JP2015120388A - 電動格納式ミラー装置 - Google Patents

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JP2015120388A JP2013264654A JP2013264654A JP2015120388A JP 2015120388 A JP2015120388 A JP 2015120388A JP 2013264654 A JP2013264654 A JP 2013264654A JP 2013264654 A JP2013264654 A JP 2013264654A JP 2015120388 A JP2015120388 A JP 2015120388A
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【課題】操作を煩雑にすることなく、簡単な操作で死角となり易い車両の斜め後方視界を確認可能とし、走行安全性を格段と向上できるようにする。【解決手段】車体2に取付ステー11を介して取り付けられ、車両の後方および側方視界の確認用ミラーを有するミラー本体10の位置を操作期間に応じて調整する調整スイッチ15は、操作期間が所定閾値未満であるワンタッチ操作の場合、ミラー本体10の位置を走行位置Dまたは格納位置Pに調整すると共に、所定閾値以上である長押し操作の場合、ミラー本体10の位置をその操作期間に応じて任意に設定可能な走行位置Dおよび格納位置Pの中間に位置する死角確認位置Kに調整するようにした。これにより、ミラー本体10の位置を可変する操作を煩雑にすることなく、簡単な操作で死角となり易い車両の斜め後方視界を確認することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載される電動格納式ミラー装置に関し、とりわけアウトサイドミラーに好適である。
従来から、この種の電動格納式ミラー装置としては、車両後方や側方の視界確認用ミラーを有するミラー本体が、取付ステーを介して車体(例えば、車両前方のドア前端部やフロントピラーまたはその近傍)に取り付けられたアウトサイドミラーが知られている(例えば、特許文献1参照)。この取付ステーは、ミラー本体の位置を可変するモータユニットなどの可変手段を備えており、当該可変手段を介してミラー本体を支持することにより、車室内に配設されたスイッチによる操作に応じてミラー本体の向き(位置)を移動させることが可能となっている。
このとき、上述のスイッチ操作により、ミラー本体の向きが車両側方の外方に向けた走行位置に配置されることで走行時における車両後方や側方の視界を確認可能としている。また、上述のスイッチ操作により、ミラー本体の向きが車両側面に沿った平行または車両前方の格納位置に配置されることで、路地などの道幅の狭い道路の走行時における障害物や歩行者との干渉または接触と、駐車時における隣接する駐車スペースの駐車車両や通行人との干渉または接触とを回避可能としている。
特開2013−107429号公報
ところで、高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)などにおいては、車両の駐車スペースを斜めに配置している場合がある。例えば、運転席が車両右側に配置されている所謂右ハンドル車では、進路に対して車両後方側が左斜め後ろとなるように駐車した場合、発進時に斜め後方(この場合、左斜め後方)の視界が死角となり易い。とりわけ、キャブオーバ型(トラックやバス等)の車両においては、その他のセダン型やクーペ型の乗用車に比べて後方視界が狭いため顕著である。従って、このような状況下において、進路を進行する他の車両や歩行者に対する視認性が低下する場合があった。
しかしながら、特許文献1の装置では、洗車時における洗浄の不十分を解消するために、ミラー面とこれに対向するドアガラス面等との遮蔽領域を減少させる退避姿勢に設定することを可能にしているものの、上述のような車両斜め後方の死角を解消するための発想はなかった。従って、特許文献1の技術では、上述の進路を進行する他の車両や歩行者などに対する十分な視認性を確保し難い場合があった。
また、かかるキャブオーバ型の車両においては、フロントピラーまたはその近傍に配置された取付ステーと一体のミラー本体における走行位置・格納位置の切替動作時に、これらを切り替える切替スイッチを所定閾値未満の操作期間による押圧操作(所謂、ワンタッチ操作)で実行可能なワンタッチタイプと、所定閾値以上の操作期間による押圧操作(すなわち、これら走行位置・格納位置を切り替える間中、押圧操作の継続が必要な長押し操作)で実行させる長押しタイプの2通りが主流となっている傾向がある。
