JP2006232212A - 車外視認装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低速走行時において死角となる範囲を低減し、一層容易な運転を可能にする。
【解決手段】車外視認装置10は、車速センサ18、走行状態検出部20及びピラー部ミラーユニット14を有する。ピラー部ミラーユニット14は、助手席側のウィンドシールドピラー28の上部に設けられており、ウィンドシールドピラー28における前方側に設けられて前方下部を映し出す第1凸面鏡30と、後方側に設けられ側方下部を映し出す第2凸面鏡32とを有する。第1凸面鏡30及び第2凸面鏡32は第1液晶板24及び第2液晶板26で覆われており、走行状態検出部20の作用下に、規定速度以上のときには像表示面を遮へいする。
【選択図】図3

Description

本発明は、運転席からみて直接的目視で死角となる範囲を減少させて、一層容易な運転を可能にする車外視認装置に関する。
車両は、外部のより広い状況を確認することができるようにウィンドシールドピラー(いわゆるAピラー)、助手席側ドア及びボンネット等による死角がなるべく少ないことが好ましい。一方、ウィンドシールドピラーやボンネットは車両構成上必須のものであることから、死角となる範囲をより減らすためにはバックミラー、ドアミラー及び補助ミラーを用いることが考えられる。バックミラー及び補助ミラーについては、例えば、特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1には、光反射部と光透過部とをそれぞれ小さい領域で交互に配設した2つのミラーを相対変位可能に構成したバックミラーが開示されている。該バックミラーは、2つのミラーの光透過部が重なる状態にすることによりバックミラーを通してその後方部を透かして見ることができ、一方、所定のスライド機構によって双方のミラーの光透過部と光反射部とが重なる状態にすることにより、本来のバックミラーとしての機能を発揮し、車両後方風景を映し出すことができる。
特許文献2には、半透明鏡と、該半透明鏡の背後設けられた採光部と、該採光部を通る光を遮光する開閉可能な遮光板とを有するバックミラーが開示されている。このバックミラーによれば、遮光板を開くことによって採光部から光が入射して前方視野が視認可能になる一方、遮光板を閉じて遮光することによって後方からの反射光が支配的となって後方視野が視認可能となる。つまり、必要に応じて前方視野と後方視野とを切換視認可能となり、バックミラーによる死角を低減することができる。
特許文献3には、後方視野の光を集光及び反射させて運転者アイポイントに導くハーフミラーからなる鏡面手段と、該鏡面手段の前方側に配設された液晶素子とを有するドアミラーが開示されている。該ドアミラーによれば、所定の電圧供給手段を制御して液晶素子の光透過率を調整することにより、前方視野と後方視野とを切換表示させることができる。つまり、液晶素子を高透過率に設定することにより、ハーフミラーを通して前方が視認可能になり、低透過率に設定することにより前方視野を遮断するとともに後方視野を反射表示させることができる。
実公昭61−28162号公報 登録実用新案第3003856号公報 登録実用新案第2601392号公報
ところで、前記の特許文献1〜3に開示されているバックミラー及びドアミラーでは、ウィンドシールドピラー、助手席側ドア及びボンネット等による死角を低減することはできない。また、これらの死角の範囲には縁石や車止め等が存在する場合があり、特に発進時、駐車時等の低速走行時においてより確実な確認手段が設けられていると、運転が一層容易となり望ましい。また、このような確認手段は、車外の死角を低減させる上で車室内における適正な箇所に配置することが望ましい。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、低速走行時において、死角となる範囲を低減し、一層容易な運転を可能にする車外視認装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車外視認装置は、運転席からの直接的目視による車外死角の少なくとも一部を、反射作用によって映し出す光学手段と、車速又はトランスミッションのギア段を検出する走行状態検出手段と、前記走行状態検出手段に基づいて車両が規定速度以上で走行中であり、又は前記トランスミッションが所定のギア段以上であることが検出されたときに、前記光学手段を遮へいし、又は車外情景以外が映るように向き若しくは位置を切り換える表示遮へい手段とを有し、前記光学手段は、前記車両の助手席側におけるウィンドシールドピラーに設けられていることを特徴とする。
