JP2014213929A - 紙カップ - Google Patents

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Abstract

【課題】バリア性に優れ、内容物の味覚などに与える影響が少なく、且つ、一般的な紙カップ成形機で成形しても、溶着部の強度が安定した紙カップを提供する。【解決手段】胴部貼り合わせ部を設けて筒状にした胴部材1の下端に、下方に折り曲げて周縁折り曲げ部を設けた底部材2を挿入して、胴部材の下端部分を内側に折返し、融着させて脚部を設けた紙カップであって、胴部材の最内層13が延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムで基材の紙層11と最内層の間にバリア層12が設けられ、底部材の最内層23及び最外層24がポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムで、底部材の最内層と基材の紙層21の間にバリア層22が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、紙カップに関するものである。
従来から、底部材の周縁部を折り曲げて周縁折り曲げ部を設け、該底部材を筒形状の胴部材の下端内側に挿入し、胴部材を底部材の周縁折り曲げ部を覆うように折り曲げて取り付け、胴部材の上端は外側にカールさせ、トップカール部を設けた紙カップがあり、この紙カップは、ジュース、炭酸飲料などのコールド飲料や、コーヒー、ココアなどのホット飲料のカップとして店頭での販売や、カップベンダーでの販売に広く用いられている。
また、紙カップの開口部を蓋材などで密封した紙カップ容器も密封容器としても多く使用されている。このような紙カップ容器としては、トップカール部にフィルム状の蓋材をシールした紙カップの容器や、胴部材の上端にトップカール部の代わりに樹脂製のリングを融着させ、リングと蓋材をシールした紙カップ容器がある。
これら紙カップは紙層の表裏にヒートシール性の熱可塑性樹脂層を設けた積層体から成形されているのが、一般的である。そして、熱可塑性樹脂層にはポリオレフィン系の樹脂が用いられている。また、用途によっては、ポリエステル系の樹脂を熱可塑性樹脂層に用いることがある。
例えば、紙カップを構成する積層体が基材層を紙層として、最内層、あるいは、最内層および最外層がポリエステル組成物からなるヒートシール性樹脂層からなり、このポリエステル組成物が、ポリエチレンテレフタレートと共重合成分とからなる変性ポリエチレンテレフタレート、あるいは、この変性ポリエチレンテレフタレートとエチレン系重合体からなる紙カップがある(特許文献1)。
また、店頭や、カップベンダーでの販売に用いられる紙カップの胴部材の胴部貼り合わせ部は、胴部材の端面から紙層が収納部に露出しているが、紙層への液体飲料などの浸透を防ぐために、端面保護加工をしている場合がある。この端面保護加工の方法には、例えば、スカイブ・へミング法がある。このスカイブ・へミング法は、積層体の厚さの半分ほどを削って、折り返す方法である。また、端面保護テープを胴部材の端面に貼り端面を保護する方法がある。
更には、胴部材の胴部貼り合わせ部の内面に、端部を覆う形でテープ材を貼り付け、端面保護加工をする方法もある(特許文献2)。
公知文献を以下に示す。
特開2003−81247号公報 特開2005−35591号公報
これらの紙カップは、内容物の味覚などに与える影響が充分に少なくなっておらず、バリア性もない。また、成形に当たって、一般的な紙カップ成形機では熱量不足で胴部貼り
合わせ部などの溶着部の強度が低く、安定して生産することが出来ないなどの不具合が生じていた。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたもので、バリア性に優れ、内容物の味覚などに与える影響が少なく、且つ、一般的な紙カップ成形機で成形しても、溶着部の強度が安定した紙カップを提供することを課題としている。
本発明の請求項1に係る発明は、胴部貼り合わせ部を設けて筒状にした胴部材の下端に、下方に折り曲げて周縁折り曲げ部を設けた底部材を挿入して、前記胴部材の下端部分を内側に折返し、融着させて脚部を設けた紙カップであって、
前記胴部材の最内層が延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムで基材の紙層と前記最内層の間にバリア層が設けられ、前記底部材の最内層及び最外層がポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムで、前記底部材の最内層と基材の紙層の間にバリア層が設けられていることを特徴とする紙カップである。
本発明の請求項2に係る発明は、前記胴部材の胴部貼り合わせ部で内側になる前記胴部材の端面を覆うように端面保護テーップが溶着され、該端面保護テープがバリア層を挟んだ最内層及び最外層がポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の紙カップである。
本発明の請求項3に係る発明は、前記胴部材のバリア層が無機酸化物蒸着層であって、前記最内層の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとで、無機酸化物蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを形成していることを特徴とする請求項1または2に記載の紙カップである。
本発明の紙カップは、バリア性に優れ、内容物の味覚などに与える影響が少なく、且つ、一般的な紙カップ成形機で成形して、溶着部の強度が安定して得られる。
