JP3736531B2 - 商品搬出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品を積層する載置台に対して移動するプッシャを備え、このプッシャを最下位商品に押し当てながら前記載置台の前端側へ移動させることにより、当該最下位商品の搬出を行う商品搬出装置に関し、特に、タバコ等の箱型の商品を販売する自動販売機に好適な商品搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の商品搬出装置として、例えば、図31に示すものが知られている。この商品搬出装置は、図示しない内蔵のナピアネジ機構によって往復移動する可倒式のプッシャ1000により、載置台1001に積層された箱型の商品1002のうち、最下位にあるもの(以下、単に最下位商品という)を順次前方(図31において左方)の開口部1003から押し出して搬出する構成である。この開口部1003は、図示せぬ商品搬出通路へと連通したものである。この商品搬出装置では、載置台1001への商品1002の収納数を増加させるため、前後2列に商品1002を積層するように奥行き方向に長く形成されている。次販売商品1002は、最下位商品1002の搬出に伴って落下し、次の最下位商品1002となり、上記と同様の搬出動作によって搬出されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
従来の商品搬出装置の別例として、図32に示すものもある。この商品搬出装置は、周回する無端の搬出ベルト2000に設けられたプッシャ2001により、載置台2002に積層された箱型の商品2003のうち、最下位商品2003を順次前方(図32において左方)の開口部2004から押し出して搬出する構成である。搬出ベルト2000は、駆動部2005によって周回するようになっている。搬出ベルト2000の周回に連動し、押し出される最下位商品2003の後方の下面に周期的に出没する姿勢制御部材2006は、最下位商品2003の移動に伴い落下する次販売商品2003の後端部を持ち上げ、当該次販売商品2003の姿勢をほぼ水平に規制するようになっている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−247424号公報
【特許文献2】
特開平6−20147号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の商品搬出装置では、高さの異なる商品の搬出を行う場合がある。しかしながら、商品に押し当てるプッシャ1000,2001の載置台1001,2002からの突出量は、最も高さの小さい商品(以下、単に最薄商品という)の高さに制限されることになる。つまり、上述した商品搬出装置では、プッシャ1000,2001の突出量を、搬出すべき商品のうち、最も高さの小さいものよりも小さく設定しなければ、商品を一つずつ搬出することができない。
【0006】
このため、例えば最薄商品よりも高さの大きな商品の搬出にあたっては、プッシャ1000,2001による押圧点が最下位商品の高さの1/2より下方に位置する場合がある。このような状態で商品の搬出を行った場合には、最下位商品の前端部が上方に跳ね上げられ、搬出姿勢の乱れから商品詰まりを来す虞れがある。特に、最下位商品が搬出される直前においては、上方に位置する次販売商品の荷重が後端部の上縁に加わることになるため、上述した問題がより顕著となる。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みて、商品の搬出姿勢を整え、安定した商品の搬出を行うことのできる商品搬出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る商品搬出装置は、商品を積層する載置台に対して移動するプッシャを備え、このプッシャを最下位商品に押し当てながら前記載置台の前端側へ移動させることにより、当該最下位商品の搬出を行う商品搬出装置において、前記プッシャを移動させた後、少なくとも最下位商品が搬出される以前に前記プッシャを前記載置台に対して上動させることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項2に係る商品搬出装置は、上述した請求項1において、前記プッシャの移動を案内し、かつ前記載置台の前端側に位置する部分が上方に延在する案内部と、前記載置台の内部を移動する移動体と、前記プッシャと前記移動体との間を相対的に上下動可能に連係し、該移動体の移動を前記プッシャに伝達する連係手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項3に係る商品搬出装置は、上述した請求項2において、前記連係手段が、前記プッシャおよび前記移動体のいずれか一方に形成し、前記載置台の前端側に向けて上方に延在する案内凹所と、前記プッシャおよび前記移動体のいずれか他方に形成し、前記案内凹所の内部に移動可能に係合する案内突部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項4に係る商品搬出装置は、上述した請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記プッシャが、最下位商品が搬出される際に次販売商品の前端面下縁と載置台の上面との間に該最下位商品の高さよりも大きな隙間を確保することを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項5に係る商品搬出装置は、上述した請求項1〜4のいずれか一つにおいて、前記移動体が、前記載置台の前後方向に沿って直線上を往復移動することを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項6に係る商品搬出装置は、上述した請求項1〜4のいずれか一つにおいて、前記移動体が、前記載置台の前後方向に沿い、かつ該載置台の前端側に向けて上方に延在する弧上を往復移動することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項7に係る商品搬出装置は、上述した請求項6において、前記移動体が、少なくとも外周部が歯状部を有した弧状を成し、この歯状部が、駆動部によって駆動される歯車列の出力歯車に噛み合うことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る商品搬出装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1である商品搬出装置を概略的に示しており、図7は、販売待機状態にあるこの商品搬出装置が組み込まれた自動販売機の一部を示している。これらの図から分かるように、符号3で総括的に示された商品搬出装置のハウジングは、左右のケース4,5を係合もしくは嵌合させることにより全体としてL形乃至横T形に構成されている。各ケース4,5は、自動販売機の商品収納コラム1の壁面下端部に形成された凹部1dに嵌め込まれて実質的に垂直に延びる垂直部4a,5aと、この垂直部4a,5aから実質的に水平に延びて商品2を載置する台を提供する載置台部4b,5bとから構成されている。各ケース4,5は、適宜の樹脂(例えば、ABS樹脂)で一体成形することが好ましい。なお、この実施の形態1では、載置台部4b,5bが商品2を支持しているが、必ずしもその必要はないことは明らかである。
