JP2008250805A - 水処理プラントの運転管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】別々のタイミングで情報処理装置に入力される第1の項目についてのデータと第2の項目についてのデータとを総合的に解析して水処理プラントの運転状況を判断できるようにする。
【解決手段】自動計測器10等を用いてリアルタイムで取得され、内部コンピュータ12に入力されるデータを、第1のデータ形式の第1のデータファイルとして内部コンピュータ12に記憶させる。また、サンプル採取から時間が経過してから得られ、第1のデータ形式と異なるデータ形式で保存されたデータを、第1のデータ形式について設定されたルールで読み出し、第1のデータ形式の第2のデータファイルとする。第1のデータファイルと、第2のデータファイルとを外部コンピュータ12に転送して統合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、水処理プラントの運転管理装置に関し、特に、水処理プラントの運転状態を示す少なくとも2項目以上のデータに基づいて水処理プラントの運転を管理する水処理プラントの運転管理装置に関する。
各種工場に設けられるプラントは複数の機器類、並びにこれら機器を接続する配管および配線等を含んで構成される。したがって、プラントを構成する機器類、配管、および配線等の部材のいずれかに不具合が生じた場合、プラント全体に影響が及び、不具合の内容によってはプラントの全体の運転を停止せざるを得ない場合もある。
このため従来、各種プラントには機器類の運転状態を監視し、また、プラント各部の異常を検知する運転管理システムが設けられている。こうしたプラントの運転管理システムとしては、プラントを構成する機器類等に取り付けられる各種計測器と、計測器から送られたデータ(計測データ)を送信する送信手段と、計測データに基づき異常の有無を判定等する情報処理装置とを備えるシステムが知られている(例えば特許文献1)。
上記従来の運転管理システムでは、計器計測により得られた計測データは電気通信回線等を介して情報処理装置に自動送信され、情報処理装置に格納されたデータベースに自動的に記録される。このようにプラント内に種々の計測器を配置し、得られたデータを情報処理装置に送って情報処理すれば、多くのデータを収集および解析してプラントの運転管理の精度を向上させることができる。
特公平4−37733号公報
用水、または排水を処理する水処理プラントでは、プラントを運転管理するため、水処理機器の性能の変化や、複数の水処理機器同士を接続する配管を流れる水の流量、圧力、または水質等が計測されている。計測は、計測器を用いてリアルタイムで行われる場合も多く、計測器が、計測結果を自動的に電気信号として出力する機能を有する場合は、計測結果は電気通信回線を通じて情報処理装置に送られる。このため、結果出力機能を有する計測器を用いてリアルタイムで測定が行われる計測項目(以下、「第1の項目」)について得られたデータは、計測時刻に対してほぼ遅滞なく情報処理装置に入力される。
一方、計測項目によってはリアルタイムの計測が不可能な場合もある。また、リアルタイムの計測ができても、計測結果を直ちに情報処理装置に入力できない場合もある。従って、リアルタイムで結果が得られない、または入力できない項目(以下、「第2の項目」)について得られたデータを情報処理装置に入力する時点は、計測用のサンプルを取得してからから(リアルタイムで計測されるものの入力が遅延する場合は計測してから)ある程度の時間が経過した後となる。
このため、本来、ほぼ同じ時点における水処理プラントの稼働状況を示すある項目(第1の項目)についてのデータと別の項目(第2の項目)についてのデータとが、別々の時刻に情報処理装置に入力されることになる。このように第1の項目と第2の項目とが互いに関連せず入力される状態では、水処理プラントの運転状況を把握することが難しい。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、遅滞なく計測値が得られ情報処理装置に入力が行われる第1の項目と、サンプル(またはデータ)を取得してから情報処理装置までの入力が遅滞する第2の項目とについて計測データを得て運転管理に用いる場合において、第1の項目と第2の項目とを総合的に解析して水処理プラントの運転状況を判断できるようにすることを目的とする。本発明はまた、別々のタイミングで入力される少なくとも2項目以上の計測データを容易且つ迅速に統合し、水処理プラントの運転状況を速やかに把握できる、水処理プラントの運転管理装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、以下を提供する。
