部を有する
とともに該毛ブラシ部に螺旋状の溝部を形成し、前記転
写手段による現像剤像の転写後、前記像担持体上に残留
した現像剤を前記回転体を回転させてそのブラシ部によ
り掻き取るとともに、この現像剤を溝部により軸方向に
搬送する掻取手段と、前記像担持体に当接し、前記掻取
手段により除去しきれなかった残留現像剤を掻き取り除
去するクリーニングブレードとを具備してなる。
【0009】請求項3記載のものは、現像剤像を担持す
る回転自在な像担持体と、この像担持体に担持された現
像剤像を用紙に転写させる転写手段と、回転体の周面に
植毛構造をループパイル形状とする毛ブラシ部を有する
とともに該毛ブラシ部に螺旋状の溝部を形成し、前記転
写手段による現像剤像の転写後、前記像担持体上に残留
した現像剤を前記回転体の回転によりその毛ブラシ部に
より掻取るとともに、この現像剤を溝部により軸方向に
搬送する掻取手段と、前記像担持体に当接し、前記掻取
手段により除去しきれなかった残留現像剤を掻き取り除
去するクリーニングブレードとを具備し、前記像担持体
の周速をVP 、掻取用回転体の周速をVB 、毛ブラシ部
と像担持体の回転方向の接触幅をL、螺旋状の溝部の断
面周長l1 としたとき、l1 <(L/VP )VB の関係
を持たせてなる。
【0010】請求項4記載のものは、現像剤像を担持す
る回転自在な像担持体と、この像担持体に担持された現
像剤像を用紙に転写させる転写手段と、回転体の周面に
植毛構造をループパイル形状とする毛ブラシ部を有する
とともに該毛ブラシ部に螺旋状の溝部を形成し、かつ、
前記毛ブラシ部の植毛配列を前記像担持体の軸方向に対
し、90°より小さい範囲の角度で傾かせて接触させ、
前記転写手段による現像剤像の転写後、前記像担持体上
に残留した現像剤を前記回転体の回転によりその毛ブラ
シ部により掻取るとともに、この現像剤を溝部により軸
方向に搬送する掻取手段と、前記像担持体に当接し、前
記掻取手段により除去しきれなかった残留現像剤を掻き
取り除去するクリーニングブレードとを具備してなる。
【0011】請求項5記載のものは、現像剤像を担持す
る回転自在な像担持体と、この像担持体に担持された現
像剤像を用紙に転写させる転写手段と、回転体の周面に
植毛構造をループパイル形状とする毛ブラシ部を有する
とともに該毛ブラシ部に螺旋状の溝部を形成し、前記転
写手段による現像剤像の転写後、前記像担持体上に残留
した現像剤を前記回転体の回転によりその毛ブラシ部に
より掻取るとともに、この現像剤を溝部により軸方向に
搬送する掻取手段と、前記像担持体に当接し、前記掻取
手段により除去しきれなかった残留現像剤を掻き取り除
去するクリーニングブレードと、前記掻取用回転体を必
要に応じて前記残留現像剤の掻取り時と逆方向に前記像
担持体の回転に伴って従動回転させて前記像担持体に現
像剤を付着させる駆動手段とを具備してなる。
【0012】
【作用】前記毛ブラシ部の植毛構造をループパイル形状
とすることにより、抜け毛を防止し、クリーニングブレ
ードと像担持体との間に抜け毛を挟ませることのないよ
うにする。
【0013】また、毛ブラシ部に螺旋状の溝を設けるこ
とにより、掻き落とした現像剤を特別な搬送機構を用い
ることなく搬送する。また、像担持体の周速をVP 、掻
取用回転体の周速をVB 、毛ブラシ部と像担持体の回転
方向との接触幅をL、螺旋状の溝部の断面周長をl1
したとき、l1 <(L/VP )VB の関係を持たせるこ
とにより、クリーニグブレードに至る前に毛ブラシ部に
より残留現像剤と像担持体との結合位置を機械的にずら
して結合力を弱めてクリーニングブレードに対するクリ
ーニング負荷を軽減させる。
【0014】さらに、毛ブラシ部のループパイル状の植
毛配列を像担持体に対し所定角度傾かせることにより、
掻取手段の軸方向に沿う現像剤の搬送能力を高める。ま
た、掻取手段を像担持体の回転に伴って選択的に従動回
転させることにより、像担持体の交換時などにおいて、
クリーニング装置をセットしたたままの状態で像担持体
回りのプロセス設定を可能とする。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例を参照し
て説明する。図1中1は矢印方向に回転する像担持体と
