JP2007084075A - インナーシール付のプラスチック成型蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペースト状のジャムやマーガリンやヨーグルトなどを収容する、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に、熱融着して密封するインナーシール材6と被せて装着するプラスチック成型蓋3とを、1つの部材として作製(成型)して、1つの工程で密封して装着することができる、しかもプラスチック成型蓋3が脱落する恐れがないインナーシール付のプラスチック成型蓋を提供する。
【解決手段】プラスチック成型蓋3の、プラスチック成型容器2のフランジaとフランジaの外周部とに相当する部分の内面側に、剥離剤層8を印刷して設けた後に、インナーシール材6を、剥離可能層7を介して積層して、真空,圧空成型したことを特徴とするインナーシール付のプラスチック成型蓋である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ペースト状のジャムやマーガリンやヨーグルト又はアイスクリームなどを収容する、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に、被せて装着するプラスチック成型蓋3と熱融着して密封するインナーシール材6とを、1つの部材として作製(成型)して、1つの工程で装着して密封することができる、作製工程と装着,密封工程とが簡単なインナーシール付のプラスチック成型蓋に関する。
従来から、ペースト状のジャムやマーガリンやヨーグルトなどを収容する、上周部が円形状又は角を丸めた長方形,正方形状の、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2の、上周部のフランジaに熱融着して密封する、図2に示すインナーシール材6であって、例えば図1Cに示すような、少なくとも、各種バリヤー性が優れたセラミック蒸着やアルミニウム箔などを積層した、強度が優れた12〜25μmのポリエステル(PET)などのバリヤー層4と、熱融着性,密封性が優れた30〜100μmの低密度ポリエチレン(LDPE)などの内面シーラント層5とを、通常のウレタン系の接着剤などを介して積層したインナーシール材6が、一般に広く用いられている。
また従来から、ペースト状のジャムやマーガリンやヨーグルトなどを収容して、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封した、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に被せて装着する、図2Aに示すプラスチック成型蓋3であって、表面に美麗な印刷をするなどした、強度,保形性が優れた200〜400μmのポリスチレンシート(PS)などを、適宜に真空,圧空成型したプラスチック成型蓋3が、一般に広く用いられている。
ところが従来の、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に熱融着して密封する、図2に示すインナーシール材6については、またインナーシール材6を熱融着して密封したプラスチック成型容器2に被せて装着する、図2Aに示すプラスチック成型蓋3については、購入した顧客が、まず被せて装着したプラスチック成型蓋3を一旦開放して、続いて熱融着して密封したインナーシール材6を剥がすことによって、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2を開封して、収容したペースト状のジャムやマーガリンやヨーグルトなどを、必要な量だけ賞味した後に、開封したプラスチック成型容器2に、再びプラスチック成型蓋3を被せて装着して冷蔵庫に保管するなどして、必要な時に残りを賞味することができるものの、
このインナーシール材6とプラスチック成型蓋3とを、それぞれ別の工程で作製(成型)して、2つの部材として管理する必要があって、また内容物の収容(充填)工程で、インナーシール材6を熱融着して密封した後に、このインナーシール材6を熱融着して密封したプラスチック成型容器2に、別の工程で、プラスチック成型蓋3を被せて装着する必要があった。
加えて従来の、インナーシール材6を熱融着して密封したプラスチック成型容器2に被せて装着する、図2Aに示すプラスチック成型蓋3については、プラスチック成型容器2とプラスチック成型蓋3とをしっかり固定していないために、流通時や保管時などの取扱いによって、プラスチック成型蓋3が脱落する恐れがあって、図示していない粘着ラベルや紙製テープや収縮フィルムなどで、プラスチック成型容器2とプラスチック成型蓋3とを固定することが多かった。
