JP2018062888A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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啓介 佐々木
Keisuke Sasaki
啓介 佐々木
永楽 玲
Rei Eiraku
玲 永楽
義之 影浦
Yoshiyuki Kageura
義之 影浦
正憲 服部
Masanori Hattori
正憲 服部
哲平 吉岡
Teppei Yoshioka
哲平 吉岡
真一 平岡
Shinichi Hiraoka
真一 平岡
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Abstract

【課題】ノック検出の精度を向上する。【解決手段】有効圧縮比を変更する有効圧縮比変更装置と、気筒内の圧力を検出する筒内圧センサと、を備えた内燃機関を制御する制御装置であって、筒内圧センサの検出値に基づいて得たノック強度がノック判定値よりも大きい場合にノックが発生していると判定する内燃機関の制御装置において、内燃機関の圧縮比が高いときは低いときよりもノック判定値を大きくする。【選択図】図9

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
圧縮比を変化させる可変圧縮比機構を備えた内燃機関において、圧縮比を変更中にノックセンサにおけるノック判定を実施するときには、ノック判定値を補正する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。これにより、圧縮比を変更している過渡時においてノイズが発生しても、ノックを誤検出してしまうことを抑制できる。
特開2007−092610号公報 特開2016−089700号公報 特開2011−226473号公報
ここで、気筒内の圧力を検出する筒内圧センサを備え、該筒内圧センサの検出値に基づいてノックを検出することもできる(例えば、特許文献2参照。)。しかし、エンジンブロックの振動を直接的に検出するノックセンサとは異なり、筒内圧センサの出力信号は、筒内の気柱振動の影響を受ける。筒内圧センサを利用してノック判定を行う際には、この気柱振動が主なノイズ源となる。このノイズ(気柱振動)の影響によって頻度分布の中央値がばらついてしまう。有効圧縮比を変化させることが可能な内燃機関の場合、有効圧縮比の変化に伴って気柱振動が増大し、その結果、筒内圧センサの検出値におけるノイズ成分が増大する。そうすると、ノックが発生していないのにも関わらず、ノックが誤検出される虞がある。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノック検出の精度を向上することにある。
上記課題を解決するために、有効圧縮比を変更する有効圧縮比変更装置と、気筒内の圧力を検出する筒内圧センサと、を備えた内燃機関を制御する制御装置であって、前記筒内圧センサの検出値に基づいて得たノック強度がノック判定値よりも大きい場合にノックが発生していると判定する内燃機関の制御装置において、前記内燃機関の圧縮比が高いときは低いときよりも前記ノック判定値を大きくするノック判定値変更部を備える。
本発明によれば、ノック検出の精度を向上することができる。
実施例に係る内燃機関とその吸排気系の概略構成を示す図である。 実施例に係る内燃機関の断面模式図を示す図である。 実施例に係る可変長コンロッドの構成について示す図である。 実施例に係る第一状態の切換機構を示す図である。 実施例に係る第二状態の切換機構を示す図である。 ノック強度の頻度分布を示した図である。 内燃機関の圧縮比を第二圧縮比(低圧縮比)から第一圧縮比(高圧縮比)に変化させるときの圧縮比及びノック判定値の推移を示したタイムチャートである。 内燃機関の圧縮比を第一圧縮比(高圧縮比)から第二圧縮比(低圧縮比)に変化させるときの圧縮比及びノック判定値の推移を示したタイムチャートである。 圧縮比とノック判定値との関係を示した図である。 実施例1に係るノック判定値を変化させるフローを示したフローチャートである。 第二圧縮比から第一圧縮比へ変更するときの圧縮比とノック判定値との推移を示したタイムチャートである。 実施例2に係るノック判定値を変化させるフローを示したフローチャートである。 実施例3に係るノック判定値を変化させるフローを示したフローチャートである。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
