JP2007092610A - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変圧縮比内燃機関において、より確実に異常燃焼の発生を抑制できる技術を提供する。
【解決手段】可変圧縮比機構と、ノックセンサと、ノックセンサの出力値に基づいて内燃機関の気筒においてノッキングが発生したことを検出するECUと、を備え、ECUによってノッキングの発生が検出された場合に、ノッキングを抑制すべく内燃機関の点火時期を変化させるKCS制御を行う可変圧縮比内燃機関であって、可変圧縮比機構による圧縮比の変更動作中の少なくとも一部の期間において(S102)KCS制御を禁止する(S103)。
【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関における異常燃焼を検出して抑制する機能を有するとともに、内燃機関の圧縮比を変更する機能を有する可変圧縮比内燃機関に関する。
近年、内燃機関の燃費性能や出力性能などを向上させることを目的とした、内燃機関の圧縮比を可変にする技術が提案されている。この種の技術としては、シリンダブロックとクランクケースとを相対移動可能に連結するとともにその連結部分にカム軸を設け、前記カム軸を回動させてシリンダブロックとクランクケースとを、気筒の軸線方向に相対移動させることで燃焼室の容積を変更し、以て内燃機関の圧縮比を変更する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、コンロッドを2分割し、クランクシャフトに連結された方のコンロッドに所定の揺動中心を中心に揺動可能な揺動部材を連結し、前記揺動中心がカム軸を回転させることによって移動することで燃焼室の容積及びピストンのストロークを変更し、以って内燃機関の圧縮比を変更する技術も提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。
上記の技術においては、運転状態に応じてノッキングの抑制などのために圧縮比を低圧縮比側に変更する制御と、燃費向上のために圧縮比を高圧縮比側に変更する制御とが適宜実行される。また、この圧縮比制御とは独立に、内燃機関におけるノッキングなどの異常燃焼が生じた場合に、異常燃焼の発生を音や衝撃によって検出し、異常燃焼を抑制する制御を行う場合もある(例えば、特許文献3参照。)。
ここで、上記の圧縮比制御と、異常燃焼の発生を音や衝撃によって検出し、異常燃焼を抑制する制御とを組み合わせた場合(例えば、特許文献4参照。)、圧縮比の変更過渡時には、異常燃焼の発生の検出において、ピストンと気筒との相対運動の変化や可変圧縮比機構の運動に起因するノイズが発生し、異常燃焼の発生の検出精度が悪化する場合があった。
特開2003−206771号公報 特開2001−317383号公報 特公平8−1150号公報 特公平8−33112号公報 特開2004−92639号公報 特開2005−30222号公報 特開2005−2883号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、可変圧縮比内燃機関において、より確実に異常燃焼の発生を抑制できる技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、可変圧縮比内燃機関における圧縮比の変更動作中においては、異常燃焼抑制制御を禁止することを最大の特徴とする。
より詳しくは、内燃機関の燃焼室の容積および/またはピストンのストロークを変更す
ることによって前記内燃機関の圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、
前記内燃機関における燃焼状態に応じた信号を出力する燃焼センサと、
前記燃焼センサの出力値に基づいて前記内燃機関において異常燃焼が発生したことを検出する異常燃焼検出手段と、
前記異常燃焼検出手段によって異常燃焼の発生が検出された場合に、該異常燃焼を抑制すべく前記内燃機関における燃焼状態に影響を及ぼす要因を変化させる異常燃焼抑制制御を行う異常燃焼抑制手段と、を備え、
