JP4967287B2 - インナーシール付のプラスチック成型蓋およびその製造方法 - Google Patents
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Description
このインナーシール材6とプラスチック成型蓋3とを、それぞれ別の工程で作製(成型)して、2つの部材として管理する必要があって、また内容物の収容(充填)工程で、インナーシール材6を熱融着して密封した後に、このインナーシール材6を熱融着して密封したプラスチック成型容器2に、別の工程で、プラスチック成型蓋3を被せて装着する必要があった。
ペースト状のジャムやマーガリンやヨーグルトなどの収容(充填)工程で、図1A,Bに示すように、上周部が円形状又は角を丸めた長方形,正方形状の、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に被せて装着して、そのままの状態で、図1B,Cに示すように、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封することができるプラスチック成型蓋3であって、被せて装着するプラスチック成型蓋3と熱融着して密封するインナーシール材6とを、1つの部材として作製(真空,圧空成型)して、1つの収容(充填)工程で装着して密封することができる、作製工程と装着,密封工程とが簡単なインナーシール付のプラスチック成型蓋を得ることができる。
購入した顧客が、まずプラスチック成型蓋3の端部を指で摘んで、内面側に積層したインナーシール材6との間の剥離可能層7を剥がしながら、被せて装着したプラスチック成型蓋3を一旦開放して、続いて熱融着して密封したインナーシール材6を剥がすことによって、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2を開封して、前述した従来と同様に、収容したペースト状のジャムやマーガリンやヨーグルトなどを、必要な量だけ賞味した後に、開封したプラスチック成型容器2に、再びプラスチック成型蓋3を被せて装着して冷蔵庫に保管するなどして、必要な時に残りを賞味することができるインナーシール付のプラスチック成型蓋であって、
しかも、プラスチック成型容器2に被せて装着したプラスチック成型蓋3の内面側に、プラスチック成型容器2に熱融着して密封したインナーシール材6を、後述する適宜の剥離可能層7を介して積層したことによって、図1Cに示すように、プラスチック成型容器2とプラスチック成型蓋3とが、インナーシール材6(剥離可能層7)を介して固定されているために、流通時や保管時などの取扱いによって、プラスチック成型蓋3が脱落する恐
れがないインナーシール付のプラスチック成型蓋を得ることができる。
前述したインナーシール付のプラスチック成型蓋と同様に、上周部が円形状又は角を丸めた長方形,正方形状の、カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に被せて装着して、そのままの状態で、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封した時に、プラスチック成型蓋3の、プラスチック成型容器2のフランジaとフランジaの外周部とに相当する部分の内面側に印刷して設けた剥離剤層8が、熱融着して密封した時の熱的,機械的な衝撃などで剥離して、図1Bに示すように、プラスチック成型蓋3の内面側と、特にフランジaの外周部に相当する部分の内面側に剥離可能層7を介して積層したインナーシール材6とが、分離して隙間が開いているために、
購入した顧客が、プラスチック成型蓋3の、外周部に相当する部分(端部)を指で摘んで、内面側に積層したインナーシール材6との間の剥離可能層7を、容易に剥がすことができるインナーシール付のプラスチック成型蓋を得ることができる。
しかも、プラスチック成型容器2とプラスチック成型蓋3とが、インナーシール材6(剥離可能層7)を介して固定されているために、流通時や保管時などの取扱いによって、プラスチック成型蓋3が脱落する恐れがないインナーシール付のプラスチック成型蓋を提供することができる。
する剥離可能層7については、購入した顧客が、プラスチック成型蓋3の、インナーシール材6が分離して隙間が開いている端部を指で摘んで、内面側に積層したインナーシール材6との間の剥離可能層7を、容易に剥がすことができるような、しかもプラスチック成型容器2とプラスチック成型蓋3とが、剥離可能層7(インナーシール材6)を介して固定されているために、流通時や保管時などの取扱いによって、プラスチック成型蓋3が脱落する恐れがないような、アクリル、ウレタン、硝化綿などのベース樹脂にイソシアネート等の硬化剤を加えて構成される接着剤などの、剥離強度が0.05〜0.5N/15mm幅程度の適宜の剥離可能層7を介して、図1Cに示すプラスチック成型蓋3の内面側に、前述した従来と同様のインナーシール材6を、通常のドライラミネート法、ウェットラミネート法、ノンソルベントラミネート法、あるいは押し出しラミネート法などで、特に制約なく積層することができる。
