JP2007086840A - 商品搬出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品の搬出姿勢を整え、安定した商品の搬出を行うことができる商品搬出装置を提供する。
【解決手段】商品を積み重ねて載置する載置台10と、載置台上11aに突出してその前後方向に往復移動するプッシャ3とを備え、プッシャ3を載置台上11aの最下位商品50aに押し当て前方へ移動することにより、最下位商品50aの搬出を行う商品搬出装置1において、載置台10の前後方向に直線的に往復移動する移動体22と、移動体22に支軸23を介してプッシャを回動自在に連結する連結支軸23と、プッシャ3の軸23回りの回動を制御する回動制御手段12aを備え、プッシャ3が載置台10の前部を前方に向けて移動するとき、回動制御手段12aはプッシャ3を上方に向けて回動する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、商品を積み重ねて載置する載置台と、その上方に突出して前後方向に往復移動するプッシャを備え、このプッシャを積み重ねた商品の最下位商品に押し当てながら一方へ移動させることにより、その最下位商品の搬出を行う商品搬出装置に関し、特に自動販売機等の機内に設けられてタバコ等の商品を販売する商品搬出装置に関する。
従来のこの種の商品搬出装置としては、特開2000−247424号公報に示されるようなものが知られている。この商品搬出装置は、商品を積み重ねて収納する商品コラムの下端部に設けられ、商品を載置する載置台と、載置台上に積み重ねて収納された商品の最下位商品を押し出す押出部材とを備えている。
図18に示すように、この商品搬出装置は図示しない機構により往復移動する可倒式のプッシャ(押出部材)101により、載置台102に積層された箱型の商品103のうち、最下位にある最下位商品103aを順次前方の開口部104から押し出して搬出する構成である。なお、この開口部104は図示しない商品搬出通路へ連通している。また、この商品搬出装置では、載置台102への商品103の収納数を増加させるため、前後2列に商品103を積層するように奥行方向に長く形成されている。このような構成において、次販商品103bは最下位商品103aの搬出動作に伴なって落下し、次の最下位商品となり、さらにプッシャ101により上記と同様に前方の開口部104から押し出されて搬出される。
特開2000−247424号公報
ところで、このような商品搬出装置におては、高さ(厚さ)の異なる商品の搬出を行う場合がある。しかしながら、商品に押し当てるプッシャ101の載置台102からの突出量は、最下位商品103aの上に積まれる次販商品103bを押さないようにする必要があるから、最も高さの小さい商品の高さに制限される。すなわち、このような商品搬出装置においては、プッシャ101の突出量を搬出すべき商品のうち、最も高さの小さいものよりもさらに小さく設定しなければ、商品を一つずつ搬出することができない。
このため、例えば、最も高さの小さい商品に比べてはるかに高さの大きな商品を搬出する際においては、プッシャ101による商品の押圧点が搬出商品の高さの半分より下方に位置する場合がある。このような状態で商品の搬出を行った場合には、商品が搬出される際に商品の前端部が上方に跳ね上げられやすくなり、この商品の搬出姿勢の乱れから商品が通過する各所において商品詰まりを生じる虞がある。特に、最下位商品103aがその上部の次販商品103bの下面から外れて搬出される直前においては、その次販商品103bの加重が最下位商品103aの後端部の上縁に加わることになるため、このような問題が顕著となる。
本発明は、このような問題を解決するため、商品の搬出姿勢を整え、安定した商品の搬出を行うことができる商品搬出装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、商品を積み重ねて載置する載置台と、前記載置台上に突出してその前後方向に往復移動するプッシャとを備え、前記プッシャを前記載置台上の最下位商品に押し当て前方へ移動することにより、前記最下位商品の搬出を行う商品搬出装置において、載置台の前後方向に直線的に往復移動する移動体と、前記移動体に支軸を介して前記プッシャを回動自在に連結する連結手段と、前記プッシャの前記軸回りの回動を制御する回動制御手段を備え、前記プッシャが前記載置台の前部を前方に向けて移動するとき、前記回動制御手段は前記プッシャを上方に向けて回動するものである。
これによれば、前記最下位商品が前記プッシャにより押し圧されて前記載置台の前部を前方に移動し、前記載置台から搬出される直前の状態となる場合に、前記プッシャが前記最下位商品を押し圧する押圧点を上方に移動することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記プッシャは、前記載置台上に突出して商品を押し圧する押圧部と、前記押圧部の下部に前方に向けて延設された連結片と、前記連結片の前端部に設けられ前記連結手段を構成する連係部と、前記連係部の下方に形成された当接部とを備え、前記載置台は、前記プッシャが当該載置台の前部を前方に向けて移動するとき前記当接部と当接して前記プッシャを上方に回動する回動制御部を備えるものである。
これによれば、前記プッシャが前記載置台の前部を前方に移動するとき、前記プッシャの押圧部を上方に移動しつつ前方に移動することができる。すなわち、前記プッシャが最下位商品を押し圧する押圧点を上方に移動するとともに、前記プッシャの移動距離に比べて前記最下位商品を押し圧して移動する距離を長くすることができる。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記プッシャは、前記載置台に対して最前位置に移動したとき、前記回動制御部により前記載置台の前端から前記押圧部を突出した状態に回動するものである。
