JP2007087117A - データ収集装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 データ収集端末は、設備の稼働状態情報を収集するによって収集された稼働状態情報を所定時間ごとに設備ごとのファイルとして一時保持し、この保持されたファイルを所定時間ごとに通信回線を介して記情報センタに送出する一方、情報センタは、送出されたファイルに含まれる各設備の稼働状態情報を保持する運転データベースと、一時記憶手段によって作成されるファイルの書式および運転データベースの登録ルールをそれぞれ保持するルール保持手段と、このルール保持手段が保持する登録ルールに従い、運転データベースに収集端末が送出したファイルを解釈して登録するデータベース登録手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
ところでこの種の水処理設備の稼働状態を把握するために、その都度、当該水処理設備が設けられた現場に赴くことは、多大な労力と時間を必要とする。このような不具合を解消するべく、例えば水処理設備が設けられた現場と、その水処理設備を管理する管理センタとの間を例えばインターネットや公衆回線等の通信回線を介して結び、管理センタにて水処理設備の稼働状態を示す情報を定期的に収集する等して、その稼働状態を管理することが試みられている(例えば、特許文献1参照)。
前記データ収集端末は、前記設備の稼働状態を示す情報を収集する設備稼働状態情報収集手段と、この設備稼働状態収集手段によって収集された前記設備の稼働状態を示す情報を所定の時間ごとにデータファイルとして一時保持する一時記憶手段と、この一時記憶手段に保持された前記データファイルを所定の時間ごとに前記通信回線を介して前記情報センタに送出するファイル送信手段とを具備し、
前記情報センタは、前記データ収集端末から送出された前記データファイルを受けて、このデータファイルに含まれる前記設備の稼働状態を示す情報を保持する運転データベースと、前記運転データベースに登録される前記設備の稼働状態を示す情報の登録ルールを保持するルール保持手段と、このルール保持手段が保持する登録ルールに従い、前記運転データベースに前記収集端末が送出した前記設備の稼働状態を示す情報を登録するデータベース登録手段とを備えることを特徴としている。
一方、情報センタは、所定の通信回線を介して前記データ収集端末から送出された設備の稼働状態情報を含むデータファイルを受けて、この稼働状態情報を運転データベースに保持する。
好ましくは、前記設備稼働状態情報収集手段は、前記設備における複数の稼働状態を示す情報を収集するものであって、
前記一時記憶手段は、前記設備稼働状態情報収集手段が収集した前記複数の稼働状態を示す情報ごとに所定のデータファイルとして一時保持する。
したがって上記データ収集装置は、通信回線の不具合時には一時記憶手段にデータファイルを保持するともに、通信回線が復旧したときには一時記憶手段のうち更新された前記設備の稼働状態を示す情報を含むデータファイルを情報センタに送出する。
上記のファイル構成をとるデータ収集装置は、ファイル名に設備稼働状態情報を保持した日付や時刻がファイル名として付与される。
したがって上述のデータ収集装置は、時間の経過に伴って不要になった稼働状態情報を破棄し、常に最新の稼働状態情報を保持する。
更に本発明に係るデータ収集装置の一時記憶手段は、データファイルに設備稼働状態情報を保持する際、現在の日付および/または時刻で特定される所定の文字列からなるファイル名を付与しているので、ファイル名を参照して必要な稼働状態情報を素早く取り出すことが可能である。
尚、図1〜図4は、本発明を実施する形態の一例であって、これらの図によって本発明が限定されるものではない。
さて、本実施形態に係るデータ収集装置は、例えば図1にその概略的な構成を示すように冷却水系またはボイラ水系からなる水処理設備1の稼働状態を収集する現場に設けられたデータ収集端末10と、このデータ収集端末10が設けられた現場とは異なる場所に設けられた情報センタ20にて当該設備の稼働状態を示す情報(稼働状態情報)を収集するように構成される。この情報センタ20とデータ収集端末10とはインターネットや電話回線等の所定の通信回線2を介して結ばれている。
またデータ収集端末10は、特に図示しないが例えば水処理設備1が備える現場指示計をカメラ等(図示せず)で撮影して得られた画像情報に所定の画像処理を施して計測値を読み出す現場データ収集システム4、現場の作業員が水処理設備1を巡視して得られる情報を例えばキー入力して、当該情報を内部に保持するパトロール計測システム5などからのデータを収集できるよう構成される。
また上述した稼働情報収集手段11、現場データ収集システム4およびパトロール計測システム5が収集した当該設備の稼働状態情報は、複数の設備稼働情報ごとに記憶処理手段12によって所定のデータファイル13に変換された後、一時記憶手段14に保持される。この一時記憶手段14は、例えばハードディスク等の記憶装置を備え、複数の設備ごと、または複数の収集手段ごとの稼働状態情報をデータファイル13としてそれぞれ保持する。
まず、稼働情報収集手段11は、所定の時間ごと(例えば1分ごと)にPLC3から水処理設備1の稼働状態情報を収集する。収集した稼働状態情報は、記憶処理手段12に与えられる。また、現場データ収集システム4が備える図示しないカメラ等によって撮影された当該水処理設備1の稼働状態情報(例えば、図示しない凝集沈殿処理の処理水への凝集物リーク状況や加圧浮上装置のマイクロエアの出来具合等)のほか、水処理設備1の巡視員等が当該水処理設備1をパトロールする際、パトロール計測システム5に入力された稼働状態情報は、それぞれ記憶処理手段12に与えられて、所定のフォーマットに整形されたデータファイル13として一時記憶手段14に保持される。