そこで、本発明の目的は、ペースト状のジャムやマーガリンやヨーグルトなどを収容する、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に、熱融着して密封するインナーシール材6と被せて装着するプラスチック成型蓋3とを、1つの部材として作製(成型)して、1つの工程で密封して装着することができる、作製工程と密封,装着工程とが簡単であって、しかもプラスチック成型蓋3が脱落する恐れがないインナーシール付のプラスチック成型蓋を提供することにある。
本発明のインナーシール付のプラスチック成型蓋は、図1に示すように、上周部が円形状又は角を丸めた長方形,正方形状(図1Aでは角を丸めた長方形状)の、カップ状又はトレー状(図1Bではカップ状)のプラスチック成型容器2に被せて装着して、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封するプラスチック成型蓋3であって、図1Cに示すプラスチック成型蓋3の内面側に、インナーシール材6を、剥離可能層7を介して積層した後に、真空,圧空成型したことを特徴とするインナーシール付のプラスチック成型蓋である。
本発明のインナーシール付のプラスチック成型蓋においては、前述した従来と同様の、表面に美麗な印刷をするなどした、強度,保形性が優れた200〜400μmのポリスチレンシート(PS)などの、図1Cに示すプラスチック成型蓋3の内面側に、前述した従来と同様の、各種バリヤー性が優れたセラミック蒸着やアルミニウム箔などを積層した、強度が優れた12〜25μmのポリエステル(PET)などの基材層4と、熱融着性,密封性が優れた30〜100μmの低密度ポリエチレン(LDPE)などの内面シーラント層5とを、通常のウレタン系の接着剤などを介して積層したインナーシール材6を、後述する適宜の剥離可能層7を介して積層した後に、真空,圧空成型したことによって、
ペースト状のジャムやマーガリンやヨーグルトなどの収容(充填)工程で、図1A,Bに示すように、上周部が円形状又は角を丸めた長方形,正方形状の、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に被せて装着して、そのままの状態で、図1B,Cに示すように、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封することができるプラスチック成型蓋3であって、被せて装着するプラスチック成型蓋3と熱融着して密封するインナーシール材6とを、1つの部材として作製(真空,圧空成型)して、1つの収容(充填)工程で装着して密封することができる、作製工程と装着,密封工程とが簡単なインナーシール付のプラスチック成型蓋を得ることができる。
また、本発明のインナーシール付のプラスチック成型蓋においては、図1Cに示すプラスチック成型蓋3の内面側に、前述した従来と同様のインナーシール材6を、後述する適宜の剥離可能層7を介して積層したことによって、
購入した顧客が、まずプラスチック成型蓋3の端部を指で摘んで、内面側に積層したインナーシール材6との間の剥離可能層7を剥がしながら、被せて装着したプラスチック成型蓋3を一旦開放して、続いて熱融着して密封したインナーシール材6を剥がすことによって、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2を開封して、前述した従来と同様に、収容したペースト状のジャムやマーガリンやヨーグルトなどを、必要な量だけ賞味した後に、開封したプラスチック成型容器2に、再びプラスチック成型蓋3を被せて装着して冷蔵庫に保管するなどして、必要な時に残りを賞味することができるインナーシール付のプラスチック成型蓋であって、
しかも、プラスチック成型容器2に被せて装着したプラスチック成型蓋3の内面側に、プラスチック成型容器2に熱融着して密封したインナーシール材6を、後述する適宜の剥離可能層7を介して積層したことによって、図1Cに示すように、プラスチック成型容器2とプラスチック成型蓋3とが、インナーシール材6(剥離可能層7)を介して固定されているために、流通時や保管時などの取扱いによって、プラスチック成型蓋3が脱落する恐
れがないインナーシール付のプラスチック成型蓋を得ることができる。
加えて、本発明のインナーシール付のプラスチック成型蓋は、前述したインナーシール付のプラスチック成型蓋において、図1Cに示すように、プラスチック成型蓋3の、プラスチック成型容器2のフランジaとフランジaの外周部とに相当する部分の内面側に、剥離剤層8を印刷して設けた後に、インナーシール材6を、剥離可能層7を介して積層したことを特徴とするインナーシール付のプラスチック成型蓋である。なお、インナーシール材6は、容器フランジaにヒートシール可能であれば1層構成のものでも良く、また、内容物に応じて基材層と内層シーラント層との積層構成を有するものでも良い。
