JPH11217484A - ポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents

ポリプロピレン樹脂組成物

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JPH11217484A
JPH11217484A JP2412698A JP2412698A JPH11217484A JP H11217484 A JPH11217484 A JP H11217484A JP 2412698 A JP2412698 A JP 2412698A JP 2412698 A JP2412698 A JP 2412698A JP H11217484 A JPH11217484 A JP H11217484A
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JP
Japan
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alkali metal
acid
propylene
block copolymer
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Application number
JP2412698A
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English (en)
Inventor
Satoshi Onishi
聡 大西
Yoshikatsu Tanaka
義勝 田中
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP2412698A priority Critical patent/JPH11217484A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】剛性、透明性が改善され、しかも耐衝撃性が顕
著に改善されたプロピレン−エチレンブロック共重合体
樹脂組成物を提供する。 【解決手段】(A)メルトフローレート(MFR)が
0.1〜30g/10分であり、常温p−キシレン可溶
成分が7〜17重量%であり、且つ該可溶成分中のエチ
レン構成単位が10〜35重量%であるプロピレン−エ
チレンブロック共重合体100重量部と、(B)有機ア
ルカリ金属塩0.01〜5重量部及び環状有機リン酸エ
ステル塩基性多価金属塩それぞれ0.01〜5重量部を
配合してなるポリプロピレン樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剛性、透明性が改
良され、しかも耐衝撃性が顕著に向上したポリプロピレ
ン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリプロピレンの透明性を向上さ
せる目的で、造核剤を添加する方法が知られている。し
かし、特にプロピレン−エチレンブロック共重合体に造
核剤を添加しても透明性と耐衝撃性を同時に向上させる
ことは困難であった。通常、造核剤の添加効果として剛
性と透明性を同時に向上させることは可能であるが耐衝
撃性の向上を得るには剛性を犠牲にせざるを得なかっ
た。
【0003】又、造核剤としては、有機カルボン酸若し
くはその金属塩、芳香族スルホン酸塩若しくはその金属
塩、有機リン酸化合物若しくはその金属塩、ジベンジリ
デンソルビトール若しくはその誘導体、ロジン酸部分金
属塩、タルク等の無機微粒子、イミド類、アミド類、キ
ナクリドンキノン類又はこれらの混合物が知られてお
り、特に有機リン酸化合物のポリプロピレンへの添加に
ついては、特開平5−156078号公報、特開平9−
71709号公報、特開平9−71710号公報、特開
平9−104793号公報で提案されている。これらの
中には造核剤添加による耐衝撃性の向上が認められた例
もあるが、顕著な差ではなく、好適な材料とは言いがた
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、剛性、透明
性が改善され、しかも耐衝撃性が顕著に改善されたプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体樹脂組成物を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
につき鋭意検討した結果、特定の性状を有するプロピレ
ン−エチレンブロック共重合体に特定の造核剤を併用す
ることで顕著な効果を見出し、本発明を完成した。以下
に本発明の要旨を示す。 (1)(A)メルトフローレート(MFR)が0.1〜
30g/10分であり、常温p−キシレン可溶成分が7
〜17重量%であり、且つ該可溶成分中のエチレン構成
単位が10〜35重量%であるプロピレン−エチレンブ
ロック共重合体100重量部と、(B)(B−1)アル
カリ金属カルボン酸塩、アルカリ金属β−ジケトナート
及びアルカリ金属β−ケト酢酸エステル塩から選ばれる
少なくとも1種の有機アルカリ金属塩0.01〜5重量
部及び(B−2)式(I)で表される環状有機リン酸エ
ステル塩基性多価金属塩の少なくとも1種0.01〜5
重量部を配合してなるポリプロピレン樹脂組成物。
【0006】
【化2】
【0007】(ただし、R1 は水素原子又は炭素数1〜
4のアルキル基であり、R2 及びR3はそれぞれ水素原
子又は炭素数1〜12のアルキル基であり、Mは周期表第
III 族又は第IV族の金属原子であり、XはMが周期表第
III 族の金属原子である場合には−OHであり、Mが周
期表第IV族の金属原子である場合には=O又は−(O
H)2 である。) (2)前記有機アルカリ金属塩がアルカリ金属カルボン
酸塩であることを特徴とする上記(1)に記載のポリプ
ロピレン樹脂組成物。 (3)前記環状有機リン酸エステル塩基性多価金属塩が
アルミニウム塩であることを特徴とする上記(1)又は
(2)に記載のポリプロピレン樹脂組成物。
【0008】なお、本発明におけるプロピレン−エチレ
ンブロック共重合体は、ホモポリプロピレン部分とプロ
ピレン−エチレン共重合体部分とから主としてなるもの
であり、例えばプロピレンとエチレンの2段重合により
製造される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明に用いる(A)成分のプロピレン−エチレ
ンブロック共重合体は、230℃、荷重2.16kgf
の条件で測定したメルトフローレート(MFR)が0.
1〜30g/10分であり、好ましくは0.5〜15g
/10分である。メルトフローレート(MFR)が0.
