JP2007118732A - 車両用サンルーフ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員のサングラスを透過する光が遮断されない車両用サンルーフ構造を提供すること。
【解決手段】車両のルーフ(R)にサンルーフ窓開口(Or)が形成され、前記サンルーフ窓開口(Or)に偏光窓板(Sr)が設けられている。しかも、前記偏光窓板(Sr)は車幅方向に振動する光のみを遮断する。また、車両前後方向に振動する光を遮断可能で且つ前記偏光窓板に重なる位置と重ならない退避位置との間で前後に移動可能な可動偏光板が設けられている。
【選択図】図3

Description

この発明は、車両のサンルーフ窓開口に偏光窓板が設けられた車両用サンルーフ構造に関するものである。
従来、車両のルーフにサンルーフ窓開口が設けられ、このサンルーフ窓開口に第1偏光窓板を固定すると共に、この第1偏光窓板に対して回転する第2偏光窓板を設けた車両用サンルーフ構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−206444号公報
しかしながら、第1,第2偏光窓板の偏光の向きを車幅方向に振動する光のみを通す方向にした場合、偏光板を用いたサングラスを装用した乗員がサンルーフを見上げたときに、サンルーフを透過した光が乗員のサングラスを透過できずに遮光されて、外を見ることができないという問題があった。
また、この車両用サンルーフ構造では、第2偏光窓板が第1偏光窓板に重なる位置で水平回転する構造であるため、第1偏光窓板の偏光方向が車両前後方向を向いていたとしても、第2偏光窓板の偏光方向の向きによって第1,第2偏光窓板を透過する光の量が少なくなると共に、乗員のサングラスを透過する光の量はもっと少なくなるという問題もあった。
そこで、この発明は、乗員のサングラスを透過する光が遮断されない車両用サンルーフ構造を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明は、車両のルーフにサンルーフ窓開口が形成され、前記サンルーフ窓開口に偏光窓板が設けられた車両用サンルーフ構造において、前記偏光窓板は車幅方向に振動する光のみを遮断可能に設けられていると共に、車両前後方向に振動する光を遮断可能で且つ前記偏光窓板に重なる位置と重ならない退避位置との間で前後に移動可能な可動偏光板が設けられている車両用サンルーフ構造としたことを特徴とする。
この発明によれば、可動偏光板が偏光窓板に重ならない位置にあるときには、偏光板使用のサングラスを乗員が装用していても、サンルーフ窓開口の偏光窓板を透過した外光がサングラスにより遮断されることはないので、乗員が偏光板使用のサングラス及びサンルーフ窓開口の偏光窓板を介して外の景色を見ることができる。
以下、この発明の実施の形態を図1〜図4を用いて説明する。図1,図2はサンルーフ構造の一例を説明するための模式図、図3,図4はこの発明の実施の形態にかかる車両用サンルーフ構造を説明するための模式図である。
図1,図2において、Bは自動車(車両)の車体、Rは車体Bのルーフ、SrはルーフRの窓開口Orに設けられた偏光窓板である。また、図1に示したように、運転者Dが偏光サングラスSgを装用して運転する場合において、偏光サングラスSgは縦方向に振動する光のみを透過し且つ横方向に振動する光は遮断する。
従って、例えば、偏光窓板Srが車幅方向に振動する光のみを透過するようになっている場合、運転者Dが偏光サングラスSgを装用して図2に示したように上方を向いたときに、偏光サングラスSgと偏光窓板Srの光を通す方向(位相)が略直交する。このため、偏光窓板Srを透過して車室Rm内に入射した外光は偏光サングラスSgを透過しないので、運転者Dは偏光窓板Srを介して外の景色を見ることができない。
これに対して、図1,図2の偏光窓板Srに代えて、図3,図4に示したように車両前後方向に振動する光のみを透過する偏光窓板SraをルーフRに設けた発明において、運転者Dが偏光サングラスSgを装用して図4に示したように上方を向いたときに、偏光サングラスSgと偏光窓板Sraの光を通す方向(位相)が略一致する。このため、偏光窓板Sraを透過して車室Rm内に入射した外光は偏光サングラスSgを透過することができるので、運転者Dは偏光窓板Sraを介して外の景色を見ることができる。
