JP2007083985A - 車両用統合ミラー装置 - Google Patents

車両用統合ミラー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007083985A
JP2007083985A JP2005277891A JP2005277891A JP2007083985A JP 2007083985 A JP2007083985 A JP 2007083985A JP 2005277891 A JP2005277891 A JP 2005277891A JP 2005277891 A JP2005277891 A JP 2005277891A JP 2007083985 A JP2007083985 A JP 2007083985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
mirror
interior
exterior
glare
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005277891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4756972B2 (ja
Inventor
Tomoyuki Kukida
知之 久木田
Mitsuo Sasaki
光生 佐々木
Yoshiyuki Matsumoto
善行 松本
Masaaki Abe
正明 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Minebea AccessSolutions Inc
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Honda Lock Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Honda Lock Manufacturing Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2005277891A priority Critical patent/JP4756972B2/ja
Priority to CN2006800354989A priority patent/CN101272933B/zh
Priority to US11/992,027 priority patent/US8506097B2/en
Priority to DE602006014982T priority patent/DE602006014982D1/de
Priority to PCT/JP2006/318693 priority patent/WO2007034853A1/ja
Priority to EP06798185A priority patent/EP1939042B1/en
Publication of JP2007083985A publication Critical patent/JP2007083985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4756972B2 publication Critical patent/JP4756972B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

【課題】車室の外方に配置される車室外ミラーと、車室外ミラーと協働して車両の後方視界を得るようにして車室外ミラーに近接した位置で車室内に配置される車室内ミラーとを有して、ドアを含む車体に支持される車両用統合ミラー装置において、光の反射による眩惑が生じないようにする。
【解決手段】車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rを防眩状態とすることを可能として構成される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、車室の外方に配置される車室外ミラーと、該車室外ミラーと協働して同時に車両の後方および側方視界を得るようにして前記車室外ミラーに近接した位置で車室内に配置される車室内ミラーとを有して、ドアを含む車体に支持される車両用統合ミラー装置に関する。
窓ガラスを挟んで車室外ミラーおよび車室内ミラーを配置したものが特許文献1で知られており、また車室外ミラーおよび車室内ミラーを結ぶ軸がドアのウインドコーナー部にボールジョイントを介して取付けられるようにしたものが特許文献2で知られている。
登録実用新案第3017776号公報 米国特許第4815689号明細書
ところで、このような統合ミラー装置によれば、車室外ミラーおよび車室内ミラーの協働によって広い後方および側方視界を得ることができるものの、車両後方の光源からの光が前記両ミラーに入ると光の反射によって車両運転者が眩惑されることになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、光の反射による眩惑が生じないようにした車両用統合ミラー装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車室の外方に配置される車室外ミラーと、該車室外ミラーと協働して車両の後方視界を得るようにして前記車室外ミラーに近接した位置で車室内に配置される車室内ミラーとを有して、ドアを含む車体に支持される車両用統合ミラー装置において、前記車室外ミラーおよび前記車室内ミラーを防眩状態とすることを可能として構成されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記車室外ミラーおよび前記車室内ミラーの防眩および非防眩状態の切換制御を同時に行う制御ユニットを備えることを特徴とする。
