JP2012131301A - 車両の可動ミラー構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常状態では、サイドミラーの視認範囲を最大限確保し、かつ、必要に応じて補助ミラーを視認できる位置に移動させることができ、また、補助ミラー使用時に車幅を広げることがなく、運転しやすい車両の可動ミラー構造を提供する。
【解決手段】サイドミラー16はフロントサイドドア3に配設されたサイドガラス17下端のベルトラインBLより上方に配設され、補助ミラー24はサイドミラー16の下部で、かつベルトラインBLとオーバラップする位置に配設され、サイドミラー16は、補助ミラー24をベルトラインBLより上方に移動させる移動手段30を介してフロントサイドドア3に支持されたことを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】サイドミラー16はフロントサイドドア3に配設されたサイドガラス17下端のベルトラインBLより上方に配設され、補助ミラー24はサイドミラー16の下部で、かつベルトラインBLとオーバラップする位置に配設され、サイドミラー16は、補助ミラー24をベルトラインBLより上方に移動させる移動手段30を介してフロントサイドドア3に支持されたことを特徴とする。
【選択図】図3
Description
この発明は、車両の側部に配設されたフロントサイドドアと、このフロントサイドドアの前部車外側に設けられたサイドミラーと、該サイドミラーに設けられた補助ミラーとを備えたような車両の可動ミラー構造に関する。
一般に、車両には後方視認性を確保するためにフェンダミラーまたはドアミラーが設けられているが、近年、車両の側部に配設されたフロントサイドドアの外部下方に対する視認性を確保することが要請されつつある。
そこで、従来、車両に対してフェンダミラーと、ドアミラーとの双方を取付けて、ドアミラーにより後方視認性を確保し、フェンダミラーによりサイドドア外部下方に対する視認性を確保するように成したものがあるが、フェンダミラーとドアミラーとの双方が必要となる関係上、車両のデザイン性が悪化する問題点があった。
そこで、従来、車両に対してフェンダミラーと、ドアミラーとの双方を取付けて、ドアミラーにより後方視認性を確保し、フェンダミラーによりサイドドア外部下方に対する視認性を確保するように成したものがあるが、フェンダミラーとドアミラーとの双方が必要となる関係上、車両のデザイン性が悪化する問題点があった。
また、上記要請に対応する目的で、サイドミラー下部に撮像手段としてのCCDカメラを取付け、このCCDカメラで撮像したサイドドア外部下方の映像を、インストルメントパネルに設けたナビゲーション装置の表示画面にディスプレイすべく構成したものもあるが、CCDカメラ等の撮像手段が必要不可欠となる関係上、コスト高となる問題点があった。
ところで、特許文献1には、後写鏡を備えたミラー本体から、補助ミラーとしての前写鏡を備えた補助ケースを車幅方向外方に突出させるように構成した車両のミラー装置が開示されているが、補助ミラーが車幅方向外側に出っ張る構造であるから、補助ミラーの使用時において、該補助ミラーを含む車両の全幅が大となる問題点があった。
また、特許文献2には、ドアミラーのミラーケースに対して、車両後方下部の視野を拡大させる補助ミラーを、下方に向けて出没可能に取付けた補助ミラー吊り下げ形式のバックミラーが開示されているが、車高が高い車両においては、そのベルトラインの位置も高く、上述の吊り下げ形式の補助ミラーをミラーケースの下部から下方に向けて突出させても、突出した補助ミラーの位置は必然的にベルトライン下方となって、ドライバから補助ミラーを目視することは不可能となる。
そこで、この発明は、サイドミラーがフロントサイドドアに配設されたサイドガラス下端のベルトラインよりも上方に配設されると共に、補助ミラーがサイドミラーの下部で、かつベルトラインとオーバラップする位置に配設され、サイドミラーが補助ミラーをベルトラインよりも上方に移動させる移動手段を介してフロントサイドドアに支持されることで、車両デザイン性を維持しつつ、通常状態では、サイドミラーの視認範囲を最大限確保することができると共に、必要に応じて補助ミラーを視認できる位置に移動させることができ、また、補助ミラー使用時にあっても車幅を広げることがなく、運転しやすい車両の可動ミラー構造の提供を目的とする。
この発明による車両の可動ミラー構造は、車両の側部に配設されたフロントサイドドアと、該フロントサイドドアの前部車外側に設けられたサイドミラーと、該サイドミラーに設けられた補助ミラーと、を備えた車両の可動ミラー構造であって、上記サイドミラーは上記フロントサイドドアに配設されたサイドガラス下端のベルトラインより上方に配設されると共に、上記補助ミラーは上記サイドミラーの下部で、かつ上記ベルトラインとオーバラップする位置に配設され、上記サイドミラーは、上記補助ミラーを上記ベルトラインより上方に移動させる移動手段を介して上記フロントサイドドアに支持されたものである。
上記構成によれば、通常状態において補助ミラーはベルトラインとオーバラップする位置に配設されており、しかも、補助ミラーの使用時には、上述の移動手段が該補助ミラーをベルトラインよりも上方に移動させて、視認可能位置にリフトアップさせることができる。
上記構成によれば、通常状態において補助ミラーはベルトラインとオーバラップする位置に配設されており、しかも、補助ミラーの使用時には、上述の移動手段が該補助ミラーをベルトラインよりも上方に移動させて、視認可能位置にリフトアップさせることができる。
