JP2007093141A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インジェクション回路を設けて圧縮機を冷却し、冷凍回路内の冷媒量を目視によらず適正範囲内に制御して蒸発器へ流入する冷媒の温度を低下させて、冷凍能力を向上させた信頼性の高い冷凍装置の提供。
【解決手段】冷凍回路の受液器4内の液冷媒の一部を圧縮機2に供給して冷却するための第1冷媒膨張調節手段8を備えたインジェクション回路を設け、液面検知用配管H6−1およびH6−2に第2冷媒膨張調節手段11、12および温度検出手段13、14を設けて、各温度検出手段13、14により検出された冷媒温度の比較により、受液器4内の液面高さhを検出するようにした冷凍装置1において、受液器4の出口側の配管H3を第2冷媒膨張調節手段11、12の設置位置より後の液面検知用配管H6と熱交換させ、第2冷媒膨張調節手段11、12を制御して蒸発器6へ流入する冷媒の温度を低下させるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍装置に関するものであり、更に詳しくは、例えばリキッドインジェクション方式により圧縮機を冷却するとともに、冷凍回路の前記圧縮機の冷媒量検知に関するものである。
従来の冷凍装置60は、例えば図5に示すように圧縮機50より吐出された高温高圧の冷媒は、吐出側配管H11を経て凝縮器51に流入し、そこで凝縮された後、配管H12を経て受液器(液溜)52内に貯留される。受液器52内に貯留された液冷媒は配管H13から流出し、膨張弁53で減圧された後、蒸発器54に流入して蒸発する。このときに生ずる吸熱作用によって冷凍装置60は冷却作用を発揮する。そして、蒸発器54を出た冷媒は吸込側配管H14より圧縮機50に戻る循環を行う。
また、受液器52内に貯留された液冷媒の一部は配管H15によりインジェクション回路K10に導かれ、電磁弁SV(電動式開閉弁)10と流量制御弁V10を経て減圧された後、圧縮機50の中間圧力部に戻している。この場合、感温筒55内に所定量の冷媒が封入されキャピラリチューブ56を介して流量制御弁V10に接続されている。流量制御弁V10は感温筒55が検出した圧縮機50の吐出側の温度が上昇するに従ってその弁開度が制御される。そして、圧縮機50内で蒸発させることによって運転により温度上昇した圧縮機50の冷却を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
一方、受液器内に貯留された液冷媒の冷媒量を検知する手段としては、前記受液器にのぞき窓を設け目視で液面高さを確認し冷媒量を検知するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−127925号公報 実開昭53−92262号公報
従来の冷凍装置60は、受液器52内に貯留された液冷媒の一部を配管H15によりインジェクション回路K10から圧縮機50の中間圧力部に戻して、圧縮機50内で蒸発させることによって運転により温度上昇した圧縮機50の冷却を行うことができるが、冷凍能力およびCOPにおいて改良の余地があった。
また、受液器にのぞき窓を設け目視で液面高さを確認し冷媒量を検知する従来の方法は、正確で確実であるが高圧容器にガラスなどを用いるため、ガラスの破損、冷媒の飛散などが考えられ安全性の面で問題があった。
本発明の目的は、従来の問題を解決し、インジェクション回路を設けて圧縮機の運転により温度上昇した圧縮機の冷却を行えるとともに、冷凍回路内の冷媒量が目視によらず適正範囲内にあることを検知するための検知用配管を設け、そして、この検知用配管を利用して蒸発器へ流入する冷媒の温度を低下させるように構成して、冷凍能力を向上し、COPを大きくした信頼性の高い冷凍装置を提供することである。