1g/10分より小さければ、成形性が劣り、30g/
10分より大であれば、アイゾット衝撃強度の改良効果
が不充分となる。
【0010】又、常温(23℃)p−キシレン可溶分が
7〜17重量%であり、好ましくは10〜15重量%で
ある。7重量%より小さければ、アイゾット衝撃強度の
改良効果が不充分となり、17重量%より多ければ、や
はりアイゾット衝撃強度の改良効果が不充分となる。
又、常温(23℃)p−キシレン可溶成分中のエチレン
構成単位が10〜35重量%であり、好ましくは20〜
30重量%である。10重量%より小さければ、アイゾ
ッド衝撃強度の水準が低く不充分となり、35重量%よ
り多ければ、アイゾッド衝撃強度の改良効果が不充分と
なる。
【0011】上記のプロピレン−エチレンブロック共重
合体の製造方法は、前記性状を満たすプロピレン−エチ
レンブロック共重合体が得られればよく、特に制限され
ない。例えば、別々に重合して得られた各成分をブレン
ドする方法、あるいは、次に示すように、(a)(i)
マグネシウム,チタン,ハロゲン原子及び電子供与体か
らなる固体触媒成分、及び必要に応じて用いられる(i
i)結晶性ポリオレフィンから構成される固体成分と、
(b)有機アルミニウム化合物と、通常用いられる
(c)電子供与性化合物とからなる触媒系の存在下、多
段重合を行い、プロピレン−エチレンブロック共重合体
を製造する方法などある。次に、多段重合法によるプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体の製造方法について
説明する。
【0012】この多段重合に用いられる触媒系におい
て、前記(a)固体成分は、(i)成分のマグネシウ
ム,チタン,ハロゲン原子及び電子供与体からなる固体
触媒成分と、必要に応じて用いられる(ii)成分の結晶
性ポリオレフィンとから構成されている。該(i)成分
の固体触媒成分は、マグネシウム,チタン,ハロゲン原
子及び電子供与体を必須成分とするものであって、マグ
ネシウム化合物とチタン化合物と電子供与体とを接触さ
せることによって調製することができる。なおこの場
合、ハロゲン原子は、ハロゲン化物としてマグネシウム
化合物及び/又はチタン化合物などに含まれる。該マグ
ネシウム化合物としては、例えば、マグネシウムジクロ
リドなどのマグネシウムジハライド,酸化マグネシウ
ム,水酸化マグネシウム,ハイドロタルサイト,マグネ
シウムのカルボン酸塩,ジエトキシマグネシウムなどの
ジアルコキシマグネシウム,ジアリーロキシマグネシウ
ム,アルコキシマグネシウムハライド,アリーロキシマ
グネシウムハライド,エチルブチルマグネシウムなどの
ジアルキルマグネシウム,アルキルマグネシウムハライ
ドあるいは有機マグネシウム化合物と電子供与体,ハロ
シラン,アルコキシシラン,シラノール及びアルミニウ
ム化合物等などの反応物などを挙げることができるが、
これらの中でマグネシウムジハライド,ジアルコキシマ
グネシウム,ジアルキルマグネシウム,アルキルマグネ
シウムハライドが好適である。またこれらのマグネシウ
ム化合物は一種だけで用いてもよく、二種以上を組み合
わせて用いてもよい。
【0013】また、マグネシウム化合物として、金属マ
グネシウムとハロゲンとアルコールとの反応生成物を用
いることもできる。この際用いられる金属マグネシウム
は特に制限はなく、任意の粒径の金属マグネシウム、例
えば、顆粒状,リボン状,粉末状などのものを用いるこ
とができる。また、金属マグネシウムの表面状態も特に
制限はないが、表面に酸化マグネシウムなどの被膜が生
成されていないものが好ましい。さらに、アルコールと
しては任意のものを用いることができるが、炭素数1〜
6の低級アルコールを用いることが好ましく、特に、エ
タノールは触媒性能の発現を著しく向上させる固体触媒
成分を与えるので好適である。アルコールの純度及び含
水量も限られないが、含水量の多いアルコールを用いる
と金属マグネシウム表面に水酸化マグネシウムが形成さ
れるので、含水量が1重量%以下、特に2000ppm
以下のアルコールを用いることが好ましく、水分は少な
いほど有利である。
【0014】ハロゲン及び/又はハロゲン含有化合物の
種類に制限はなく、ハロゲン含有化合物としては、ハロ
ゲン原子をその分子中に含む化合物であればいずれのも
のでも使用できる。この場合、ハロゲン原子の種類につ
いては特に制限されないが、塩素,臭素又はヨウ素、特
にヨウ素が好適に使用される。ハロゲン含有化合物の中
ではハロゲン含有金属化合物が特に好ましい。これらの
状態,形状,粒度などは特に限定されず、任意のもので
よく、例えば、アルコール系溶媒(例えば、エタノー
ル)中の溶液の形で用いることができる。アルコールの
使用量は、金属マグネシウム1モルに対して2〜100
モル、好ましくは5〜50モルの範囲で選ばれる。アル
コール量が多すぎると、モルフォロジーの良好なマグネ
シウム化合物が得られにくい傾向がみられ、少ない場合
は、金属マグネシウムとの反応が円滑に行われなくなる
おそれがある。
【0015】ハロゲン及び/又はハロゲン含有化合物は
通常、金属マグネシウム1グラム原子に対して、ハロゲ
ン原子として0.0001グラム原子以上、好ましくは0.
0005グラム原子以上、さらに好ましくは0.001グ
ラム原子以上の割合で用いられる。0.0001グラム原
子未満では、得られたマグネシウム化合物を粉砕するこ
となく用いた場合、担持量,活性,立体規則性,生成ポ
リマーのモルフォロジーなどが低下し、粉砕処理が不可
欠なものとなり好ましくない。また、ハロゲン及び/又
はハロゲン含有化合物の使用量を適宜選択することによ
り、得られるマグネシウム化合物の粒径を任意にコント
ロールすることが可能である。
【0016】金属マグネシウムとアルコールとハロゲン
及び/又はハロゲン含有化合物との反応それ自体は、公
知の方法を用いて行うことができる。例えば、金属マグ
ネシウムとアルコールとハロゲン及び/又はハロゲン含
有化合物とを、還流下で、水素ガスの発生が認められな
くなるまで、通常約20〜30時間反応させて所望のマ
グネシウム化合物を得る方法である。具体的には、例え
ばハロゲンとしてヨウ素を用いる場合には、アルコール
中に金属マグネシウム及び固体状のヨウ素を投入したの
ち、加熱し還流する方法、アルコール中に金属マグネシ
ウム及びヨウ素のアルコール溶液を滴下投入後加熱し還
流する方法、金属マグネシウムを含むアルコール溶液を
加熱しつつヨウ素のアルコール溶液を滴下する方法など
が挙げられる。いずれの方法も、例えば窒素ガス,アル
ゴンガスなどの不活性ガス雰囲気下で、場合により不活
性有機溶媒(例えば、n−ヘキサンなどの飽和炭化水
素)を用いて行うことが好ましい。金属マグネシウム、
アルコール、ハロゲン及び/又はハロゲン含有化合物の
投入については、最初からそれぞれ全量を反応槽に投入
