JP2003312678A - 透明インモールドラベル容器 - Google Patents

透明インモールドラベル容器

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JP2003312678A JP2002118521A JP2002118521A JP2003312678A JP 2003312678 A JP2003312678 A JP 2003312678A JP 2002118521 A JP2002118521 A JP 2002118521A JP 2002118521 A JP2002118521 A JP 2002118521A JP 2003312678 A JP2003312678 A JP 2003312678A
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C2045/1486Details, accessories and auxiliary operations
    • B29C2045/14901Coating a sheet-like insert smaller than the dimensions of the adjacent mould wall
    • B29C2045/14918Coating a sheet-like insert smaller than the dimensions of the adjacent mould wall in-mould-labelling

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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性と耐衝撃性を兼ね備えると共に、ガス
バリヤー性、耐熱性、耐水性などにも優れた透明インモ
ールドラベル容器を提供する。 【解決手段】 透明インモールドラベル容器100 を、例
えば、上部外周にフランジ部2を有し、下部に脚部3を
有する側部1と、脚部3の上に設けられた底部4とで形
成すると共に、少なくとも側部1の外周面には、ガスバ
リヤー層を含む透明な積層シートによるラベル6をイン
モールド成形により取り付け、また、射出成形樹脂5に
は、アイゾット衝撃値が3〜15kJ/m(23℃)
で、ヘーズ(曇価)が10.0〜65.0%(厚さ2m
mのシートで測定)の樹脂、例えばポリプロピレン系樹
脂を用いて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明インモールド
ラベル容器に関し、更に詳しくは、インモールドラベリ
ング方式の射出成形で作製される透明なテーパー付きカ
ップ状容器であって、耐衝撃性および透明性に優れると
共に、ガスバリヤー性、耐熱性にも優れた透明インモー
ルドラベル容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種飲料やデザート食品などを密
封包装するカップ状容器としては、容器の保形性がよい
ことからプラスチックの射出成形によるカップ状容器が
多く用いられており、更に意匠性と共に、内容物の保存
性を高めるため、容器の射出成形の際、アルミニウム箔
や、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビ
ニリデン、MXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)
などのガスバリヤー性樹脂層を積層したラベル材、或い
は、ガスバリヤー層としてアルミニウムなどの金属や無
機酸化物の蒸着層を設けたフィルムを中間層などに積層
したラベル材を容器の周面にインモールド成形して一体
化したカップ状容器が知られている。
【0003】このようなカップ状容器は、通常、シール
蓋が用いられ、そのヒートシールを容易にするために、
容器の上部にはフランジ部を設け、また、容器の自立安
定性をよくするために、底部の外周には脚部を設けた形
状が一般的である。一方、内容物によっては、その色調
や形状などを明瞭に見せ、消費者の購買意欲を高めるた
めに、容器の印刷部などの不透明部分を必要最小限にと
どめて、透明部分をできるだけ多くすると共に、容器の
透明性自体を向上させることが要望されている。このよ
うな要望に応えるためには、前記カップ状容器の成形樹
脂に透明性がよく且つ耐衝撃性にも優れた樹脂を用いる
と同時に、インモールド成形に使用するラベル材にも透
明な材料を使用する必要がある。
【0004】この場合、ラベル材に関しては、ガスバリ
ヤー層として、例えば、透明性に優れると同時に、耐熱
性、耐水性などにも優れ、安定して優れたガスバリヤー
性の得られるアルミナ、酸化珪素などの無機酸化物の蒸
着層を使用し、その蒸着基材や印刷基材などにも透明性