【0017】
また、図7に示すように、垂直部5aの上下端面には、係止爪5c,5dが形成されており(図1では、記載を省略)、これらの係止爪5c,5dが、凹部1dを画成する上下壁面に形成された対応の係止穴1e,1fに係止することによって、ハウジング全体が商品収納コラム1に組み付けられるようになっている。なお、係止爪5dは、凹部1dに対する商品搬出装置3の脱着が容易になるように、弾性変形することにより下壁面から突出自在に形成されるとともに、商品収納通路1a側から突出量を調節可能に形成されている。
【0018】
また、ケース4,5にはその垂直部および載置台部の接続個所近くに開口部11が形成されていて、後述するプッシャ10が販売待機位置から商品搬出位置に前進するときに、後述する往復移動体8の一部がこの開口部11から露出して(図8〜図11参照)、落下する次販売商品2bの後端部を受け、該次販売商品2bが倒立するのを防止して、姿勢を制御できるようになっている。
【0019】
また、ケース4,5には、図2〜図6に示すように、後述する往復移動体8の移動時に、該往復移動体8の一部が垂直部の干渉を受けないように逃がすための切欠部19,20が形成されている。これにより、載置台部4b,5bの長手方向であるケース4,5の奥行きの寸法を低減させている。符号を付していないが、同様の趣旨により、往復移動体8の駆動部を構成するモータ6(図1)の一部を逃すために切欠部も設けられている。
【0020】
また、載置台部5bから突出した売切検知レバー16は、商品2が売り切れたときに、商品2の当接から解放されて商品収納通路1a側に突出し、スイッチ17により商品2の売り切れを検知するものである。このスイッチ17と、後述するスイッチ15、モータ6、歯車列7(モータ6とともに往復移動体8の駆動部を構成する)等は、基板9に実装され、この基板9はケース5の垂直部5a内に適宜の手段で固定されている。なお、図示しないが、売切検知レバー16の右端部は、載置台部5b内を図1において右側に延び、スイッチ17の作動領域に入っている。売切検知レバー16はプッシャ10が移動する毎に揺動し、これによりマイクロスイッチであるスイッチ17もON/OFF動作する。しかし、この実施の形態1において、電気回路(図示せず)は、往復移動体8を駆動するモータ6の作動中はスイッチ17の状態変化を無視する設計となっており、モータ6の不作動期間中にスイッチ17に状態変化があった場合にのみ「売切れ」と判断することができる。
【0021】
次に、円弧状に形成された往復移動体8は、図1〜図6に示すように、その先端部に連結された商品押し出し用のプッシャ10を載置台部4b,5b上で移動させるために、ケース4,5の垂直部4a,5aおよび載置台部4b,5bの内側面に同様に円弧状に形成された移動体用案内溝(案内部)18および移動体用レール18aに案内されて移動するように設計されている。載置台部4b,5bにある移動体用案内溝18および移動体用レール18aの部分は、載置台部のほぼ中央から前端にかけて上向きに湾曲し、プッシャ10の上動を許容するようになっている。往復移動体8の外周部(半径方向外側の周面)には歯状部8a(特に図5参照)が形成されていて、この歯状部8aが、モータ6の駆動力を減速して伝達する歯車列7の出力歯車7aと噛み合っている。
【0022】
また、往復移動体8の先端近辺の左右側面からは、図2〜図6から分かるように、プッシャ10に係合するためのピン(案内突部)8bが設けられている。プッシャ10は、販売商品に当接しうるブロック状の押板10Aと、上端で該押板10Aを支持するとともに、下端に突起部10bを有する左右のアーム部10Bとを備えている。往復移動体8に設けたピン8bは、プッシャ10のアーム部10Bに設けられた湾曲状の長穴(案内凹所)10aに挿通されていて、プッシャ10が所望の運動をするように、往復移動体8の移動に伴なって該長穴10a内を摺動可能に設計されている。
【0023】
また、往復移動体8の側面部には、移動体用案内溝18に係合し、当該移動体用案内溝18内を摺動する突起部8cが形成されている。なお、往復移動体8およびプッシャ10は、本発明の好適な実施の形態1においては、樹脂(例えば、ポリアセタール樹脂)で一体成形されている。
【0024】
往復移動体8に連動するプッシャ10は、図1〜図6に示すように、その突起部10bが、ケース4,5の内側面に形成されたプッシャ用案内溝(案内部)12に案内されて、載置台部4b,5b上で移動するようになっている。プッシャ用案内溝12および長穴10a等の寸法および形状も、プッシャ10が載置台部4b,5bのほぼ中央から前端部に向かい進むに連れて載置台部からの突出高さが徐々に高くなるように、かつ商品搬出の最終段階に接近するとプッシャ10の大部分が載置台部4b,5bの前端部よりも前方に突出するように、設定されている(図8〜図11参照)。これは、図10に図解するように、最下位商品2aが商品搬出通路1bへ払い出されるときに、次販売商品2bをプッシャ10により持ち上げてあるいは支持して、同次販売商品2bの前端面下縁を、一定高さHを有する販売商品よりも高さhだけ高くして、プッシャ10の前方における開口部1cのスペースSを拡張し、以って最下位商品2aを確実に払い出すとともに、次販売商品2bの落下時の姿勢を安定させるためである。さらには、搬出すべき最下位商品2aの高さが最薄商品より大きな場合であっても、当該プッシャ10による押圧点が最下位商品2aの高さの1/2より上方に位置させるためのものである。
【0025】
また、プッシャ10には、アーム部10Bにある突起部10bにピン10cが設けられている。このピン10cは、図5および図6に特に良く示すように、載置台部5b内を移動自在に装着された箱状のスライドピース14の前後端に形成された突起部14aと、プッシャ10の動作ストロークの両端部においてそれぞれ係合するようになっている。すなわち、傾斜段部14bを有するスライドピース14は、プッシャ10が前端位置と後端位置にきたときに動作し、この傾斜段部14bと当接するスイッチ15(例えば、マイクロスイッチ)をON/OFFさせることにより、プッシャ10の位置検知がなされるように構成されている。
【0026】
そして、この位置検知情報を利用してモータ6の回転方向を正逆いずれかに制御し、プッシャ10の動作方向を制御できるようになっている。なお、図示例では、プッシャ10が載置台部4b,5bの前端部にきたときに(図6の商品払い出し位置)、スイッチ15のアームが傾斜段部14bを乗り越えてONとなり、プッシャ10が載置台部4b,5bの後端部にきたときに(図5の販売待機位置)、スイッチ15のアームが復帰してOFFとなるように設計されている。
【0027】
