JP4756973B2 - 車両用ミラー装置 - Google Patents

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本発明は、車体の外側に配置される可倒ハウジングが、ドアを含む車体に固定されるベース板に、該可倒ハウジングの開口部に配置される車室外ミラーを車両の後方側に向けさせた突出位置ならびに前記ミラーを前記ボディ側に向けさせた格納位置間で回動することを可能として支持される車両用ミラー装置に関する。
車体の外側に配置される可倒ハウジングが、ドアを含む車体に固定されるベース板に回動可能に支承される車両用ミラー装置が特許文献1で知られている。
特開平2−117448号公報
ところが、上記特許文献1で開示された車両用ミラー装置では、可倒ハウジングの回動中心が車体に近接した位置に設定されており、車室外ミラーを揺動駆動する駆動手段やウインカ等の重量物を収容する可倒ハウジングが片持ち状態でベース板に支持されており、車体からの振動や車両走行時の前方からの走行風に耐える強度を可倒ハウジングの支持部に持たせる必要があり、強度増加のために重量増加を招いている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ベース板による支持強度を高めることを不要としつつ車体からの振動や車両走行時の前方からの走行風に耐えるようにして可倒ハウジングをベース板で支持し得るようにした車両用ミラー装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車体の外側に配置される可倒ハウジングが、ドアを含む車体に固定されるベース板に、該可倒ハウジングの開口部に配置される車室外ミラーを車両の後方側に向けさせた突出位置ならびに前記車室外ミラーを前記ボディ側に向けさせた格納位置間で回動することを可能として支持される車両用ミラー装置において、前記可倒ハウジングの回動中心が前記突出位置にある前記可倒ハウジングの左右方向に沿う略中央に設定され、前記車室外ミラーに近接した位置で車室内に車室内ミラーが配置されると共に、前記車体に固定されるミラー支持手段に該車室内ミラーが前記車室外ミラーとは独立して揺動可能に支承され、前記可倒ハウジングを回動駆動するハウジング駆動手段ならびに前記車室内ミラーを揺動駆動するミラー駆動手段の作動を制御する制御ユニットが、前記可倒ハウジングを格納位置側に回動すべく前記ハウジング駆動手段を作動せしめるのに応じて前記車室内ミラーを外側方に一定の角度だけ揺動させるように前記ミラー駆動手段を作動させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、可倒ハウジングの回動中心が、突出位置にある可倒ハウジングの左右方向に沿う略中央位置に設定されるので、可倒ハウジングの略中央がベース板に回動可能に支承されるようにして、可倒ハウジングの重量バランスを高めることができ、支持強度を高めることによる重量増加を回避しつつ、可倒ハウジングを車体からの振動や走行風に耐えるようにして良好に支持することができる。
た、可倒ハウジングに装着されたミラーと、車室内ミラーとで協働して広い後方視野を得ることが可能であり、しかも可倒ハウジングを格納位置に回動したときにも可倒ハウジングのうち車室内ミラーの後方側に位置する部分を極力少なくして、可倒ハウジングが車室内ミラーによる後方視認の妨げとなることを極力回避することができる。
さらに、可倒ハウジングが格納位置に回動したときに、車室内ミラーが外側方に一定の角度だけ揺動することにより、可倒ハウジング内のミラーが車体側に向くことによって失われる後方視界の一部を、車室内ミラーで確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図8は本発明の一実施例を示すものであり、図1は乗用自動車を前方から見た斜視図、図2は乗用自動車の車室内から前方を見た状態を示す斜視図、図3は乗用自動車の平面図、図4は右統合ミラー装置を車両の後方側から見た図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図5の要部拡大図、図7は制御系の構成を示すブロック図、図8は可倒ハウジングを突出位置にした状態(A)ならびに可倒ハウジングを格納位置にした状態(B)を対比して示す平面図である。