通常状態では、サイドミラーはベルトラインよりも上方に配設されているので、その後方視認範囲を最大限確保することができると共に、補助ミラーの使用時には移動手段により必要に応じて該補助ミラーを視認できる位置に移動させることができ、また、補助ミラー使用時においても車幅を広げることがなく、運転しやすいものである。
さらに、フェンダミラーとサイドミラーとの双方を用いるものではないから、車両デザインを維持することができ、かつ、補助ミラーの使用時には、該補助ミラーをベルトラインより上方に移動させることができるので、車高が高く、ベルトラインの位置が高い車両においても適用することができる。
なお、上述の補助ミラーは、車両の発進時、左右折時、車両を減速して停止させる時などに使用すると有効である。
なお、上述の補助ミラーは、車両の発進時、左右折時、車両を減速して停止させる時などに使用すると有効である。
この発明の一実施態様においては、上記ベルトラインの前方から上方に立上がるフロントピラーが設けられ、上記サイドミラーは、上記フロントピラーとの間に所定量の隙間を確保する位置に配設されたものである。
上記構成によれば、サイドミラーが通常状態としてのベルトラインより上方に配設されている時、乗員(ドライバ)はサイドミラーを適確に確認することができ、また、上述の移動手段でサイドミラーおよび補助ミラーが上方に移動しても、サイドミラーとフロントピラーとの間には上記隙間があるので、該フロントピラーにより視界が遮られることなく、乗員(ドライバ)はサイドミラーと補助ミラーとの双方を確認することができる。
上記構成によれば、サイドミラーが通常状態としてのベルトラインより上方に配設されている時、乗員(ドライバ)はサイドミラーを適確に確認することができ、また、上述の移動手段でサイドミラーおよび補助ミラーが上方に移動しても、サイドミラーとフロントピラーとの間には上記隙間があるので、該フロントピラーにより視界が遮られることなく、乗員(ドライバ)はサイドミラーと補助ミラーとの双方を確認することができる。
この発明の一実施態様においては、上記移動手段は、上記サイドミラーの車幅方向内側を回転中心として該サイドミラーを上下に移動させるように構成したものである。
上記構成によれば、サイドミラーを回転構造とし、該サイドミラーの車幅方向内側を回転中心として上下移動させるように構成したので、該サイドミラーの上方移動時においてもサイドミラーの車幅方向内側の高さを略保持することができる。このため、補助ミラー視認時(補助ミラー使用時)においても、サイドミラーとフロントピラーとの間の隙間が確保されるので、この隙間を介して車両のサイドミラーの前方の目視確認することができる。
上記構成によれば、サイドミラーを回転構造とし、該サイドミラーの車幅方向内側を回転中心として上下移動させるように構成したので、該サイドミラーの上方移動時においてもサイドミラーの車幅方向内側の高さを略保持することができる。このため、補助ミラー視認時(補助ミラー使用時)においても、サイドミラーとフロントピラーとの間の隙間が確保されるので、この隙間を介して車両のサイドミラーの前方の目視確認することができる。
この発明の一実施態様においては、上記移動手段は、上記サイドミラーを上下方向に平行移動させるように構成したものである。
上述の平行移動は、鉛直方向に平行して移動することが好ましい。
上記構成によれば、サイドミラーの下位置、上位置(補助ミラーが見える位置)の何れにおいても、該サイドミラーの視認状態(見え方)を同等にすることができる。つまり、常に補助ミラーが見えるようにサイドミラーを上動させた場合においても、デザイン性を損うことなく、該サイドミラーの通常状態と同様の見え方を確保することができる。
上述の平行移動は、鉛直方向に平行して移動することが好ましい。
上記構成によれば、サイドミラーの下位置、上位置(補助ミラーが見える位置)の何れにおいても、該サイドミラーの視認状態(見え方)を同等にすることができる。つまり、常に補助ミラーが見えるようにサイドミラーを上動させた場合においても、デザイン性を損うことなく、該サイドミラーの通常状態と同様の見え方を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記補助ミラーは、上記サイドミラー直下前方の死角領域を視認可能とする第1ミラー部と、上記サイドミラー直下後方の死角領域を視認可能とする第2ミラー部とを備えたものである。
上記構成によれば、補助ミラーが第1ミラー部と第2ミラー部とを備えているので、第1ミラー部でサイドミラー直下前方の死角領域が視認でき、また、第2ミラー部でサイドミラー直下後方の死角領域が視認できるので、安全性のさらなる向上を図ることができる。
上記構成によれば、補助ミラーが第1ミラー部と第2ミラー部とを備えているので、第1ミラー部でサイドミラー直下前方の死角領域が視認でき、また、第2ミラー部でサイドミラー直下後方の死角領域が視認できるので、安全性のさらなる向上を図ることができる。
この発明によれば、サイドミラーがフロントサイドドアに配設されたサイドガラス下端のベルトラインよりも上方に配設されると共に、補助ミラーがサイドミラーの下部で、かつベルトラインとオーバラップする位置に配設され、サイドミラーが補助ミラーをベルトラインよりも上方に移動させる移動手段を介してフロントサイドドアに支持されているので、車両デザイン性を維持しつつ、通常状態では、サイドミラーの視認範囲を最大限確保することができると共に、必要に応じて補助ミラーを視認できる位置に移動させることができ、また、補助ミラー使用時にあっても車幅を広げることがなく、運転しやすい、という効果がある。