(1)第1のデータ収集システムから伝送されたリアルタイムデータを受け取り、前記リアルタイムデータとその受け取りタイムとを第1のデータ形式の第1のデータファイルとする第1のプログラム、および、分析データと前記分析データの取得タイムとが第2のデータ形式で記憶された記憶媒体から前記分析データと前記取得タイムとを所定の読み出しルールで読み出して前記第1のデータ形式の第2のデータファイルに変換する第2のプログラム、を記憶する第1の記憶装置と、 前記第1のプログラムを実行して前記第1のデータファイルを作成し、前記第2のプログラムを実行して前記第2のデータファイルを作成し、作成された前記第1のデータファイルおよび前記第2のデータファイルを前記第1の記憶装置に記憶させる第1の演算処理装置と、を備える第1の情報処理装置を含む水処理プラントの運転管理装置。
(2)第1の通信回線を介して前記第1の情報処理装置と接続された第2の情報処理装置をさらに含み、前記第1の記憶装置は、前記第1のデータファイルおよび前記第2のデータファイルを前記第2の情報処理装置に転送する第3のプログラムを記憶し、前記第1の演算処理装置は、前記第3のプログラムを実行することにより前記第1のデータファイルおよび前記第2のデータファイルを前記第2の情報処理装置に転送し、前記第2の情報処理装置は、前記第1のデータファイルと前記第2のデータファイルとを統合して統合データファイルを作成する第4のプログラムを記憶する第2の記憶装置と、前記第4のプログラムを実行して前記統合データファイルを作成して前記第2の記憶装置に記憶させる第2の演算処理装置と、を備える(1)に記載の水処理プラントの運転管理装置。
(3)前記第2の記憶装置は、前記水処理プラントの運転状況を診断する診断用データが記憶された診断用データファイル、および前記統合データファイルのデータを前記診断用データと比較して前記水処理プラントの運転状況を診断する第5のプログラムをさらに記憶し、前記第2の演算処理装置は、前記第5のプログラムを実行して診断を行なう(1)または(2)に記載の水処理プラントの運転管理装置。
(4)前記第1のデータ収集システムは、自動計測器を備えるオンラインデータ収集システムと、携帯型情報端末を備える巡回データ収集システムと、を含み、前記オンラインデータ収集システムと前記第1の情報処理装置とが内部通信回線でオンライン接続されている(1)から(3)のいずれかに記載の水処理プラントの運転管理装置。
本発明によれば、水処理プラントの運転状態を示す複数のデータの取得や入力に時間差がある場合でも、ある時点における水処理プラントの運転状態を速やかに把握できる。
次に、図面を用いて本発明について詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施態様に係る水処理プラントの運転管理装置(以下、単に「運転管理装置」)1の構成を示す模式図である。
運転管理装置1は、上位システム3と下位システム5に大別される構成を有する。上位システム3は、第2の情報処理装置としての外部コンピュータ20を含む。下位システム5は、第1のデータ収集システムと第1の情報処理装置としての内部コンピュータ12とを含むローカルエリアネットワークLANである。
第1のデータ収集システムは、オンラインデータ収集システムと巡回データ収集システムとを含む。オンラインデータ収集システムは、水処理プラント(以下、単に「プラント」)100に取り付けられた複数の自動計測器10と、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)11とで構成されている。PLC11は、内部通信回線15で内部コンピュータ12と接続されている。このように、運転管理装置1では、PLC11と内部コンピュータ12とを接続する内部通信回線15により、オンラインデータ収集システムと内部コンピュータ12とがオンライン接続されている。
プラント100は、例えば凝集沈殿池やイオン交換樹脂塔などの複数の水処理機器と、水処理機器同士を接続する配管とで構成され、自動計測器10は、水処理機器または配管に設けられている。自動計測器10は、自動で所定の計測を行い、得られたデータ(オンラインデータ)を電子情報として出力して自動的に送信する自動送信機能を有する。水処理プラント100に配置される自動計測器10としては、流量計、圧力計、pH計、紫外線水質汚濁自動計測器(UV計)、溶存酸素濃度計(DO計)、および界面計等が挙げられる。