しておく必要はなく、分割して投入してもよい。特に好
ましい形態は、アルコールを最初から全量投入してお
き、金属マグネシウムを数回に分割して投入する方法で
ある。
【0017】このようにした場合、水素ガスの一時的な
大量発生を防ぐことができ、安全面から非常に望まし
い。また、反応槽も小型化することが可能となる。さら
には、水素ガスの一時的な大量発生により引き起こされ
るアルコールやハロゲン及び/又はハロゲン含有化合物
の飛沫同伴を防ぐことも可能となる。分割する回数は、
反応槽の規模を勘案して決めればよく、操作の煩雑さを
考えると通常5〜10回が好適である。また、反応自体
は、バッチ式,連続式のいずれでもよいことは言うまで
もない。さらには、変法として、最初から全量投入した
アルコール中に金属マグネシウムを先ず少量投入し、反
応により生成した生成物を別の槽に分離して除去したの
ち、再び金属マグネシウムを少量投入するという操作を
繰り返すということも可能である。このようにして得た
マグネシウム化合物を、次の固体触媒成分の調製に用い
る場合、乾燥させたものを用いてもよく、またろ別後ヘ
プタンなどの不活性溶媒で洗浄したものを用いてもよ
い。いずれの場合においても、得られたマグネシウム化
合物は、粉砕あるいは粒度分布を揃えるための分級操作
をすることなく次工程に用いることができる。
【0018】また、該チタン化合物としては、例えば、
テトラメトキシチタン,テトラエトキシチタン,テトラ
−n−プロポキシチタン,テトライソプロポキシチタ
ン,テトラ−n−ブトキシチタン,テトライソブトキシ
チタン,テトラシクロヘキシロキシチタン,テトラフェ
ノキシチタンなどのテトラアルコキシチタンやテトラア
リーロキシチタン、四塩化チタン,四臭化チタン,四ヨ
ウ化チタンなどのテトラハロゲン化チタン、メトキシチ
タニウムトリクロリド,エトキシチタニウムトリクロリ
ド,プロポキシチタニウムトリクロリド,n−ブトキシ
チタニウムトリクロリド,エトキシチタニウムトリブロ
ミドなどのトリハロゲン化アルコキシチタン、ジメトキ
シチタニウムジクロリド,ジエトキシチタニウムジクロ
リド,ジプロポキシチタニウムジクロリド,ジ−n−ブ
トキシチタニウムジクロリド,ジエトキシチタニウムジ
ブロミドなどのジハロゲン化ジアルコキシチタン、トリ
メトキシチタニウムクロリド,トリエトキシチタニウム
クロリド,トリプロポキシチタニウムクロリド,トリ−
n−ブトキシチタニウムクロリドなどのモノハロゲン化
トリアルコキシチタンなどが挙げられるが、これらの中
で高ハロゲン含有チタン化合物、特に四塩化チタンが好
適である。またこれらのチタン化合物は一種だけで用い
てもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0019】そして、電子供与体としては、後で(c)
成分の電子供与性化合物として例示するものを用いるこ
とができる。該(i)固体触媒成分の調製は、公知の方
法(特開昭53−43094号公報,特開昭55−13
5102号公報,特開昭55−135103号公報,特
開昭56−18606号公報,特開昭56−16620
5号公報,特開昭57−63309号公報,特開昭57
−190004号公報,特開昭57−300407号公
報,特開昭58−47003号公報)で行うことができ
る。
【0020】このようにして調製された(i)固体触媒
成分の組成は通常、マグネシウム/チタン原子比が2〜
100、ハロゲン/チタン原子比が5〜100、電子供
与体/チタンモル比が0.1〜10の範囲にある。また、
(a)固体成分の調製において必要に応じて用いられる
(ii)成分の結晶性ポリオレフィンとしては、例えば、
ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブテン,ポリ4−
メチル−1−ペンテンなどの炭素数2〜10のα−オレ
フィンから得られる結晶性ポリオレフィンが挙げられ
る。この結晶性ポリオレフィンは、(1)前記(i)固
体触媒成分と有機アルミニウム化合物と必要に応じて用
いられる電子供与性化合物とを組み合わせたものの存在
下に、プロピレンを予備重合させる方法(予備重合
法)、(2)粒径の揃った結晶性ポリエチレンやポリプ
ロピレンなどの結晶性パウダーに、前記(i)固体触媒
成分と必要に応じて用いられる有機アルミニウム化合物
と電子供与性化合物(融点100℃以上)とを分散させ
る方法(分散法)、(3)上記(1)の方法と(2)の
方法とを組み合わせる方法などを用いることにより得る
ことができる。
【0021】前記(1)の予備重合法においては、アル
ミニウム/チタン原子比は通常0.1〜100、好ましく
は0.5〜5の範囲で選ばれ、また電子供与化合物/チタ
ンのモル比は0〜50、好ましくは0.1〜2の範囲で
選ばれる。 (a)固体成分における、(i)固体触媒成分と(ii)
結晶性ポリオレフィンとの割合については、(i)成分
に対する(ii)成分の重量比が通常、0.03〜200、
好ましくは0.10〜50の範囲になるように選ばれる。
次に、(b)成分として用いられ有機アルミニウム化合
物としては、一般式: AlRP3-P
〔式中、Rは炭素数3〜20のア
ルキル基又は炭素数6〜20のアリール基、Xはハロゲ
ン原子、pは1〜3の数を示す。〕で表される化合物を
挙げることができる。例えば、トリイソプロピルアルミ
ニウム,トリイソブチルアルミニウム,トリオクチルア
ルミニウムなどのトリアルキルアルミニウム,ジエチル
アルミニウムモノクロリド,ジイソプロピルアルミニウ
ムモノクロリド,ジイソブチルアルミニウムモノクロリ
ド,ジオクチルアルミニウムモノクロリドなどのジアル
キルアルミニウムモノハライド,エチルアルミニウムセ
スキクロリドなどのアルキルアルミニウムセスキハライ
ドなどを好適に使用することができる。これらのアルミ
ニウム化合物は一種だけで用いてもよく、二種以上を組
み合わせて用いてもよい。
【0022】さらに、該触媒には、通常(c)成分とし
て電子供与性化合物が用いられる。この電子供与性化合
物は、酸素,窒素,リン,イオウ,ケイ素などを含有す
る化合物であり、基本的にはプロピレンの重合におい
て、規則性の向上性能を有するものが考えられる。この
ような電子供与性化合物としては、例えば、有機ケイ素
化合物,エステル類,チオエステル類,アミン類,ケト
ン類,ニトリル類,ホスフィン類,エーテル類,チオエ
ーテル類,酸無水物,酸ハライド類,酸アミド類,アル
デヒド類,有機酸類,アゾ化合物などを挙げることがで
きる。
【0023】例えば、ジフェニルジメトキシシラン,ジ
フェニルジエトキシシラン,シクロヘキシルメチルジメ
トキシシラン,ジシクロペンチルジメトキシシラン,ジ
イソプロピルジメトキシシラン,t−ブチル−n−プロ
ピルジメトキシシラン,ジベンジルジメトキシシラン,