上記課題を解消するための本発明の請求項1記載の冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、受液器、減圧装置および蒸発器を順次環状に接続した冷凍回路を備え、前記受液器内に貯留された液冷媒の一部を前記圧縮機に供給して冷却するための第1冷媒膨張調節手段を備えたインジェクション回路を設けるとともに、冷凍回路の低圧側配管に、液面検知用配管の一端を接続し、前記液面検知用配管の他端の上限液面検知用配管および下限液面検知用配管を前記受液器の冷媒量の適正範囲の上限および下限においてそれぞれ前記受液器内に連通し、連通させた各液面検知用配管に第2冷媒膨張調節手段および温度検出手段を設け、前記各温度検出手段により検出された冷媒温度の比較により、前記受液器内の液面高さを検出するようにした冷凍装置において、
前記受液器の出口側の配管を、前記第2冷媒膨張調節手段の設置位置より後の前記液面検知用配管と熱交換させ、前記第2冷媒膨張調節手段を制御して前記蒸発器へ流入する冷媒の温度を低下させるように構成したことを特徴とする。
本発明の請求項2記載の冷凍装置は、請求項1記載の冷凍装置において、前記温度検出手段からの信号で冷媒量の過不足状況を演算する演算装置と、この演算装置で演算した演算結果を表示する表示装置を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項3記載の冷凍装置は、請求項1あるいは請求項2記載の冷凍装置において、前記受液器の出口側の配管中の冷媒の流れ方向と前記液面検知用配管中の冷媒の流れ方向とを対向流としたことを特徴とする。
本発明の請求項4記載の冷凍装置は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の冷凍装置において、圧縮機吐出冷媒温度あるいは圧縮機吐出冷媒過熱度により前記冷媒膨張調節手段を制御するように構成したことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、受液器、減圧装置および蒸発器を順次環状に接続した冷凍回路を備え、前記受液器内に貯留された液冷媒の一部を前記圧縮機に供給して冷却するための第1冷媒膨張調節手段を備えたインジェクション回路を設けるとともに、冷凍回路の低圧側配管に、液面検知用配管の一端を接続し、前記液面検知用配管の他端の上限液面検知用配管および下限液面検知用配管を前記受液器の冷媒量の適正範囲の上限および下限においてそれぞれ前記受液器内に連通し、連通させた各液面検知用配管に第2冷媒膨張調節手段および温度検出手段を設け、前記各温度検出手段により検出された冷媒温度の比較により、前記受液器内の液面高さを検出するようにした冷凍装置において、
前記受液器の出口側の配管を、前記第2冷媒膨張調節手段の設置位置より後の前記液面検知用配管と熱交換させ、前記第2冷媒膨張調節手段を制御して前記蒸発器へ流入する冷媒の温度を低下させるように構成したことを特徴とするものであり、
インジェクション回路を設けたので、受液器内に貯留された液冷媒の一部を圧縮機に供給して、圧縮機の運転により温度上昇した圧縮機の冷却を行えるとともに、前記構成の液面検知用配管を設けたので、目視によらず冷凍回路内の冷媒量が適正範囲内にあることを検知することができ、さらに前記受液器の出口側の配管を、前記第2冷媒膨張調節手段の設置位置より後の前記液面検知用配管と熱交換させ、前記第2冷媒膨張調節手段を制御して前記蒸発器へ流入する冷媒の温度を低下させるように構成したので、冷凍能力が向上し、COPが増大し、信頼性を向上できるという、顕著な効果を奏する。
本発明の請求項2記載の冷凍装置は、請求項1記載の冷凍装置において、前記温度検出手段からの信号で冷媒量の過不足状況を演算する演算装置と、この演算装置で演算した演算結果を表示する表示装置を備えたことを特徴とするものであり、前記各温度検出手段により検出された冷媒温度の比較による前記受液器内の液面高さの判別を、冷媒量過不足演算装置によって行い、表示装置にてその内容を表示するので、使用者が冷媒量の状況を認識でき、適切な対応を行えるという、さらなる顕著な効果を奏する。
本発明の請求項3記載の冷凍装置は、請求項1あるいは請求項2記載の冷凍装置において、前記受液器の出口側の配管中の冷媒の流れ方向と前記液面検知用配管中の冷媒の流れ方向とを対向流としたことを特徴とするものであり、本発明においては両者の冷媒の流れ方向は並向流であってもよいが、対向流とすることにより熱交換効率をより向上できるという、さらなる顕著な効果を奏する。
