JP2018110183A - 電気基板収納用ケース - Google Patents

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【課題】ケース本体と蓋体とを備え、ケース本体内部への毛細管現象による雨水の侵入を防止することが可能な電気基板収納用ケースを提供する。【解決手段】前面が開放され、内部に電気基板を収納する容器状のケース本体2と、ケース本体の前面を覆う蓋体3と、を備え、ケース本体の上壁部10は、左右方向の少なくとも一方向に傾斜し、後方向に低くなる階段状に形成された上面を有し、蓋体は、階段状に形成された前記上面に対し、第1の段差面10bとの間に排水流路である空間51を有し、第1の段差面より下の第2の段差面10dに接触又は近接している防水壁部9を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、電気基板収納用ケースに関し、特に防水構造を有するものに関する。
従来、電気部品を収納するケースであって、防水構造を有するケースが知られている。そのようなケースとして、自動給水装置のケース14が知られている(例えば、特許文献1参照)。この自動給水装置では、ケース14の凹部に前面が開放された電池ボックス48が設けられ、電池ボックス48の周囲に防水溝54が形成されている。そして、蓋部56を凹部に装着することによって、電池ボックス48及び防水溝54の前面が覆われる。この構造によれば、防水溝54により、電池ボックス48への水の侵入が防止される。
特開平10−311070号公報
しかし、上記従来のケース14では、防水溝54を流れる水の電池ボックス48への侵入を防止することが可能であるが、蓋部56と電池ボックス48の前端面との間を毛細管現象により水が移動して電池ボックス48の内部に侵入する可能性がある。この問題は、ケース本体部と蓋部とを備える電気基板収納用ケースに共通する問題である。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものでケース本体と蓋体とを備え、ケース本体内部への毛細管現象による雨水の侵入を防止することが可能な電気基板収納用ケースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様(aspect)に係る電気基板収納用ケースは、前面が開放され、内部に電気基板を収納する容器状のケース本体と、前記ケース本体の前面を覆う蓋体と、を備え、前記ケース本体の上壁部は、左右方向において少なくとも一方向に傾斜し、前後方向において後方向に低くなる階段状に形成された上面を有し、前記蓋体は、階段状に形成された前記上面に対し、第1の段差面との間に排水流路である空間を有し、前記第1の段差面より下の第2の段差面に接触又は近接している防水壁部を備える。
この構成によれば、ケース本体の上壁部の上面の第2の段差面と蓋体の防水壁部とが接触又は近接しているので、第2の段差面と防水壁部との間から雨水が毛細管現象により電気基板収納用ケースの内側に侵入する可能性がある。しかし、そのように侵入した雨水は、第1の段差面と防水壁部の間の排水流路である空間に滲出し、当該空間の底面である第1の段差面と第2の段差面との間のステップ面(踏面)の傾斜に従ってケース本体の側方(左右方向の少なくとも一方向)に流れ落ちる。かくして、ケース本体の内部への毛細管現象による雨水の侵入を防止することができる。
前記蓋体は、前記ケース本体の前面を覆う板状の本体部と、前記本体部の上部に設けられた前記防水壁部とを備え、前記防水壁部は、前記本体部の上部の前記第1の段差面の上端より高い位置から後方向に延び、下面が前記ケース本体の上面に対応して左右方向において少なくとも一方向に傾斜する延出壁部と、前記延出壁部の先端部から下方に延び、前面が前記第2の段差面に接触又は近接している垂下壁部と、を備えてもよい。
この構成によれば、ケース本体の上壁部の階段状に形成された上面に対し、第1の段差面との間に排水流路である空間を有し、且つ、第2の段差面に接触又は近接する防水壁部を好適に構成できる。
前記ケース本体は、前記空間の下端近傍の前記第2の段差面に当該第2の段差面の上端から下方に延びるように形成された排水用の凹部を備えてもよい。
この構成によれば、排水流路である空間を流れ落ちた水を電気基板収納用ケースの外部に排出することができる。
前記蓋体の前記延出壁部が前記ケース本体の階段状に形成された前記上面の上端面に当接し、前記蓋体の前記垂下壁部の下端の位置が前記第2の段差面の下端の位置より高くてもよい。