図1は、本実施例に係る内燃機関とその吸排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒2を備えた火花点火式の内燃機関(ガソリンエンジン)である。内燃機関1には、各気筒2内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁3および混合気を着火させるための点火プラグ4が設けられている。また、内燃機関1には、各気筒2内の圧力を検出する筒内圧センサ102が設けられている。ここで、内燃機関1では、1運転サイクル(クランク角度720°)において、#1気筒、#3気筒、#4気筒、#2気筒の順に気筒2内での燃焼が行われる。
内燃機関1には、吸気通路400および排気通路500が接続されている。吸気通路400には、エアフローメータ401およびスロットル402が設けられている。エアフローメータ401は、吸気通路400内を流れる吸気(空気)の量(質量)に応じた電気信号を出力する。スロットル402は、吸気通路400におけるエアフローメータ401よりも下流側に配置されている。スロットル402は、吸気通路400内の通路断面積を変更することで、内燃機関1の吸入空気量を調整する。また、排気通路500は、図示しない触媒や消音器を経由して大気中に開放されている。
更に、内燃機関1の断面模式図を図2に示す。図2は、図1のS−S線に沿った内燃機関1の断面模式図である。図2に示すように、内燃機関1は、シリンダブロック7と、シリンダヘッド8と、を備えている。シリンダブロック7には、クランクシャフト200が回転自在に収容されている。シリンダブロック7には、円柱状の気筒2が形成されている。該気筒2内には、ピストン5が摺動自在に収容されている。ピストン5とクランクシャフト200とは、後述する可変長コンロッド6により連結されている。シリンダヘッド8には、吸気ポート11と排気ポート14とが形成されている。シリンダヘッド8は、燃焼室300における吸気ポート11の開口端を開閉するための吸気バルブ9と、該吸気バルブ9を開閉駆動するための吸気カムシャフト10とを備えている。また、シリンダヘッド8は、燃焼室300における排気ポート14の開口端を開閉するための排気バルブ12と、該排気バルブ12を開閉駆動するための排気カムシャフト13とを備えている。さらに、シリンダヘッド8は、燃焼室300内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁3および燃焼室300内の混合気を着火させるための点火プラグ4を備えている。また、シリンダブロッ
ク7には、内燃機関1のノックを検出するためのノックセンサ101が設けられている。このノックセンサ101は圧電素子を含む衝撃ピックアップであり、ノックが発生した場合にシリンダブロック7に伝わる衝撃の大きさに応じた信号を出力する。なお、ノックセンサ101は必ずしも必要ではない。
ここで、可変長コンロッド6は、その小端部においてピストンピン21によりピストン5と連結されるとともに、その大端部においてクランクシャフト200のクランクピン22と連結されている。可変長コンロッド6は、ピストンピン21の軸心からクランクピン22の軸心までの距離、すなわち有効長を変更することができる。
可変長コンロッド6の有効長が長くなると、クランクピン22の軸心からピストンピン21の軸心までの長さが長くなるため、図2中の実線で示すようにピストン5が上死点にあるときの燃焼室300の容積が小さくなる。一方、可変長コンロッド6の有効長が短くなると、クランクピン22の軸心からピストンピン21の軸心までの長さが短くなるため、図2中の破線で示すようにピストン5が上死点にあるときの燃焼室300の容積が大きくなる。なお、上記したように可変長コンロッド6の有効長が変化しても、ピストン5のストロークが変化しないため、ピストン5が上死点に位置するときの筒内容積(燃焼室容積)とピストン5が下死点に位置するときの筒内容積との比(機械圧縮比)が変化することになる。
(可変長コンロッド6の構成)
ここで、本実施例における可変長コンロッド6の構成について図3に基づいて説明する。可変長コンロッド6は、コンロッド本体31と、コンロッド本体31に回動可能に取り付けられた偏心部材32と、コンロッド本体31に設けられた第1ピストン機構33と、コンロッド本体31に設けられた第2ピストン機構34と、これら両ピストン機構33、34への作動油の流れの切換を行う切換機構35と、を具備する。
コンロッド本体31は、その一方の端部にクランクシャフト200のクランクピン22を受容するクランク受容開口41を有し、他方の端部に後述する偏心部材32のスリーブを受容するスリーブ受容開口42を有する。クランク受容開口41はスリーブ受容開口42よりも大きいことから、クランク受容開口41が設けられている側のコンロッド本体31の端部を大端部31aと称し、スリーブ受容開口42が設けられている側のコンロッド本体31の端部を小端部31bと称する。