と共に耐熱性、耐水性などに優れたポリエチレンテレフ
タレートやポリプロピレンなどの延伸フィルムを用いる
ことにより、比較的容易に対応することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カップ
状容器本体の射出成形樹脂に関しては、容器上部の開口
端や、特に、底部の周囲の角部などにおいて、落下など
の衝撃を受けた時、亀裂や割れを生じるなど損傷されや
すい問題があり、樹脂自体を共重合やゴム系などの樹脂
のブレンドなどの方法で改質して耐衝撃性を向上させる
対策が採られていた。しかし、このような対策を採った
場合、耐衝撃性は向上できるが、通常、透明性、例えば
ヘーズ(曇価)などに関してはむしろ悪くなる傾向があ
り、両者を両立させることには困難性があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、イ
ンモールドラベリング方式の射出成形で作製されるカッ
プ状容器であって、容器が透明性および落下強度などの
耐衝撃性に優れると共に、ガスバリヤー性、耐熱性など
にも優れ、充填された内容物を明瞭に見ることができ、
内容物の保存性もよく、また、ホットウォーマーなどの
加温適性も有し、更に、容器形状が上部外周にフランジ
部を有し、底部外周に脚部を有するような形状の場合で
も、落下強度などの耐衝撃性に優れるという、総合的な
性能に優れたカップ状容器を生産性よく提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の本
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、インモールドラベリング方式の射出成形
で作製される透明なカップ状容器であって、該カップ状
容器の少なくとも側部の外周面に、少なくともガスバリ
ヤー層を含む透明な積層シートによるラベルがインモー
ルド成形され、且つ、射出成形の樹脂のアイゾット衝撃
値が3〜15kJ/m2 (23℃)であり、ヘーズ(曇
価)が10.0〜65.0%(厚さ2mmのシートで測
定)であることを特徴とする透明インモールドラベル容
器からなる。
【0008】本発明において、容器の形状は、特に限定
はされず、円筒状のほか、例えば横断面が正方形状、長
方形状などの四角形状、或いはそれ以上の多角形状とな
る角筒状など自由に設計することができる。また、前記
アイゾット衝撃値は、JIS K7110 硬質プラス
チックのアイゾット衝撃試験方法に基づいて測定した値
であり、ヘーズ(曇価)は、JISK7105 プラス
チックの光学的特性試験方法の6.4ヘーズ(曇価)に
準じて測定した値である。
【0009】尚、本発明の透明インモールドラベル容器
の射出成形に用いる樹脂は、アイゾット衝撃値とヘーズ
(曇価)が前記の範囲の値であれば、特に限定はされ
ず、例えばポリプロピレン系樹脂のほか、ポリエステル
系樹脂、ポリスチレン系樹脂など各種の樹脂を使用する
ことができる。只、成形性の点から、そのMFR(メル
トフローレート)(JIS K7210に基づく)は、
10〜50(g/10分間)の範囲であることが好まし
い。MFRが10未満の場合は、熱流動性が低いため成
形適性に劣り、射出成形の際、所謂ショートを発生しや
すくなるため好ましくない。また、MFRが50を超え
る場合は、熱流動性が高く、射出成形の際、例えばフラ
ンジ部などにバリが発生しやすくなるため好ましくな
い。
【0010】また、射出成形の樹脂のアイゾット衝撃値
は、3〜15kJ/m2 (23℃)の範囲が好ましく、
3kJ/m2 未満の場合は、落下などの際、容器に亀裂
や割れが発生しやすくなるため好ましくなく、また、1
5kJ/m2 を超える場合は、落下しても割れにくく強
度の点では問題ないが、透明性が低下するため好ましく
ない。ヘーズ(曇価)に関しては、10.0〜65.0
%の範囲が好ましく、10.0〜35.0%の範囲が更
に好ましい。ヘーズ(曇価)が10.0%未満の場合
は、透明性には優れるが、容器として落下強度に劣るた
め好ましくない。また、ヘーズ(曇価)が65.0%を
超える場合は、容器の落下強度は強くできるが、容器に
充填された内容物の色調や形状の識別が難しくなるため
好ましくない。
【0011】従って、前記のような構成を採ることによ
り、射出成形に用いた樹脂が、耐衝撃性および透明性に
優れると共に、インモールド成形に使用するラベル材も
透明性とガスバリヤー性に優れているので、優れた透明
性と落下強度などの耐衝撃性を兼ね備えると共に、ガス
バリヤー性にも優れ、充填された内容物の保存性、透視
性にも優れた透明インモールドラベル容器を生産性よく
提供することができる。
【0012】請求項2に記載した発明は、前記射出成形
の樹脂が、ポリプロピレン系樹脂であることを特徴とす
る請求項1記載の透明インモールドラベル容器からな
る。