しての感光体ドラム1で、この感光体ドラム1の周囲部
にはその回転方向に沿って順次、帯電チャージャー2、
露光部3、現像装置4、転写、剥離チャージャー5,6
およびクリーニング装置7が配設されている。
【0016】画像形成時には、図示しない露光装置によ
り原稿が露光され、原稿からの反射光が感光体ドラム1
上に矢印で示すように照射される。上記感光体ドラム1
の表面は帯電チャージャー2により帯電され、上記光が
照射されることにより、原稿像に対応する静電潜像が形
成される。この静電潜像は感光体ドラム1の回転によ
り、現像器4に対向される。ここで、静電潜像に対し、
現像器4の現像ローラ4aの回転により、現像剤として
のトナーが供給されて現像されてトナー像になる。
【0017】一方、このときには、図示しない給紙部か
ら用紙が供給され、この用紙は感光体ドラム1と転写チ
ャージャー5との間の画像転写部に送られ、ここで、上
記トナー像が用紙Pに転写される。この用紙Pに転写さ
れたトナー像は図示しない定着器に送られて定着された
のち、排紙される。また、トナー像の転写後、感光体ド
ラム1上に残留したトナーtはクリーニング装置7によ
ってクリーニングされる。
【0018】つぎに、上記クリーニング装置7について
詳しく述べる。図中11は装置本体で、この装置本体1
1内には掻取手段としての毛ブラシロール13が回転自
在に設けられ、この毛ブラシロール13は上記感光体ド
ラム1に対してアゲインスト方向に回転するようになっ
ている。上記毛ブラシロール13は感光体ドラム1に対
して回転方向の接触幅Lで接触し、回転することにより
感光体ドラム上の残留トナーが掻き落とされるようにな
っている。前記毛ブラシ13の上方部にはクリーニング
ブレード14が設けられ、上記毛ブラシロール13の回
転により、除去しきれなかった感光体ドラム1上の残留
トナーを完全に除去するようになっている。また、上記
装置本体11の内面部にはトナー掻落部材15,15が
突設され、このトナー掻落部材15,15は上記毛ブラ
シロール13に接触し、毛ブラシロール13に付着した
トナーtを掻き落とすようになっている。
【0019】図2(a)は上記毛ブラシロール13を示
す図である。この毛ブラシロール13は回転体としての
ロール部13aと、このロール部13aの周面に植毛さ
れた毛ブラシ部13bとによって構成されている。
【0020】上記毛ブラシロール13には螺旋状の溝1
6が設けられ、この溝16の断面周長l1 は、感光体ド
ラム1の周速をVP 、毛ブラシロール13の周速をVB
、毛ブラシロール13と感光体ドラム1とのニップ幅
をLとしたとき、 l1 <(L/VP )VB の関係を有するように構成されている。
【0021】この構成により、毛ブラシロール13と感
光体ドラム1のニップ領域を残留トナーが通過する際
に、少くとも毛ブラシロール13により掻き落される
か、感光体ドラム1上のトナー付着点をずらす効果があ
る。
【0022】また、掻き落されたトナーは毛ブラシロー
ル13の軸方向に螺旋状の溝16によって導かれ搬送さ
れる。図2(c)は上記毛ブラシロール13の毛ブラシ
部13bを示す。この毛ブラシ部13bはループパイル
形状の植毛構造を有している。この植毛構造により、毛
抜けの防止が図られている。
【0023】なお、従来は、パイルを一定の毛先長さに
カットし、ロールを形成していたが、毛抜けが生ずるこ
と、毛倒れが生じやすい等の問題があった。上記毛ブラ
シロール13の毛ブラシ部13bの植毛配列は図3に示
すように、感光体ドラム1の軸方向に対し所定の角度θ
の傾きで接触している。
【0024】この構成は感光体ドラム1上の残留トナー
の掻き取り能力を高めるとともに、毛ブラシ部13bの
毛倒れ変形を軽減すると同時に掻き落しトナーを毛ブラ
シロール13の軸方向に搬送する機能がある。
【0025】上記毛ブラシ部13bの接触角度θは10
°<θ<80°、望ましくは30°<θ<60°が良
い。図4はトナーの搬送性能を示すグラフ図、図5はト
ナーの掻き落とし性能を示すグラフ図である。
【0026】この図からも分かるように、上記接触角度
θが大きいと、トナーを搬送する能力が落ち、逆に接触
角度θ小さいと、搬送負荷が増える。したがって、トナ
ーの掻き落し量と搬送力のバランスが必要である。