尚、図示は省略したが、車両前後方向に振動する光を遮断可能で且つ偏光窓板Sraに重なる位置と重ならない退避位置との間で前後に移動可能な可動偏光板が設けられる。また、図3,図4は、可動偏光板が偏光窓板Sraに重ならない退避位置にあるときの説明図である。
次に、この発明の実施の例を図5〜図21に基づいて説明する。
[構成]
図5において、1は自動車(車両)の車体、2は車体1の車室である。この車室2は図7に示したルーフ3を有する。この車体1は、ルーフ3の周縁部に沿って設けられた天井支持枠4を有する。
この天井支持枠4は、図5,図6に示したように左右のルーフサイドレール5,5と、ルーフサイドレール5,5の車両前後方向の前端部に両端が連設されたフロントサイドレール6と、ルーフサイドレール5,5の車両前後方向の後端部に両端が連設されたリヤサイドレール7を有する。
また、ルーフ3は、天井支持枠4の下部に固定された天井パネル3aと、天井パネル3aの上方のルーフパネル8を有する。そして、天井パネル3aには採光用開口3bが形成されている。また、天井支持枠4上にはルーフパネル8が取り付けられ、このルーフパネル8には図5,図7に示したサンルーフ窓開口9が形成されている。このサンルーフ窓開口9は、採光用開口3bと同じか、採光用開口3bより大きく形成されている。尚、サンルーフ窓開口9は、ルーフパネル8の周縁部を除いた略全体にかかるように形成されている。
このサンルーフ窓開口9には偏光窓板10が固定されている。尚、図7では偏光窓板10の固定部分を概略的に示している。また、図5,図6に示したように、偏光窓板10の車両前側部分には車幅方向に振動する光の透過を遮断する偏光窓板部10aが設けられ、偏光窓板10の車両後側部分には車両前後方向に振動する光の透過を遮断する偏光窓板部10bが設けられている。
しかも、偏光窓板部10aはフロントシート(図示せず)側の上方に位置し、偏光窓板部10bはリヤシート(図示せず)の上方に位置している。尚、偏光窓板部10a,10bは、透明なガラス板または透明な樹脂板に偏光のためのコーティング(偏光層即ち偏光膜)を施すことにより形成できる。
また、図7に示したように天井パネル3aとルーフパネル8との間には、可動偏光板支持用のレール枠11,12が上下に重なるように配設されている。この可動偏光板支持用のレール枠11,12は図示しないボルト等の固定手段を介して天井支持枠4に取り付けられている。このレール枠11,12は図7〜図9に示したように上下に重なるように配設されている。そして、レール枠11の車幅方向両側(左右の部分)には図7に示したようにガイドレール11a,11aが形成され、レール枠12の車幅方向両側(左右の部分)にはガイドレール12a,12aが形成されている。
このガイドレール11a,11aには車幅方向に振動する光の透過を遮断する可動偏光窓板13の車幅方向両側部が前後動自在に支持され、ガイドレール12a,12aには車両前後方向に振動する光の透過を遮断する可動偏光窓板14の車幅方向両側部が前後動自在に支持されている。尚、図7では図示を省略したが、実際には可動偏光窓板13,14の車幅方向両側部にはガイドローラが取り付けられている。また、可動偏光窓板13,14は、このガイドローラ(図示せず)等により上下に振動移動しないようにガイドレール11a,12aにそれぞれ支持される。
また、レール枠11の車両前後方向後端には図9に示したような後支持部11bが設けられ、レール枠12の車両前後方向後端には後支持部11bと同様な後支持部(図示せず)が設けられている。この後支持部11b,他方図示せずには図6,図8,図9に示したような駆動モータ15,16がそれぞれ取り付けられ、駆動モータ15,16には図11に示したように駆動ギヤ15a,16aがそれぞれ連動させられている。尚、駆動モータ15,16は図示しないスイッチで正転、逆転操作ができるようになっている。