本発明のインナーシール付のプラスチック成型蓋においては、プラスチック成型蓋3の、プラスチック成型容器2のフランジaとフランジaの外周部とに相当する部分の内面側に、後述する適宜の剥離剤層8を印刷して設けた後に、前述した従来と同様のインナーシール材6を、同様に後述する適宜の剥離可能層7を介して積層したことによって、
前述したインナーシール付のプラスチック成型蓋と同様に、上周部が円形状又は角を丸めた長方形,正方形状の、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に被せて装着して、そのままの状態で、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封した時に、プラスチック成型蓋3の、プラスチック成型容器2のフランジaとフランジaの外周部とに相当する部分の内面側に印刷して設けた剥離剤層8が、熱融着して密封した時の熱的,機械的な衝撃などで剥離して、図1Bに示すように、プラスチック成型蓋3の内面側と、特にフランジaの外周部に相当する部分の内面側に剥離可能層7を介して積層したインナーシール材6とが、分離して隙間が開いているために、
購入した顧客が、プラスチック成型蓋3の、外周部に相当する部分(端部)を指で摘んで、内面側に積層したインナーシール材6との間の剥離可能層7を、容易に剥がすことができるインナーシール付のプラスチック成型蓋を得ることができる。
以上、本発明のインナーシール付のプラスチック成型蓋においては、ペースト状のジャムやマーガリンやヨーグルトなどを収容する、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に被せて装着して、そのままの状態で、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封することができるプラスチック成型蓋3であって、被せて装着するプラスチック成型蓋3と熱融着して密封するインナーシール材6とを、1つの部材として作製(成型)して、1つの工程で装着して密封することができる、作製工程と装着,密封工程とが簡単なインナーシール付のプラスチック成型蓋を提供することができる。
また、本発明のインナーシール付のプラスチック成型蓋においては、購入した顧客が、まずプラスチック成型蓋3の、インナーシール材6が分離して隙間が開いているフランジaの外周部に相当する部分(端部)を指で摘んで、内面側に積層したインナーシール材6との間の剥離可能層7を、容易に剥がしながら、被せて装着したプラスチック成型蓋3を開放して、続いて熱融着して密封したインナーシール材6を剥がすことによって、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2を開封することができるインナーシール付のプラスチック成型蓋であって、
しかも、プラスチック成型容器2とプラスチック成型蓋3とが、インナーシール材6(剥離可能層7)を介して固定されているために、流通時や保管時などの取扱いによって、プラスチック成型蓋3が脱落する恐れがないインナーシール付のプラスチック成型蓋を提供することができる。
本発明のインナーシール付のプラスチック成型蓋における、プラスチック成型蓋3の内面側に、基材層4と内面シーラント層5とを積層したインナーシール材6を、介して積層
する剥離可能層7については、購入した顧客が、プラスチック成型蓋3の、インナーシール材6が分離して隙間が開いている端部を指で摘んで、内面側に積層したインナーシール材6との間の剥離可能層7を、容易に剥がすことができるような、しかもプラスチック成型容器2とプラスチック成型蓋3とが、剥離可能層7(インナーシール材6)を介して固定されているために、流通時や保管時などの取扱いによって、プラスチック成型蓋3が脱落する恐れがないような、アクリル、ウレタン、硝化綿などのベース樹脂にイソシアネート等の硬化剤を加えて構成される接着剤などの、剥離強度が0.05〜0.5N/15mm幅程度の適宜の剥離可能層7を介して、図1Cに示すプラスチック成型蓋3の内面側に、前述した従来と同様のインナーシール材6を、通常のドライラミネート法、ウェットラミネート法、ノンソルベントラミネート法、あるいは押し出しラミネート法などで、特に制約なく積層することができる。