次に、載置台部4b,5bの前側には、樹脂成型品の待機支持部材13が揺動可能に設けられている。待機支持部材13は、詳細な図示および記載を省略するが、その後端部を載置台部4bの比較的に前側の部分に軸支され、プッシャ10の位置に応じて上下に揺動するように形成されており、最下位商品2aの姿勢を制御して、当該商品2aを保持し、または払出しを促進するために設けられている。すなわち、図7に示すように、販売待機状態においては、待機支持部材13は、最下位商品2aの下面前端部に当接し、この商品の姿勢を水平に保つように載置台部4b,5bと協働して保持している。
【0028】
そのため、従来のように、商品の積層収納数が少なくなり、最下位商品に上方からかかる商品荷重が少ないときには、悪戯等によって自動販売機が揺すられたりすると、最下位商品の姿勢が不安定になって、開口部から商品が落下したり、あるいは商品姿勢が乱れて販売時に商品詰まりを起こしてしまうことがあったが、本発明では、待機支持部材13が販売待機状態で上がって最下位商品2aの下面前端部に当接し、当該商品の姿勢を水平に保つので、商品2の収納数にかかわらず、安定かつ確実に最下位商品2aを保持できるようになっている。
【0029】
さらに、この待機支持部材13は、図8および図9から了解されるように、商品押出し時にプッシャ10が前進して最下位商品2aを押すときに、若干下がり、さらに最下位商品2aを押し出すと、図10に示すように、下方位置に揺動する。そして、プッシャ10が再び販売待機位置に戻るときに、最終的にほぼ水平状態に復帰する。
【0030】
このように、待機支持部材13は、一連の商品払出し過程において、搬出落下する最下位商品2aに干渉しないような位置に退避して落下動作を補助する一方で、販売待機状態への移行時にプッシャ10が後退しようとすると(図11の状態から図7の状態に移行するとき)、待機支持部材13は、上方に回動してほぼ水平状態となり、落下してくる次販売商品2bを確実に保持するようになっている。
【0031】
なお、上述の商品落下動作を補助するために、ほぼ水平状態の待機支持部材13が載置台部4b,5bから突出する長さは、商品2の水平長さ(奥行き方向の長さ)の半分よりも若干短く設定されている。これは、商品2がプッシャ10により前方に押されて回動落下するときの支点(待機支持部材13前端部)を若干手前に形成し、いち早く姿勢を崩して回動させ、迅速に落下できるようにすることを企図したものである。
【0032】
図10に示すように、また、前述したように、最下位商品2aが商品搬出通路1bに落下する瞬間には、プッシャ10が次販売商品2bを支持してその前端部を持ち上げているので、該次販売商品2bの前端部の下方にあるスペースSが拡張できる。最下位商品2aが落下するときには、待機支持部材13は落下に支障のない位置に既に回動しているので、当該商品2aは図10において反時計回りに回動し落下する。その際、前述した拡張スペースSが当該商品2aの回動を容易にする余裕のスペースとなるため、当該商品2aの後端部が次販売商品2bの前端部に引っかかることがなく、円滑な商品搬出を行うことができる。
【0033】
また、ケース4,5の垂直部4a,5a内にプッシャ10を動作させるための主たる駆動機構(モータ6、歯車列7、往復移動体8の歯状部8a)を設けるとともに、基板9も垂直部4a,5a内に設けたので、スペースを有効に使用することができ、自動販売機の奥行き寸法を低減できる。特に、ケース4,5の垂直部4a,5aおよび載置台部4b,5bの内部に円弧状に動作する往復移動体8を設けたことにより、狭いスペース内で大きな動作ストロークを確保でき、装置の小型化に寄与している。
【0034】
また、帯状の往復移動体8の外周部には、モータ6の駆動力を伝達する歯車列7と噛み合う歯状部8aを形成したので、往復移動体8を確実に動作させることができるとともに、各種歯車の組み合わせにより、狭いスペースでも所定の駆動力を確保することができる。
【0035】
また、ケース4,5の載置台部4b,5b内には上記主たる駆動機構を設ける必要がないために、当該載置台部4b,5bを薄型化でき、商品収納数を増加することができる。例えば、実施の形態1である商品搬出装置3を、従来技術とほぼ同一条件で商品収納コラムに配設した場合、自動販売機全体において商品数を100個程度増加できることが確認できた。
【0036】
さらに、上述したように、プッシャ10および待機支持部材13等の協働によって、商品2の姿勢を安定に制御し、当該商品2を確実に保持して搬出することができる。
【0037】
以上説明したように、実施の形態1の商品搬出装置によれば、プッシャ10を載置台部4b,5bのほぼ中央から前端部に向かい進むに連れて載置台部からの突出高さが徐々に高くなるようにしているため、最薄商品を一つずつ搬出することができるとともに、最薄商品よりも高さの大きな商品の搬出にあたってプッシャ10による押圧点を最下位商品の高さの1/2より上方に位置させることができるようになる。従って、最下位商品の前端部が上方に跳ね上げられる虞れがなくなり、搬出姿勢の乱れに起因した商品詰まり等の問題を来すことがない。
【0038】
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2である商品搬出装置を示したもので、図19〜図29は、その適用例を示したものである。ここで例示する商品搬出装置は、実施の形態1と同様に、タバコ等の箱型の商品を販売する自動販売機に適用され、商品を収納する商品収納コラム30の下端部に配置されるもので、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂等の合成樹脂によって成形したハウジング40を備えている。
【0039】
ハウジング40は、左右一対のケース40L,40Rを互いに接合させることによって構成したものである。このハウジング40には、垂直部41および載置台部42を設けてある。垂直部41は、自動販売機の商品収納コラム30を構成する後壁31に嵌め込まれる部分であり、上下方向に沿って延在している。載置台部42は、商品が積層される載置台を構成する部分であり、垂直部41のほぼ中間となる部分から前方に向けてほぼ水平に延在している。この載置台部42の垂直部41からの前後方向長さは、搬出すべき商品の前後方向長さよりも短く構成してある。載置台部42の上面は、商品収納コラム30を構成する前壁32に設けた搬出口33の上縁に対して最厚商品、すなわち販売すべき商品のうち最も高さの大きいものの搬出を可能にし、かつ最薄商品、すなわち販売すべき商品のうち最も高さの小さいものを唯一搬出できる高さに設定してある。載置台部42の上面中央部には、後述するプッシャ50を突出させるための往復溝43が前後方向に沿って全域に形成してあるとともに、左ケース40Lの上面には、後述する売切検知レバー60を出没させるための検知溝44が前後方向に沿って形成してある。また、垂直部41の前面における載置台部42の上面との会合部には、後述するプッシャ50の押板51を収容するための格納凹部45が設けてある。
【0040】
また、上述したハウジング40には、図13に示すように、右ケース40Rに往復移動機構70およびプッシャ50が設けてある一方、図14に示すように、左ケース40Lに売切検知レバー60、駆動源80、案内溝90、待機支持部材100、搬出支持部材110、待機支持駆動体120および搬出支持駆動体130が設けてある。
【0041】
往復移動機構70は、いわゆるナピアネジ機構と称されるもので、図13および図16〜図18に示すように、軸部材71および往復移動体72を備えている。