この駆動ギヤ15aには図11に示したように駆動ワイヤ15b,15cが車両前後方向両側部からそれぞれ噛合している。しかも、駆動ワイヤ15b,15cの一端は可動偏光板13の両側部のブラケット13a,13aに取り付けられ、駆動ワイヤ15b,15cの他端は自由状態となっている。尚、駆動ワイヤ15b,15cの他端はガイドレール11a,11aに沿う図示しないガイド部で車両前後方向に進退動可能となっている。
これにより、駆動モータ15により駆動ギヤ15aを正転又は逆転させると駆動ワイヤ15b,15cは長手方向に進退移動させられて、図12(a),(b)に矢印17,18で示したように可動偏光板13が前後方向に進退移動させられるようになっている。このような構造には周知の構成が採用できるので、駆動ギヤ15aと駆動ワイヤ15b,15cとの関係の詳細な図示は省略してある。
また、駆動ギヤ16aには図11に示したように駆動ワイヤ16b,16cが車両前後方向両側部からそれぞれ噛合している。しかも、駆動ワイヤ16b,16cの一端は可動偏光板14の両側部のブラケット14a,14aに取り付けられ、駆動ワイヤ16b,16cの他端は自由状態となっている。尚、駆動ワイヤ16b,16cの他端はガイドレール12a,12aに沿う図示しないガイド部で車両前後方向に進退動可能となっている。このような構造には周知の構成が採用できるので、駆動ギヤ16aと駆動ワイヤ16b,16cとの関係の詳細な図示は省略してある。
これにより、駆動モータ16により駆動ギヤ16aを正転又は逆転させると駆動ワイヤ16b,16cは長手方向に進退移動させられて、可動偏光板14が図12(a),(b)に矢印19,20で示したように前後方向に進退移動させられるようになっている。
図12(a)において、21は車室2内の前席(図示せず)の乗員、22は後席(図示せず)の乗員である。そして、乗員21は偏光サングラス23を装用している。また、図13に示したような路面や水面等の面24からの反射光25のうち、眩しい反射光は水平方向(横方向)に振動する性質を有するので、通常の偏光サングラス23はこの横方向に振動する光を遮断し且つ縦方向に振動する光を透過するようになっている。
[作用]
次に、このような構成の車両用サンルーフの作用を説明する。
図14(a)に示したように偏光窓板部10bは、外光Lのうち車両前後方向に振動する光Laを遮断する一方、車幅方向に振動する光Lbを透過させる。また、可動偏光板13は、偏光窓板部10bを透過した車幅方向に振動する光Lbを遮断する。このように可動偏光板13と偏光窓板部10bは位相が90°異なっている。従って、図14(a)に示したように偏光窓板部10bと可動偏光板13が重なっている場合には、外光Lは車室内に入射できない。
また、図14(b)に示したように、偏光窓板部10aは、車幅方向に振動する光Lbを遮断させる一方、車両前後方向に振動する光Laを透過させる。更に、可動偏光板13は、偏光窓板部10aを透過した車両前後方向に振動する光Laを透過させる。このように可動偏光板13と偏光窓板部10aは位相が一致している。従って、図14(b)に示したように偏光窓板部10aと可動偏光板13が重なっている場合には、外光Lの光Laは車室内に入射できる。
更に、図15(a)に示したように偏光窓板部10bは、外光Lのうち車両前後方向に振動する光Laを遮断する一方、車幅方向に振動する光Lbを透過させる。また、可動偏光板14は、偏光窓板部10bを透過した車幅方向に振動する光Lbを透過させる。このように可動偏光板14と偏光窓板部10bは位相が一致している。従って、図15(a)に示したように偏光窓板部10bと可動偏光板14が重なっている場合には、外光Lのうち車幅方向に振動する光Lbは車室内に入射できる。
また、図15(b)に示したように、偏光窓板部10a及び可動偏光板13は、車幅方向に振動する光Lbを遮断させる一方、車両前後方向に振動する光Laを透過させる。更に、可動偏光板14は、偏光窓板部10a又は可動偏光板13を透過した車両前後方向に振動する光Laを遮断させる。このように可動偏光板14と偏光窓板部10aは位相が90°異なり、可動偏光板13,14は位相が90°異なっている。従って、図15(b)に示したように偏光窓板部10aと可動偏光板14が重なっている場合、又は可動偏光板13,14同士が重なっている場合には、外光Lは車室内に入射できない。