これによれば、最下位商品を前記押圧部により前記載置台の前端を越えて押し圧することができる。
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、最下位商品がプッシャにより押し圧されて載置台の前部を前方に移動し、載置台から搬出される直前の状態となる場合に、プッシャが最下位商品を押し圧する押圧点を上方に移動することができることができるから、最下位商品の前端部が上方に跳ね上がって、その搬出姿勢が乱れることを防止することができる。したがって、商品の搬出姿勢を整え、安定した商品の搬出を行うことができる商品搬出装置を提供することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、プッシャが最下位商品を押し圧する押圧点を上方に移動するとともに、プッシャの移動距離に比べて最下位商品を押し圧して移動する距離を長くすることができるから、商品の搬出姿勢を整えるとともに、プッシャの移動距離を相対的に短くすることができる。したがって、安定した商品の搬出を行うとともに、プッシャの往復移動機構の長さを短くして装置を小型化することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、最下位商品を押圧部によって載置台の前端を越えて押し圧することができるから、商品を載置台から確実に搬出することができる。
本発明に係る好適な実施例について図を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る商品搬出装置を示す外観斜視図である。この商品搬出装置1は、タバコ等の箱型の商品を積み重ねて収容する商品コラムを備えた自動販売機に適用され、その商品コラムの下端部に配設され、その上面に積み重ねて収納されたタバコ等の箱型の商品を最下位の商品から順に搬出して販売するものである。
図に示すようにこの商品搬出装置1は、商品を上面11aに積み重ねて載置する本体ケース部(載置台)10と、本体ケース部10の上面11aに積み重ねて載置される最下位商品の後部を押し圧して、商品を前方に搬出するプッシャ3と、本体ケース部10の上面11aに載置される商品の前部を支持するとともに、その商品がプッシャ3によって押し出されて前方に搬出される場合に下方に回動し、商品を安定して搬出させる搬出支持部材4と、本体ケース部10の前方に設けられその上面11aに載置される商品の前端と当接してその商品の前方への脱落を防止するとともに、その商品が搬出される場合はその搬出を妨げないように下方に回動退避する待機支持部材5と、本体ケース部10の上面11aに載置される商品の有無を検出するための売切検知レバー6等を備えている。また、本体ケース部10は、上ケース部11と下ケース部12から成り、それぞれ側面に爪部13a、13b、13cとこれに係合する爪溝部14a、14b、14cを備え、これらにより上下に嵌合された状態で固着される。
図2は本発明の実施の形態に係る商品搬出装置1の内部構造を示す内部構造斜視図である。図に示すように、その内部にはプッシャ3を前後に移動する駆動手段20と、プッシャ3の移動に連繋して待機支持部材5を上下に揺動する待機支持作動片8と、同様にプッシャ3の移動に連繋して搬出支持部材4を揺動する搬出支持作動片7と、売切れ検知レバー6および待機支持作動片8の動作に連繋して「入・切」動作する状態検知スイッチ15等が配設されている。
図3は、本体ケース10内に配備されプッシャ3を前後に移動する駆動手段20の構成を示す図で、(a)はその側面図、(b)は背面図、(c)は平面図である。図に示すように、この駆動手段20は、周面に一連の往復螺旋溝21aを形成した略円柱状の軸部材21と、軸部材21が挿通されその軸心に沿って直線的に前後方向に移動する移動部材(移動体)22と、移動部材22の左右両側に円柱状に突設して設けられたプッシャ3の連結支軸23と、連結支軸23を介して移動部材22に回動自在に連結されたプッシャ3と、軸部材21を回転駆動する駆動モータ25と、駆動モータ25の回転を軸部材21に伝える歯車列24とを備えている。
ここで、軸部材21は、下ケース部12に配設された図示しない保持部材によって前後方向に延びて水平に下ケース部12に取り付けられ、その後端に歯車列24の歯車24bと噛合うドライブギア21bが一体に形成されている。移動部材22は、軸部材21がその軸心回りに回転するとき、その往復螺旋溝21aに係合し、その往復螺旋溝21aに沿って移動する従動片(図示なし)を備えた案内駒部27を内蔵している。また、移動部材22は、その下端面が下ケース部12の図示しない底部に当接して配設され、軸部材21の軸心回りに回転しないようにその回動が規制されている。すなわち、軸部材21がその軸心回りに回転するとき、移動部材22がその姿勢を保持しながら、軸部材21の軸心に沿って前後に移動する。
駆動モータ25は、その回転軸心が軸部材21の軸心と並行に設けられるとともに、それらが略同一水平面上に存するように下ケース部12に設けられた図示しない保持部により下ケース部12に取り付けられている。歯車列24を構成する歯車24a、24bは、それぞれ2段の平歯車から構成され、駆動モータ25と軸部材21のドライブギア21bの間にこれらと並列に設けられている。そして、駆動モータ25が通電されて回転駆動されると、その回転軸に設けられた駆動歯車26を介して、その回転が歯車列24に伝わり、さらに軸部材21のドライブギア21bを介して、軸部材21がその軸心回りに回転する。これにより、軸部材21が挿通され、その往復螺旋溝21aに沿って移動する従動片を備えた案内駒部27を内蔵する移動部材22が前後方向に往復移動する。そして、これにともなって、移動部材22に連結支軸23を介して係合するプッシャ3が前後に往復移動する。
