JP2007082154A - データ再生回路 - Google Patents

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    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop

Abstract

【課題】ジッタへの高速追従性を備え、同時にフロー制御が不必要なオーバーサンプリングによるクロック及びデータ再生回路を提供する。
【解決手段】受信データを第1の再生クロックに基づくクロックでサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、前期判定回路が生成したディジタル信号を、第1の再生クロックに基づいて判定した再生データを選択し出力する回路と、第1の再生クロックに基づいて受信データとの間のタイミングずれから位相誤差を検出する位相誤差検出回路と、位相誤差検出回路の出力に基づいて位相調整をする信号を出力するデータ選択回路と、調整信号は第1の再生クロックの少なくとも前の状態の第2の再生クロックの位相を調整して第1の再生クロックを生成する位相調整回路と、オーバーサンプリング判定回路と前記データ選択回路に第1の再生クロックを供給するクロック発生回路と、を備えたデータ再生回路。
【選択図】図1

Description

本発明は、高速伝送におけるクロックおよびデータ再生のプロセスに係わり、特にLSIチップ間の信号伝送あるいはLSIチップ内の複数の素子や回路ブロック間での信号伝送、ボード間や筐体間の信号伝送を高速で行う技術に関する。
今日、システムの性能を向上させるために、コンピュータやその他の情報処理機器を構成する部品の性能が向上している。例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、プロセッサ、スイッチ用LSIなどがあげられる。そして、このような高性能な部品あるいはLSIなどに設けられる要素を用いて、システムの性能を向上させるためには、信号伝送速度を向上させていかなければならない。つまり、ビット/秒で測定される伝送容量の増加および伝送の遅延を減少をさせなければならない。
例えば、SRAMやDRAMなどのメモリとプロセッサ間の伝送時の速度ギャップが、増加する傾向にあり、この速度ギャップがコンピュータの性能向上の妨げになっている。また、伝送時の速度ギャップ以外にもLSIなどのチップの大型化にともない、チップ内の素子や回路ブロック間の信号伝送速度も、チップ自身の性能を制限する大きな要因となっている。
さらに、サーバ間、あるいはボード間の接続においてもその信号伝送速度を向上させる必要がある。
従来、上記説明した高データレートでの信号の送受信(信号伝送速度を向上)させるために、受信データに合わせてクロックを発生させ、そのクロックでデータ判定を行う必要がある。ここで、データ判定とは、一般に1ビットのバイナリ判定であるがnビット判定なども考えられる。
一般に受信のためのクロック発生は、一種の位相帰還回路によるクロック発生方式を用いられている。例えば、位相トラッキング方式などがある。図28(a)に位相トラッキング方式を示す。位相トラッキング方式は、判定回路(FF)2201、クロック位相調整回路2202、位相検出回路2203から構成される。入力データは、判定回路2201と位相検出回路2203に入力され、位相検出結果に基づいてクロック位相調整回路2202がクロックを再生する。その再生されたクロックは、位相検出回路2203に戻され、次のクロック位相調整のために用いられる。また、判定回路2201に入力されたクロックにより、図28(b)に示す波形のようなバイナリ判定がされる。しかし位相トラッキング方式では、低ジッタの復元クロックが得られるが、急激なクロック位相の変動に追従できない。
そのような場合には、クロックに含まれる高周波ジッタへの耐性が高いオーバーサンプリング方式などがある。オーバーサンプリング方式は、データレートより十分高いレートで判定を先に行い、判定結果のうち適切なタイミングで判定されているものを後から選択する(decide and pick)。オーバーサンプリングは、クロック位相を調整するための帰還回路を含まないため、クロックに高い周波数のジッタが含まれていても追従できる。
図29(a)にオーバーサンプリング方式の回路を示す。判定回路(FF)2301、オーバーサンプリングクロック発生回路2302、データ選択回路2303から構成される。オーバーサンプリング判定回路2301は、データレートの約3倍〜5倍でオーバーサンプルする。クロック発生回路2302は、データをサンプルするために、外部などから基準クロックより生成する。その生成された信号は、オーバーサンプリング判定回路2301に転送される。データ選択回路2303では、データを選択し出力を行う。図29(b)にオーバーサンプリング方式のバイナリ判定の波形を示す。等間隔に位相シフトされた複数のクロックによりデータをサンプリングする。
また、図30にオーバーサンプリング方式の他の従来例を示す。オーバーサンプリング判定回路2401、クロック発生回路2402、データ選択回路2403から構成される。クロック発生回路2402が、データをサンプルするため外部から基準クロックを取得しクロックを生成する。その生成された信号は、オーバーサンプリング判定回路2401、データ選択回路2403に転送される。データ選択回路2403では、データを選択し出力を行う。ここで、出力データのクロック周波数が入力データのクロック周波数と整数比でないと、データの重複や抜けが生じるため、後段でフロー制御が必要である。
次に、特許文献1に記載されているオーバーサンプリング方式では、特定のパターン信号を用いて、スキュー補正を行う。また、オーバーサンプリングデータのエッジについて統計的な処理を行い、最も安定性の高いエッジを選択して、そのエッジによりデータをサンプリングすることで適正なデータを再生する提案がされている。
また、特許文献2によれば、電圧制御発振器を使用せず、位相制御回路とアナログ遅延ロックループを用いる。そして、位相制御回路により比較的少数のクロックの供給を受けて、そのクロック数の状態のままで位相を制御し、位相が制御されたクロックをアナログ遅延ロックループにより位相比較に必要な相数まで展開する。その後に、位相比較器にクロックを供給する。こうすることで、ジッタ特性を向上させ、良質なクロックを生成する提案がされている。
また、特許文献3によれば、オーバーサンプリング方式のクロック再生回路のロック状態における各部の無用な動作を停止させ、消費電力の低減をする提案がされている。また、特許文献4には位相制御についての提案がされている。
特開2004−088386号公報 特開2001−320353号公報 特開平11−261409号公報 特開平10−313302号公報
しかしながら、特許文献1〜4に示すような、オーバーサンプリング方式と再生クロックおよび再生データを再生する回路では次のような問題がある。装置間信号伝送などでは内部クロック周波数と受信データのクロック周波数にわずかな差があることが多い。この場合、オーバーサンプリング方式では、受信回路から出力されるデータに周期的なデータ重複や、欠損が発生する。これに対応するには、受信回路の出力側に十分な大きさのバッファを置くと同時に、上位のプロトコルでフロー制御を行う必要がある。このようなフロー制御は通信プロトコル上必ずしも実現可能でない場合がある。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたものであり、オーバーサンプリングによるジッタへの高速追従性を備え、同時にフロー制御が不必要なオーバーサンプリングによるクロックおよびデータ再生回路を提供することを目的とする。
本発明の態様のひとつである受信データを受信してデータとクロックを再生するデータ再生回路において、上記受信データを第1の再生クロックに基づく、上記受信データのデータレートより高い頻度のクロックでサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、上記オーバーサンプリング判定回路が生成した上記ディジタル信号を、上記第1の再生クロックに基づくタイミングで判定することにより再生データを選択し出力する回路と、上記第1の再生クロックに基づいて上記受信データとの間のタイミングずれから位相誤差を検出する位相誤差検出回路と、上記位相誤差検出回路の出力に基づいて位相を調整をするための調整信号を出力する回路を有するデータ選択回路と、上記調整信号は上記第1の再生クロックの少なくとも前の状態の第2の再生クロックの位相を調整して前記第1の再生クロックを生成する位相調整回路と、上記オーバーサンプリング判定回路と上記データ選択回路に上記第1の再生クロックを供給する回路を有するクロック発生回路と、を具備する構成とする。
好適には、上記位相誤差検出回路に、上記第1の再生クロックに基づいて上記受信データとの間のタイミングずれから周波数誤差を検出する回路を備える位相・周波数誤差検出回路と、上記位相調整回路に上記周波数誤差分の調整も行う回路を備えた周波数調整回路と、を備える構成としてもよい。
また、好適には上記周波数調整回路を、位相インターポレータにより構成し、上記位相・周波数誤差検出回路の上記調整信号に基づき上記位相インターポレータを制御する重み付け信号を生成するディジタルフィルタを設ける構成としてもよい。