なお、本明細書では、クランク受容開口41の軸心(すなわち、クランク受容開口41に受容されるクランクピン22の軸心)と、スリーブ受容開口42の軸心(すなわち、スリーブ受容開口42に受容されるスリーブの軸心)との間で延びる仮想直線を、可変長コンロッド6の軸線Xと称す。また、可変長コンロッド6の軸線Xに対して垂直であってクランク受容開口41の軸心に垂直な方向における可変長コンロッド6の長さを、該可変長コンロッド6の幅と称する。加えて、クランク受容開口41の軸心に平行な方向における可変長コンロッド6の長さを、該可変長コンロッド6の厚さと称する。
次に、偏心部材32は、コンロッド本体31に形成されたスリーブ受容開口42内に受容される円筒状のスリーブ32aと、スリーブ32aからコンロッド本体31の幅方向において一方の方向に延びる第1アーム32bと、スリーブ32aからコンロッド本体31の幅方向において他方の方向(上記一方の方向とは概して反対方向)に延びる第2アーム32cとを具備する。スリーブ32aはスリーブ受容開口42内で回動可能であるため、偏心部材32はコンロッド本体31の小端部31bにおいてコンロッド本体31に対して小端部31bの周方向に回動可能に取り付けられることになる。
また、偏心部材32のスリーブ32aは、ピストンピン21を受容するためのピストンピン受容開口32dを有する。このピストンピン受容開口32dは円筒状に形成されている。円筒状のピストンピン受容開口32dは、その軸心がスリーブ32aの軸心に対して偏心するように形成される。
このように、本実施例では、スリーブ32aのピストンピン受容開口32dの軸心がスリーブ32aの軸心から偏心しているため、偏心部材32が回転すると、スリーブ受容開口42内でのピストンピン受容開口32dの位置が変化する。スリーブ受容開口42内においてピストンピン受容開口32dの位置が大端部31a側にあるときには、コンロッドの有効長が短くなる。逆に、スリーブ受容開口42内においてピストンピン受容開口32dの位置が大端部31a側とは反対側にあるときには、コンロッドの有効長が長くなる。したがって本実施形態によれば、偏心部材32を回動させることによって、コンロッドの有効長を変更することができる。
次に、第1ピストン機構33は、コンロッド本体31に形成された第1シリンダ33aと、第1シリンダ33a内で摺動する第1ピストン33bとを有する。第1シリンダ33aは、そのほとんど又はその全てがコンロッドの軸線Xに対して第1アーム32b側に配置される。また、第1シリンダ33aは、小端部31bに近づくほどコンロッド本体31の幅方向に突出するように軸線Xに対して或る程度の角度だけ傾斜して配置される。また、第1シリンダ33aは、第1ピストン連通油路51を介して切換機構35と連通する。
第1ピストン33bは、第1連結部材45により偏心部材32の第1アーム32bに連結される。第1ピストン33bは、ピンによって第1連結部材45に回転可能に連結される。第1アーム32bは、スリーブ32aに結合されている側とは反対側の端部において、ピンによって第1連結部材45に回転可能に連結される。
一方、第2ピストン機構34は、コンロッド本体31に形成された第2シリンダ34aと、第2シリンダ34a内で摺動する第2ピストン34bとを有する。第2シリンダ34aは、そのほとんど又はその全てがコンロッドの軸線Xに対して第2アーム32c側に配置される。また、第2シリンダ34aは、小端部31bに近づくほどコンロッド本体31の幅方向に突出するように軸線Xに対して或る程度の角度だけ傾斜して配置される。また、第2シリンダ34aは、第2ピストン連通油路52を介して切換機構35と連通する。
第2ピストン34bは、第2連結部材46により偏心部材32の第2アーム32cに連結される。第2ピストン34bは、ピンによって第2連結部材46に回転可能に連結される。第2アーム32cは、スリーブ32aに連結されている側とは反対側の端部において、ピンによって第2連結部材46に回転可能に連結される。
次に、切換機構35は、後述するように、第1シリンダ33aから第2シリンダ34aへの作動油の流れを遮断し、且つ第2シリンダ34aから第1シリンダ33aへの作動油の流れを許容する第一状態と、第1シリンダ33aから第2シリンダ34aへの作動油の流れを許容し且つ第2シリンダ34aから第1シリンダ33aへの作動油の流れを遮断する第二状態と、を切り換える機構である。
ここで、切換機構35が前記第一状態にあるときは、第1シリンダ33a内に作動油が供給され、且つ第2シリンダ34aから作動油が排出されることになる。このため、第1ピストン33bが上昇し、それに伴って第1ピストン33bに連結された偏心部材32の第1アーム32bも上昇する。一方、第2ピストン34bが下降し、それに伴って第2ピストン34bに連結された第2アーム32cも下降する。その結果、偏心部材32が図2中の時計回りに回動するため、ピストンピン受容開口32dの位置がクランクピン22の
位置から離間する。すなわち、可変長コンロッド6の有効長が長くなる。そして、第2ピストン34bが第2シリンダ34aの底面と当接すると、偏心部材32の回動が規制されて、該偏心部材32の回動位置がその位置に保持される。