【0042】
軸部材71は、周面に一連の往復螺旋溝711を有した円柱状部材である。この軸部材71は、載置台部42の内部に前後方向に沿ってほぼ水平に配設してあり、軸心を中心として回転することが可能である。軸部材71の基端部には、ドリブンギヤ712が一体に成形してある。このドリブンギヤ712は、右ケース40Rに収納させた歯車列73に歯合するものである。
【0043】
往復移動体72は、ブロック状を成すもので、その前端面から後端面に亘る部位にガイド孔721を有している。この往復移動体72は、ガイド孔721に軸部材71を嵌挿させることにより、軸部材71の軸心方向に沿って移動が可能である一方、右ケース40Rの載置台部42を構成する下壁に対して、下端面に設けた移動当接部722が近接配置してあり、軸部材71に対する軸心回りの回転を規制してある。
【0044】
また、往復移動体72には、その左側面に案内突部723を一体に設けてあるとともに、その上端面から下端面に亘る部位に収容孔724を設けてある。
【0045】
案内突部723は、円柱状を成すもので、往復移動体72の上端前方隅部から左方に向けてほぼ水平に突設してある。
【0046】
収容孔724は、その軸心をガイド孔721の軸心に対して直交させる態様で形成したもので、その上端部周面に一対の弾性爪片725を備えている。これら一対の弾性爪片725は、往復移動体72と一体に成形したもので、個々の上端部に爪部725aを有している。爪部725aは、互いに内方に向けて略直角に突出した後、上方に向けて漸次外方に傾斜する形状を成しており、弾性爪片725が常態にある場合に収容孔724の内周面から内方に向けて突出する一方、弾性舌片が外方に向けて弾性的に変形した場合に収容孔724の内周面よりも外方に位置するように形成してある。
【0047】
この収容孔724には、回転駒74を収容させてある。回転駒74は、往復移動体72の収容孔724に対して回転可能に嵌合する円柱状の太径部741と、この太径部741の上端に設けた細径部742と、太径部741の下端に設けた従動片743とを一体に成形したものである。従動片743は、軸部材71の往復螺旋溝711よりも幅を狭く、下端縁を円弧状に形成したもので、往復螺旋溝711に位置させた状態で軸部材71を軸心回りに回転させた場合に、該往復螺旋溝711に沿って移動することが可能である。この回転駒74は、従動片743を下方に向けた状態で収容孔724に挿入すれば、太径部741が爪部725aに摺接することにより弾性爪片725が弾性的に拡開変形し、従動片743を軸部材71の往復螺旋溝711に位置させることができるとともに、自己の軸心回りに回転することによって従動片743を軸部材71に対して適宜傾動させることが可能である。従動片743が軸部材71の往復螺旋溝711に位置すると、弾性爪片725の爪部725aが細径部742に位置して弾性爪片725が復帰移動し、各爪部725aが太径部741と細径部742との間の段部に係合することになり、回転駒74の収容孔724からの脱落が阻止されるようになる。すなわち、本実施の形態2の往復移動機構では、従動片743を一体に形成した回転駒74を往復移動体72の収容孔724に挿入しさえすれば、該従動片743を脱落することなく往復移動体72に保持させることができるようになり、従来のものに比べてその組立作業性が著しく向上するようになる。
【0048】
プッシャ50は、往復溝43を通じて載置台部42の上面から突出し、商品を押し出すためのもので、図16に示すように、板状を成す主板52に押板51および突条部53を有して構成してある。押板51は、商品を押し出す際に該商品に直接当接する部分であり、主板52の上端前部から左右方向に沿ってほぼ水平に延在している。この押板51の長さは、ハウジング40に設けた格納凹部45に収容できる長さに形成してある。突条部53は、主板52の左側面からその下端縁に沿って突出した部分である。
【0049】
また、プッシャ50の主板52には、案内凹所となる溝孔54を設けてある。溝孔54は、往復移動体72に設けた案内突部723の外径と同一の幅を有した長孔であり、上方に向けて漸次前方に傾斜延在している。この溝孔54は、案内突部723を上端に位置させた場合に載置台部42の上面からのプッシャ50の突出量が最薄商品よりも低い位置となる一方、案内突部723を下方に位置させた場合に載置台部42の上面からのプッシャ50の突出量が最厚商品の高さの1/2を超える位置となるように形成してある。
【0050】
売切検知レバー60は、図12、図14および図17に示すように、その先端部が検知溝44から載置台部42の上面に出没する態様で左ケース40Lに揺動可能に支承させ、該検知溝44から突出した場合に、図示せぬセンサを通じて載置台部42の上面に商品が無いことを検出するものである。
【0051】
駆動源80は、電動モータ等の回転アクチュエータであり、その出力軸にドライブギヤ81を備えている。この駆動源80は、左右のケース40L,40Rを互いに接合させた際に、右ケース40Rの歯車列73に対してドライブギヤ81を歯合させることのできる位置に設けてある。
【0052】
案内溝90は、左右のケース40L,40Rを互いに接合させた際にプッシャ50に設けた突条部53を収容し、該突条部53を介してプッシャ50を載置台部42の前後方向に沿って案内するための溝状部である。図14からも明らかなように、この案内溝90は、後端側となる部分が載置台部42の下方においてほぼ水平に延在する一方、前端側となる部分が上方に向けて延在している。案内溝90の後端側となる部分は、載置台部42の上面からのプッシャ50の突出量が最薄商品の高さの小さいものよりも低くなるように形成してある一方、上方に向けて延在する部分は、載置台部42の上面からのプッシャ50の突出量が最厚商品の高さの1/2を超えるように形成してある。
【0053】
待機支持部材100は、図12および図15に示すように、円筒状を成す待機軸受部101の周面に待機支持部102および待機作用部103を有したもので、該待機軸受部101を介して左ケース40Lの前端部に揺動可能に配設してある。待機支持部102は、待機軸受部101の周面から径外方向に向けて延在した後、一旦右ケース40R側に屈曲し、さらに径外方向に向けて延在したもので、最も上方に揺動させた場合に、その先端部が載置台部42に設けた往復溝43の延長上に位置している。待機支持部102の先端部には、ストッパ部104を設けてある。このストッパ部104は、待機支持部102からほぼ直角となる方向に屈曲した部分であり、待機支持部102を最も上方に揺動させた場合に載置台部42の上面から突出し、かつ垂直部41からの前後方向長さが商品の前後方向長さよりも大きくなるように形成してある。待機作用部103は、待機支持部102を最も上方に揺動させた場合に待機軸受部101の周面から後方に向けて延在した部分である。
【0054】
