JP2009207228A - 電気接続箱の取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、防水性を向上させることが可能な電気接続箱の取り付け構造を提供する。
【解決手段】上方に開口するケース本体12と、開口内に収容される電気接続箱11と、開口を塞ぐカバーと、電気接続箱11に形成されて、開口を前記カバーによって塞いだ状態でケース本体12の側壁の上縁を切り欠いた切欠部25からケース本体12の外部に露出する露出部26と、切欠部25の周縁と電気接続箱11との間に配設されて切欠部25及び電気接続箱11と密着する第1パッキン32と、カバーの下縁と電気接続箱11との間に配設されてカバー及び電気接続箱11と密着する第2パッキン35と、を備える。
【選択図】図14

Description

本発明は、電気接続箱の取り付け構造に関する。
従来より、車両に搭載されて、車載電装品への通電及び断電を実行する電気接続箱が知られている(特許文献1参照)。この電気接続箱は、例えば車両のエンジンルームに配設されたリレーボックスのケーシング内に収容されて使用される。ケーシングは、開口を有するケース本体と、このケース本体の開口を塞ぐカバーとを備える。電気接続箱は、ケース本体の側壁の開口縁を切り欠いて形成された切欠部と、カバーとの間の領域から、電気接続箱の一部がケーシングの外部に露出した形態でケーシング内に収容される。これにより、通電時に電気接続箱の内部で発生した熱が、ケーシングの外部に露出した部分から放散されるので、電気接続箱の放熱性が向上するようになっている。
特開2006−191771公報
しかしながら上記の構成によると、例えば降雨時や洗車時にエンジンルーム内に浸入した水が、電気接続箱とケーシングとの隙間からケーシング内に浸入することが懸念される。ケーシング内に水が浸入すると、リレーボックス内において短絡が生じることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、防水性を向上させることが可能な電気接続箱の取り付け構造を提供することを目的とする。
本発明は、電気接続箱の取付構造であって、上方に開口するケース本体と、前記開口内に収容される電気接続箱と、前記開口を塞ぐカバーと、前記電気接続箱に形成されて、前記開口を前記カバーによって塞いだ状態で前記ケース本体の側壁の上縁を切り欠いた切欠部から前記ケース本体の外部に露出する露出部と、前記切欠部の周縁と前記電気接続箱との間に配設されて前記切欠部及び前記電気接続箱と密着する第1パッキンと、前記カバーの下縁と前記電気接続箱との間に配設されて前記カバー及び前記電気接続箱と密着する第2パッキンと、を備える。
本発明によれば、第1パッキンによりケース本体と電気接続箱との間がシールされる。また、第2パッキンによりカバーと電気接続箱との間もシールされる。これにより、ケース本体及びカバーと、電気接続箱との間の防水性を向上させることができる。
本発明の実施態様としては、以下の構成がこのましい。
前記電気接続箱の側部及び下部には、前記第1パッキンを収容する第1防水溝が下方及び側方に開口すると共に上方を閉じて形成されていてもよい。
上記の構成によれば、水が上方から第1防水溝の内部に浸入することを抑制できる。これにより、ケース本体と電気接続箱との間のシール性が向上する。
前記ケース本体には、前記切欠部の周縁に、前記開口を前記カバーによって塞いだ状態で、前記電気接続箱側に突出して前記第1パッキンを押し潰す第1防水リブが形成されていてもよい。
上記の構成によれば、第1パッキンが押し潰されることにより、第1パッキンには、第1防水リブを設けない場合に比べて大きな弾発力が発生する。この結果、第1パッキンと、切欠部及び電気接続箱との密着性が向上するので、ケース本体と電気接続箱との間のシール性を一層向上させることができる。
前記カバーの下縁には、前記第2パッキンを収容する第2防水溝が下方に開口して形成されていてもよい。
上記の構成によれば、水が上方から第2防水溝の内部に浸入することを抑制できる。これにより、カバーと電気接続箱との間のシール性が向上する。
前記電気接続箱には、前記開口を前記カバーによって塞いだ状態で、前記カバー側に突出して前記第2パッキンを押し潰す第2防水リブが形成されていてもよい。
上記の構成によれば、第2パッキンが押し潰されることにより、第2パッキンには、第2防水リブを設けない場合に比べて大きな弾発力が発生する。この結果、第2パッキンと、カバー及び電気接続箱との密着性が向上するので、カバーと電気接続箱との間のシール性を一層向上させることができる。
本発明によれば、電気接続箱の防水性を向上させることができる。