なお、切換機構35が第一状態にあるときには、基本的には外部から作動油を供給することなく、第1ピストン33b及び第2ピストン34bが上記した位置まで移動する。これは、内燃機関1の気筒2内でピストン5が往復動してピストン5に上向きの慣性力が作用したときに第2ピストン34bが押し込まれ、これによって第2シリンダ34a内の作動油が第1シリンダ33aに移動するためである。一方、内燃機関1の気筒2内でピストン5が往復動してピストン5に下向きの慣性力が作用したときや、燃焼室300内で混合気の燃焼が起きてピストン5に下向きの力が作用したときには、第1ピストン33bを押し込む力が働くが、切換機構35により第1シリンダ33aから第2シリンダ34aへの作動油の流れが遮断されているため、第1シリンダ33a内の作動油は流出せず、よって第1ピストン33bは押し込まれない。
次に、切換機構35が前記第二状態にあるときは、第2シリンダ34a内に作動油が供給され、且つ第1シリンダ33aから作動油が排出されることになる。このため、第2ピストン34bが上昇し、それに伴って第2ピストン34bに連結された偏心部材32の第2アーム32cも上昇する。一方、第1ピストン33bが下降し、第1ピストン33bに連結された第1アーム32bも下降する。その結果、偏心部材32が図3中の反時計回りに回動するため、ピストンピン受容開口32dの位置がクランクピン22の位置に接近する。すなわち、可変長コンロッド6の有効長が短くなる。そして、第1ピストン33bが第1シリンダ33aの底面に当接すると、偏心部材32の回動が規制されて、該偏心部材32の回動位置がその位置に保持される。よって、切換機構35が前記第二状態にあるときは前記第一状態にあるときに比べ、内燃機関1の機械圧縮比が低くなる。以下では、切換機構35が前記第一状態にあるときの機械圧縮比を第一圧縮比と称し、切換機構35が前記第二状態にあるときの機械圧縮比を第二圧縮比と称する。第一圧縮比は第二圧縮比よりも大きくなる。
なお、切換機構35が第二状態にあるときも、基本的には外部から作動油を供給することなく、第1ピストン33b及び第2ピストン34bが上記した位置まで移動する。これは、内燃機関1の気筒2内でピストン5が往復動してピストン5に下向きの慣性力が作用したときや、燃焼室300内で混合気の燃焼が起きてピストン5に下向きの力が作用したときに、第1ピストン33bが押し込まれ、これによって第1シリンダ33a内の作動油が第2シリンダ34aに移動するためである。一方、内燃機関1の気筒2内でピストン5が往復動してピストン5に上向きの慣性力が作用したときには、第2ピストン34bを押し込む力が働くが、切換機構35により第2シリンダ34aから第1シリンダ33aへの作動油の流れが遮断されているため、第2シリンダ34a内の作動油は流出せず、よって第2ピストン34bは押し込まれない。
(切換機構35の構成)
次に、切換機構35の一実施態様について、図4、図5に基づいて説明する。なお、図4は、第一状態の切換機構35を示し、図5は、第二状態の切換機構35を示す。切換機構35は、二つの切換ピン61、62と一つの逆止弁63とを具備する。二つの切換ピン61、62は、それぞれ円筒状のピン収容空間64、65内に摺動自在に収容される。
上記した二つの切換ピン61、62のうちの一方の切換ピン61(第1切換ピン61)は、その周方向に延びる二つの円周溝61a、61bを有する。これら円周溝61a、61bは、第1切換ピン61内に形成された連通路61cによって互いに連通している。また、第1切換ピン61を収容する第1ピン収容空間64内には、第1切換ピン61を付勢
するための第1付勢バネ67が収容されている。
上記した二つの切換ピン61、62のうちの他方の切換ピン62(第2切換ピン62)も、その周方向に延びる二つの円周溝62a、62bを有する。これら円周溝62a、62bは、第2切換ピン62内に形成された連通路62cによって互いに連通している。また、第2切換ピン62を収容する第2ピン収容空間65内にも、第2切換ピン62を付勢するための第2付勢バネ68が収容されている。
逆止弁63は、円筒状の逆止弁収容空間66内に収容される。逆止弁63は、一次側(図4中の上側)から二次側(図4中の下側)への流れを許容するとともに、二次側から一次側への流れを遮断するように構成される。
第1切換ピン61を収容する第1ピン収容空間64は、第1ピストン連通油路51を介して第1シリンダ33aに連通せしめられる。第1ピン収容空間64は、二つの空間連通油路53、54を介して逆止弁収容空間66に連通せしめられる。このうち一方の第1空間連通油路53は、第1ピン収容空間64と逆止弁収容空間66の二次側とを連通せしめる。他方の第2空間連通油路54は、第1ピン収容空間64と逆止弁収容空間66の一次側とを連通せしめる。