この構成によれば、蓋体の垂下壁部の下端の位置が第2の段差面の下端の位置より高いので、垂下壁部の下端が第2の段差面に続くステップ面と当接しない。このため、蓋体の延出壁部がケース本体の階段状に形成された上面の上端面に確実に当接する。しかも、電気基板収納用ケースにおいて、当該当接部分より外側に排水流路である空間が位置するので、ケース本体の内部への雨水の侵入を好適に防止することができる。
前記電気基板収納用ケースは、前記蓋体を前記ケース本体に相対的に下方にスライドさせることによって前記蓋体が前記ケース本体に嵌合する嵌合構造を、さらに備えてもよい。
この構成によれば以下の作用効果を奏する。すなわち、先端が下方に垂下する防水壁部が蓋体の上部に設けられているので、蓋体を前方からケース本体に嵌合させようとしても、防水壁部の先端部がケース本体の上部に当たって両者を嵌合させることができない。しかし、この構成によれば、嵌合構造のおかげで、蓋体をケース本体に相対的に下方にスライドさせることによって蓋体をケース本体に嵌合することができる。また、蓋体をケース本体に嵌合させるためにビス(ネジ)を使用しないので外観面にビスが露出しない。その結果、デザイン性が向上する。
本発明は、ケース本体と蓋体とを備える電気基板収納用ケースにおいて、ケース本体の内部への毛細管現象による雨水の侵入を防止することができるという効果を奏する。
図1Aは、本発明の実施形態に係る電気基板収納用ケースの構成を示す斜視図である。 図1Bは、図1Aの電気基板収納用ケースの正面図及び左側面図である。 図1Cは、図1Aの電気基板収納用ケースの背面図である。 図2Aは、図1Aの電気基板収納用ケースのケース本体の正面図である。 図2Bは、図1Aの電気基板収納用ケースのケース本体の背面図である。 図3は、図1Aの電気基板収納用ケースにおいて、蓋体をケース本体に相対的に下方にスライドさせようとしている状態を示す正面図である。 図4は、図1Aの電気基板収納用ケースの詳細な構成を示す背面図及び縦断面図である。 図5は、図4のB部を拡大して示す部分縦断面である。 図6は、図1Aの電気基板収納用ケースの排水流路を示す部分斜視図である。 図7は、図1Aの電気基板収納用ケースの排水凹部を示す部分斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、以下の図は本発明を理解しやすくするために、以下のようにアレンジされている。以下の図では、本発明に関係しない要素が省略される場合がある。また、以下の図は、理解を容易にするために誇張されている場合があり、対象物の寸法比率が必ずしも正確ではない。また、各図が、厳密に互いに一致しない場合がある。
また、以下では、便宜上、電気基板収納用ケースの正面から背面に向かう方向を前方向といい、前方向の反対方向を後方向といい、電気基板収納用ケースを背面から見た場合の左側方向及右側方向を、それぞれ、左方向及び右方向といい、電気基板収納用ケースの上側方向及下側方向を、それぞれ、上方向及び下方向という。
(実施形態)
[構成]
図1A乃至図1Cを参照すると、本発明の実施形態に係る電気基板収納用ケース1は、ケース本体2と蓋体3とを含む。
図2Aを参照すると、ケース本体2は、前面(正面)が開放された容器状に形成されている。ケース本体2は、プラスティック樹脂、金属等の公知の材料で構成される。ケース本体2の形状は任意であり、例えば、正面から見て、短円柱状、短多角柱状であってもよい。ここでは、ケース本体2は、直方体状に形成される。ケース本体2には、電気基板41が収納されている。電気基板41は、例えば、ビス42(図4参照)によってケース本体2に取り付けられる。
図1A乃至図1Cを参照すると、蓋体3は、概ね、後面(背面)と下面が開放された浅い箱状に形成されている。蓋体3は、プラスティック樹脂、金属等の公知の材料で構成される。蓋体3の形状はケース本体2の形状に対応する形状に形成される。具体的には、蓋体3は、ケース本体2の前面を覆う板状の本体部3aと、本体部3aの上部に本体部3aの全幅に渡って設けられた防水壁部9とを備える。ここでは、本体部3aの上端に後方に延びる上壁部3cが設けられ、上壁部3cの下方に防水壁部9が設けられている。なお、上壁部3cを省略し、防水壁部9が本体部3aの上壁部を構成してもよい。また、蓋体3は、さらに、本体部3aの左右の端部からそれぞれ後方に延びる一対の側壁部3bを有する。