本発明を、リレーボックス10に対する電気接続箱11の取付構造に適用した一実施形態について、図1ないし図16を参照して説明する。本実施形態においては、車両(図示せず)に搭載されたリレーボックス10に、電気接続箱11が取り付けられている。なお、以下の説明においては、図2の上方を上方とし、下方を下方とする。また、図2の左方を左方とし、右方を右方とする。なお、図2における左右方向を側方とする。
(リレーボックス10)
図1に示すように、リレーボックス10は、上方及び下方に開口するケース本体12と、ケース本体12の下部に取り付けられてケース本体12の下側の開口を塞ぐロアカバー13と、ケース本体12の上部に取り付けられてケース本体12の上側の開口を塞ぐアッパーカバー14(本発明のカバーに相当)とを備える。リレーボックス10は、バッテリー等の電源(図示せず)と、ヘッドランプ、ワイパー等の車載電装品(図示せず)との間に接続され、その内部に収容されたリレー(図示せず)及び電気接続箱11によって、各種車載電装品の通電及び断電を行う。なお、図1及び図6においては、リレーボックス10内部の詳細な構成は省略してある。
ロアカバー13は合成樹脂製であって上方に開口している。図14に示すように、ロアカバー13の側壁には、ロアカバー13の開口縁からやや下側の位置に、ロアカバー13の側壁の肉厚方向外方に突出するフランジ15が形成されている。このフランジ15は、ロアカバー13の側壁の外周を包囲して形成されている。このフランジ15に上方からケース本体12の下縁が当接することで、ケース本体12が下方へ移動することが規制される。
ケース本体12は、合成樹脂製であって、上方及び下方に開口している。図6に示すように、ケース本体12の側壁のうち下端寄りの位置には、側壁の肉厚方向外方に突出する複数の第1ロック部16が形成されている。この第1ロック部16と、ロアカバー13の側壁のうち第1ロック部16に対応する位置に形成された複数の第1ロック受け部17とが弾性的に係合することで、ロアカバー13とケース本体12とが一体に組み付けられる(図11参照)。図14に示すように、ケース本体12の下側の開口の開口縁には、ロアカバー13とケース本体12とが組み付けられた状態でロアカバー13の開口縁が収容される簡易防水溝18が、下方に開口して形成されている。
図6に示すように、ケース本体12の側壁のうち、図6における右手前側の側壁には、ケース本体12の上縁を下方に切り欠いた切欠部25が形成されている。切欠部25は、左右方向(図6において左手前側から右奥側に向かう方向)に対称な略台形状をなしている。この切欠部25は、上方に向かうに従って幅広に形成されている。
アッパーカバー14は合成樹脂製であって下方に開口している。アッパーカバー14は、ケース本体12に対して、ケース本体12の上側の開口を塞いで取り付けられる。図1に示すように、ケース本体12の側壁のうち上端寄りの位置には、側壁の肉厚方向外方に突出する複数の第2ロック部19が形成されている。この第2ロック部19と、アッパーカバー14の側壁のうち第2ロック部19に対応する位置に形成された複数の第2ロック受け部20とが弾性的に係合することで、ケース本体12とアッパーカバー14とが一体に組み付けられる。
(電気接続箱11)
ケース本体12の開口内には上方から電気接続箱11が収容される。この電気接続箱11は、ケーシング22の内部に回路基板21を収容してなる。図3及び図4に示すように、ケーシング22は合成樹脂製であって扁平な形状をなしている。図5に示すように、ケーシング22は、図5における左側に位置して右方に開口する第1ケーシング22Aと、図5における右側に位置すると共に第1ケーシング22Aに組み付けられて第1ケーシング22Aの開口を塞ぐ第2ケーシング22Bと、を備える。
第1ケーシング22Aの上端部には、ヒューズ23を装着可能な複数のヒューズ装着部24が上方に開口されている。第1ケーシング22Aのうち、図5における左側に位置して上下方向に延びる側壁の左側の面は、リレーボックス10に電気接続箱11を収容した状態で、上述した切欠部25からリレーボックス10のケース本体12の外部に露出する露出部26とされる。
ケーシング22の内部には回路基板21が収容されている。図5に示すように、回路基板21は、その板面が垂直になる姿勢でケーシング22内に収容される。回路基板21の表面には、プリント印刷技術により導電路(図示せず)が形成されている。この導電路には、複数の電子部品27が例えば半田付け等により接続されている。回路基板21には、図5における下端部寄りの位置に、図5における左右方向に回路基板21を貫通した状態で、回路基板21の導電路と電気的に接続された端子金具28が配設されている。端子金具28のうち回路基板21と反対側の端部は、図5における下方に曲げ形成されて、後述するコネクタハウジング29のフード部30内に収容される。