さらに請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記車室外ミラーおよび前記車室内ミラーの防眩および非防眩状態を、車両の左右で独立して切換制御する制御ユニットを備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、車室外ミラーおよび車室内ミラーを防眩状態とすることにより、車両後方の光源からの光の反射によって車両運転者が眩惑されることを防止することができる。
また請求項2記載の発明によれば、車室外ミラーおよび車室内ミラーを同時に防眩状態とするので、両ミラーで得られる反射像を違和感なく視認することができる。
さらに請求項3記載の発明によれば、車両の左右で眩しい側だけを防眩状態とすることが可能であり、車両の周囲環境に応じて優れた視認性を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものであり、図1は乗用自動車を前方から見た斜視図、図2は乗用自動車の車室内から前方を見た状態を示す斜視図、図3は乗用自動車の平面図、図4は支持板を省略して右統合ミラー装置を車両の後方側から見た図、図5は図4の5−5線断面図、図6は右統合ミラー装置の分解斜視図、図7は右統合ミラー装置のうち車室外に配置される部分の分解斜視図、図8は右統合ミラー装置のうち車室内に配置される部分を示す分解斜視図、図9は右統合ミラー装置の制御系を示すブロック図である。
先ず図1〜図3において、乗用自動車の車体Bがその前部に備える左および右フロントピラー15L,15Rでフロントガラス18の左右両側部が支持され、左フロントピラー15Lの後方で車体Bの一部を構成する左前部サイドドア19Lの前方側上部には、車室24の外方に配置される車室外ミラー27Lと、該車室外ミラー27Lと協働して同時に車両の後方および側方視界を得るようにして前記車室外ミラー27Lに近接した位置で車室24内に配置される車室内ミラー28Lとを有する左統合ミラー装置29Lが取付けられ、右フロントピラー15Rの後方で車体Bの一部を構成する右前部サイドドア19Rの前方側上部には、車室24の外方に配置される車室外ミラー27Rと、該車室外ミラー27Rと協働して同時に車両の後方および側方視界を得るようにして前記車室外ミラー27Rに近接した位置で車室24内に配置される車室内ミラー28Rとを有する右統合ミラー装置29Rが取付けられ、車室24内の運転席25(図2参照)に座乗した車両運転者は、左・右統合ミラー装置29L,29Rにより、車両の後方および側方を視認することができる。
図4〜図8において、右統合ミラー装置29Rは、車室24の外方に配置される車室外ユニット30Rと、車室24内に配置される車室内ユニット31Rとを有して、右前部サイドドア29Rにおけるドアサッシ32の前側上部に設けられる支持板33に取付けられる。而して右前部サイドドア19Rに開閉可能に装着された側方ウインドガラス34は、外部の視認性向上のために薄い黄色に着色されており、この側方ウインドガラス34には、前記支持板33を配置するための切欠き部34aが設けられる。
前記車室外ユニット30Rは、支持板33に取付けられるブラケット35と、該ブラケット35に取付けられる車室外ハウジング36と、車室外ハウジング36に取付けられるバイザー37と、前記ブラケット35に固定されるアクチュエータケース38と、車両の後方を視認するようにしてバイザー37内に配置される車室外ミラー27Rとを備え、また車室内ユニット31Rは、前記支持板33に取付けられる車室内ハウジング39と、車両の後部に装着された無色、透明な後方ウインドガラス26(図3参照)を通して車両の後方を視認するようにして車室内ハウジング39内に配置される車室内ミラー28Rとを備えるものであり、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rは、車室外ユニット30Rおよび車室内ユニット31Rに共通であるミラーホルダ46に保持される。
前記支持板33には、車室24の外方側から支持板33との間に外側シール部材41を介在させてブラケット35が取付けられる。すなわちブラケット35には、外側シール部材41を気密に貫通して支持板33の外面に当接するたとえば1つの取付けボス42が一体に突設されるとともにたとえば一対のねじ部材83,83が植設されており、前記支持板33には前記取付けボス42および両ねじ部材83…に個別に対応した挿通孔43…が設けられる。而して1つの挿通孔43に車室24内から挿通されるねじ部材44が螺合され、残余の2つの挿通孔43…にそれぞれ挿通される前記ねじ部材83…の車室24側の端部にはナット84,84が螺合されるものであり、ねじ部材44およびナット84…を締めつけることでブラケット35が支持板33に取付けられる。
前記ブラケット35を車両の前方側から覆う合成樹脂製の車室外ハウジング36が、前記ブラケット35に複数のねじ部材47…で取付けられる。この車室外ハウジング36の開口縁には、該車室外ハウジング36内に配置される椀状部37aを一体に有して車室外ハウジング36に複数のねじ部材48…で取付けられるバイザー37の周縁部が連接される。前記車室外ハウジング36の中間部から外側にかけて開口部49が設けられ、この開口部49には、ウインカ50の一部を構成するレンズ51が取付けられる。
前記ブラケット35には、前記取付けボス42…以外に、前記支持板33を挟んで前記車室内ハウジング39を締結するための2つのボス部52,52が一体に設けられており、それらのボス部52…も外側シール部材41を気密に貫通して前記支持板38の外面に当接される。さらに前記バイザー37にも、外側シール部材41を気密に貫通して支持板33の外面に当接する1つのボス部53が突設される。