以下、電気基板収納用ケース1の構成を、「水侵入防止構造(防水構造)」と「嵌合構造」とに分けて、順に説明する。「水侵入防止構造」は電気基板収納用ケース1のケース本体内部への水の進入を防止する構造であり、「嵌合構造」は、蓋体3がケース本体の前面を覆うように、ケース本体2に蓋体3を嵌合させて固定する構造である。
<水侵入防止構造(防水構造)>
図2B及び図5を参照すると、ケース本体2の上壁部10は、左右方向の少なくとも一方向に傾斜し、後方向に低くなる階段状に形成された上面を有している。ここで、「左右方向の少なくとも一方向」とは、「左方向」又は「右方向」、並びに「左方向及び右方向」を意味する。「ある方向に傾斜する」とは、「ある方向に向かって低くなるように傾いている」ことを意味する。ここでは、上壁部10の上面は、中央部を頂点として左方向及び右方向に傾斜する。しかし、上壁部10の上面が、右端を頂点として左方向のみに傾斜してもよく、左端を頂点として右方向のみに傾斜してもよい。
階段状に形成された上壁部10の上面は、1以上の段を有すればよい。ここでは、上壁部10の上面は2段に形成されている。上壁部10の上面は、上壁部10の上端面10aと、上端面10aの後端から垂下する第1の段差面10bと、第1の段差面10bの下端から後方に延びる第1のステップ面10cと、第1のステップ面10cの後端から垂下する第2の段差面10dと、第2の段差面の下端から後方に延びる第2のステップ面10eとを含む。
一方、蓋体3の防水壁部9は、ケース本体2の上壁部10の階段状に形成された上面に対し、第1の段差面10bとの間に排水流路である空間(以下、単に排水流路という)51を有し、且つ、第1の段差面10bより下の第2の段差面10dに接触又は近接している。具体的には、防水壁部9は、蓋体3の本体部3aの上部における、ケース本体2の第1の段差面10bの上端(上壁部の上端面10a)より高い位置から後方に延び、下面がケース本体2の上面に対応して左右方向の少なくとも一方向(ここでは、左方向及び右方向)に傾斜する延出壁部9aと、延出壁部9aの先端部から下方に延び、前面がケース本体2の第2の段差面10dに接触又は近接している垂下壁部9bとを含む。この構成により、ケース本体2の上壁部10の階段状に形成された上面に対し、第1の段差面10bと垂下壁部9bの間に排水流路51を有し、且つ、垂下壁部9bが第2の段差面10dに接触又は近接する防水壁部9が構成される。なお、蓋体3の防水壁部9の延出壁部9aの下面及びケース本体の上壁部10の第1のステップ面10cが、それぞれ、排水流路51の上壁面及び底壁面を構成し、第1の段差面10b及び垂下壁部9bの前面が、排水流路51の後壁面及び前壁面を構成する。
図4は、図1Aの電気基板収納用ケース1の詳細な構成を示す背面図及び縦断面図である。縦断面図は、背面図のA−A切断面の断面を示す。
図2、図4及び図5を参照すると、蓋体3の延出壁部9aがケース本体2の階段状に形成された上面の上端面10aに当接している。また、垂下壁部9bの下端は、ケース本体2の上面の傾斜に対応して傾斜し、第2のステップ面10eとの間に隙間を有する。すなわち、蓋体3の垂下壁部9bの下端の位置が第2の段差面10dの下端の位置より高い。
この構成により、垂下壁部9bの下端が第2のステップ面10eと当接しないため、蓋体3の延出壁部9aがケース本体2の階段状に形成された上面の上端面10aに確実に当接する。しかも、電気基板収納用ケース1において、当該当接部分より外側に排水流路51が位置するので、ケース本体2の内部への雨水の侵入を好適に防止することができる。
図6は、図1Aの電気基板収納用ケース1の排水流路51を示す部分斜視図である。図7は、図1Aの電気基板収納用ケース1の排水凹部61を示す部分斜視図である。図6及び図7では、排水流路51を判りやすくするために、蓋体3が透明に描かれている。
図6及び図7を参照すると、ケース本体2の上壁部10の上面の第2の段差面10dの両側端部には上壁部10の上端まで延びる凸部60が形成されている。図4を参照すると、蓋体3の垂下壁部9bは左右方向の両側に位置する一対の凸部60の間に位置している。図6及び図7を参照すると、排水流路51の下端近傍の第2の段差面10dに当該第2の段差面10dの上端から下方に延びるように排水凹部61が形成されている。ここでは、排水凹部61は、排水流路51の直近に第2の段差面10dの上端から下端に延びるように形成されている。なお、排水凹部61の位置は、排水流路51の下端近傍であれば、排水流路51の途中でもよく、排水流路51から少し離れていてもよい。また、排水凹部61は、第2の段差面10dの途中までしか延びていなくてもよい。この構成によれば、排水流路51を流れ落ちた水を電気基板収納用ケース1の外部(ここでは第2のステップ面10e)に排出することができる。