コネクタハウジング29は合成樹脂製であって、図5における下方に開口するフード部30を備える。このフード部30内には、図14に示すように、雌端子(図示せず)を備えた雌コネクタ31が嵌合可能になっている。
(電気接続箱11の取付構造)
図1に示すように、電気接続箱11の第1ケーシング22Aの側部(図4における左右両端部)及び底部(図4における下端部)には、第1パッキン32を収容する第1防水溝33が形成されている。第1防水溝33の形状はケース本体12の切欠部25の形状に倣うように形成されている。すなわち、第1防水溝33は左右方向に対称な台形状をなしており、上方に向かうに従って幅広に形成されている。第1防水溝33は、下方(図14における下方)に開口している。また、第1防水溝33は、側方(図13における左右方向)にも開口している。そして、図1に示すように、第1防水溝33は上方(図1における上方)を閉じて形成されている。
図13及び図14に示すように、第1防水溝33には第1パッキン32が収容されている。第1パッキン32としては、例えば独立気泡を有する発泡ゴムを用いることができる。第1パッキン32は、角棒状をなしており、断面が略長方形をなす細長い形状をなしている。第1パッキン32としては、必要に応じて任意の材料を使用できる。
ケース本体12に形成された切欠部25の内周には、切欠部25の全周に亘って、上方及び左右方向に突出して第1防水リブ34が形成されている。すなわち、第1防水リブ34は、電気接続箱11がリレーボックス10内に収容された状態で、切欠部25内に位置する電気接続箱11側に突出するようになっている。
図14に示すように、アッパーカバー14の下縁には、第2パッキン35を収容するための第2防水溝36が下方に開口して形成されている。図15及び図16に示すように、第2防水溝36は、アッパーカバー14の開口縁の全周に亘って形成されている。
図14に示すように、第2防水溝36には第2パッキン35が収容されている。第2パッキン35としては、例えば独立気泡を有する発泡ゴムを用いることができる。第2パッキン35は、環状をなしている。第2パッキン35としては、必要に応じて任意の材料を使用できる。
電気接続箱11の第1ケーシング22Aの上縁部(図4における上端部)には、上方に突出する第2防水リブ37が形成されている。また、ケース本体12の上縁部には、上方に突出する第3防水リブ38が形成されている。図10に示すように、ケース本体12に電気接続箱11を収容した状態で、第2防水リブ37の上端縁の上下方向の高さ位置と、第3防水リブ38の上端縁の上下方向の高さ位置とは、略対応する位置になるように設定されている。
図3に示すように、電気接続箱11の第1ケーシング22Aの側部及び底部には、外方に突出するガイドリブ39が形成されている。図4に示すように、このガイドリブ39は、角の丸められた略長方形状をなしている。
図7及び図13に示すように、ケース本体12には、切欠部25に形成された第1防水リブ34よりも内側の位置に、ガイドリブ39を収容するガイド溝40が形成されている。ガイド溝40の上端部は、切欠部25の上端部に位置して設けられている。ガイド溝40の図7における左右方向の幅寸法は、ガイドリブ39の厚さ寸法と同じか、僅かに大きく設定されている。これにより、図13に示すように、ガイドリブ39はガイド溝40の内部に摺接可能に収容されるようになっている。そして、ガイドリブ39とガイド溝40とが摺接されることで、電気接続箱11はケース本体12内の正規位置に案内されるようになっている。
図3に示すように、電気接続箱11の左右両側面の上部には、左右方向(図3における左手前側から右奥方へ向かう方向)に弾性変形可能な一対の係止片41が形成されている。一方、図8に示すように、ケース本体12の切欠部25の上部には、図8における左右両側の位置であって、電気接続箱11がケース本体12に収容された状態で係止片41に対応する位置に、係止片41と弾性的に係合する係止受け部42が形成されている。係止受け部42は、略門形状をなしている(図6参照)。図11に示すように、電気接続箱11がケース本体12に収容された状態において、係止片41が下方から係止受け部42に弾性的に当接することで、電気接続箱11が上方に移動することを規制するようになっている。
また、図12に示すように、電気接続箱11には、水平方向から係止片41の周囲を囲むようにして環状部43が形成されている。電気接続箱11がケース本体12に収容された状態で、環状部43は係止受け部42の周囲を水平方向から囲むようになっている。これにより、環状部43は、電気接続箱11が水平方向にがたつくことを規制するようになっている。