テトラメトキシシラン,テトラエトキシシラン,テトラ
フェノキシシラン,メチルトリメトキシシラン,メチル
トリエトキシシラン,メチルトリフェノキシシラン,フ
ェニルトリメトキシシラン,フェニルトリエトキシシラ
ン,ベンジルトリメトキシシランなどの有機ケイ素化合
物、モノメチルフタレート,モノエチルフタレート,モ
ノプロピルフタレート,モノブチルフタレート,モノイ
ソブチルフタレート,モノアミルフタレート,モノイソ
アミルフタレート,モノメチルテレフタレート,モノエ
チルテレフタレート,モノプロピルテレフタレート,モ
ノブチルテレフタレート,モノイソブチルテレフタレー
ト,ジメチルフタレート,ジエチルフタレート,ジプロ
ピルフタレート,ジブチルフタレート,ジイソブチルフ
タレート,ジアミルフタレート,ジイソアミルフタレー
ト,メチルエチルフタレート,メチルイソブチルフタレ
ート,メチルプロピルフタレート,エチルブチルフタレ
ート,エチルイソブチルフタレート,エチルプロピルフ
タレート,プロピルイソブチルフタレート,ジメチルテ
レフタレート,ジエチルテレフタレート,ジプロピルテ
レフタレート,ジイソブチルテレフタレート,メチルエ
チルテレフタレート,メチルイソブチルテレフタレー
ト,メチルプロピルテレフタレート,エチルブチルテレ
フタレート,エチルイソブチルテレフタレート,エチル
プロピルテレフタレート,プロピルイソブチルテレフタ
レート,ジメチルイソフタレート,ジエチルイソフタレ
ート,ジプロピルイソフタレート,ジイソブチルイソフ
タレート,メチルエチルイソフタレート,メチルイソブ
チルイソフタレート,メチルプロピルイソフタレート,
エチルブチルイソフタレート,エチルイソブチルイソフ
タレート,エチルプロピルイソフタレート,プロピルイ
ソブチルイソフタレートなどの芳香族ジカルボン酸エス
テル、ギ酸メチル,ギ酸エチル,酢酸メチル,酢酸エチ
ル,酢酸ビニル,酢酸プロピル,酢酸オクチル,酢酸シ
クロヘキシル,プロピオン酸エチル,酪酸メチル,酪酸
エチル,吉草酸エチル,クロル酢酸メチル,ジクロル酢
酸エチル,メタクリル酸メチル,クロトン酸エチル,ビ
バリン酸エチル,マレイン酸ジメチル,シクロヘキサン
カルボン酸エチル,安息香酸メチル,安息香酸エチル,
安息香酸プロピル,安息香酸ブチル,安息香酸オクチ
ル,安息香酸シクロヘキシル,安息香酸フェニル,安息
香酸ベンジル,トルイル酸メチル,トルイル酸エチル,
トルイル酸アミル,エチル安息香酸エチル,アニス酸メ
チル,アニス酸エチル,エトキシ安息香酸エチル,p−
ブトキシ安息香酸エチル,o−クロル安息香酸エチル,
ナフトエ酸エチルなどのモノエステル、γ−ブチロラク
トン,δ−バレロラクトン,クマリン,フタリド,炭酸
エチレンなどのエステル類、安息香酸,p−オキシ安息
香酸などの有機酸類、無水コハク酸,無水安息香酸,無
水p−トルイル酸などの酸無水物、アセトン,メチルエ
チルケトン,メチルイソブチルケトン,アセトフェノ
ン,ベンゾフェノン,ベンゾキノンなどのケトン類、ア
セトアルデヒド,プロピオンアルデヒド,オクチルアル
デヒド,トルアルデヒド,ベンズアルデド,ナフチルア
ルデヒドなどのアルデヒド類、アセチルクロリド,アセ
チルブロミド,プロピオニルクロリド,ブチリルクロリ
ド,イソブチリルクロリド,2−メチルプロピオニルク
ロリド,バレリルクロリド,イソバレリルクロリド,ヘ
キサノイルクロリド,メチルヘキサノイルクロリド,2
−エチルヘキサノイルクロリド,オクタノイルクロリ
ド,デカノイルクロリド,ウンデカノイルクロリド,ヘ
キサデカノイルクロリド,オクタデカノイルクロリド,
ベンジルカルボニルクロリド,シクロヘキサンカルボニ
ルクロリド,マロニルジクロリド,スクシニルジクロリ
ド,ペンタンジオレイルジクロリド,ヘキサンジオレイ
ルジクロリド,シクロヘキサンジカルボニルジクロリ
ド,ベンゾイルクロリド,ベンゾイルブロミド,メチル
ベンゾイルクロリド,フタロイルクロリド,イソフタロ
イルクロリド,テレフタロイルクロリド,ベンゼン−
1,2,4−トリカルボニルトリクロリドなどの酸ハロ
ゲン化物類、メチルエーテル,エチルエーテル,イソプ
ロピルエーテル,n−ブチルエーテル,イソプロピルメ
チルエーテル,イソプロピルエチルエーテル,t−ブチ
ルエチルエーテル,t−ブチル−n−プロピルエーテ
ル,t−ブチル−n−ブチルエーテル,t−アミルメチ
ルエーテル,t−アミルエチルエーテル,アミルエーテ
ル,テトラヒドロフラン,アニソール,ジフェニルエー
テル,エチレングリコールブチルエーテルなどのエーテ
ル類、酢酸アミド,安息香酸アミド,トルイル酸アミド
などの酸アミド類、トリブチルアミン,N、N’−ジメ
チルピペラジン,トリベンジルアミン,アニリン,ピリ
ジン,ピロリン,テトラメチルエチレンジアミンなどの
アミン類、アセトニトリル,ベンゾニトリル,トルニト
リルなどのニトリル類、2,2’−アゾビス(2−メチ
ルプロパン),2,2’−アゾビス(2−エチルプロパ
ン),2,2’−アゾビス(2−メチルペンタン)など
のアゾ結合に立体障害置換基が結合してなるアゾ化合物
などが挙げられる。
【0024】これらの中で有機ケイ素化合物、エステル
類,ケトン類,エーテル類,チオエーテル類,酸無水
物,酸ハライド類が好ましく、特に、ジフェニルジメト
キシシラン,シクロヘキシルメチルジメトキシシラン,
ジシクロペンチルジメトキシシラン,t−ブチル−n−
プロピルジメトキシシランなどの有機ケイ素化合物、ジ
−n−ブチルフタレート,ジイソブチルフタレートなど
の芳香族ジカルボン酸ジエステル、安息香酸,p−メト
キシ安息香酸,p−エトキシ安息香酸,トルイル酸など
の芳香族モノカルボン酸のアルキルエステルなどが好適
である。これらの電子供与性化合物は一種だけで用いて
もよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0025】触媒系の各成分の使用量については、
(a)固体成分はチタン原子に換算して反応容積1リッ
トル当たり、通常0.0005〜1モルの範囲になるよ
うな量が用いられる。また、(b)有機アルミニウム化
合物は、アルミニウム/チタン原子の比が、通常1〜3
000、好ましくは40〜800になるような量が用い
られ、この量が前記範囲を逸脱すると触媒活性が不充分
になるおそれがある。
【0026】以上、チーグラー系の固体触媒を用いる場
合について、詳しく述べたが、触媒としては近年注目さ
れているメタロセン系の触媒を用いることもできる。
(A)成分として用いるプロピレン−エチレンブロック
共重合体は、各種の方法で得ることができるが、例えば
前記した触媒系の存在下、多段重合によって製造するこ
とができる。多段重合における重合順序、及び重合段数
は任意に選ぶことができる。例えば、最初の重合(第一