搬出支持部材110は、円筒状を成す搬出軸受部111の周面に搬出支持部112および搬出作用部113を有したもので、該搬出軸受部111を介して待機軸受部101と同一軸心上となる位置に揺動可能に配設してある。搬出支持部112は、搬出軸受部111の周面から径外方向に向けて延在した後、一旦右ケース40R側に屈曲し、さらに径外方向に向けて幅広に延在したもので、最も上方に揺動させた場合に、その先端部が載置台部42の前端と待機支持部材100のストッパ部104との間に位置している。この搬出支持部112は、待機支持部102とともに最も上方に揺動させた場合に待機支持部102よりも上方側に位置し、その下面に待機支持部102が当接するように形成してある。搬出作用部113は、搬出支持部112を最も上方に揺動させた場合に搬出軸受部111の周面から後方に向けて延在した部分である。
【0055】
待機支持駆動体120は、図12、図14および図15に示すように、上下方向に沿って前後に延びるプレートの待機基部121と、この待機基部121の先端から側方に向けて屈曲延在した待機規制部122とを備えたもので、該待機規制部122を待機支持部材100の待機作用部103に対応させた状態で載置台部42の内部にその前後方向に沿って移動可能に配設してある。
【0056】
この待機支持駆動体120は、載置台部42に対してその後端側となる位置に占位した場合に、図20に示すように、待機規制部122の下端面が待機作用部103の突出端部上面に当接し、待機支持部材100を最も上方に揺動させた状態に保持する一方、載置台部42に対してその前端側となる位置に占位した場合に、図22に示すように、待機規制部122が待機軸受部101よりも前端側に位置し、待機支持部材100の下方への揺動を許容するように機能する。
【0057】
また、この待機支持駆動体120には、図14および図15に示すように、第1当接片123および第2当接片124を設けてある。第1当接片123および第2当接片124は、それぞれ待機基部121から右ケース40R側に突出する態様で一体に形成したもので、互いに同一の高さとなる位置に並設してある。これら第1当接片123および第2当接片124は、待機基部121の前後方向に沿った押圧力が与えられた場合に弾性的に変形するように適宜屈曲形成してあり、それぞれ左ケース40Lにおいて案内溝90よりも上方となる位置に設けた一対の上方開口溝46,47を介してプッシャ50における主板52の移動域に臨んで配置してある。
【0058】
搬出支持駆動体130は、図15に示すように、上下方向に沿って前後に延びるプレート状の搬出基部131と、この搬出基部131の先端から側方に向けて屈曲延在した搬出規制部132と、搬出基部131の基端から下方に向けて屈曲延在した検出突部133と、搬出基部131の下端から搬出規制部132とは逆方向に屈曲延在した受圧板部134とを備えたもので、搬出規制部132を搬出支持部材110の搬出作用部113に対応させた状態で載置台部42の内部にその前後方向に沿って移動可能に配設してある。検出突部133は、左ケース40Lに配設したストローク検出センサ140をON/OFFさせるためのものである。受圧板部134には、その前端に前方受圧突起135を設けてあるとともに、その後端に後方受圧突起136を設けてある。これら前方受圧突起135および後方受圧突起136は、待機支持駆動体120に設けた第1当接片123および第2当接片124の相互間隔よりも十分に大きな間隔を持って形成してあり、左ケース40Lにおいて案内溝90よりも下方となる位置に設けた下方開口溝48を介してそれぞれ往復移動体72における移動当接部722の移動域に臨んで配置してある。
【0059】
この搬出支持駆動体130は、載置台部42に対してその後端側となる位置に占位した場合に、図20に示すように、搬出規制部132の下端面が搬出作用部113の突出端部上面に当接し、搬出支持部材110を最も上方に揺動させた状態に保持する一方、載置台部42に対してその前端側となる位置に占位した場合に、図26に示すように、搬出規制部132が搬出軸受部111よりも前端側に位置し、搬出支持部材110の下方への揺動を許容するように機能する。また、図19に示すように、搬出支持駆動体130が載置台部42に対して後端側となる位置に占位した場合には、ストローク検出センサ140に対して検出突部133が後方に位置し、該ストローク検出センサ140をOFFした状態に保持する一方、搬出支持駆動体130が載置台部42に対して前端側となる位置に占位した場合には、図25に示すように、検出突部133がストローク検出センサ140をONする位置となる。
【0060】
なお、上述した軸部材71、往復移動体72、歯車列73、回転駒74、プッシャ50、売切検知レバー60、ドライブギヤ81、待機支持部材100、搬出支持部材110、待機支持駆動体120、搬出支持駆動体130に関しては、それぞれをポリアセタール等の合成樹脂によって成形してある。
【0061】
図19〜図29は、上述した商品搬出装置を適用する自動販売機において、特に最薄商品200を販売する際の動作を示したものである。以下、これらの図を適宜参照しながら本実施の形態2の商品搬出装置について詳述する。
【0062】
まず、上記商品搬出装置では、図19に示すように、往復移動体72が載置台部42の最も後端側に位置し、移動当接部722の後端面に搬出支持駆動体130の後方受圧突起136が当接した状態が商品販売待機状態となっている。
【0063】
この商品販売待機状態においては、待機支持駆動体120および搬出支持駆動体130がそれぞれ載置台部42の最も後端側に位置している。従って、ストローク検出センサ140に対して検出突部133が後方に位置し、該ストローク検出センサ140がOFF状態となる。また、図20に示すように、待機支持駆動体120の待機規制部122が待機支持部材100における待機作用部103の上面に位置し、待機支持部材100が最も上方に揺動することによって待機支持部102が載置台部42の上面延長上に位置することになるとともに、搬出支持駆動体130の搬出規制部132が搬出支持部材110における搬出作用部113の上面に位置し、搬出支持部材110が最も上方に揺動することによって搬出支持部112が載置台部42の上面延長上に位置することになる。この結果、載置台部42の前端から突出する商品200の前端部下面がこれら待機支持部材100および搬出支持部材110によって支持されるとともに、待機支持部材100のストッパ部104が商品200の前端面に係合することになり、例えば悪意のあるものが自動販売機を前後方向に揺すったとしても、商品200の残数に関わらず、載置台部42の上面に積層した商品200の積層姿勢が乱れたり、搬出口33に落下する虞れがない。
【0064】
上述した商品販売待機状態から販売指令が与えられると、商品搬出装置の図示せぬ制御部は、駆動源80を駆動することにより、ドライブギヤ81、歯車列73およびドリブンギヤ712を介して往復移動機構70の軸部材71を一方方向に向けて回転させる。軸部材71が回転すると、その往復螺旋溝711に沿って従動片743が往動することにより、往復移動体72が載置台部42の前端方向に向けて直線的な移動を開始する。
【0065】
ここで、従動片743の傾動に伴って回転駒74が回転した場合にも、一対の弾性爪片725の爪部725aが回転駒74に係合しているため、当該回転駒74が往復移動体72の収容孔724から脱落することはない。
【0066】