本発明の態様のひとつである受信データを受信してデータとクロックを再生するデータ再生回路において、基準クロックに基づいてオーバーサンプリングするためのクロックを生成する第1のクロック発生回路と、上記受信データを第1のクロック発生回路で生成したクロックに基づき、上記受信データのデータレートより高い頻度のクロックでサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、上記オーバーサンプリング判定回路が生成した上記ディジタル信号を、上記第1の再生クロックに基づくタイミングで判定することにより再生データを選択し出力する回路と、上記第1の再生クロックに基づいて上記受信データとの間のタイミングずれから位相誤差および周波数誤差を検出する位相・周波数誤差検出回路と、上記位相・周波数誤差検出回路の出力に基づいて位相調整および周波数調整をするための調整信号を出力する回路を有するデータ選択回路と、上記調整信号は上記第1の再生クロックの少なくとも前の状態の第2の再生クロックの位相調整と上記周波数誤差分の調整を反映して上記第1の再生クロックを生成する周波数調整回路と、上記オーバーサンプリング判定回路と上記データ選択回路に上記第1の再生クロックを供給する回路を有する第2のクロック発生回路と、を具備する構成とする。
好適には、上記周波数調整回路を、位相インターポレータにより構成し、上記位相・周波数誤差検出回路の上記調整信号に基づき上記位相インターポレータを制御する重み付け信号を生成するディジタルフィルタを設ける構成としてもよい。
本発明の態様のひとつである受信データを受信してデータとクロックを再生するデータ再生回路において、基準クロックに基づいてオーバーサンプリングするためのクロックを生成するクロック発生回路と、上記受信データを第1のクロック発生回路で生成したクロックに基づき、上記受信データのデータレートより高い頻度のクロックでサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、上記オーバーサンプリング判定回路が生成した上記ディジタル信号を、第1の再生クロックに基づくタイミングで判定することにより再生データを選択し出力する回路と、上記第1の再生クロックを生成するための第2の再生クロックを制御する制御信号を生成する回路を有するデータ選択回路と、上記クロック発生回路から供給される上記クロックと上記制御信号により上記第2の再生クロックを選択するクロック選択回路と、上記第2の再生クロックのジッタを低減させて上記第1の再生クロックを生成するPLL回路と、を具備する構成とする。
好適には、上記PLLは、注入同期VCOを備える注入ロックPLLであってもよい。
また、好適には上記PLLは、上記VCOを外部に設けられる構成としてもよい。また、上記VCOは、水晶発振回路を用いたVXCOとしてもよい。
本発明の態様のひとつである受信データを受信してデータとクロックを再生するデータ再生回路において、基準クロックに基づいてオーバーサンプリングするためのクロックを生成する判定クロック発生回路と、上記受信データを上記判定クロック発生回路で生成したサンプルクロックに基づき、上記受信データのデータレートより高い頻度でサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、上記判定クロック発生回路からの上記サンプルクロックのタイミングを調整して出力する書き込み制御回路と、上記ディジタル信号を複数のバッファに書き込む制御を、上記書き込み制御回路の出力に基づいて行う第1のセレクタ回路と、上記ディジタル信号を選択する読み出し信号により上記バッファから上記ディジタル信号を読み出す第2のセレクタ回路と、再生データを再生するための再生クロックを生成するデータ選択クロック発生回路と、上記読み出し信号を上記データ選択クロック発生回路が生成する上記再生クロックに基づいて制御する読み出し制御回路と、上記第2のセレクタ回路が選択して出力される上記ディジタル信号を、上記再生クロックに基づくタイミングで判定することにより再生データを選択し出力するデータ選択回路と、を具備する構成としてもよい。
上記構成により、位相・周波数の誤差を検出し、それを判定クロックの周波数に帰還することで入力データとサンプリングクロックの関係を整数比に保つことができる。その結果、オーバーサンプリングして得られた出力にはデータの重複や欠損は生じず、フロー制御を行う必要がない。
本発明によれば、オーバーサンプリング判定の持つ高ジッタ耐性が得られると同時に上位層でのフロー制御が不要になる。またフロー制御を可能とするためのバッファメモリも不要となりハードウェア量が少なくなる。また、位相、周波数調整のために必要な周波数・位相誤差に基づいて生成される信号は、オーバーサンプリングのための制御回路の中で容易に発生でき、コスト増加が最小限で済む。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細を説明する。図1(a)、(b)に本発明の原理図を示す。図1(a)は、オーバーサンプリング判定回路1、クロック発生回路2、データ選択回路3から構成されている。図1(b)は、オーバーサンプリング判定回路1、クロック発生回路A4、クロック発生回路B5、データ選択回路3から構成されている。
図1(a)に示す構成により、入力データとサンプリングクロックとの位相・周波数差などを検出し調整信号を生成する。その調整信号に基づき、周波数差の大きさに応じたクロック周波数を帰還する。そのクロックを利用してオーバーサンプリングを行う。
また、図1(b)に示す構成により、入力データとサンプリングクロックとの位相・周波数差などを検出し調整信号とする。その調整信号に基づき、周波数差の大きさに応じたクロック周波数をデータ選択回路3に帰還する。またオーバーサンプリング判定回路1には、基準クロックを利用してクロック発生回路A4からクロックを受けオーバーサンプリングを行う。
このような方式にすることで、入力データ(受信データ)とサンプリングクロックの関係を整数比に保つことができる。その結果、オーバーサンプリングして得られた出力にはデータの重複や欠損は生じず、フロー制御を行う必要がない。
なお、周波数差の検出だけでなく位相差の検出を行ってクロック位相に帰還する通常の位相同期ループをここで使うことも可能である。
なお、フロー制御の必要性は、データ選択回路からデータが出力される周波数と、入力データの周波数が整数比となっていないことから生ずる。この場合でも、データ出力の周波数と入力データの周波数が整数比となっていれば、オーバーサンプリングの周波数そのものはフロー制御の必要性とは直接関係しない。このため、図1に示したようにデータ選択回路のクロックのみを位相制御することでも目的は達せられる。
図2は本発明のジッタ耐性を示す図である。ジッタ耐性(Jitter Tolerance)は、パワーが1(dB)不利になるように入力信号に加えて、発生させる正弦波ジッタの振幅p-pとして規定される。図2は、SONET(Synchronous Optical NETwork)の伝送速度に対する規格の動作条件下でペナルティが、追加されないことを確認することを目的としたストスレ・テストである。
ここで、同図は縦軸にジッタ振幅(UI)、横軸にジッタ周波数(Hz)を示し、ジッタはデジタル信号エッジの長時間平均位置からの動的な変位を意味し、UI(Unit Interval)単位で表される。1(UI)は 1ビット周期である。入力データのジッタは、再生されたクロックのサンプリング・エッジの動的な位相誤差から発生し、再生クロックのジッタにより、タイミング調整済みデータにジッタが発生するものとする。また、ジッタ耐性は、受信側のクロック周波数と、送信データあるいはクロック周波数が、温度や回路特性によって若干の周波数変動(揺らぎ)の許容範囲である。
上記、図30の従来例と後述する図15に示す構成のジッタ耐性を比較した結果である。従来よりも、SONETマスクの10倍(1MHz〜100MHz)、2倍(100MHz〜10GHz)になり、高周波ジッタはオーバーサンプリングにより高いジッタ耐性がとれることがわかる。以下にさらに詳細に本発明の構成について説明をする。
(実施例1)
図3は本発明の原理図である図1(a)の実施例の構成図である。実施例1に示すオーバーサンプリング方式のCDR(Clock And Data Recovery)回路は、オーバーサンプリング判定回路31、クロック発生回路32、データ選択回路33から構成されている。クロック発生回路32には、位相調整回路35が設けられている。また、データ選択回路33には、位相誤差検出回路34が設けられている。
位相誤差検出回路34は、ボーティング(Voting)で得られた位相を出力する。
位相調整回路35は、チャージポンプ(Charge pump)でVCO(Voltage Controlled Oscillator)を制御する。
CDR回路の入力データは、例えばシリアルNRZ(Non Return to Zero)データをオーバーサンプリング判定回路31で受信する。
受信した入力データをクロック発生回路32より転送されるクロック(第1の再生クロック)によりサンプリングされ、データ選択回路33に渡される。データ選択回路33では出力データを出力するとともに、位相誤差検出回路34により位相誤差を検出し、その検出結果を出力する。位相誤差検出結果は処理され調整信号てクロック発生回路に入力され、位相調整回路35は位相誤差検出結果に基づいてクロック(第2の再生クロック)の調整を行いクロック発生回路32から再びオーバーサンプリング判定回路31とデータ選択回路33に出力される。
図4により実施例1の動作説明を行う。本例において、サンプリング判定回路41では、データレート(40Gビット/秒)の3倍の周波数で、入力データをバイナリ判定する。そのため、10G(Hz)のトグル周波数でバイナリ判定を行う判定回路を12個用い、12相10G(Hz)の多相クロックを、クロック発生回路45からオーバーサンプリング判定回路41(31)に供給する。
