JP2007071932A - 光学素子の製造方法及び光学素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液晶層の光学特性を損なうことなく且つ液晶層の表面保護機能を具備するように製造することが可能な光学素子の製造方法等を提供する。
【解決手段】 本発明に係る光学素子10の製造方法は、基材1上に光透過性の等方性樹脂を塗布して等方性樹脂層2を形成するステップと、等方性樹脂層2上に重合性液晶又は液晶ポリマーを塗布し配向させて液晶層4を形成するステップと、基材1を等方性樹脂層2から剥離除去するステップとを含むことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示装置に好適に用いられる位相差板等の光学素子の製造方法及び光学素子に関し、特に、重合性液晶又は液晶ポリマーを用いた液晶層を具備する光学素子について、液晶層の光学特性を損なうことなく且つ液晶層の表面保護機能を具備するように製造することが可能な方法及びこの製造方法を用いて製造し得る光学素子に関する。
従来より、液晶表示装置用として、重合性液晶又は液晶ポリマーを用いた液晶層を具備する位相差板が広く用いられている。この位相差板は、フィルムを延伸することによって得られる位相差板に比べて厚みを薄くできることから、液晶表示装置の薄型化に寄与するものである。
前記液晶層は、配向処理した基材上に製膜して作製されるのが一般的である。ここで、液晶層の支持体として用いられる前記基材が、位相差を有する(非等方性)ポリエチレンテレフタレート(PET)等の汎用の樹脂製である場合、そのままでは液晶表示装置に用いることができない。そこで、位相差を有さない(等方性)トリアセチルセルロース(TAC)やノルボルネン系樹脂等からなる他の光学フィルムに液晶層を接着させ、基材を液晶層から剥離して、液晶層を光学フィルムに転写することにより、液晶層と光学フィルムとが積層された位相差板を作製している。また、液晶層の強度によっては、上記のような剥離転写が行えない場合もあるため、前記光学フィルム上に液晶層を直接製膜して位相差板を作製することもある。
ここで、上記のような基材或いは光学フィルム(以下、これらを総称して基材フィルムという)に液晶層を製膜する場合、基材フィルム表面の微小な凹凸や傷が液晶の配向特性に悪影響を与える場合が多いという問題がある。液晶の配向の乱れは位相差板の光学特性(例えば均一性)の劣化に通じ、商品価値が得られなくなるため、回避することが必要である。より具体的に説明すれば、従来の位相差板に用いられている一般的な基材フィルムは、長尺の基材フィルムをロールに巻回した状態から引き出して使用されている。この際、ロールに巻回した状態で基材フィルムにブロッキング(基材フィルム同士が光学的に界面を有さずに密着する現象)が生じることを回避するため、基材フィルムにタルクのような滑剤を混合し、これにより基材フィルム表面に微小な凹凸を生じさせている。このような要因で生じる基材フィルム表面の微小な凹凸等により、製膜される液晶が弾かれ、均一な配向状態が得られないという問題があった。
また、液晶は一般的に光学特性を最も重視して設計される分子であるため、その機械的特性は汎用の樹脂に比べて強固で無い場合が多い。このため、液晶層の表面を保護する表面保護層を具備しない位相差板には、搬送時のロールによる接触傷や、折り曲げによる割れ等の欠陥が生じる場合があるという問題があった。さらに、液晶層は、一般的に数μm以下の厚みしかないため、液晶層単独でのハンドリングは困難であった。
上記の問題点は、位相差板に限らず、重合性液晶又は液晶ポリマーを用いた液晶層を具備する各種光学素子に共通する問題である。
本発明は、斯かる従来技術の問題点を解決するべくなされたものであり、重合性液晶又は液晶ポリマーを用いた液晶層を具備する光学素子について、液晶層の光学特性を損なうことなく且つ液晶層の表面保護機能を具備するように製造することが可能な方法及びこの製造方法を用いて製造し得る光学素子を提供することを課題とする。
前記課題を解決するべく、本発明は、基材上に光透過性の等方性樹脂を塗布して等方性樹脂層を形成するステップと、前記等方性樹脂層上に重合性液晶又は液晶ポリマーを塗布し配向させて液晶層を形成するステップと、前記基材を前記等方性樹脂層から剥離除去するステップとを含むことを特徴とする光学素子の製造方法を提供するものである。