このように、走行状態検出手段に基づいて車両が停止、徐行又は後退していると判断される場合に光学手段を視認可能とすることにより、死角となる範囲を低減し、低速走行時における運転を一層容易にすることができる。また、光学手段は停止又は徐行時に自動的に視認可能な状態となることから、運転者に対して注意喚起をすることができる。また、ウィンドシールドピラーに光学手段を設けることにより、特に、車両の前方下部又は助手席側車外の側方下部が容易に確認可能となる。
この場合、前記光学手段は凸面鏡であって、前記ウィンドシールドピラーにおける前方側に設けると、特に前記車両の前方下部を効率的に映し出すことができる。
また、前記光学手段は凸面鏡であって、前記ウィンドシールドピラーにおける後方側に設けると、特に助手席側車外の側方下部を効率的に映し出すことができる。
次に、本発明は、運転席からの直接的目視による車外死角の少なくとも一部を、反射作用によって映し出す光学手段と、車速又はトランスミッションのギア段を検出する走行状態検出手段と、前記走行状態検出手段に基づいて車両が規定速度以上で走行中であり、又は前記トランスミッションが所定のギア段以上であることが検出されたときに、前記光学手段を遮へいする表示遮へい手段とを有し、前記光学手段はルーフ下面における前端部に設けられ、前記車両の前方下部及び側方下部の少なくとも一方を映し出すことを特徴とする。
このように、走行状態検出手段に基づいて車両が停止、徐行又は後退していると判断される場合に光学手段を視認可能とすることにより、死角となる範囲を低減し、低速走行時における運転を一層容易にすることができる。また、光学手段は停止又は徐行時に自動的に視認可能な状態となることから、運転者に対して注意喚起をすることができる。さらに、ルーフの下面前端に光学手段を設けることにより、高い位置に設けられて車両の前方下部を映し出しやすい。
さらにまた、前記表示遮へい手段は液晶板であって、印加電圧の切り換えによって前記光学手段を遮へいし又は透過視認させるようにするとよい。
本発明に係る車外視認装置は、直接的目視による車外死角の少なくとも一部を映し出す光学手段と、走行状態検出手段の検出結果に基づいて規定速度以上の走行中であると判断されたときに光学手段を遮へいする表示遮へい手段とを用いる。これにより、走行状態検出手段に基づいて車両が徐行していると判断される場合に光学手段を視認可能とすることができ、死角となる範囲を低減し、低速走行時における運転を一層容易にすることができる。また、光学手段は徐行時に自動的に視認可能に切り換わることから、運転者に対して注意喚起をすることができる。
さらに、表示遮へい手段は液晶板であって、印加電圧の切り換えによって前記光学手段を遮へいし又は透過視認させることができる。
このような確認手段は、助手席側におけるウィンドシールドピラーに設けることにより、特に前方又は助手席側側方の確認が容易となる。
さらに、確認手段は、ルーフの下面前端に光学手段を設けることにより、高い位置に設けられ、特に車両の前方下部を映し出しやすい。
以下、本発明に係る車外視認装置について第1及び第2の実施の形態を挙げ、添付の図1〜図14を参照しながら説明する。
図1に示すように、第1の形態に係る車外視認装置10は、車両11の室内におけるピラー部ミラーユニット14及び後方確認ユニット16と、車速センサ18と、該車速センサ18の車速信号Vに基づいて車両11が走行中であることを認識可能な走行状態検出部20とを有する。車速センサ18は車両11における他の電装品においても兼用される。
なお、車両11は仕向地が左側走行の国の仕様であって、運転席が右側、助手席が左側である。以下、「左側」とは助手席側を示すものとする。
図2に示すように、車速センサ18は、車輪の回転速度又はエンジン回転数に基づいて検出した車両11の車速を車速信号Vとして車内LAN(Local Area Network)22を介して走行状態検出部20に伝達する。走行状態検出部20は、供給された車速信号Vが規定の低速閾値(例えば、10km/H)よりも大きいときには表示停止信号Aをピラー部ミラーユニット14における第1液晶板24及び第2液晶板26、ピラー部ミラーユニット14に伝達する。これらの信号伝達手段には無線を用いてもよい。第1及び第2液晶板(表示遮へい手段)24、26の構成、作用については後述する。
走行状態検出部20から供給する表示停止信号Aは必ずしも車速信号Vに基づいて設定されるものに限らず、例えば、図示しないトランスミッションのギア段を確認し、該ギア段が2速以上であるとき(つまり、1速、バック又はパーキング以外のとき)に設定供給するようにしてもよい。トランスミッションがCVT(Continuously Variable Transmission)であるときには、所定のギア比以上であるときに設定供給すればよい。表示停止信号Aには、いわゆるチャタリングを防止するために適当なヒステリシス特性を設けて信号切り換えの間隔を伸ばすようにしてもよい。