先ず図1〜図3において、乗用自動車の車体Bがその前部に備える左および右フロントピラー15L,15Rでフロントガラス18の左右両側部が支持され、左フロントピラー15Lの後方で車体Bの一部を構成する左前部サイドドア19Lの前方側上部には、車室24の外方に配置される車室外ミラー27Lと、該車室外ミラー27Lと協働して同時に車両の後方および側方視界を得るようにして前記車室外ミラー27Lに近接した位置で車室24内に配置される車室内ミラー28Lとを有する左統合ミラー装置29Lが取付けられ、右フロントピラー15Rの後方で車体Bの一部を構成する右前部サイドドア19Rの前方側上部には、車室24の外方に配置される車室外ミラー27Rと、該車室外ミラー27Rと協働して同時に車両の後方および側方視界を得るようにして前記車室外ミラー27Rに近接した位置で車室24内に配置される車室内ミラー28Rとを有する右統合ミラー装置29Rが取付けられ、車室24内の運転席25(図2参照)に座乗した車両運転者は、左・右統合ミラー装置29L,29Rにより、車両の後方および側方を視認することができる。
図4および図5において、右統合ミラー装置29Rは、車室24の外方に配置される車室外ユニット30Rと、車室24内に配置される車室内ユニット31Rとを有して、右前部サイドドア29Rにおけるドアサッシ32の前側上部に設けられる支持板33に取付けられる。
前記支持板33には、車室24の外方側から支持板33との間に外側シール部材43を介在させて内側ブラケット20が取付けられ、内側ブラケット20の一部は外側シール部材43を貫通して車室24側に突出する。この内側ブラケット20には車体Bの外側方に延出されるベース板21が全体として略L字状をなすようにして一体に設けられる。しかも前記内側ブラケット20には、該内側ブラケット20およびベース板21を外方側から覆う合成樹脂製のカバー22が複数のねじ部材23…により取付けられる。
車室外ユニット30Rは、前記ベース板21で回動可能に支承される外側ブラケット35と、該外側ブラケット35を収納せしめて前記ベース板21の上方に配置されるとともに外側ブラケット35に固定される合成樹脂製の可倒ハウジング36と、該可倒ハウジング36の開口部36aを構成するようにして可倒ハウジング36に取付けられるバイザー37と、前記ブラケット35に固定される外側アクチュエータケース38と、車両の後方を視認するようにして可倒ハウジング36の開口部36aすなわちバイザー37内に配置される車室外ミラー27Rとを備える。
前記外側ブラケット35には、第1外側アクチュエータケース44が取付けられており、第1外側アクチュエータケース44内には、前記ベース板21に植設される支軸45が突入される。而して第1外側アクチュエータケース44内には、支軸45と平行な軸線を有して第1外側アクチュエータケース44に固定されるハウジング駆動用電動モータ46を含むハウジング駆動手段47が、ハウジング駆動用電動モータ46の作動に応じて外側ブラケット35すなわち可倒ハウジング36を支軸45の軸線まわりに回動駆動するようにして収納される。
しかもハウジング駆動手段47は、可倒ハウジング36を車室外ミラー27Rを車両の後方側に向ける突出位置ならびに前記車室外ミラー27Rを車体B側に向けた格納位置間で回動駆動する。さらに可倒ハウジング36の回動中心C1すなわち支軸45の軸線は、突出位置にある可倒ハウジング36の左右方向に沿う略中央部に設定される。
前記回動中心C1まわりに可倒ハウジング36が回動することを可能とするために、前記カバー22および可倒ハウジング36の対向面22a,36bは、前記回動中心C1を中心とした円弧状に形成される。