ところで、上述したように駆動モータ15により駆動ギヤ15aを正転又は逆転させると駆動ワイヤ15b,15cは長手方向に進退移動させられて、図12(a),(b)に矢印17,18で示したように可動偏光板13が前後方向に進退移動させられ。また、駆動モータ16により駆動ギヤ16aを正転又は逆転させると駆動ワイヤ16b,16cは長手方向に進退移動させられて、可動偏光板14が図12(a),(b)に矢印19,20で示したように前後方向に進退移動させられる。
(図16の状態)
このような可動偏光板13,14の車両前後方向への駆動操作により、図16に示したように、偏光窓板部10aの下方に可動偏光板13,14を重なるように移動させる。
この場合、偏光窓板部10aに入射する外光Lは車両前後方向に振動する光のみが偏光窓板部10a及び可動偏光板13を透過するが、車両前後方向に振動する光は可動偏光板14により遮断されるので、偏光窓板部10aに入射する外光Lは前席の乗員21側(車室2内)には入射できない。この状態では、前席及び後席の乗員21,22が偏光窓板部10aを介して外の景色を見ることはできない。
一方、後席の乗員22の上方には偏光窓板部10bのみがある状態となるので、偏光窓板部10bに入射する外光Lのうち車幅方向に振動する光が後席の乗員22側(車室2内)に入射でき、前席及び後席の乗員21,22が偏光窓板部10bを介して外の景色を見ることができる。
(図17の状態)
また、可動偏光板13,14の車両前後方向への駆動操作により、図17に示したように、偏光窓板部10bの下方に可動偏光板13,14を重なるように移動させる。
この場合、偏光窓板部10bに入射する外光Lは車幅方向に振動する光のみが偏光窓板部10bを透過するが、車両前後方向に振動する光は可動偏光板13により遮断されるので、偏光窓板部10bに入射する外光Lは前席の乗員22側(車室2内)には入射できない。この状態では、前席及び後席の乗員21,22が偏光窓板部10bを介して外の景色を見ることはできない。
一方、前席の乗員21の上方には偏光窓板部10aのみがある状態となるので、偏光窓板部10aに入射する外光Lのうち車両前後方向に振動する光が前席の乗員21側(車室2内)に入射でき、前席及び後席の乗員21,22が偏光窓板部10aを介して外の景色を見ることができる。
(図18の状態)
また、可動偏光板13,14の車両前後方向への駆動操作により、図18に示したように、偏光窓板部10aの下方に可動偏光板14を重なるように移動させ、偏光窓板部10bの下方に可動偏光板13を重なるように移動させる。
この場合、偏光窓板部10aに入射する外光Lは車両前後方向に振動する光のみが偏光窓板部10aを透過するが、車両前後方向に振動する光は可動偏光板14により遮断される。この結果、偏光窓板部10aに入射する外光Lは前席の乗員21側(車室2内)には入射できない。この状態では、前席及び後席の乗員21,22が偏光窓板部10bを介して外の景色を見ることはできない。
一方、偏光窓板部10bに入射する外光Lは車幅方向に振動する光のみが偏光窓板部10bを透過するが、車幅方向に振動する光は可動偏光板13により遮断される。この結果、偏光窓板部10bに入射する外光Lは後席の乗員22側(車室2内)には入射できない。この状態では、前席及び後席の乗員21,22が偏光窓板部10bを介して外の景色を見ることはできない。
(図19の状態)
また、可動偏光板13,14の車両前後方向への駆動操作により、図19に示したように、偏光窓板部10aの下方に可動偏光板13を重なるように移動させ、偏光窓板部10bの下方に可動偏光板14を重なるように移動させる。
この場合、偏光窓板部10aに入射する外光Lは車両前後方向に振動する光のみが偏光窓板部10aを透過し、この車両前後方向に振動する光は可動偏光板13を透過して、前席の乗員21側(車室2内)に入射する。この状態では、前席及び後席の乗員21,22が偏光窓板部10bを介して外の景色を見ることができる。
一方、偏光窓板部10bに入射する外光Lは車幅方向に振動する光のみが偏光窓板部10bを透過し、この車幅方向に振動する光は可動偏光板14を透過して、後席の乗員22側(車室2内)には入射する。この状態では、前席及び後席の乗員21,22が偏光窓板部10bを介して外の景色を見ることができる。