第2切換ピン62を収容する第2ピン収容空間65は、第2ピストン連通油路52を介して第2シリンダ34aに連通せしめられる。第2ピン収容空間65は、二つの空間連通油路55、56を介して逆止弁収容空間66に連通せしめられる。このうち一方の第3空間連通油路55は、第2ピン収容空間65と逆止弁収容空間66の二次側とを連通せしめる。他方の第4空間連通油路56は、第2ピン収容空間65と逆止弁収容空間66の一次側とを連通せしめる。
また、第1ピン収容空間64は、コンロッド本体31内に形成された第1制御用油路57と連通している。その際、第1制御用油路57は、第1付勢バネ67が設けられた端部とは反対側の端部において第1ピン収容空間64に連通せしめられるものとする。また、第2ピン収容空間65は、コンロッド本体31内に形成された第2制御用油路58と連通している。その際、第2制御用油路58は、第2付勢バネ68が設けられた端部とは反対側の端部において第2ピン収容空間65に連通せしめられるものとする。上記した第1制御用油路57及び第2制御用油路58は、クランク受容開口41に連通するように形成されるとともに、クランクピン22内に形成された油路(図示せず)を介して外部の切換弁75に連通される。ここでいう切換弁75は、例えば、二つの制御用油路57、58と図示しないオイルポンプとの導通と遮断とを切り換える弁機構である。
逆止弁収容空間66の一次側は、コンロッド本体31内に形成された補充用油路59を介して、オイルポンプ等の作動油供給源76に連通せしめられる。補充用油路59は、切換機構35の各部から外部へ漏れた作動油を補充するための油路である。
(切換機構35の動作)
上記したように構成される切換機構35において、切換弁75が制御用油路57、58と作動油供給源76とを導通させているときは、図4に示したように、切換ピン61、62に作用する油圧によって付勢バネ67、68が縮められるため、切換ピン61、62が、第1切換ピン61の連通路61cを介して第1ピストン連通油路51と第1空間連通油路53とが連通せしめられ、且つ第2切換ピン62の連通路62cを介して第2ピストン連通油路52と第4空間連通油路56とが連通せしめられる位置に移動及び保持される。その場合、第1シリンダ33aが逆止弁63の二次側に接続され、且つ第2シリンダ34aが逆止弁63の一次側に接続されることになる。そのため、第2シリンダ34a内の作
動油は、第2ピストン連通油路52、第4空間連通油路56、第1空間連通油路53、及び第1ピストン連通油路51を介して第1シリンダ33aへ移動可能になるが、第1シリンダ33a内の作動油は、第2シリンダ34aへ移動することができなくなる。したがって、切換弁75が制御用油路57、58と作動油供給源76とを導通させているときは、切換機構35は、第1シリンダ33aから第2シリンダ34aへの作動油の流れを遮断し、且つ第2シリンダ34aから第1シリンダ33aへの作動油の流れを許容する状態(第一状態)になる。
一方、切換弁75が制御用油路57、58と作動油供給源76とを遮断させているときは、図5に示したように、付勢バネ67、68が伸長するため、切換ピン61、62が、第1切換ピン61の連通路61cを介して第1ピストン連通油路51と第2空間連通油路54とが連通せしめられ、且つ第2切換ピン62の連通路62cを介して第2ピストン連通油路52と第3空間連通油路55とが連通せしめられる位置に移動及び保持される。その場合、第1シリンダ33aが逆止弁63の一次側に接続され、且つ第2シリンダ34aが逆止弁63の二次側に接続されることになる。そのため、第1シリンダ33a内の作動油は、第1ピストン連通油路51、第2空間連通油路54、第3空間連通油路55、及び第2ピストン連通油路52を介して第2シリンダ34aへ移動可能になるが、第2シリンダ34a内の作動油は、第1シリンダ33aへ移動することができなくなる。したがって、切換弁75が制御用油路57、58と作動油供給源76とを遮断させているときは、切換機構35は、第1シリンダ33aから第2シリンダ34aへの作動油の流れを許容し、且つ第2シリンダ34aから第1シリンダ33aへの作動油の流れを遮断する状態(第二状態)になる。
上記したように、切換弁75によって第1ピン収容空間64及び第2ピン収容空間65に対する油圧の供給と遮断とが切り換えられると、切換機構35を第一状態と第二状態とを切り換えることができ、それに伴って内燃機関1の機械圧縮比を第一圧縮比(高圧縮比)と第二圧縮比(低圧縮比)との何れか一方に切り換えることができる。
ここで、図1に戻り、上記したように構成される内燃機関1には電子制御ユニット(ECU)100が併設されている。ECU100は、内燃機関1の運転状態等を制御するユニットである。ECU100には、上記のエアフローメータ401、ノックセンサ101、筒内圧センサ102に加え、アクセルポジションセンサ201、およびクランクポジションセンサ202等の各種センサが電気的に接続されている。アクセルポジションセンサ201は、アクセルペダルの操作量(アクセル開度)に相関した電気信号を出力するセンサである。クランクポジションセンサ202は、内燃機関1の機関出力軸(クランクシャフト)の回転位置に相関する電気信号を出力するセンサである。そして、これらのセンサの出力信号がECU100に入力される。ECU100は、アクセルポジションセンサ201の出力信号に基づいて内燃機関1の機関負荷を導出する。また、ECU100は、クランクポジションセンサ202の出力信号に基づいて内燃機関1の機関回転速度を導出する。