段重合)は結晶性プロピレン系重合体が得られるように
プロピレンの単独重合又は共重合(2重量%以下のエチ
レンや他のオレフィンを含有する)を行い、第二段以降
でエチレンとプロピレンとの共重合を行うことができ
る。
【0027】気相重合により重合を行う場合、プロピレ
ンの単独重合段階については、重合圧力は通常1〜20
0kg/cm2 G、好ましくは1〜100kg/cm2
G、重合温度は通常40〜100℃、好ましくは50〜
90℃の範囲で適宜選ばれる。また、プロピレン−エチ
レン共重合段階については、重合圧力は通常1〜150
kg/cm2 G、好ましくは1〜100kg/cm2
G、重合温度は通常30〜100℃、好ましくは30〜
80℃の範囲で適宜選ばれる。いずれの段階において
も、重合体の分子量調節は、公知の手段、例えば、重合
器中の水素濃度を調節することにより行うことができ
る。重合時間は5分〜10時間程度で適宜選ばれる。
【0028】重合に際しては、触媒系を構成する各成
分、すなわち、(a)〜(c)成分を所定の割合で混合
し、接触させたのち、ただちにモノマーを導入し、重合
を開始してもよいし、接触後0.2〜3時間程度熟成させ
たのち、モノマーを導入してもよい。さらに、この触媒
成分は不活性溶媒やオレフィンなどに懸濁して供給する
ことができる。特に、結晶性のポリプロピレンの重合段
階において、重合の均一性を確保し、得られる重合体の
均一性、すなわち分子量分布が広くならないような触
媒、重合条件を選択することが好ましい。重合後の後処
理は常法により行うことができる。すなわち、気相重合
法においては、重合後、重合器から導出されるポリマー
粉体に、その中に含まれるモノマーなどを除くために、
窒素気流などを通過させてもよい。また、所望に応じて
押出機によりペレット化してもよく、その際、触媒を完
全に失活させるために、少量の水、アルコールなどを添
加することもできる。また、バルク重合法においては、
重合後、重合器から導出されるポリマーから完全にモノ
マーを分離したのち、ペレット化することもできる。本
発明の樹脂組成物においては、この(A)成分のプロピ
レン系樹脂は一種用いてもよく、二種以上を組み合わせ
て用いてもよい。
【0029】本発明に用いる(B)成分の中、(B−
1)成分である有機アルカリ金属塩は、アルカリ金属カ
ルボン酸塩、アルカリ金属β−ジケトナート及びアルカ
リ金属β−ケト酢酸エステル塩からなる群から選択され
る少なくとも1種である。アルカリ金属としては、リチ
ウム、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。アルカリ
金属カルボン酸塩を構成するカルボン酸としては、例え
ば、酢酸、プロピオン酸、アクリル酸、オクチル酸、イ
ソオクチル酸、ノナン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、
リシノール酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベヘン
酸、モンタン酸、メリシン酸、β−ドデシルメルカプト
酢酸、β−ドデシルメルカプトプロピオン酸、β−N−
ラウリルアミノプロピオン酸、β−N−メチル−N−ラ
ウリルアミノプロピオン酸等の脂肪族モノカルボン酸、
マロン酸、コハク酸、アジピン酸、マレイン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、ドデカンジ酸、クエン酸、ブタン
トリカルボン酸、ブタンテトラカルボン酸等の脂肪族多
価カルボン酸、ナフテン酸、シクロペンタンカルボン
酸、1−メチルシクロペンタンカルボン酸、2−メチル
シクロペンタンカルボン酸、シクロペンテンカルボン
酸、シクロヘキサンカルボン酸、1−メチルシクロヘキ
サンカルボン酸、4−メチルシクロヘキサンカルボン
酸、3,5−ジメチルシクロヘキサンカルボン酸、4−
ブチルシクロヘキサンカルボン酸、4−オクチルシクロ
ヘキサンカルボン酸、1−メチルシクロペンテンカルボ
ン酸、シクロヘキセンカルボン酸、4−シクロヘキセン
−1,2 −ジカルボン酸等の脂環式モノ又はポリカルボン
酸、安息香酸、トルイル酸、キシリル酸、エチル安息香
酸、4−t−ブチル安息香酸、サリチル酸、フタル酸、
トリメリット酸、ピロメリット酸等の芳香族モノ又はポ
リカルボン酸等が挙げられる。
【0030】アルカリ金属β−ジケトナートを構成する
β−ジケトンとしては、アセチルアセトン、ピバロイル
アセトン、パルミトイルアセトン、ベンゾイルアセト
ン、ピバロイルベンゾイルアセトン、ジベンゾイルメタ
ン等が挙げられる。アルカリ金属β−ケト酢酸エステル
塩を構成するβ−ケト酢酸エステルとしては、アセト酢
酸エチル、アセト酢酸オクチル、アセト酢酸ラウリル、
アセト酢酸ステアリル、ベンゾイル酢酸エチル、ベンゾ
イル酢酸ラウリル等が挙げられる。
【0031】これらの有機アルカリ金属塩の中では、脂
肪族モノカルボン酸塩が好ましく、特にリチウムの脂肪
族モノカルボン酸塩が好ましい。また脂肪族モノカルボ
ン酸塩の中でも炭素数8〜20のものがより好ましい。
本発明で用いる(B)成分中の(B−2)成分である環
状有機リン酸エステル塩基性多価金属塩は、下記一般式
(I):
【0032】
【化3】
【0033】(ただし、R1 は水素原子又は炭素数1〜
4のアルキル基であり、R2 及びR3はそれぞれ水素原
子又は炭素数1〜12のアルキル基であり、Mは周期表第
III 族又は第IV族の金属原子であり、XはMが周期表第
III 族の金属原子である場合には−OHであり、Mが周
期表第IV族の金属原子である場合には=O又は−(O
H)2 である。)により表される環状有機リン酸エステ
ル塩基性多価金属塩の少なくとも1種である。
【0034】上記一般式(I)において、R1 で示され
るアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等が挙げられ、R2 及びR3 で示されるア
ルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、アミル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル
基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基等が挙げられ
る。
【0035】またMで示される周期表第III 族又は第IV
族の金属原子としては、アルミニウム、ガリウム、ゲル
マニウム、スズ、チタン、ジルコニウム等が挙げられ
る。これらの中では、特にアルミニウムが好ましい。こ
のような環状有機リン酸エステル塩基性多価金属塩の中
で、特に好ましい例としては、下記化合物(II) が挙げ
られる。
【0036】
【化4】
【0037】本発明のポリプロピレン樹脂組成物におい