斯かる発明によれば、基材上に光透過性の等方性樹脂を塗布して等方性樹脂層を形成し、この等方性樹脂層上に重合性液晶又は液晶ポリマーを塗布し配向させて液晶層を形成する構成であるため、従来のようにロールに巻回した状態から引き出した基材フィルムに液晶層を製膜する場合と異なり、等方性樹脂層のブロッキングを考慮する必要が無く(従って、等方性樹脂層に滑剤を混合して微小な凹凸を生じさせる必要が無く)、平滑な等方性樹脂層表面に液晶層を形成することが可能である。これにより、等方性樹脂層上で液晶が弾かれることもなく、均一な配向状態を得ることが可能である。また、液晶層を形成した後、基材を等方性樹脂層から剥離除去する構成であるため、たとえ基材として汎用の非等方性基材を用いたとしても、基材を剥離除去した後に得られる光学素子(等方性樹脂層と液晶層の積層体)は、液晶層の配向状態等に応じた設計通りの光学特性(位相差等)を得ることが可能である。さらに、本発明によって製造された光学素子は、液晶層表面が等方性樹脂層で覆われることになるため、この等方性樹脂層が液晶層の表面保護機能を奏することになる他、等方性樹脂層と液晶層とが積層された一体品として容易にハンドリング可能である。以上のように、本発明に係る製造方法によれば、液晶層の光学特性を損なうことなく且つ液晶層の表面保護機能を具備するように光学素子を製造することが可能である。
また、前記課題を解決するべく、本発明は、基材上に光透過性の等方性樹脂を塗布して等方性樹脂層を形成するステップと、前記等方性樹脂層上に重合性液晶又は液晶ポリマーを塗布し配向させて液晶層を形成するステップと、前記液晶層上に光学フィルムを積層するステップと、前記基材を前記等方性樹脂層から剥離除去するステップとを含むことを特徴とする光学素子の製造方法としても提供される。
斯かる発明によれば、等方性樹脂層上に液晶層を形成し、さらに液晶層上に光学フィルムを積層した後に基材を剥離除去する構成であるため、液晶層の両面が等方性樹脂層及び光学フィルムでそれぞれ覆われることになり、液晶層の表面保護機能をより一層高めることが可能である。なお、前記光学フイルムとしては、単なる中間部材としての表面保護フィルムではなく、位相差フィルムや偏光フィルム等、本発明によって製造される光学素子(等方性樹脂層と液晶層と光学フィルムの積層体)の光学特性を決定付ける役割を担う各種フィルムが好適に用いられる。
液晶層の表面保護機能と、液晶層の支持体としての機械的強度を保持するため、好ましくは、前記等方性樹脂層の厚みは、0.1〜100μmとされ、より好ましくは1〜50μmとされる。
また、液晶層の表面保護機能を保持すると共に、等方性樹脂層自体の傷の発生を防止するため、好ましくは、前記等方性樹脂層の表面硬度は、鉛筆硬度でH以上とされ、より好ましくは2H以上とされる。なお、本発明における鉛筆硬度は、JIS K5400に依る鉛筆硬度試験によって測定した鉛筆硬度を意味する。
好ましくは、前記等方性樹脂層は2層以上形成される。
斯かる好ましい構成によれば、例えば、最外面の(液晶層から最も離間した)等方性樹脂層に対して、前述した鉛筆硬度H以上の表面硬度を付与する一方、他の等方性樹脂層に対して、可撓性や応力緩和機能を付与したり、液晶配向特性を付与することができ、より一層機械的特性に優れた光学素子を製造することが可能である。
以上に説明した製造方法を用いれば、例えば、光透過性の等方性樹脂層と、前記等方性樹脂層上に垂直配向性の重合性液晶又は液晶ポリマーによって形成された液晶層とを備えることを特徴とする光学素子を製造することが可能である。
本発明によれば、液晶層の光学特性を損なうことなく且つ液晶層の表面保護機能を具備するように光学素子を製造することが可能である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る光学素子の製造方法における製造工程を概略的に示す縦断面図である。図1に示すように、本実施形態に係る光学素子10は、図1(a)〜(e)の工程を順次経て作製される。すなわち、まず最初に、図1(a)に示す基材1上に光透過性の等方性樹脂を塗布して等方性樹脂層2を形成する(図1(b))。次に、等方性樹脂層2上に配向膜3を形成する(図1(c))。次に、配向膜3上に重合性液晶又は液晶ポリマーを塗布し配向させて液晶層4を形成する(図1(d))。最後に、基材1を等方性樹脂層2から剥離除去し、これにより等方性樹脂層2、配向膜3及び液晶層4の積層体からなる光学素子10が作製される。