本発明の請求項4記載の冷凍装置は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の冷凍装置において、圧縮機吐出冷媒温度あるいは圧縮機吐出冷媒過熱度により前記冷媒膨張調節手段を制御するように構成したことを特徴とするものであり、圧縮機の運転による温度上昇に応じて適切な前記冷媒膨張調節手段を用いた冷媒膨張制御による冷媒温度制御を精密に確実に行え、信頼性が向上するという、さらなる顕著な効果を奏する。
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の冷凍装置の冷凍回路およびインジェクション回路および液面検知用配管の1実施の形態を示す説明図である。
図2は本発明の冷凍装置の圧縮機の拡大断面説明図である。
図3(a)は、冷凍回路内の冷媒封入量が変化した時の温度検出手段で測定される各部冷媒温度の変化を模式的に示すグラフであり、(b)は、冷凍回路内の冷媒封入量が変化した時の受液器内の液面高さhの変化を模式的に示すグラフである。
図4は温度検出信号を演算、表示する回路のブロック図である。
図1において、2はスクロールタイプの圧縮機、3は凝縮器、4は受液器、5減圧装置としての膨張弁、6は蒸発器であり、これらは配管H1、H2、H3、H4により順次環状に接続されて、冷凍装置1の冷凍回路を構成している。
図1に示した本発明の冷凍装置1において、圧縮機2より吐出された高温高圧の冷媒は、吐出側配管H1を経て図示しないオイルセパレータへ流入してオイルが分離された後、凝縮器3に流入し、そこで凝縮された後、配管H2を経て受液器(液溜)4内に貯留される。受液器4内に貯留された液冷媒は配管H3から流出し、膨張弁5で減圧された後の冷媒を移送する配管H3を、後述する第2冷媒膨張調節手段11、12の設置位置より後の液面検知用配管H6と熱交換器15において熱交換させ、第2冷媒膨張調節手段(例えば、キャピラリーチーブ、膨張弁など)11、12を制御して蒸発器6へ流入する冷媒の温度を低下させ、温度を低下させた冷媒は配管H3を経て蒸発器6に流入して蒸発する。このときに生ずる吸熱作用によって冷凍装置1は冷却作用を発揮する。そして、蒸発器6を出た吸込側配管H4中の冷媒は、熱交換器15において熱交換した後の液面検知用配管H6中の冷媒と合流し、アキュムレータ7を経て圧縮機2に戻り、循環して使用される。
本発明の冷凍装置1は、受液器4内に貯留された液冷媒の一部を管路H5を経て圧縮機2に供給して冷却するための第1冷媒膨張調節手段8(例えば、キャピラリーチーブ、膨張弁など)を備えたインジェクション回路が設けられている。 制御された第1冷媒膨張調節手段8を経て膨張させ、減圧され低温とした冷媒は配管H5を経て、図2に示した圧縮機2のスクロール圧縮部21における冷媒圧縮室23の中間圧力部23Aにインジェクションされ、圧縮機2の冷却が行われる。
そして本発明の冷凍装置1は、冷凍回路の低圧側配管H4に、液面検知用配管H6の一端を接続し、液面検知用配管H6の他端の上限液面検知用配管H6−1および下限液面検知用配管H6−2をそれぞれ受液器4の冷媒量の適正範囲の上限9および下限10において受液器4内に連通させてあり、連通させた上限液面検知用配管H6−1および下限液面検知用配管H6−2にそれぞれ前記第2冷媒膨張調節手段11、12および温度検出手段13、14を設けてある。
受液器4の容器に接続された上限液面検知用配管H6−1および下限液面検知用配管H6−2は、それぞれ冷凍回路の冷媒量の後述する上限9および下限10となる液面高さの位置に設けられている。
本発明の冷凍装置1は受液器4内に貯留された液冷媒は配管H3から流出し、膨張弁5で減圧された後の冷媒を移送する配管H3を、制御された第2冷媒膨張調節手段11、12を経て膨張させ、減圧され低温とした冷媒を移送する液面検知用配管H6と熱交換させるための熱交換器15を備えている。この熱交換器15において前記配管H3を前記液面検知用配管H6と熱交換させ、配管H3を経て蒸発器6へ流入する冷媒の温度を低下させるように構成してある。