<嵌合構造>
嵌合構造8は、以下に説明するように、蓋体3の係合部5とケース本体2の第1及び第2の案内部11、12とによって構成される。
図2Aを参照すると、ケース本体2の周壁の前面は平坦に形成されていて、蓋体3の本体部3aの背面(後面)を受けるようになっている。また、これにより、蓋体3をケース本体2に相対的に上下方向にスライドさせることが可能になっている。
図1A乃至図1Cを参照すると、蓋体3の左右の側壁部3bの下部に係合部5が設けられている。側面視において、側壁部3bは、中央部から係合部5に向かうに従って後方に突出するように形成されている。そして、係合部5は、側壁部3bの下部から蓋体3の内方に突出するように形成されている。係合部5は、板状に形成され、蓋体3の本体部3aの主面に平行に形成されている。また、係合部5の先端面には微小な半球状の突起5aが形成されている。
一方、図2Aを参照すると、ケース本体2の左右の側面の下端部には第1の案内部11と第2の案内部12とが形成されている。図1Cを参照すると、第1の案内部11及び第2の案内部12は、蓋体3がケース本体2に嵌合した状態において、蓋体3の係合部5に対応する位置に形成されている。図2Aを参照すると、第1の案内部11は、ケース本体2の側面から外方に突出するように形成されている。第1の案内部11の下面は、ケース本体2の底壁の外面(図4参照)に平行に形成されていて、蓋体3の係合部5の前面と相対的にスライドして、これを案内する。
図2Bを参照すると、第2の案内部12は、ケース本体2の側面の第1の案内部11より後方の位置から外方に突出するように形成された2つの互いに離れた突起で構成されている。図1C及び図2Bを参照すると、2つの突起は、それぞれ、角が丸まった台形状に形成されている。2つの突起の先端面は、ケース本体2の側面に平行に形成されていて、蓋体3の係合部5の先端面と相対的にスライドして、これを案内する。そして、蓋体3がケース本体2に嵌合した状態において、蓋体3の係合部5の突起5aがケース本体2の第2の案内部12の上側の突起の下端と係合して、蓋体3をケース本体2に係止する。この係止により、蓋体3がケース本体2に固定される。
図2A及び図2Bを参照すると、ケース本体2の側面の第1の案内部11の上方位置に、外方に突出するストッパ4が形成されている。このストッパ4と第1の案内部11との間に挿入空間6が形成されている。挿入空間6の上下方向の幅は、蓋体3の係合部5が挿入可能な幅に設計されている。ストッパ4は、蓋体3の上方へのスライドを制限する。
また、図1A乃至図1Cを参照すると、蓋体3の側面の中央部には表面を粗面化した操作部7が形成されている。これにより、ユーザが片手で操作部7を把持して蓋体3を上下に移動させることができる。
以上の構成により、ユーザが以下のようにして、蓋体3をケース本体2に嵌合させて固定する(取り付ける)ことができる。図3に示すように、ユーザが操作部7を手で把持して、蓋体3をケース本体2より上方に位置させる。次いで、蓋体3の係合部5をケース本体2の挿入空間6に挿入して蓋体3をケース本体2に押し当てる。次いで、蓋体3を下方に押すと、蓋体3の係合部5が第1の案内部11及び第2の案内部12に案内されてスライドし、図1Cに示すように、蓋体3の係合部5が第1の案内部11及び第2の案内部12に嵌合する。そして、蓋体3の係合部5の突起5aがケース本体2の第2の案内部12の上側の突起の下端と係合して、蓋体3をケース本体2に係止する。また、図5に示すように、蓋体3の防水壁部9の延出壁部9aの下面がケース本体2の上壁部10の上端面10aに当接する。かくして、蓋体3がケース本体2に嵌合して固定される。
[使用方法]
次に、以上のように構成された電気基板収納用ケース1の使用方法を説明する。
図4を参照すると、ケース本体2は、設置場所にビス43によって固定される。そして、上述のように、蓋体3が、嵌合構造8を利用してケース本体2に嵌合して固定される(取り付けられる)。ここで、電気基板収納用ケース1においては、先端が下方に垂下する防水壁部9が蓋体3の上部に設けられているので、蓋体3を前方からケース本体に嵌合させようとしても、防水壁部9の先端部がケース本体2の上部に当たって両者を嵌合させることができない。しかし、この嵌合構造8のおかげで、蓋体3をケース本体2に相対的に下方にスライドさせることによって蓋体3をケース本体に嵌合して固定することができる。また、蓋体をケース本体に嵌合させるためにビス(ネジ)を使用しないので外観面にビスが露出しない。その結果、デザイン性が向上する。