【0013】ポリプロピレン系樹脂は、そのアイゾット
衝撃値およびヘーズ(曇価)を前記の範囲内に調整する
ことも比較的容易であり、また、MFRを10〜50
(g/10分間)の範囲とすることも容易である。更
に、耐熱性、耐水性などにも優れており、内容物が各種
飲料、その他デザート食品などの場合でも、これらの食
品に対する安全性の面でも優れている。このようなポリ
プロピレン系樹脂は、例えばプロピレンとエチレンのラ
ンダム共重合体などで得られるが、必要な場合、ソルビ
トール系やリン化合物系などの透明核剤を添加すること
もできる。
【0014】従って、前記のような構成を採ることによ
り、前記請求項1に記載した発明の作用効果に加えて、
その耐衝撃性、透明性に一層優れると共に、成形性や耐
熱性、耐水性、更には食品に対する安全性の面でも一層
優れた透明インモールドラベル容器を生産性よく且つ経
済性よく提供することができる。
【0015】請求項3に記載した発明は、前記カップ状
容器が、その側部の上部外周にフランジ部を有し、底部
の外周に脚部を有すると共に、該フランジ部の下面と側
部との角部と、該底部の上面と側部との角部および底部
の下面と脚部との角部のそれぞれの外側が、半径(r)
が0.3〜1.5mmの円弧状となるように、射出成形
樹脂で肉付けされていることを特徴とする請求項1また
は2に記載の透明インモールドラベル容器からなる。
【0016】このような構成を採ることにより、前記請
求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、容
器が落下などの衝撃を受けた時、特に損傷を受けやすい
フランジ部の周辺、および底部の脚部周辺が、肉付けさ
れた射出成形樹脂で補強されるので透明インモールドラ
ベル容器の落下などによる衝撃強度を一層向上させるこ
とができる。
【0017】尚、前記フランジ部の下面と側部との角部
の外側に肉付けする射出成形樹脂は、半径(r)が0.
3〜1.5mmの円弧で描かれる円弧状であることが好
ましく、半径(r)が0.3mm未満の場合は、肉付け
される樹脂量が少なく補強効果を十分に得られないため
好ましくない。また、半径(r)が1.5mmを超える
場合は、肉付けされる樹脂量が多く補強効果は十分に得
られるが、成形樹脂のヒケが発生してフランジ部上面の
平面性が損なわれ、蓋材のシール不良を発生しやすくな
るため好ましくない。
【0018】また、前記底部上面と側部との角部および
底部下面と脚部との角部の外側に肉付けする射出成形樹
脂は、半径(r)が0.3〜1.5mmの円弧で描かれ
る円弧状であることが好ましく、半径(r)が0.3m
m未満の場合は、この場合も肉付けされる樹脂量が少な
く補強効果を十分に得られないため好ましくない。ま
た、半径(r)が1.5mmを超える場合は、肉付けさ
れる樹脂量が多く既に十分な補強効果が得られており、
その必要性がなく、経済性の面でも不利になるため好ま
しくない。
【0019】請求項4に記載した発明は、前記カップ状
容器の側部が傾斜を有し、且つ、側部下方の内周面に、
内側に凸状となる水平方向の補強リブが設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の透
明インモールドラベル容器である。
【0020】このような構成を採ることにより、前記請
求項1乃至3のいずれかに記載した発明の作用効果に加
えて、容器の強度面で重要な側部下方が水平方向の補強
リブで補強されているので、胴膨れなどを確実に防止で
きると共に、手で容器胴部を持った時、多少強く握って
も容器が凹んで内容物をこぼすようなことがなく安全に
することができる。また、補強リブは、側部下方の内周
面に凸状となる水平方向に設けられているので、側部に
傾斜を有するカップ状容器の空容器を積み重ねた時、容
器の脚部を補強リブで受け止めることができ、きつく嵌
まり込むことがないので、所謂スタッキング離れがよ
く、充填機適性をよくすることができる。
【0021】請求項5に記載した発明は、前記ラベルの
ガスバリヤー層が無機酸化物の蒸着層で形成され、且
つ、該ラベルが底面にもインモールド成形されているこ
とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の透明
インモールドラベル容器からなる。
【0022】本発明の透明インモールドラベル容器に用
いるラベルは、その一部に設ける印刷層は別にして、そ
の基材フィルムと共にガスバリヤー層も透明であること
が必要である。このような透明なガスバリヤー層として
は、例えば先にも挙げたエチレン−ビニルアルコール共
重合体、ポリ塩化ビニリデン、MXD6などの透明なガ
スバリヤー性樹脂を使用することもできるが、耐熱性、
耐水性のほか、焼却時の有害ガスの発生などの問題を考
慮した場合、アルミナ、シリカ、酸化亜鉛、酸化マグネ