往復移動体72の移動は、案内突部723を介してプッシャ50に伝達されることになり、結局、プッシャ50が案内溝90に沿って前端側に移動を開始することになる。
【0067】
プッシャ50が前端側に移動を開始すると、図21に示すように、プッシャ50における主板52の前端が待機支持駆動体120の第1当接片123に当接することになり、該第1当接片123を介して待機支持駆動体120を載置台部42の前端側に移動させる。この結果、図22に示すように、待機支持駆動体120の待機規制部122が待機軸受部101よりも前端側に位置し、待機支持部材100の下方への揺動が許容されることになるため、その自重により待機支持部材100が下方へ揺動した状態に保持され、載置台部42に対する最下位商品200の前端側への移動が許容されるようになる。但し、搬出支持部材110に関しては、搬出支持駆動体130が継続して載置台部42の後端側に位置しているため、載置台部42の上面延長上に位置した状態のままとなる。
【0068】
上述した状態からさらに軸部材71が回転すると、往復移動体72が前端側へ移動するため、プッシャ50も前端側へ移動することになる。この場合、待機支持駆動体120が載置台部42の前端側に移動した後においては、プッシャ50の主板52が第1当接片123、さらには第2当接片124に当接した場合、これら第1当接片123および第2当接片124が弾性的に変形し、プッシャ50における主板52の移動域から待避することになるため、待機支持駆動体120の位置を変更することなくプッシャ50の前端側への移動が順次許容されるようになる。なお、これら第1当接片123および第2当接片124は、プッシャ50が通過した後において弾性復帰し、再びプッシャ50における主板52の移動域に突出した状態となるのはいうまでもない。
【0069】
プッシャ50が前端側に移動すると、やがてプッシャ50の押板51が最下位商品200の後端面に当接し、載置台部42に対して最下位商品200を前端側へ押し出すようになる。この場合、上述したように、プッシャ50の突条部53が案内溝90の後端側となる部分に位置している間においては、載置台部42の上面からのプッシャ50の突出量が最薄商品200の高さよりも小さくなっているため、プッシャ50の押板51が次販売商品200の後端面に当接することはなく、最下位商品200のみが前端側へ押し出されることになる。
【0070】
ここで、上述した動作の間、載置台部42の前端からの最下位商品200の突出長さが全長の1/2を超えると、本来であれば、当該最下位商品200が前傾姿勢となり、プッシャ50の押板51が後端面から外れてしまう場合がある。また、最薄商品200の場合には、最下位商品200とともに次販売商品200が載置台部42の上面において前傾姿勢となり、そのまま2つの商品200が搬出口33から落下する虞れがある。
【0071】
しかしながら、本実施の形態2の商品搬出装置によれば、図23に示すように、プッシャ50の前端側への移動が進行すると、やがてプッシャ50が載置台部42の上面に対して上動し、最下位商品200の後端面に対してより高い位置でこれを押し出すようになり、当該最下位商品200の搬出が安定したものとなる。しかも、プッシャ50の前端側への移動が進行した状態であっても、最下位商品200の前端部下面が搬出支持部材110によって継続的に支持されるため、図24に示すように、プッシャ50が十分に前端側へ移動した時点で初めて最下位商品200が前傾姿勢となる一方、次販売商品200が後傾姿勢となる。従って、奥行き寸法の短縮化を図るべく、載置台部42の前後方向長さを搬出すべき商品の前後方向長さよりも短く構成した商品搬出装置であっても、プッシャ50の押板51が初期の状態において商品200の後端面から外れてしまう事態を防止できるとともに、2つの商品200が同時に搬出される事態を招来する虞れもない。
【0072】
さらに、最薄商品200の搬出を行う場合、本実施の形態2の商品搬出装置によれば、前端側へ移動する途中においてプッシャ50が最下位商品200に代わって次販売商品200の下面に当接することになるため、最下位商品200に加わる荷重を減じることができるようになる。従って、最下位商品200の前端部が上方に跳ね上げられる事態を防止できるばかりでなく、最下位商品200が前傾姿勢を取り易くなり、搬出姿勢を安定化して商品詰まりを招来する虞れもない。
【0073】
図24に示すように、最下位商品200が前傾姿勢となるまでプッシャ50が移動した状態においては、往復移動体72に設けた移動当接部722の前端面が搬出支持駆動体130の前方受圧突起135に当接し、プッシャ50の移動とともに搬出支持駆動体130が前端側へ移動することになる。この結果、図26に示すように、搬出支持駆動体130の搬出規制部132が搬出軸受部111よりも前端側に位置し、搬出支持部材110の下方への揺動が許容されることになるため、その自重により搬出支持部材110が下方へ揺動した状態に保持される。つまり、図25に示すように、最下位商品200が搬出口33を通じて搬出される際には、待機支持部材100および搬出支持部材110の双方が下方に揺動し、最下位商品200の搬出域から待避することになるため、これら待機支持部材100および搬出支持部材110が最下位商品200の搬出を妨げる虞れがない。
【0074】
しかも、往復移動体72とプッシャ50との間は、上方に向けて載置台部42の前端側に傾斜する溝孔54を介して連係してある。従って、図25に示すように、往復移動体72が載置台部42の内部において軸部材71の前端部に達した場合、プッシャ50を載置台部42の前端から突出するように移動させることができるようになり、最下位商品200の搬出がより確実となる。
【0075】
また、次販売商品200の下面に当接したプッシャ50は、図25に示すように、載置台部42の上面と、後傾した次販売商品200の前端面下縁との間に最下位商品200の高さよりも大きな隙間を確保することになる。従って、最下位商品200が前傾姿勢となって載置台部42から搬出される際に次販売商品200が当該最下位商品200に対して影響を及ぼすこともなく、安定した搬出を行うことが可能となる。
【0076】
図25に示すように、搬出支持駆動体130が載置台部42の前端側に移動すると、検出突部133がストローク検出センサ140の検出子を押圧し、該ストローク検出センサ140をONする。ストローク検出センサ140からON信号を与えられた図示せぬ制御部は、駆動源80による軸部材71の回転を一旦停止し、つまりプッシャ50を載置台部42の前端部で一旦停止させ、その後、再び駆動源80を駆動することにより、軸部材71を同方向に回転させて往復移動体72の移動を再開する。このとき、軸部材71の前端部に達した往復移動体72は、従動片743が往復螺旋溝711に沿って軸部材71を復動することにより、載置台部42の後端方向に向けて直線的な移動を開始し、結局、プッシャ50を案内溝90に沿って後端側に移動させることになる。
【0077】