図3及び図4に示すように、ピラー部ミラーユニット14は、左側のウィンドシールドピラー28の上部に設けられており、前方側に設けられた第1凸面鏡(光学手段)30と、後方側に設けられた第2凸面鏡(第2凸面鏡)32と、カバー34と、該カバー34を支持する2つの弾性ステー36とを有する。第1凸面鏡30及び第2凸面鏡32は、レール38及び40に取り付けられており、ウィンドシールドピラー28に沿って上下に移動可能となっており、アイポイントEPに合わせて任意の位置で保持される。
第1凸面鏡30の面は前方下方を指向しており、特に車両11の前方下部を映し出すことができる。また、第2凸面鏡32の面は左側方を指向しており、特に助手席側車外の側方下部を映し出すことができる。なお第1凸面鏡30、第2凸面鏡32は、図8等から明らかなように球面ではなく、車両近傍の広い範囲を映し出すことができる形状に成形されている。後述する第3凸面鏡42についても同様である。
カバー34は、樹脂材等の中央板44、前方の第1液晶板24及び後方の第2液晶板26からなり、第1液晶板24及び第2液晶板26は第1凸面鏡30及び第2凸面鏡32を覆っている。
2つの弾性ステー36は、それぞれ手前側に切欠きのある断面六角の枠形状であり、切欠きのある一方の面が中央板44の係合片44aに係合し、対向する他方の面がビス46によってウィンドシールドピラー28に固定される。カバー34は弾性ステー36に支持されていることによって、搭乗者が接触する際に一種のクッション機能を発揮し、搭乗者に与える力が緩和される。
拡大した図示を省略するが後方確認ユニット16(図1参照)は、リアウィンド上部に設けられ、後方下部を映し出す凸面鏡と、該凸面鏡を覆う第3液晶板50(図2参照)とを有する。この後方確認ユニット16は車両11の後方下部を映し出すことができる。
第1液晶板24、第2液晶板26及び第3液晶板50は、走行状態検出部20から供給される表示停止信号A(図2参照)に基づいて印加電圧が切り換えられることにより液晶分子の並び方が変わり、光が透過する状態又は遮へい状態に切換設定される。すなわち、車両11が徐行、停止又は後退しているとき(以下、単に徐行時という。)には、表示停止信号Aの作用下に全面を透過状態に設定することにより像を表示する面を視認可能とする。
また、車両11が低速閾値を超える走行状態であるときには第1〜第3液晶板24、26及び50を非透過状態(例えば、黒色)にして全面を遮へいする。遮へいする手段としては、例えば、適当な機械的シャッターを用いてもよい。
次に、このように構成される車外視認装置10を用いて、運転席からの直接的目視で死角となる車外範囲を確認する方法について説明する。
図5に示すように、第2凸面鏡32は車室内の略左端且つ略上端に設けられていることから、右側や低い位置に設ける場合と比較して左側下部の広い範囲を映し出しやすく、運転者が左ドア52の上方まで移動したことと等価の視野が得られる。つまり、アイポイントEPを基準とした直接的目視では、左ドア52より下方に死角範囲θF1が存在するが、第2凸面鏡32による正面視野範囲θF2の一部が死角範囲θF1と重なり、車両11左方近傍の低いガードレール54等を視認することができる(図8参照)。
図6に示すように、左ドア52前方上部に設けられた左ドアミラー56を基準とした視野θS1よりも下方には死角範囲θS2が存在するが、ピラー部ミラーユニット14による側面視野範囲θS3のほぼ全てが死角範囲θS2と重なり、運転者が左ドア52の上方まで移動したことと等価の視野が得られる。これにより、車両11左側下部のほぼ全域が視認可能となる。
図7に示すように、アイポイントEPを基準とした直接的目視では、ボンネット58の上面端部より下方に死角範囲θS4が存在するが、第1凸面鏡30による側面視野範囲θS5の一部が死角範囲θS4と重なり、運転者がピラー部ミラーユニット14の位置まで上方に移動したことと等価の視野が得られる。したがって、側面視野範囲θS5の下端部より上方角の視野角θS6の部分が新たに視認可能となり、例えば車両11前方近傍の低い右側ポール60及び左側ポール62等を視認することができる(図1及び図8参照)。
また、アイポイントEPを基準とした直接的目視では、テールゲートパネル64(又はリアトランク部)の上端より下方には死角範囲θS7が存在するが、後方確認ユニット16による側面視野範囲θS8の一部が死角範囲θS7と重なり、車両11の後端部の位置まで移動したことと等価の視野が得られる。したがって、側面視野範囲θS8の下端部より上方角の視野角θS9の部分が新たに視認可能となり、例えば、車両11後方の車止め65等が視認可能となる。