オーバーサンプリング判定回路41で得られた5G(Hz)の24(ビット/秒)データは、データ選択回路33のデマルチプレクサ42(DEMUX:De-Multiplexer)により2.5G(Hz)の48ビット並列データに変換され、データ選択回路33のデータ・クロック再生回路43に入力される。データ・クロック再生回路43には入力データとデータ・クロック再生回路43を駆動する再生クロックの位相誤差を検出するための図3の位相誤差検出回路34が組み込まれ、検出した位相誤差結果(誤差信号:本例では位相誤差結果はループフィルタにより変動する略直流電圧となった制御信号である)を出力する。そのVCO制御電圧はクロック発生回路45(10G(Hz)VCO)に帰還される。クロック発生回路45では、位相誤差検出結果に基づいて、位相調整された再生クロックが出力される。このとき発生する再生クロックは多相であってもよい。
再生クロックは、オーバーサンプリング判定回路41、データ・クロック再生回路43に入力される。また、データ・クロック再生回路43では、図4(2)に示す出力データを再生するために、再生クロックが入力される。
次に、データ選択回路33の例を図5に示す。データ選択回路33は、デマルチプレクサ42、レジスタ51〜515、セレクタ516、シフタ517、位相検出器518、位相生成コントロール519、位相生成器520、U/D(アップ/ダウン)生成器521、ポインタ生成器522、デコード523、チャージポンプコントローラ524、チャージポンプ525、ループフィルタ44から構成されている。実施例1では、レジスタ515とチャージポンプコントローラ524のFrUP、FrDNポートの機能は使用しない。また、チャージポンプ525、ループフィルタ44は図示していない。
デマルチプレクサ42では、オーバーサンプリング判定回路41から入力されたデータが、図4に示したように24G(Hz)から48G(Hz)に変換された再生クロックとともに、24ビット幅で5Gビット/秒から48ビット幅で2.5Gビット/秒にデータが変換される。
データ・クロック再生回路43のデータ再生回路は、デマルチプレクサ42からの出力S25(本例ではS25〔47:0〕:バス幅48ビットで送られる信号)を、サイクル0〜4(本例では5段のパイプライン処理としている)を、レジスタ51〜55に再生クロックを使用して同期させている。サイクル2では、セレクタ516に、サイクル1のS25c1〔2:0〕とサイクル3のレジスタ513にあるS25c3〔47:45〕とサイクル2のS25c2〔47:0〕を入力し、後述する位相生成器520のサイクル2におけるPointer_l〔7:0,2:0〕データに基づいて、32ビット幅のデータctrc2〔31:0〕を作成する。
また、サイクル4では、ctrc4〔31:0〕と後述するデコード523の出力するPointer_m〔7:0,2:0〕に基づいて、16ビット幅のデータを出力する(dout〔15:0〕)。
また、クロック再生回路は、サイクル0のときに、デマルチプレクサ42の出力S25〔47:0〕とサイクル1のレジスタ51の出力S25c1〔47:0〕を位相検出器518に入力する。図6に位相検出器518の例を示す。図6は位相誤差検出をエッジ検出回路で行う場合の例である。S25〔47:0〕に対応するように、6ビット幅ごとにXOR回路61〜68を設ける。例えば、前のサイクルの47ビットと現在の0ビットから4ビットまでをXOR回路61で処理し、5ビットから11ビットまでをXOR回路62で処理し、12ビットから16ビットまでをXOR回路63で処理し、17ビットから23ビットまでをXOR回路64で処理し、24ビットから28ビットまでをXOR回路65で処理し、29ビットから35ビットまでをXOR回路66で処理し、36ビットから40ビットまでをXOR回路67で処理し、41ビットから47ビットまでをXOR回路68で処理する。このように48ビット分に含まれるエッジ(データの変化点)を検出する。
図6(b)は、XOR回路の内部構成を示した図である。入力として7ビット分の入力ポート、in〔0〕〜in〔6〕を設ける。EX−OR69〜614にサンプルデータを入力する。サンプルデータを比較し違いを検出する。その結果をAdd615〜617に入力する。Add615にはEX−OR69と612を、Add616にはEX−OR610と613を、Add617にはEX−OR611と614の出力を入力する。Add615〜617ではそれぞれのEX−ORの出力同士を加え合い出力する(Addは論理和とする)。
Comp618ではAdd615の出力votc〔1〕とAdd616の出力votc〔2〕を比較し、votc〔1〕>votc〔2〕であれば出力をハイにする。Comp619ではAdd616の出力votc〔2〕とAdd617の出力votc〔0〕を比較し、votc〔2〕>votc〔0〕であれば出力をハイにする。Comp620ではAdd617の出力votc〔0〕とAdd615の出力votc〔1〕を比較し、votc〔0〕>votc〔1〕であれば出力をハイにする。その結果をAND621〜623に入力する。
AND621にはComp618と反転したComp620の出力を入力し、Phase〔1〕として出力する。AND622にはComp619と反転したComp621の出力を入力し、Phase〔2〕として出力する。AND623にはComp620と反転したComp619の出力を入力し、Phase〔3〕として出力する。各XOR回路の結果を、サイクル0内に位相生成コントロール519とレジスタ56に転送し、サイクル1で位相生成器520に転送をする。Phase信号(Phase〔0,2:0〕〜phase〔7,2:0〕)の、各Phase〔0〕、〔1〕、〔2〕のうちの1つが、図6(a)に示すアイパターンの中央をサンプルした出力を示している。
位相生成コントロール519は、サイクル1でPhase信号(phase〔7:0,2:0〕)に基づいて位相生成器520の制御信号を生成し、レジスタ57に転送する。
次に、サイクル1では、レジスタ56の出力であるPhase信号と、サイクル2のレジスタ58の出力である位相生成器520の出力Pointer_l〔7,2:0〕信号に基づき、位相生成器520で、Pointer_l信号(Pointer_l〔7:0,2:0〕)を生成する。
図7に位相生成器520の例を示す。位相生成器520には、4つのブロックがあり、ブロック701には、phase〔0,2:0〕、phase〔1,2:0〕、1つ前のサイクルのPointer_l〔7,2:0〕、位相生成コントーロール519の出力PGcont〔0,3:0〕が入力される。そして、PGcont〔0〕=1であれば、1つ前のサイクルのPointer_l〔7,2:0〕をPointer_l〔0,2:0〕に出力する。PGcont〔0、3:0〕のうちPGcont〔0,1〕、PGcont〔0,2〕、PGcont〔0,3〕が100であれば、1つ前のサイクルのPointer_l〔7,2:0〕を選択しPointer_l〔1,2:0〕に出力する。また、010であればphase〔0,2:0〕選択し、001〔1,2:0〕であればphase〔1,2:0〕選択しPointer_l〔1,2:0〕に出力する。
ブロック702にはphase〔2,2:0〕、phase〔3,2:0〕、ブロック701の出力Pointer_l〔1,2:0〕、位相生成コントーロール519の出力PGcont〔1,3:0〕が入力される。ブロック701に示した論理でPointer_l〔2,2:0〕、Pointer_l〔3,2:0〕が出力される。
ブロック703にはphase〔4,2:0〕、phase〔5,2:0〕、ブロック701の出力Pointer_l〔3,2:0〕、位相生成コントーロール519の出力PGcont〔2,3:0〕が入力される。ブロック701に示した論理でPointer_l〔4,2:0〕、Pointer_l〔5,2:0〕が出力される。
ブロック704にはphase〔6,2:0〕、phase〔7,2:0〕、ブロック701の出力Pointer_l〔5,2:0〕、位相生成コントーロール519の出力PGcont〔3,3:0〕が入力される。ブロック701に示した論理でPointer_l〔6,2:0〕、Pointer_l〔7,2:0〕が出力される。
位相生成コントロール519では、図8に示すように演算される。phase〔0,2:0〕と〔1,2:0〕、phase〔2,2:0〕と〔3,2:0〕、phase〔4,2:0〕と〔5,2:0〕、phase〔6,2:0〕と〔7,2:0〕のようにペアになり、各ブロック81〜84に入力される。
例えば、ブロック801について示すと、phase〔2i,0〕、phase〔2i,1〕、phase〔2i,2〕、phase〔2i+1,0〕、phase〔2i+1,1〕、phase〔2i+1,2〕が入力される(i=0〜3)。phase〔2i,0〕、phase〔2i,1〕、phase〔2i,2〕のNORした出力をPGcont〔i,0〕とする。phase〔2i+1,0〕、phase〔2i+1,1〕、phase〔2i+1,2〕のNORしその後反転した出力をPGcont〔i,3〕とする。
PGcont〔i,2〕は、PGcont〔i,0〕とPGcont〔i,3〕の反転前をANDして求める。PGcont〔i,2〕は、PGcont〔i,0〕の反転とPGcont〔i,3〕の反転前をANDして求める。このようにブロック802〜804までにおいても演算をし求める。
Pointer_l〔7:0,2:0〕とサイクル3のレジスタ510のPointer_lc3〔7,2:0〕をU/D生成器521とレジスタ510に入力する。また、Pointer_l〔0,0〕、〔0,2〕をレジスタ511に入力する。