通常状態では、サイドミラーの視認範囲を最大限確保することができると共に、必要に応じて補助ミラーを視認できる位置に移動させることができ、また、補助ミラー使用時にあっても車幅を広げることがない、という目的を、車両の側部に配設されたフロントサイドドアと、該フロントサイドドアの前部車外側に設けられたサイドミラーと、該サイドミラーに設けられた補助ミラーと、を備えた車両の可動ミラー構造において、上記サイドミラーは上記フロントサイドドアに配設されたサイドガラス下端のベルトラインより上方に配設されると共に、上記補助ミラーは上記サイドミラーの下部で、かつ上記ベルトラインとオーバラップする位置に配設され、上記サイドミラーは、上記補助ミラーを上記ベルトラインより上方に移動させる移動手段を介して上記フロントサイドドアに支持されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の可動ミラー構造を示すが、まず、図1を参照して車体構造について概略的に説明する。
図面は車両の可動ミラー構造を示すが、まず、図1を参照して車体構造について概略的に説明する。
ボンネット1の車幅方向側部にはフロントフェンダパネル2を配置し、フロントフェンダパネル2の後部に位置するヒンジピラー(図示せず)にはフロントサイドドア3を配設している。
ドア開口4を前後に仕切るセンタピラー5にはリヤサイドドア6を配設し、このリヤサイドドア6とリフトゲート7との間にはリヤフェンダパネル8を配置している。
ドア開口4を前後に仕切るセンタピラー5にはリヤサイドドア6を配設し、このリヤサイドドア6とリフトゲート7との間にはリヤフェンダパネル8を配置している。
また、後端にリヤスポイラ9を備えたルーフパネル10の車幅方向側部には、ルーフサイドレール11を設け、このルーフサイドレール11の前部には、前低後高状に傾斜するフロントピラー12を連続して配設し、ルーフサイドレール11の後部には、前高後低状に傾斜するリヤピラー13を連続して配設している。
さらに、左右のフロントピラー12,12とルーフパネル10前端のフロントヘッダ(図示せず)との間には、フロントウインドガラス14を配設し、リフトゲート7にはバックウインドガラス15を設けている。
さらに、左右のフロントピラー12,12とルーフパネル10前端のフロントヘッダ(図示せず)との間には、フロントウインドガラス14を配設し、リフトゲート7にはバックウインドガラス15を設けている。
車両の側部に配設されたフロントサイドドア3の前部車外側にはドアミラーとしてのサイドミラー16を設ける一方、フロントサイドドア3に配設されたサイドガラス17(いわゆる、ウインドシールド)の下端をベルトライン(BL)としている。
ここで、上述のフロントピラー12はベルトライン(BL)の前方から斜め後方かつ上方に立上がる車体剛性部材であり、また、上述のリヤピラー13はベルトライン(BL)の後方から斜め前方かつ上方に立上がる車体剛性部材である。
ここで、上述のフロントピラー12はベルトライン(BL)の前方から斜め後方かつ上方に立上がる車体剛性部材であり、また、上述のリヤピラー13はベルトライン(BL)の後方から斜め前方かつ上方に立上がる車体剛性部材である。
図2は車両の可動ミラー構造を、車室内側から見た状態で示す斜視図、図3は可動ミラー構造の背面図、図4は可動ミラー構造を車外側から見た状態で示す側面図、図5は可動ミラー構造を車内側から見た状態で示す側面図、図6は可動ミラー構造の平面図、図7はその斜視図である。但し、図示のサイドミラー16は右ハンドル車両の左側つまり助手席側に設けられたものである。
以下、図2〜図7を参照して車両の可動ミラー構造について詳述する。
図3、図4、図5に示すように、上述のサイドミラー16は、フロントサイドドア3に配設されたサイドガラス17下端のベルトラインBLより上方に配設されている。
図3、図4、図5に示すように、上述のサイドミラー16は、フロントサイドドア3に配設されたサイドガラス17下端のベルトラインBLより上方に配設されている。
また、該サイドミラー16は、ミラーケース20と、このミラーケース20の後面部に取付けられたミラー21(つまり、後写鏡)とを有し、該ミラー21は凸面鏡で形成されている。ここで、該サイドミラー16は図6に平面図で示すように、車幅方向のラインに対して約20度後傾して設けられているが、この構成に限定されるものではない。
さらに、該サイドミラー16は、ミラーマウント22を介して、フロントサイドドア3の前部車外側(詳しくは、フロントサイドドア3を構成するドアアウタパネルの前部車外側)に取付けられている。この実施例では、上述のミラーマウント22はドア側に位置する基部22aと、この基部22aに対して車両前後方向の幅が小さく、ミラー側に位置する先端部22bとを一体形成した内部中空形状に形成されている。
上述のサイドミラー16のミラーケース20には、ミラーマウント22の先端部22bを内設する凹部20aを形成し、図8に示すように、ミラーマウント22の先端部22bを上述凹部20aに位置させて、これら両者22b,22aを回転中心軸23で連結している。
上述のサイドミラー16のミラーケース20には、ミラーマウント22の先端部22bを内設する凹部20aを形成し、図8に示すように、ミラーマウント22の先端部22bを上述凹部20aに位置させて、これら両者22b,22aを回転中心軸23で連結している。
また、上述のサイドミラー16は、図2に示すように、該サイドミラー16の通常状態位置および補助ミラー使用時の何れにおいても、ミラーケース20とフロントピラー12との間に所定量の隙間、すなわち前後方向の隙間G1と、上下方向の隙間G2とを確保する位置に配設されたものである。