上記実施態様では、上限液面検知用配管H6−1および上限液面検知用配管H6−2を合流させた後の液面検知用配管H6と前記配管H3とを熱交換器15において熱交換させた例を示したが、上限液面検知用配管H6−1および上限液面検知用配管H6−2を合流させずに、何れか1方の配管を前記配管H3と熱交換器15において熱交換させた後、配管4に接続し、他方の配管は熱交換せずに直接配管4に接続することもできる。
圧縮機2は図2に示す如く、密閉した円筒形の容器30と駆動モータ22とスクロール圧縮部21とから構成されている。容器30は、本体30Aと底蓋30Cと上蓋30Bにより構成されており、本体30Aと底蓋30C、上蓋30B間において、周縁部26A、26Bをアルゴン溶接により固着して組み立てられている。
容器30には冷媒吸入口P4と、冷媒吐出口P1と、インジェクション吸入口P5が設けられ、冷媒吸入口P4には蒸発器6の出口側の配管H4が接続されるとともに、冷媒吐出口P1に前記吐出側の配管H1が接続され、インジェクション吸入口P5には前記インジェクション回路の配管H5がそれぞれ接続されている。
また、容器30の底蓋30Cには図示しないオイルが入っている。更に容器30の本体30Aには内部の駆動モータ22の電源および、圧縮機2の温度の検出を行う図示しない温度検出装置等のターミナル25、25が設けられ、そのターミナル25、25にはターミナルカバー26が図示しない取付バンドで取り付けられている。
また、容器30の上蓋30Bには固定スクロール27が設けられ、周縁部27Aは焼きばめにより前述同様固着されている。固定スクロール27には揺動スクロール28が対向に配設され、固定スクロール27と揺動スクロール28の間に冷媒圧縮室23が形成されると共に、駆動モータ22のクランクシャフト29に連動して揺動スクロール28が公転を行う。
他方、凝縮器3からの配管H2は受液器4内上部に引き入れられてそこに開口しており、凝縮器3で凝縮した気液混合の冷媒は配管H2の開口から受液器4内に流入する。そして、受液器4内に流入した冷媒中の液冷媒は自重で受液器5内下部の液冷媒貯留部4−1に貯留され、それによって冷媒は気液分離される。
以上の構成で本発明の冷凍装置1の動作を説明する。図示しない電源スイッチを入れるとターミナル25を介して駆動モータ22に商用電源が供給される。そして、駆動モータ22が回転を行いクランクシャフト29と連動してスクロール圧縮部21の揺動スクロール28が公転を開始すると、スクロール圧縮部21の周辺部に位置する吸入側から吸い込まれた冷媒は、両スクロール27と28とで作られる半月状の冷媒圧縮室23に閉じこめられ、その容積が中心に向かって徐々に縮小されて行く。これにより冷媒は圧縮され、高温高圧となったガス冷媒が両スクロール27、28の中心部から冷媒吐出口P1より吐出側の配管H1に吐出される。
吐出された高温高圧のガス冷媒は配管H1を通って凝縮器3に入り、そこで凝縮液化された後、配管H2から受液器4に入り、受液器4の下部の液冷媒貯留部4−1に一旦貯溜される。
そして、受液器4下部の液冷媒貯留部4−1に貯留された液冷媒は配管H3を通って膨張弁5で減圧され、減圧された後の冷媒を移送する配管H3を熱交換器15において、制御された第2冷媒膨張調節手段11、12を経て膨張させ、減圧され低温とした冷媒を移送する液面検知用配管H6と熱交換させて配管H3内の冷媒の温度を低下させ、そして温度を低下させた冷媒は蒸発器6に流入し、そこで蒸発して気化する。このときに生ずる吸熱作用により冷凍装置1は冷却能力を発揮する。
そして、蒸発器6の出口側の配管H4中の蒸発した低温ガス冷媒は熱交換後の液面検知用配管H6中の冷媒と合流した後、さらにアキュムレータ7を経て配管H4を通って圧縮機2に吸い込まれる。
そして、配管H5内の冷媒は、制御された第1冷媒膨張調節手段8により膨張させ減圧され低温とした後、配管H5を経て、圧縮機2のスクロール圧縮部21における冷媒圧縮室23の中間圧力部23Aにインジェクションされ、圧縮機2の冷却が行われる。