プッシャ3は、上ケース部11の上面11aから上方に突出する商品の押圧部3aと、移動部材22の連結支軸23に係合する係合穴(連係部)3eを備えて、この移動部材22を左右から挟むように押圧部3aの一方側に設けられた一対の連繋リブ片(連結片)3b、3cと、押圧部3aの他方側に連繋リブ片3b、3cと並行に設けられた案内リブ片3dとを備えている。さらに、押圧部3aの両側に配設される連繋リブ片3b、案内リブ片3dにはその外側に突出し、その姿勢を規制する円柱状の案内突起3fが設けられている。また、プッシャ3は、移動部材22に対して連結支軸23の軸心を中心に回動自在に連結されている。
図4は、移動部材22に回動自在に連結されるプッシャ3が後方の待機位置から前方に向かって移動するときの移動姿勢の変化をその関連各部とともに模式的に示す図である。本体ケース部10の側面には、プッシャ3の両側に設けられた連繋リブ片3b及び案内リブ片3d(図は連繋リブ片3bのみ図示)の周端と当接して、プッシャ3の(連結支軸23の軸心回りの)回動を制御する回動制御リブ12aが設けられている。この回動制御リブ12aは本体ケース部10を成す下ケース部12の内側面に内方に向かって凸状に設けられ、その本体ケース部10の前部に設けられた部分が所定の位置で上方に向かって湾曲し、略S字上に形成されている。また、この回動制御リブ12aの上方には、プッシャ3の両側に突出して設けられた案内突起3fが移動する案内溝部10aが設けられている。この案内溝部10aは回動制御リブ12aに沿って前後に延設され、その上縁11bは本体ケース部10を成す上ケース部11に設けられている。
ここで、図4の(a)は、プッシャ3が本体ケース部10の後部の位置を移動す状態を示す側面図である。この場合、プッシャ3は押圧部3aを上方に向けた一定の姿勢に保持され前方に移動する。このとき、本体ケース部10の上面11aから突出する押圧部3aの突出量は、搬出する商品のうち最も高さの小さいものよりも小さく設定されている。図4の(b)は、プッシャ3が本体ケース部10の前部に移動し、その両側に設けられた連繋リブ片3b及び案内リブ片3cに形成された当接部3gが回動制御リブ12aの湾曲部に当接して、プッシャ3が連結部23を軸心に上方に回動し、最下位商品をおおよそ搬出の直前の状態に押し圧しつつある状態を示す側面図である。この場合、最下位商品を押し圧する押圧部3aは、上方に移動するとともに前方に移動する。図4の(c)は、プッシャ3が、その往復移動範囲の最前位置に移動した状態を示す側面図である。この場合、プッシャ3は、回動制御リブ12aにより、その押圧部3aが本体ケース部10の前端よりも突出した位置に回動される。なお、プッシャ3はこの後に後方に向かって移動を開始する。そして、プッシャ3が後方に向かって移動するときは、その両側の連繋リブ片3b及び案内リブ片3dに設けられた案内突起3fが、本体ケース部10の内側面に設けられた案内溝10aの上縁11bに沿って案内され、プッシャ3の傾斜姿勢が押圧部3aを上方に向けた元の一定の姿勢に戻されて、後方の待機位置に向かって移動する。
図5乃至図7は、商品の前方への脱落を防止するとともに、その商品の搬出を妨げないように動作する待機支持部材5と、その動作に関わる関連各部の働きを説明する内部構成図である。
先ず、図5の(a)は、待機支持部材5が待機状態にある場合の商品搬出装置1を示す平面内部構成図、図5の(b)は、同様の側面内部構成図である。図に示すように、待機支持部材5は、本体ケース部10を成す下ケース部12にこれを回動自在に装着するために左右方向に延設された円柱状の支軸部5aと、支軸部5aから前方に逆く字状に延設されたアーム部5bと、アーム部5bの先端に上方に突出して設けられた商品支持部5cと、支軸部5aからアーム部5bと反対の後方に延設された駆動作用部5dとを備えている。
待機支持部材5の回動を規制する待機支持作動片8は、本体ケース部10を成す上ケース部11の上面11aに沿って前後に延設された平板部8aと、平板部8aの前端から下方に延設され、その下端部が待機支持部材5の駆動作用部5dと当接して、待機支持部材5の回動を規制する駆動規制部8bと、平板部8aの後端から下方に延設され、後述のスイッチ作動部材16と係合するスイッチ係合部8cとを備えている。そして、平板部8aには、前後に延びるとともに左右方向に若干傾斜して設けられ、本体ケース部10の下ケース部12に設けられた図示しない案内ボスと係合する案内長穴8dと、その一方の側部に突設され売切検知レバー6の上面と当接してその上方への回動を規制するレバー規制部8eと、その他方の側部に同様に突設されプッシャ3の連繋リブ片3cの前端面と当接する前方押圧部8fと、が形成されている。なお、待機支持作動片8はこの案内長穴8dの長手方向に沿って、本体ケース部10内を斜めにスライド可能に構成されている。また、駆動規制部8bには、プッシャ3が最前位置に移動するとき、それを回動自在に連結する移動部材22の前端面が当接して待機支持作動片8を前方位置に保持するための前方保持部8gが、その一方の側面に突出して形成されている。さらに、スイッチ係合部8cには、プッシャ3が後方の待機位置(図示位置)に移動するとき、その連繋リブ片3cの後端面が当接して待機支持作動片8を後方の待機位置に保持するための待機保持部8hが、一方の側面から側方に突出して設けられている。また、スイッチ係合部8cは、その下端部が、状態検知スイッチ15の検知レバー15aと当接してそれを入切するスイッチ作動部材16の係合溝16aに挿入され、これと係合されている。