前記可変圧縮比機構による前記内燃機関の圧縮比の変更動作中の少なくとも一部の期間において前記異常燃焼抑制手段による異常燃焼抑制制御を禁止することを特徴とする。
ここで、可変圧縮比内燃機関において、異常燃焼の発生を異常燃焼検出手段によって検出し、該異常燃焼を抑制すべく異常燃焼抑制制御を実施する場合について考える。この場合、可変圧縮比機構の作動中は、ピストンとシリンダとの相対運動の状態変化や可変圧縮比機構の作動自体によって、振動や衝撃が発生するために、燃焼センサの出力にノイズが混入し易くなる。
そうすると、異常燃焼が発生していないにも拘らず異常燃焼の発生が検出されることにより、前記内燃機関における燃焼状態に影響を及ぼす要因が無駄に変化させられる場合があった。そして、そのことが前記内燃機関の燃焼効率の低下や、エミッションの悪化の原因となるとなる場合があった。
そこで、本発明においては、可変圧縮比内燃機関における圧縮比の変更動作中には、異常燃焼抑制手段による異常燃焼抑制制御を禁止することとした。そうすれば、圧縮比の変更動作中に発生するノイズによって異常燃焼の発生が誤検出され、無駄に異常燃焼抑制制御が実施されることを抑制できる。その結果、異常燃焼抑制制御の無駄な実施に起因する可変圧縮比内燃機関の燃焼効率の低下や、エミッションの悪化を抑制することができる。
ここで内燃機関の燃焼状態とは、例えばノッキングなどの異常燃焼の度合いを意味する。そして、燃焼センサとは、異常燃焼の度合いと相関の深い音、衝撃、振動などの大きさに応じた信号を出力するセンサである。
また、本発明においては、内燃機関の燃焼室の容積および/またはピストンのストロークを変更することによって前記内燃機関の圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、
前記内燃機関における燃焼状態に応じた信号を出力する燃焼センサと、
前記燃焼センサの出力値と所定の判定値とを比較することにより前記内燃機関において異常燃焼が発生したことを検出する異常燃焼検出手段と、
前記異常燃焼検出手段によって異常燃焼の発生が検出された場合に、該異常燃焼を抑制すべく前記内燃機関における燃焼状態に影響を及ぼす要因を変化させる異常燃焼抑制制御を行う異常燃焼抑制手段と、を備え、
前記可変圧縮比機構による前記内燃機関の圧縮比の変更動作中の少なくとも一部の期間において前記判定値の値を変更するようにしてもよい。
すなわち、可変圧縮比内燃機関において、可変圧縮比機構の作動中に、異常燃焼抑制手段による異常燃焼抑制制御の実施を禁止するのではなく、異常燃焼が発生したか否かを判断する判定値の値を変更し、ノイズによる異常燃焼の誤検出を抑制することとした。そうすれば、本当に異常燃焼の発生が発生し、燃焼センサの出力が判定値を超えた場合には、異常燃焼の発生を検出することができる。その結果、無駄に異常燃焼抑制制御が実施されることを抑制できるとともに、実際に異常燃焼が発生した場合には、より確実に異常燃焼抑制制御を実施することができる。
また、本発明においては、前記内燃機関の点火栓の点火時期を制御する点火時期制御手段をさらに備え、
前記一部の期間において、前記異常燃焼抑制制御とは独立に、前記点火時期制御手段によって前記内燃機関の点火栓の点火時期を所定量遅角させるようにしてもよい。
すなわち上記において、可変圧縮比機構の作動中には、異常燃焼抑制手段による異常燃焼抑制制御の実施が禁止されるにしても、異常燃焼の検出のための判定値を変化させるにしても、より異常燃焼抑制制御が実施されづらくなる。そうすると、可変圧縮比機構の作動中は、異常燃焼の発生に対する対応が不十分になることも考えられる。
そこで、本発明においては、可変圧縮比機構の作動中には、可変圧縮比機構の作動中には、異常燃焼抑制手段による異常燃焼抑制制御の実施が禁止されるにしても、異常燃焼の検出のための判定値を変化させるにしても、異常燃焼抑制制御とは独立に、前記点火時期制御手段によって前記内燃機関における点火栓の点火時期を所定量遅角させるようにした。そうすれば、前記異常燃焼抑制制御の実施の有無に拘らず、点火栓の点火時期の遅角により異常燃焼の発生を抑制することができる。