【0027】実施例として、ロール部13aに繊維長8
mm、密度60000本/cm2 となる様に毛ブラシ部
13bを植毛し、θ=35°、φ30、l1 =5mmの
毛ブラシロール13を構成し、ニップ幅L=16mm、
感光体ドラム1の周速をVP=420mm/s、毛ブラ
シロール13の周速をVB =300mm/sにして10
0,000枚コピーしたところ、毛ブラシロール13に
トナーが団子状に固る搬送不良等の不具合はみられなか
った。
【0028】なお、上記毛ブラシ部13bの材質は、ポ
リエステル(ポリエチレンテレフタレート)、ポリアミ
ド(ナイロン)、再生セルロース(レーヨン)が望まし
い。また、上記毛ブラシ部13bの繊維には摩擦帯電を
防止するために、導電性カーボンブラック、金属粉を
5.20w%内添してもよい。
【0029】さらに、上記毛ブラシロール13のロール
部13a、または、トナーの掻落部材15はアースに接
続してもよい。この様な構成であれば、毛ブラシロール
13の著しい電圧の上昇はなく、感光体ドラム1の残留
トナーを掻き落し、そのトナーを螺旋状の毛ブラシ部1
3bにより軸方向に良好に搬送できる。
【0030】ところで、本発明は毛ブラシロール13と
クリーニングブレード14のハイブリッドクリーニング
方式であるため、感光体ドラム1上に滑材又はトナーが
存在しないと、クリーニングブレード14が捲れる現象
が発生する。
【0031】このため、感光体ドラム1又はクリーニン
グブレード14の交換時には、感光体ドラム1の回転と
毛ブラシロール13がウィズ方向に等速回転するのが良
い。通常、感光体ドラム1を交換する場合には、帯電チ
ャージャ2の電流設定が行なわれる。これは、感光体ド
ラム1を回転させ電流を自動設定するわけであるが、現
像器4を外し、クリーニング装置7をセットした状態で
感光体ドラム1を回転すると、上記問題、すなわち、ク
リーニングブレード14の捲れが発生する。
【0032】このため、クリーニング装置7を外して帯
電チャージャ2の電流を設定する必要があった。本願発
明では、毛ブラシロール13を感光体ドラム1とウィズ
方向に等速回転させることにより、クリーニングブレー
ド14のエッジ部にトナーを供給することができ、最初
よりクリーニング装置7をセットして、クリーニング装
置7の取り外し、つけ忘れ等の問題もなくサービスの向
上を図ることができるようになっている。
【0033】すなわち、本願発明では、現像器4をセッ
トすると、毛ブラシロール13を感光体ドラム1の回転
方向に対してアゲインスト方向に回転する様に構成して
いる。
【0034】次に、このウイズ方向からアゲインスト方
向に毛ブラシロール13の回転方向を切り換えるメカニ
ズムを図5、図6にて説明する。図中21は感光体ドラ
ム1のドラム駆動モータで、このドラム駆動モータ21
は駆動ギヤ22を介して感光体ギヤ23に接続されてい
る。前記感光体ギヤ23はアイドルギヤ26を介して選
択的に毛ブラシロール13のブラシロールギヤ27に接
続される。上記アイドルギヤ26は中途部が回動自在に
支持されたレバー28の一端部に取り付けられ、前記レ
バー28の他端部にはソレノイド25が接続されてい
る。上記ソレノイド25のON、OFFにより、上記レ
バー28が回動されてそのアイドルギヤ26が上記感光
体ギヤ23あるいはブラシロールギヤ27に選択的に接
続されるようになっている。
【0035】しかして、通常コピーモード時は、感光体
ドラム1はドラム駆動モータ21により駆動ギヤ22お
よび感光体ギヤ23を介して回転される。更に、感光体
ドラム1に接触する毛ブラシロール13はコピー時のみ
ソレノイド25がON(吸引される)され、レバー28
に接続されているアイドルギヤ26によって感光体ギヤ
23とブラシロールギヤ27が連動する。これにより、
ブラシロール27は反対方向(矢印C方向)に回転し、
感光体ドラム1の表面のクリーニングが実施される。
【0036】また、機体セットアップ時における調整段
階ではM/Cテストコードに依り種々の調整が実施され
るが、上記の通り現像器4を外した状態で調整時クリー
ナをセットし、感光体ドラム1を回転させた時の不具合
は、次ぎの様なメカニズムで解消させる。
【0037】まず、M/C調整テストコードを選択する