しかも、上述のサイドミラー16におけるミラーケース20の下部には、図6、図7に示すように、該サイドミラー16の車外側端部寄りに位置するように、補助ミラー24を設けている。
この補助ミラー24は、サイドミラー16直下前方の死角領域Y(図1参照)を視認可能とする第1ミラー部25と、サイドミラー16直下後方の死角領域Z(図1参照)を視認可能とする第2ミラー部26と、第1および第2の各ミラー部25,26を保持する補助ミラーケース27とを備えている。
この補助ミラー24は、サイドミラー16直下前方の死角領域Y(図1参照)を視認可能とする第1ミラー部25と、サイドミラー16直下後方の死角領域Z(図1参照)を視認可能とする第2ミラー部26と、第1および第2の各ミラー部25,26を保持する補助ミラーケース27とを備えている。
図6に示すように、第1ミラー部25は、略車両の前後方向に指向するように配置されており、第2ミラー部26はミラー21と略平行で、かつ、ほぼ車幅方向に指向するように配置されており、これら両ミラー部25,26を保持する補助ミラーケース27は、サイドミラー16のミラーケース20と一体または一体的に形成されている。また、上述の第1ミラー部25および第2ミラー部26は共に凸面鏡で形成されている。
さらに、補助ミラー24は、図2に示すようにベルトラインBLとオーバラップする位置(または、ベルトラインBLの直下に位置するよう)に配設されている。
さらに、補助ミラー24は、図2に示すようにベルトラインBLとオーバラップする位置(または、ベルトラインBLの直下に位置するよう)に配設されている。
上述のサイドミラー16は、図2に示すように補助ミラー24をベルトラインBLとオーバラップする位置からベルトライン(BL)より上方に移動させるため、図3、図8に示す移動手段30を介してフロントサイドドア3に支持されている。
この実施例では、上述の移動手段30は、サイドミラー16の車幅方向内側下部に位置する回転中心軸23を回転中心として、該サイドミラー16を補助ミラー24と一体に上下に移動させるように構成しているので、次に、この移動手段30の具体的構造について説明する。
この実施例では、上述の移動手段30は、サイドミラー16の車幅方向内側下部に位置する回転中心軸23を回転中心として、該サイドミラー16を補助ミラー24と一体に上下に移動させるように構成しているので、次に、この移動手段30の具体的構造について説明する。
図8に示すように、ミラーマウント22の基部22aには、電動モータ31(詳しくは、直流可逆モータ)を取付け、この電動モータ31の回転軸32には原動ギヤ33を嵌合している。また、ミラーマウント22の先端部22b下側にはアイドル軸34を軸架し、このアイドル軸34にアイドルギヤ35を嵌合すると共に、該アイドルギヤ35を上述の原動ギヤ33に常時噛合させている。
さらに、ミラーマウント22の先端部22b上側には上述の回転中心軸23を軸架し、この回転中心軸23に従動ギヤ36を嵌合すると共に、該従動ギヤ36を上述のアイドルギヤ35に常時噛合させている。
さらに、ミラーマウント22の先端部22b上側には上述の回転中心軸23を軸架し、この回転中心軸23に従動ギヤ36を嵌合すると共に、該従動ギヤ36を上述のアイドルギヤ35に常時噛合させている。
そして、上述の各要素31〜36によりギヤ列構造の移動手段30を構成したものである。ここで、回転中心軸34はミラーマウント22に対しては回転自在である一方、該回転中心軸23の前後両端部はミラーケース20の凹部20aを構成する壁部に対してタイト嵌合されており、従動ギヤ36の回転により、回転中心軸23および凹部20aを介して、サイドミラー16を上下に移動させるように構成している。
サイドミラー16は補助ミラー24と一体に回動するもので、図3に実線で示す通常状態から補助ミラー24の使用時には、回転中心軸23を支点として上方へ回動して図2に仮想線で示す補助ミラー使用位置αとなり、また、サイドミラー16の格納時には、同軸23を支点としてサイドミラー16がさらに回動して図3に仮想線で示すミラー格納位置βとなる。
サイドミラー16は補助ミラー24と一体に回動するもので、図3に実線で示す通常状態から補助ミラー24の使用時には、回転中心軸23を支点として上方へ回動して図2に仮想線で示す補助ミラー使用位置αとなり、また、サイドミラー16の格納時には、同軸23を支点としてサイドミラー16がさらに回動して図3に仮想線で示すミラー格納位置βとなる。
図1は車両側面図と併せてミラー21、第1ミラー部25、第2ミラー部26による視認範囲を図示の便宜上、ハッチングを施して示しており、後写鏡としてのミラー21は後方領域Xをその視認範囲とし、第1ミラー部25は、サイドミラー16直下前方の死角領域Yをその視認範囲とし、第2ミラー部26は、サイドミラー16直下後方の死角領域Zをその視認範囲としている。
ここで、上述の後方領域Xは水平線に対して下方へ5度〜18度の範囲に設定されており、死角領域Yは垂直線に対して前方へ15度〜45度の範囲に設定されており、死角領域Zは垂直線に対して後方へ35度〜60度の範囲に設定されているが、この数値に限定されるものではない。
また、それぞれの視認範囲を充分確保する目的で、上述のミラー21、第1ミラー部25、第2ミラー部26は、それぞれ凸面鏡で形成されている。
上述の第1ミラー部25および第2ミラー部26を備えた補助ミラー24を設けることで、補助ミラー使用時に、図1にハッチングを施して示す死角領域Y,Zの視認が可能となるので、フロントサイドドア3の外部近傍における上述の死角領域Y,ZにベルトラインBLよりも背丈が低い子供が存在していても、運転席側から補助ミラー24を介して視認することができる。