基材1の材料は、等方性樹脂層2と剥離し得る性状を有する限りにおいて、特に限定されるものではなく、汎用の非等方性基材を用いることも可能である。例えば、基材1の材料として、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ナイロン、塩化ビニル、メラミン、エポキシ、ノルボルネン系樹脂等を例示することができる。これらの樹脂の内、コストや品質の点から、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)及びポリエチレン(PE)の何れかを用いるのが好ましく、例えば、市販されている東レ製トレファン(PP)や、日本ポリエチレン製ノバテック(PE)等を好適に用いることができる。
また、等方性樹脂層2からの剥離性を改善するために、基材1に離型処理を施しても良い。離型剤としては、例えば、フッ素系カップリング剤、シリコン系カップリング剤、界面活性剤等を好適に用いることができる。また、離型処理を施した基材としては、例えば、オクタデシルシランで処理したフィルムや、市販品では帝人デュポンフィルム製のビューレックス、三菱化学ポリエステルフィルム製のダイヤホイル、東レフィルム加工製セラピール等を好適に用いることができる。
等方性樹脂層2を形成する等方性樹脂は、等方性を有し且つ光透過性を有する限りにおいて、その種類は特に限定されるものではないが、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂等を好適に用いることができる。
等方性樹脂層2の厚みは、特に限定されるものではないが、液晶層4の表面保護機能と、液晶層4の支持体としての機械的強度を保持するため、0.1〜100μmとするのが好ましい。より好ましくは1〜50μmとされる。また、等方性樹脂層2の表面硬度は、液晶層4の表面保護機能を保持すると共に、等方性樹脂層2自体の傷の発生を防止するため、鉛筆硬度(JIS K5400)でH以上とするのが好ましい。より好ましくは2H以上とされる。
配向膜3を形成する材料は、特に限定されるものではないが、ポリイミド系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂等を好適に用いることができる。なお、光学素子10を使用する際に、配向膜3及び等方性樹脂層2を一体品として残しておく場合には、等方性樹脂層2と配向膜3との間、及び、配向膜3と液晶層4との間の密着力を十分に高めておくことが好ましい。これら層間の密着力を高めるには、後述する配向膜を用いない第2実施形態において等方性樹脂層2及び液晶層4を形成する各材料にカップリング剤等を配合して両層間の密着力を高める場合と同様に、等方性樹脂層2、配向膜3及び液晶層4を形成する各材料にカップリング剤等を配合すればよい。
液晶層4を形成する重合性液晶又は液晶ポリマーは、特に限定されるものではないが、例えば、BASF製LC242のような重合性液晶等が好適に用いられる。
以上に説明した本実施形態に係る光学素子10の製造方法によれば、従来のようにロールに巻回した状態から引き出した基材フィルムに液晶層を製膜する場合と異なり、等方性樹脂層2のブロッキングを考慮する必要が無く、平滑な等方性樹脂層2表面に(本実施形態では配向膜3を介して)液晶層4を形成することが可能である。これにより、等方性樹脂層2上(本実施形態では配向膜3上)で液晶が弾かれることもなく、均一な配向状態を得ることが可能である。また、たとえ基材1として汎用の非等方性基材を用いたとしても、基材1を剥離除去した後に得られる光学素子10は、液晶層4の配向状態等に応じた設計通りの光学特性(位相差等)を得ることが可能である。さらに、光学素子10は、液晶層4表面が等方性樹脂層2で覆われることになるため、この等方性樹脂層2が液晶層4の表面保護機能を奏することになる他、等方性樹脂層2と液晶層4とが積層された一体品として容易にハンドリング可能である。なお、従来のように液晶層の表面を保護するために、表面保護フィルムを粘着材を用いて液晶層表面に貼り付ける場合、粘着材による液晶層表面の汚染が問題となるが、本実施形態に係る光学素子10にはこのような問題が生じない。