シウム、ITOなどの無機酸化物の蒸着やスパッタリン
グ、イオンプレーティングなどによる厚み200〜10
00Å程度の薄膜層を使用することが一層好ましい。
【0023】また、容器の底面にもラベルをインモール
ド成形する場合、底面の内側に一体化成形できるほか、
底面用ラベルの中心部など射出成形樹脂の注入口に対応
する部分に切り欠き部を設けることにより、底面の外側
にラベルを一体化成形することもできる。只、ガスバリ
ヤー性を重視する場合は、切り欠き部を設ける必要のな
い底面の内側にラベルをインモールド成形することが好
ましい。また、底面にもラベルを設けることにより、ガ
スバリヤー性の向上と共に、落下強度などの向上効果も
得ることができる。
【0024】前記のような構成を採ることにより、前記
請求項1乃至4のいずれかに記載した発明の作用効果に
加えて、ラベルのガスバリヤー層が耐熱性に優れると共
に、水分の影響を受けてガスバリヤー性が低下すること
もないので、安定して優れたガスバリヤー性が得られる
と共に、底面にもその形状に対応するガスバリヤー性ラ
ベルがインモールド成形されているので、透明インモー
ルドラベル容器のガスバリヤー性を更に向上させること
ができる。
【0025】請求項6に記載した発明は、前記側部外周
面に用いるラベルが、扇形状をなし、該扇形状の両側下
方の角部が切り欠かれると共に、該ラベルをカップ状容
器の側部外周面にインモールド成形したとき、突き合わ
される両側端部同士の間に隙間を生じるように形成され
ていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
載の透明インモールドラベル容器である。
【0026】カップ状容器の側部外周面にラベルを射出
成形によりインモールド成形する場合、通常、ラベルを
雌型内に挿入し、真空吸引により所定の位置に固定し、
射出成形樹脂を底部の中心部から注入するが、ラベルの
両側下端に角部があると、挿入の際、角部が雌型に当接
してめくれが発生しやすいが、角部を切り欠くことによ
り、ラベルをスムーズに雌型の所定の位置に挿入できる
ようになる。また、樹脂の注入の際にも注入圧や温度に
より、ラベルの下部の突き合わせ部ではめくれを生じる
ことがあり、更に、ラベルの側部の突き合わせ部ではラ
ベルが伸びて重なりを生じ、しわや端部の浮きなどの不
良を発生することがある。このような問題を解決するた
めには、ラベル形状を容器側部に対応する扇形状に形成
すると共に、その両側下方の角部に切り欠き部を設け、
また、ラベルをカップ状容器の側部外周面にインモール
ド成形したとき、突き合わされる両側端部同士の間に僅
かな隙間を生じるように形成することが好ましい。
【0027】従って、前記のような構成を採ることによ
り、前記請求項1乃至5のいずれかに記載した発明の作
用効果に加えて、透明インモールドラベル容器を射出成
形する際、前記ラベル下部の突き合わせ部のめくれや、
ラベルの側部の突き合わせ部に重なりを生じることを防
止できるので、良好な品質の透明インモールドラベル容
器を歩留りよく製造することができる。
【0028】請求項7に記載した発明は、前記カップ状
容器の開口部最大部の差し渡し径と深さの比率が1:1
から1:3の範囲であって、且つ、容器の容量が150
〜500mlであることを特徴とする請求項1乃至6の
いずれかに記載の透明インモールドラベル容器からな
る。
【0029】本発明の透明インモールドラベル容器は、
透明なテーパー付きカップ状容器であって、特に限定す
るものではないが、主に各種の飲料やデザート食品など
の内容物を密封包装するために用いるものであり、その
ために透明性と落下強度などの耐衝撃性を兼ね備え、ま
た、ガスバリヤー性や耐熱性にも優れたものとしている
が、更に、容器の外形、即ち、プロポーションがよく、
手で持ちやすく、また、特に耐衝撃性を良好に維持する
ためには、適度の容量であることも必要である。
【0030】この点から、カップ状容器の開口部最大部
の差し渡し径と深さの比率は1:1から1:3の範囲が
好ましく、容器の容量は150〜500mlの範囲であ
ることが好ましい。カップ状容器の開口部最大部の差し
渡し径に対する深さの比率が1:1よりも小さい場合
は、容器が浅くなり手で持ちにくくなるため好ましくな
い。また、開口部最大部の差し渡し径に対する深さの比
率が1:3よりも大きい場合は、容器が深すぎて落下強
度なども低下するため好ましくない。また、容器の容量
が150ml未満の場合は、内容物にもよるが、一般的
には容量が小さすぎて内容物に対する容器のコスト比率
が高くなるため好ましくない。また、容量が500ml
を超える場合は、特に落下強度などの耐衝撃性が低下す
るため好ましくない。
【0031】従って、前記のような構成を採ることによ
り、前記請求項1乃至6のいずれかに記載した発明の作
用効果に加えて、容器の外形、即ち、プロポーションに