図14に示すように、ケース本体12に電気接続箱11を収容し、且つ、ケース本体12の開口をアッパーカバー14で塞いだ状態で、ケース本体12の第1防水リブ34は第1パッキン32に下方から当接する。この状態で、第1防水リブ34は第1パッキン32を押し潰している。また、ケース本体12に電気接続箱11を収容し、且つ、ケース本体12の開口をアッパーカバー14で塞いだ状態で、電気接続箱11の第2防水リブ37は、第2パッキン35に下方から当接する。この状態で、第2防水リブ37は第2パッキン35を押し潰している。
次に、本実施形態の作用、効果について説明する。まず、ロアカバー13の上方から、ケース本体12を組み付ける。すると、ロアカバー13の第1ロック部16に、ケース本体12の第1ロック受け部17が上方から当接して弾性的に撓み変形する。さらにケース本体12を下方に移動させると、第1ロック受け部17が復帰変形し、ロアカバー13とケース本体12とが一体に組み付けられる。この状態において、ロアカバー13の上端縁はケース本体12の簡易防水溝18内に収容される。これにより、ロアカバー13の上端縁と簡易防水溝18とが入り組んだ配置となり、いわゆるラビリンス構造が形成される。これにより、水がロアカバー13とケース本体12との間から浸入することを抑制できる。
次に、電気接続箱11の第1防水溝33内に第1パッキン32を収容する。続いて、ケース本体12の開口内に電気接続箱11を収容する。そして、電気接続箱11のガイドリブ39を、ケース本体12のガイド溝40に、上方から挿入する。続いて、ガイドリブ39とガイド溝40とを摺接させながら、電気接続箱11を下方に移動させ、ケース本体12内の正規位置にまで移動させる。すると、電気接続箱11の係止片41がケース本体12の係止受け部42と上方から当接して弾性撓み変形する。さらに電気接続箱11を下方に移動させると、係止片41が復帰変形し、電気接続箱11とケース本体12とが一体に組み付けられる。このとき、電気接続箱11のコネクタハウジング29には、雌コネクタ31が嵌合する。
次に、アッパーカバー14の第2防水溝36内に第2パッキン35を収容する。続いて、アッパーカバー14をケース本体12の開口を塞ぐように、上方から組み付ける。すると、ケース本体12の第2ロック部19に、アッパーカバー14の第2ロック受け部20が上方から当接し、弾性的に撓み変形する。さらにアッパーカバー14を下方に移動させると、第2ロック受け部20が復帰変形し、アッパーカバー14とケース本体12とが一体に組み付けられる。
この状態において、第1防水溝33に収容された第1パッキン32には、下方及び側方から、ケース本体12の第1防水リブ34が当接している。これにより、第1パッキン32は第1防水リブ34により押し潰されている。また、第1防水リブ34によって下方及び側方から押圧されることにより、第1パッキン32は、第1防水溝33の内周と密着する。
また、第2防水溝36に収容された第2パッキン35には、下方からケース本体12の第2防水リブ37及び第3防水リブ38が当接している。これにより第2パッキン35は第2防水リブ37及び第3防水リブ38により押し潰されている。また、第2防水リブ37によって上方から押圧されることにより、第2パッキン35は、第2防水溝36の内周と密着する。
本実施形態によれば、第1パッキン32により、ケース本体12と電気接続箱11との間がシールされる。また、第2パッキン35により、アッパーカバー14と電気接続箱11との間もシールされる。これにより、ケース本体12及びアッパーカバー14と、電気接続箱11との間の防水性を向上させることができる。
そして、本実施形態によれば、第1防水溝33は、上方を閉じた形状に形成されている。これにより、水が上方から第1防水溝33の内部に浸入することを抑制できる。これにより、ケース本体12と電気接続箱11との間のシール性を向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、第2防水溝36は下方に開口して形成されている。これにより、水が上方から第2防水溝36の内部に浸入することを抑制できる。これにより、カバーと電気接続箱11との間のシール性が向上する。
また、本実施形態によれば、第1パッキン32が押し潰されることにより、第1パッキン32には、第1防水リブ34を設けない場合に比べて大きな弾発力が発生する。この結果、第1パッキン32と、切欠部25及び電気接続箱11との密着性が向上するので、ケース本体12と電気接続箱11との間のシール性を一層向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、第2パッキン35が押し潰されることにより、第2パッキン35には、第2防水リブ37を設けない場合に比べて大きな弾発力が発生する。この結果、第2パッキン35と、カバー及び電気接続箱11との密着性が向上するので、カバーと電気接続箱11との間のシール性を一層向上させることができる。