また、本発明においては、前記異常燃焼検出手段は、前記燃焼センサの出力のうちの特定の周波数成分を選択して前記出力値とする出力選択手段をさらに有し、
該出力選択手段は、前記内燃機関の圧縮比に応じて、前記出力値として選択する周波数成分の周波数を変更するようにしてもよい。
ここで、内燃機関で異常燃焼が発生した場合、そのことは、一定の周波数を有する衝撃波として検出される場合が多い。この周波数は、その時点における内燃機関の構造によって定まる固有振動数に基づく。そのことに対応し、異常燃焼検出手段においては、燃焼センサの出力のうち所定の周波数成分を選択したうえで、その大きさを出力値として検出する場合がある。
その場合、異常燃焼の発生による衝撃波が有する周波数自体は、可変圧縮比内燃機関の圧縮比によって変化する。例えば燃焼室の体積を大きして圧縮比を低くする場合には衝撃波の周波数も低くなり、燃焼室の体積を小さくして圧縮比を高くする場合には衝撃波の周波数も高くなる。
従って、本発明においては、前記燃焼センサの出力の周波数成分のうち、前記異常燃焼検出手段が前記燃焼センサの出力値として選択的に取得する周波数を、可変圧縮比内燃機関の圧縮比に応じて変更することとした。
そうすれば、圧縮比が変更され、内燃機関の固有振動数が変化した場合にも、その際に異常燃焼の発生による衝撃波が有する周波数の出力を選択的に取得することができ、異常燃焼の発生をより高感度に検出することができる。
なお、上記した本発明の課題を解決する手段については、可能なかぎり組み合わせて用いることができる。
本発明にあっては、可変圧縮比内燃機関において、より確実に異常燃焼の発生を抑制できる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明す
る。
以下に説明する内燃機関1は、可変圧縮比内燃機関であり、シリンダ2を有するシリンダブロック3を、ピストンが連結されたクランクケース4に対してシリンダ2の中心軸方向に移動させることによって圧縮比を変更するものである。
先ず、図1を用いて、本実施例に係る可変圧縮比機構の構成について説明する。図1に
示されるように、シリンダブロック3の両側下部に複数の隆起部が形成されており、この各隆起部に軸受収納孔5が形成されている。軸受収納孔5は、円形をしており、シリンダ2の軸方向に対して直角に、かつ複数のシリンダ2の配列方向に平行になるようにそれぞれ形成されている。軸受収納孔5はすべて同一軸線上に位置している。そして、シリンダブロック3の両側の軸受収納孔5の一対の軸線は平行である。
クランクケース4には、上述した軸受収納孔5が形成された複数の隆起部の間に位置するように、立壁部が形成されている。各立壁部のクランクケース4外側に向けられた表面には、半円形の凹部が形成されている。また、各立壁部には、ボルト6によって取り付けられるキャップ7が用意されており、キャップ7も半円形の凹部を有している。また、各立壁部にキャップ7を取り付けると、円形のカム収納孔8が形成される。カム収納孔8の形状は、上述した軸受収納孔5と同一である。
複数のカム収納孔8は、軸受収納孔5と同様に、シリンダブロック3をクランクケース4に取り付けたときにシリンダ2の軸方向に対して直角に、且つ、複数のシリンダ2の配列方向に平行になるようにそれぞれ形成されている。これらの複数のカム収納孔8も、シリンダブロック3の両側に形成されることとなり、片側の複数のカム収納孔8はすべて同一軸線上に位置している。そして、シリンダブロック3の両側のカム収納孔8の一対の軸線は平行である。また、両側の軸受収納孔5の間の距離と、両側のカム収納孔8との間の距離は同一である。