本発明の紙カップの一例を模式的に縦断面で示した説明図である。 本発明の紙カップの一例の胴部貼り合わせ部を模式的に横断面で示した説明図である。 本発明の紙カップの一例に用いる積層体の断面図である。(A)胴部材、(B)底部材。 本発明の紙カップの一例に用いる端面保護テープの断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の紙カップの一例を模式的に縦断面で示した説明図、図2は、本発明の紙カップの一例の胴部貼り合わせ部を模式的に横断面で示した説明図である。
本例の紙カップ100は、図1の縦断面図に示すように、円筒状の胴部材1と、筒状の胴部材1の下方の開口部を密封する底部材2とからなっている。
胴部材1は、断面が略円錐台形状の筒状になっていて、扇状のブランクの左右両端部を重ね合わせ、融着させて胴部貼り合わせ部3を設け筒状にしている。胴部貼り合わせ部3において、内側に重なる端部は、図2のように、端面保護テープ4で覆われていて、胴部材1の端面が中に入る内容物の液体などに触れないように保護されている。
底部材2は、周縁が下方に折り曲げられて、周縁折り曲げ部5が設けられている。そして、筒状にした胴部材1の下端に、周縁折り曲げ部5を外側にして挿入して、胴部材1の下端部分を内側に折返し、融着させて脚部6を設けている。また、胴部材1の上端は外側にカールさせて、トップカール部7が設けられている。
図3は、本発明の紙カップの一例に用いる積層体の断面図で、(A)胴部材、(B)底部材、図4は、本発明の紙カップの一例に用いる端面保護テープの積層体の断面図である。
胴部材1は、基材層の紙層11と、その(紙カップとしての)内側にバリア層12と、最内層13となる延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが順次積層され、基材層の紙層11の外側には最外層14が設けられている。
紙層11としては、坪量が150〜400g/m程度のカップ原紙などが用いられる。バリア層12としては、アルミニウム箔や、アルミニウムなどの金属蒸着層や、酸化アルミニウムや酸化珪素などの無機酸化物蒸着層が用いられる。そして、金属蒸着層や無機酸化物蒸着層は、最内層13となる延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと、一体となって、金属蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムや、無機酸化物蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとなっている。特に、無機酸化物蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましく用いることが出来る。
最外層14には、最内層13と同様な延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いることが出来る。また、低密度ポリエチレンや直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレンを押出しラミネーションや、または、未延伸フィルムのドライラミネーションで積層して用いることも出来る。
底部材2は、基材層の紙層21と、その(紙カップとしての)内側にバリア層22と、最内層23となるポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムが順次積層され、基材層の紙層21の外側にも最外層24となるポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムが積層されている。
紙層21としては、胴部材1と同様に、坪量が150〜400g/m程度のカップ原紙などが用いられる。バリア層22としては、アルミニウム箔や、アルミニウムなどの金属蒸着層や、酸化アルミニウムや酸化珪素などの無機酸化物蒸着層が用いられ、これら金属箔や蒸着層は、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムや延伸ナイロンフィルムなどの基材フィルムに積層され、一体となってバリア層22を形成している。
最内層23と最外層24のポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムは、ポリエチレンテレフタレートとヒートシール可能なフィルムである。例えば、他のジカルボン酸やジオールと共重合したポリエチレンテレフタレート系のコーポリマーや、このコーポリマーと他の樹脂との混合樹脂や、エチレングリコールとシクロヘキサンジメタノールとテレフタル酸の共重合樹脂であるPET−G等を、インフレーション法やキャスト法で製膜した樹脂フィルムが用いられる。また、ポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムは、他の樹脂層と接着性樹脂層を介して共押し出しで積層された樹脂フィルムでもよい。
端面保護テープ4は、バリア層41と、その内側(胴部材の端面を覆いシールする側)に最内層42にポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルム、その反対側の最外層43にも、ポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムが積層されている。
バリア層41としては、底部材2のバリア層22と同様なものを用いることが出来る。最内層42と最外層43のポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムとしては、底部材2の最内層13や最外層14に用いたものと同様なものを用いることが出来る。