本発明の冷凍装置1の冷凍回路内の冷媒封入量が適正範囲内にあるかどうかを温度検出手段で測定される各部冷媒温度の比較により受液器内の液面高さを検出することにより認識できることを次に説明する。
図3(a)に本発明の冷凍装置1の冷凍回路内の冷媒封入量が変化した時の温度検出手段13、14で測定される各部冷媒温度の変化を示し、(b)に冷凍回路内の冷媒封入量が変化した時の受液器4内の液面高さhの変化を示す。
冷媒量の増加に伴い液面高さhは上昇するので、冷媒量の下限10および上限9に対する受液器4の液面高さhを決めることができる。
冷凍回路内の冷媒量が下限10より少ない場合は、上限液面検知用配管H6−1および下限液面検知用配管6−2いずれにもガス冷媒が流入するので第2冷媒膨張調節手段11、12でそれぞれ膨張した冷媒の温度を温度検出手段13、14でそれぞれ検出すると、いずれもほぼ同じ高い温度になる。これにより冷媒量が下限10より低下したことが判る。この場合は、冷凍能力が極端に低下するので、それを表示装置に表示したり、警報を出したりして、使用者がいち早く認識して早急にメンテナンス会社などに連絡するなどして冷媒を追加補給する必要がある。
冷凍回路内の冷媒量が下限10と上限9の間にある場合は、上限液面検知用配管H6−1にはガス冷媒が流入し、第2冷媒膨張調節手段11で膨張するが、下限液面検知用配管H6−2には液冷媒が流入して第2冷媒膨張調節手段12で膨張して冷却されるので、それぞれの冷媒の温度を温度検出手段13、14でそれぞれ検出すると、温度検出手段13で検出された温度の方が温度検出手段14で検出された温度より高い。これにより冷媒量が不足していることが判る。この場合も、それを表示装置に表示したり、警報を出したりして、使用者がいち早く認識して早急にメンテナンス会社などに連絡するなどして冷媒を追加補給する必要がある。
冷凍回路内の冷媒量が上限9を超えると、上限液面検知用配管H6−1および下限液面検知用配管6−2いずれにも液冷媒が流入するので第2冷媒膨張調節手段11、12で膨張したそれぞれの冷媒の温度を温度検出手段13、14で検出すると、いずれもほぼ同じ低い温度になる。これにより冷媒量が適正範囲にあることが判る。
以上のように、前記各温度検出手段13、14により検出された冷媒温度の比較により、受液器4内の液面高さhを検出することができ、冷凍回路中内の冷媒量の過不足状況を使用者などが容易に認識できる。
図4は、温度検出信号を演算、表示する回路のブロック図である。
前記各温度検出手段13、14が冷媒量過不足演算装置に接続され、ここで前記液面高さhを判別する演算を行い、その結果を表示装置に表示する。表示装置の表示を見て冷凍回路中内の冷媒量の過不足状況を使用者が容易に認識でき、適切な対応を行える。
上記実施の形態の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、あるいは範囲を減縮するものではない。又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態の説明においては、熱交換する配管H3中の冷媒の流れ方向と前記液面検知用配管H6中の冷媒の流れ方向とが熱交換効率の高い対向流とした例を示したが、両者は並行流としてもよい。
また圧縮機2より吐出される高温高圧の冷媒の吐出側配管H1に圧縮機吐出冷媒温度あるいは圧縮機吐出冷媒過熱度(冷媒温度−冷媒飽和温度)を検出する図示しない検出手段を設置し、この検出手段からの信号により前記冷媒膨張調節手段8、11、12を制御する(例えば、図5に示した吐出側配管H11に設置した感温筒55内に冷媒が封入されキャピラリチューブ56を介して前記冷媒膨張調節手段8、11、12に接続して制御する)ようにすれば、圧縮機2の運転による温度上昇に応じて適切な制御を行って圧縮機2を冷却できるとともに、蒸発器6に流入する冷媒の温度を的確に低下することができる。