優れると共に、手で持ちやすく、また、容器の落下強度
など耐衝撃性にも一層優れた透明インモールドラベル容
器を生産性よく提供することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の透明インモール
ドラベル容器の実施の形態について図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の透明インモールドラベル容器の一
実施例の構成を示す縦断面図であり、図2は、本発明の
透明インモールドラベル容器の側部外周面にインモール
ド成形するラベルの外形の一例を説明する展開図であ
る。また、図3は、図1に示した透明インモールドラベ
ル容器の背面図であって、容器の側部外周面に一体的に
成形されたラベルの両側端部間に形成された隙間部を説
明する図である。尚、本発明は、その要旨を超えない限
り、これらの図面に限定されるものではない。
【0033】図1に示した透明インモールドラベル容器
100は、テーパー付き円筒状のカップ容器であって、
下部に脚部3を有する円筒状の側部1と、側部1の脚部
3上端内側に設けられた底部4と、側部1の上部外周に
設けられたフランジ部2とを有している。
【0034】上記側部1は、その外周に位置し少なくと
もガスバリヤー層を含む積層シートによる扇形状のラベ
ル6(図2参照)と、その内側に射出された射出成形樹
脂5とで形成されると共に、側部1の下方の内周面に
は、内側に凸状となる水平方向の補強リブ8が射出成形
樹脂5で設けられている。
【0035】また、フランジ部2の下面と側部1との角
部の外側には、補強のため、半径(r)が0.3〜1.
5mmの円弧状となるように全周に渡って射出成形樹脂
5による円弧状肉付け部7a が設けられ、同様に、底部
4の上面と側部1との角部、および底部4の下面と脚部
3との角部の外側には、半径(r)が0.3〜1.5m
mの円弧状となるように全周に渡って射出成形樹脂5に
よる円弧状肉付け部7b 、7c が設けられて構成されて
いる。
【0036】このような透明インモールドラベル容器1
00は、図には示していないが、前述したように底部4
の内面または外面にも、ガスバリヤー層を含む積層シー
トによるラベルをインモールド成形することができ、そ
れにより透明インモールドラベル容器100のガスバリ
ヤー性を一層向上させることができる。
【0037】次に、容器の側部1の外周面にインモール
ド成形するラベル6について図2を参照して説明する。
図2に示すようにラベル6は、扇形状をなしており、ラ
ベル6の両側端縁部の下方の角部は切り欠き部9a 、9
b のように切り欠かれている。この切り欠き部9a 、9
b の形状は、ラベル6の角部が丸みを持つ形状でもよ
く、斜めの直線状となる形状でもよい。
【0038】ラベル6の高さ方向の長さは、図1に示し
たように、容器側部1の上方ではフランジ部2に僅かに
突き出し、下方では脚部3の中間部程度までの長さであ
ることが好ましく、また、ラベル6の容器周方向の長さ
は、図3に示すように、突き合わされる両側端部同士の
間に、幅が0.6〜1.5mm程度の隙間部10が生じ
る程度の長さであることが好ましい。このようにラベル
6を形成することにより、射出成形金型の雌型の所定位
置にラベル6を挿入し真空吸引により固定し、型閉じ
後、射出成形樹脂を底部の中心部のゲートから注入した
時、ラベル6に重なり部や、めくれ、しわなどの不良を
発生することなく、スムーズに射出成形樹脂が注入され
ラベル6を容器に一体化成形することができる。
【0039】このようなラベル6は、少なくともガスバ
リヤー層を含む透明な積層シートで形成するが、意匠性
を高めるために一部に絵柄、文字などの印刷層を設ける
ことができる。ラベル6に用いる積層シートの代表的な
構成例として、以下のような構成が挙げられる。 (1)(外側)延伸ポリプロピレンフィルム(厚み30
μm)/接着剤/延伸ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(厚み12μm)・印刷層/接着剤/延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルム(厚み12μm)・無機酸
化物の蒸着層/接着剤/ヒートシール性を有する延伸ポ
リプロピレンフィルム(厚み30μm) (2)(外側)延伸ポリプロピレンフィルム(厚み30
μm)・印刷層/接着剤/延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(厚み12μm)・無機酸化物の蒸着層/
接着剤/ヒートシール性を有する延伸ポリプロピレンフ
ィルム(厚み30μm) (3)(外側)無延伸ポリプロピレンフィルム(厚み3
0μm)/接着剤/延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(厚み12μm)・印刷層/接着剤/延伸ポリエ