前者の場合、走行位置と格納位置との間、すなわち上述した死角となり得る斜め後方の位置で停止させることはできないものの、後者の場合、かかる斜め後方の位置で停止させることが可能である。ところが、この場合、今度は当該斜め後方の位置から走行位置または格納位置へ移動させるために、再度、スイッチを長押し操作しなければならず、運転者に対し操作を煩わせる不都合があった。
そこで、本発明は上述した事情を鑑みてなされたもので、操作を煩雑にすることなく、簡単な操作で死角となり易い車両の斜め後方視界を確認可能とし、走行安全性を向上できるようにすることを目的とする。
本発明の一態様は、かかる目的を達成するもので、車体に取付ステーを介して取り付けられ、車両の後方および側方視界の確認用ミラーを備えたミラー本体の位置が調整可能な電動格納式ミラー装置であって、
前記ミラー本体の位置を操作期間に応じて調整する調整スイッチを備え、
前記調整スイッチは、
前記操作期間が所定閾値未満である場合、前記ミラー本体の位置を走行用の第1位置または格納用の第2位置に調整すると共に、
前記操作期間が前記所定閾値以上である場合、前記ミラー本体の位置を前記操作期間に応じて設定可能な前記第1位置および前記第2位置の中間に位置する第3位置に調整することを特徴とする。
かかる態様によれば、車体に取付ステーを介して取り付けられ、車両の後方および側方視界の確認用ミラーを備えたミラー本体の位置を操作期間に応じて調整する調整スイッチは、操作期間が所定閾値未満である場合、ミラー本体の位置を走行用の第1位置または格納用の第2位置に調整すると共に、その操作期間が所定閾値以上である場合、ミラー本体の位置を当該操作期間に応じて任意に設定可能な第1位置および第2位置の中間に位置する第3位置に調整するようにした。すなわち、この調整スイッチでは、操作期間が所定閾値未満となる所謂ワンタッチ操作がなされた場合、ミラー本体の位置を第1または第2位置に調整できると共に、操作期間が所定閾値以上となる所謂長押し操作がなされた場合、ミラー本体の位置を上記第3位置に調整できる。これにより、ミラー本体の位置を調整する操作を煩雑にすることなく、当該ミラー本体の位置を簡単な操作で運転者の所望する任意の第3位置に調整できるので、死角となり易い車両の斜め後方視界を確認することができる。従って、このような車両の斜め後方視界における死角を解消でき、走行安全性を向上できる。
また、実施形態において、
前記調整スイッチは、
前記ミラー本体の位置が前記第3位置であって、前記操作期間が前記所定閾値未満である場合、前記ミラー本体の位置を前記第1位置または前記第2位置に調整することを特徴とする。
このような構成によれば、調整スイッチは、ミラー本体の位置が第3位置であるときにワンタッチ操作がなされると、当該ミラー本体の位置を第1位置または第2位置に調整することができる。従って、従来のように、ミラー本体の位置を第3位置から第1または第2位置に調整する際に、当該調整している期間中、長押し操作を継続させるような煩わしい操作を回避して、より一段と操作を簡略化することができる。これにより、運転者に対する操作性を格段と向上できる。
本発明によれば、ミラー本体の位置を、操作を煩雑にすることなく、簡単な操作で死角となり易い車両の斜め後方視界を確認可能な位置へと調整できるので、当該斜め後方視界における死角を解消でき、走行安全性を格段と向上できる。
本発明の実施形態に係る電動格納式ミラー装置を概略的に示し、(a)はその走行位置の説明に供する前方斜視図、(b)はその格納位置の説明に供する前方斜視図である。 図1の電動格納式ミラー装置における死角確認位置の説明に供する平面図である。 図1の電動格納式ミラー装置におけるスイッチを示す正面図である。 図1の電動格納式ミラー装置における動作の説明に供す概略図である。 図1の電動格納式ミラー装置を搭載した車両における駐車状態から発進する様子を示す平面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の実施形態に記載する構成部品の寸法,材質,形状,その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、以下の実施形態では、本発明の電動格納式ミラー装置をキャブオーバ型の右ハンドル車における左前方のフロントピラーに取り付ける場合について説明するが、一例であってこれに限られず、当然に同型の左ハンドル車における右前方のフロントピラーに取り付ける場合にも適用できる。
図1および図2に示すように、本実施形態の電動格納式ミラー装置1は、例えばトラックやバス等のキャブオーバ型の車両に搭載されるもので、その車体2にミラー本体10が取付ステー11を介して取り付けられている。具体的に、かかる車両は右ハンドル車であり、電動格納式ミラー装置1は、車体2の左前方におけるフロントピラー3の上方に取付ステー11を介して設置されている。