ことで、通常のコピーモードでONするソレノイド25
をOFFのままで感光体ドラム1を回転させる。これに
より、レバー28に接続されたアイドルギヤ26がブラ
シロールギヤ27から離間したままの状態で感光体ドラ
ム1が回転し、毛ブラシロール13は感光体ドラム1の
回転により、連れ回りウィズ方向(矢印D方向)に回転
する。
【0038】この回転により、主クリーニング手段で有
るブレード(図示しない)エッジ部にトナーを供給する
ことが可能になり、サービス時の種々の問題は解消する
ことが可能になる。
【0039】なお、本発明は上記一実施例に限られるも
のではなく、図8に示すように、太さの異なるφ25μ
とφ30μのレーヨン繊維31c,31dを交互に又は
溝エッジ部に植毛して毛ブラシロール31の毛ブラシ部
31bを構成するようにしても良い。
【0040】この実施例により、毛ブラシ部31bの毛
倒れを確実に防止でる。また、摩擦帯電特性の異なる繊
維、例えば再生セルロース材は正に帯電して負のトナー
を吸引し易く、フッ素材(テフロン)は負に帯電して正
のトナーを吸引し易い。したがって、再生セルロース材
とフッ素材(テフロン)を混紡し、ループパイル構成と
することでも上記と同様に毛倒れを防止できる。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、毛ブラシ
部の植毛構造をループパイル形状とするから、抜け毛を
防止でき、クリーニングブレードと像担持体との間に挟
まることがない。したがって、像担持体を傷つけること
がないとともに、クリーニング不良の発生を防止でき
る。
【0042】また、毛ブラシ部に螺旋状の溝を設けた
ら、掻き落とした現像剤を搬送することができる。した
がって、従来のように特別に、現像剤の搬送機構を必要
とすることがなく、構成的に小型化できる。
【0043】また、像担持体の周速をVP 、除去手段の
周速をVB 、ブラシ部と像担持体ののニップ幅をL、毛
ブラシロールの螺旋状の溝部の断面周長をl1 としたと
き、l1 <(L/VP )VB の関係を持たせたから、ク
リーニグブレードに至る前に毛ブラシ部により残留現像
剤と像担持体との結合位置を機械的にずらして結合力を
弱めることができ、クリーニングブレードに対するクリ
ーニング負荷を軽減できる。
【0044】さらに、毛ブラシ部のループパイルの植毛
配列を像担持体の軸方向に対し所定角度傾かせるから、
毛ブラシ軸方向の搬送能力を高めることができる。ま
た、毛ブラシロールを像担持体の回転に伴って選択的に
従動回転させることができるから、像担持体の交換時な
どにおいて、クリーニング装置をセットしたたままの状
態で像担持体回りのプロセス設定が可能となり、サービ
ス性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電子写真装置の内部構
成を示す図。
【図2】図2は図1中のクリーニング装置の毛ブラシロ
ールを示すもので、図2(a)はその一部を示す斜視
図、図2(b)はその溝部の断面周長さを示す断面図、
図2(c)はその植毛構造を示す図。
【図3】図2の毛ブラシロールの植毛配列の感光体ドラ
ムに対する接触角度を示す図。
【図4】図2の毛ブラシロールの植毛配列の角度と現像
剤の搬送性能との関係を示すグラフ図。
【図5】図2の毛ブラシロールの植毛配列の角度と現像
剤の掻取き落とし性能との関係を示すグラフ図。
【図6】図1の感光体ドラムおよび毛ブラシロールの駆
動機構を示す平面図。
【図7】図6の駆動機構を示す側面図。
【図8】本発明の他の実施例である毛ブラシロールを示
す正面図。
【符号の説明】
1…感光体ドラム(像担持体)、5…転写チャージャ
(転写手段)、13b,31b…毛ブラシ部、13,3
1…毛ブラシロール(掻取用回転体)、14…クリーニ
ングブレード16…溝部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤像を担持する回転自在な像担持体
    と、 この像担持体に担持された現像剤像を用紙に転写させる
    転写手段と、 回転体の周面に植毛構造をループパイル形状とする毛ブ
    ラシ部を有し、前記転写手段による現像剤像の転写後、
    前記像担持体上に残留した現像剤を前記回転体を回転さ