ては、(A)成分である前記プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体100重量部に(B−1)成分である前記
有機アルカリ金属塩を0.01〜5重量部、より好まし
くは0.03〜0.5重量部を配合して用いる。0.0
1重量部より少なければ、添加効果が充分に発揮され
ず、5重量部を超えては添加効果の量的効果がみられな
い。又、同様に(B−2)成分である前記環状有機リン
酸エステル塩基性多価金属塩を0.01〜5重量部、よ
り好ましくは0.03〜0.5重量部を配合して用い
る。0.01重量部より少なければ、添加効果が充分に
発揮されず、5重量部を超えては添加効果の量的効果が
みられない。
【0038】本発明のポリプロピレン樹脂組成物におい
ては、特有の効果を損なわない範囲において更に、ポリ
エチレン(高密度、中密度、低密度)、ポリブタジエ
ン、ポリイソプレン、エチレン−プロピレンラバー、エ
チレン−ブテン−1エラストマー、エチレン−オクテン
1エラストマー等樹脂を配合してもよい。中でも、ポリ
エチレン(高密度、中密度、低密度)を配合したもの
は、シート、ブロー成形用に好適に用いられる。又、所
望により有機過酸化物を適量用いて加熱・混練して、ハ
イフロー化(MFRのアップ)を図ってもよく、更に、
顔料、耐候剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、塩素
捕捉剤、分散剤などの公知の添加剤を配合することもで
きる。本発明のプロピレン系樹脂組成物の調製方法につ
いては、特に制限はなく、例えば前記(A)成分,
(B)成分及び必要に応じて用いられる他の添加成分
を、一軸押出機,二軸押出機,バンバリーミキサー,ニ
ーダ,ロールなどを用いて溶融混練する方法等を採用で
きる。
【0039】なお、本発明のポリプロピレン樹脂組成物
を用いて各種成形品に使用されるが、特に高剛性で透明
性に優れ、且つ耐衝撃強度を有することから、(1)射
出成形品の分野では、プリン、ゼリー、たまご豆腐、ア
イスクリーム等の薄肉な食品容器、電子レンジ用食品容
器、衣料日用品容器、ビデオテープほかテープ類のケー
ス等、(2)ブロー成形品の分野では、食品、洗剤用ボ
トル、同射出延伸ブローボトル等、(3)シート成形品
の分野では、冷菓、ゼリー、豆腐、蒸し物、肉、魚、青
果物、野菜等各種食品容器・トレー等に好適に用いるこ
とができる。
【0040】
【実施例】本発明について、更に、実施例を用いて詳細
に説明する。 〔物性等の測定方法〕なお、物性等の測定方法は、以下
に示す方法により行った。 (1)メルトフローレート(MFR)は、JIS K7
210に準拠し、230℃、荷重2.16kgfの条件
で測定した。 (2)常温パラキシレン可溶成分(以下、非晶部という
ことがある)の量の測定方法は、試料を5±0.05
g精秤して容積1000ミリリットルのナス型フラスコ
に入れ、さらにBHT(酸化防止剤)1±0.05gを
添加したのち、回転子およびパラキシレン700±10
ミリリットルを投入する。次いでナス型フラスコに冷
却器を取り付け、回転子を作動させながら、140±5
℃のオイルバスでフラスコを120±30分間加熱し
て、試料をパラキシレンに溶解させる。 次に容積1
000ミリリットルのビーカーにフラスコの内容物を注
いだ後、ビーカー内の溶液をスターラーで攪拌しなが
ら、室温(23℃)になるまで放冷(8時間以上)後、
析出物を金網で濾取する。濾液は、更に濾紙にて濾過
したのち、この濾液を容積3000ミリリットルのビー
カーに収容されたメタノール2000±100ミリリッ
トル中に注ぎ、この溶液を室温(23℃)にてスターラ
ーで攪拌しながら、2時間以上放置する。次いで、析
出物を金網で濾取したのち、5時間以上風乾後、真空乾
燥機にて100±5℃で240〜270分間乾燥して、
23℃パラキシレン可溶成分を回収する。一方、上記
において、金網で濾取した析出物を、再度上記及び
の方法に準じてパラキシレンに溶解したのち、容積3
000ミリリットルのビーカーに収容されたメタノール
2000±100ミリリットル中に素早く熱いまま移
し、2時間以上スターラーで攪拌後、一晩室温(23
℃)にて放置する。次いで析出物を金網で濾取したの
ち、5時間以上風乾後、真空乾燥機にて100±5℃で
240〜270分間乾燥して、23℃パラキシレン不溶
成分を回収する。23℃パラキシレンに対する可溶成分
の含有量(X)は、試料重量をAg、前記で回収した
可溶成分の重量をCgとすれば、 X(重量%)=100×C/A で表される。
【0041】(3)ブロック共重合体の非晶部中エチレ
ン含有量の測定方法は、13C−NMR装置により決定し
た。スペクトルの解析は、Kazuo Soga,Takeshi Shiono,
Walter Kaminsky,Makromol.Chem.,Rapid Commun.,8 ,3
05(1987)、Alfonso Grassi, Adolfo Zambelli,Luigi Re
sconi, Enrico Albizzati, Romano Mazzocchi, Macromo
lecules ,21,617(1988) らの報告に基づいて行い、エチ
レン含有量を求めた。 13C−NMR装置 装置 :日本電子社製のJNM−EX400型NMR装置 試料濃度 : 220mg/NMR溶媒 3 ml NMR溶媒 : 1,2,4- トリクロロベンゼン/重ベンゼン(90/10vol%) 測定温度 : 130℃ パルス幅 : 45° パルス繰返し時間 :10秒 積算回数 : 4000 回 (4)アイゾット(ノッチ付き)衝撃強度は、温度23
℃で、射出成形試験片を用いてJIS K7110に準
拠した。 (5)曲げ弾性率は、射出成形試験片を用いてJIS
K7203に準拠した。 (6)ヘイズは厚み1mmの射出成形試験片を用いてJ
IS K7105に準拠した。
【0042】〔プロピレン−エチレンブロック共重合体
の製造〕実施例に用いるブロック共重合体を以下に示す
内容で製造した。 (1)マグネシウム化合物の調製 内容積12リットルの撹拌機付きのガラス製反応器を窒
素ガスで充分に置換したのち、エタノール約4,860
g,ヨウ素32g及び金属マグネシウム320gを投入
し、撹拌しながら還流条件下で反応させ、固体状反応生
成物を得た。この固体状反応生成物を含む反応液を減圧
下で乾燥させることにより、マグネシウム化合物(固体
生成物)を得た。
【0043】(2)固体触媒成分の調製 窒素ガスで充分に置換した内容積5リットルのガラス製
三つ口フラスコに、上記(1)で得られたマグネシウム
化合物(粉砕していないもの)160g,精製ヘプタン
800ミリリットル,四塩化珪素24ミリリットル及び
フタル酸ジエチル23ミリリットルを加えた。系内を9