(図20の状態)
この図20では、可動偏光板13,14の配置が図19と同じ状態となっている。この状態では、前席及び後席の乗員21,22が偏光窓板部10aを介して外の景色を見ることができる。しかも、この状態では、偏光窓板部10aと可動偏光板13は車両前後方向に振動する光のみを透過している。
従って、偏光サングラス23を装用した前席の乗員21が前を向いた状態から顔を上げて偏光窓板部10a側を見たときに、偏光サングラス23は車両前後方向に振動する光を透過できるので、偏光窓板部10aと可動偏光板13を透過した車両前後方向に振動する光は偏光サングラス23を透過して、乗員21の眼に入射することになる。この結果、乗員21は偏光サングラス23,可動偏光板13,偏光窓板部10aを介して外部の景色を見ることができる。
(図21の状態)
また、この図21では、可動偏光板13,14の配置が図17と同じ状態となっている。この状態では、前席及び後席の乗員21,22が偏光窓板部10aを介して外の景色を見ることができる。しかも、この状態では、偏光窓板部10aは車両前後方向に振動する光のみを透過している。
従って、偏光サングラス23を装用した前席の乗員21が前を向いた状態から顔を上げて偏光窓板部10a側を見たときに、偏光サングラス23は車両前後方向に振動する光を透過できるので、偏光窓板部10aを透過した車両前後方向に振動する光は偏光サングラス23を透過して、乗員21の眼に入射することになる。この結果、乗員21は偏光サングラス23,可動偏光板13,偏光窓板部10aを介して外部の景色を見ることができる。
尚、可動偏光板13,14を前後方向の途中位置で一部又は全部を重ね合わせることにより、偏光窓板10から外光を採光できる面積を調整できる。
以上説明したように、この発明の実施の形態及び実施例の車両用サンルーフ構造では、車両のルーフ(R,8)にサンルーフ窓開口(Or,9)が形成され、前記サンルーフ窓開口(Or,9)に偏光窓板(Sr,10)が設けられている。
しかも、前記偏光窓板(Sr,偏光窓板10の偏光窓板部10a)は車幅方向に振動する光のみを遮断する。また、車両前後方向に振動する光を遮断可能で且つ前記偏光窓板に重なる位置と重ならない退避位置との間で前後に移動可能な可動偏光板14が設けられている。
この構成によれば、可動偏光板14が偏光窓板に重ならない位置にあるときには、偏光板使用のサングラス(Sg,23)を乗員(D,21)が装用していても、サンルーフ窓開口(Or,9)の偏光窓板(Sr,偏光窓板10の偏光窓板部10a)を透過した外光がサングラスにより遮断されることはないので、乗員(D,21)が偏光板使用のサングラス(Sg,23)及びサンルーフ窓開口(Or,9)の偏光窓板(Sr,偏光窓板10の偏光窓板部10a)を介して外の景色を見ることができる。
また、この発明の実施の形態及び実施例の車両用サンルーフ構造では、前記偏光窓板10は、前席の上方に位置し且つ車両前後方向に振動する光のみを透過する第1の偏光窓板部(10a)と、後席上方に位置し且つ車幅方向に振動する光のみを透過する第2の偏光窓板部(10b)を有すると共に、車両前後方向に振動する光のみを透過する第1の可動偏光板13と、車幅方向に振動する光のみを透過する第2の可動偏光板14をさらに備え、前記第1,第2可動偏光板(13,14)は車両前後方向に進退移動して前記第1,第2の偏光窓板部(10a、10b)に選択的に重ねることが可能に設けられている。
この構成によれば、前記第1,第2可動偏光板(13,14)を前記第1,第2の偏光窓板部(10a、10b)に選択的に重ねることで、外光の車室内への入射と遮断を選択的に行うことができる。
また、この発明の実施の形態及び実施例の車両用サンルーフ構造では、前記第1,第2可動偏光板(13,14)は駆動モータ(15,16)により車両前後方向に進退駆動可能に設けられている。
この構成によれば、第1,第2可動偏光板(13,14)を簡単な構成で車両前後方向選択的に駆動して前記第1,第2の偏光窓板部(10a、10b)に重ね合わせることができる。