スイッチ作動部材16は、待機支持作動片8が前後に移動し、そのスイッチ係合部8cの下端部が、スイッチ作動部材16の係合溝16aの前端、又は後端の何れか一方に当接してこれを押し圧するとき、前後方向に移動する。また、その係合溝16aにはスイッチ係合部8cの下端部が前後方向に遊びを持って挿入されるため、スイッチ作動部材16は、待機支持作動片8の移動範囲に比べて狭い範囲を前後に移動する。なお、スイッチ作動部材16は本体ケース部10の下ケース部12に設けられた図示しない案内手段により、前後方向の所定範囲を移動可能に構成されている。そして、スイッチ作動部材16がスイッチ係合部8cの下端部に押し圧されて最前位置に移動すると、状態検知スイッチ15の検知レバ15aがこれにより上方に押し上げられ、状態検知スイッチ15が「入」状態(図7参照)となる。また、この状態から待機支持作動片8が後方の所定位置まで後退すると、スイッチ作動部材16がスイッチ係合部8cの下端部に押し圧されて後方に移動し、検知レバー15aとの当接が解消されてこれが下方に回動し、状態検知スイッチ15が「切」状態(図示位置)となる。
売切検知レバー6は、本体ケース部10に回動自在に支持される支軸6aと、上ケース部11の上面11aに載置される商品を検知する商品検知アーム部6bと、状態検知スイッチ15の検知レバー15aと当接してこれを回動し、状態検知スイッチ15を「入・切」するスイッチ作動片部6cを備えている。また、売切検知レバー6は、商品検知アーム部6bが上ケース部11の上面11aから上方に突出するように、図示しない付勢手段により回動付勢されて本体ケース部10に配設される。そして、上ケース部11の上面11aに商品が載置されていないとき、売切検知レバー6は、その商品検知アーム部6bが上面11aから突出する位置に回動し、同時にスイッチ作動片部6cが状態検知スイッチ15の検知レバー15aと当接してこれを上方に回動し、状態検知スイッチ15が「入」状態となる。また、上面ケース部11の上面11aに商品が載置されているときは、図示のように商品検知アーム部6bが本体ケース部10内に押し込まれ、スイッチ作動片部6cが下方に回動することにより、状態検知スイッチ15の検知レバー15aが同様に下方に回動し、状態検知スイッチ15が「切」状態となる。
次に、図6の(a)は、待機支持部材5がその先端を下方に回動して退避した状態にある場合の商品搬出装置1の内部構成を示す平面内部構成図、図6の(b)は同様の側面内部構成図である。プッシャ3が、図5に示す待機状態から駆動モータ25の起動により軸部材21(図3参照)の軸心に沿って図に示すように前方に移動すると、その連繋リブ片3cの前端面が待機支持作動片8の前方押圧部8fと当接してこれを押し圧し、この待機支持作動片8が前方の所定の位置に移動する。そうすると、待機支持作動片8の前端において下方に延設され、待機支持部材5の駆動作用部5dと当接してその回動を規制する駆動規制部8bが、待機支持部材5の駆動作用部5d上からその前方の支軸部5a上に移動し、それとともに待機支持部材5が支軸部5aを中心にその先端を下方に傾けて回動する。これにより、待機支持部材5の先端の商品支持部5cが本体ケース部10の上面11aより下方に退避し、その上面11aに載置される商品が搬出可能な状態となる。なお、この状態よりさらに前方にプッシャ3が移動するとき、待機支持動作片8は、その案内長穴8dにより斜め前方に移動するのでて、プッシャ3の連繋リブ片3cとその前方押圧部8fの当接が解除され、その位置に停止する。そして、待機支持部材5もこれによりその傾斜状態に保持される。また、このとき待機支持作動片8の側方に設けられたレバー規制部8eは、売切れレバー6の商品検知アーム部6bの上面と当接して、その上方への回動を規制する。
図7の(a)は、待機支持部材5がその先端を回動自在に垂下した状態にある場合の商品搬出装置1の内部構成を示す平面内部構成図、図7の(b)は同様の側面内部構成図である。プッシャ3が、図6に示す状態から駆動モータ25の駆動によりさらに前方に移動し、軸部材21(図3参照)に対して図に示すように最前位置に移動すると、プッシャ3を回動自在に連結する移動部材22(破線で図示)の前端面が待機支持作動片8の前方保持部8gと当接してこれを押し圧し、この待機支持作動片8を前方の最前位置に移動する。そうすると、待機支持動作片8の前部の駆動規制部8bが、待機支持部材5の支軸部5a上からその前方に移動し、待機支持作動片8の駆動規制部8bと待機支持部材5との当接が解除され、待機支持部材5が支軸部5aを中心にその先端を回動自在に垂下した状態に回動する。また、このとき、スイッチ作動部材16の係合溝16aに係合された待機支持作動片8のスイッチ係合部8cの下端部は、係合溝16aの前端に当接してこれを押し圧し、スイッチ作動部材16を最前位置に移動する。これにより状態検知スイッチ15の検知レバー15aがスイッチ作動部材16の前端と当接して上方に押し上げられ、状態検知スイッチ15が「入」状態となる。これにより、プッシャ3が最前位置に移動したことが検出される。なお、この検出がされたとき駆動モータ25の駆動が所定の時間停止され、プッシャ3はその上端の押圧部3aを本体ケース部10の前方に突出した傾斜状態でその所定時間その姿勢が保持される。