U/D生成器521は、図9のブロック901に示す回路とブロック903に示す回路によりu〔0〕〜〔7〕,d〔0〕〜〔7〕,k〔0〕〜〔7〕を求める。例えば、Pointer_l〔0,2〕、Pointer_l〔0,0〕とPointer_l〔7,2〕、Pointer_l〔7,0〕をブロック901に入力すると2つのAND回路の接続が示す論理によりu、dが出力される。各ブロックでPointer_l〔0,2〕、Pointer_l〔0,0〕とPointer_l〔1,2〕、Pointer_l〔1,0〕を入力し出力を求める。各ブロックでPointer_l〔1,2〕、Pointer_l〔2,0〕とPointer_l〔2,2〕、Pointer_l〔2,0〕を入力し出力を求める。各ブロックでPointer_l〔2,2〕、Pointer_l〔2,0〕とPointer_l〔3,2〕、Pointer_l〔3,0〕を入力し出力を求める。各ブロックでPointer_l〔3,2〕、Pointer_l〔3,0〕とPointer_l〔4,2〕、Pointer_l〔4,0〕を入力し出力を求める。各ブロックでPointer_l〔4,2〕、Pointer_l〔4,0〕とPointer_l〔5,2〕、Pointer_l〔5,0〕を入力し出力を求める。各ブロックでPointer_l〔5,2〕、Pointer_l〔5,0〕とPointer_l〔6,2〕、Pointer_l〔6,0〕を入力し出力を求める。各ブロックでPointer_l〔6,2〕、Pointer_l〔6,0〕とPointer_l〔7,2〕、Pointer_l〔7,0〕を入力し出力を求める。
次に、in〔0〕〜in〔7〕のデータ(uとdから構成されている)をブロック903に入力する。このブロック903は、in〔0〕からin〔1〕において、uがdより大きければupとする。dがuより大きければdownとする。uとdが等しければ現在の状態を保持する。例えば、out〔0〕が、upならu〔0〕を有効にする。downならd〔0〕を有効にする。現状維持ならk〔0〕を有効にする。
このように全てのブロックについて処理をし、図9に示すようにu〔0〕〜u〔7〕、d〔0〕〜d〔7〕、k〔0〕〜k〔7〕を決めていく。そして、U/D生成器521の出力u,d,kをレジスタ59に入力する。out〔0〕〜out〔7〕はu〔0〕,k〔0〕,d〔0〕〜u〔7〕,k〔7〕,d〔7〕
図10は、Pointerコードと選択するサンプルとの関係を示す図である。Pointer_l信号が、2→1→0→2の方向に変化するときは、図10ではポインタの示す矢印は、up(上側)に動くことにより現在の位置を示す。Pointer_l信号が反対に動くときは、down(下側)に変位する。また、Pointer_m〔0〕=1、Pointer_m〔1〕=Pointer_m〔2〕=0のとき、Pointer_m=0になり、Pointer_m〔1〕=1、Pointer_m〔0〕=Pointer_m〔2〕=0のとき、Pointer_m=1になり、Pointer_m〔2〕=1、Pointer_m〔0〕=Pointer_m〔1〕=0のとき、Pointer_m=2になる。
図11に示すポインタ生成器522のup/downシフタ1106によりPointer_m信号を生成する。位相検出器518のように、シフタ1106がカスケード接続されている。このシフタ1106は、図9に示した8つのu〔0〕,d〔0〕,k〔0〕〜u〔7〕,d〔7〕,k〔7〕信号により駆動される。u、d、k信号は、上記説明したU/D生成器521により生成される。U/D生成器521は、シンプルな論理回路により構成され、Pointer_l信号と1サンプル前のPointer_l信号を比較する、もしその結果uが有効であれば再生クロック(VCOのクロック出力)の周波数を上げなければならない。dが有効であれば再生クロック(VCOのクロック出力)の周波数を下げなければならない。kであれば現状を維持する。
なお、U/D生成器521では、Pointer_l〔0〕とPointer_l〔2〕の間の変化を監視する。隣接する2UI周期において同じ方向0から2への変化はしないので、u,d,kは生成される。Pointer_m(図10upper code(m))は、シフタ1106によって3つの位置(0,1,2)から1つを選択する(選択した0、1、2は、例えば2ビットで表示する)。図11のq0とq1は、図12に示す2:3デコーダ523に入力して、同図に示す論理回路1201により変換される。そして、Pointer_m〔0〕、Pointer_m〔1〕、Pointer_m〔2〕を生成する。ここで、q0=0、q1=1のときは禁止とする。
次に、q0とq1の入力と出力の変移について図13(a)、(b)に示す。図13(a)はq0とq1の遷移状態を示した図で、(b)に示す表のように遷移する。ここで、(a)の矢印の始まりは、(b)のout_q0、out_q1か入力を示している。図13(c)に実際の回路を示す。このように構成することにより実現可能である。
後述するが、ポインタ生成器522には、VCO45のクロックとデータクロックとのサイクルスリップを検出する回路が含まれている。図11のFD1105に示す回路は、周波数を検出する回路である。
また、サイクル3で、ポインタ生成器522に、レジスタ59の出力とレジスタ512のq0〔7〕、q1〔7〕を入力し、出力をレジスタ512に入力する。
サイクル4では、レジスタ512のデータをデコード523に入力してPointer_m〔7:0,2:0〕を生成し、チャージポンプコントローラ524に、レジスタ514のPointer_l〔0,0〕、〔0,2〕とともに入力する。
図14はチャージポンプコントローラ524、チャージポンプ525、ループフィルタ44を示す図である。チャージポンプコントローラ524には、電流源81、82が切替え可能に接続され、チャージポンプの安定化のゼロのための抵抗83と容量素子(コンデンサ)84の直列回路と、容量素子85と接続されている(ループフィルタを含む)。
チャージポンプコントローラ524は、例えば、AND86、88とOR87、89から構成されている。Pointer_l〔0,0〕とPointer_m〔0,1〕はAND86に接続され、Pointer_l〔0,2〕とPointer_m〔0,1〕はAND88に接続される。OR87にはAND86の出力とPointer_m〔0,0〕が入力されUPポートから出力される。OR89にはAND88の出力とPointer_m〔0,2〕が入力されDNポートから出力される。
その出力論理により電流源を切替制御し、UP=1でDN=0であれば、UPがハイの期間、容量素子に電流源81から電荷が流れ込み、直流電圧利得が発生する。UP=0でDN=1であれば、DNがハイの期間、容量素子から電流源82により電荷が放出される。UP=0でDN=0であれば、位相差なしで出力は一定になるよう、VCO制御電圧を出力する。
(実施例2)
図15に示す実施例2のオーバーサンプリング方式のCDR回路は、オーバーサンプリング判定回路91(31と同じでもよい)、クロック発生回路92、データ選択回路93から構成されている。クロック発生回路92には、周波数調整回路95が設けられている。データ選択回路93には、位相・周波数誤差検出回路94が設けられている。
位相・周波数誤差検出回路94は、位相スリップを検出することで周波数誤差も出力する。
本実施例が実施例1と異なるのは、データ選択回路93の中に組み込まれた位相誤差検出回路にさらに周波数誤差検出回路が組み込まれた位相・周波数誤差検出回路94を設けていることである。周波数誤差の検出は入力データとデータ選択回路93の駆動クロック(再生クロック)との間の位相スリップを論理回路で検出し、位相スリップの頻度に比例した誤差信号を発生することによる。位相・周波数検出誤差回路94の出力でそれぞれチャージポンプを駆動し、その出力の和でVCOを駆動する。この実施例によれば、電源投入後のPLL(Phase Locked Loop)の立ち上がりにおいて、周波数誤差信号を使ってPLLの周波数引き込みを開始することができるため、基準クロックを外部から供給しなくてよい。
また、2つのチャージポンプを並列に接続して生成した信号により、周波数調整回路95のVCOを制御する。
受信した入力データは、クロック発生回路92から転送された再生クロックによりサンプリングされ、データ選択回路93に渡される。データ選択回路93では出力データを出力するとともに、位相・周波数誤差検出回路94により周波数誤差も検出する。周波数誤差を検出した結果に基づいて生成された調整信号は、クロック発生回路92に入力される。その後、周波数調整回路95は周波数検出結果に基づいてクロックの調整を行い、再生クロックを再びオーバーサンプリング判定回路91とデータ選択回路93に入力する。
図16により実施例2の動作説明を行う。本例において、サンプリング判定回路101では、データレート(40Gビット/秒)の3倍の周波数で入力データをバイナリ判定する。そのため、10G(Hz)のトグル周波数でバイナリ判定を行う判定回路を12個用い、12相10G(Hz)の多相クロックを、クロック発生回路105からオーバーサンプリング判定回路101に供給する。
オーバーサンプリング判定回路101で得られた5G(Hz)の24(ビット/秒)データは、データ選択回路93のデマルチプレクサ102により2.5G(Hz)の48ビット並列データに変換され、データ選択回路93のデータ・クロック再生回路103に入力される。データ・クロック再生回路103には入力データとデータ・クロック再生回路103を駆動する再生クロックの周波数誤差を検出するための仕組み(図15の位相・周波数誤差検出回路94)が組み込まれ、検出した周波数誤差結果(誤差信号:本例では周波数誤差情報を含む制御信号である)を出力する。ループフィルタ104により、VCO制御電圧(図16(1)(2)に示す周波数調整のための調整信号と位相調整のための調整信号)を生成する。
そのVCO制御電圧はクロック発生回路105(10G(Hz)VCO)に帰還される。クロック発生回路105では、周波数誤差検出結果に基づいて、周波数調整された再生クロックが出力される。再生クロックは、オーバーサンプリング判定回路101、データ選択回路103に入力される。また、データ選択回路103では、図15の(3)に示す出力データなどを再生するために、再生クロックが入力され、(3)出力データを生成し出力される。