また上記実施の形態の説明においては、上限液面検知用配管H6−1を受液器4の側面に連結し、下限液面検知用配管H6−2を受液器4の底部に連結した例を示したが、両者の連結位置はこの例に限定されず、上限液面検知用配管H6−1は受液器4の上限9に連通し、下限液面検知用配管H6−2は受液器4の下限10に連通していれば両者共に受液器4の側面に連結してもよく、また両者共に受液器4の上面から下方に向かって連結してもよく、あるいは一方が受液器4の側面に連結され、他方が受液器4の上面から下方に向かって連結されていてもよい。
本発明の冷凍装置は、インジェクション回路を設けたので、受液器内に貯留された液冷媒の一部を圧縮機に供給して、圧縮機の運転により温度上昇した圧縮機の冷却を行えるとともに、前記構成の液面検知用配管を設けたので、目視によらず冷凍回路内の冷媒量が適正範囲内にあることを検知することができ、さらに前記受液器の出口側の配管を、前記第2冷媒膨張調節手段の設置位置より後の前記液面検知用配管と熱交換させ、前記第2冷媒膨張調節手段を制御して前記蒸発器へ流入する冷媒の温度を低下させるように構成したので、冷凍能力が向上し、COPが増大し、信頼性を向上できるという、顕著な効果を奏するので、産業上の利用価値が高い。
本発明の冷凍装置の冷凍回路およびインジェクション回路および液面検知用配管の1実施の形態を示す説明図である。 本発明の冷凍装置の圧縮機の拡大断面説明図である。 (a)は、冷凍回路内の冷媒封入量が変化した時の温度検出手段で測定される各部冷媒温度の変化を模式的に示すグラフであり、(b)は、冷凍回路内の冷媒封入量が変化した時の受液器内の液面高さhの変化を模式的に示すグラフである。 温度検出信号を演算、表示する回路のブロック図である。 従来の冷凍装置の冷凍回路およびインジェクション回路を示す説明図である。
符号の説明
1 冷凍装置
2 圧縮機
3 凝縮器
4 受液器
4−1 液冷媒貯留部
5 膨張弁
6 蒸発器
7 アキュムレータ
8 第1冷媒膨張調節手段
9 上限
10 下限
11、12 第2冷媒膨張調節手段
13、14 温度検出手段
15 熱交換器
h 液面高さ
H1 吐出側配管
H2、H3 配管
H4 冷凍回路の低圧側配管
H5 インジェクション回路の配管
H6 液面検知用配管
H6−1 上限液面検知用配管
H6−2 下限液面検知用配管
23 冷媒圧縮室
23A 中間圧力部

Claims (4)

  1. 圧縮機、凝縮器、受液器、減圧装置および蒸発器を順次環状に接続した冷凍回路を備え、前記受液器内に貯留された液冷媒の一部を前記圧縮機に供給して冷却するための第1冷媒膨張調節手段を備えたインジェクション回路を設けるとともに、冷凍回路の低圧側配管に、液面検知用配管の一端を接続し、前記液面検知用配管の他端の上限液面検知用配管および下限液面検知用配管を前記受液器の冷媒量の適正範囲の上限および下限においてそれぞれ前記受液器内に連通し、連通させた各液面検知用配管に第2冷媒膨張調節手段および温度検出手段を設け、前記各温度検出手段により検出された冷媒温度の比較により、前記受液器内の液面高さを検出するようにした冷凍装置において、
    前記受液器の出口側の配管を、前記第2冷媒膨張調節手段の設置位置より後の前記液面検知用配管と熱交換させ、前記第2冷媒膨張調節手段を制御して前記蒸発器へ流入する冷媒の温度を低下させるように構成したことを特徴とする冷凍装置。
  2. 前記温度検出手段からの信号で冷媒量の過不足状況を演算する演算装置と、この演算装置で演算した演算結果を表示する表示装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の冷凍装置。
  3. 前記受液器の出口側の配管中の冷媒の流れ方向と前記液面検知用配管中の冷媒の流れ方向とを対向流としたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の冷凍装置。
  4. 圧縮機吐出冷媒温度あるいは圧縮機吐出冷媒過熱度により前記冷媒膨張調節手段を制御するように構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の冷凍装置。
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