その後、駆動モータ25が再び起動するとプッシャ3がその傾斜姿勢を元に戻しながら後方に移動する。そして、プッシャ3が図5に示す待機位置に戻ると、その連繋リブ片3cの後端面が待機支持作動片8の待機保持部8hに当接してこれを押し圧し、待機支持作動片8を待機位置に保持する。これにより、待機支持作動片8の駆動規制部8bが、待機支持部材5の駆動作用部5d上に移動し、その回動を規制するようにこれと当接する。これにより、待機支持部材5は、その先端の商品支持部5cが本体ケース部10の上面11aより突出した待機状態に戻る。また、待機支持作動片8のスイッチ係合部8cの下端部は、スイッチ作動部材16の係合溝16aの後端に当接してこれを押し圧し、これを後方の待機位置に移動する。これにより、状態検知スイッチ15の検知レバー15aが下方に回動し、状態検知スイッチ15が「切」状態となる。なお、このとき、本体ケース部10の上面11aに商品が載置されていない場合、売切検知レバー6は、その商品検知アーム部6bが上面11aから突出する位置に回動し、そのスイッチ作動片部6cが状態検知スイッチ15の検知レバー15aと当接してこれを上方に回動し、状態検知スイッチ15を再び「入」状態とする。このようにして、状態検出スイッチ15の状態により商品の売り切れ状態を検出することができる。このようにして、待機支持部材4とその関連各部が連繋して動作する。
図8乃至図11は、商品を安定して搬出させるための搬出支持部材4と、その動作に関わる関連各部の働きを説明する内部構成図である。
先ず、図8の(a)は、搬出支持部材4が待機状態にある場合の商品搬出装置1の内部構成を示す平面内部構成図、図8の(b)は、同様の側面内部構成図である。
図に示すように、搬出支持部材4は、本体ケース部10の上面11aに載置される商品の前部下面を支持する平板状の商品支持部4aと、商品支持部4aの一方の側端に設けられ、後方に向かって延出するとともにその後端部に支軸部4cが形成され、その支軸部4cが下ケース部12の図示しない保持部に回動自在に支持された側端アーム部4bと、側端アーム部4bと対向して商品支持部4aの他方側中央寄りに同様に延設され、その後部に設けられた支軸部4eが側端アーム部4bの支軸部4bと軸心を同一にして同様に下ケース部12の図示しない支持部に支持された主アーム部4dと、を備えている。また、主アーム部4dには、支軸部4eの上部から商品支持部4aと反対の後方に延出して駆動作用片4fが設けられている。
搬出支持部材4の回動を規制する搬出支持作動片7は、上ケース部11の上面11aに沿って前後に延びる板状に形成されている。そして、その前端の一方側には、プッシャ3が最前位置に移動するとき、その案内リブ片3dの上端面に突出して設けられた押段部3eが当接してこれを前方位置に移動させるための前方押圧部7aがその一方側に突出して設けられ、その前端の他方側には、搬出支持部材4の駆動作用片4fに上方から当接して、その回動を規制する駆動規制部7bが下方に凸状に設けられている。さらに、搬出支持作動片7の一方の側部中央には、プッシャ3が最前位置から後方に移動するとき、その案内リブ片3dの後端面が当接してこれを後方に移動させるための後方押圧部7cが段状に設けられ、その後端の一方側には、プッシャ3がさらに後方の待機位置に移動するとき、その案内リブ片3dの後端面が当接してこれを後方の待機位置に保持するための待機保持部7dが側方に突出して設けられている。また、搬出支持作動片7の平面部には、左右方向に若干傾斜しながら前後方向に延設され、下ケース部12に設けられた案内ボス12b、12bと係合する案内長穴7e、7fが前後方向に並んで2箇所設けられている。なお、搬出支持作動片7はこれらの案内長穴7e、7fの長手方向に沿って、本体ケース部10内を斜めスライド可能に構成されている。
このように構成される搬出支持部材4、搬出支持作動片7は、プッシャ3が図に示す位置にあるとき、それぞれがその待機位置に保持される。
次に図9の(a)は、搬出支持部材4がその先端を下方に回動し、商品を安定して搬出可能とする状態ある場合の商品搬出装置1の内部構成を示す平面内部構成図、図9の(b)は同様の側面内部構成図である。プッシャ3が、図8に示す待機状態から駆動モータ25の起動により図に示すように前方に移動すると、その案内リブ片3dの上端に設けられた押段部3eが搬出支持作動片7の前方押圧部7aと当接してこれを押し圧し、搬出支持作動片7が前方に移動する。そうすると、搬出支持作動片7の前端側部に設けられ、搬出支持部材4の駆動作用片4fに上方から当接してその回動を規制する駆動規制部7bが、搬出支持部材4の駆動作用片4f上から支軸部4eを越えてその前方に移動し、それとともに搬出支持部材4が支軸部4e、4cを中心にその先端を下方に傾けるように回動する。これにより、本体ケース部10の上面11aに載置される商品がその先端を下方に向けて傾動し、その商品が安定して搬出可能な状態となる。
図10の(a)は、搬出支持部材4がその先端を回動自在に垂下した状態にある場合の商品搬出装置1の内部構成を示す平面内部構成図、図10の(b)は同様の側面内部構成図である。プッシャ3が、図9に示す状態からさらに前方に移動し、その最前位置に移動すると、その案内リブ片3dに設けらた押段部3eが搬出支持作動片7を押し圧してこれをその最前位置に保持する。そうすると、搬出支持作動片7の駆動規制部7bが搬出支持部材4の支軸部4eから離れてその前方に移動し、その駆動作用片4fに対する上方からの当接が解消される。これにより、搬出支持部材4がその先端を垂下した状態に回動する。なお、この場合において、この商品搬出装置1が自動販売機の商品コラムに配設されるとき、搬出支持部材4がその商品コラムの商品を搬出するために好適な傾斜状態に保持されるように商品コラムの搬出通路等をデザインすることが望ましい。