また、ECU100には、燃料噴射弁3、点火プラグ4、スロットル402、および切換弁75等の各種装置が電気的に接続されている。ECU100によって、これら各種装置が制御される。例えば、ECU100は、機関負荷に応じて切換弁75を制御する。詳細には、ECU100は、機関負荷が所定の閾値未満であるときは、内燃機関1の機械圧縮比が上記第一圧縮比となる(切換機構35が第一状態となる、すなわち高圧縮比状態となる)ように、切換弁75を制御する。一方、ECU100は、機関負荷が前記所定の閾値以上であるときは、内燃機関1の機械圧縮比が上記第二圧縮比となる(切換機構35が第二状態となる、すなわち低圧縮比状態となる)ように、切換弁75を制御する。そして、可変長コンロッド6の有効長の変化により各気筒2内に収容されたピストン5の上死点
位置が変更される本実施例に係る内燃機関1では、各気筒2の可変長コンロッド6のそれぞれについて切換弁75が設けられることによって、気筒2のそれぞれについて機械圧縮比が変更され得る。なお、本実施例においては可変長コンロッド6が、本発明における有効圧縮比変更装置に相当する。本実施例では、有効圧縮比変更装置に可変長コンロッド6を採用しているが、有効圧縮比変更装置はこれに限らず他の装置を採用することもできる。例えば、吸気弁の閉時期を変更することにより有効圧縮比を変化させることができるため、吸気弁の閉時期を変更する装置を有効圧縮比変更装置としてもよい。また、コンロッドの長さを変える場合に他の機構を採用することもできるし、コンロッドの長さを変えずに内燃機関1の圧縮比を変化させる他の機構を採用することもできる。
(ノック判定処理)
ECU100は、筒内圧センサ102の検出値に基づいて、ノックを検出する。本実施例においては、内燃機関1の各気筒2における筒内圧センサ102の出力をECU100に取り込むことによりモニターしている。ECU100は、筒内圧センサ102の出力信号から、ノック成分と関係のない所定の低周波数成分を除去する。さらに、ECU100は、ノック成分が重畳する周波数帯域であるノック周波数帯域(可聴域)を通過域とするデジタルフィルタ処理を行い、当該ノック周波数帯域の信号を抽出する。なお、通過域は、ノック周波数帯域だけに限らず、ノック周波数帯域を含む所定周波数帯域であってもよい。以下、抽出されたノック周波数帯域の信号のことを「ノック判定用信号」と称する。
ECU100は、ノックが発生する可能性のある区間を含む所定クランク角区間(以下、「ゲート区間」と称する)におけるノック判定用信号の強度のピーク値である「ノック強度」を算出する。ここでいうゲート区間としては、例えば、圧縮上死点から上死点後90°CAまでの区間が該当する。なお、ノック強度は、例えば、ゲート区間におけるノック判定用信号の強度の積分値であってもよい。
ECU100は、算出したノック強度と、ノック判定値とを比較する。具体的には、ECU100は、ノック強度とノック判定値との差を算出し、この算出された差に基づいてノックの有無を判定する。すなわち、ノック強度がノック判定値よりも大きい場合には、ノックが発生したと判定される。この場合には、例えば、次サイクル以降のサイクルの点火時期が現在値に対して遅角される。これにより、ノック判定値を超えるレベルのノックの発生が抑制される。一方、ノック強度がノック判定値以下である場合には、ノックが発生していないと判定される。ノック不発生の判定が所定期間継続した場合には、例えば、次サイクル以降のサイクルの点火時期が現在値に対して進角される。このような点火時期の制御によれば、許容できるレベル内でノックの発生を許容しつつ出来るだけ点火時期を進角させることで、内燃機関1の燃費性能および出力性能をより効果的に引き出すことができるようになる。
(ノック判定値の設定)
筒内圧センサ102の出力信号には、筒内の気柱振動がノイズとして重畳し、この気柱振動が主なノイズ源となる。ノイズ(上述した気柱振動)の発生が気筒間でばらつくことによる影響で、ノック強度の頻度分布(所定の複数のNサイクルでのノック強度と各ノック強度の算出頻度(度数)との関係)が気筒間でばらつく。一方、ノックが発生したサイクルではノック強度が高い値として算出される。そして、ノック発生時の頻度分布についても、上記ノイズの影響によって、ばらつきが気筒間で生じる。
ここで、本実施例のように有効圧縮比変更装置を備えた内燃機関1の場合には、圧縮比を変化させることに伴って、気柱振動が変化するため、上記ノイズも変化する。例えば、圧縮比が高くなると、燃焼速度の増大や気柱振動の増大により、燃焼騒音が大きくなり、上記ノイズも増大する。逆に、圧縮比が低くなると、上記ノイズは減少する。
