JP4390749B2 - 車両構造 - Google Patents

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本発明は車両構造に関し、特に、キャブオーバー型トラックの車両前部構造の改良に関する。
従来のクローズド車両では、フロントガラスがほぼ車体幅一杯に延在しており、その両側で左右のフロントピラーに支持されている(例えば、特許文献1)。フロントピラーはフロントガラスや車体屋根を支持する重要な支柱であるが、運転者の斜め前方に位置することから、運転者の視界の妨げとなってしまう場合がある。特許文献1では、フロントピラーに透明素材を用いて視認性を向上させる試みが提案されている。
一方、特にキャブオーバー型のトラックは車体幅が広く、横に3人並んで掛けられる構成のものが多いが、実際は物資を運搬するトラックは運転者1人で乗車することが多いのが事実である。このようなトラックは座席が高い位置にあるため、ドアの下部を一部透明にして側部の低い位置を視認できるよう構成されているものがある。
また、各国毎に車両の右側通行と左側通行が異なっており、車両の製造にあっては輸出国の交通ルールに対応させて右ハンドルと左ハンドルを変えて製造することが行われている。
特開平6−166380
従来の車体は車内空間が上から見て四角形であり、前部2つの角にフロントピラーが配置され、これが右左折時などに運転者の視界を妨げとなり、運転者に頭を動かすことによる安全確認を強いるとともに、これに起因する前方不注意や不十分な安全確認による交通事故の原因となっていた。
また、トラックのドアの下側部分を透明にして側部の低い位置の視認性を確保しているものがあるが、ドアは運転席の真横に平面的に設けられているため運転者から真横の低い位置しか見えず、これが斜め前方の低い位置まで見えるようになれば安全性が向上すると考えられる。
また、輸出国の交通ルールに応じて右ハンドルと左ハンドルを変えて製造するのは無駄が多く、これを1つの仕様に統一することができれば便宜である。
本発明はこのような問題に鑑み、運転席を中央寄りに配置するとともに、フロントピラーを車体幅より中央寄りにして、特に斜め前方の視野を大きくとることにより安全性を向上させた車両構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、フロントガラスと、該フロントガラスを支持する左右のフロントピラーと、該フロントピラーから延在する左右のドアとを備える車両構造において、前記左右のフロントピラーがそれぞれ車体幅より中央寄りに配置されているとともに、運転席が車体幅のほぼ中央部に配置されていることを最も主要な特徴とする。
本発明においては、前記左右のドアの下側部分の少なくとも一部が透明であることが有効である。
また、前記ドアの蝶番連結部が当該ドアの後側に設けられており、車両前方から見てドアが観音開きとなる構造を有することが有効である。
また、前記ドアまたはその周辺部に車両側部後方に向けたカメラが設けられていることが有効である。この場合、前記カメラの撮影画像を映すモニタが運転席の前部周辺に配設されていることが有効である。
また、車両のルーフ部分に開閉可能な収納庫が一体的に設けられていることが有効である。
本発明の車両構造は、車両の運転席をほぼ中央に配置するとともに、フロントピラーを車体幅より内側よりに配置したため、添付の図1に示すよう車内空間が変形した六角形状となり、前方の視認性を確保しつつ、特に斜め前方の視認性を向上させることができる。また、運転席をほぼ中央に配置したため、国ごとの左右通行の別にとらわれることなく共通のボディ構造で製造し全世界に供給することができる。
また、上記構造により左右のドアが斜め前方まで延在することとなり、このドアの下部を透明にすることにより、運転者から斜め前方の低い位置まで視認することが可能となる。従来の車両構造より視野が大きく広がり、交通事故を効果的に防止することができる。
この構成の車両においてドアを前側から拡開する構成とすると、特にトラックの場合に乗降しやすくなる。また、特にトラックの場合はサイドミラーがちょうど歩行者の頭の高さにあることが多く危険なものであったが、側部後方の様子をカメラで取得する構成とすると、側部後方確認の際にサイドミラーを直接のぞき込む必要がなくなり、その取り付け位置を比較適自由に変更することができる。したがって、サイドミラー乃至カメラを歩行者にとって危険な位置を避けて取り付けることができ、安全性が向上する。さらに、当該カメラの映像を運転席の前部周辺に配置したモニタで確認できるようにすると、前方を見据えつつほとんど視点を動かさずに側部後方確認を行うことができ、安全性をさらに高めることができる。