ミラー本体10は、車体2の上下方向に延在した矩形状をなし、車両における後方および側方視界の確認用ミラー12aおよび当該ミラー12aを収納するミラーハウジング13aと、略円形状でその略中央が突出したドーム状に湾曲してなり、車体2における前部下方視界の確認用ミラー12bおよび当該ミラー12bを収納するミラーハウジング13bと、を備えて構成されている。
本実施形態の場合、取付ステー11は略コ字状をなし、上側端部および下側端部の間における所定部位(具体的には、フロントピラー3を介して配置されるフロントガラスFGや助手席側ドアガラスSG越しに視認可能な位置)にミラー本体10が配設されている。つまり、取付ステー11は、当該ミラー本体10を一体的に支持している。
また、取付ステー11は、上側端部がフロントピラー3の上端側に取り付けられる略V字状の上部取付部14aと回動自在に接続されており、下側端部がフロントピラー3におけるフロントガラスFGの下端部近傍に取り付けられる下部取付部14bと回動自在に接続されている。このとき、上部取付部14a内には不図示の可動手段が配設されている。すなわち、取付ステー11は、上部取付部14aと下部取付部14bとの間に跨って配置されており、上部取付部14a内に配設される可動手段を介し、上部取付部14aおよび下部取付部14bを結ぶ車両2の上下方向を回転軸として回動自在に配設されている。
ここで、上部取付部14a内に配設される可動手段は、不図示の駆動源であるモータや駆動伝達部材であるギヤなどからなるモータユニットを備えて構成されている。なお、かかる可動手段は、既存の一般的な電動格納式のアウトサイドミラー装置におけるミラーの可倒機構を適用可能であるため、ここでは詳細な説明は割愛するものとする。
そして、可動手段は、後述する調整スイッチ15(図3参照)による操作に応じて、取付ステー11の上側端部に対し、車体2の上下方向を回転中心とする動力を伝達する。これにより、取付ステー11が上部取付部14aおよび下部取付部14bを結ぶ車体2の上下方向を回転軸として回動され、当該取付ステー11に支持されるミラー本体10の位置を切替可能としている。すなわち、ミラー本体10は、調整スイッチ15による操作によって、その位置を走行用の第1位置である走行位置Dや格納用の第2位置である格納位置Pに調整できるようになっている(図2参照)。
図3に示すように、運転者による操作期間に応じてミラー本体10の位置を調整する調整スイッチ15は、ミラー本体10の位置を、車両走行時における展開した状態であって後方および側方視界を確認可能とする走行位置D(図2参照)に設定するための走行位置設定用切替部15aと、駐車時における格納した状態である格納位置P(図2参照)に設定するための格納位置設定用切替部15bと、を有している。また、本実施形態において、これら走行位置設定用切替部15aと、格納位置設定用切替部15bとは、略中心部を基準として左右対称に配置され、それぞれ押圧操作されることで切替操作可能な一体型として構成されている。
なお、以下の説明においては、便宜上、走行位置設定用切替部15aを単に走行スイッチ部15a、格納位置設定用切替部15bを単に格納スイッチ部15bと称するものとする。
そして、調整スイッチ15は、走行スイッチ部15aまたは格納スイッチ部15bに対する運転者の操作期間が所定閾値未満である場合(すなわち、これらスイッチ部15a,15bに対して所謂ワンタッチ操作がなされた場合)、ミラー本体10の位置を走行位置Dまたは格納位置Pに調整するように、可動手段の動作を設定する。また、調整スイッチ15は、走行スイッチ部15aまたは格納スイッチ部15bに対する操作期間が所定閾値以上である場合(すなわち、これらスイッチ部15a,15bに対して所謂長押し操作がなされた場合)、ミラー本体10の位置を当該長押し操作の操作期間に応じた第3位置に調整するように、可動手段の動作を設定する。ここで、第3位置とは、走行位置Dおよび格納位置Pの中間に位置し、車両における斜め後方の死角となり易い視界を確認可能な死角確認位置K(図2参照)であり、上記長押し操作の操作期間に応じて任意に設定可能となっている。
ここで、かかる取付ステー11を回動させる動作(すなわち、ミラー本体10の位置の調整)について、図4を参照しながら説明する。なお、図4においては、走行スイッチ部15aのワンタッチ操作を「走行SW一回押し」、同長押し操作を「走行SW長押し」、格納スイッチ部15bのワンタッチ操作を「格納SW一回押し」、同長押し操作を「格納SW長押し」と表記するものとする。
図4に示すように、ミラー本体10が格納位置Pに位置する場合において、走行スイッチ部15aを長押し操作すると、この長押し操作する操作期間に応じて取付ステー11が回動することで、ミラー本体10の位置が移動する。そして、走行スイッチ部15aの長押し操作を解除した時点で取付ステー11が回動を停止し、ミラー本体10の移動も停止する。