尚、上述したデータ収集端末10の一時記憶手段14に保持するデータファイル13は、例えばリングバッファ構成とし、古い稼働状態情報を含むデータファイル13から順次消去されるようになっている。つまり一時記憶手段14は、所定時間ごと(例えば1時間ごと)に新しいデータファイル13が生成されて保持する一方、古い稼働状態情報を含むデータファイル13が順次消去するよう構成される。
ちなみに端末通信手段15は、通信回線2が何らかの不具合によって通信不能となった場合(例えば通信回線2の回線異常や、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)を介してデータ収集端末10と情報センタ20との間でデータファイル13の受け渡しをするように構成された場合でISPがメンテナンスを行い通信が不能になったとき等)、通信回線2が復旧するまで収集した稼働状態情報を一時記憶手段14に保持し続けるよう指令を出す。そして、端末通信手段15は、データ収集端末10と情報センタ20との間の通信が復旧したことを検出したとき、一時記憶手段14が保持している稼働状態情報の中から、情報センタ20へ送出していない稼働状態情報を送出する。
ちなみに一時記憶手段14の記憶保持容量は、データ収集端末10と情報センタ20との間の通信が不能になる時間が例えば24時間であると見積もられた場合、少なくとも24時間分のデータファイル13を保持できる容量、より好ましくは余裕をみて48時間分以上の稼働状態情報を保持することが可能な記憶容量とすることが望ましい。
かくして本発明のデータ収集装置は、複数の水処理設備1ごとにデータ収集端末10が収集した各水処理設備1における稼働状態情報を一時記憶手段14にデータファイル13として複数の設備ごとにそれぞれ保持するとともに、これら保持したデータファイル13を例えばインターネット等の所定の通信回線2によって情報センタ20に送出する一方、情報センタ20は、データ収集端末10から送出された各設備の稼働状態情報を含むデータファイル13を受けて、これらの稼働状態情報を運転データベース22aに設備ごとに保持して一元管理するものとなっている。
また情報センタ20の運転データベース22aに保持される稼働状態情報は、ルール保持手段23に予め保持された登録ルールに従って保持されるとともに、複数の設備のそれぞれの稼働状態情報ごとに所定のデータファイルとして分類して一時保存しているので、複数種の水処理設備の運転データを一元管理でき、さらにデータを二次加工して利用することが可能である。
更に本発明に係るデータ収集装置の一時記憶手段14は、データファイル13に設備の稼働状態情報を保持する際、現在の日付および/または時刻で特定される所定の文字列からなるファイル名を付与しているので、必要な稼働状態情報をそのファイル名を参照しながら素早く取り出すことができる。更にデータファイル13は、一時記憶手段14が所定の期間だけ保持するようになっているので、時間の経過に伴って不要になった稼働状態情報を破棄し、常に最新の稼働状態情報を保持することができる。
2 通信回線
3 PLC
4 現場データ収集システム
5 パトロール計測システム
10 データ収集端末
11 稼働情報収集手段
12 記憶処理手段
13 データファイル
14 一時記憶手段
15 端末通信手段
20 情報センタ
21 センタ通信手段
22a 運転データベース
23 ルール保持手段
24 データベース登録手段
Claims (6)
- 設備の稼働状態を示す情報を収集し、所定の通信回線を介して該情報を送出するデータ収集端末と、前記通信回線に接続されて上記送出された設備の稼働状態を示す情報を収集する情報センタと、を有するデータ収集装置であって、
前記データ収集端末は、前記設備の稼働状態を示す情報を収集する設備稼働状態情報収集手段と、
この設備稼働状態収集手段によって収集された前記設備の稼働状態を示す情報を所定の時間ごとにデータファイルとして一時保持する一時記憶手段と、
この一時記憶手段に保持された前記データファイルを所定の時間ごとに前記通信回線を介して前記情報センタに送出するファイル送信手段と
を具備し、
前記情報センタは、前記データ収集端末から送出された前記データファイルを受けて、このデータファイルに含まれる前記設備の稼働状態を示す情報を保持する運転データベースと、
前記運転データベースに登録される前記設備の稼働状態を示す情報の登録ルールを保持するルール保持手段と、
このルール保持手段が保持する登録ルールに従い、前記運転データベースに前記収集端末が送出した前記設備の稼働状態を示す情報を登録するデータベース登録手段と
を備えることを特徴とするデータ収集装置。 - 前記設備稼働状態情報収集手段は、前記設備における複数の稼働状態を示す情報を収集するものであって、
前記一時記憶手段は、前記設備稼働状態情報収集手段が収集した前記複数の稼働状態を示す情報ごとに所定のデータファイルとして一時保持するものである請求項1に記載のデータ収集装置。 - 前記ファイル送信手段は、前記一時記憶手段が保持する前記データファイルのうち、少なくとも更新された前記設備の稼働状態を示す情報を含む前記データファイルを送出するものである請求項2に記載のデータ収集装置。
- 前記一時記憶手段は、前記データファイルに前記設備の稼働状態を示す情報を保持する際、現在の日付および/または時刻で特定される所定の文字列からなるファイル名を付与するものである請求項2または3に記載のデータ収集装置。
- 前記データファイルは、前記一時記憶手段により所定の期間だけ保持されるものである請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ収集装置。
- 前記設備は、水処理設備である請求項1または2に記載のデータ収集装置
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