交互に配置される二列の軸受収納孔5とカム収納孔8には、それぞれカム軸9が挿通される。カム軸9は、図1に示されるように、軸部9aと、軸部9aの中心軸に対して偏心された状態で軸部9aに固定された正円形のカムプロフィールを有するカム部9bと、カム部9bと同一外形を有し軸部9aに対して回転可能に取り付けられた可動軸受部9cとが交互に配置されている。一対のカム軸9は鏡像の関係を有している。また、カム軸9の端部には、後述するギア10の取り付け部9dが形成されている。軸部9aの中心軸と取り付け部9dの中心とは偏心しており、カム部9bの中心と取り付け部9dの中心とは一致している。
可動軸受部9cも、軸部9aに対して偏心されておりその偏心量はカム部9bと同一である。また、各カム軸9において、複数のカム部9bの偏心方向は同一である。また、可動軸受部9cの外形は、カム部9bと同一直径の正円であるので、可動軸受部9cを回転させることで、複数のカム部9bの外表面と複数の可動軸受部9cの外側面とを一致させることができる。
各カム軸9の一端にはギア10が取り付けられている。一対のカム軸9の端部に固定された一対のギア10には、それぞれウォームギア11a、11bがかみ合っている。ウォームギア11a、11bは単一のモータ12の一本の出力軸にとりつけられている。ウォームギア11a、11bは、互いに逆方向に回転する螺旋溝を有している。このため、モータ12を回転させると、一対のカム軸9は、ギア10を介して互いに逆方向に回転する。モータ12は、シリンダブロック3に固定されており、シリンダブロック3と一体的に
移動する。
次に、上述した構成の内燃機関1において圧縮比を制御する方法について詳しく説明する。図2(a)から図2(c)にシリンダブロック3と、クランクケース4と、これら両者の間に構築されたカム軸9との関係を示した断面図を示す。図2(a)から図2(c)において、軸部9aの中心軸をa、カム部9bの中心をb、可動軸受部9cの中心をcとして示す。図2(a)は、軸部9aの延長線上から見て全てのカム部9b及び可動軸受部9cの外周が一致した状態である。このとき、ここでは一対の軸部9aは、軸受収納孔5及びカム収納孔8の中で外側に位置している。
図2(a)の状態から、モータ12を駆動して軸部9aを矢印方向に回転させると、図2(b)の状態となる。このとき、軸部9aに対して、カム部9bと可動軸受部9cの偏心方向にずれが生じるので、クランクケース4に対してシリンダブロック3を上死点側にスライドさせることができる。そして、そのスライド量は図2(c)のような状態となるまでカム軸9を回転させたときが最大となり、カム部9bや可動軸受部9cの偏心量の2倍となる。カム部9b及び可動軸受部9cは、それぞれカム収納孔8及び軸受収納孔5の内部で回転し、それぞれカム収納孔8及び軸受収納孔5の内部で軸部9aの位置が移動するのを許容している。
上述したような機構を用いることによって、シリンダブロック3をクランクケース4に対して、シリンダ2の軸線方向に相対移動させることが可能となり、圧縮比を可変制御することができる。
図3には上記の内燃機関1の各気筒近傍の詳細図を示す。ここで、内燃機関1における運転に関わる制御の他、上述の圧縮比を変更する制御はECU30(Electronic Control
Unit)からの指令によって実行される。また、後述するノッキングを抑制する制御もE
CU30によって実行される。
また、シリンダブロック3にはノックセンサ15が設けられている。このノックセンサ15は圧電素子を含む衝撃ピックアップであり、ノッキングが発生した場合にシリンダブロック3に伝わる衝撃の大きさに応じた信号を出力する。このノックセンサ15からの出力信号によってノッキングの発生が検出される。このノックセンサ15は、本実施例において燃焼センサに相当する。
そして、本実施例においては、ノックセンサ15からの信号によってノッキングの発生が検出された場合には、内燃機関1の気筒における点火栓18の点火時期を遅角させることによってノッキングを抑制することとしている。これは、点火栓18の点火時期を遅角させることにより、気筒における最大燃焼圧力、温度を低下させて異常な燃焼の発生を抑制するものである(以下、KCS制御と呼ぶ。)。なお、このKCS制御は本実施例における異常燃焼抑制制御に相当し、このKCS制御を実施するECU30は、本実施例において異常燃焼抑制手段を構成する。