車室内ミラー28Rを車両の前方側から覆う合成樹脂製の車室内ハウジング39と、車室24側に臨む支持板33の内面との間には内側シール部材54が介装されており、車室内ハウジング39は、たとえば3つのねじ部材55…でブラケット35およびバイザー37に取付けられる。すなわち、支持板33には、前記挿通孔43…以外に3つの挿通孔56…が、ブラケット35のボス部52…およびバイザー37のボス部53に対応して設けられており、それらの挿通孔56…に対応して車室内ハウジング39、内側シール部材54および支持板33に挿通されるねじ部材55…が、ブラケット35のボス部52…およびバイザー37のボス部53に螺合され、それらのねじ部材55…を締めつけることで車室内ハウジング39が、支持板33に支持される。
車室外ミラー27Rを保持する外側保持部材57と、車室内ミラー28Rを保持する内側保持部材58とは、前記支持板33および内側シール部材54に設けられた貫通孔59,60を貫通するホルダ板40に係脱可能に係合される。而して、前記ホルダ板40と、該ホルダ板40に係合される外側保持部材57および内側保持部材58とでミラーホルダ46が構成されるものであり、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rは共通なミラーホルダ46に保持される。
外側シール部材41には、前記貫通孔59,60から車室内ハウジング38側に膨出した膨出部41aが一体に形成されるものであり、該膨出部41aに設けられたスリット61を前記ホルダ板40が貫通し、ホルダ板40には、前記スリット61の周縁で膨出部41aすなわち外側シール部材41を全周にわたって係合する係合溝62が設けられる。
前記ホルダ板40は、前記ブラケット35に固定されるアクチュエータケース38に設けられる揺動支持部63で上下、左右に揺動し得るように支承される。而してバイザー37の椀状部37aには、ブラケット35に固定されるアクチュエータケース38、ならびに該アクチュエータケース38に設けられる揺動支持部63で支承されるホルダ板40を配置するための切欠き45が設けられる。
前記揺動支持部63は、アクチュエータケース38に一体に突設される円筒状の支軸64と、横断面円弧状としてホルダ板40側に臨みつつ支軸64を囲むようにしてアクチュエータケース38に設けられる支持座面65とから成り、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28R間の中間部に対応する部分に配置される。
一方、ミラーホルダ46のホルダ板40には、横断面円弧状である前記支持座面65と中心を同一とした円弧状の横断面形状を有するように外面および内面が形成される受け部66が一体に設けられており、その受け部66の外面は前記支持座面65に摺接される。また受け部66内に突入する前記支軸64には、前記受け部66の内面に摺接する横断面円弧状の外面を有する挟持部材67が軸方向移動可能に装着されており、支軸64の先端にねじ部材68で固定されるリテーナ69および挟持部材67間に、前記受け部66を支持座面65および挟持部材67間に挟む方向に挟持部材67を付勢するばね70が縮設される。
このようにしてホルダ板40すなわち車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rを共通に保持するミラーホルダ46が、アクチュエータケース38の揺動支持部63に、上下、左右に揺動し得るようにして支承されることになり、その揺動中心Cは、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28R間であってアクチュエータケース38の車体Bへの取付け部すなわちブラケット35の支持板33への取付け部近傍に設定される。
しかも車室外ミラー27Rと、車室内ミラー28Rと、それらのミラー27R,28Rを共通に保持するミラーホルダ46とを合わせた全体の重心位置は、前記揺動中心Cと同一位置に設定されるものであり、その重心位置の設定にあたり、図5の鎖線で示すように、ミラーホルダ46の適宜位置、この実施例では車室内ミラー28R側の方が軽いのでミラーホルダ46における内側保持部材58にカウンタウエイト73が付設されるようにしてもよい。
前記アクチュエータケース38は、前記外側シール部材41の膨出部41a内に一部を配置するようにして複数のねじ部材71…でブラケット35に取付けられるものであり、外側保持部材57および内側保持部材58が係合される前のホルダ板40が揺動支持部63で支持された状態で、前記アクチュエータケース38をブラケット35に固定するための複数の前記ねじ部材71…のうち、ホルダ板40が取付けの邪魔になる位置に配置されるねじ部材71…を回転操作することを可能とするための複数の操作孔72…がホルダ板40に設けられる。
また前記揺動支持部63を通る水平な第1直線LA上に軸線を配置する第1駆動軸75と、前記揺動支持部63を通って鉛直方向に延びる第2直線LB上に軸線を配置する第2駆動軸76とが、軸線方向の移動を可能として前記アクチュエータケース38から突出されており、アクチュエータケース38内には、第1駆動軸75を軸方向に往復駆動する動力を発揮する第1電動モータ77と、第2駆動軸76を軸方向に往復駆動する動力を発揮する第2電動モータ78とが収納、固定される。