プラント100にはまた、自動計測器10以外の計器類、例えば計測を手動で行なう手動計測器や、自動的に計測された結果が表示されるのみで自動的に電気信号として出力されない計測器(以下、表示型計測器10D)も設けられている。計測結果が自動的に得られない、または伝送されないこれらの計測器(以下、「非自動計測器」と総称する)は、LANの中には組み込まれていない。また、計測結果が自動的に得られ、自動的に伝送可能な計測器であっても内部通信回線15に接続されていない計測器(以下、LAN外自動計測器10´)もある。巡回データ収集システムは、これらLANに組み込まれていない非自動計測器、LAN外自動計測器10´、および携帯型情報端末(PDA)13で構成されている。
これら第1のデータ収集システムにより得られたデータは、リアルタイムデータとして内部コンピュータ12で処理され、第1の形式の第1のデータファイルとして内部コンピュータ12の記憶装置に記憶される。具体的には、内部コンピュータ12は、第1のデータ収集システムで得られたデータをリアルタイムで受け取り、受け取った時点と関連付けた第1のデータファイルを作成する。内部コンピュータ12はまた、計測用の試料を採取してからある程度(例えば1日以上)が経過した後、得られたデータ(「分析データ」)と称する)が記録された記録媒体から、分析データを所定の形式に変換した第2のデータファイルを作成する。
第1のデータファイルと、第2のデータファイルとは、第2の情報処理装置としての外部コンピュータ20に転送される。このように運転管理装置1では、外部コンピュータ20が第1のデータファイルと第2のデータファイルを統合して、水処理プラントの運転状態を総合的に判断するが、第1の情報処理装置で両データファイルを統合することは排除されない。
以下、まず、オンラインデータ収集システムにより得られたデータの処理について説明し、次に巡回データ収集システムにより得られたデータの処理について説明する。
図2は、内部コンピュータ12および外部コンピュータ20の構成を示すブロック図である。図2に示すように、内部コンピュータ12は、第1の入力装置、第1の出力装置、第1の記憶装置、第1の演算処理装置、および時計を備える。第1の入力装置は、後述する種々の記録媒体からデータファイルを読み取る媒体読取機能を備える。また、図3は、管理装置1を用いたデータ処理の手順を説明するフロー図である。
オンラインデータ収集システムでは、自動計測器10による計測が行なわれ、データ(オンラインデータ)が得られる。自動計測器10は、計測とほぼ同時に計測値を電気信号として出力し、内部通信回線15を介して遅滞なくPLC11に自動的に伝送する。PLC11は、入力装置および制御回路を有し、自動計測器10から伝送されたオンラインデータは入力装置で受信されPLC11に入力される。PLC11は、入力されたデータに基づいて制御信号を出力する。PLC11は、内部通信回線15を介して内部コンピュータ12と接続されており、運転管理装置1では、PLC11の出力信号、またはオンラインデータがPLC11および内部通信回線15を介して、リアルタイムデータとして内部コンピュータ12に伝送される。
PLC11を介して内部コンピュータ12に送られたリアルタイムデータは、図3に示すように第1の入力装置により受信される(データ受信ステップS31)。第1の演算処理装置は、第1の記憶装置から第1のプログラムを読み出す。第1のプログラムは、第1の演算処理装置に、タイム読み取り手順、および第1のデータファイル作成手順を実行させるプログラムである。第1の演算処理装置は、第1のプログラムを実行し、まず、リアルタイムデータが受信された時点で時計を読み取る(タイム読出ステップS32)。次いで、PLC11から送られたリアルタイムデータの値と測定項目情報(例えば、測定項目名または測定項目を示す識別番号等の記号)、およびタイム読出ステップS32で読み取った受信タイムとしての受信時刻を、あらかじめ定められた第1のデータ形式の第1のデータファイルとする(第1DF作成ステップS33)。
第1のデータ形式としては、例えばCSV形式が挙げられる。図4に第1のデータ形式の一例を示し、図5に第1のデータ形式の別の例を示す。図4、5に示すデータ形式の第1のデータファイルは、2007年3月1日の水質1の計測値が10、流量1の計測値が30、圧力1の計測値が1、2007年3月5日の水質1の計測値が40、流量1の計測値が40、圧力1の計測値が1.5であることを示すデータ群である。
オンラインデータ収集システムからは、短時間(例えば1分)間隔でオンラインデータが得られ、内部コンピュータ12に伝送される。内部コンピュータ12は、短時間間隔で伝送されたデータを受信し、上述したフローにより処理して第1のデータファイルとしてデータを記憶装置に蓄積させる。内部コンピュータ12には、第1のデータファイルは、所定の時間(例えば1時間)ごとに他のコンピュータに送信する第3のプログラムが記憶されている。第1の演算処理装置は、この第3のプログラムを実行することにより、第1の記憶装置に記憶された第1のデータファイルを外部に出力する(第1DF出力ステップS34)。ただし、オンラインデータの取得間隔や第1のデータファイルの伝送間隔はこれに限定されない。