図11(a)は、搬出支持部材4が商品の搬出直後に待機位置に戻された状態にある場合の商品搬出装置1の内部構成を示す平面内部構成図、図11の(b)は同様の側面内部構成図である。プッシャ3が図10に示す最前位置から図に示すように後方に移動すると、その案内リブ片3dの後端面が搬出支持動作片7の後方押圧部7cと当接してこれを押し圧し、この搬出支持作動片7が後方の所定の位置に移動する。そうすると、搬出支持作動片7の駆動規制部7bが搬出支持部材4の駆動作用片4f上に移動し、これらが上下に重なって再び当接することにより搬出支持部材4の先端が上方に回動されて待機状態に戻る。なお、この状態よりさらに後方にプッシャ3が移動するとき、搬出支持作動片7は、その案内長穴7e、7fの長手方向に沿って斜め後方に移動するので、プッシャ3の案内リブ片3dの後端面とその後方押圧部7cの当接が解消され、その移動が停止する。このとき搬出支持作動片7は、待機位置の手前の位置に戻される。また、さらにプッシャ3がその後方に移動して図8に示す待機位置に戻ると、その案内リブ片3dの後端面が、搬出支持作動片7の待機支持部7dと当接してこれを押し圧し、この待機支持作動片7は確実に待機位置に保持される。このようにして、搬出支持部材4とその関連各部が連繋して動作する。
次にこのように構成される商品搬出装置1を適用するものであって、自動販売機等の機内に配設され、タバコ等の箱型の商品を複数個収納し、これを1個毎に搬出する商品コラム30について説明する。図12乃至図17は、本実施形態の商品搬出装置1を適用する商品コラム30において、収納された箱型の商品を搬出する場合の各部の動作を模式的に示す商品コラムの側面概略図である。
先ず図12は、商品搬出装置1を適用する商品コラム30において、その本体ケース部10の上面11a上に商品50が複数個積み重ねて収納され、その各部が商品搬出動作前の待機位置にある状態を示す図である。図に示すように、この商品コラム30は、商品搬出装置1を取付ける取付台35と、箱型の商品を積み重ねて収納する商品収納部36を画成するコラム隔壁31と、商品収納部の36の前方に設けられたコラム前壁32とを備えている。また、コラム前壁32の下部には、商品収納部36に積み重ねられた商品50であって、その最下位にある最下位商品50aを商品搬出通路34に搬出するための商品搬出口33が設けられている。この状態において、商品搬出装置1のプッシャ3は本体ケース部10に対して最後位置にあり、その押圧部3aが最下位商品50aの後方に位置している。また、搬出支持部材4は、その商品支持部4aの上面が本体ケース部10の上面11aに載置される最下位商品50aの前部下面を支持するようにその上面11aと略面一に保持されている。さらに、その下方に位置する待機支持部材5は、その前端の商品支持部5cが最下位商品50aの商品搬出口33からの落下を防止するように立設した状態に保持されている。
図13は、商品搬出装置1の図示しない制御部に商品搬出指令が与えられえ、駆動モータ25が駆動されることにより、駆動歯車26、歯車列24、ドライブギア21bを介して軸部材21が一方に回転し、その軸心に沿って移動部材22が移動し、これに連結支軸23を介して連繋するプッシャ3が、図12に示す待機位置の状態から本図に示す所定の前方位置(図6に示す所定の位置と同様)に移動した状態を示す図である。このとき、プッシャ3と待機支持作動片8を介して連繋する待機支持部材5が、その先端の商品支持部5cを下方に向けて回動する。これにより、待機支持部材5の商品支持部5cが本体ケース部10の上面11aより下方に退避し、上面11aに載置された最下位商品50aが商品搬出口33から商品搬出通路34に搬出可能な状態となる。
図14は、プッシャ3が図13に示す所定の位置からさらに前方に移動し、本体ケース部10の前部に移動した状態(図9に示す位置と同様)を示す図である。このときプッシャ3はその左右両側に設けられた連繋リブ片3b及び案内リブ片3dの前端面が図4に示す本体ケース部10の両内側面に設けられた回動制御リブ12aと当接することによって、連結支軸23を中心にして、その上部の押圧部3aを前方に向けてに回動する。また、プッシャ3と搬出支持作動片7を介して連繋する搬出支持部材4は、その先端を下方に傾けるように回動する。これにより、本体ケース部10の上面11aから前方に押し出された最下位商品50aがその先端を下方に向けて傾動し、その搬出が安定したものとなる。
図15は、プッシャ3がさらに前方に移動し、その最前位置に移動した状態(図7又は図10に示す位置と同様)を示す図である。このときプッシャ3はその押圧部3aを本体ケース部10の前端から突出した状態に回動する。また、このとき状態検知スイッチ15が「入」状態となって、プッシャ3が最前位置にあることが検出され駆動モータ25の駆動が所定時間停止される(図7参照)。すなわち、プッシャ3はその押圧部3aを前方に突出した姿勢の状態で所定時間停止し、これにより最下位商品50aが本体ケース部10上から確実に商品搬出通路34に搬出される。また、このとき搬出支持部材4及び待機支持部材5は、その先端を回動自在に垂下可能であるが、それらが商品搬出装置1の取付台35の前部に支持されることにより、その状態が商品の商品搬出通路34への搬出に好適な傾斜姿勢に保持される。