また、本実施形態においては、第2パッキン35は、アッパーカバー14と、電気接続箱11との間をシールするだけでなく、アッパーカバー14とケース本体12との間をもシールする構成となっている。これにより、第2パッキン35とは別に、電気接続箱11とアッパーカバー14との間をシールするためのパッキンを設ける場合に比べて、部品点数を削減できる。
また、ケース本体12の切欠部25からは電気接続箱11の露出部26が、ケース本体12の外部に露出している。これにより、電気接続箱11の内部に配設された電子部品27から発生した熱は、露出部26からリレーボックス10の外部に効率よく放散される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態によれば、第1防水溝33は電気接続箱11に形成される構成としたが、第1防水溝33は切欠部25側に形成されていてもよい。
(2)本実施形態によれば、第2防水溝36はアッパーカバー14に形成される構成としたが、第2防水溝36は電気接続箱11に形成されていてもよい。
(3)第1パッキン32と、ケース本体12及び電気接続箱11とが強く密着して十分なシール性を発揮する場合には、第1防水リブ34は省略できる。
(4)第2パッキン35と、アッパーカバー14及び電気接続箱11とが強く密着して十分なシール性を発揮する場合には、第2防水リブ37は省略できる。
(5)本実施形態においては、ガイドリブ39を電気接続箱11に設け、ガイド溝40をケース本体12に設ける構成としたが、これに限られず、ガイドリブ39をケース本体12に設け、ガイド溝40を電気接続箱11に設けてもよい。
(6)本実施形態においては、ガイドリブ39と第1防水リブ34とは別体に形成したが、これに限られず、第1防水リブ34がガイドリブ39を兼ねる構成としてもよい。この場合、第1防水溝33はガイド溝40を兼ねる構成としてもよい。
(7)本実施形態においては、第2パッキン35は、ケース本体12とアッパーカバー14との間もシールする構成としたが、これに限られず、第2パッキン35とは別体のパッキンを、ケース本体12と、アッパーカバー14との間に配設してもよい。
本発明の一実施形態に係る電気接続箱とリレーボックスとを示す分解斜視図 リレーボックスの要部拡大正面図 電気接続箱を示す斜視図 電気接続箱を示す正面図 図4におけるA−A線断面図 ロアカバーにケース本体を組み付けた状態を示す斜視図 ケース本体を示す要部拡大平面図 図7におけるB−B線断面図 ケース本体に電気接続箱を組み付けた状態を示す要部拡大平面図 ケース本体に電気接続箱を組み付けた状態を示す要部拡大正面図 図9におけるC−C線断面図 図10におけるD−D線断面図 図2におけるE−E線断面図 図2におけるF−F線断面図 アッパーカバーを示す底面図 アッパーカバーを示す斜視図
符号の説明
11…電気接続箱
12…ケース本体
14…アッパーカバー(カバー)
25…切欠部
26…露出部
32…第1パッキン
33…第1防水溝
34…第1防水リブ
35…第2パッキン
36…第2防水溝
37…第2防水リブ

Claims (5)

  1. 上方に開口するケース本体と、前記開口内に収容される電気接続箱と、前記開口を塞ぐカバーと、前記電気接続箱に形成されて、前記開口を前記カバーによって塞いだ状態で前記ケース本体の側壁の上縁を切り欠いた切欠部から前記ケース本体の外部に露出する露出部と、前記切欠部の周縁と前記電気接続箱との間に配設されて前記切欠部及び前記電気接続箱と密着する第1パッキンと、前記カバーの下縁と前記電気接続箱との間に配設されて前記カバー及び前記電気接続箱と密着する第2パッキンと、を備える電気接続箱の取り付け構造。
  2. 前記電気接続箱の側部及び下部には、前記第1パッキンを収容する第1防水溝が下方及び側方に開口すると共に上方を閉じて形成されている請求項1に記載の電気接続箱の取り付け構造。
  3. 前記ケース本体には、前記切欠部の周縁に、前記開口を前記カバーによって塞いだ状態で、前記電気接続箱側に突出して前記第1パッキンを押し潰す第1防水リブが形成されている請求項2に記載の電気接続箱の取り付け構造。
  4. 前記カバーの下縁には、前記第2パッキンを収容する第2防水溝が下方に開口して形成されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電気接続箱の取り付け構造。
  5. 前記電気接続箱には、前記開口を前記カバーによって塞いだ状態で、前記カバー側に突出して前記第2パッキンを押し潰す第2防水リブが形成されている請求項4に記載の電気接続箱の取り付け構造。
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