一方、巡回データ収集システムにより得られたデータ(観測データ)は、次の手順で処理される。PDA13は、計測項目識別情報を有す計測項目識別表示タグ14の計測項目識別情報を読み取る読取装置、計測値が入力される入力装置、入力されたデータを記憶する記憶装置、および出力装置を少なくとも備え、好ましくは表示装置をさらに備える。計測項目識別表示タグ14は、バーコードやICチップ等で構成され、プラント100の水処理機器に取り付けられる。PDA13には、管理員50が配管等に取り付けられた表示型計測器10Dの表示を読み取ったり、目視観察したりして得られるデータ(観測データ)と、PDA13の読取装置で読み取られた計測項目識別情報とが入力される。
PDA13は、内部コンピュータ12と接続可能に構成されている。PDA13を内部コンピュータ12と接続することで、PDA13の記憶装置に記憶された観測データを、計測項目識別情報とともに内部コンピュータ12に伝送する。巡回データ収集システムから伝送されたシステムは、内部コンピュータ12の第1の入力装置により受信され、オンラインデータと同様に処理される。すなわち、観測データが第1の入力装置により受信される(ステップS31)と、第1の演算処理装置が第1のプログラムを実行し、観測データの受信時刻を読み取る(ステップS32)。そして、観測データの値と、測定項目を示す情報である計測項目識別情報、および受信時刻を、第1のデータ形式のデータファイルとする。
観測データが内部コンピュータ12に受信された時点は、観測データが取得された時点に対して1〜2時間程度の遅れがあるが、管理装置1では、観測データの受信(入力)時点を観測データの取得時点と近似する。よって、オンラインデータ収集システムおよび巡回データ収集システムで収集されたデータは、どちらも、リアルタイムで内部コンピュータ12に入力され、第1のデータ形式の第1のデータファイルとして、内部コンピュータ12の第1の記憶装置に記憶される。ただし、オンラインデータ収集システムで得られたデータについて作成された第1のデータファイルと、観測データについて作成された第1のデータファイルとを区別するため、後者を第3のデータファイルと称する。
第3のデータファイルは、内部コンピュータ12の第1の記憶装置に一時的に記憶させ、所定の間隔で、第1の演算処理装置に第3のプログラムを実行させて第3のデータファイルを出力し、外部コンピュータ20の第2の入力装置に受信させる。第3のデータファイルは、例えば1日分を第1の記憶装置に蓄積し、1日間隔で外部コンピュータ20に送ればよいが、蓄積量および伝送間隔はこれに限定されない。
管理装置1では、リアルタイムで得られ予め定めたデータ形式(第1のデータ形式)で保存できるデータをリアルタイムデータとして扱う一方、試料採取からある程度の時間(例えば1日以上)が経過した時点で第1のデータ形式と異なる形式で保存されたデータとされたデータを分析データとして、異なる処理を行なう。なお、「リアルタイムで得られる」とは、試料採取から入力までの時間遅延が例えば3時間程度以内であることを意味するものとする。
分析データは、第1のデータ形式と異なるデータ形式(第2のデータ形式、第3のデータ形式・・・第nのデータ形式)で、試料またはデータの取得タイムとともに記録媒体に記録されたデータである。記録媒体としては、コンパクトディスク(CD)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)等が挙げられ、特に限定されない。内部コンピュータ12の第1の記憶装置は、分析データのデータ形式(第2、第3・・・第nのデータ形式)を解釈して第1のデータ形式の第2のデータファイルを作成する第2のプログラムを記憶する。
記録媒体は、内部コンピュータ12の第1の入力装置に読取られることで、分析データが内部コンピュータ12に入力される(データ読取ステップS41)。分析データが内部コンピュータ12に入力された後、第1の演算処理装置が第2のプログラムを読み出す。第1の演算処理装置は、第2のプログラムを実行することで、記録媒体に記録された情報の中から、分析データの値と、測定項目を示す識別記号等の識別情報、および取得タイムを読出す。分析データは、第1のデータ形式について予め決められたルールにしたがって並べることで、第1のデータ形式のデータファイル(第2のデータファイル)に変換される(データ解釈ステップS42)。第1のデータ形式について定められたルールとは、例えば以下のような事項についてのルールである。これらのルールは、1または2以上組み合わせて第1のデータ形式とし、第1のデータ形式の例は上述したとおりである。