なお、図2において、37はインストルメントパネルである。また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
上述の第1ミラー部25および第2ミラー部26を備えた補助ミラー24を設けることで、補助ミラー使用時に、図1にハッチングを施して示す死角領域Y,Zの視認が可能となるので、フロントサイドドア3の外部近傍における上述の死角領域Y,ZにベルトラインBLよりも背丈が低い子供が存在していても、運転席側から補助ミラー24を介して視認することができる。
なお、図2において、37はインストルメントパネルである。また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
このように構成した車両の可動ミラー構造の作用について以下に説明する。
図2に実線で示すサイドミラー16の通常状態下においては、該サイドミラー16はベルトラインBLよりも上方に配設されている。このため運転席側乗員(ドライバ)がミラー21を介して後方視認できる範囲(図1の後方領域X参照)を最大限確保することができる。
図2に実線で示すサイドミラー16の通常状態下においては、該サイドミラー16はベルトラインBLよりも上方に配設されている。このため運転席側乗員(ドライバ)がミラー21を介して後方視認できる範囲(図1の後方領域X参照)を最大限確保することができる。
一方、必要に応じて補助ミラー24を使用する場合には、例えば、インストルメントパネル37に配設したサイドミラーリフトアップ用の操作スイッチ(図示せず)をON操作すると、電動モータ31がサイドミラー16のリフトアップ方向に駆動されるので、その回転軸32が回転し、原動ギヤ33、アイドルギヤ35、従動ギヤ36を介して回転中心軸23が電動モータ31の回転軸32と同方向に回転し、この回転中心軸23にタイト嵌合されたミラーケース20を介して、サイドミラー16が該回転中心軸23を回転中心として上方に移動して、図2に仮想線で示す補助ミラー使用位置αにリフトアップされる。
この補助ミラー使用位置αにおいては、補助ミラー24はベルトラインBLよりも上方に移動した位置で停止するので、運転席側乗員は補助ミラー24の第1ミラー部25を介して、サイドミラー直下前方の死角領域Y(図1参照)を視認することができると共に、補助ミラー24の第2ミラー部26を介して、サイドミラー直下後方の死角領域Z(図1参照)を視認することができる。
移動手段30によりサイドミラー16を上方へ移動させる場合、該サイドミラー16はその車幅方向内側下部の回転中心軸23を回転中心として移動するので、補助ミラー使用時においても車幅は何等広がることなく、むしろ車幅が狭くなるものである。
ところで、サイドミラー16の格納時には、上述の移動手段30が該サイドミラー16を回転中心軸23を回転中心として図3に仮想線で示すミラー格納位置βまで格納するので、車幅がさらに縮小される。
このように、図1〜図8で示した実施例1の車両の可動ミラー構造は、車両の側部に配設されたフロントサイドドア3と、該フロントサイドドア3の前部車外側に設けられたサイドミラー16と、該サイドミラー16に設けられた補助ミラー24と、を備えた車両の可動ミラー構造であって、上記サイドミラー16は上記フロントサイドドア3に配設されたサイドガラス17下端のベルトラインBLより上方に配設されると共に、上記補助ミラー24は上記サイドミラー16の下部で、かつ上記ベルトラインBLとオーバラップする位置に配設され、上記サイドミラー16は、上記補助ミラー24を上記ベルトラインBLより上方に移動させる移動手段30を介して上記フロントサイドドア3に支持されたものである(図3参照)。
この構成によれば、通常状態において補助ミラー24はベルトラインBLとオーバラップする位置に配設されており、しかも、補助ミラー24の使用時には、上述の移動手段30が該補助ミラー24をベルトラインBLよりも上方に移動させて、視認可能位置にリフトアップさせることができる。
通常状態では、サイドミラー16はベルトラインBLよりも上方に配設されているので、その後方視認範囲を最大限確保することができると共に、補助ミラー24の使用時には移動手段30により必要に応じて該補助ミラー24を視認できる位置に移動させることができ、また、補助ミラー使用時においても車幅を広げることがなく、運転しやすいものである。
さらに、フェンダミラーとサイドミラーとの双方を用いるものではないから、車両デザインを維持することができ、かつ、補助ミラー24の使用時には、該補助ミラー24をベルトラインBLより上方に移動させることができるので、車高が高く、ベルトラインBLの位置が高い車両においても適用することができる。
さらに、フェンダミラーとサイドミラーとの双方を用いるものではないから、車両デザインを維持することができ、かつ、補助ミラー24の使用時には、該補助ミラー24をベルトラインBLより上方に移動させることができるので、車高が高く、ベルトラインBLの位置が高い車両においても適用することができる。
また、上記ベルトラインBLの前方から上方に立上がるフロントピラー12が設けられ、上記サイドミラー16は、上記フロントピラー12との間に所定量の隙間(G1,G2)を確保する位置に配設されたものである(図2参照)。
この構成によれば、サイドミラー16が通常状態としてのベルトラインBLより上方に配設されている時、乗員(ドライバ)はサイドミラー16を適確に確認することができ、また、上述の移動手段30でサイドミラー16および補助ミラー24が上方に移動しても、サイドミラー16とフロントピラー12との間には上記隙間があるので、該フロントピラー12により視界が遮られることなく、乗員(ドライバ)はサイドミラー16と補助ミラー24との双方を確認することができる。