    せてそのブラシ部により掻取る掻取手段と、 前記像担持体に当接し、前記掻取手段により除去しきれ
    なかった残留現像剤を掻き取り除去するクリーニングブ
    レードと、 を具備してなるクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 現像剤像を担持する回転自在な像担持体
    と、 この像担持体に担持された現像剤像を用紙に転写させる
    転写手段と、 回転体の周面に植毛構造をループパイル形状とする毛ブ
    ラシ部を有するとともに該毛ブラシ部に螺旋状の溝部を
    形成し、前記転写手段による現像剤像の転写後、前記像
    担持体上に残留した現像剤を前記回転体を回転させてそ
    のブラシ部により掻き取るとともに、この現像剤を溝部
    により軸方向に搬送する掻取手段と、 前記像担持体に当接し、前記掻取手段により除去しきれ
    なかった残留現像剤を掻き取り除去するクリーニングブ
    レードと、 を具備してなるクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 現像剤像を担持する回転自在な像担持体
    と、 この像担持体に担持された現像剤像を用紙に転写させる
    転写手段と、 回転体の周面に植毛構造をループパイル形状とする毛ブ
    ラシ部を有するとともに該毛ブラシ部に螺旋状の溝部を
    形成し、前記転写手段による現像剤像の転写後、前記像
    担持体上に残留した現像剤を前記回転体の回転によりそ
    の毛ブラシ部により掻取るとともに、この現像剤を溝部
    により軸方向に搬送する掻取手段と、 前記像担持体に当接し、前記掻取手段により除去しきれ
    なかった残留現像剤を掻き取り除去するクリーニングブ
    レードと、 を具備し、 前記像担持体の周速をVP 、掻取用回転体の周速をVB
    、毛ブラシ部と像担持体の回転方向の接触幅をL、螺
    旋状の溝部の断面周長l1 としたとき、l1 <(L/V
    P )VB の関係を持たせたことを特徴とするクリーニン
    グ装置。
  4. 【請求項4】 現像剤像を担持する回転自在な像担持体
    と、 この像担持体に担持された現像剤像を用紙に転写させる
    転写手段と、 回転体の周面に植毛構造をループパイル形状とする毛ブ
    ラシ部を有するとともに該毛ブラシ部に螺旋状の溝部を
    形成し、かつ、前記毛ブラシ部の植毛配列を前記像担持
    体の軸方向に対し、90°より小さい範囲の角度で傾か
    せて接触させ、前記転写手段による現像剤像の転写後、
    前記像担持体上に残留した現像剤を前記回転体の回転に
    よりその毛ブラシ部により掻取るとともに、この現像剤
    を溝部により軸方向に搬送する掻取手段と、 前記像担持体に当接し、前記掻取手段により除去しきれ
    なかった残留現像剤を掻き取り除去するクリーニングブ
    レードと、 を具備してなるクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 現像剤像を担持する回転自在な像担持体
    と、 この像担持体に担持された現像剤像を用紙に転写させる
    転写手段と、 回転体の周面に植毛構造をループパイル形状とする毛ブ
    ラシ部を有するとともに該毛ブラシ部に螺旋状の溝部を
    形成し、前記転写手段による現像剤像の転写後、前記像
    担持体上に残留した現像剤を前記回転体の回転によりそ
    の毛ブラシ部により掻取るとともに、この現像剤を溝部
    により軸方向に搬送する掻取手段と、 前記像担持体に当接し、前記掻取手段により除去しきれ
    なかった残留現像剤を掻き取り除去するクリーニングブ
    レードと、 前記掻取用回転体を必要に応じて前記残留現像剤の掻取
    り時と逆方向に前記像担持体の回転に伴って従動回転さ
    せて前記像担持体に現像剤を付着させる駆動手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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