次に、図4を用いて、このノッキングの発生の検出方法について詳細に説明する。本実施例においては図4(A)に示すように、内燃機関1の各気筒におけるノックセンサ15の出力をECU30に取り込むことによりモニターしている。そして、各気筒におけるTDCから90度のクランク角範囲において、ノックセンサ15の出力のピーク値を検出している。このように本実施例においては、ノックセンサ15の出力のピーク値がノック判定閾値を超えることによりノッキングの発生を検出するとともにピーク値の値によってノックの強度を判定している。ここで、ノックセンサ15の出力のピーク値とノック判定閾値との比較はECU30によって行われており、その意味でECU30は本実施例におい
て異常燃焼検出手段を構成する。
そして、各気筒におけるノックセンサ15の出力がノック判定閾値を超える毎に機関全体の点火栓18の点火時期を変更させ、ノッキングの発生を抑制することとしている。具体的には、一定期間内にノックセンサ15の出力がノック判定閾値を超えたノックセンサ15の出力ピーク値が大きいほど点火栓18の点火時期を大きく遅角させ、一定期間内にノックセンサ15の出力がノック判定閾値を超えない場合には進角させることとしている。
このノック判定閾値は以下のように決定される。図4(B)は、所定のモニター期間内におけるノックセンサ15の出力ピーク値の分布である。横軸は出力ピーク値、縦軸は頻度を表している。ここでXは平均値、σは標準偏差である。この場合のノック判定閾値の値は、以下のように決定される。
ノック判定閾値=σ×U+X (1)
ここでUは実験的に最適化された係数である。
従って、ノック判定閾値はノックセンサ15の出力ピーク値の平均値とバラツキが大きくなるほど大きく設定され、ノックセンサ15の出力ピーク値の平均値とバラツキが小さくなるほど小さく設定され、ノッキングの発生を適切に判定できるようになっている。
ここで、モータ12に通電されることにより圧縮比が変更される際には、クランクケース4とシリンダブロック3とが相対移動するために、ピストンとシリンダ2の間の摺動状態が変化する。そうすると、圧縮比一定の場合には生じない振動や衝撃が発生し、その振動や衝撃がノックセンサ15に検出されることにより、ノッキングの発生を誤検出してしまうおそれがある。
その場合、内燃機関1の点火栓18の点火時期が無駄に遅角され、内燃機関1の燃焼効率の低下や、未燃燃料の増加によるエミッションの悪化を招くおそれがある。
そこで、本実施例においては、圧縮比を変更している期間中は、KCS制御を禁止することとした。
図5には、本実施例における圧縮比変更時KCS禁止ルーチンを示す。本ルーチンはECU30によって内燃機関1の稼動中の所定時間毎に実行されるルーチンである。
本ルーチンが実行されると、まずS101において、この時点における内燃機関1の回転数及び負荷から、最適の圧縮比である目標圧縮比εtが導出される。具体的には目標圧縮比εtと回転数及び負荷との関係を格納したマップから、この時点の回転数及び負荷に対応する目標圧縮比εtの値が読み出されることによって導出される。
次にS102において現状の圧縮比εが目標圧縮比εtと同等になっているかどうかが判定される。ここで、現状の圧縮比εが目標圧縮比εtと同等になっている場合には、圧縮比を変更する必要がないと判断され、S104に進む。S104においてはKCS制御が継続または再開される。なお、KCS制御が再開される場合とは、圧縮比が変更されて現状圧縮比εが目標圧縮比εtに到達した場合に、後述するように禁止されていたKCS制御が開始されることを示している。この場合には、S102の処理の終了後、所定の待ち時間が経過した後にS104の処理を実行するようにしてもよい。そうすれば、圧縮比の変更動作の終了後、燃焼等が安定してからKCS制御を開始することができ、より精度のよいノッキング抑制が可能となる。また、KCS制御が継続される場合とは、現状圧縮比εが目標圧縮比εtと一致している状態が継続している場合を示している。