なお、光学素子10を使用する際には、等方性樹脂層2及び配向膜3を一体品として積層体に残しておいても良いし、他の光学部材と貼り合わせる直前に剥離除去しても良い。一体品として残しておく場合には、前述のように、等方性樹脂層2と配向膜3との間、及び、配向膜3と液晶層4との間の密着力を十分に高めておくことが好ましい。一方、他の光学部材と貼り合わせる直前に剥離除去する場合には、上記層間の密着力は、基材1と等方性樹脂2との間の密着力よりも大きければ十分である。
<第2実施形態>
図2は、本発明の第2実施形態に係る光学素子の製造方法における製造工程を概略的に示す縦断面図である。図2に示すように、本実施形態に係る光学素子10Aは、図2(a)〜(d)の工程を順次経て作製され、配向膜を形成することなく等方性樹脂層2上に液晶層4を直接形成する点が第1実施形態と異なる。すなわち、まず最初に、図2(a)に示す基材1上に光透過性の等方性樹脂を塗布して等方性樹脂層2を形成する(図2(b))。次に、等方性樹脂層2上に垂直配向性の重合性液晶又は液晶ポリマーを塗布し配向させて液晶層4を形成する(図2(c))。最後に、基材1を等方性樹脂層2から剥離除去し、これにより等方性樹脂層2及び液晶層4の積層体からなる光学素子10Aが作製される。
以下、基材1の材料、等方性樹脂層2の好ましい厚みや表面硬度など、第1実施形態と同様の内容については具体的な説明を省略し、主として第1実施形態と相違する点を説明する。
本実施形態においては、前述のように、垂直配向性の重合性液晶又は液晶ポリマーを塗布し配向させて液晶層4を形成している。ここで、垂直配向性の重合性液晶又は液晶ポリマーとは、長軸方向に屈折率が大きいネマチック液晶又はスメクティックネマチック液晶であって、長軸が基材面に垂直に配向するものをいう。このような垂直配向性の重合性液晶又は液晶ポリマーとしては、垂直配向性を有する限りにおいて特に限定されるものではないが、例えば、メルク製垂直配向性RMS05−015液晶を用いることができる。そして、等方性樹脂層2を形成する等方性樹脂の種類を適宜選択すれば、第1実施形態のように配向膜を形成することなく、等方性樹脂層2上に液晶層4を直接形成することが可能である。
なお、重合性液晶又は液晶ポリマーの垂直配向性を向上させるには、等方性樹脂層2を形成する等方性樹脂にレベリング剤を添加し、表面エネルギーを調整することが好ましい。レベリング剤としては、アクリル系、シリコン系、ビニル系、フッ素系等の添加物が好適に用いられる。市販品では、例えば、大日本インキ製メガファックや、ビックケミジャパン製BYK等を用いることができる。
光学素子10Aを使用する際に、等方性樹脂層2を一体品として残しておく場合には、等方性樹脂層2と液晶層4との間の密着力を十分に高めておくことが好ましい。この層間の密着力を高めるには、等方性樹脂層2及び液晶層4を形成する各材料にカップリング剤等を配合すればよい。例えば、等方性樹脂層2を形成する等方性樹脂にカップリング剤を配合する一方、液晶層4を形成する重合性液晶又は液晶ポリマーに前記カップリング剤と選択的に重合する官能基を有するカップリング剤(化合物)を配合すればよい。カップリング剤としては、例えば、アクリロキシ基やメタクリロキシ基、エポキシ基、アミノ基、ビニル基、メルカプト基、イソシアネート基等を有するシランカップリング剤を用いることができる。市販品としては、例えば、信越化学製KA、KBM、KBEシリーズ等のシラン系や、昭和電工製カレンズAOI、MOIやアクリルアミドのようなアミド系を用いることができる。
具体的には、例えば、等方性樹脂に信越化学製KBM1003(ビニルトリメトキシシラン)を添加して等方性樹脂層2を形成し、重合性液晶又は液晶ポリマーにアクリルアミドを添加して等方性樹脂層2上に液晶層4を形成した後、これら積層体に熱硬化処理を施せば、熱によるカップリング剤の反応促進により両層間の密着力を向上させることが可能である。
以上に説明した本実施形態に係る光学素子10Aの製造方法によっても、前述した第1実施形態と同様の作用効果を奏する。なお、光学素子10Aを使用する際には、等方性樹脂層2を一体品として積層体に残しておいても良いし、他の光学部材と貼り合わせる直前に或いは貼り合わせ後に剥離除去しても良い。一体品として残しておく場合には、前述のように、等方性樹脂層2と液晶層4との間の密着力を十分に高めておくことが好ましい。一方、他の光学部材と貼り合わせる直前に或いは貼り合わせ後に剥離除去する場合には、上記等方性樹脂層2と液晶層4との間の密着力は、基材1と等方性樹脂2との間の密着力よりも大きければ十分である。