次に、データ選択回路93は、図5に示す構成により実現することが可能である。データ選択回路33は、デマルチプレクサ42、レジスタ51〜515、セレクタ516、シフタ517、位相検出器518、位相生成コントロール519、位相生成器520、U/D(アップ/ダウン)生成器521、ポインタ生成器522、デコード523、チャージポンプコントローラ524、チャージポンプ525、ループフィルタ44から構成されている。
デマルチプレクサ42では、オーバーサンプリング判定回路41から入力されたデータが、図16に示したように24G(Hz)から48G(Hz)に変換された再生クロックとともに、24ビット幅で5Gビット/秒から48ビット幅で2.5Gビット/秒にデータが変換される。
データ・クロック再生回路103のデータ再生回路は、実施例1に示したように、デマルチプレクサ102からの出力S25(本例ではS25〔47:0〕:バス幅48ビットで送られる信号)を、サイクル0〜4(本例では5段のパイプライン処理としている)を、レジスタ51〜55に再生クロックを使用して同期させている。サイクル2では、セレクタ516に、サイクル1のS25c1〔2:0〕とサイクル3のレジスタ513にあるS25c3〔47:45〕とサイクル2のS25c2〔47:0〕を入力し、位相生成器520のサイクル2におけるデータに基づいて、32ビット幅のデータctre2〔31:0〕を作成する。
また、サイクル4では、ctre4〔31:0〕とデコード523の出力コードに基づいて、出力データの有効なビット幅になるようにシフトし、16ビット幅のデータを出力する(dout〔15:0〕)。
また、クロック再生回路も、実施例1と同じであるが、サイクル0のときに、デマルチプレクサ42の出力S25〔47:0〕とサイクル1のレジスタ51の出力S25c1〔47:0〕を位相検出器518に入力する。
位相検出器518は、サイクル0内に位相生成コントロール519に転送し、サイクル1で位相生成器520に転送をする。
サイクル1でPhase信号とサイクル2のPointer_l〔7,2:0〕信号に基づき、位相生成器520で、Pointer_l信号を生成する。サイクル2では、位相生成器520の出力Pointer_l〔7:0,2:0〕とサイクル3のレジスタ510のPointer_le3〔7,2:0〕をU/D生成器521に入力する。また、Pointer_l〔0,0〕、〔0,2〕をレジスタ511に入力する。
U/D生成器521で生成した信号とレジスタ512のq0〔7〕、q1〔7〕を、サイクル3のポインタ生成器522に入力し、出力をレジスタ512に入力する。サイクル4では、レジスタ512のデータをデコード523に入力し、Pointer_m〔7:0,2:0〕を生成し、チャージポンプコントローラ524に、レジスタ514のPointer_l〔0,0〕、〔0,2〕とともに入力する。実施例2にけるポイント生成について説明する。図17(a)はPointerコードと選択したサンプルとの関係を示す表であり、(a)は実施例1の図10で説明したように動作する。
図17(b)は周波数検出について示した図である。実施例1では周波数誤差による制御をしなかったが、本例では周波数誤差による制御も同時に行う。この場合の、ポインタ生成器522は図17(b)に示す遷移により制御される。まず、q0=0のときに、U/D生成器521からupの指示(u信号)を受信するか、(a)の表のlower code(l)側のをオーバーフロー(0以上)になってしまったときに、FD(ブロック)1105はfu信号を有効にする。また、q1=1で、アンダーフローしたときに、downの指示(d信号)を受信したときは、FD1105のfd信号を有効にする。kの説明は省略する。本例ではfuとfdは8ビットとしている。
その後、fu(Frequency up)、fd(Frequency down)の信号をレジスタ515に入力し、サイクル4のときにチャージポンプコントローラ524に入力する。
VCO周波数が、データのボー周波数より小さいとき、2→1→0のようにlower code(l)が変移しオーバーフローが繰り返される場合について説明する。Pointer_l〔2:0〕は2(=100)から0(=001)に変化して、再びq0=0、q1=0に戻る。従って、この変移から抜け出すまでオーバーフローは起きない。次に、q0=0、q1=0からq0=1、q1=0に変移してもfd信号は発生しない。fd信号はq0=1、q1=1でアンダーフローした場合に発生す。チャージポンプは、オーバーフローまたはアンダーフローがないときに、VCOクロックとデータとの間の位相差に比例したチャージを行う。
上記説明したように、CDR回路の位相調整範囲を最大にするために、最初のポインターの位置は中央(q0=1、q1=0のlower code(l)=1)にする。位相検出器518は中央からの位相偏差を検出する。もに、phase〔0〕が検出されればVCOの出力周波数は高くする。phase〔2〕が検出されればVCOの出力周波数は低くなる。
Pointer_m〔0,1〕=1のときに、Pointer_l〔0,0〕がup信号を生成するときに使用する。そして、Pointer_m〔0,1〕=1のときに、Pointer_l〔0,2〕がdown信号を生成するときに使用する。Pointer_m〔0,0〕=1のときにup信号を制御する。また、down信号は、q0=1、q1=1またはPointer_m〔0,2〕=1であれば有効にする。
図18はチャージポンプコントローラ524とチャージポンプ525を示す図である。チャージポンプコントローラ524は、実施例2の場合、位相検出用のチャージポンプコントローラ121と周波数検出用のチャージポンプコントローラ124を設けている、位相検出用のチャージポンプコントローラ121には電流源122、123が切替え可能に接続されている。周波数検出用のチャージポンプコントローラ124には電流源125、126が切替え可能に接続されている。チャージポンプも252も位相検出用と周波数検出用がある。
チャージポンプコントローラ121は、AND127、129とOR128、1210から構成されている。Pointer_l〔0,0〕とPointer_m〔0,1〕はAND127に接続され、Pointer_l〔0,2〕とPointer_m〔0,1〕はAND129に接続される。OR128にはAND127の出力とPointer_m〔0,0〕が入力されUPポートから出力される。OR1210にはAND129の出力とPointer_m〔0,2〕が入力されDNポートから出力される。
チャージポンプコントローラ124は、OR1211、1212から構成されている。レジスタ515からFu、FdをOR1211、1212に入力し、FrUPポートとFrDNポートから出力される。
チャージポンプコントローラ121には、電流源122、123が切替え可能に接続され、チャージポンプコントローラ124には、電流源125、126が切替え可能に接続され、その位相検出側の出力と周波数検出側の出力の電流源を切替制御している。そして接続のあとチャージポンプの安定化のための抵抗と容量素子(コンデンサ)の直列回路と、容量素子と接続(ループフィルタ44の機能を含む)しVCO制御電圧を出力する。
(実施例3)
図19は実施例3の構成を示す図である。実施例3ではクロック発生回路の位相調整手段がVCOの制御電圧を調整することでなく、位相インターポレータを用いているところが実施例1、2と異なっている。
位相インターポレータは発振回路で位相調整を行うのではなく、多相の基準クロックの合成により位相を発生する。位相インターポレータはディジタルコードを位相に変換する回路であるため、位相誤差信号はディジタルフィルタを通して位相インターポレータに帰還される。VCOを用いないため、多チャネルのレシーバを作りやすくできる。
実施例3に示すオーバーサンプリングのCDR回路は、オーバーサンプリング判定回路131(91と同じでもよい)、クロック発生回路132、データ選択回路133(93と同じでもよい)、ディジタルフィルタ136から構成されている。クロック発生回路132には、周波数調整回路135が設けられている。データ選択回路133には、位相・周波数誤差検出回路134が設けられている。位相・周波数誤差検出回路134は、位相スリップを検出することで周波数誤差を出力する。
受信した入力データをクロック発生回路132から転送された再生クロックによりサンプリングされ、サンプリングされた入力データがデータ選択回路133に渡される。データ選択回路133では出力データを出力するとともに、位相・周波数誤差検出回路134により位相誤差と周波数誤差を検出する。これらの誤差を検出した結果に基づいて生成された信号は、ディジタルフィルタによりクロック発生回路132に入力される。その後、周波数調整回路135は周波数検出結果に基づいてクロックの調整を行い、再生クロックを再びオーバーサンプリング判定回路131とデータ選択回路133に入力する。
図20は位相インターポレータを示す図である。位相インターポレータは、例えば、3つ以上の入力位相(3つ以上の位相の異なる入力信号)を選択回路を経ることなく直接位相合成回路に供給して、重み付き和を生成するようになっている。すなわち、位相が90度ずれた4つの入力位相θ0、θ1、θ2、θ3を使用し、141〜144に示す回路により各入力位相に対してそれぞれ重みW0、W1、W2、W3を与える。
W0〜W3の重みは、電流ディジタル/アナログ変換回路1412を、デジタルフィルタ136の出力信号により制御することで、重み付けを変化させる。さらに、141〜144の回路で生成された重み付き入力位相(重み付き位相:w0・θ0,W1・θ1,W2・θ2,W3・θ3)の和を取って出力(位相合成された信号、W0・θ0+W1・θ1+W2・θ2+W3・θ3)する。このときに、コモンモードを合わせる回路1410を設け、コンパレータ1411から出力を得るようにしてもよい。
これにより、入力位相の切り替えに伴う位相の飛び(ジャンプ)や誤差が入り込まないようにして高精度なタイミング信号を発生させることができる。なお、3つ以上の入力位相を持つため、入力位相の切り替えなしに重みの制御だけで0〜360度の出力位相範囲をカバーすることができる。また、シングルエンドのクロックでも差動のクロックでも実施可能である。
次に、ディジタルフィルタ136は、図21に示すように、位相・周波数誤差検出回路134の出力データに、係数151(g1)、係数152(g2)を乗算する。g1が乗算された信号は加算器153により積算器154の出力と加算され、積算器154に入力される。またg2が乗算されたデータは積算器157の出力と加算器156により加算され、積算器157に入力される。このように構成することで位相インターポレータ135の重みW0〜W4の制御を行う。
ここで、図示しないがディジタルフィルタ136への入力は、位相・周波数誤差検出回路134の出力をアップしているときは+1(図10に示すupper_code(m)=1でlower code(l)=0以上の場合に+1を出力する)とし、ダウンしているときは−1(図10に示すupper_code(m)=1でlower code(l)=2以下の場合に−1を出力する)を入力するようにする。現状維持のときは、図10に示すupper_code(m)=1でlower code(l)=1のときである。また、ディジタルフィルタへの出力はDAC1412を制御するためにコードを変換して転送される。
(実施例4)
図22に実施例4の構成図を示す。実施例4に示すオーバーサンプリングのCDR回路は、オーバーサンプリング判定回路161(31と同じでもよい)、クロック発生回路1_162、データ選択回路163(93と同じでもよい)、クロック発生回路2_164(92と同じでもよい)から構成されている。クロック発生回路2_164には、周波数調整回路166が設けられている。データ選択回路163には、位相・周波数誤差検出回路165が設けられている。
位相・周波数誤差検出回路165は、実施例2と同様に位相スリップを検出することで周波数誤差を出力する。また、位相検出用、周波数検出用の2つのチャージポンプを並列に接続した出力により、周波数調整回路166も、VCOを制御する。
受信した入力データをクロック発生回路1_162から転送された基準クロックを元にして生成されたクロックによりサンプリングされる。サンプリングされた入力データがデータ選択回路163に渡される。データ選択回路163では出力データを出力するとともに、位相・周波数誤差検出回路165により周波数誤差も検出する。周波数誤差を検出した結果に基づいて生成された調整信号は、クロック発生回路2_164に入力される。その後、周波数調整回路166は周波数検出結果に基づいてクロックの調整を行う。再生クロックをデータ選択回路163に入力する。
図22の実施例4と1との違いは、周波数の調整を行う対象がデータ選択回路を駆動するクロックであり、オーバーサンプリング判定回路161のクロックは独立のクロック発生源で駆動される点が異なっている。発明の原理で説明したように、このような構成でもフロー制御が不要となる。さらに判定回路用のクロック発生回路が簡略になり、入力からのジッタトランスファも小さくなる。
(実施例5)
図23に実施例5の構成図を示す。実施例5に示すオーバーサンプリングのCDR回路は、オーバーサンプリング判定回路171(161と同じでもよい)、クロック発生回路1_172(162と同じでもよい)、データ選択回路173(163と同じでもよい)、クロック発生回路2_174、ディジタルフィルタ175から構成されている。データ選択回路173には、位相・周波数誤差検出回路176が設けられている。クロック発生回路2_174には、位相インターポレータ177が設けられている。
まず、受信した入力データをクロック発生回路172から転送されたクロックにより、サンプリングされた入力データがデータ選択回路173に渡される。データ選択回路173では、出力データを出力するとともに、位相・周波数誤差検出回路176により周波数誤差も検出する。これらの誤差を検出した結果に基づいて生成された調整信号は、ディジタルフィルタ176に入力される。ディジタルフィルタ175の出力はクロック発生回路2_174の位相インターポレータ177に入力される。
位相インターポレータ177へは、位相・周波数誤差検出回路176から出力された出力を、ディジタルフィルタ175に入力し位相インターポレータ177の重みを制御する。
その後、位相インターポレータ177は周波数検出結果に基づいてクロックの調整を行い、再生クロックをデータ選択回路173に入力する。
実施例が実施例4と異なるのは、データ選択回路のクロックの位相を調整するために位相インターポレータ177を用いていることである。この場合、位相インターポレータ177を使うためディジタル回路により位相調整が可能であり、低電力化、集積化が容易となる。また、データ選択回路173は、オーバーサンプル判定回路171より低い周波数で駆動されるため、位相インターポレータ177の設計も容易となる。
(実施例6)
図24は本発明の他の実施例である。実施例6に示すオーバーサンプリングのCDR回路は、オーバーサンプリング判定回路181(161と同じでもよい)、クロック発生回路182(162と同じでもよい)、データ選択回路183(163と同じでもよい)、クロック選択回路184、PLL185から構成されている。
クロック発生回路182の出力クロックは、オーバーサンプリング判定回路181とクロック選択回路184に入力する。オーバーサンプリング判定回路181のサンプリングされた入力データが、データ選択回路183に渡される。
データ選択回路183には、クロック選択回路184の出力をPLL185に入力し、PLL185の出力データを入力して生成した再生クロックを入力する。
クロック選択回路184な、例えばデータ選択回路183と同じようなセレクタを使って、受信データをサンプリングするために使ったクロックを選択して出力する回路である。セレクタの制御は、データ選択回路183には、位相・周波数誤差検出回路が設けられており、ポインタの示す値(制御信号)により行う。
データ選択回路183で用いられるデータ選択信号と同期した選択信号によってオーバーサンプリング判定回路181のクロックを選択して第2の再生クロックを発生し、この第2の再生クロックを参照して動作するPLLにより第1の再生クロックを発生し、第1の再生クロックによりデータ選択回路を駆動する。
また、クロック選択回路184で選択されたクロックは、大局的な周波数は、入力データに一致しているが、クロックエッジの変動(ジッタ)が大きい。そのため、クロック選択回路184により得られたクロックを基準クロックとしてPLLに入力し、よりジッタの少ないクロックを作る。
本実施例は、単にクロック選択用のセレクタを付加するだけで実施できるため、回路が簡単になる。
(実施例7)
図25は実施例6とほぼ同様の構成であるが、通常のPLLではなく注入ロックPLLを用いてデータ選択回路193に与えるクロックを発生している。
図25に 実施例6に示すオーバーサンプリングのCDR回路は、オーバーサンプリング判定回路191(161と同じでもよい)、クロック発生回路192(162と同じでもよい)、データ選択回路193(163と同じでもよい)、クロック選択回路194(184と同じでもよい)、注入ロックPLL195から構成されている。
クロック発生回路192の出力クロックは、オーバーサンプリング判定回路191とクロック選択回路194に入力する。
オーバーサンプリング判定回路191のサンプリングされた受信データが、データ選択回路193に渡される。データ選択回路193には、クロック選択回路194の出力を注入ロックPLL195に入力し、注入ロックPLL195の出力を入力し選択する。そのため、チャージポンプ、位相検出器などを搭載しなくてよいため、回路サイズを縮小することができる。
ここで、注入ロックPLLは、クロック選択回路194のより選択されたクロックを外部入力信号として強制的に注入する。そして、外部入力信号の周波数が同期範囲内であれば、発振周波数が外部入力信号の周波数に引き込まれる。その結果、外部入力信号に同期した周波数での発振となり、これを出力する。この場合、注入した外部入力信号と出力信号の位相差は、外部入力信号の周波数と自励発振周波数の差により決定する。
本実施例によるとクロック発生に用いるPLLの構成が簡単になるため多チャネルのクロック発生が容易となる。
(実施例8)
図26の実施例8に示すオーバーサンプリングのCDR回路は、オーバーサンプリング判定回路201(161と同じでもよい)、クロック発生回路202(162と同じでもよい)、データ選択回路203(163と同じでもよい)、クロック選択回路204(194と同じでもよい)、PLL制御回路206から構成されている。また外部にVXCO(Voltage-controlled Crystal Oscillator)207を設け、PLL制御回路206により制御される。
クロック発生回路202の出力クロックは、オーバーサンプリング判定回路201とクロック選択回路204に入力する。
オーバーサンプリング判定回路201のサンプリングされた入力データが、データ選択回路203に渡される。データ選択回路203には、クロック選択回路204の出力をPLL205に入力し、PLL205の出力データを入力し選択する。
図26ではクロックを発生するためのPLLが外付けのVXCO207を使ったものになっている。外付けVXCO207では低ジッタでデータ側からのジッタトランスファの少ないクロックが得られる。
(実施例9)
図27は実施例9の構成を示す図であり、図27の実施例9に示すオーバーサンプリングのCDR回路は、オーバーサンプリング判定回路211(161と同じでもよい)、セレクタ212、リングバッファ213(FF)、セレクタ214、データ選択回路215(163の一部を利用してもよい)、書き込み制御回路216、読み出し制御回路217、判定クロック発生回路218、データ選択クロック発生回路219から構成されている。
オーバーサンプリング判定回路211のクロックがデータレートと簡単な整数比にならない場合に用いられる。
判定クロック発生回路218は、オーバーサンプリング判定回路211と書き込み制御回路216に供給するクロック信号を生成する。
データ選択クロック発生回路219は、データ選択回路215と読み出し制御回路217に供給するクロック信号を生成する。
リングバッファ213は、書き込み制御回路216により制御された信号によりセレクタ212を制御し、バッファ213にサンプリングされた受信データの書き込みタイミングを調整する。次に、読み出し制御回路217により制御された信号により、セレクタ214の読み出しタイミングを調整して、バッファ213からデータを読み出しデータ選択回路215に出力する。
この実施例ではオーバーサンプル判定回路211の出力はリングバッファ213に蓄えられる。このリングバッファ213の内容をデータ選択回路215のクロックに同期して読みだすことで、周波数に違いがあっても動作が問題なく行われる。一般に書き込みクロックと読み出しクロックの比が簡単な整数比でない場合には1ビット分のデータが失われたり重複したりする場合が生ずる。しかし本例のようにオーバーサンプルを行うことで、ビットの重複・消失が直ちにデータエラーにつながることはない。非整数比のクロックを使うことにより、クロック間の干渉の問題を避けることができる。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
(付記1)
受信データを受信してデータとクロックを再生するデータ再生回路において、
前記受信データを第1の再生クロックに基づく、前記受信データのデータレートより高い頻度のクロックでサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、
前記オーバーサンプリング判定回路が生成した前記ディジタル信号を、前記第1の再生クロックに基づくタイミングで判定することにより再生データを選択し出力する回路と、前記第1の再生クロックに基づいて前記受信データとの間のタイミングずれから位相誤差を検出する位相誤差検出回路と、前記位相誤差検出回路の出力に基づいて位相を調整をするための調整信号を出力する回路を有するデータ選択回路と、
前記調整信号は前記第1の再生クロックの少なくとも前の状態の第2の再生クロックの位相を調整して前記第1の再生クロックを生成する位相調整回路と、前記オーバーサンプリング判定回路と前記データ選択回路に前記第1の再生クロックを供給する回路を有するクロック発生回路と、
を具備することを特徴とするデータ再生回路。
(付記2)
前記位相誤差検出回路に、前記第1の再生クロックに基づいて前記受信データとの間のタイミングずれから周波数誤差を検出する回路を備える位相・周波数誤差検出回路と、
前記位相調整回路に前記周波数誤差分の調整も行う回路を備えた周波数調整回路と、
を備えたことを特徴とする付記1に記載のデータ再生回路。
(付記3)
前記周波数調整回路を、位相インターポレータにより構成し、
前記位相・周波数誤差検出回路の前記調整信号に基づき前記位相インターポレータを制御する重み付け信号を生成するディジタルフィルタを設けることを特徴とする付記1に記載のデータ再生回路。
(付記4)
受信データを受信してデータとクロックを再生するデータ再生回路において、
基準クロックに基づいてオーバーサンプリングするためのクロックを生成する第1のクロック発生回路と、
前記受信データを第1のクロック発生回路で生成したクロックに基づき、前記受信データのデータレートより高い頻度のクロックでサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、
前記オーバーサンプリング判定回路が生成した前記ディジタル信号を、前記第1の再生クロックに基づくタイミングで判定することにより再生データを選択し出力する回路と、前記第1の再生クロックに基づいて前記受信データとの間のタイミングずれから位相誤差および周波数誤差を検出する位相・周波数誤差検出回路と、前記位相・周波数誤差検出回路の出力に基づいて位相調整および周波数調整をするための調整信号を出力する回路を有するデータ選択回路と、
前記調整信号は前記第1の再生クロックの少なくとも前の状態の第2の再生クロックの位相調整と前記周波数誤差分の調整を反映して前記第1の再生クロックを生成する周波数調整回路と、前記オーバーサンプリング判定回路と前記データ選択回路に前記第1の再生クロックを供給する回路を有する第2のクロック発生回路と、
を具備することを特徴とするデータ再生回路。
(付記5)
前記周波数調整回路を、位相インターポレータにより構成し、
前記位相・周波数誤差検出回路の前記調整信号に基づき前記位相インターポレータを制御する重み付け信号を生成するディジタルフィルタを設けることを特徴とする付記4に記載のデータ再生回路。
(付記6)
受信データを受信してデータとクロックを再生するデータ再生回路において、
基準クロックに基づいてオーバーサンプリングするためのクロックを生成するクロック発生回路と、
前記受信データを第1のクロック発生回路で生成したクロックに基づき、前記受信データのデータレートより高い頻度のクロックでサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、
前記オーバーサンプリング判定回路が生成した前記ディジタル信号を、第1の再生クロックに基づくタイミングで判定することにより再生データを選択し出力する回路と、前記第1の再生クロックを生成するための第2の再生クロックを制御する制御信号を生成する回路を有するデータ選択回路と、
前記クロック発生回路から供給される前記クロックと前記制御信号により前記第2の再生クロックを選択するクロック選択回路と、
前記第2の再生クロックのジッタを低減させて前記第1の再生クロックを生成するPLL回路と
を具備することを特徴とするデータ再生回路。
(付記7)
前記PLLは、注入同期VCOを備える注入ロックPLLであることを特徴とする付記6に記載のデータ再生回路。
(付記8)
前記PLLは、前記VCOを外部に設けられる構成とすることを特徴とする付記7に記載のデータ再生回路。
(付記9)
前記VCOは、水晶発振回路を用いたVXCOとすることを特徴とする付記8に記載のデータ再生回路。
(付記10)
受信データを受信してデータとクロックを再生するデータ再生回路において、
基準クロックに基づいてオーバーサンプリングするためのクロックを生成する判定クロック発生回路と、
前記受信データを前記判定クロック発生回路で生成したサンプルクロックに基づき、前記受信データのデータレートより高い頻度でサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、
前記判定クロック発生回路からの前記サンプルクロックのタイミングを調整して出力する書き込み制御回路と、
前記ディジタル信号を複数のバッファに書き込む制御を、前記書き込み制御回路の出力に基づいて行う第1のセレクタ回路と、
前記ディジタル信号を選択する読み出し信号により前記バッファから前記ディジタル信号を読み出す第2のセレクタ回路と、
再生データを再生するための再生クロックを生成するデータ選択クロック発生回路と、
前記読み出し信号を前記データ選択クロック発生回路が生成する前記再生クロックに基づいて制御する読み出し制御回路と、
前記第2のセレクタ回路が選択して出力される前記ディジタル信号を、前記再生クロックに基づくタイミングで判定することにより再生データを選択し出力するデータ選択回路と、
を具備することを特徴とするデータ再生回路。
(付記11)
前記位相誤差検出回路は、前記オーバーサンプルしたデータと前記第1の再生クロックに基づいてデータ変化点を検出し、前記変化点より位相信号を生成し、前記位相信号の動きを示すポインタ信号に変換し、前記ポインタ信号を位相調整をするために調整信号にして出力することを特徴とする請求項1に記載のデータ再生回路。
(付記12)
前記データ判定回路は、パイプライン処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ再生回路。
(付記13)
前記調整信号は、チャージポンプとループフィルタにより生成することを特徴とする請求項1に記載のデータ再生回路。
(付記14)
前記周波数・位相誤差検出回路は、前記オーバーサンプルしたデータと前記第1の再生クロックに基づいてデータ変化点を検出し、前記変化点より位相信号を生成し、前記位相信号の動きを示すポインタ信号に変換し、
さらに、前記ポインタ信号から周波数の調整を行う信号を生成し、前記ポインタ信号とともに位相調整をするために調整信号にして出力することを特徴とする請求項2に記載のデータ再生回路。
(付記15)
前記データ判定回路は、パイプライン処理を行うことを特徴とする請求項2に記載のデータ再生回路。
(付記16)
前記調整信号は、チャージポンプとループフィルタにより生成することを特徴とする請求項2に記載のデータ再生回路。
(付記17)
前記周波数・位相誤差検出回路は、前記オーバーサンプルしたデータと前記第1の再生クロックに基づいてデータ変化点を検出し、前記変化点より位相信号を生成し、前記位相信号の動きを示すポインタ信号に変換し、
さらに、前記ポインタ信号から周波数の調整を行う信号を生成し、前記ポインタ信号とともに位相調整をするために調整信号にして出力することを特徴とする請求項4に記載のデータ再生回路。
本発明の原理図を示す図である。 発明の効果を示す図である。 実施例1の構成を示す図である。 実施例1のブロック図を示す図である。 データ選択回路を示す図である。 エッジ検出回路を示す図である。 位相生成器を示す図である。 位相生成コントロール回路を示す図である。 U/D生成器を示す図である。 検出回路のポインタについて示す図である。 ポインタ生成器を示す図である。 デコーダを示す図である。 ポインタ生成器を示す図である。 チャージポンプとフィルタを示す図である。 実施例2の構成を示す図である。 実施例2のブロック図を示す図である。 検出回路を示す図である。 チャージポンプを示す図である。 実施例3の構成を示す図である。 位相インターポレータを示す図である。 ディジタルフィルタを示す図である。 実施例4の構成を示す図である。 実施例5の構成を示す図である。 実施例6の構成を示す図である。 実施例7の構成を示す図である。 実施例8の構成を示す図である。 実施例9の構成を示す図である。 従来の位相トラッキング方式を示す図である。(a)に位相トラッキング方式回路、(b)に位相トラッキング方式のバイナリ判定の波形 従来のオーバーサンプリング方式を示す図である。(a)にオーバーサンプリング方式の回路、(b)にオーバーサンプリング方式のバイナリ判定の波形 従来例を示す図である。
符号の説明
1 オーバーサンプリング判定回路
2 クロック発生回路
3 データ選択回路
4 クロック発生回路A
5 クロック発生回路B
31 オーバーサンプリング判定回路
32 クロック発生回路、
33 データ選択回路
34 位相誤差検出回路
35 位相調整回路
41 オーバーサンプリング判定回路
42 デマルチプレクサ
43 データ・クロック再生回路
44 ループフィルタ
45 クロック発生回路(10GHz、VCO)
51〜515 レジスタ
516 セレクタ
517 シフタ
518 位相検出器
519 位相生成コントロール
520 位相生成器
521 U/D(アップ/ダウン)生成器
522 ポインタ生成器
523 デコード
524 チャージポンプコントローラ
61〜68 XOR回路
615〜617 Add
618〜620 Comp
81、82 電流源
83 抵抗素子
84、85 コンデンサ素子
91 オーバーサンプリング判定回路
92 クロック発生回路
93 データ選択回路
94 位相・周波数誤差検出回路
95 周波数調整回路
101 オーバーサンプリング判定回路
102 デマルチプレクサ
103 データ・クロック再生回路
104 ループフィルタ
105 クロック発生回路(10GHz、VCO)
125、126 電流源
131 オーバーサンプリング判定回路
132 クロック発生回路
133 データ選択回路
134 位相・周波数誤差検出回路
135 位相インターポレータ
136 ディジタルフィルタ
161 オーバーサンプリング判定回路
162 クロック発生回路1
163 データ選択回路
164 クロック発生回路2
165 位相・周波数誤差検出回路
166 周波数調整回路
171 オーバーサンプリング判定回路
172 クロック発生回路1
173 データ選択回路
174 クロック発生回路2
175 ディジタルフィルタ
176 位相・周波数誤差検出回路
177 位相インターポレータ
181 オーバーサンプリング判定回路
182 クロック発生回路
183 データ選択回路
184 クロック選択回路
185 PLL
195 注入ロックPLL
205 PLL制御回路
207 VXCO
211 オーバーサンプリング判定回路
212 セレクタ回路
213 リングバッファ(FF)
214 セレクタ回路
215 データ選択回路
216 書き込み制御回路
217 読み出し制御回路
218 判定クロック発生回路
219 データ選択クロック発生回路

Claims (10)

  1. 受信データを受信してデータとクロックを再生するデータ再生回路において、
    前記受信データを第1の再生クロックに基づく、前記受信データのデータレートより高い頻度のクロックでサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、
    前記オーバーサンプリング判定回路が生成した前記ディジタル信号を、前記第1の再生クロックに基づくタイミングで判定することにより再生データを選択し出力する回路と、前記第1の再生クロックに基づいて前記受信データとの間のタイミングずれから位相誤差を検出する位相誤差検出回路と、前記位相誤差検出回路の出力に基づいて位相を調整をするための調整信号を出力する回路を有するデータ選択回路と、
    前記調整信号は前記第1の再生クロックの少なくとも前の状態の第2の再生クロックの位相を調整して前記第1の再生クロックを生成する位相調整回路と、前記オーバーサンプリング判定回路と前記データ選択回路に前記第1の再生クロックを供給する回路を有するクロック発生回路と、
    を具備することを特徴とするデータ再生回路。
  2. 前記位相誤差検出回路に、前記第1の再生クロックに基づいて前記受信データとの間のタイミングずれから周波数誤差を検出する回路を備える位相・周波数誤差検出回路と、
    前記位相調整回路に前記周波数誤差分の調整も行う回路を備えた周波数調整回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ再生回路。
  3. 前記周波数調整回路を、位相インターポレータにより構成し、
    前記位相・周波数誤差検出回路の前記調整信号に基づき前記位相インターポレータを制御する重み付け信号を生成するディジタルフィルタを設けることを特徴とする請求項1に記載のデータ再生回路。
  4. 受信データを受信してデータとクロックを再生するデータ再生回路において、
    基準クロックに基づいてオーバーサンプリングするためのクロックを生成する第1のクロック発生回路と、
    前記受信データを第1のクロック発生回路で生成したクロックに基づき、前記受信データのデータレートより高い頻度のクロックでサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、
    前記オーバーサンプリング判定回路が生成した前記ディジタル信号を、前記第1の再生クロックに基づくタイミングで判定することにより再生データを選択し出力する回路と、前記第1の再生クロックに基づいて前記受信データとの間のタイミングずれから位相誤差および周波数誤差を検出する位相・周波数誤差検出回路と、前記位相・周波数誤差検出回路の出力に基づいて位相調整および周波数調整をするための調整信号を出力する回路を有するデータ選択回路と、
    前記調整信号は前記第1の再生クロックの少なくとも前の状態の第2の再生クロックの位相調整と前記周波数誤差分の調整を反映して前記第1の再生クロックを生成する周波数調整回路と、前記オーバーサンプリング判定回路と前記データ選択回路に前記第1の再生クロックを供給する回路を有する第2のクロック発生回路と、
    を具備することを特徴とするデータ再生回路。
  5. 前記周波数調整回路を、位相インターポレータにより構成し、
    前記位相・周波数誤差検出回路の前記調整信号に基づき前記位相インターポレータを制御する重み付け信号を生成するディジタルフィルタを設けることを特徴とする請求項4に記載のデータ再生回路。
  6. 受信データを受信してデータとクロックを再生するデータ再生回路において、
    基準クロックに基づいてオーバーサンプリングするためのクロックを生成するクロック発生回路と、
    前記受信データを第1のクロック発生回路で生成したクロックに基づき、前記受信データのデータレートより高い頻度のクロックでサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、
    前記オーバーサンプリング判定回路が生成した前記ディジタル信号を、第1の再生クロックに基づくタイミングで判定することにより再生データを選択し出力する回路と、前記第1の再生クロックを生成するための第2の再生クロックを制御する制御信号を生成する回路を有するデータ選択回路と、
    前記クロック発生回路から供給される前記クロックと前記制御信号により前記第2の再生クロックを選択するクロック選択回路と、
    前記第2の再生クロックのジッタを低減させて前記第1の再生クロックを生成するPLL回路と
    を具備することを特徴とするデータ再生回路。
  7. 前記PLLは、注入同期VCOを備える注入ロックPLLであることを特徴とする請求項6に記載のデータ再生回路。
  8. 前記PLLは、前記VCOを外部に設けられる構成とすることを特徴とする請求項7に記載のデータ再生回路。
  9. 前記VCOは、水晶発振回路を用いたVXCOとすることを特徴とする請求項8に記載のデータ再生回路。
  10. 受信データを受信してデータとクロックを再生するデータ再生回路において、
    基準クロックに基づいてオーバーサンプリングするためのクロックを生成する判定クロック発生回路と、
    前記受信データを前記判定クロック発生回路で生成したサンプルクロックに基づき、前記受信データのデータレートより高い頻度でサンプルしてディジタル信号に変換するオーバーサンプリング判定回路と、
    前記判定クロック発生回路からの前記サンプルクロックのタイミングを調整して出力する書き込み制御回路と、
    前記ディジタル信号を複数のバッファに書き込む制御を、前記書き込み制御回路の出力に基づいて行う第1のセレクタ回路と、
    前記ディジタル信号を選択する読み出し信号により前記バッファから前記ディジタル信号を読み出す第2のセレクタ回路と、
    再生データを再生するための再生クロックを生成するデータ選択クロック発生回路と、
    前記読み出し信号を前記データ選択クロック発生回路が生成する前記再生クロックに基づいて制御する読み出し制御回路と、
    前記第2のセレクタ回路が選択して出力される前記ディジタル信号を、前記再生クロックに基づくタイミングで判定することにより再生データを選択し出力するデータ選択回路と、
    を具備することを特徴とするデータ再生回路。
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