一方、S102において現状の圧縮比εが目標圧縮比εtとなっていないと判定された場合には、別ルーチンによって圧縮比の変更制御が行われるとともに、本ルーチンにおいては、S103に進む。S103においては、KCS制御が禁止され、あるいは禁止の状態を継続する。具体的にはノックセンサ15の出力のECU30への取り込みが停止され、点火栓18の点火時期が通常運転時の点火時期に固定される。
S103またはS104の処理が終了すると、本ルーチンを一旦終了する。
以上、説明したように、本実施例においては、現状圧縮比εと目標圧縮比εtとが異なる場合、すなわち圧縮比の変更が行われる場合にはKCS制御を禁止することとした。それにより、圧縮比変更中のノイズによるノッキングの誤検出を抑制できる。その結果、無駄にKCS制御が行われ、点火栓18の点火時期が遅角されることにより、内燃機関1の燃焼効率の低下や、エミッションの悪化が起きることを抑制できる。
次に、本実施例における圧縮比変更時KCS禁止ルーチンの別の態様について説明する。図6には、本実施例における圧縮比変更時KCS禁止ルーチン2のフローチャートを示す。図5に示した圧縮比変更時KCS禁止ルーチンと本ルーチンとの相違点は、S201及びS202の処理が加えられている点である。
本ルーチンにおいては、S201の処理において、点火栓18における点火時期を一定時間遅角させる。ここで、この遅角量については予め実験的に定められた一定値とする。また、S202においては、点火栓18における点火時期を復帰させ、あるいは復帰した状態を継続させる。
すなわち、この態様においては、圧縮比の変更中はKCS制御を禁止するとともに、KCS制御とは独立して、内燃機関1の気筒2における点火時期を一律に一定値遅角させることとしている。このことで、まず第1に圧縮比の変更中のノイズによりノッキングの誤検出が発生し、無駄に点火栓18における点火時期が遅角されることを抑制できる。第2に、KCS制御の有無とは独立して適宜点火時期が遅角されるので、圧縮比の変更中に実際にノッキングが発生することも抑制できる。
なお、この態様における点火栓18の点火時期の遅角量は、上述のように予め実験的に定められた一定値とした。この値は、点火栓18の点火時期をこの量だけ遅角させれば、ノッキングの発生は殆ど抑制できるという遅角量である。この値は内燃機関1の圧縮比または運転状態に応じて最適値をマップから読み出して決定するようにしてもよい。
また、この態様のフローにおいてS201及びS202の処理を実行するECU30は、本実施例において点火時期制御手段を構成する。
次に、本発明における実施例2について説明する。本実施例においては、圧縮比の変更中はKCS制御を禁止するのではなく、圧縮比の変更中はKCS制御におけるノック判定閾値を変更する制御について説明する。
図7には、本実施例における圧縮比変更時判定値補正ルーチンのフローチャートを示す。本ルーチンのS101及びS102の処理は実施例1で説明した圧縮比変更時KCS禁止ルーチンと同等であるので説明を省略する。
S102において現状圧縮比εと目標圧縮比εtが異なると判定された場合には、S3
01に進む。S301においては、ノック判定閾値の補正値であるevkdupが導出される。このevkdupの値は、基準となるノック判定閾値evkdに加えられて新たなノック判定閾値が導出されることで、圧縮比変更時におけるノッキングの誤検出を抑制できると考えられるノック判定閾値の補正値である。このevkdupの値は、内燃機関1の回転数、負荷とevdkupの値との関係が格納されたマップから、この時点における内燃機関1の回転数、負荷に対応するevdkupの値を読み出すことによって導出される。
一方、S102において現状圧縮比εと目標圧縮比εtが同等であると判定された場合には、S302に進む。S302においては、ノック判定閾値の補正値であるevkdupがクリアされ、0に設定される。
次に、S303においては、ノック判定閾値evkdに対してS301またはS302において得られた補正値evkdupを加えて、新たなノック判定閾値にする。