また、本発明のインナーシール付のプラスチック成型蓋における、プラスチック成型蓋3の、プラスチック成型容器2のフランジaとフランジaの外周部とに相当する部分の内面側に、印刷して設ける剥離剤層8については、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に被せて装着して、そのままの状態で、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封した時に、プラスチック成型蓋3の内面側に印刷して設けた剥離剤層8が、熱融着して密封した時の熱的,機械的な衝撃などで剥離して、プラスチック成型蓋3の内面側と、特にフランジaの外周部に相当する部分の内面側に剥離可能層7を介して積層したインナーシール材6とが、アクリル、ウレタン、硝化綿などのベース樹脂にシリコーン、ポリエチレンワックス、フッ素系剥離剤を混合して構成される剥離剤層8を、図1Cに示すプラスチック成型蓋3の、プラスチック成型容器2のフランジaとフランジaの外周部とに相当する部分の内面側に、全面ベタ状に又は必要に応じて部分網点状や部分万線状などに、それぞれ印刷して設けることができる。
すなわち、それぞれ前述したように、表面に美麗な印刷をするなどした、強度,保形性が優れた200〜400μmのポリスチレンシート(PS)などのプラスチック成型蓋3の内面側に、各種バリヤー性が優れたセラミック蒸着やアルミニウム箔などを積層した、強度が優れた12〜25μmのポリエステル(PET)などのバリヤー層4と、熱融着性,密封性が優れた30〜100μmの低密度ポリエチレン(LDPE)などの内面シーラント層5とを、通常のウレタン系の接着剤などを介して積層したインナーシール材6を、前述した適宜の剥離可能層7を介して積層した後に、真空,圧空成型した時に、
インナーシール材6のバリヤー層4に、各種バリヤー性が優れたアルミニウム箔を積層した場合には、この7〜9μmのアルミニウム箔にデットホールド性(与えられた形状をそのまま保持する性質)があるために問題はないものの、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封する前に、プラスチック成型蓋3の内面側に印刷して設けた剥離剤層8が剥離する恐れがあるために、インナーシール材6の基材層4に、各種バリヤー性が優れたデットホールド性がないセラミック蒸着などを積層した場合に、プラスチック成型蓋3の内面側に剥離可能層7を介して積層したインナーシール材6が、分離して隙間が開いて変形する恐れがあって、
カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に被せて装着して、そのままの状態で、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封することができない恐れがあるために、前述した適宜の剥離剤層8を、図1Cに示すプラスチック成型蓋3の、特にプラスチック成型容器2のフランジaに相当する部分の内面側に、部分網点状や部分万線状などに印刷して設けることによって、この部分の剥離剤層8が、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封する前に、簡単に剥離することを防止することが好ましい。
しかも、前述した適宜の剥離剤層8を、表面に美麗な印刷をするなどした、強度,保形性が優れた200〜400μmのポリスチレンシート(PS)などの、図1Cに示す透明,半透
明なプラスチック成型蓋3を用いて、プラスチック成型容器2のフランジaとフランジaの外周部とに相当する部分の内面側に、全面ベタ状に又は必要に応じて部分網点状や部分万線状などに、それぞれ印刷して設ける時に、後述する実施例1に示すように、同時に内面側に美麗な印刷をすることによって、前述した透明,半透明なプラスチック成型蓋3の、表面に美麗な印刷をするなどの工程を省略することができる。
図1A,Bは、本発明の実施例1における、インナーシール付のプラスチック成型蓋の斜視図,断面図であって、図1Cは、インナーシール付のプラスチック成型蓋の積層構造を示す断面説明図である。
すなわち、各種バリヤー性が優れたアルミニウム箔(7μm,図示せず)を積層した、強度が優れた12μmのポリエステル(PET)の基材層4と、熱融着性,密封性が優れた45μmの低密度ポリエチレン(LDPE)の内面シーラント層5とを、通常のウレタン系の接着剤(図示せず)を介して、通常のドライラミネート方法で積層して、図1B,Cに示すインナーシール材6を作製した。
次に、図1Cに示すように、強度,保形性が優れた250μmのポリスチレンシート(PS)の透明なプラスチック成型蓋3の、プラスチック成型容器2のフランジaとフランジaの外周部とに相当する部分の内面側に、東洋インキ製造(株)製M925MF剥離ニスの剥離剤層8を、フランジaに相当する部分は部分網点状に、またフランジaの外周部に相当する部分は全面ベタ状に、それぞれ通常のグラビア印刷方法で設けて、同時に内面側に美麗な印刷(図示せず)をして、図1Cに示す(インナーシール材6を積層して真空,圧空成型する前の)プラスチック成型蓋3を作製した。