以上のような層構成になっているので、融着される部分は、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、あるいは、ポリエチレンと、ポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムとの熱融着になり、一般的なカップ成形機で成形でき、充分な融着強度が得られる。
また、全面にバリア層が設けられるので紙カップ100のバリア性は高い。更に内容物との接触する面積の多い胴部材1の最内層13に延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いているので、内容物を吸着したり、低分子量成分が溶出したりすることが少なく、内容物の味覚に対し影響が少ない。
更には、胴部材1は、バリア層12として蒸着層を用いることで、最内層13の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと、一体となった蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが用いることが出来、2つの層を1枚のフィルムで兼ねられるのでコスト的にも有利である。
本例の紙カップ100は以下のようにしてカップ成形機で成形する。
胴部材1用積層体と底部材2用積層体及び端部保護テープ4用積層体はそれぞれ、カップ成形機用にスリットされ、カップ成形機に掛けられる。
胴部材1は、胴部貼り合わせ部3の内側になる端部に端面保護テープ4が融着され、打ち抜かれ、筒状に巻いて、胴部貼り合わせ部3を融着させて設ける。
底部材2は円形に打ち抜かれ、周縁部を下方に折り曲げ、周縁折り曲げ部5を設ける。この底部材2を周縁折り曲げ部5が外向きになるように、胴部材1の下端に挿入し、胴部材1の下端部分を内側に折返し、周縁折り曲げ部5に重ね合わせ、全体を融着させて、図1のように、脚部を形成させる。次に胴部材1の上端を外側にカールさせてトップカール部7を設け、本例の紙カップ100を成形する。
<実施例1>
胴部材1用の積層体として、まず、バリア層12のアルミニウム箔9μmを、最内層13の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmとドライラミネーション法により積層し、胴部材用内層フィルムを作成した。
次に、紙層11となる280g/mのカップ原紙を用意し、その裏面に胴部材用内層フィルムのバリア層12面を、表面に最外層14の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmを、それぞれドライラミネーション法により積層し、胴部材1用の積層体を得た。
底部材2用の積層体として、バリア層22のアルミニウム箔9μmを、最内層23のポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルム(三井化学東セロ;T.A.F(登録商標)ABF−64C:ヒートシール性ポリエチレンテレフタレートと接着性樹脂とポリエチレンの3層構成)30μmのラミネート側の面とドライラミネーション法により積層し、底部材用内層フィルムを作成した。
次に、紙層21となる240g/mのカップ原紙を用意し、その裏面に底部材用内層フィルムのバリア層22面を、表面に最外層24のポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルム(三井化学東セロ;T.A.F(登録商標)ABF−64C)30μmを、それぞれドライラミネーション法により積層し、底部材2用の積層体を得た。
端面保護テープ4用の積層体として、バリア層41のアルミニウム箔9μmの裏面に最内層42のポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルム(三井化学東セロ;T.A.F(登録商標)ABF−64C)30μmを、表面に最外層43のポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルム(三井化学東セロ;T.A.F(登録商標)ABF−64C)30μmを、それぞれドライラミネーション法により積層し、端面保護テープ4用の積層体を得た。
胴部材1用の積層体と、底部材2用の積層体をそれぞれ成形機用にスリットし、また、端面保護テープ4用の積層体を、端面保護テープ4の所定の幅にスリットした。スリットしたそれぞれを用いて、図1のような紙カップを成形し、実施例1の紙カップを得た。紙カップを成形にはヘラフ製BMPカップ成形機を用いた。
<実施例2>
胴部材1用の積層体として、最内層13の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmに、バリア層12の酸化アルミニウム蒸着層が蒸着された、酸化アルミニウム蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(凸版印刷;GL−AECF)の蒸着層面を、紙層11の280g/mのカップ原紙の裏面にドライラミネーション法により積層し、表面に最外層14の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmを、ドライラミネーション法により積層し、胴部材1用の積層体を得た。
底部材2用の積層体として、バリア層22として酸化アルミニウム蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(凸版印刷;GL−AECF)を用い、そのポリエチレンテレフタレート面に、最内層13のポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルム(三井化学東セロ;T.A.F(登録商標)ABF−64C)30μmのラミネート側の面を、ドライラミネーション法により積層し、底部材用内層フィルムを作成した。