S303の処理が終了すると本ルーチンを一旦終了する。このように、本ルーチンにおいては、圧縮比の変更中にはノック判定閾値evkdに補正値evkdupを加えることによりノック判定閾値を大きくする。一方、圧縮比の変更中でない場合にはノック判定閾値はevkdのままとする。
図8には、上記の圧縮比変更時判定値補正ルーチンによってノック判定閾値を補正した場合の、各パラメータの変化のタイムチャートを示す。図8に示すように、圧縮比が変更している期間中は、ノックセンサ15の出力にノイズが乗り、ノックセンサ15の出力自体が高くなる。そうすると、前述の(1)式で決定されるノック判定閾値は図中破線で示すような変化をする。その結果、圧縮比を変更している期間の少なくとも前半部分においてノックセンサ出力がノック判定閾値を超え、ノッキングが継続的に発生していると誤検出されてしまう。
しかし、本実施例においては、圧縮比が変更している期間は、破線で示した従来のノック判定閾値evkdに対して補正値evkdupを加算することとしているため、圧縮比が変更している期間の初期の段階から、ノック判定閾値を適当な値にすることができ、ノッキングの誤検出をより確実に抑制することができる。
ここで、ノッキングにより発生した燃焼圧は、内燃機関1の構造で決まる固有振動数に基づく周波数を有する衝撃波として検出される場合が多い。従って、上記の実施例においてノックセンサ15の出力をECU30に取り込む際には、出力信号のうちの特定の周波数の成分を選択的に取り込んでもよい。そうすれば、ノイズ成分を可及的に除去することができ、より高感度にノッキングの発生を検出することができる。そして、この場合は、選択的に取り込む出力の周波数を圧縮比によって変更するようにしてもよい。例えば、低圧縮比になるほど低い周波数の成分を、高圧縮比になるほど高い周波数の成分を選択的に取り込むようにし、各圧縮比の状態における内燃機関の構造によって変化する固有振動数にあわせて選択的に取り込む信号の周波数を変化させる。
そうすれば、内燃機関1の圧縮比に拘らず高感度にノッキングの発生を検出することができ、より的確にノッキングを抑制することができる。なお、ここでノックセンサ15の出力のうちの特定の周波数の成分をECU30に選択的に取り込む処理は、ECU30の内部でソフト的に実施してもよいし、ノックセンサ15とECU30との間に周波数特性を可変としたフィルタを設けて実施してもよい。この場合、ECU30またはフィルタは本実施例において出力選択手段を構成する。
なお、上記の実施例においては、カム軸を回転させることによって、シリンダブロック
をクランクケースに対して相対移動させる構成を例にとって説明した。しかし本発明を適用する構成は上記に限られるものではない。例えば、コンロッドを2分割し、クランクシャフトに連結された方のコンロッドに所定の揺動中心を中心に揺動可能な揺動部材を連結し、前記揺動中心がカム軸を回転させることによって移動することで燃焼室の容積及びピストンのストロークを変更する構成に対して本発明を適用してもよい。
また、上記の実施例においては、異常燃焼としてのノッキングの発生を抑制する場合について説明したが、これを燃焼室内のホットスポットで着火が生じる、所謂表面着火現象などに対して適用してもよい。また、本発明における異常燃焼抑制制御は、本実施例で説明した点火時期を遅角する制御に限られない。内燃機関の燃焼室における燃焼圧または温度を低下させる制御であれば、他の制御を採用しても構わない。
さらに、上記の実施例においては、ガソリンエンジンで発生する異常燃焼を前提として説明したが、異常燃焼抑制制御の内容を変更したうえで、ディーゼルエンジンにおいて発生する異常燃焼に対して同様の考え方を適用することが可能である。
また、上記の実施例においては、内燃機関の圧縮比が変更されている期間の全期間に亘って、KCS制御を禁止またはノック判定閾値を変更することとしたが、これらの制御を、内燃機関の圧縮比が変更されている期間の一部においてのみ実施してもよい。