チレンテレフタレートフィルム(厚み12μm)・無機
酸化物の蒸着層/接着剤/無延伸ポリプロピレンフィル
ム(厚み30μm) 上記のほか、様々な構成を採ることができる。只、ラベ
ルはできる限りカールのないことが容器成形の際の歩留
りをよくする点で好ましく、そのためには中間層の両面
に熱収縮率などが近似したフィルム(同様な材質のフィ
ルム)を積層し、中間層を中心として両側が対称形の層
構成とすることが好ましい。また、各フィルムの厚み
は、一例を示したものであり、容器の寸法などにより適
宜に設定することができる。
【0040】前記(1)〜(3)の構成において、ガス
バリヤー層は無機酸化物の蒸着層であり、延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルム(厚み12μm)を蒸着基
材として、その表面に透明な無機酸化物の蒸着層を形成
したものである。無機酸化物としては、前述した通り、
アルミナ、シリカ、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、IT
Oなどを使用することができ、これらを蒸着やスパッタ
リング、イオンプレーティングなどの手段で、厚みが2
00〜1000Å程度になるように堆積させて無機酸化
物の蒸着層することができる。
【0041】このような無機酸化物の蒸着層は単独の層
で形成してもよいが、複数の層で形成することにより一
層優れたガスバリヤー性を得ることができる。また、こ
れらの無機酸化物の蒸着層は、その接着性を向上させ、
或いは亀裂などの損傷を防止して優れたガスバリヤー性
を有効に発揮させるため、その上下の面に接着性向上
層、保護層、ガスバリヤー性向上層などの目的で、反応
型アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、シランカップ
リング剤を含有させたアクリル系樹脂、金属アルコキシ
ドを含有させた水溶性高分子、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体などの樹脂層を設けて複合層としてガスバ
リヤー層を形成することができる。
【0042】前記積層シートの構成において、各フィル
ムの間の接着剤は、ラベルをインモールド成形する際、
ポリプロピレン樹脂の射出圧と共に熱が加わるため耐熱
性を有することが必要であり、この点から一液または二
液反応型のポリウレタン系またはアクリル系接着剤を用
い、ドライラミネート方式で貼り合わせることが好まし
い。
【0043】例えば、二液反応型のポリウレタン系接着
剤は、高分子末端に水酸基を有するポリオール成分とイ
ソシアネート基を有するポリイソシアネート成分を主成
分とし、水酸基とイソシアネート基の反応でウレタン結
合を形成して硬化するものである。
【0044】このような二液反応型のポリウレタン系接
着剤のポリオール成分としては、ポリエステルポリオー
ル、ポリエステルポリウレタンポリオール、ポリエーテ
ルポリウレタンポリオールなどを使用することができ
る。また、ポリイソシアネート成分としては、トリレン
ジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)、メ
タン−トリス(イソシアネートフェニル)チオホスフェ
ートなどのイソシアネートモノマーや、トリレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどイソ
シアネートモノマーをトリメチロールプロパンに付加し
たウレタンプレポリマー、ヘキサメチレンジイソシアネ
ートビューレット、ヘキサメチレンジイソシアネート及
びイソホロンジイソシアネートトリマーなどのイソシア
ネート変性体などを使用することができる。
【0045】一液反応型のポリウレタン系接着剤として
は、イソシアネート基を末端にもつプレポリマーポリウ
レタン接着剤、例えば、ポリエーテルポリオールとジイ
ソシアネートを反応させて得られるポリエーテルポリウ
レタンポリイソシアネートや、ポリエステルポリオール
とジイソシアネートを反応させて得られるポリエステル
ポリウレタンポリイソシアネートなどを使用することが
できる。
【0046】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的
に説明する。 (実施例1)図1に示した構成の円筒状の透明インモー
ルドラベル容器を下記の材料と寸法で作製し、実施例1
の透明インモールドラベル容器とした。この場合、ラベ
ル6の取り付けは側部1の外周面のみである。 (a)射出成形樹脂5:プロピレン−エチレンランダム
共重合体、但し、MFRは22(g/10分間)、アイ
ゾット衝撃値は12kJ/m2 (23℃)、ヘーズは2
3%である。 (b)ラベル6の構成:(外側)2軸延伸ポリプロピレ