<第3実施形態>
図3は、本発明の第3実施形態に係る光学素子の製造方法における製造工程を概略的に示す縦断面図である。図3に示すように、本実施形態に係る光学素子10Bは、図3(a)〜(f)の工程を順次経て作製され、液晶層4を形成した後、さらに液晶層4上に光学フィルム5を積層する点が第1実施形態と異なる。すなわち、まず最初に、図3(a)に示す基材1上に光透過性の等方性樹脂を塗布して等方性樹脂層2を形成する(図3(b))。次に、等方性樹脂層2上に配向膜3を形成する(図3(c))。次に、配向膜3上に重合性液晶又は液晶ポリマーを塗布し配向させて液晶層4を形成する(図3(d))。そして、液晶層4上に光学フィルム5を積層する(図3(e))。最後に、基材1を等方性樹脂層2から剥離除去し、これにより等方性樹脂層2、配向膜3、液晶層4及び光学フィルム5の積層体からなる光学素子10Bが作製される。
光学フィルム5としては、単なる中間部材としての表面保護フィルムではなく、位相差フィルムや偏光フィルム等、本実施形態に係る方法よって製造される光学素子10Bの光学特性を決定付ける役割を担う各種フィルムが好適に用いられる。光学フィルム5と液晶層4とは、例えば、接着材又は粘着材を介在させて積層され、これにより両者は一体化されることになる。
なお、上記以外の内容については、第1実施形態と同様であるため、その具体的な説明は省略する。また、第2実施形態と同様に、垂直配向性の重合性液晶又は液晶ポリマーを用いることにより、配向膜を形成することなく、等方性樹脂層2上に液晶層4を直接形成することも可能である。
以上に説明した本実施形態に係る光学素子10Bの製造方法によっても、前述した第1実施形態と同様の作用効果を奏する。さらに、本実施形態に係る製造方法によれば、等方性樹脂層2上に液晶層4を形成し、さらに液晶層4上に光学フィルム5を積層した後に基材1を剥離除去する構成であるため、液晶層4の両面が等方性樹脂層2及び光学フィルム5でそれぞれ覆われることになり、液晶層4の表面保護機能をより一層高めることが可能である。
<第4実施形態>
図4は、本発明の第4実施形態に係る光学素子の製造方法における製造工程を概略的に示す縦断面図である。図4に示すように、本実施形態に係る光学素子10Cは、図4(a)〜(e)の工程を順次経て作製され、等方性樹脂層を2層以上(本実施形態では第1等方性樹脂層2a及び第2等方性樹脂層2bの2層)形成する点が第2実施形態と異なる。すなわち、まず最初に、図4(a)に示す基材1上に光透過性の等方性樹脂を塗布して第1等方性樹脂層2aを形成する(図4(b))。次に、第1等方性樹脂層2a上にさらに光透過性の等方性樹脂を塗布して第2等方性樹脂層2bを形成する(図4(c))。次に、第2等方性樹脂層2b上に垂直配向性の重合性液晶又は液晶ポリマーを塗布し配向させて液晶層4を形成する(図4(d))。最後に、基材1を第1等方性樹脂層2aから剥離除去し、これにより第1等方性樹脂層2a、第2等方性樹脂層2b及び液晶層4の積層体からなる光学素子10Cが作製される。
なお、上記以外の内容については、第2実施形態と同様であるため、その具体的な説明は省略する。また、第1実施形態と同様に、第2等方性樹脂層2b上に配向膜を形成し、この配向膜上に重合性液晶又は液晶ポリマーを塗布し配向させて液晶層4を形成することも可能である。さらに、第3実施形態と同様に、液晶層4上に光学フィルム5を積層することも可能である。
以上に説明した本実施形態に係る光学素子10Bの製造方法によっても、前述した第1実施形態と同様の作用効果を奏する。さらに、本実施形態に係る製造方法によれば、例えば、第1等方性樹脂層2aに対して、前述した鉛筆硬度H以上の表面硬度を付与する一方、第2等方性樹脂層2bに対して、可撓性や応力緩和機能を付与したり、液晶配向特性を付与することができ、より一層機械的特性に優れた光学素子10Cを製造することが可能である。
以下、実施例及び比較例を示すことにより、本発明の特徴をより一層明らかにする。
<実施例1>(図2に示す光学素子の製造工程に対応)