インナーシール材6のバリヤー層4に、各種バリヤー性が優れたアルミニウム箔を積層した場合には、この7〜9μmのアルミニウム箔にデットホールド性(与えられた形状をそのまま保持する性質)があるために問題はないものの、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封する前に、プラスチック成型蓋3の内面側に印刷して設けた剥離剤層8が剥離する恐れがあるために、インナーシール材6の基材層4に、各種バリヤー性が優れたデットホールド性がないセラミック蒸着などを積層した場合に、プラスチック成型蓋3の内面側に剥離可能層7を介して積層したインナーシール材6が、分離して隙間が開いて変形する恐れがあって、
カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器2に被せて装着して、そのままの状態で、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封することができない恐れがあるために、前述した適宜の剥離剤層8を、図1Cに示すプラスチック成型蓋3の、特にプラスチック成型容器2のフランジaに相当する部分の内面側に、部分網点状や部分万線状などに印刷して設けることによって、この部分の剥離剤層8が、上周部のフランジaにインナーシール材6を熱融着して密封する前に、簡単に剥離することを防止することが好ましい。
明なプラスチック成型蓋3を用いて、プラスチック成型容器2のフランジaとフランジaの外周部とに相当する部分の内面側に、全面ベタ状に又は必要に応じて部分網点状や部分万線状などに、それぞれ印刷して設ける時に、後述する実施例1に示すように、同時に内面側に美麗な印刷をすることによって、前述した透明,半透明なプラスチック成型蓋3の、表面に美麗な印刷をするなどの工程を省略することができる。
購入した顧客が、まずプラスチック成型蓋3の、図1Bに示すインナーシール材6が端部を指で摘んで、内面側に積層したインナーシール材6との間の剥離可能層7を、容易に剥がしながら、被せて装着したプラスチック成型蓋3を一旦開放して、続いて熱融着して密封したインナーシール材6を剥がすことによって、前述したカップ状のプラスチック成型容器2を開封して、収容した500gのペースト状のプレーンヨーグルトを、必要な量だけ賞味した後に、開封したプラスチック成型容器2に、再びプラスチック成型蓋3を被せて装着して冷蔵庫に保管するなどして、必要な時に残りを賞味することができるインナーシール付のプラスチック成型蓋を得ることができた。また、プラスチック成型蓋を一旦剥離した後は、インナーシール材が上方に引っ張られ、ドーム状になるため、再度プラス
チック蓋を被せることができず、不正開封を防止する効果が得られる。
3 …プラスチック成型蓋
4 …基材層
5 …内面シーラント層
6 …インナーシール材
7 …剥離可能層
8 …剥離剤層
9 …紙製パッキン板
10 …ネジ式のプラスチック成型蓋
11 …強化ガラス瓶
a …フランジ
Claims (4)
- 上周部にフランジが形成されているカップ状又はトレー状のプラスチック成型容器に、装着するプラスチック成型蓋であって、
前記プラスチック成型蓋の容器側となる面に、インナーシール材が剥離可能層を介して積層されており、前記プラスチック成型蓋の前記フランジ部と、前記フランジ部の外周部に相当する部分には、前記プラスチック成型蓋と前記剥離可能層との間に、剥離剤層が設けられていることを特徴とするインナーシール付きのプラスチック成型蓋。 - 前記剥離可能層の剥離強度は、0.05〜0.5N/15mmであることを特徴とする請求項1に記載のインナーシール付きのプラスチック成型蓋。
- プラスチック成型蓋のフランジ部に、前記インナーシール材を熱融着して密封した際に、前記剥離剤層が、熱的、機械的衝撃で剥離することを特徴とした請求項1又は2に記載のインナーシール付きのプラスチック成型蓋。
- カップ状又はトレー状のプラスチック成型容器に被せて装着して、上周部のフランジにインナーシール材を熱融着して密封するプラスチック成型蓋の製造方法であって、
プラスチック成型蓋の内面側の、前記フランジ部及び前記フランジ部外周に相当する部分に、剥離剤層を積層し、
前記剥離剤層上及び前記プラスチック成型蓋の内面側の、前記フランジ部及び前記フランジ部外周に相当する部分以外の部分に剥離可能層を積層し、
前記剥離可能層上に、インナーシール材を積層した状態で、真空,圧空成型したことを特徴とするインナーシール付のプラスチック成型蓋の製造方法。
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JP2005271583A JP4967287B2 (ja) | 2005-09-20 | 2005-09-20 | インナーシール付のプラスチック成型蓋およびその製造方法 |
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JP2005271583A JP4967287B2 (ja) | 2005-09-20 | 2005-09-20 | インナーシール付のプラスチック成型蓋およびその製造方法 |
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JP2005271965A (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Toppan Printing Co Ltd | カップ用落とし蓋と該落とし蓋で密封した容器 |
-
2005
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