また車室内ユニット31Rは、前記支持板33に取付けられる車室内ハウジング39と、前記内側ブラケット20に固定されるミラー支持手段としての内側アクチュエータケース40と、車両の後方を視認するようにして車室内ハウジング39内に配置される車室内ミラー28Rとを備える。
車室外ミラー27Rは前記外側ブラケット35に取付けられる第2外側アクチュエータケース38に揺動可能に支承される外側ミラーホルダ41に保持され、車室内ミラー28Rは前記内側アクチュエータケース40に揺動可能に支承される内側ミラーホルダ42に保持される。
前記可倒ハウジング36および外側ブラケット35には、可倒ハウジング36内に配置されて該可倒ハウジング36の開口部36aを形成する椀状部37aを一体に有するバイザー37が締結されており、このバイザー37の周縁部は、可倒ハウジング36の開口縁に連接される。また可倒ハウジング36の中間部から外側にかけて開口部49が設けられ、この開口部49には、ウインカ50の一部を構成するレンズ51が取付けられる。
また車室内ミラー28Rを車両の前方側から覆う合成樹脂製の車室内ハウジング39と、車室24側に臨む支持板33の内面との間には内側シール部材52が介装される。
外側ミラーホルダ41は、車室外ミラー27Rを保持する外側保持部材53が外側ホルダ板54に係合されて成り、内側ミラーホルダ42は、車室内ミラー28Rを保持する内側保持部材55が内側ホルダ板56に係合されて成り、内側ホルダ板56には外側シール部材43が連結される。
外側ミラーホルダ41の外側ホルダ板54は、外側ブラケット35に固定される第2外側アクチュエータケース38に設けられる外側揺動支持部58で上下、左右に揺動し得るように支承される。また内側ミラーホルダ42の内側ホルダ板56は、内側ブラケット20に固定される内側アクチュエータケース40に設けられる内側揺動支持部59で上下、左右に揺動し得るように支承される。
図6において、外側揺動支持部58は、支持板33側に向けて突出するようにして第2外側アクチュエータケース38に一体に突設される円筒状の支軸60と、該支軸60を囲むようにして第2外側アクチュエータケース38に設けられる断面円弧状の支持座面61とから成る。
一方、外側ミラーホルダ41における外側ホルダ板54の支持板33側の端部には、横断面円弧状である前記支持座面61と中心を同一とした円弧状の横断面形状を有するように外面および内面が形成される受け部62が一体に設けられており、その受け部62の外面は前記支持座面61に摺接される。また受け部62内に突入する前記支軸60には、前記受け部62の内面に摺接する横断面円弧状の外面を有する挟持部材63が軸方向移動可能に装着されており、支軸60の先端にねじ部材64で固定されるリテーナ65および挟持部材63間に、前記受け部62を支持座面61および挟持部材63間に挟む方向に挟持部材63を付勢するばね66が縮設される。
このようにして外側ホルダ板54すなわち車室外ミラー27Rを保持する外側ミラーホルダ41が、第2外側アクチュエータケース38の揺動支持部58に、上下、左右に揺動し得るようにして支承されることになる。
また内側揺動支持部59は、支持板33側に向けて突出するようにして内側アクチュエータケース40に一体に突設される円筒状の支軸67と、該支軸67を囲むようにして内側アクチュエータケース40に設けられる断面円弧状の支持座面68とから成る。
一方、内側ミラーホルダ42における内側ホルダ板56の支持板33側の端部には、横断面円弧状である前記支持座面68と中心を同一とした円弧状の横断面形状を有するように外面および内面が形成される受け部69が一体に設けられており、その受け部69の外面は前記支持座面68に摺接される。また受け部69内に突入する前記支軸67には、前記受け部69の内面に摺接する横断面円弧状の外面を有する挟持部材70が軸方向移動可能に装着されており、支軸67の先端にねじ部材71で固定されるリテーナ72および挟持部材70間に、前記受け部69を支持座面68および挟持部材70間に挟む方向に挟持部材70を付勢するばね73が縮設される。