ンフィルム(厚み30μm)/接着剤/2軸延伸ポリエ
チレンテレフタレートフィルム(厚み12μm)・一部
に印刷層/接着剤/アルミナ蒸着層(厚み300Å)・
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み1
2μm)/接着剤/ヒートシール性を有する2軸延伸ポ
リプロピレンフィルム(厚み30μm) (c)容器の寸法:フランジ部外径71mmφ、フラン
ジ部下開口部外径63mmφ、底部外径49mmφ、全
高さ109.7mmフランジ部の厚み1.0mm、側部
の厚み0.8mm、底部の厚み1.0mm、脚部の厚み
0.9mm そして、フランジ部下面と側部との角部の円弧状肉付け
部7a の外側は半径(r)=0.3mmの円弧とし、底
部上面と側部との角部および底部下面と脚部との角部の
円弧状肉付け部7b 、7c の外側はいずれも半径(r)
=0.5mmの円弧とした。尚、この容器の満注容量は
250mlである。
【0047】(実施例2)前記実施例1の透明インモー
ルドラベル容器の構成において、フランジ部下面と側部
との角部の円弧状肉付け部7a の外側を半径(r)=
1.0mmの円弧に変更し、また、底部上面と側部との
角部および底部下面と脚部との角部の円弧状肉付け部7
b 、7c の外側を、いずれも半径(r)=1.5mmの
円弧に変更したほかは、総て実施例1と同様に作製して
実施例2の透明インモールドラベル容器とした。
【0048】(実施例3)前記実施例2の透明インモー
ルドラベル容器の構成において、容器の側部1の外周面
に取り付けたラベル6と同様な積層構成のラベルを底部
4の内面にも取り付けたほかは、総て実施例2と同様に
作製して実施例3の透明インモールドラベル容器とし
た。
【0049】(比較例1)前記実施例1の透明インモー
ルドラベル容器の構成において、容器の側部1の外周面
に取り付けたラベル6の積層構成を、アルミナ蒸着層
(厚み300Å)のみを取り除いた積層構成のラベルに
変更したほかは、総て実施例1と同様に作製して比較例
1の透明インモールドラベル容器とした。
【0050】(試験および評価)以上のように作製した
実施例1〜3、および比較例1の透明インモールドラベ
ル容器について、(1) ガスバリヤー性(酸素透過度)試
験、(2) 落下強度試験(主に底部と側部の落下強度)、
(3) フランジ部に関する容器の集積落下試験を下記の方
法で行い、その結果を表1にまとめて示した。
【0051】(1) ガスバリヤー性(酸素透過度)試験 MOCON社製の酸素透過度測定装置 OXTRANを
用いて、容器1個当たりの酸素透過度(ml/個・da
y・0.1MPa)を温度23℃、外側の相対湿度45
%、内側の相対湿度90%で3日間のパージを行って測
定した。 (2) 落下強度試験 各容器10個を試料として、それぞれに水200mlを
充填し、蓋材(アルミニウム箔40μm/CPP20μ
m)をヒートシールして密封し、3℃で24時間保存し
た後、容器の底部を下にして、表面が平滑なコンクリー
ト床上に高さ50cm〜80cmまで10cmきざみで
自然落下させ、容器の底部および側部に亀裂の発生し始
める高さを調べた。 (3) フランジ部に関する容器の集積落下試験 各容器20個ずつをスタッキングさせ、その状態で、フ
ランジ部下面がリテーナーに当たるように、高さ5c
m、10cm、20cm、30cm、40cmの位置か
ら順に落下させて、フランジ部に割れの発生し始める高
さを調べた。
【0052】
【表1】
【0053】表1に示した試験結果から明らかなよう
に、実施例1〜3の透明インモールドラベル容器は、
(1) 酸素透過度、(2) 落下強度、(3) フランジ部集積落
下強度のいずれもが、良好、または優れる、の結果であ
ったが、比較例1の透明インモールドラベル容器は、ラ
ベルにガスバリヤー層(無機酸化物の蒸着層)を設けて
いないため、(2) 落下強度および(3) フランジ部集積落
下強度は良好であるが、酸素透過度が大きくガスバリヤ
ー性に劣る点で好ましくなかった。
【0054】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、本発明に
よれば、優れた透明性と落下強度などの耐衝撃性を兼ね
備えると共に、ガスバリヤー性にも優れ、内容物の保存
性や透視性がよく、更に、耐熱性、ホットウォーマーな
どによる加温適性にも優れた透明インモールドラベル容
器を生産性よく提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透明インモールドラベル容器の一実施
例の構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の透明インモールドラベル容器の側部外
周面にインモールド成形するラベルの外形の一例を説明
する展開図である。