図4乃至図7を参照すると、この状態で雨水が蓋体3の防水壁部9及びケース本体2の上壁部10の第2のステップ面10eに降り注ぐと、第2の段差面10dと防水壁部9との間から雨水が毛細管現象により電気基板収納用ケース1の内側に侵入する可能性がある。しかし、そのように雨水が侵入しても、侵入した雨水は、第1の段差面10bと防水壁部9の間の排水流路51に滲出し、排水流路51の底面である第1のステップ面10cの傾斜に従ってケース本体2の側方に流れ落ちる。そして、排水凹部61を通って電気基板収納用ケース1の外部(第2のステップ面10e)に排出される。かくして、ケース本体2の内部への毛細管現象による雨水の侵入を防止することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態の嵌合構造8を省略してもよい。この場合、例えば、蓋体3をケース本体2にビス等の固定具によって固定する構造とし、ユーザが、防水壁部9が蓋体3の上部に係合するよう蓋体3を操作して、蓋体3をケース本体に嵌合し、その後、蓋体3をケース本体2に固定具によって固定してもよい。
また、上記実施形態の嵌合構造8を以下のように変形してもよい。例えば、ケース本体2の上壁部10の上面及び蓋体3の防水壁部9を左端又は右端から他端に向けて傾斜させ、蓋体3をケース本体2に相対的に他端から左端又は右端に向けてスライドさせて、蓋体3をケース本体2に嵌合させるようにしてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造および/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の電気基板収納用ケースは、ケース本体内部への毛細管現象による雨水の侵入を防止可能な電気基板収納用ケースとして有用である。
1 電気基板収納用ケース
2 ケース本体
3 蓋体
3a 本体部
3b 側壁部
3c 上壁部
4 ストッパ
5 係合部
6 挿入空間
7 操作部
8 嵌合構造
9 防水壁部
9a 延出壁部
9b 垂下壁部
10 上壁部
10a 上端面
10b 第1の段差面
10c 第1のステップ面
10d 第2の段差面
10e 第2のステップ面
11 第1の案内部
12 第2の案内部
41 電気基板
42 ビス
43 ビス
51 排水流路
60 凸部
61 排水凹部

Claims (5)

  1. 前面が開放され、内部に電気基板を収納する容器状のケース本体と、
    前記ケース本体の前面を覆う蓋体と、を備え、
    前記ケース本体の上壁部は、左右方向において少なくとも一方向に傾斜し、前後方向において後方向に低くなる階段状に形成された上面を有し、
    前記蓋体は、階段状に形成された前記上面に対し、第1の段差面との間に排水流路である空間を有し、前記第1の段差面より下の第2の段差面に接触又は近接している防水壁部を備える、電気基板収納用ケース。
  2. 前記蓋体は、前記ケース本体の前面を覆う板状の本体部と、前記本体部の上部に設けられた前記防水壁部とを備え、前記防水壁部は、前記本体部の上部の前記第1の段差面の上端より高い位置から後方向に延び、下面が前記ケース本体の上面に対応して左右方向において少なくとも一方向に傾斜する延出壁部と、前記延出壁部の先端部から下方に延び、前面が前記第2の段差面に接触又は近接している垂下壁部と、を備える、請求項1に記載の電気基板収納用ケース。
  3. 前記ケース本体は、前記空間の下端近傍の前記第2の段差面に当該第2の段差面の上端から下方に延びるように形成された排水用の凹部を備える、請求項1又は2に記載の電気基板収納用ケース。
  4. 前記蓋体の前記延出壁部が前記ケース本体の階段状に形成された前記上面の上端面に当接し、前記蓋体の前記垂下壁部の下端の位置が前記第2の段差面の下端の位置より高い、請求項2又は3に記載の電気基板収納用ケース。
  5. 前記蓋体を前記ケース本体に相対的に下方にスライドさせることによって前記蓋体が前記ケース本体に嵌合する嵌合構造を、さらに備える、請求項1乃至4のいずれかに記載の電気基板収納用ケース。
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