尚、上述した実施例では、偏光窓板部10a,10bを一つの偏光窓板10に設けた例を示したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、偏光窓板部10a,10bを別々の偏光板とすることもできる。この場合、2つの偏光窓板を偏光窓板部10a,10bと同様に車両前後方向において密接するように配置することもできるし、ルーフ8に車両前後方向に間隔をおいて2つの窓開口を形成し、この2つの窓開口に偏光窓板を取り付けることもできる。
サンルーフ構造の一例を説明するための模式図である。 サンルーフ構造の一例を説明するための模式図である。 この発明の実施の形態にかかる車両用サンルーフ構造を説明するための模式図である。 この発明の実施の形態にかかる車両用サンルーフ構造を説明するための模式図である。 この発明に係る車両用サンルーフ構造を備える自動車の概略斜視図である。 図5の自動車の車体の一部と偏光窓板との関係を示す概略斜視図である。 図5のA1−A1線に沿う断面図である。 図6の偏光窓板とレール枠との関係を示す概略斜視図である。 図6のレール枠と可動偏光板との関係を示す概略斜視図である。 図7の下側のレール枠と可動偏光板との関係を示す概略斜視図である。 図7の可動偏光板と駆動モータとの関係を示す説明図である。 (a)は図5〜図11のサンルーフ構造を備える自動車の模式図、(b)は(a)の偏光窓板及び可動偏光板とを車室内から見た説明用の斜視図である。 偏光サングラスの説明図である。 (a),(b)は偏光窓板部と可動偏光板の光透過関係を示す説明図である。 (a),(b)は偏光窓板部と可動偏光板の光透過関係を示す説明図である。 図12のサンルーフ構造の使用例を説明する模式図である。 図12のサンルーフ構造の他の使用例を説明する模式図である。 図12のサンルーフ構造の他の使用例を説明する模式図である。 図12のサンルーフ構造の他の使用例を説明する模式図である。 図12のサンルーフ構造の他の使用例を説明する模式図である。 図12のサンルーフ構造の他の使用例を説明する模式図である。
符号の説明
8…ルーフ
9…サンルーフ窓開口
10…偏光窓板
10a…偏光窓板部(第1の偏光窓板部)
10b…偏光窓板部(第2の偏光窓板部)
13…可動偏光板(第1の可動偏光板)
14…可動偏光板(第2の可動偏光板)
15,16…駆動モータ
21…乗員
23…偏光サングラス
D…乗員
Or…サンルーフ窓開口
R…ルーフ
Sr…偏光窓板
Sg…偏光サングラス

Claims (3)

  1. 車両のルーフにサンルーフ窓開口が形成され、前記サンルーフ窓開口に偏光窓板が設けられた車両用サンルーフ構造において、
    前記偏光窓板は車幅方向に振動する光のみを遮断可能に設けられていると共に、車両前後方向に振動する光を遮断可能で且つ前記偏光窓板に重なる位置と重ならない退避位置との間で前後に移動可能な可動偏光板が設けられていることを特徴とする車両用サンルーフ構造。
  2. 前記偏光窓板は、車両前席の上方に位置し且つ車両前後方向に振動する光のみを透過する第1の偏光窓板部と、車両後席上方に位置し且つ車幅方向に振動する光のみを透過する第2の偏光窓板部を有すると共に、車両前後方向に振動する光のみを透過する第1の可動偏光板と、車幅方向に振動する光のみを透過する第2の可動偏光板をさらに備え、前記第1,第2可動偏光板は車両前後方向に進退移動して前記第1,第2の偏光窓板部に選択的に重ねることが可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用サンルーフ構造。
  3. 前記第1,第2可動偏光板は駆動モータにより車両前後方向に進退駆動可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用サンルーフ構造。
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JP2022509194A (ja) * 2018-11-26 2022-01-20 ソン クム、ヨン 車両用自動遮光装置

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