また、特にトラックの場合に従来は満員乗車時に乗員の荷物を載せるスペースが少ないものであったが、車体のルーフ部分にトランクスペースを設けることによりこの問題を解消することができる。
本発明を実施するための最良の実施形態について、図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
図1−図3は本発明の第1実施例にかかるトラックの構成を示す図であり、図1は車体のルーフ部分を半透過状態として運転席の位置関係が分かるようにした立面図、図2は正面図、図3は側面図である。これらの図においてトラックの荷台や連結部分などは本発明の特徴ではないため図示を省略する。図1に示すように、本実施例のキャブオーバー型トラックでは、運転席が車体幅のほぼ中央に設けられており、横に3人並んで座れるよう構成されている。このトラックのシートは各々独立したシートであってもよいし、連続的に構成されたベンチシートであってもよい。図1には運転席の構成要素としてハンドル11のみを示すが、実際には運転に必要な様々な計器類や操作レバー等が設けられているものとする。
図1および図2に示すように、本発明のトラックでは、フロントガラス12を支持する左右のフロントピラー13a,13bがそれぞれ車体幅より内側に配置されており、ここから両側のドア14a,14bが車体正面側から約90度湾曲して車両側面へと延在している。このフロントピラー13の位置は運転者から斜め前方への視野が良好であれば限定するものではないが、図1に示す例では車体幅を1:2:1に分ける位置にそれぞれフロントピラー13a,13bが配設されている。このように左右のフロントピラー13a,13bを内側寄りに設けることにより、前方の視野を十分に確保しつつ、交差点での右左折の際に最も安全確認が必要な斜め前方の視野領域を大きくとることができるため、従来のように頭を動かして交差点内の安全を確認する必要が無くなり、安全性が向上し事故が防止される。
図1には、2種類のドアの開閉構造を示している。すなわち、車両の右側(紙面では左側)のドア14aでは、ドアが後側端部で蝶番構造(図示せず)により車両本体15に連結されており、当該車両を前から見た場合にドア14aが観音開きとなるよう構成されている。これに対し、車両の左側(紙面では右側)のドア14bは、ドアの前側端部すなわちフロントピラーの下で蝶番構造により車両本体15に連結されており、従来のトラックと同様にここを回動軸としてドアが後から拡開する構造となっている。いずれの構成を選ぶかは座席の構成やドアの大きさなど実際の様々な条件を勘案して乗降し易い方を採用するものとする。なお、図1はドア開閉方式の類型を説明するために左右のドアが異なる方向に開くようにしているが、実際に製造される車両はいずれか一方に統一されるものとする。
図2および図3に示すように、左右のドア14は上側部分および下側部分の大部分が透明に構成されている。ドア14の上側部分(ウィンドウ部分)は従来の車両ドアのようにスライド開閉式の強化ガラスで構成してもよいし、ガラスあるいは透明な硬質樹脂を固定させた構造でもよい。このウィンドウ部分を所謂はめ殺しとする場合は、図3に示す側部ウインドウ18を開閉式とする。ドア14の下側部分も例えば透明な硬質樹脂を用いて構成するとともに、適宜の部分に強化構造17を設けて、ドア14の強度を必要十分に確保するようにする。この強化構造17は様々な構成を適用することができるが、全体として透明であることが望ましく、例えば透明な超硬質樹脂でこの部分を分厚く構成する等が考えられる。このように構成すると、上述したように左右のドア14は車両側面から車両正面側に回り込んで延在しており透明であるため、従来の車両では見えなかった斜め前方の低い位置まで目視することが可能となり、安全確認が容易になる。同時に、外部から車内もよく見えることとなり、運転者がこれを意識することにより怠慢な行動が控えられ一層の安全運転を心がけるという効果も期待できる。