〈1〉測定項目とその測定項目を識別するために付与された識別コードの関係についてのルール(測定項目と識別コードを一定のルールで関係させるルールなど)
〈2〉データの基本的な形式についてのルール(例えばデータが立て並びか横並びかをルールとする)
〈3〉測定項目名称が記載される位置についてのルール(例えば第1の欄に第1の測定項目、第2の欄に第2の測定項目を記載するとするルールなど)
〈4〉データの値の記載が開始される位置についてのルール(例えば、第3の列からデータの値が記載されるとするルールや、3行目からデータの値が記載されるとするルールなど)
〈5〉データの値の並びについてのルール(例えば、データの値が1行おきで並ぶとするルールや、連続して並ぶとするルールなど)
上記データ解釈ステップで、第1のデータ形式に従って並べられた分析データに関する情報は、第1のデータ形式の第2のファイルとして、第1の記憶装置に記憶され第2のファイルが作成される(第2DF作成ステップS43)。
第2のデータファイルは、内部コンピュータ12の第1の記憶装置に一時的に記憶させ、所定の間隔で、第1の演算処理装置に第3のプログラムを実行させて第2のデータファイルを出力し(第2DF出力ステップS44)、外部コンピュータ20の第2の入力装置に受信させる(第2DF受信ステップS45)。第2のデータファイルは、例えば記録媒体を読み込む都度、外部コンピュータ20に送ればよいが、上記処理を繰り返し、複数の記録媒体に記録された分析データをある程度蓄積した後、外部コンピュータ20に伝送することは排除されない。
このようにして、第1の時点におけるプラント100の運転状態を示すデータの一部(リアルタイムデータ)は、第1のデータ形式の第1のデータファイル(および第3のデータファイル)として内部コンピュータ12にリアルタイムで記憶される。一方、第1の時点におけるプラント100の運転状態を示すデータの他部は第1の時点から少なくとも3時間以上経過した後に、第1のデータ形式の第2のデータファイルに変換され、内部コンピュータ12に記憶される。
これら第1のデータファイルと第2のデータファイルは、外部コンピュータ20へ転送され、外部コンピュータ20には、リアルタイムデータが、その値と測定時刻を示す情報とともに第1のデータ形式のデータファイルとして蓄積される。なお、リアルタイムデータの測定時刻とは、データの取得時刻、または内部コンピュータ12への入力時刻で近似される時刻である。また、データの測定時点は、必ずしも時分まで特定されていなくてもよく、日にちのみで特定されてもよいが、リアルタイムデータの取得(または入力)時点である受け取りタイムは時刻まで特定されていることが好ましい。一方、分析データの取得タイムは日にちのみ特定されていれば足りる。
外部コンピュータ20では、第2の演算処理装置が、第2の記憶装置に記憶された第4のプログラムを実行して、第1のデータファイルおよび第2のデータファイルを統合して統合データファイルを作成する(統合ステップS51)。第1のデータファイルと第2のデータファイルは、同一のデータ形式(第1のデータ形式)のデータファイルであるため、第1のデータファイルと第2のデータファイルを統合する第4のプログラムを実行する処理は、迅速且つ容易であり、大容量の演算処理が必要とされない。
また、第1のデータファイルに含まれるリアルタイムデータの測定時刻と、第2のデータファイルに含まれる分析データの取得とを比較することで、第1の時点におけるプラント100の状態を総合的に判断できる。管理装置1では、第1のデータファイルと第2のデータファイルが同じ形式で保存され、ともにデータが得られた時刻に関する情報を有するため、異なるタイミングで得られ入力されたデータを統合することも容易である。
また、管理装置1では、統合ステップS51で作成された統合データファイルのデータを第2の記憶装置に記憶させ(記憶ステップS52)、第2の記憶装置に記憶された診断用データファイルの診断用データと比較する(診断ステップS53)。診断用データとしては、過去の計測データがこれらのデータ取得時におけるプラント100の運転状況を示す情報と関連付けられたデータ、計測データについてあらかじめ正常値として設定した管理値がプラント100の運転状況を示す情報と関連付けられたデータ、計測データの変動パターンとプラント100の運転状況を示す情報とを関連付けたデータ等が挙げられる。
具体的には、外部コンピュータ20の第2の演算処理装置により、統合データファイルの第n時点におけるデータを、診断用データと比較する演算処理を行ない、第n時点でのプラント100の運転状況に異常があったか否かを診断する。管理装置1では第2の記憶装置に、統合データファイルと診断用データファイルを比較し、比較結果に基づいて「異常あり」「異常なし」等の比較結果を出力する第5のプログラムを記憶させ、第5のプログラムを実行することで、診断結果を自動的に出力している。