すなわち、運転者はミラー本体10の位置を移動させたい所望の位置まで走行スイッチ部15aを長押し操作することで、当該ミラー本体10の位置を運転者にとって最適な死角確認位置Kに設定することが可能となっている。
さらに、ミラー本体10が運転者によって設定された当該死角確認位置Kに位置する場合において、走行スイッチ部15aをワンタッチ操作すると、取付ステー11が回動することで、ミラー本体10の位置が走行位置Dへと移動する。
つまり、運転者はミラー本体10の位置を所望する死角確認位置Kへ調整した後、走行スイッチ部15aをワンタッチ操作するだけで、ミラー本体10の位置を走行位置Dに調整することができる。
また、ミラー本体10が格納位置Pに位置する場合において、走行スイッチ部15aを長押し操作して、ミラー本体10の位置を死角確認位置Kに設定したものの、当該設定した死角確認位置Kが格納位置P寄りであるため、運転者にとって最適なポジションではなかった場合、再度、走行スイッチ部15aを長押し操作することで、再びミラー本体10の位置を所望する死角確認位置Kに設定可能となっている。この後、走行スイッチ部15aをワンタッチ操作すると、取付ステー11が回動することで、ミラー本体10の位置が走行位置Dへと移動する。
さらに、ミラー本体10が格納位置Pに位置する場合において、走行スイッチ部15aを長押し操作して、ミラー本体10の位置を死角確認位置Kに設定したものの、当該設定した死角確認位置Kが走行位置D寄り(行き過ぎ)であるため、運転者にとって最適なポジションではなかった場合、今度は、格納スイッチ部15bを長押し操作することで、取付ステー11を格納位置P側へ回動させ、再びミラー本体10の位置を所望する死角確認位置Kに設定可能となっている。この後、走行スイッチ部15aをワンタッチ操作すると、取付ステー11が回動することで、ミラー本体10の位置が走行位置Dへと移動する。なお、ここでは図示省略するが、格納スイッチ部15bの長押し操作によって死角確認位置Kを設定した後、格納スイッチ部15bをワンタッチ操作すると、取付ステー11が回動することで、ミラー本体10の位置が格納位置Pへと移動する。
また、ミラー本体10が格納位置Pに位置する場合において、走行スイッチ部15aをワンタッチ操作すると、取付ステー11が回動することで、ミラー本体10の位置が走行位置Dへと移動する。同様に、ミラー本体10が走行位置Dに位置する場合において、格納スイッチ部15bをワンタッチ操作すると、取付ステー11が回動することで、ミラー本体10の位置が格納位置Pへと移動する。
このように、本実施形態の電動格納式ミラー装置1では、運転者がミラー本体10の現在位置に応じて、走行スイッチ部15aまたは格納スイッチ15bを長押し操作すれば、ミラー本体10の位置を、格納位置Pおよび走行位置Dの間に位置する、車両の斜め後方視界を確認可能な死角確認位置Kへと移動させることができる。このとき、ミラー本体10の位置の調整操作は、ミラー本体10の現在位置に応じた走行スイッチ部15aまたは格納スイッチ15bの長押し操作のみで実行できるので、運転者による操作を煩雑にすることはない。さらに、当該死角確認位置Kから走行スイッチ部15aまたは格納スイッチ部15bをワンタッチ操作するだけで、ミラー本体10の位置を走行位置Dに復帰させたり、格納位置Pに移動させたりすることができるので、より操作を簡略化できる
従って、例えば図5に示すように、高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)などにおいて、車両の駐車スペースSPが斜めに配置されており、運転席が車両右側に配置されている所謂右ハンドル車である車両が進路5に対して車両の後方側が左斜め後ろとなるように駐車した場合、運転者4は車両の発進時に図中破線の矢印で示す斜め後方(この場合、左斜め後方)の視界が死角となり易い。とりわけ、キャブオーバ型(トラックやバス等)の車両においては、不図示のセダン型やクーペ型などの乗用車に比べて後方視界が狭くなっている。そこで、本実施形態の電動格納式ミラー装置1では、このような状況下において、ミラー本体10の位置を運転者4の所望する任意の死角確認位置Kに設定できるため、当該死角となり易い車両の斜め後方視界を確認できる。従って、進路5を進行する他の車両6や歩行者(図示省略)に対する視認性が著しく低下するのを回避でき、走行安全性を確保することができる。
しかも、ミラー本体10の位置が、死角確認位置Kである場合、走行スイッチ部15aまたは格納スイッチ部15bに対するワンタッチ操作のみで、ミラー本体10の位置を走行位置Dへ復帰させたり、格納位置Pへ移動させたりすることができるので、煩わしい操作を回避して、より一段と操作を簡略化することができるばかりか、操作における利便性を付加することが可能となっている。これにより、運転者に対する操作性を格段と向上できる。