プッシャ50が後端側に移動を開始すると、図27に示すように、プッシャ50における主板52の前端が待機支持駆動体120の第2当接片124に当接することになり、該第2当接片124を介して待機支持駆動体120を載置台部42の後端側に移動させる。この結果、図28に示すように、待機支持駆動体120の待機規制部122が待機軸受部101を超えて後端側に移動し、待機作用部103を介して待機支持部材100を最も上方に揺動させることにより、待機支持部102が再び載置台部42の上面延長上に位置することになる。このとき、待機支持部材100は、上方に向けて揺動する際に、搬出支持部材110の下面に当接することにより、当該搬出支持部材110をも最も上方に揺動させ、搬出支持部112を載置台部42の上面延長上に位置させるようになる。この結果、図29に示すように、プッシャ50の後端側への移動に伴って次販売商品200が前傾姿勢となった場合であっても、これら待機支持部材100および搬出支持部材110によって次販売商品200を支持することができるとともに、待機支持部材100のストッパ部104が次販売商品200の前端面に係合することになり、搬出口33に落下する事態を招来する虞れがない。
【0078】
ここで、上記商品搬出装置によれば、上述したように、プッシャ50が最も前端側へ移動した後、暫時駆動源80の駆動を停止し、その後にプッシャ50の後端側への移動を開始するようにしているため、最下位商品200が確実に搬出された後に、待機支持部材100や搬出支持部材110が上方に揺動されることになる。従って、これら上方に揺動する待機支持部材100や搬出支持部材110と最下位商品200とが相互に干渉する虞れはなく、相互干渉による商品詰まりが招来されることもない。
【0079】
なお、待機支持駆動体120が載置台部42の後端側に移動した後においては、プッシャ50の主板52が第2当接片124、さらには第1当接片123に当接した場合、これら第2当接片124および第1当接片123が弾性的に変形し、プッシャ50における主板52の移動域から待避することになるため、待機支持駆動体120の位置を変更することなくプッシャ50の後端側への移動が順次許容されるようになる。また、これら第2当接片124および第1当接片123は、プッシャ50が通過した後において弾性復帰し、再びプッシャ50における主板52の移動域に突出した状態となる。
【0080】
図29に示すように、プッシャ50が載置台部42の後端側まで移動すると、往復移動体72に設けた移動当接部722の後端面が搬出支持駆動体130の後方受圧突起136に当接し、プッシャ50の移動とともに搬出支持駆動体130が後端側へ移動することになる。この結果、図20に示すように、搬出支持駆動体130の搬出規制部132が搬出作用部113の上面に位置し、搬出支持部材110が搬出支持駆動体130によって最も上方に揺動した状態に保持されることになる。
【0081】
最終的にプッシャ50が格納凹部45に収容された状態まで移動すると、再び、図19に示す商品販売待機状態に復帰し、この状態がストローク検出センサ140のOFFによって検出される。ストローク検出センサ140からOFF信号が与えられた図示せぬ制御部は、駆動源80によるプッシャ50の移動を停止し、販売指令を待つ。
【0082】
以降、販売指令が与えられた場合に上述した動作が繰り返し実行され、載置台部42に積層した商品200が下方に位置するものから順次一つずつ搬出されることになる。なお、プッシャ50の往復移動の際に売切検知レバー60が揺動することになるものの、実施の形態1と同様に、往復移動体72を駆動する駆動源80が動作している間は、売切検知レバー60の揺動を検出した場合にもこれを無視するように構成してある。
【0083】
以上説明したように、本実施の形態2の商品搬出装置によれば、プッシャ50の前端側への移動が進行すると、プッシャ50が載置台部42の上面に対して上動し、最下位商品200の後端面に対してより高い位置でこれを押し出すようになり、当該最下位商品200の搬出が安定したものとなる。従って、例えば図30に示すように、載置台部42の上面に最厚商品200′を積層した場合においても、プッシャ50の上動により、当該最厚商品200′の高さの1/2を超えた位置を押圧点として最下位商品200′の搬出を行うことができるようになり、最下位商品200′の前端部が上方に跳ね上げられる等の搬出姿勢の乱れを招来することがなく、搬出姿勢の乱れに起因した商品詰まり等の問題を来す虞れもない。
【0084】
なお、上述した実施の形態1および2では、いずれも載置台に対してプッシャを往復移動させるようにしているが、必ずしもプッシャを載置台に対して往復移動させる必要はない。
【0085】
また、上述した実施の形態1および2では、いずれも移動体とプッシャとを連係する手段として、載置台の前端側に向けて上方に延在する案内凹所を適用するようにしているため、移動体を載置台の前方に移動させた場合にプッシャの上動に伴ってプッシャを前方へ移動させることが可能になるが、必ずしも案内凹所が前端側に向けて上方に延在している必要はない。さらに、移動体に案内突部を設ける一方、プッシャに案内凹所をもけるようにしているが、逆の態様であってももちろん良い。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1、2、5、6および7に係る商品搬出装置によれば、プッシャを移動させた後、少なくとも最下位商品が搬出される以前にプッシャを載置台に対して上動させるようにしているため、最薄商品を一つずつ搬出することができるとともに、最薄商品よりも高さの大きな商品の搬出にあたってプッシャによる押圧点を商品の高さの1/2より上方に位置させることができるようになる。従って、最下位商品の前端部が上方に跳ね上げられる虞れがなくなり、搬出姿勢の乱れに起因した商品詰まり等の問題を来すことがない。
【0087】
また、本発明の請求項3に係る商品搬出装置によれば、プッシャと移動体とを連係する手段として、載置台の前端側に向けて上方に延在する案内凹所と、案内凹所の内部に移動可能に係合する案内突部とを備えたものを適用するようにしているため、プッシャを載置台の前端から突出するように移動させることができるようになり、最下位商品の搬出がより確実となる。
【0088】
また、本発明の請求項4に係る商品搬出装置によれば、最下位商品が搬出される際に次販売商品の前端面下縁と載置台の上面との間に該最下位商品の高さよりも大きな隙間を確保するようにプッシャを上動させるようにしているため、最下位商品が前傾姿勢となって載置台から搬出される際に次販売商品が当該最下位商品に対して影響を及ぼすこともなく、安定した搬出を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である商品搬出装置を概略的に示す斜視図である。
【図2】販売待機状態における商品搬出装置の一部を示す斜視図である。
【図3】プッシャがケースの載置台部の中央位置まで進んだ状態における図2と同様の斜視図である。
【図4】商品払出し状態における図2と同様の斜視図である。
【図5】販売待機状態におけるスライドピースの位置(スイッチOFF状態)を示す商品搬出装置の部分斜視図である。
【図6】商品払い出し状態におけるスライドピースの位置(スイッチON状態)を示す商品搬出装置の部分斜視図である。
【図7】商品収納通路に配置された本発明の商品搬出装置の販売待機状態を一部断面で示す側面図である。
【図8】プッシャがケースの載置台部の中央位置まで進んだ状態を示す図7と同様の側面図である。