次に、240g/mのカップ原紙を用意し、その裏面に底部材用内層フィルムのバリア層22面を、表面に最外層24のポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルム(三井化学東セロ;T.A.F(登録商標)ABF−64C)30μmを、それぞれドライラミネーション法により積層し、底部材2用の積層体を得た。
端面保護テープ4用の積層体として、バリア層41の酸化アルミニウム蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmの裏面に最内層42のポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルム(三井化学東セロ;T.A.F(登録商標)ABF−64C)30μmを、表面に最外層43のポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルム(三井化学東セロ;T.A.F(登録商標)ABF−64C)30μmを、それぞれドライラミネーション法により積層し、端面保護テープ4用の積層体を得た。
これらの積層体を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例2の紙カップを得た。
実施例1および実施例2の紙カップは、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムとの溶着で成形されるので、通常用いられているカップ成形機を機械改造することなく、また、生産能力を落とすことなく生産することが出来た。そして、バリア層が紙カップの全面に渡って設けられていて内容物をカバーできるため、非常にバリア性の高い紙カップとなった。
胴部材の最内層に延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いていて、更に、底部材2の最内層には、押出しラミネーションで設けられるコーポリのポリエチレンテレフタレート樹脂ではなく、ポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムを用いているのでオリゴマーやほかの低分子量成分の溶出が少なく、内容物の吸着性も低く、内容物の味覚等に与える影響が極めて少ない。
また、胴部材1の最内層13の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと、バリア層12の蒸着層を一体とした、蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いることが出来るので、積層する層を少なくすることが出来、工程数の削減、工程日数の削減が出来、コスト的に有利である。
本例において、胴部材の形状は円筒状としたが、逆円錐台形や円錐台形の筒状としても良い。また、横断面が角を取った四角形など多角形とした角筒状や、逆多角錐台形、多角錐台形の筒状としても良い。
本発明の紙カップは、シール層にポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムを用いた蓋材を、紙カップの開口部を塞ぐようにトップカール部にシーして、あるいは、他の方法により開口部を塞いで、密封容器として用いることが出来る。そして、内容物に対する味覚の影響が少ないことから、繊細な味の内容物に好ましく使用することが出来る。特に焼酎のような味覚変化に対して要求の厳しい内容物に対して有効である。
100・・・紙カップ
1・・・胴部材
11・・・紙層
12・・・バリア層
13・・・最内層
14・・・最外層
2・・・底部材
21・・・紙層
22・・・バリア層
23・・・最内層
24・・・最外層
3・・・胴部貼り合わせ部
4・・・端面保護テープ
41・・・バリア層
42・・・最内層
43・・・最外層
5・・・周縁折り曲げ部
6・・・脚部
7・・・トップカール部

Claims (3)

  1. 胴部貼り合わせ部を設けて筒状にした胴部材の下端に、下方に折り曲げて周縁折り曲げ部を設けた底部材を挿入して、前記胴部材の下端部分を内側に折返し、融着させて脚部を設けた紙カップであって、
    前記胴部材の最内層が延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムで基材の紙層と前記最内層の間にバリア層が設けられ、前記底部材の最内層及び最外層がポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムで、前記底部材の最内層と基材の紙層の間にバリア層が設けられていることを特徴とする紙カップ。
  2. 前記胴部材の胴部貼り合わせ部で内側になる前記胴部材の端面を覆うように端面保護テーップが溶着され、該端面保護テープがバリア層を挟んだ最内層及び最外層がポリエチレンテレフタレート系シーラントフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の紙カップ。
  3. 前記胴部材のバリア層が無機酸化物蒸着層であって、前記最内層の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとで、無機酸化物蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを形成していることを特徴とする請求項1または2に記載の紙カップ。
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