本発明の実施例に係る内燃機関の概略構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施例に係る内燃機関におけるシリンダブロックがクランクケースに対して相対移動する経過を示す断面図である。 本発明の実施例に係る内燃機関の気筒近傍の詳細を示す図である。 本発明の実施例1に係るノッキングの発生の検出方法について説明するための図である。 本発明の実施例1に係る圧縮比変更時KCS禁止ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る圧縮比変更時KCS禁止ルーチンの別の態様を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る圧縮比変更時判定値補正ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る圧縮比変更時判定値補正ルーチンを実行した場合の各パラメータの変化を示すタイムチャートである。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・シリンダ
3・・・シリンダブロック
4・・・クランクケース
9・・・カム軸
10・・・ギア
11a、11b・・・ウォームギア
12・・・モータ
15・・・ノックセンサ
18・・・点火栓
30・・・ECU

Claims (4)

  1. 内燃機関の燃焼室の容積および/またはピストンのストロークを変更することによって前記内燃機関の圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、
    前記内燃機関における燃焼状態に応じた信号を出力する燃焼センサと、
    前記燃焼センサの出力値に基づいて前記内燃機関において異常燃焼が発生したことを検出する異常燃焼検出手段と、
    前記異常燃焼検出手段によって異常燃焼の発生が検出された場合に、該異常燃焼を抑制すべく前記内燃機関における燃焼状態に影響を及ぼす要因を変化させる異常燃焼抑制制御を行う異常燃焼抑制手段と、を備え、
    前記可変圧縮比機構による前記内燃機関の圧縮比の変更動作中の少なくとも一部の期間において前記異常燃焼抑制手段による異常燃焼抑制制御を禁止することを特徴とする可変圧縮比内燃機関。
  2. 内燃機関の燃焼室の容積および/またはピストンのストロークを変更することによって前記内燃機関の圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、
    前記内燃機関における燃焼状態に応じた信号を出力する燃焼センサと、
    前記燃焼センサの出力値と所定の判定値とを比較することにより前記内燃機関において異常燃焼が発生したことを検出する異常燃焼検出手段と、
    前記異常燃焼検出手段によって異常燃焼の発生が検出された場合に、該異常燃焼を抑制すべく前記内燃機関における燃焼状態に影響を及ぼす要因を変化させる異常燃焼抑制制御を行う異常燃焼抑制手段と、を備え、
    前記可変圧縮比機構による前記内燃機関の圧縮比の変更動作中の少なくとも一部の期間において前記判定値の値を変更することを特徴とする可変圧縮比内燃機関。
  3. 前記内燃機関の点火栓の点火時期を制御する点火時期制御手段をさらに備え、
    前記一部の期間において、前記異常燃焼抑制制御とは独立に、前記点火時期制御手段によって前記内燃機関の点火栓の点火時期を所定量遅角させることを特徴とする請求項1または2に記載の可変圧縮比内燃機関。
  4. 前記異常燃焼検出手段は、前記燃焼センサの出力のうちの特定の周波数成分を選択して前記出力値とする出力選択手段をさらに有し、
    該出力選択手段は、前記内燃機関の圧縮比に応じて、前記出力値として選択する周波数成分の周波数を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関。
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