図6は、ノック強度の頻度分布を示した図である。破線は第一圧縮比(高圧縮比)の場合を示し、実線は第二圧縮比(低圧縮比)の場合を示している。低圧縮比ときよりも高圧縮比のときのほうがノック強度が大きい側にずれている。このため、低圧縮比から高圧縮比に変化したときに、ノック判定値を、低圧縮比時の目標ノックレベルでの例えば97%点とした場合には、高圧縮比ではノックが発生していない通常燃焼状態であっても、ノック強度がノック判定値を超えてしまい、ノックが発生していると誤判定される虞がある。
そこで本実施例では、圧縮比が高いときには低いときよりもノック判定値を大きくしている。図7は、内燃機関1の圧縮比を第二圧縮比(低圧縮比)から第一圧縮比(高圧縮比)に変化させるときの圧縮比及びノック判定値の推移を示したタイムチャートである。TA1において圧縮比の変更が開始され、TB1において圧縮比の変更が終了する。TA1からTB1までの期間は、圧縮比が高くなるにしたがって、ノック判定値を大きくしている。一方、図8は、内燃機関1の圧縮比を第一圧縮比(高圧縮比)から第二圧縮比(低圧縮比)に変化させるときの圧縮比及びノック判定値の推移を示したタイムチャートである。TA2において圧縮比の変更が開始され、TB2において圧縮比の変更が終了する。TA2からTB2までの期間は、圧縮比が低くなるにしたがって、ノック判定値を小さくしている。そして、図9は、圧縮比とノック判定値との関係を示した図である。このように、圧縮比の変化に応じて連続的にノック判定値を変化させる。この関係は、ノックを所定の精度で検出できるように予め実験またはシミュレーション等により求めてECU100に記憶させておく。
図10は、本実施例に係るノック判定値を変化させるフローを示したフローチャートである。本フローチャートはECU100により所定の時間毎に実行される。なお、本実施例においてはECU100が図10に示したフローチャートを実行することにより、本発明におけるノック判定値変更部として機能する。本フローチャートが終了した後にノックを検出するための制御がECU100によって実施される。
ステップS101では、圧縮比を変更中であるか否か判定される。ECU100が切換弁75の操作を開始してからの経過時間が、圧縮比の変更に要する時間未満である場合には、圧縮比の変更中であると判定される。圧縮比の変更に要する時間は、予め実験またはシミュレーション等により求めておく。ステップS101で肯定判定がなされた場合にはステップS102へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本フローチャートを終了させる。そして、ステップS102では、ノック判定値が図9に示した関係にしたがって、圧縮比に応じて変更される。圧縮比は、例えば、圧縮比変更開始からの経過時間と相関関係にあるため、この経過時間に基づいて推定する。
以上説明したように本実施例によれば、内燃機関1の圧縮比が高いときは低いときよりもノック判定値を大きくすることで、ノック検出の精度を向上することができる。
<実施例2>
実施例1では圧縮比を変更している期間における圧縮比を推定している。しかし、各部材の寸法ばらつきや経時変化によって、圧縮比の推定誤差が生じる場合もある。そこで本実施例では、圧縮比を変更中には、想定される圧縮比の中で最も高い圧縮比になっているものと仮定してノック判定値を設定する。
図11は、第二圧縮比から第一圧縮比へ変更するときの圧縮比とノック判定値との推移を示したタイムチャートである。TA3において圧縮比の変更が開始され、TB3において圧縮比の変更が終了する。TA3は圧縮比切替指示がOFFからONとなる時点である。圧縮比切替指示は、目標圧縮比が第一圧縮比のときにONとなり、第二圧縮比のときに
OFFとなる。圧縮比切替指示がONのときには、切換機構35が第一状態にされ、圧縮比切替指示がOFFのときには、切換機構35が第二状態にされる。図11のTA3からTB3までは、圧縮比変更時の応答遅れによって、圧縮比の変化率が異なる場合がある(図11の圧縮比における実線、一点鎖線、破線参照)。本実施例では、圧縮比の変化率が最も高くなっていると仮定した場合の圧縮比(図11の圧縮比における実線)に応じて、ノック判定値を設定している(図11のノック判定値における実線)。最も高くなる圧縮比の変化率は、予め実験またはシミュレーション等により求めておく。
なお、図11のノック判定値における破線で示したように、圧縮比を高くするために圧縮比を変更中に、圧縮比が第二圧縮比になっているものとしてノック判定値を設定してもよい。すなわち、圧縮比切替指示がONのときにはノック判定値を第一圧縮比に対応した値としてもよい。何れの場合であっても、内燃機関1の圧縮比が高いときは低いときよりもノック判定値を小さくしているといえる。