【図3】図1に示した透明インモールドラベル容器の背
面図であって、容器の側部外周面に一体的に成形された
ラベルの両側端部間に形成された隙間部を説明する図で
ある。
【符号の説明】 1 側部 2 フランジ部 3 脚部 4 底部 5 射出成形樹脂 6 ラベル 7a 、7b 、7c 円弧状肉付け部 8 補強リブ 9a 、9b 切り欠き部 10 隙間部 100 透明インモールドラベル容器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 25/34 B29L 9:00 // B29L 9:00 22:00 22:00 B65D 1/00 B (72)発明者 高橋 拓 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 岸田 広史 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E033 AA08 BA16 BB08 CA16 DA08 DD05 EA20 FA02 FA10 GA02 GA03 3E062 AA10 AB02 AB14 AC02 BA20 BB01 BB06 BB10 DA02 DA07 JA01 JA08 JB04 JC06 JD01 JD04 JD08 4F100 AA19A AK07C AK07E AK42B AK42D AK64E AL03E BA05 BA07 BA10C BA10E BA13 DA01 EH66A EJ38B EJ38C EJ38D EJ38E GB16 GB90 HB31D JD02 JL12C JM02A JN01 4F206 AA11 AD09 AD20 AD27 AG03 AG07 AG23 AH55 AR13 JA07 JB19 JF05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インモールドラベリング方式の射出成形で
    作製される透明なカップ状容器であって、該カップ状容
    器の少なくとも側部の外周面に、少なくともガスバリヤ
    ー層を含む透明な積層シートによるラベルがインモール
    ド成形され、且つ、射出成形の樹脂のアイゾット衝撃値
    が3〜15kJ/m2 (23℃)であり、ヘーズ(曇
    価)が10.0〜65.0%(厚さ2mmのシートで測
    定)であることを特徴とする透明インモールドラベル容
    器。
  2. 【請求項2】前記射出成形の樹脂が、ポリプロピレン系
    樹脂であることを特徴とする請求項1記載の透明インモ
    ールドラベル容器。
  3. 【請求項3】前記カップ状容器が、その側部の上部外周
    にフランジ部を有し、底部の外周に脚部を有すると共
    に、該フランジ部の下面と側部との角部と、該底部の上
    面と側部との角部および底部の下面と脚部との角部のそ
    れぞれの外側が、半径(r)が0.3〜1.5mmの円
    弧状となるように、射出成形樹脂で肉付けされているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の透明インモー
    ルドラベル容器。
  4. 【請求項4】前記カップ状容器の側部が傾斜を有し、且
    つ、側部下方の内周面に、内側に凸状となる水平方向の
    補強リブが設けられていることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の透明インモールドラベル容器。
  5. 【請求項5】前記ラベルのガスバリヤー層が無機酸化物
    の蒸着層で形成され、且つ、該ラベルが底面にもインモ
    ールド成形されていることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載の透明インモールドラベル容器。
  6. 【請求項6】前記側部外周面に用いるラベルが、扇形状
    をなし、該扇形状の少なくとも両側下方の角部が切り欠
    かれると共に、該ラベルをカップ状容器の側部外周面に
    インモールド成形したとき、突き合わされる両側端部同
    士の間に隙間を生じるように形成されていることを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれかに記載の透明インモー
    ルドラベル容器。
  7. 【請求項7】前記カップ状容器の開口部最大部の差し渡
    し径と深さの比率が1:1から1:3の範囲であって、
    且つ、容器の容量が150〜500mlであることを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の透明インモ
    ールドラベル容器。
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