この構成によれば、サイドミラー16が通常状態としてのベルトラインBLより上方に配設されている時、乗員(ドライバ)はサイドミラー16を適確に確認することができ、また、上述の移動手段30でサイドミラー16および補助ミラー24が上方に移動しても、サイドミラー16とフロントピラー12との間には上記隙間があるので、該フロントピラー12により視界が遮られることなく、乗員(ドライバ)はサイドミラー16と補助ミラー24との双方を確認することができる。
さらに、上記移動手段30は、上記サイドミラー16の車幅方向内側を回転中心(回転中心軸23参照)として該サイドミラー16を上下に移動させるように構成したものである(図3参照)。
この構成によれば、サイドミラー16を回転構造とし、該サイドミラー16の車幅方向内側を回転中心として上下移動させるように構成したので、該サイドミラー16の上方移動時においてもサイドミラー16の車幅方向内側の高さを略保持することができる。このため、補助ミラー視認時(補助ミラー24使用時)においても、サイドミラー16とフロントピラー12との間の隙間が確保されるので、この隙間を介してサイドミラー16の前方を目視確認することができる。
この構成によれば、サイドミラー16を回転構造とし、該サイドミラー16の車幅方向内側を回転中心として上下移動させるように構成したので、該サイドミラー16の上方移動時においてもサイドミラー16の車幅方向内側の高さを略保持することができる。このため、補助ミラー視認時(補助ミラー24使用時)においても、サイドミラー16とフロントピラー12との間の隙間が確保されるので、この隙間を介してサイドミラー16の前方を目視確認することができる。
加えて、上記補助ミラー24は、上記サイドミラー直下前方の死角領域Y(図1参照)を視認可能とする第1ミラー部25と、上記サイドミラー直下後方の死角領域Z(図1参照)を視認可能とする第2ミラー部26とを備えたものである(図1、図7参照)。
この構成によれば、補助ミラー24が第1ミラー部25と第2ミラー部26とを備えているので、第1ミラー部25でサイドミラー直下前方の死角領域Yが視認でき、また、第2ミラー部26でサイドミラー直下後方の死角領域Zが視認できるので、安全性のさらなる向上を図ることができる。
この構成によれば、補助ミラー24が第1ミラー部25と第2ミラー部26とを備えているので、第1ミラー部25でサイドミラー直下前方の死角領域Yが視認でき、また、第2ミラー部26でサイドミラー直下後方の死角領域Zが視認できるので、安全性のさらなる向上を図ることができる。
図9〜図11は車両の可動ミラー構造の他の実施例を示し、図9は車両の可動ミラー構造を、車室内側から見た状態で示す斜視図、図10はサイドミラーの通常状態時の背面図、図11は補助ミラー使用時の背面図である。但し、この実施例2においても、図示のサイドミラー16は右ハンドル車両の左側つまり助手席側に設けられたものである。
また、図9〜図11において、図1〜図8を参照して説明した実施例1と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略している。
また、図9〜図11において、図1〜図8を参照して説明した実施例1と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略している。
この実施例2においても、図9に示すように、車両の側部に配設されたフロントサイドドア3と、このフロントサイドドア3の前部車外側に設けられたサイドミラー16(つまり、ドアミラー)と、該サイドミラー16に設けられた補助ミラー24と、を備えている。
また、サイドミラー16は、その通常状態にあっては、フロントサイドドア3に配設されたサイドガラス17(ウインドシールド)下端のベルトラインBLよりも上方に配設されている。
さらに、通常状態時において補助ミラー24は、図9に示すように、ベルトラインBLとオーバラップする位置に配設されている。
しかも、上述のサイドミラー16は、補助ミラー24をベルトラインBLよりも上方に移動させるラック&ピニオン構造の移動手段40(図10、図11参照)を介してフロントサイドドア3に支持されている。
さらに、通常状態時において補助ミラー24は、図9に示すように、ベルトラインBLとオーバラップする位置に配設されている。
しかも、上述のサイドミラー16は、補助ミラー24をベルトラインBLよりも上方に移動させるラック&ピニオン構造の移動手段40(図10、図11参照)を介してフロントサイドドア3に支持されている。
この実施例2においては、上述の移動手段40はサイドミラー16を上下方向に平行移動させるように構成している。この平行移動を達成するために、ミラーマウント22を、フロントサイドドア3に取付けられる下側の固定マウント22Aと、ミラーケース20と一体または一体的に形成された上側の可動マウント22Bと、に2分割し、上側の可動マウント22Bの上下動を下側の固定マウント22Aでガイドするように構成している。
上述固定マウント22Aおよび可動マウント22Bは何れも内部中空に形成されており、可動マウント22Bには、該マウント22Bに固定されて下側の固定マウント22Aの内底部まで上下方向に延びるラック41を設ける一方、固定マウント22A内に設けた電動モータ42(詳しくは、直流可逆モータ)の回転軸にはピニオン43を嵌合して、このピニオン43を上述のラック41に常時噛合させている。
