JP2008140109A - プロセス操作支援装置およびプロセス操作支援方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】履歴格納手段31は、時系列のプロセスデータの履歴を検索キーと対応付けて格納する。検索手段21は、現在の状況に対応する検索キーを用いて、過去のプロセスデータを履歴格納手段31から検索する。予測手段23は、検索手段21により検索された過去のプロセスデータに基づいて、プロセスデータの動向を予測する。表示手段22は、予測手段23による予測結果をトレンド表示する。
【選択図】図1
Description
(1)アラーム検知
作業員は、プラント制御システムや安全計装システムからのアラーム通知を、プラント監視用端末を介して受け取る。
(2)アラーム解釈
運転員は、発生したプロセスアラームの内容を解釈し、アラーム発生元プロセスデータを特定する。
(3)情報収集
運転員は、アラーム発生元プロセスデータのトレンドを、プラント監視用端末により手動で呼び出し、アラーム発生前後のプロセスデータを確認する。また、運転員は、自らのプロセス知識に基づいて、アラーム発生元プロセスデータと関連するプロセスデータ(関連プロセスデータ)を導き出す。
(4)情報解析
運転員は、アラーム発生元プロセスデータおよび関連プロセスデータのうち、最初に通常とは異なる挙動を示していたプロセスデータ(アラーム原因プロセスデータ)を特定する。次に、運転員は手動で操作履歴を検索し、アラーム原因プロセスデータの変動を引き起こす可能性のある操作が行われていなかったかを確認する。これにより、運転員の誤操作による異常発生の有無が分かる。また、運転員は、手動でアラーム原因プロセスデータのヒストリカルデータを呼び出し、特定期間の偏差、移動平均を比較する。これにより、機器の突発故障や経年変化による故障の有無を判定する。さらに、運転員はソフトウェアの誤作動の有無などについても検討する。
(5)対処
運転員の誤操作が異常発生の原因であった場合には、運転員はプロセスデータを正常に戻すための操作を実施する。また、機器の突発故障や経年変化による故障が原因であった場合には、故障した機器の修理を行う。その他、必要な作業を行う。
(6)再発防止策の実施
関連プロセスデータがヒストリカルデータに登録されていなかった場合には、そのデータをヒストリカルデータに新規登録する。また、異常事象に陥ることを未然に防ぐための異常検知ロジックを作成する。さらに、異常検知ロジックの検証を実施する。
(1)正常時データが異常時のデータとして区別して保存されていない場合が多い。すなわち、プラントは正常に稼動していることが当たり前であるため、あえて正常時データを示す目印を付けた上でデータを格納することは通常ない。
(2)膨大なヒストリカルデータの中から、正常時データを判別することは困難である。正常時データを異常時のデータと切り分ける基準は、運転員の判断等に依らざるを得ないため、データのひとつひとつを目視で確認する必要があり現実的でない。
(3)正常時データとして、現在の状況に近いものを抽出する必要があるが、実際にこのようなデータを探し出すことは困難である。
(4)仮にプラントシミュレータを用いて算出した理論値(モデル値)を正常時データと定義しても、種々の条件による影響を受ける実際のデータとは乖離があり、実用的でないことが多い。
このプロセス解析支援装置によれば、現在の状況に対応する検索キーを用いて、検索された過去のプロセスデータをトレンド表示するので、プロセスの現状を解析し、あるいは、プロセスデータの動向を予測することができる。
このプロセス解析支援装置によれば、検索手段により検索された過去のプロセスデータに基づいてプロセスデータの動向を予測し、予測結果をトレンド表示するので、プラントに対する操作を効果的に支援できる。
このプロセス解析支援方法によれば、現在の状況に対応する検索キーを用いて、検索された過去のプロセスデータをトレンド表示するので、プロセスの現状を解析し、あるいは、プロセスデータの動向を予測することができる。
このプロセス解析支援方法によれば、検索手段により検索された過去のプロセスデータに基づいてプロセスデータの動向を予測し、予測結果をトレンド表示するので、プラントに対する操作を効果的に支援できる。
22 表示手段
23 予測手段
31 履歴格納手段
Claims (8)
- プロセスデータの履歴に基づく表示により操作を支援するプロセス操作支援装置において、
時系列のプロセスデータの履歴を検索キーと対応付けて格納する履歴格納手段と、
現在の状況に対応する前記検索キーを用いて、過去のプロセスデータを前記履歴格納手段から検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記過去のプロセスデータをトレンド表示する表示手段と、
を備えることを特徴とするプロセス解析支援装置。 - プロセスデータの履歴に基づく表示により操作を支援するプロセス操作支援装置において、
時系列のプロセスデータの履歴を検索キーと対応付けて格納する履歴格納手段と、
現在の状況に対応する前記検索キーを用いて、過去のプロセスデータを前記履歴格納手段から検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記過去のプロセスデータに基づいて、プロセスデータの動向を予測する予測手段と、
前記予測手段による予測結果をトレンド表示する表示手段と、
を備えることを特徴とするプロセス解析支援装置。 - 前記予測手段は、前記検索手段により検索された前記過去のプロセスデータのうち、現在のプロセス状況に近似したプロセスデータを抽出し、抽出されたプロセスデータの動向を前記プロセスデータの動向として予測することを特徴とする請求項2に記載のプロセス解析支援装置。
- 前記予測手段は、前記検索手段により検索された前記過去のプロセスデータの平均値を前記プロセスデータの動向として予測することを特徴とする請求項2または3に記載のプロセス解析支援装置。
- 前記予測手段は、前記検索手段により検索された前記過去のプロセスデータの中間値ないし平均値から外れたデータを除去したうえで、前記平均値を算出することを特徴とする請求項4に記載のプロセス解析支援装置。
- 前記予測手段は、前記平均値に基づいて工程完了時刻を予測することを特徴とする請求項4または5に記載のプロセス解析支援装置。
- プロセスデータの履歴に基づく表示により操作を支援するプロセス操作支援方法において、
時系列のプロセスデータの履歴を検索キーと対応付けて格納するステップと、
現在の状況に対応する前記検索キーを用いて、格納された前記プロセスデータを前記履歴格納手段から検索するステップと、
前記検索するステップにより検索された前記過去のプロセスデータをトレンド表示するステップと、
を備えることを特徴とするプロセス解析支援方法。 - プロセスデータの履歴に基づく表示により操作を支援するプロセス操作支援方法において、
時系列のプロセスデータの履歴を検索キーと対応付けて格納するステップと、
現在の状況に対応する前記検索キーを用いて、格納された前記プロセスデータを前記履歴格納手段から検索するステップと、
前記検索するステップにより検索された前記過去のプロセスデータに基づいて、プロセスデータの動向を予測するステップと、
前記予測するステップにける予測結果をトレンド表示するステップと、
を備えることを特徴とするプロセス解析支援方法。
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JP2006325329A JP2008140109A (ja) | 2006-12-01 | 2006-12-01 | プロセス操作支援装置およびプロセス操作支援方法 |
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