このようにして内側ホルダ板56すなわち車室内ミラー28Rを保持する内側ミラーホルダ42が、内側アクチュエータケース40の内側揺動支持部59に、上下、左右に揺動し得るようにして支承されることになる。
しかも前記両揺動支持部58,59の揺動中心C2は同一位置に設定されており、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28R間であって支持板33の近傍に設定される。
図4に注目して、前記揺動中心C2を通る水平な第1直線LA上に軸線を配置する外側第1駆動軸76と、第1直線LAと直交して鉛直方向に延びる外側第2直線LB1上に軸線を配置する外側第2駆動軸77とが、軸線方向の移動を可能として第2外側アクチュエータケース38から突出されており、第2外側アクチュエータケース38内には、外側第1駆動軸76を軸方向に往復駆動する動力を発揮する外側第1電動モータ78と、外側第2駆動軸77を軸方向に往復駆動する動力を発揮する外側第2電動モータ79とを含む外側ミラー駆動手段80が収納される。
外側第1駆動軸76の一端部は、第1直線LAを含む平面内での首振りを可能として外側ミラーホルダ41の外側ホルダ板54に連結され、外側第2駆動軸77の一端部は、外側第2直線LB1を含む平面内での首振りを可能として外側ミラーホルダ41の外側ホルダ板54に連結される。而して外側第1電動モータ78の作動によって外側第1駆動軸76が軸方向に作動すると、外側ミラーホルダ41すなわち車室外ミラー27Rが外側揺動支持部58の揺動中心C2まわりに左右に揺動し、外側第2電動モータ79の作動によって外側第2駆動軸77が軸方向に作動すると、外側ミラーホルダ41すなわち車室外ミラー27Rが外側揺動支持部58の揺動中心C2まわりに上下に揺動することになる。
さらに前記揺動中心C2を通る水平な第1直線LA上に軸線を配置する内側第1駆動軸81と、第1直線LAと直交して鉛直方向に延びる内側第2直線LB2上に軸線を配置する内側第2駆動軸82とが、軸線方向の移動を可能として内側アクチュエータケース40から突出されており、内側アクチュエータケース40内には、内側第1駆動軸81を軸方向に往復駆動する動力を発揮する内側第1電動モータ83と、内側第2駆動軸82を軸方向に往復駆動する動力を発揮する内側第2電動モータ84とを含む内側ミラー駆動手段85が収納される。
内側第1駆動軸81の一端部は、第1直線LAを含む平面内での首振りを可能として内側ミラーホルダ42の内側ホルダ板56に連結され、内側第2駆動軸82の一端部は、内側第2直線LB2を含む平面内での首振りを可能として内側ミラーホルダ42の内側ホルダ板56に連結される。而して内側第1電動モータ83の作動によって内側第1駆動軸81が軸方向に作動すると、内側ミラーホルダ42すなわち車室内ミラー28Rが内側揺動支持部59の揺動中心C2まわりに左右に揺動し、内側第2電動モータ84の作動によって内側第2駆動軸82が軸方向に作動すると、内側ミラーホルダ42すなわち車室内ミラー28Rが外側揺動支持部59の揺動中心C2まわりに上下に揺動することになる。
図7において、車室外ミラー27Rを保持する外側ミラーホルダ41を揺動駆動する外側ミラー駆動手段80における第1および第2外側電動モータ78,79の作動、ならびに車室内ミラー28Rを保持する内側ミラーホルダ42を揺動駆動する内側ミラー駆動手段85における第1および第2内側電動モータ83,84の作動、ならびにハウジング駆動手段47におけるハウジング駆動用電動モータ46の作動は、制御ユニット89で制御される。