図2および図3に示すように、ドア14の上部の車両本体に、車両の前端部から側部後方の映像を取り込む後方視界カメラ19が設けられている。後方視界カメラ19は車両本体に固定装置20を介して取り付けられており、運転中は常に映像を取り込んで車内モニタに映すよう構成されている。図4は、車内構成の一例を示す図である。本図に示すように、例えばハンドルの脇に後方視界カメラ19からの映像を映す車内モニタ21が設けられている。なお、図2では車両の左側(紙面では右側)のみにカメラ19を取り付けているが、これを両側に設け、図4に示すようにハンドルの両脇に両側の映像を映すようにしてもよい。このように運転席の正面側に側部後方の映像を映すようにすると、左右のサイドミラーで側部後方の様子を見るよりも目線を動かす必要がなくなり、前方不注意による事故を効果的に防止することができる。また、サイドミラーは目視する必要があるため取り付け位置が限定されるが、後方視界カメラにはこのような制限がなく、適宜の位置に取り付けることができる。したがって、図3に示す本実施例のように比較的高い位置に取り付けることにより、サイドミラーのように通行人や他の車に当たる危険性を解消することができる。
図5は、本発明の別の実施例の構成を示す図である。本図に示す実施例では、車両本体のルーフ部分を高く構成するとともに、この部分に収納庫25を設けて構成している。この収納庫25は外側に開閉可能であり、また公知のロック機構を備えていてもよい。このように構成すると、乗員の手荷物等を入れることができる。なお、本図の収納庫25は蓋26が上側に開くようにしているが、蓋は側部に設けられていたり、下側すなわち車内にあってもよい。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施例に何ら限定されるものではなく、請求項の記載の意図する範囲を超えない限りにおいて、他の様々な変形例として実現することができる。特に、本発明の適用範囲はキャブオーバー型のトラックに限定されるものではなく、例えばバンやRV車など、フロントピラーが車両の前端部の2つの角に設けられているような車両全般に適用することができる。。
本発明に係る車両構造は、車両のフロントピラーを中央寄りに配置するとともに運転席を車体幅中央部に配置することにより正面の視界を確保しつつ斜め前方の視界を広くしたものであり、自動車製造業や運送業に利用することができる。
本発明の車両構造の実施例を示す立面図であり、ルーフ部分を半透過状態とした図である。 図1に示す車両構造の正面図である。 図1に示す車両構造の側面図である。 車内構成の一例を示す図である。 本発明の車両構造の別の実施例を示す側面図である。
符号の説明
11 ハンドル
12 フロントガラス
13 フロントピラー
14 ドア
15 車両本体
17 強化構造
18 側部ウィンドウ
19 後方視界カメラ
20 固定装置
21 車内モニタ
25 収納庫
26 蓋

Claims (5)

  1. フロントガラスと、該フロントガラスを支持する左右のフロントピラーと、該フロントピラーから延在する左右のドアとを備えるキャブオーバー型車両構造において、前記左右のフロントピラーの上下端がともにそれぞれ車体正面における車体幅より中央寄りに配置されているとともに、運転席が車体幅のほぼ中央部に配置され、さらに、前記左右のドアの一部が前記フロントピラーから前記車体の幅方向外側に延在し、前記左右のドア下側部分の少なくとも一部が透明であることを特徴とする車両構造。
  2. 請求項1の車両構造において、前記ドアの蝶番連結部が当該ドアの後側に設けられており、車両前方から見てドアが観音開きとなる構造を有することを特徴とする車両構造。
  3. 請求項1または2に記載の車両構造において、前記ドアまたはその周辺部に車両側部後方に向けたカメラが設けられていることを特徴とする車両構造。
  4. 請求項に記載の車両構造において、前記カメラの撮影画像を映すモニタが運転席の前部周辺に配設されていることを特徴とする車両構造。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の車両構造において、車両のルーフ部分に開閉可能な収納庫が一体的に設けられていることを特徴とする車両構造。
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