第1駆動軸75の一端部は、第1直線LAを含む平面内での首振りを可能として前記ミラーホルダ46のホルダ板40に連結され、第2駆動軸76の一端部は、第2直線LBを含む平面内での首振りを可能としてミラーホルダ46のホルダ板40に連結される。而して第1電動モータ77の作動によって第1駆動軸75が軸方向に作動すると、ミラーホルダ46すなわち車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rは揺動支持部63の揺動中心Cまわりに左右に揺動し、第2電動モータ78の作動によって第2駆動軸76が軸方向に作動すると、ミラーホルダ46すなわち車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rは揺動支持部63の揺動中心Cまわりに上下に揺動することになる。
前記アクチュエータケース38には、第1および第2電動モータ77,78に接続されるハーネス端子を保持するカプラ79が着脱可能に取付けられるものであり、このカプラ79を配置するための円形の開口部80が支持板33に設けられ、外側シール部材41には、前記カプラ79を貫通せしめるとともに該カプラ79の外周に弾発的に密接するカプラシール部41bが一体に形成される。
このような右統合ミラー装置29Rの支持板33への取付けにあたっては、外側シール部材41を介して外方側からブラケット35を支持板33に取付けた後、車室外ハウジング36のブラケット35への取付け、ならびにホルダ板40を揺動支持部63で支持した状態にあるアクチュエータケース38のブラケット35への取付けを順次行い、さらにバイザー37を車室外ハウジング36に取付けた後、車室外ミラー27Rを保持する外側保持部材57をホルダ板40に係合するようにして車室外ユニット30Rを先ず支持板33に組付ける。次いで車室24内で、車室内ハウジング39を取付けた後、車室内ミラー28Rを保持する内側保持部材58をホルダ板40に係合することで、右統合ミラー装置29Rの支持板33への取付けが完了する。
図9において、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rは、電圧印可に応じて右前部サイドドア19Rの側方ウインドガラス34とほぼ同一色すなわち薄い黄色に着色することで反射率を変化させる可変色ミラーとしてのエレクトロクロミックミラーであり、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rの反射角ならびに反射率変化は制御ユニット84で制御される。
而して前記制御ユニット84には、車室24内の運転席25の近傍たとえば図2で示すように右前部サイドドア19Rの内面に配設される操作部85、右前部サイドドア19Rにおける側方ウインドガラス34の開放を検知すべく該右前部サイドドア19Rに配設されるウインドガラス開放検知センサ86、右統合ミラー装置29Rの周囲の光量を検出するようにしてたとえば図2で示すようにインストルメントパネル89に配設される周囲光センサ87、ならびに右統合ミラー装置29Rに後方から入射される光量を検出するようにしてたとえば図2で示すように車室内ユニット31Rに配設される後方光センサ88Rからそれぞれ信号が入力される。
操作部85は、自動防眩モードおよび手動防眩モードを切換えるための防眩モード切換スイッチ90と、左統合ミラー装置29Lおよび右統合ミラー装置29Rのいずれを選択するかを定めるための左右切換スイッチ91と、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rを左右に揺動する駆動力を発揮する第1電動モータ77を作動せしめて車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rを左右に揺動させるための左右動操作スイッチ92と、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rを上下に揺動する駆動力を発揮する第2電動モータ78を作動せしめて車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rを上下に揺動させるための上下動操作スイッチ93とを備える。
ところで自動防眩モードは、インストルメントパネル89の周囲の光量および右統合ミラー装置29Rへの後方からの光量の差に応じて車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rを着色して反射率を自動的に低下させるモードであり、車両搭載エンジンの始動時には自動防眩モードが選択されるのであるが、前記防眩モード切換スイッチ90の操作により、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rを強制的に着色して反射率を低下または非防眩状態とする手動防眩モードが選択されることになる
制御ユニット89は、操作部85の防眩モード切換スイッチ90、左右切換スイッチ91、左右動操作スイッチ92および上下動操作スイッチ93からの入力信号を判別する信号入力判別回路94と、信号入力判別回路94の出力信号に応じて第1および第2電動モータ77,78を個別に駆動する第1および第2モータ駆動回路95,96と、周囲光センサ87および後方光センサ88Rで得られた光量を比較する光量比較回路97と、自動防眩モード選択時には光量比較回路97の比較結果に応じて車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rへの印可電圧を制御するミラー駆動回路98とを備える。
またミラー駆動回路98には、信号入力判別回路94からの信号も入力されており、操作部85の防眩モード切換スイッチ90によって手動防眩モードが選択された時には、光量比較回路97の光量比較結果にかかわらず、ミラー駆動回路98は、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rを着色して反射率を低下させたり、非防眩状態とすべくそれらのミラー27R,28Rに一定電圧を印可したり、電荷を取り除いたりする。