前記制御ユニット89には、車両運転者によって操作される操作部88からの信号が入力される。この操作部88は、左統合ミラー装置29Lおよび右統合ミラー装置29Rのいずれを選択するかを定めるための左右切換スイッチ92と、可倒ハウジング36を突出位置および格納位置間で回動すべくハウジング駆動手段47のハウジング駆動用電動モータ46を作動せしめるための可倒操作スイッチ93と、車両運転者の手動操作量に応じて車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rを左右方向に揺動せしめるように外側第1電動モータ78および内側第1電動モータ83を作動せしめるための左右動操作スイッチ94と、車両運転者の手動操作量に応じて車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rを上下方向に揺動せしめるように外側第2電動モータ83および内側第2電動モータ84を作動せしめるための上下動操作スイッチ95とを備えるものであり、この操作部88は、車室24内の運転席25の近傍、たとえば図2で示すように、右前部サイドドア19Rの内面に配設される。
制御ユニット89は、信号入力判別回路96と、信号入力判別回路96の出力信号に応じて外側ミラー駆動手段80の両電動モータ78,79、内側ミラー駆動手段85の両電動モータ83,84およびハウジング駆動手段47のハウジング駆動用電動モータ46を個別に駆動する外側第1モータ駆動回路97、外側第2モータ駆動回路98、内側第1モータ駆動回路99、内側第2電動モータ駆動回路100およびハウジング駆動用モータ駆動回路101とを備える。
しかも信号入力判別回路96は、可倒操作スイッチ93によって可倒ハウジング36を突出位置から格納位置に回動作動せしめたときには、車室内ミラー28Rを外側方に一定の角度だけ揺動させるように内側ミラー駆動手段85の内側第1電動モータ83を作動せしめる信号を出力するものである。
ところで、車体Bの一部を構成する左前部サイドドア19Lの前方側上部には、車室24の外方に配置される車室外ミラー27Lを有する車室外ユニット30Lと、前記車室外ミラー27Lと協働して車両の後方視界を得るようにして前記車室外ミラー27Lに近接した位置で車室24内に配置される車室内ミラー28Lを有する車室内ユニット31Lとで構成される左統合ミラー装置29Lが取付けられるものであり、この左統合ミラー装置29Lの構成ならびに左統合ミラー装置29Lに関連する制御系は、上述の右統合ミラー装置29Rおよび前記制御系と基本的には同一の構成を有するので、詳細な説明は省略する。
次にこの実施例の作用について説明すると、車体Bの一部を構成する左・右前部サイドドア19L,19Rにおけるドアサッシ32の前側上部に設けられる支持板33に左・右統合ミラー装置29L,29Rが取付けられるのであるが、それらの左・右統合ミラー装置29L,29Rにおいては、支持板33に取付けられる内側ブラケット20と一体に設けられるベース板21に回動可能に支承されている外側ブラケット35に、車室外ミラー27L,27Rが揺動可能に支承され、車室外ミラー27L,27Rを車両の前方側から覆う可倒ハウジング36が取付けられている。
したがって車両の走行に伴う風圧が車室外ミラー27L,27Rに直接当たることはなく、車室外ミラー27L,27Rを支持する力は比較的小さくてすみ、その結果、車室外ミラー27L,27Rの揺動角度の調整に要する力も小さくてすみ、車室外ミラー27L,27Rの揺動角度を容易に調整することができる。
また車体Bの外側に配置される可倒ハウジング36が、前部サイドドア19L,19Rに固定されるベース板21に、突出位置および格納位置間で回動することを可能として支持されるのであるが、可倒ハウジング36の回動中心C1は突出位置にある可倒ハウジング36の左右方向に沿う略中央に設定されている。
したがって可倒ハウジング36の略中央がベース板21に回動可能に支承されるようにして、可倒ハウジング36の重量バランスを高めることができ、支持強度を高めることによる重量増加を回避しつつ、可倒ハウジング36を車体Bからの振動や走行風に耐えるようにして良好に支持することができる。
また車室外ミラー27L,27Rに近接した位置で車室24内には車室内ミラー28L,28Rが配置されるので、車室外ミラー27L,27Rと、車室内ミラー28L,28Rとで協働して広い後方視野を得ることが可能である。しかも可倒ハウジング36を格納位置に回動したときにも可倒ハウジング36のうち車室内ミラー28L,28Rの後方側に位置する部分を少なくして、可倒ハウジング36が車室内ミラー28L,28Rによる後方視認の妨げとなることを回避することができる。