続いて、前述した内面側に剥離剤層8をグラビア印刷方法で設けた、図1Cに示すプラスチック成型蓋3の内面側に、前述したバリヤー層4と内面シーラント層5とをドライラミネート方法で積層した、図1B,Cに示すインナーシール材6を、東洋インキ製造(株)製M925MF剥離ニスの剥離可能層7を介して積層した後に、真空,圧空成型して、上周部が角を丸めた長方形状の、収容部の縦と横と深さとが約70×100×90mmのカップ状のプラスチック成型容器2に被せて装着する、縦と横とが約85×115mmの、図1に示すインナーシール付のプラスチック成型蓋を作製した。
本発明の実施例1における、図1に示すインナーシール付のプラスチック成型蓋については、従来と同様の通常の収容(充填)工程で、500gのペースト状のプレーンヨーグルトを収容しながら、図1A,Bに示すように、前述したカップ状のプラスチック成型容器2に被せて装着して、そのままの状態で、図1B,Cに示すように、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封することができるプラスチック成型蓋3であって、被せて装着するプラスチック成型蓋3と熱融着して密封するインナーシール材6とを、1つの部材として作製して、1つの工程で装着して密封することができる、作製工程と装着,密封工程とが簡単なインナーシール付のプラスチック成型蓋であって、
購入した顧客が、まずプラスチック成型蓋3の、図1Bに示すインナーシール材6が端部を指で摘んで、内面側に積層したインナーシール材6との間の剥離可能層7を、容易に剥がしながら、被せて装着したプラスチック成型蓋3を一旦開放して、続いて熱融着して密封したインナーシール材6を剥がすことによって、前述したカップ状のプラスチック成型容器2を開封して、収容した500gのペースト状のプレーンヨーグルトを、必要な量だけ賞味した後に、開封したプラスチック成型容器2に、再びプラスチック成型蓋3を被せて装着して冷蔵庫に保管するなどして、必要な時に残りを賞味することができるインナーシール付のプラスチック成型蓋を得ることができた。また、プラスチック成型蓋を一旦剥離した後は、インナーシール材が上方に引っ張られ、ドーム状になるため、再度プラス
チック蓋を被せることができず、不正開封を防止する効果が得られる。
本発明の、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に、被せて装着するプラスチック成型蓋3と熱融着して密封するインナーシール材6とを、前述した適宜の剥離可能層7を介して積層した後に、真空,圧空成型した、1つの部材として作製して、1つの工程で装着して密封することができる、作製工程と装着,密封工程とが簡単なインナーシール付のプラスチック成型蓋ついては、菓子,食品類や各種飲料類や玩具,日用品などを幅広く収容する紙積層材料製やガラス製などの、図示していないカップ状やトレー状などの成型容器に、同様に1つの部材として作製して、1つの工程で装着して密封して、そのまま制約なく利用することができる。
本発明の実施例1における、図1A,Bは、インナーシール付のプラスチック成型蓋の斜視図,断面図であって、図1Cは、インナーシール付のプラスチック成型蓋の積層構造を示す断面説明図である。 図2は、従来のプラスチック成型蓋3と従来のインナーシール材6との断面図である。
符号の説明
2 …プラスチック成型容器
3 …プラスチック成型蓋
4 …基材層
5 …内面シーラント層
6 …インナーシール材
7 …剥離可能層
8 …剥離剤層
9 …紙製パッキン板
10 …ネジ式のプラスチック成型蓋
11 …強化ガラス瓶
a …フランジ

Claims (2)

  1. カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に被せて装着して、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封するプラスチック成型蓋3であって、プラスチック成型蓋3の内面側に、インナーシール材6を、剥離可能層7を介して積層した後に、真空,圧空成型したことを特徴とするインナーシール付のプラスチック成型蓋。
  2. 請求項1に記載のインナーシール付のプラスチック成型蓋において、プラスチック成型蓋3の、プラスチック成型容器2のフランジaとフランジaの外周部とに相当する部分の内面側に、剥離剤層8を印刷して設けた後に、インナーシール材6を、剥離可能層7を介して積層したことを特徴とするインナーシール付のプラスチック成型蓋。
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