すなわち制御ユニット84のミラー駆動回路98は、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rの防眩および非防眩状態の切換制御を同時に行うことになる。
さらに前記ミラー駆動回路98には、ウインドガラス開放検知センサ86からの信号が入力されており、非防眩状態時には、ウインドガラス開放検知センサ86が側方ウインドガラス34の開放を検知しない限り、車室内ミラー28Rを側方ウインドガラス34とほぼ同一に着色すべく、ミラー駆動回路98は、車室内ミラー28Rに一定電圧を印可する。また非防眩状態時にウインドガラス開放検知センサ86が側方ウインドガラス34の開放を検知したときには、車室内ミラー28Rの電荷はミラー駆動回路98によって取り除かれ、それにより車室内ミラー28Rは無色、透明となる。
ところで、車体Bの一部を構成する左前部サイドドア19Lの前方側上部には、車室24の外方に配置される車室外ミラー27Lを有する車室外ユニット30Lと、前記車室外ミラー27Lと協働して車両の後方視界を得るようにして前記車室外ミラー27Lに近接した位置で車室24内に配置される車室内ミラー28Lを有する車室内ユニット31Lとで構成される左統合ミラー装置29Lが取付けられるものであり、この左統合ミラー装置29Lの構成ならびに左統合ミラー装置29Lに関連する前記制御系は、上述の右統合ミラー装置29Rおよび前記制御系と基本的には同一の構成を有するので、詳細な説明は省略するが、左統合ミラー装置29Lにおける車室内ユニット30Lには、図2で示すように、左統合ミラー装置29Rに後方から入射される光量を検出する後方光センサ88Lが配設される。
すなわち左統合ミラー装置29Lにおける車室外ミラー27Lおよび車室内ミラー28Lの自動防眩モードでの防眩および非防眩状態は、右統合ミラー装置29Rとは独立して実行されることになる。
次にこの実施例の作用について説明すると、車体Bの一部を構成する左・右前部サイドドア19L,19Rにおけるドアサッシ32の前側上部に設けられる支持板33に左・右統合ミラー装置29L,29Rが取付けられるのであるが、それらの左・右統合ミラー装置29L,29Rにおいては、支持板33に取付けられるブラケット35に、車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rを揺動可能として支持する揺動支持部63が設けられるとともに、車室外ミラー27L,27Rを車両の前方側から覆う車室外ハウジング36が取付けられている。
したがって車両の走行に伴う風圧が車室外ミラー27L,27Rに直接当たることはなく、車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rを支持する力は比較的小さくてすみ、その結果、車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rの揺動角度の調整に要する力も小さくてすみ、車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rの揺動角度を容易に調整することができる。またブラケット35には、車室外ハウジング36が取付けられるだけでなく、車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rを揺動可能として支持する揺動支持部63を有するアクチュエータケース38が取付けられるので、組み合わせ部品を少なくすることが可能であり、部品組付け時のばらつきも小さくてすむ。
また車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rを保持するホルダ板40が、揺動支持部63に揺動可能に支承され、ホルダ板40を貫通させる貫通孔59が支持板33に設けられるのでブラケット35の支持板33への組付けが容易となる。
また支持板33およびホルダ板40間には、支持板33およびブラケット35間に介装される外側シール部材41に一体に形成される膨出部41aが、貫通孔59を塞ぐようにして設けられるので、ホルダ板40の揺動作動を妨げることなく車室24の内外間での空気や雨水の流通を防止することができる。
さらにブラケット35が車室24の外方から支持板33に取付けられるので、ブラケット35の支持板33への取付け時に、車体構成部品で邪魔されることがなく、ブラケット35の支持板33への取付け作業が容易となる。
また車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rの反射角度を、遠隔操作で変化させることができるので、車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rの車両運転者に対する反射角度を、車両運転者に容易に適合させることができる。
しかも非防眩状態で、車両運転者および車室外ミラー27L,27R間に着色された側方ウインドガラス34…が介在する状態で、車室内ミラー28L、28Rが、側方ウインドガラス34…とほぼ同一色に着色されるので、側方ウインドガラス34…を透過して得られる車室外ミラー27L,27Rによる反射像の色調と、非着色すなわち無色、透明である後方ウインドガラス26を透過して車室内ミラー28L,28Rで得られる反射像の色調とをほぼ同一とすることができ、車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rで得られる像の一体化を果たし、視認し易くすることができる。