さらに車室内ミラー28L,28Rは、車体Bに固定される内側アクチュエータケース40に、車室外ミラー27L,27Rとは独立して揺動することを可能として支承されており、可倒ハウジング36を格納位置に回動すべく、ハウジング駆動手段47のハウジング駆動用電動モータ46が作動したときに、制御ユニット89は、内側ミラー駆動手段85の内側第2電動モータ84を、車室内ミラー28L,28Rが外側方に一定の角度だけ揺動するように作動せしめる。
ところで図8(A)で示すように、可倒ハウジング36が突出位置にある状態では、車室外ミラー27Rおよび車室内ミラー28Rによって得られる後方視界は、鎖線で示すように広い範囲となるのであるが、図8(B)で示すように、可倒ハウジング36が格納位置に回動したときには、車室外ミラー27Rで後方視界を得ることはできず、後方視界は車室内ミラー28Rでだけ得られることになる。しかるに上述のように、可倒ハウジング36を格納位置に回動したときには、車室内ミラー28Rが外側方に一定の角度だけ揺動することになり、車室内ミラー28Rで得られる視界は、鎖線で示すように外側方に移行することになる。すなわち可倒ハウジング36が格納位置に回動して車室外ミラー27Rが車体B側に向くことによって失われる後方視界の一部を、外側方に一定の角度だけ揺動した車室内ミラー28Rで確保することができ、狭い駐車場での車庫入れ時等で充分な視界を得ることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である
乗用自動車を前方から見た斜視図である。 乗用自動車の車室内から前方を見た状態を示す斜視図である。 乗用自動車の平面図である。 右統合ミラー装置を車両の後方側から見た図である。 図4の5−5線断面図である。 図5の要部拡大図である。 制御系の構成を示すブロック図である。 可倒ハウジングを突出位置にした状態(A)ならびに可倒ハウジングを格納位置にした状態(B)を対比して示す平面図である。
19L,19R・・・ドア
21・・・ベース板
24・・・車室
27L,27R・・・車室外ミラー
28L,28R・・・車室内ミラー
36・・・可倒ハウジング
36a・・・開口部
40・・・ミラー支持手段である内側アクチュエータケース
47・・・ハウジング駆動手段
85・・・ミラー駆動手段
89・・・制御ユニット
B・・・車体
C1・・・回動中心

Claims (1)

  1. 車体(B)の外側に配置される可倒ハウジング(36)が、ドア(19L,19R)を含む車体(B)に固定されるベース板(21)に、該可倒ハウジング(36)の開口部(36a)に配置される車室外ミラー(27L,27R)を車両の後方側に向けさせた突出位置ならびに前記車室外ミラー(27L,27R)を前記ボディ(B)側に向けさせた格納位置間で回動することを可能として支持される車両用ミラー装置において、
    前記可倒ハウジング(36)の回動中心(C1)が前記突出位置にある前記可倒ハウジング(36)の左右方向に沿う略中央に設定され
    前記車室外ミラー(27L,27R)に近接した位置で車室(24)内に車室内ミラー(28L,28R)が配置されると共に、前記車体(B)に固定されるミラー支持手段(40)に該車室内ミラー(28L,28R)が前記車室外ミラー(27L,27R)とは独立して揺動可能に支承され、
    前記可倒ハウジング(36)を回動駆動するハウジング駆動手段(47)ならびに前記車室内ミラー(28L,28R)を揺動駆動するミラー駆動手段(85)の作動を制御する制御ユニット(89)が、前記可倒ハウジング(36)を格納位置側に回動すべく前記ハウジング駆動手段(47)を作動せしめるのに応じて前記車室内ミラー(28L,28R)を外側方に一定の角度だけ揺動させるように前記ミラー駆動手段(85)を作動させることを特徴とする車両用ミラー装置
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