以上、説明したように、本実施形態の電動格納式ミラー装置1によれば、車体2に取付ステー11を介して取り付けられ、車両の後方および側方視界の確認用ミラー12aを備えたミラー本体10の位置を操作期間に応じて調整する調整スイッチ15は、操作期間が所定閾値未満である場合、ミラー本体10の位置を走行位置または格納位置に調整すると共に、その操作期間が所定閾値以上である場合、ミラー本体10の位置を当該操作期間に応じて任意に設定可能な走行位置Dおよび格納位置Pの中間に位置する死角確認位置Kに調整するようにした。すなわち、この調整スイッチ15では、操作期間が所定閾値未満となるワンタッチ操作がなされた場合、ミラー本体10の位置を走行位置Dまたは格納位置Pに調整できると共に、操作期間が所定閾値以上となる長押し操作がなされた場合、ミラー本体10の位置を死角確認位置Kに調整できる。これにより、ミラー本体10の位置を調整する操作を煩雑にすることなく、当該ミラー本体10の位置を簡単な操作で運転者の所望する任意の死角確認位置Kに調整できるので、死角となり易い車両の斜め後方視界を確認することができる。従って、このような車両の斜め後方視界における死角を解消でき、走行安全性を格段と向上できる。
このとき、調整スイッチ15は、ミラー本体10の位置が死角確認位置Kであるときにワンタッチ操作がなされると、当該ミラー本体10の位置を走行位置Dまたは格納位置Pに調整することができる。従って、従来のように、ミラー本体10の位置を死角確認位置Kから走行位置Dまたは格納位置Pに調整する際に、当該調整している期間中、長押し操作を継続させるような煩わしい操作を回避して、より一段と操作を簡略化することができる。これにより、運転者に対する操作性を格段と向上できる。
なお、上述した実施形態においては、本発明の電動格納式ミラー装置1を搭載する車両として、トラックやバス等のキャブオーバ型の車両を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電動格納式ミラー装置1を搭載する車両としては、この他、ワンボックス型の乗用車など、車両斜め後方の視界が狭い車両に広く適用することができる。
また、上述した実施形態においては、ミラー本体10の位置を調整するための調整スイッチ15を、走行スイッチ部15aと、格納スイッチ部15bとが、それぞれ左右に押圧操作することで切替可能な一体型として構成されている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、これら走行スイッチ部15aと、格納スイッチ部15bとが別体で形成されたスイッチや、その他、種々の態様のスイッチに広く適用することができる。
本発明によれば、操作性を煩雑にすることなく、簡単な操作で死角となる車両の斜め後方視界を確認することができ、走行安全性を格段と向上できるので、各種自動車などの車両に搭載される電動格納式ミラー装置への利用に適している。
1 電動格納式ミラー装置
2 車体
3 フロントピラー
4 運転者
5 進路
6 他の車両
10 ミラー本体
11 取付ステー
12a、12b ミラー
13a、13b ミラーハウジング
14a 上部取付部
14b 下部取付部
15 調整スイッチ
15a 走行スイッチ部(走行位置設定用切替部)
15b 格納スイッチ部(格納位置設定用切替部)
D 走行位置
P 格納位置
K 死角確認位置
FG フロントガラス
SG 助手席側ドアガラス
SP 駐車スペース

Claims (2)

  1. 車体に取付ステーを介して取り付けられ、車両の後方および側方視界の確認用ミラーを備えたミラー本体の位置が調整可能な電動格納式ミラー装置であって、
    前記ミラー本体の位置を操作期間に応じて調整する調整スイッチを備え、
    前記調整スイッチは、
    前記操作期間が所定閾値未満である場合、前記ミラー本体の位置を走行用の第1位置または格納用の第2位置に調整すると共に、
    前記操作期間が前記所定閾値以上である場合、前記ミラー本体の位置を前記操作期間に応じて設定可能な前記第1位置および前記第2位置の中間に位置する第3位置に調整することを特徴とする電動格納式ミラー装置。
  2. 前記調整スイッチは、
    前記ミラー本体の位置が前記第3位置であって、前記操作期間が前記所定閾値未満である場合、前記ミラー本体の位置を前記第1位置または前記第2位置に調整することを特徴とする請求項1に記載の電動格納式ミラー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108791083A (zh) * 2018-07-16 2018-11-13 上海电机学院 一种用于大型车辆以减少交通意外的设备
JP7363322B2 (ja) 2019-10-04 2023-10-18 スズキ株式会社 車両用ミラー構造

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