なお、図5〜図7に示したピラー部ミラーユニット14及び後方確認ユニット16による各視野範囲は、車両11が徐行時におけるものであって、走行状態検出部20が車両11の徐行を検出することによって表示停止信号Aの供給を停止するため、第1〜第3液晶板24、26、50が透過状態となって視界が確保されている。これにより、例えば図8に示すように、ピラー部ミラーユニット14には前記ガードレール54や右側ポール60及び左側ポール62の像が映し出されることになる。
一方、車両11が前記の低速閾値以上で走行している際には、走行状態検出部20から表示停止信号Aが供給され、第1〜第3液晶板24、26、50は非透過状態となって第1凸面鏡30、第2凸面鏡32等を遮へいする。これにより、例えば図9に示すように、第1液晶板24及び第2液晶板26が黒色の非透過状態となって第1凸面鏡30及び第2凸面鏡32を遮へいする。
ところで、ピラー部ミラーユニット14及び後方確認ユニット16によって確保される各視野範囲は、車両11の比較的近傍の箇所を重点的に確認するのに好適である。このような箇所に存在する右側ポール60、左側ポール62、ガードレール54、車止め65、縁石及び白線等の確認対象物は、特に駐車時、発進時、及び徐行時に確認する要請が多い。本実施の形態に係る車外視認装置10によればこのような徐行時にこれらの確認対象物が視認可能となって好適である。また、車両11が減速して低速閾値以下になったときには、第1〜第3液晶板24、26、50が透過状態となって各視野範囲が再表示され、運転者への注意を喚起することができる。車外視認装置10は、簡便な構成であって廉価である。
また、必要に応じて、所定のスイッチを押すことにより前記表示停止信号Aを一時的にキャンセルし、第1〜第3液晶板24、26及び50を透過状態として、各視野範囲を確認可能としてもよい。
次に、第2の形態に係る車外視認装置10aについて説明する。図10に示すように、車外視認装置10aは、車両11の室内におけるルーフ部ミラーユニット66及び後方確認ユニット16と、車速センサ18と、走行状態検出部20とを有している。すなわち、前記車外視認装置10におけるピラー部ミラーユニット14に代えてルーフ部ミラーユニット66が設けられている構成である。
図11及び図12に示すように、ルーフ部ミラーユニット66は、第3凸面鏡(光学手段)42と第4液晶板70とからなり、ルーフ68の下面における中央前端部で、バックミラー69の略上方に設けられている。第3凸面鏡42は左右をサイドステー72により支持されており、矢印74で示す方向に向きの俯仰調整が可能である。第3凸面鏡42の面は主に車両11の前方下部を映し出すことができる。第4液晶板70は後側の両端部がステー76によってルーフ68に固定され、前方に向かって斜めに設定され、アイポイントEPから見た視野上で第3凸面鏡42を略覆っている。第4液晶板70は、前記車外視認装置10における第1〜第3液晶板24、26及び50と同様に、表示停止信号A(図2参照)に基づいて印加電圧が切り換えられることにより、走行時には透過状態、徐行時には遮へい状態に切換設定される。
このように構成されるルーフ部ミラーユニット66によれば、前記第1凸面鏡30と同様に、車室内の前方で且つ高い位置に設定されていることから、車両11の前方下部を容易に映し出すことができる。
また、図13に示すように、アイポイントEPを基準とした直接的目視では、左ドア52より下方に死角範囲θF1が存在するが、第3凸面鏡42による正面視野範囲θF3の一部が死角範囲θF1と重なり、運転者がルーフ部ミラーユニット66の位置まで上方かつ左側に移動したことと等価の視野が得られ、車両11の側方下部を容易に映し出すことができる。
図14に示すように、アイポイントEPを基準とした直接的目視では、ボンネット58の上面端部より下方に死角範囲θS4が存在するが、第3凸面鏡42による側面視野範囲θS10の一部が死角範囲θS4と重なり、運転者がルーフ部ミラーユニット66の位置まで上方かつ前方に移動したことと等価の視野が得られる。したがって、死角範囲θS4のうち側面視野範囲θS10と重なる視野角θS12の部分が新たに視認可能となる。
このように、ルーフ部ミラーユニット66によれば、車両11の近傍の死角範囲の多くが新たに視認可能となり、例えば、死角範囲に存在する右側ポール60、左側ポール62及びガードレール54等を映し出すことができる(図12参照)。また、ルーフ部ミラーユニット66では、走行時に第4液晶板70が非透過となって第3凸面鏡42を遮蔽するとともに、ガードレール54や右側ポール60、左側ポール62等を確認する必要性の高い徐行時には透過状態となり、運転者への注意を喚起することができる。車両11の死角の範囲によっては、ルーフ部ミラーユニット66により映し出される範囲は、前方下部及び側方下部の少なくとも一方であってもよい。