そして、上述のラック41、電動モータ42、ピニオン43により、ラック&ピニオン構造の移動手段40を構成し、この移動手段40により、必要時に補助ミラー24をベルトラインBLより上方に平行移動すべく構成したものである。
そして、上述のラック41、電動モータ42、ピニオン43により、ラック&ピニオン構造の移動手段40を構成し、この移動手段40により、必要時に補助ミラー24をベルトラインBLより上方に平行移動すべく構成したものである。
図9に示すように、この実施例2においても、上述の補助ミラー24は、サイドミラー16直下前方の死角領域Y(図1参照)を視認可能と成す第1ミラー部25と、サイドミラー16直下後方の死角領域Z(図1参照)を視認可能と成す第2ミラー部26と、を備えている。
また、図9に示すように、サイドミラー16は、フロントピラー12との間に所定量の隙間、すなわち、前後方向の隙間G1と、上下方向の隙間G2とを確保する位置に配設されている。
このように構成した車両の可動ミラー構造の作用について以下に説明する。
図9、図10にそれぞれ実線で示すサイドミラー16の通常状態下においては、該サイドミラー16はベルトラインBLよりも上方に配設されている。このため、運転席側乗員(ドライバ)が後写鏡としてのミラー21を介して後方視認できる範囲(図1の後方領域Xを最大限確保することができる。
図9、図10にそれぞれ実線で示すサイドミラー16の通常状態下においては、該サイドミラー16はベルトラインBLよりも上方に配設されている。このため、運転席側乗員(ドライバ)が後写鏡としてのミラー21を介して後方視認できる範囲(図1の後方領域Xを最大限確保することができる。
一方、必要に応じて補助ミラー24を使用する場合には、例えば、インストルメントパネル37に配設したサイドミラーリフトアップ用の操作スイッチ(図示せず)をON操作すると、電動モータ42がサイドミラー16のリフトアップ方向に駆動されるので、その回転軸が回転し、ラック&ピニオン機構からなる移動手段40で、可動マウント22B、サイドミラー16、補助ミラー24が一体的に図9に仮想線で示す補助ミラー使用位置γに平行移動される。
この補助ミラー使用位置γは、図11に実線で示すように、補助ミラー24がベルトラインBLよりも上方に移動した位置で停止するものであって、運転席側乗員は補助ミラー24の第1ミラー部25を介して、サイドミラー直下前方の死角領域Y(図1参照)を視認することができると共に、補助ミラー24の第2ミラー部26を介して、サイドミラー直下後方の死角領域Z(図1参照)を視認することができる。
さらに、サイドミラー16が図10に示す通常状態に位置していても、また、図11に示す補助ミラー使用状態に位置していても、該サイドミラー16のミラー21の視認状態(見え方)を同等になすことができる。
さらに、サイドミラー16が図10に示す通常状態に位置していても、また、図11に示す補助ミラー使用状態に位置していても、該サイドミラー16のミラー21の視認状態(見え方)を同等になすことができる。
このように、図9〜図11で示した実施例2の車両の可動ミラー構造は、車両の側部に配設されたフロントサイドドア3と、該フロントサイドドア3の前部車外側に設けられたサイドミラー16と、該サイドミラー16に設けられた補助ミラー24と、を備えた車両の可動ミラー構造であって、上記サイドミラー16は上記フロントサイドドア3に配設されたサイドガラス17下端のベルトラインBLより上方に配設されると共に、上記補助ミラー24は上記サイドミラー16の下部で、かつ上記ベルトラインBLとオーバラップする位置に配設され、上記サイドミラー16は、上記補助ミラー24を上記ベルトラインBLより上方に移動させる移動手段40を介して上記フロントサイドドア3に支持されたものである(図9参照)。
この構成によれば、通常状態において補助ミラー24はベルトラインBLとオーバラップする位置に配設されており、しかも、補助ミラー24の使用時には、上述の移動手段40が該補助ミラー24をベルトラインBLよりも上方に移動させて、視認可能位置にリフトアップさせることができる。
通常状態では、サイドミラー16はベルトラインBLよりも上方に配設されているので、その後方視認範囲を最大限確保することができると共に、補助ミラー24の使用時には移動手段40により必要に応じて該補助ミラー24を視認できる位置に移動させることができ、また、補助ミラー使用時においても車幅を広げることがなく、運転しやすいものである。
さらに、フェンダミラーとサイドミラーとの双方を用いるものではないから、車両デザインを維持することができ、かつ、補助ミラー24の使用時には、該補助ミラーをベルトラインより上方に移動させることができるので、車高が高く、ベルトラインの位置が高い車両においても適用することができる。
しかも、上記移動手段40は、上記サイドミラー16を上下方向に平行移動させるように構成したものである(図9参照)。
しかも、上記移動手段40は、上記サイドミラー16を上下方向に平行移動させるように構成したものである(図9参照)。
この実施例2における上述の平行移動は、鉛直方向に平行して移動するものであり、補助ミラー24の使用時にあっても車幅が広がらないように構成されている。
この構成によれば、サイドミラー16の下位置、上位置(補助ミラー24が見える位置)の何れにおいても、該サイドミラー16の視認状態(見え方)を同等にすることができる。つまり、常に補助ミラー24が見えるようにサイドミラー16を上動させた場合においても、デザイン性を損うことなく、該サイドミラー16の通常状態と同様の見え方を確保することができる。