0℃に保ち、撹拌しながら四塩化チタン770ミリリッ
トルを投入して110℃で2時間反応させたのち、固体
成分を分離して80℃の精製ヘプタンで洗浄した。さら
に、四塩化チタン1,220ミリリットルを加え、110
℃で2時間反応させたのち、精製ヘプタンで充分に洗浄
し、固体触媒成分を得た。
【0044】(3)重合前処理 内容積500リットルの撹拌翼付き反応槽に、n−ヘプ
タン230リットルを投入し、さらに、前記(2)で得
られた固体触媒成分25kgを加え、次いで、この固体
触媒成分中のTi1モルに対し、トリエチルアルミニウ
ムを0.6モル及びシクロヘキシルメチルジメトキシシラ
ンを0.4モルの割合で加えたのち、プロピレンをプロ
ピレン分圧で0.3kg/cm2 Gになるまで導入し、
20℃で4時間反応させた。反応終了後、固体触媒成分
をn−ヘプタンで数回洗浄し、二酸化炭素を供給し24
時間撹拌した。
【0045】(4)ブロック共重合体の製造 まず、前段として内容積200リットルの撹拌翼付き重
合槽(ホモ重合槽)に、上記(3)の処理済の固体触媒
成分をTi原子に換算して3ミリモル/hrで、トリエ
チルアルミニウムを0.50モル/hrで、シクロヘキ
シルメチルジメトキシシランを50ミリモル/hrでそ
れぞれ供給し、重合温度75℃、プロピレン圧力29k
g/cm2 Gで反応させた。この際、所定の分子量にな
るように水素ガスを供給した。次に、ホモ重合槽から連
続的にパウダーを抜き出し、類似の共重合槽へ移送し
た。この共重合槽では後段として、重合温度50℃にお
いてプロピレン、エチレンおよび水素ガスを供給し、圧
力11kg/cm2 Gで共重合を実施した。この時、所
定のエチレン含量になるように、プロピレンとエチレン
の供給比を調整し、又、共重合体の所定の分子量になる
ように水素ガスを供給した。更に、所定の非晶部量比
(常温パラキシレン溶解分)になるように前段で得られ
るプロピレン単独重合体量と後段で得られる共重合体量
の量比、共重合体中のポリエチレン成分量を調整した。
共重合槽から連続的に抜き出したパウダーを造粒し、プ
ロピレン−エチレンブロック共重合体を得た。このよう
にして得られたブロック共重合体は、MFR0.5〜3
8g/10分、非晶部量比(常温パラキシレン溶解分)
6〜16重量%、非晶部中のエチレン含有量24〜32
重量%である。このブロック共重合体を用いて、造核剤
の種類等を変えて配合し、試験片を作成して機械的物性
の評価をした。
【0046】〔実施例1−1〕前記のブロック共重合体
の製造で得られたMFR3.2g/10分、非晶部量比
(常温パラキシレン溶解分)9.4重量%、非晶部中の
エチレン含有率24.1重量%のブロック共重合体パウ
ダー100重量部に有機アルカリ金属塩と環状有機リン
酸エステル塩基性多価金属塩とからなる造核剤A(旭電
化株式会社製NA−21)0.3重量部を添加し、二軸
押出機TEM−35Bを用いてペレットを製造した。こ
のペレットを用いて射出成形して、試験片を得て、アイ
ゾット(ノッチ付き)衝撃強度、曲げ弾性率、ヘイズを
測定した。測定結果は表1に示す。
【0047】〔実施例1−2〕実施例1−1で用いたブ
ロック共重合体100重量部と造核剤A(旭電化株式会
社製 NA−21)1.0重量部を添加し、二軸押出機
TEM−35Bを用いてペレットを製造した。このペレ
ットを用いて射出成形して、試験片を得て、アイゾット
(ノッチ付き)衝撃強度、曲げ弾性率、ヘイズを測定し
た。測定結果は表1に示す。
【0048】〔比較例1−1〕実施例1−1において、
造核剤Aを添加しなかった以外は同様に試験片を作成
し、評価した。
【0049】〔比較例1−2〕実施例1−2において、
造核剤Aに代えて造核剤B(新日本理化(株)製 ゲル
オールMD)を0.15重量部添加した以外は同様に試
験片を作成し、評価した。
【0050】〔実施例2〕前記のブロック共重合体の製
造で得られたMFR3.2g/10分のブロック共重合
体パウダーに有機過酸化物(t−ブチルヒドロキシパー
オキシド)を所定量添加し、混練してMFR22g/1
0分のハイフロー品を得た。当該ハイフロー品は、非晶
部量比(常温パラキシレン溶解分)15.5重量%、非
晶部中のエチレン含有率25.5重量%であり、当該ハ
イフロー品100重量部に有機アルカリ金属塩と環状有
機リン酸エステル塩基性多価金属塩とからなる造核剤A
(旭電化株式会社製 NA−21)0.3重量部を添加
し、二軸押出機TEM−35Bを用いてペレットを製造
した。このペレットを用いて射出成形して、試験片を得
て、アイゾット(ノッチ付き)衝撃強度、曲げ弾性率、
ヘイズを測定した。測定結果は表1に示す。
【0051】〔比較例2〕実施例2において、造核剤A
を添加しなかった以外は同様に試験片を作成し、評価し
た。
【0052】〔実施例3〕前記のブロック共重合体の製
造で得られたMFR0.75g/10分、非晶部量比
(常温パラキシレン溶解分)10.4重量%、非晶部中
のエチレン含有率32.0重量%のブロック共重合体ペ
レット100重量部に有機アルカリ金属塩と環状有機リ
ン酸エステル塩基性多価金属塩とからなる造核剤A(旭
電化工業株式会社製 NA−21)0.2重量部を添加
し、二軸押出機TEM−35Bを用いてペレットを製造
した。このペレットを用いて射出成形して、試験片を得
て、アイゾット(ノッチ付き)衝撃強度、曲げ弾性率、
ヘイズを測定した。測定結果は表1に示す。
【0053】〔比較例3〕実施例3において、造核剤A
を添加しなかった以外は同様に試験片を作成し、評価し
た。
【0054】以上、実施例1−1より比較例3までの評
価結果(表1)をみれば、造核剤A(旭電化工業株式会
社製 NA−21)添加によるアイゾット衝撃強強度に
著しい改良効果がある。
【0055】
【表1】
【0056】〔比較例4−1〕前記のブロック共重合体
の製造で得られたMFR3.3g/10分のブロック共
重合体パウダーに有機過酸化物(t−ブチルヒドロキシ
パーオキシド)を所定量添加し、混練してMFR36g
/10分のハイフロー品を得た。当該ハイフロー品は、
非晶部量比(中、常温パラキシレン溶解分)12.0重
量%、非晶部中のエチレン含有率25.3重量%であ
り、当該ハイフロー品100重量部に有機アルカリ金属
塩と環状有機リン酸エステル塩基性多価金属塩とからな
る造核剤A(旭電化株式会社製 NA−21)0.3重
量部を添加し、二軸押出機TEM−35Bを用いてペレ
ットを製造した。このペレットを用いて射出成形して、
試験片を得て、アイゾット(ノッチ付き)衝撃強度、曲
げ弾性率、ヘイズを測定した。測定結果は表2に示す。
【0057】〔比較例4−2〕比較例4−1において、
造核剤Aを添加しなかった以外は同様に試験片を作成
し、評価した。
【0058】以上、比較例4−1と比較例4−2との評
価結果(表2)をみれば、ブロック共重合体のMFRが