上述したように、本実施の形態に係る車外視認装置10及び10aによれば、徐行時において死角となる範囲を低減し、一層容易な運転が可能となる。また、ピラー部ミラーユニット14は助手席側のウィンドシールドピラー28の上部に設けられており、特に前方及び左側方を映し出しやすい。ルーフ部ミラーユニット66は、ルーフ68の下面前端部に設けられていることから、特に前方下部を映し出しやすい。
さらに、ピラー部ミラーユニット14及びルーフ部ミラーユニット66が設けられているウィンドシールドピラー28及びルーフ68は車両11のフレームの一部であり、ピラー部ミラーユニット14及びルーフ部ミラーユニット66を堅固に設定可能であり、しかもウィンドシールド13やドアシールド82(図3参照)をほとんど隠すことがなく、デッドスペースを有効利用できる。
さらにまた、ピラー部ミラーユニット14及びルーフ部ミラーユニット66は、車室内に設けられていることから汚れや結露がなく、視認性が低下することがない。
なお、左フェンダーミラー120(図1参照)を併用すると、車両11左側部分の重複的な確認が可能となり一層好適である。
本発明に係る車外視認装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
第1の実施形態に係る車外視認装置が搭載される車両の平面図である。 第1の実施形態に係る車外視認装置のシステムブロック図である。 ピラー部ミラーユニットが設けられた車室内を示す図である。 ピラー部ミラーユニットの分解斜視図である。 車両の正面視においてピラー部ミラーユニットの第2凸面鏡による視野範囲を示す図である。 車両の側面視においてピラー部ミラーユニットの第2凸面鏡による視野範囲を示す図である。 車両の側面視においてピラー部ミラーユニットの第1凸面鏡及び後方確認ユニットによる視野範囲を示す図である。 ピラー部ミラーユニットに情景が映し出されている状態を示す説明図である。 ピラー部ミラーユニットが液晶板によって遮へいされている状態を示す説明図である。 第2の実施形態に係る車外視認装置が搭載される車両の平面図である。 ルーフ部ミラーユニットが設けられた車室内を示す図である。 ルーフ部ミラーユニットの拡大斜視図である。 車両の正面視においてルーフ部ミラーユニットによる視野範囲を示す図である。 車両の側面視においてルーフ部ミラーユニットによる視野範囲を示す図である。
符号の説明
10、10a…車外視認装置 11…車両
14…ピラー部ミラーユニット 16…後方確認ユニット
18…車速センサ 20…走行状態検出部
24、26、50、70…液晶板 28…ウィンドシールドピラー
30、32、42…凸面鏡 66…ルーフ部ミラーユニット
68…ルーフ EP…アイポイント
A…表示停止信号 V…車速信号

Claims (5)

  1. 運転席からの直接的目視による車外死角の少なくとも一部を、反射作用によって映し出す光学手段と、
    車速又はトランスミッションのギア段を検出する走行状態検出手段と、
    前記走行状態検出手段に基づいて車両が規定速度以上で走行中であり、又は前記トランスミッションが所定のギア段以上であることが検出されたときに、前記光学手段を遮へいする表示遮へい手段と、
    を有し、
    前記光学手段は、前記車両の助手席側におけるウィンドシールドピラーに設けられていることを特徴とする車外視認装置。
  2. 請求項1記載の車外視認装置において、
    前記光学手段は凸面鏡であって、前記ウィンドシールドピラーにおける前方側に設けられ、前記車両の前方下部を映し出すことを特徴とする車外視認装置。
  3. 請求項1記載の車外視認装置において、
    前記光学手段は凸面鏡であって、前記ウィンドシールドピラーにおける後方側に設けられ、助手席側車外の側方下部を映し出すことを特徴とする車外視認装置。
  4. 運転席からの直接的目視による車外死角の少なくとも一部を、反射作用によって映し出す光学手段と、車速又はトランスミッションのギア段を検出する走行状態検出手段と、前記走行状態検出手段に基づいて車両が規定速度以上で走行中であり、又は前記トランスミッションが所定のギア段以上であることが検出されたときに、前記光学手段を遮へいする表示遮へい手段とを有し、前記光学手段はルーフ下面における前端部に設けられ、前記車両の前方下部及び側方下部の少なくとも一方を映し出すことを特徴とする車外視認装置。
  5. 請求項1又は4記載の車外視認装置において、
    前記表示遮へい手段は液晶板であって、印加電圧の切り換えによって前記光学手段を遮へいし又は透過視認させることを特徴とする車外視認装置。
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