また車室内ミラー28L,28Rが電圧印可に応じて側方ウインドガラス34…とほぼ同一色に着色するエレクトロクロミックミラーであり、側方ウインドガラス34…の開放を検知するウインドガラス開放検知センサ86…が側方ウインドガラス34…の開放を検知すると、車室内ミラー28L,28Rの電荷が制御ユニット84で取り除かれるので、側方ウインドガラス34…を開放したときには車室内ミラー28L,28Rの着色を停止するようにして、車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rでそれぞれ得られる反射像の色調を、側方ウインドガラス34…の開閉にかかわらずほぼ同一とすることができる。
さらに車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rを防眩状態とすることが可能であるので、車両後方の光源からの光の反射によって車両運転者が眩惑されることを防止することができる。
また右統合ミラー装置29Rにおける車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rの防眩および非防眩状態の切換制御は同時に行われ、左統合ミラー装置29Lにおける車室外ミラー27Lおよび車室内ミラー28Lの防眩および非防眩状態の切換制御も同時に行われるので、両ミラー27R,28R;27L,28Lで得られる反射像を違和感なく視認することができる。
さらに自動防眩モードにあっては、左統合ミラー装置29Lおよび右統合ミラー装置29Rで相互に独立して、車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rの防眩および非防眩状態を切換えるので、車両の左右で眩しい側だけを防眩状態とすることが可能であり、車両の周囲環境に応じて優れた視認性を得ることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rを着色することで防眩状態を得る場合について説明したが、車室外ミラー27L,27Rおよび車室内ミラー28L,28Rを前後に揺動して反射率を変化させることで防眩状態を得るようにしたものにも本発明を適用することができる。
乗用自動車を前方から見た斜視図である。 乗用自動車の車室内から前方を見た状態を示す斜視図である。 乗用自動車の平面図である。 支持板を省略して右統合ミラー装置を車両の後方側から見た図である。 図4の5−5線断面図である。 右統合ミラー装置の分解斜視図である。 右統合ミラー装置のうち車室外に配置される部分の分解斜視図である。 右統合ミラー装置のうち車室内に配置される部分を示す分解斜視図である。 制御系の構成を示すブロック図である。
符号の説明
24・・・車室
27L,27R・・・車室外ミラー
28L,28R・・・車室内ミラー
19L,19R・・・ドア
84・・・制御ユニット
B・・・車体

Claims (3)

  1. 車室(24)の外方に配置される車室外ミラー(27L,27R)と、該車室外ミラー(27L,27R)と協働して車両の後方視界を得るようにして前記車室外ミラー(27L,27R)に近接した位置で車室(24)内に配置される車室内ミラー(28L,28R)とを有して、ドア(19L,19R)を含む車体(B)に支持される車両用統合ミラー装置において、前記車室外ミラー(27L,27R)および前記車室内ミラー(28L,28R)を防眩状態とすることを可能として構成されることを特徴とする車両用統合ミラー装置。
  2. 前記車室外ミラー(27L,27R)および前記車室内ミラー(28L,28R)の防眩および非防眩状態の切換制御を同時に行う制御ユニット(84)を備えることを特徴とする請求項1記載の車両用統合ミラー装置。
  3. 前記車室外ミラー(27L,27R)および前記車室内ミラー(28L,28R)の防眩および非防眩状態を、車両の左右で独立して切換制御する制御ユニット(84)を備えることを特徴とする請求項1記載の車両用統合ミラー装置。
JP2005277891A 2005-09-26 2005-09-26 車両用統合ミラー装置 Expired - Fee Related JP4756972B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005277891A JP4756972B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 車両用統合ミラー装置
CN2006800354989A CN101272933B (zh) 2005-09-26 2006-09-21 车辆用整体式后视镜装置
US11/992,027 US8506097B2 (en) 2005-09-26 2006-09-21 Integrated mirror device for vehicle
DE602006014982T DE602006014982D1 (de) 2005-09-26 2006-09-21 Integrierte spiegelvorrichtung für fahrzeug
PCT/JP2006/318693 WO2007034853A1 (ja) 2005-09-26 2006-09-21 車両用統合ミラー装置
EP06798185A EP1939042B1 (en) 2005-09-26 2006-09-21 Integrated mirror device for vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005277891A JP4756972B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 車両用統合ミラー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007083985A true JP2007083985A (ja) 2007-04-05