この構成によれば、サイドミラー16の下位置、上位置(補助ミラー24が見える位置)の何れにおいても、該サイドミラー16の視認状態(見え方)を同等にすることができる。つまり、常に補助ミラー24が見えるようにサイドミラー16を上動させた場合においても、デザイン性を損うことなく、該サイドミラー16の通常状態と同様の見え方を確保することができる。
なお、図9〜図11で示した実施例2においても、その他の構成、作用、効果については、図1〜図8を参照して説明した先の実施例1とほぼ同様である。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の移動手段は、実施例1のギヤ列による移動手段30、または、実施例2のラック&ピニオン構造の移動手段40に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記各実施例においては右ハンドル車両の左側のサイドミラーを例示したが、左ハンドル車両においては右側のサイドミラーに上記構成を適用することができる。
この発明の移動手段は、実施例1のギヤ列による移動手段30、または、実施例2のラック&ピニオン構造の移動手段40に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記各実施例においては右ハンドル車両の左側のサイドミラーを例示したが、左ハンドル車両においては右側のサイドミラーに上記構成を適用することができる。
3…フロントサイドドア
12…フロントピラー
16…サイドミラー
17…サイドガラス
24…補助ミラー
25…第1ミラー部
26…第2ミラー部
30,40…移動手段
BL…ベルトライン
G1,G2…隙間
12…フロントピラー
16…サイドミラー
17…サイドガラス
24…補助ミラー
25…第1ミラー部
26…第2ミラー部
30,40…移動手段
BL…ベルトライン
G1,G2…隙間
Claims (5)
- 車両の側部に配設されたフロントサイドドアと、
該フロントサイドドアの前部車外側に設けられたサイドミラーと、
該サイドミラーに設けられた補助ミラーと、を備えた
車両の可動ミラー構造であって、
上記サイドミラーは上記フロントサイドドアに配設されたサイドガラス下端のベルトラインより上方に配設されると共に、上記補助ミラーは上記サイドミラーの下部で、かつ上記ベルトラインとオーバラップする位置に配設され、
上記サイドミラーは、上記補助ミラーを上記ベルトラインより上方に移動させる移動手段を介して上記フロントサイドドアに支持されたことを特徴とする
車両の可動ミラー構造。 - 上記ベルトラインの前方から上方に立上がるフロントピラーが設けられ、
上記サイドミラーは、上記フロントピラーとの間に所定量の隙間を確保する位置に配設された
請求項1記載の車両の可動ミラー構造。 - 上記移動手段は、上記サイドミラーの車幅方向内側を回転中心として該サイドミラーを上下に移動させるように構成した
請求項1または2記載の車両の可動ミラー構造。 - 上記移動手段は、上記サイドミラーを上下方向に平行移動させるように構成した
請求項1または2記載の車両の可動ミラー構造。 - 上記補助ミラーは、上記サイドミラー直下前方の死角領域を視認可能とする第1ミラー部と、
上記サイドミラー直下後方の死角領域を視認可能とする第2ミラー部とを備えた
請求項1〜4の何れか1項に記載の車両の可動ミラー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010283962A JP2012131301A (ja) | 2010-12-21 | 2010-12-21 | 車両の可動ミラー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010283962A JP2012131301A (ja) | 2010-12-21 | 2010-12-21 | 車両の可動ミラー構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012131301A true JP2012131301A (ja) | 2012-07-12 |
Family
ID=46647441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010283962A Pending JP2012131301A (ja) | 2010-12-21 | 2010-12-21 | 車両の可動ミラー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012131301A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107235009A (zh) * | 2017-05-17 | 2017-10-10 | 安徽机电职业技术学院 | 一种可升降调节的大货车专用后视镜 |
US10029545B2 (en) * | 2016-03-31 | 2018-07-24 | GM Global Technology Operations LLC | Beltline reinforcement member for a door of a vehicle |
CN112381789A (zh) * | 2020-11-13 | 2021-02-19 | 江苏富伟博智能科技有限公司 | 一种3d车载玻璃曝光视觉定位方法 |
-
2010
- 2010-12-21 JP JP2010283962A patent/JP2012131301A/ja active Pending
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