【図9】プッシャがさらに前進し最下位商品が待機支持部材により保持されている状態を示す図7と同様の側面図である。
【図10】プッシャがケースの載置台部の前端部まで前進し最下位商品が払い出される状態を示す図7と同様の側面図である。
【図11】最下位商品が払い出された直後に次販売商品が落下した状態を示す図7と同様の側面図である。
【図12】本発明の実施の形態2である商品搬出装置を示した斜視図である。
【図13】図12に示した商品搬出装置に適用する右ケースの内部を示す側面図である。
【図14】図12に示した商品搬出装置に適用する左ケースの内部を示す側面図である。
【図15】図12に示した商品搬出装置に適用する待機支持部材、搬出支持部材、待機支持駆動体および搬出支持駆動体を示す分解斜視図である。
【図16】図12に示した商品搬出装置に適用する往復駆動機構、駆動源およびプッシャを示す分解斜視図である。
【図17】図12に示した商品搬出装置に適用する売切検知レバーを示す斜視図である。
【図18】(a)は、図12に示した商品搬出機構の往復移動機構に適用する往復移動体および回転駒の分解斜視図、(b)は、往復移動機構の横断面図である。
【図19】図12に示した商品搬出装置を適用する自動販売機の販売待機状態を示す概念図である。
【図20】図19に示した販売待機状態における待機支持部材、搬出支持部材、待機支持駆動体および搬出支持駆動体の関係を示す概念図である。
【図21】図19に示した状態よりもプッシャが前端側へ移動した状態を示す概念図である。
【図22】図21に示した状態における待機支持部材、搬出支持部材、待機支持駆動体および搬出支持駆動体の関係を示す概念図である。
【図23】図21に示した状態よりもプッシャが前端側へ移動した状態を示す概念図である。
【図24】図23に示した状態よりもプッシャが前端側へ移動した状態を示す概念図である。
【図25】プッシャが載置台に対して最も前端側へ移動した状態を示す概念図である。
【図26】図25に示した状態における待機支持部材、搬出支持部材、待機支持駆動体および搬出支持駆動体の関係を示す概念図である。
【図27】図26に示した状態よりもプッシャが後端側へ移動した状態を示す概念図である。
【図28】図27に示した状態における待機支持部材、搬出支持部材、待機支持駆動体および搬出支持駆動体の関係を示す概念図である。
【図29】図27に示した状態よりもプッシャが後端側へ移動した状態を示す概念図である。
【図30】図19〜図29に示した商品よりも高さの大きい商品を搬出する状態を示した概念図である。
【図31】従来の自動販売機における商品搬出装置の一例を部分的断面で示す側面図である。
【図32】従来の自動販売機における商品搬出装置の別例を部分的に断面で示す側面図である。
【符号の説明】
1 商品収納コラム
1a 商品収納通路
1b 商品搬出通路
1c 開口部
1d 凹部
1e,1f 係止穴
2 商品
2a 最下位商品
2b 次販売商品
3 商品搬出装置
4,5 ケース
4a,5a 垂直部
4b,5b 載置台部
5c,5d 係止爪
6 モータ
7 歯車列
7a 出力歯車
8 往復移動体
8a 歯状部
8b ピン
8c 突起部
9 基板
10 プッシャ
10A 押板
10B アーム部
10a 長穴
10b 突起部
10c ピン
11 開口部
12 プッシャ用案内溝
13 待機支持部材
14 スライドピース
14a 突起部
14b 傾斜段部
15 スイッチ
16 売切検知レバー
17 スイッチ
18 移動体用案内溝
18a 移動体用レール
19,20 切欠部
30 商品収納コラム
31 後壁
32 前壁
33 搬出口
40 ハウジング
40L 左ケース
40R 右ケース
41 垂直部
42 載置台部
43 往復溝
44 検知溝
45 格納凹部
46,47 上方開口溝
48 下方開口溝
50 プッシャ
51 押板
52 主板
53 突条部
54 溝孔
60 売切検知レバー
70 往復移動機構
71 軸部材
72 往復移動体
73 歯車列
74 回転駒
80 駆動源
81 ドライブギヤ
90 案内溝
100 待機支持部材
101 待機軸受部
102 待機支持部
103 待機作用部
104 ストッパ部
110 搬出支持部材
111 搬出軸受部
112 搬出支持部
113 搬出作用部
120 待機支持駆動体
121 待機基部
122 待機規制部
123 第1当接片
124 第2当接片
130 搬出支持駆動体
131 搬出基部
132 搬出規制部
133 検出突部
134 受圧板部
135 前方受圧突起
136 後方受圧突起
140 ストローク検出センサ
200,200′ 商品
711 往復螺旋溝
712 ドリブンギヤ
721 ガイド孔
722 移動当接部
723 案内突部
724 収容孔
725 弾性爪片
725a 爪部
741 太径部
742 細径部
743 従動片

Claims (7)

  1. 商品を積層する載置台に対して移動するプッシャを備え、このプッシャを最下位商品に押し当てながら前記載置台の前端側へ移動させることにより、当該最下位商品の搬出を行う商品搬出装置において、
    前記プッシャを移動させた後、少なくとも最下位商品が搬出される以前に前記プッシャを前記載置台に対して上動させることを特徴とする商品搬出装置。
  2. 前記プッシャの移動を案内し、かつ前記載置台の前端側に位置する部分が上方に延在する案内部と、
    前記載置台の内部を移動する移動体と、
    前記プッシャと前記移動体との間を相対的に上下動可能に連係し、該移動体の移動を前記プッシャに伝達する連係手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の商品搬出装置。
  3. 前記連係手段は、前記プッシャおよび前記移動体のいずれか一方に形成し、前記載置台の前端側に向けて上方に延在する案内凹所と、
    前記プッシャおよび前記移動体のいずれか他方に形成し、前記案内凹所の内部に移動可能に係合する案内突部と
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の商品搬出装置。
  4. 前記プッシャは、最下位商品が搬出される際に次販売商品の前端面下縁と載置台の上面との間に該最下位商品の高さよりも大きな隙間を確保することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の商品搬出装置。
  5. 前記移動体は、前記載置台の前後方向に沿って直線上を往復移動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の商品搬出装置。
  6. 前記移動体は、前記載置台の前後方向に沿い、かつ該載置台の前端側に向けて上方に延在する弧上を往復移動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の商品搬出装置。
  7. 前記移動体は、少なくとも外周部が歯状部を有した弧状を成し、この歯状部が、駆動部によって駆動される歯車列の出力歯車に噛み合うことを特徴とする請求項6に記載の商品搬出装置。
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