JP4756972B2 JP4756972B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=37971417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005277891A Expired - Fee Related JP4756972B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 車両用統合ミラー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4756972B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011026205A1 (pt) * 2009-09-04 2011-03-10 Metagal Industria E Comercio Ltda. Aperfeiçoamento em espelho retrovisor interno
CN112874439A (zh) * 2021-02-25 2021-06-01 北京京东方技术开发有限公司 后视镜、后视镜模组及其防眩方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0225337U (ja) * 1988-08-08 1990-02-20
JPH0317776A (ja) * 1989-06-15 1991-01-25 Oki Electric Ind Co Ltd 取引処理装置の遠隔監視方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0225337U (ja) * 1988-08-08 1990-02-20
JPH0317776A (ja) * 1989-06-15 1991-01-25 Oki Electric Ind Co Ltd 取引処理装置の遠隔監視方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011026205A1 (pt) * 2009-09-04 2011-03-10 Metagal Industria E Comercio Ltda. Aperfeiçoamento em espelho retrovisor interno
CN102548800A (zh) * 2009-09-04 2012-07-04 迈特盖尔工商业有限公司 改进的车内后视镜
CN102548800B (zh) * 2009-09-04 2016-01-20 迈特盖尔工商业有限公司 改进的车内后视镜
CN112874439A (zh) * 2021-02-25 2021-06-01 北京京东方技术开发有限公司 后视镜、后视镜模组及其防眩方法
CN112874439B (zh) * 2021-02-25 2023-02-07 北京京东方技术开发有限公司 后视镜、后视镜模组及其防眩方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4756972B2 (ja) 2011-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8506097B2 (en) Integrated mirror device for vehicle
JP5580435B2 (ja) 自動車の左右後方視野確保装置
US20190152396A1 (en) Vehicle interior rearview mirror assembly with actuator
JP2018047767A (ja) 表示装置、及び、車両用ドア
JP4575175B2 (ja) 作業車両
CN108944690A (zh) 杆式显示后视镜
JP4756969B2 (ja) 車両用統合ミラー装置
JP4756972B2 (ja) 車両用統合ミラー装置
JP4680732B2 (ja) 車両用統合ミラー装置
JP4756971B2 (ja) 車両用統合ミラー装置
JP2017081454A (ja) 車両の後部構造
CN111479722A (zh) 用于地面车辆的侧面后视镜组件
JP4756973B2 (ja) 車両用ミラー装置
JP4815176B2 (ja) 車両用統合ミラー装置
JP4756970B2 (ja) 車両用統合ミラー装置
JP4700457B2 (ja) 車両用統合ミラー装置
JP4680731B2 (ja) 車両用統合ミラー装置
JP2008213592A (ja) 車両用ドアミラー装置
JP2007083982A (ja) 車両における車体構造
JP2009255727A (ja) サイドアンダーミラー装置
KR200391972Y1 (ko) 자동 각도 조정이 가능한 자동차용 후사경
JPH08192693A (ja) 自動車用サンシェードトリム
JP2006232149A (ja) 車両用アウトサイドミラー装置
KR20120006157U (ko) 차량의 후방 및 측후방 촬영 장치
KR20040033651A (ko) 자동차의 운전자 눈높이 사이드 미러

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4756972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees