JP2007076521A - 電気接続箱の位置決め構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 差込溝内に浸入した水分が毛管現象によりフランジ部と差込溝との間の僅かな隙間に吸い上げられて内部に侵入することを防ぐ電気接続箱の位置決め構造を提供する。
【解決手段】 下差込溝40Bの底面45が下フランジ部30Bの下端縁31から下方に離間した位置にあることにより、下フランジ部30Bの下端縁31と下差込溝40Bの底面45との間に拡張スペース47が形成されている。また、下差込溝40Bには排水口46が設けられ、下差込溝40Bの底面45にはこの排水口46に向かって下る傾斜部45Bが設けられている。さらに、下差込溝40Bの内部において排水口46と下フランジ部30Bの下端縁31との間には排水口46からの水分の侵入を遮るリブ49が設けられている。
【選択図】 図5
Description
請求項5の発明は、請求項3または請求項4に記載のものにおいて、前記遮蔽部が前記フランジ部の下端縁を支持しているところに特徴を有する。
請求項1の発明によれば、差込溝の底面がフランジ部の下端縁から下方に離間した位置にある。このような構成によれば、フランジ部の下端縁と差込溝の底面との間に隙間が空いている。したがって、水分が差込溝内に浸入してその底部に溜まっても、毛管現象によりフランジ部の側壁部と差込溝の側壁部との間の隙間に吸い上げられて内部に侵入することを回避できる。
請求項2の発明によれば、差込溝にはこの差込溝の内部空間と外部空間とを連通する排水口が設けられ、差込溝の底面には排水口に向かって下る傾斜部が設けられている。このような構成によれば、差込溝内に浸入した水分は傾斜部に沿って排水口に導かれるから、確実に排水口を介して外部空間へ排出される。したがって、差込溝の底部に水分が溜まらないため、毛管現象により水分がフランジ部の側壁部と差込溝の側壁部との間の隙間に吸い上げられて内部に侵入することを確実に回避できる。
請求項3の発明によれば、差込溝の内部において排水口とフランジ部の下端縁との間には排水口からの水の侵入を遮る遮蔽部が設けられている。このような構成によれば、外部空間から排水口に向かって水分が飛散しても、その水分は遮蔽部によって跳ね返されるため、それ以上内部に侵入することはない。また、差込講の底面とフランジ部の下端縁との間にできた隙間を利用して遮蔽部を設けているので、スペース効率の向上が図られる。
請求項4の発明によれば、遮蔽部の幅が排水口の開口幅より大きくされている。このような構成によれば、排水口の開口面積に対し広い範囲にわたって遮蔽部が設けられている。したがって、外部空間から排水口に向かって飛散する水分は、遮蔽部によってそれ以上内部へ侵入するのを確実に遮られるから、その水分がフランジ部の側壁部と差込溝の側壁部との間の隙間を毛管現象によって吸い上げられることを確実に回避できる。
請求項5の発明によれば、遮蔽部がフランジ部の下端縁を支持している。このような構成によれば、電気接続箱を支持するための部材を別部材として設けなくてもよい。
以下、各構成部材において、図2の上側を上方、下側を下方、左側を左方、右側を右方とする。また、図2の手前側を前方、奥側を後方として説明する。
洗浄等によって、フランジ側面32と差込溝内側面42との間の僅かな隙間や差込口43から差込溝40内に水滴が浸入すると、その水滴は左右差込溝40L,40R内を下方に伝わり下差込溝40Bに至る。ここで、下差込溝40Bの底面45と下フランジ部30Bの下端縁31との間に隙間がほとんどない場合、下差込溝40Bの底面45の水分が毛管現象によって下フランジ部30Bのフランジ側面32と下差込溝40Bの差込溝内側面42との間の僅かな隙間に吸い上げられてしまうことがある。すると、その水分が、ケーシング10内、ひいては電気接続箱1の内部にまで侵入し、そこに収容されている回路基板や電子部品等に悪影響を及ぼすおそれがある。特に、本実施形態の電気接続箱1は下側に下部コネクタ26が開口したものであるから、ケーシング10内に侵入した水分がこの下部コネクタ26から電気接続箱1の内部に入り込むおそれがある。しかし、本実施形態においては、下差込溝40Bの底面45が下フランジ部30Bの下端縁31から下方に離間した位置にあり、両者の間に拡張スペース47が形成されている。これにより、底面45上の水分が下フランジ部30Bとは接触しないようにされており、もって、この水分がフランジ側面32と差込溝内側面42との間の僅かな隙間を毛管現象によって吸い上げられて内部に侵入することが回避される。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
10…ケーシング
12…壁部(外壁部)
13…装着部
15…切欠部(装着開口部)
30B…下フランジ部(フランジ部)
31…下端縁
40B…下差込溝(差込溝)
45…底面
45B…傾斜部
46…排水口
49…リブ(遮蔽部)
Claims (5)
- 電気接続箱をこの電気接続箱を装着可能な装着部を備えたケーシングに対して位置決めするための構造において、
前記ケーシングの外壁部には装着開口部が形成され、前記電気接続箱は、前記装着部に装着されると前記装着開口部を閉塞して前記外壁部の一部をなすとともに、
前記電気接続箱の外周面において少なくとも前記電気接続箱が前記装着部に装着された状態での下面には下方へ向かって張り出し形成されたフランジ部が設けられており、前記装着部には前記フランジ部が差込可能な差込溝が設けられた前記電気接続箱の位置決め構造であって、
前記差込溝の底面が前記フランジ部の下端縁から下方に離間した位置にあることを特徴とする電気接続箱の位置決め構造。 - 前記差込溝にはこの差込溝の内部空間と外部空間とを連通する排水口が設けられ、前記差込溝の底面には前記排水口に向かって下る傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱の位置決め構造。
- 前記差込溝にはこの差込溝の内部空間と外部空間とを連通する排水口が設けられ、前記差込溝の内部において前記排水口と前記フランジ部の下端縁との間には前記排水口からの水の侵入を遮る遮蔽部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気接続箱の位置決め構造。
- 前記遮蔽部の幅が前記排水口の開口幅より大きくされていることを特徴とする請求項3に記載の電気接続箱の位置決め構造。
- 前記遮蔽部が前記フランジ部の下端縁を支持していることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電気接続箱の位置決め構造。
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