診断結果は、第1の通信回線21から第1のデータ収集システムのPLC11に送ってプラント100を制御してもよく、内部コンピュータ12に送って表示させてもよい。また、PDA13が表示手段を有する場合は、内部通信回線15を介してPDA13に表示させてもよい。さらに、本実施態様のように、第2の通信回線22、第3の通信回線23を介して、下位システム3が構築された場所、または外部コンピュータ20が配置された場所とは別の場所に設置された表示装置25に診断結果を表示させてもよい。なお、通信回線は、固定電話の電話回線のような有線の伝送路で構成されてもよく、無線の伝送路で構成されてもよい。
このように、本発明によれば異なるタイミング、およびデータ形式で得られる複数のデータの統合が容易である。よって、演算処理能力が比較的低い情報処理装置を用いても、
迅速に水処理プラントを運転管理することができる。
本発明は、超純水製造装置などの水処理プラントの運転管理に用いることができる。
本発明の一実施形態に係る水処理プラントの運転管理装置の模式図。 前記運転管理装置の第1および第2の情報処理装置の構成を示すブロック図。 前記運転管理装置による情報処理の流れを示すフロー図。 第1のデータ形式の一例を示す図。 第1のデータ形式の別の例を示す図。
符号の説明
1 水処理プラントの運転管理装置
3 上位システム
5 下位システム
10 自動計測器(オンラインデータ収集システム)
11 プログラマブルロジックコントローラ(オンラインデータ伝送システム)
12 内部コンピュータ(第1の情報処理装置)
13 携帯型情報端末(巡回データ収集システム)
14 計測項目識別表示タグ
15 内部通信回線
16 記録媒体
20 外部コンピュータ(第2の情報処理装置)
21 第1の通信回線
22 第2の通信回線
23 第3の通信回線
25 表示装置

Claims (4)

  1. 第1のデータ収集システムから伝送されたリアルタイムデータを受け取り、前記リアルタイムデータとその受け取りタイムとを第1のデータ形式の第1のデータファイルとする第1のプログラム、および、分析データと前記分析データの取得タイムとが第2のデータ形式で記憶された記憶媒体から前記分析データと前記取得タイムとを所定の読み出しルールで読み出して前記第1のデータ形式の第2のデータファイルに変換する第2のプログラム、を記憶する第1の記憶装置と、
    前記第1のプログラムを実行して前記第1のデータファイルを作成し、前記第2のプログラムを実行して前記第2のデータファイルを作成し、作成された前記第1のデータファイルおよび前記第2のデータファイルを前記第1の記憶装置に記憶させる第1の演算処理装置と、を備える第1の情報処理装置を含む水処理プラントの運転管理装置。
  2. 第1の通信回線を介して前記第1の情報処理装置と接続された第2の情報処理装置をさらに含み、
    前記第1の記憶装置は、前記第1のデータファイルおよび前記第2のデータファイルを前記第2の情報処理装置に転送する第3のプログラムを記憶し、
    前記第1の演算処理装置は、前記第3のプログラムを実行することにより前記第1のデータファイルおよび前記第2のデータファイルを前記第2の情報処理装置に転送し、
    前記第2の情報処理装置は、前記第1のデータファイルと前記第2のデータファイルとを統合して統合データファイルを作成する第4のプログラムを記憶する第2の記憶装置と、前記第4のプログラムを実行して前記統合データファイルを作成して前記第2の記憶装置に記憶させる第2の演算処理装置と、を備える請求項1に記載の水処理プラントの運転管理装置。
  3. 前記第2の記憶装置は、前記水処理プラントの運転状況を診断する診断用データが記憶された診断用データファイル、および前記統合データファイルのデータを前記診断用データと比較して前記水処理プラントの運転状況を診断する第5のプログラムをさらに記憶し、
    前記第2の演算処理装置は、前記第5のプログラムを実行して診断を行なう請求項1または2に記載の水処理プラントの運転管理装置。
  4. 前記第1のデータ収集システムは、自動計測器を備えるオンラインデータ収集システムと、携帯型情報端末を備える巡回データ収集システムと、を含み、
    前記オンラインデータ収集システムと前記第1の情報処理装置とが内部通信回線でオンライン接続されている請求項1から3のいずれかに記載の水処理プラントの運転管理装置。
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