図12は、本実施例に係るノック判定値を変化させるフローを示したフローチャートである。本フローチャートはECU100により所定の時間毎に実行される。なお、本実施例においてはECU100が図12に示したフローチャートを実行することにより、本発明におけるノック判定値変更部として機能する。本フローチャートが終了した後にノックを検出するための制御がECU100によって実施される。
ステップS201では、圧縮比を変更中であるか否か判定される。ECU100が切換弁75の操作を開始してからの経過時間が、圧縮比の変更に要する時間未満である場合には、圧縮比の変更中であると判定される。ステップS201で肯定判定がなされた場合にはステップS202へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本フローチャートを終了させる。そして、ステップS202では、ノック判定値が図11に示されるように、圧縮比に応じて変更される。
以上説明したように本実施例によれば、仮定した圧縮比に基づいてノック判定値を変更することができる。これにより、ノック検出の精度を向上することができる。なお、本実施例では、第二圧縮比から第一圧縮比へ変更する場合について説明したが、第一圧縮比から第二圧縮比へ変更する場合についても同様に考えることができる。
<実施例3>
実施例2では、圧縮比の変化率が最も高い状態であると仮定してノック判定値を設定しているが、この場合、実際の圧縮比よりも仮定した圧縮比の方が高くなり得る。したがって、ノック判定値が最適値からずれる虞がある。そこで本実施例では、筒内圧センサ102を用いて圧縮比を推定し、この圧縮比に応じてノック判定値を設定する。
ここで、筒内圧センサ102により検出される気筒2内の圧力であって、例えば各気筒2の圧縮行程中の所定のクランク角度における圧力は、各気筒2の圧縮比と相関関係にある。この関係は予め実験またはシミュレーション等により求めることができる。したがって、各気筒2の圧縮行程中の所定のクランク角度における筒内圧センサ102の検出値に基づいて、各気筒2の圧縮比を推定することができる。このようにして、圧縮比に応じた最適なノック判定値を設定することができる。なお、本実施例では、筒内圧センサ102により検出される筒内圧に基づいて圧縮比を推定することに代えて、従来の周知の技術によって圧縮比を推定してもよい。
図13は、本実施例に係るノック判定値を変化させるフローを示したフローチャートである。本フローチャートはECU100により所定の時間毎に実行される。なお、本実施例においてはECU100が図13に示したフローチャートを実行することにより、本発
明におけるノック判定値変更部として機能する。本フローチャートが終了した後にノックを検出するための制御がECU100によって実施される。
ステップS301では、圧縮比を変更中であるか否か判定される。ECU100が切換弁75の操作を開始してからの経過時間が、圧縮比の変更に要する時間未満である場合には、圧縮比の変更中であると判定される。ステップS301で肯定判定がなされた場合にはステップS302へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本フローチャートを終了させる。ステップS302では、筒内圧センサ102の検出値に基づいて圧縮比が算出される。そして、ステップS303では、ノック判定値が、ステップS302で求められる圧縮比に応じて変更される。
以上説明したように本実施例によれば、筒内圧センサ102の検出値に基づいて圧縮比を推定するため、この圧縮比に基づいて最適なノック判定値を設定することができる。これにより、ノック検出の精度を向上することができる。
1 内燃機関
2 気筒
3 燃料噴射弁
4 点火プラグ
5 ピストン
6 可変長コンロッド
7 シリンダブロック
8 シリンダヘッド
21 ピストンピン
22 クランクピン
31 コンロッド本体
32 偏心部材
35 切換機構
75 切換弁
76 作動油供給源
100 ECU
101 ノックセンサ
102 筒内圧センサ
200 クランクシャフト
201 アクセルポジションセンサ
202 クランクポジションセンサ
300 燃焼室
400 吸気通路
401 エアフローメータ
402 スロットル

Claims (1)

  1. 有効圧縮比を変更する有効圧縮比変更装置と、
    気筒内の圧力を検出する筒内圧センサと、
    を備えた内燃機関を制御する制御装置であって、前記筒内圧センサの検出値に基づいて得たノック強度がノック判定値よりも大きい場合にノックが発生していると判定する内燃機関の制御装置において、
    前記内燃機関の圧縮比が高いときは低いときよりも前記ノック判定値を大きくするノック判定値変更部を備える内燃機関の制御装置。
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