図16は、プッシャ3が最前位置にある状態から、駆動モータ25が再び駆動され、その後方の所定の位置に後退したときの状態(図11に示す位置と同様)を示す図である。このとき、図に示すようにプッシャ3と搬出支持作動片7を介して連繋する搬出支持部材4は、その先端を上方に回動して待機状態に戻される。これにより、コラム前壁32下方の商品搬出口33の開口部が狭められ、本体ケース部10上に残る商品50bが落下し難い状態となる。また、本体ケース部10の上面11aに載置される次販売商品50bは、その下面をプッシャ3の押圧部3aに支持されて、その先端を商品搬出口33の上方に向けた傾斜姿勢となり、商品搬出口33から落下し難い姿勢に保持される。また、プッシャ3は最前位置から後方に移動するとき、先ず後方に回動してその押圧部3aが本体ケース部10の上面11aから最小に突出する待機姿勢に戻されるから、本体ケース部10の上面11aに、先端を上方に向けた傾斜姿勢で載置される次販商品50bは、プッシャ3の後方移動にともないその傾斜状態を徐々に緩やかにし、その前部が搬出支持部材4の商品支持部4aに支持された姿勢に変化する。すなわち、このようにして次販商品50bはその姿勢を変化させるので、最下位商品50aの搬出の際に、その前方の商品搬出口33から容易に落下することがない。
図17は、プッシャ3が待機姿勢に戻された後、さらに本体ケース部10の後部に移動した状態を示す図である。この状態からさらに、プッシャ3が後方の最後位置に移動すると、待機支持作動片8を介してプッシャ3と連繋す待機支持部材5がその商品支持部5cを次販商品50bの前方に位置する待機位置(図12参照)に戻される。また、これと同時に状態検知スイッチ15が「切」状態となり、制御手段により各部が待機状態にあることが検出されて搬出動作が終了する。なお、このとき、本体ケース部10の上面11aに載置される商品が無い場合は、売切れ検知レバー6がその上面11aから突出するように回動し、これにより状態検知スイッチ15が再び「入」状態となって、商品50の売り切れ状態が検出される。このようにして、商品コラム30に積み重ねて収納された商品50が商品搬出装置により1個毎に搬出される。
以上のように、本発明の実施の形態に係る商品搬出装置1によれば、最下位商品50aがプッシャ3により押し圧されて本体ケース部10の前部を前方に向かって移動し、本体ケース部10の上面11aから搬出される直前の状態となる場合に、プッシャ3が最下位商品を押し圧する押圧点を上方に移動することができることができるから、最下位商品50aの前端部が上方に跳ね上がって、その搬出姿勢が乱れることを防止することができる。すなわち、商品の搬出姿勢を整え、安定した商品の搬出を行うことができる商品搬出装置1を提供することができる。
また、本発明の実施の形態に係る商品搬出装置1は、プッシャ3が本体ケース部10の前部を前方に向かって移動するとき、その前部に設けられた連結支軸23を中心にその後部に設けられた押圧部3aが上方に向かって回動するから、プッシャ3の押圧部を上方に移動しつつ前方に移動することができる。すなわち、プッシャ3が最下位商品50aを押し圧する押圧点を上方に移動するとともに、プッシャ3の移動距離に比べて最下位商品50aを押し圧して移動する距離を長くすることができる。これによって、安定した商品の搬出を行うとともに、プッシャ3の駆動手段20の長さを短くして装置を小型化することができる。また、プッシャ3は、本体ケース部10に対して最前位置に移動したとき、本体ケース部10の前端から押圧部3aを突出した状態に回動するから、最下位商品50aを本体ケース部10の前端を越えて押し圧することができる。これにより、最下位商品50aを本体ケース部10の上面11aから確実に搬出することができる。
なお、本発明は本実施例に示す形態の装置のみに限定されず、その趣旨の包含する範囲で応用変更が可能である。また、本発明の商品搬出装置は、自動販売機を応用する自動機等の商品供給装置にも幅広く適用することができるものである。
本発明の実施の形態に係る商品搬出装置を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置の内部構造を示す内部構造斜視図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置の本体ケース内に配備されプッシャを前後に移動する駆動手段の構成を示す図で、(a)はその側面図、(b)は背面図、(c)は平面図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置において、移動部材に回動自在に連結されるプッシャが後方の待機位置から前方に向かって移動するときの移動姿勢の変化をその関連各部とともに模式的に示す側面図であって、(a)は、プッシャが本体ケース部の後部の位置を移動す状態を示す側面図、(b)は、プッシャが本体ケース部の前部に移動し、その当接部が回動制御リブの湾曲部に当接して上方に回動し、最下位商品を搬出の直前の状態に押し圧しつつある状態を示す側面図、(c)は、プッシャが、その往復移動範囲の最前位置に移動した状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置の待機支持部材と、その動作に係る各部の動きを説明する商品搬出装置の内部構成図であって、(a)は、待機支持部材が待機状態にある場合を示す平面内部構成図、(b)は同様の側面内部構成図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置の待機支持部材と、その動作に係る各部の動きを説明する商品搬出装置の内部構成図であって、(a)は、待機支持部材がその先端を下方に回動して退避した状態にある場合を示す平面内部構成図、(b)は同様の側面内部構成図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置の待機支