30を超えるとアイゾット衝撃強度の著しい改良効果が
ない。
【0059】
【表2】
【0060】〔比較例5−1〕前記のブロック共重合体
の製造で得られたMFR2.3g/10分のプロピレン
単独重合体パウダー100重量部に有機アルカリ金属塩
と環状有機リン酸エステル塩基性多価金属塩とからなる
造核剤A(旭電化株式会社製 NA−21)0.3重量
部を添加し、二軸混練機12FCMを用いてペレットを
製造した。このペレットを用いて射出成形して、試験片
を得て、アイゾット(ノッチ付き)衝撃強度、曲げ弾性
率、ヘイズを測定した。測定結果は表3に示す。
【0061】〔比較例5−2〕比較例5−1において、
造核剤Aを添加しなかった以外は同様に試験片を作成
し、評価した。
【0062】〔比較例6−1〕前記のブロック共重合体
の製造で得られたMFR13g/10分、非晶部量比
(常温パラキシレン溶解分)6.2重量%、非晶部中の
エチレン含有率26.5重量%のブロック共重合体パウ
ダー100重量部に有機アルカリ金属塩と環状有機リン
酸エステル塩基性多価金属塩とからなる造核剤A(旭電
化株式会社製 NA−21)0.3重量部を添加し、二
軸押出機TEM−35Bを用いてペレットを製造した。
このペレットを用いて射出成形して、試験片を得て、ア
イゾット(ノッチ付き)衝撃強度、曲げ弾性率、ヘイズ
を測定した。測定結果は表3に示す。
【0063】〔比較例6−2〕比較例6−1において、
造核剤Aを添加しなかった以外は同様に試験片を作成
し、評価した。
【0064】以上、比較例5−1から比較例6−2まで
の評価結果(表3)をみれば、プロピレン単独重合体や
非晶部量(常温パラキシレン可溶成分)が小さいプロピ
レンブロック共重合体に造核剤Aを添加してもアイゾッ
ト衝撃強度の著しい改良効果がない。
【0065】
【表3】
【0066】〔比較例7−1〕前記のブロック共重合体
の製造で得られたMFR3.3g/10分、非晶部量比
(常温パラキシレン溶解分)18.4重量%、非晶部中
のエチレン含有率34.0重量%のブロック共重合体パ
ウダー100重量部に有機アルカリ金属塩と環状有機リ
ン酸エステル塩基性多価金属塩とからなる造核剤A(旭
電化株式会社製NA−21)0.2重量部を添加し、二
軸押出機TEM−35Bを用いてペレットを製造した。
このペレットを用いて射出成形して、試験片を得て、ア
イゾット(ノッチ付き)衝撃強度、曲げ弾性率、ヘイズ
を測定した。測定結果は表4に示す。
【0067】〔比較例7−2〕比較例7−1において、
造核剤Aを添加しなかった以外は同様に試験片を作成
し、評価した。
【0068】以上、比較例7−1と比較例7−2の評価
結果(表4)をみれば、非晶部量(常温パラキシレン可
溶成分)が大きい領域では、アイゾット衝撃強度の著し
い改良効果がない。
【0069】
【表4】
【0070】〔比較例8−1〕前記のブロック共重合体
の製造で得られたMFR13g/10分、非晶部量比
(常温パラキシレン溶解分)10重量%、非晶部中のエ
チレン含有率44.0重量%のブロック共重合体パウダ
ー100重量部に有機アルカリ金属塩と環状有機リン酸
エステル塩基性多価金属塩とからなる造核剤A(旭電化
株式会社製 NA−21)0.3重量部を添加し、二軸
押出機TEM−35Bを用いてペレットを製造した。こ
のペレットを用いて射出成形して、試験片を得て、アイ
ゾット(ノッチ付き)衝撃強度、曲げ弾性率、ヘイズを
測定した。測定結果は表5に示す。
【0071】〔比較例8−2〕比較例8−1において、
造核剤Aを添加しなかった以外は同様に試験片を作成
し、評価した。
【0072】以上、比較例8−1と比較例8−2の評価
結果(表5)をみれば、非晶部中のエチレン含有量が大
きい領域では、アイゾット衝撃強度の著しい改良効果が
ない。又、透明性も低下する。
【0073】
【表5】
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、剛性、透明性が改善さ
れ、しかも耐衝撃性が顕著に改善されたプロピレン−エ
チレンブロック共重合体樹脂組成物が得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)メルトフローレート(MFR)が
    0.1〜30g/10分であり、常温p−キシレン可溶
    成分が7〜17重量%であり、且つ該可溶成分中のエチ
    レン構成単位が10〜35重量%であるプロピレン−エ
    チレンブロック共重合体100重量部と、(B)(B−
    1)アルカリ金属カルボン酸塩、アルカリ金属β−ジケ
    トナート及びアルカリ金属β−ケト酢酸エステル塩から
    選ばれる少なくとも1種の有機アルカリ金属塩0.01
    〜5重量部及び(B−2)式(I)で表される環状有機
    リン酸エステル塩基性多価金属塩の少なくとも1種0.
    01〜5重量部を配合してなるポリプロピレン樹脂組成
    物。 【化1】 (ただし、R1 は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル
    基であり、R2 及びR3はそれぞれ水素原子又は炭素数
    1〜12のアルキル基であり、Mは周期表第III 族又は第
    IV族の金属原子であり、XはMが周期表第III 族の金属
    原子である場合には−OHであり、Mが周期表第IV族の
    金属原子である場合には=O又は−(OH)2 であ
    る。)
  2. 【請求項2】前記有機アルカリ金属塩がアルカリ金属カ
    ルボン酸塩であることを特徴とする請求項1に記載のポ
    リプロピレン樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記環状有機リン酸エステル塩基性多価金
    属塩がアルミニウム塩であることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のポリプロピレン樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003312678A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Dainippon Printing Co Ltd 透明インモールドラベル容器

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JP2003312678A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Dainippon Printing Co Ltd 透明インモールドラベル容器

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