持部材と、その動作に係る各部の動きを説明する商品搬出装置の内部構成図であって、(a)は、待機支持部材がその先端を回動自在に垂下した状態にある場合を示す平面内部構成図、(b)は同様の側面内部構成図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置の搬出支持部材と、その動作に係る各部の動きを説明する商品搬出装置の内部構成図であって、(a)は、搬出支持部材が待機状態にある場合を示す平面内部構成図、(b)は同様の側面内部構成図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置の搬出支持部材と、その動作に係る各部の動きを説明する商品搬出装置の内部構成図であって、(a)は、搬出支持部材がその先端を下方に回動し、商品を安定して搬出可能とする状態にある場合を示す平面内部構成図、(b)は同様の側面内部構成図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置の搬出支持部材と、その動作に係る各部の動きを説明する商品搬出装置の内部構成図であって、(a)は、搬出支持部材がその先端を回動自在に垂下した状態にある場合を示す平面内部構成図、(b)は同様の側面内部構成図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置の搬出支持部材と、その動作に係る各部の動きを説明する商品搬出装置の内部構成図であって、(a)は、搬出支持部材が商品の搬出直後に待機位置に戻された状態にある場合を示す平面内部構成図、(b)は同様の側面内部構成図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置を適用する商品コラムにおいて、本体ケース部の上面上に商品が複数個積み重ねて収納され、各部が商品搬出動作前の待機位置にある状態を模式的に示す商品コラムの側面概略図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置を適用する商品コラムにおいて、商品搬出装置の制御部に商品搬出指令が与えられえ、駆動モータが駆動されることにより、軸部材を介してプッシャが、待機位置から所定の前方位置に移動した状態を模式的に示す商品コラムの側面概略図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置を適用する商品コラムにおいて、プッシャが図13に示す所定の位置からさらに前方に移動し、本体ケース部の前部に移動した状態を模式的に示す商品コラムの側面概略図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置を適用する商品コラムにおいて、プッシャがその最前位置に移動した状態を模式的に示す商品コラムの側面概略図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置を適用する商品コラムにおいて、プッシャが最前位置にある状態から、その後方の所定の位置に後退した状態を模式的に示す商品コラムの側面概略図である。 本発明の実施の形態に係る商品搬出装置を適用する商品コラムにおいて、プッシャの姿勢が待機姿勢に戻され、本体ケース部の後部に移動した状態を模式的に示す商品コラムの側面概略図である。 従来の実施の形態に係る商品搬出装置を適用する商品コラムにおいて、プッシャが最下位商品を押して搬出する状態を模式的に示す商品コラムの側面概略図である。
符号の説明
1 商品搬出装置
3 プッシャ
3a 押圧部
3b 連繋リブ片(連結片)
3c 連繋リブ片(連結片)
3e 係合穴(連係部)
3g 当接部
4 搬出支持部材
5 待機支持部材
7 搬出支持作動片
8 待機支持作動片
10 本体ケース部(載置台)
10a 案内溝部
11 上ケース部
11b (案内溝部の)上縁
12 下ケース部
12a 回動制御リブ(回動制御手段)
21 軸部材
22 移動部材(移動体)
23 連結支軸(支軸)、(連結手段)
25 駆動モータ
50a 最下位商品

Claims (3)

  1. 商品を積み重ねて載置する載置台と、前記載置台上に突出してその前後方向に往復移動するプッシャとを備え、前記プッシャを前記載置台上の最下位商品に押し当て前方へ移動することにより、前記最下位商品の搬出を行う商品搬出装置において、
    前記載置台の前後方向に直線的に往復移動する移動体と、前記移動体に支軸を介して前記プッシャを回動自在に連結する連結手段と、前記プッシャの前記軸回りの回動を制御する回動制御手段を備え、前記プッシャが前記載置台の前部を前方に向けて移動するとき、前記回動制御手段は前記プッシャを上方に向けて回動することを特徴とする商品搬出装置。
  2. 前記プッシャは、前記載置台上に突出して商品を押し圧する押圧部と、前記押圧部の下部に前方に向けて延設された連結片と、前記連結片の前端部に設けられ前記連結手段を構成する連係部と、前記連係部の下方に形成された当接部とを備え、前記載置台は、前記プッシャが当該載置台の前部を前方に向けて移動するとき前記当接部と当接して前記プッシャを上方に回動する回動制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の商品搬出装置。
  3. 前記プッシャは、前記載置台に対して最前位置に移動したとき、前記回動制御部により前記載置台の前端から前記押圧部を突出した状態に回動することを特徴とする請求項2に記載の商品搬出装置。
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