基材1として、ポリプロピレン(PP)フィルム(東レ製トレファン2500S、厚み40μm)を用いた。光透過性の等方性樹脂としてのDIC製ユニディック17−813ウレタンアクリレート(20重量%トルエン溶液)に、チバガイギー製光反応開始剤イルガキュア907を3重量%混合し、この混合物をワイヤーバー#7によって基材1上に塗布した後、100℃で2分間乾燥させた。次に、紫外線照射器によって紫外線を積算光量500mJ/cmだけ照射し、厚み6μmの硬化膜からなる等方性樹脂層2を形成した。
次に、垂直配向性の重合性液晶又は液晶ポリマーとしてのメルク製垂直配向性RMS05−015液晶(25重量%キシレン溶液)を、ワイヤーバー#3によって等方性樹脂層2上に塗布した後、5分間風乾させ、さらに90℃で1分間乾燥させた。次に、紫外線照射器によって紫外線を積算光量500mJ/cmだけ照射し、厚み約1μmの硬化膜からなる液晶層4を形成した。液晶層4の厚み方向の位相差値Rthは、約130nmであった。
上記液晶層4を日東電工製NO.7粘着剤によってガラス基板に貼り合わせた後、基材1を剥離除去し、液晶層4を前記ガラス基板に転写した。以上の工程によって作製された光学素子10Aは、液晶層4において液晶が弾かれることなく均一な配向状態が得られた。また、等方性樹脂層2の表面硬度は2H以上の鉛筆硬度であった。
<実施例2>(図3に示す光学素子の製造工程に対応)
基材1として、東レフィルム加工製セラピールHP10(重剥離グレード、厚み38μm)を用いた。光透過性の等方性樹脂としてのJSR製Z7501(20重量%メチルエーテルケトン溶液)をワイヤーバー#7によって基材1の離型処理面に塗布した後、100℃で2分間乾燥させた。次に、紫外線照射器によって紫外線を積算光量500mJ/cmだけ照射し、厚み約6μmの硬化膜からなる等方性樹脂層2を形成した。
次に、クラレ製ポリビニルアルコール樹脂PVA224(1重量%水溶液)をワイヤーバー#4によって等方性樹脂層2上に塗布し、乾燥させて配向膜3を形成した。この配向膜3を、吉川加工製ラビング布YA−20−R(レーヨン)によって、30度傾斜した方向に5回ラビングした。
次に、重合性液晶又は液晶ポリマーとしてのBASF製重合性液晶LC242(チバガイギー製光反応開始剤イルガキュア907を5重量%、レベリング剤としてのビックケミジャパン製BYK391を0.01重量%含む)の20重量%トルエン溶液を、ワイヤーバー#5によって配向膜3上に塗布した後、乾燥させ、さらに90℃で2分間加熱処理した。次に、紫外線照射器によって紫外線を積算光量500mJ/cmだけ照射し、厚み約1μmの硬化膜からなる液晶層4を形成した。
次に、上記液晶層4の表面をコロナ処理した後、三井武田ケミカル製イソシアネート(タケネート631N、20重量%酢酸エチル溶液)をワイヤーバー#12によって液晶層4上に塗布し、80℃で2分間乾燥させた。そして、光学フィルム(位相差板)5としての日東電工製NRF270(ポリカーボネート)に貼り合わせ、さらに80℃で2分間乾燥させた。そして、基材1を剥離除去し、光学素子10Bを作製した。以上の工程によって作製された光学素子10Bは、液晶層4において液晶が弾かれることなく均一な配向状態が得られた。また、等方性樹脂層2の表面硬度はH以上の鉛筆硬度であった。
なお、光学素子10Bの等方性樹脂層2に日東電工製NO.31B粘着テープを貼り合わせ、当該粘着テープを引っ張ることで等方性樹脂層2を剥離除去し、さらに60℃の温水によって液晶層4の下面に残存する配向膜3を洗浄除去することにより、2層(液晶層4及び光学フィルム5)異軸の積層位相差板を作製することができた。
<実施例3>(図2に示す光学素子の製造工程に対応)
基材1として、東レフィルム加工製セラピールHP10(重剥離グレード、厚み38μm)を用いた。光透過性の等方性樹脂としてのDIC製ユニディック17−813ウレタンアクリレート(20重量%トルエン溶液)に、チバガイギー製光反応開始剤イルガキュア907を3重量%、信越化学製シランカップリング剤KBM1003を2重量%混合し、この混合物をワイヤーバー#7によって基材1上に塗布した後、100℃で1分間乾燥させた。次に、紫外線照射器によって紫外線を積算光量500mJ/cmだけ照射し、厚み6μmの硬化膜からなる等方性樹脂層2を形成した。
次に、垂直配向性の重合性液晶又は液晶ポリマーとしてのメルク製垂直配向性RMS05−015液晶(25重量%キシレン溶液)に、昭和電工製カレンズMOIを2重量%添加したものを、ワイヤーバー#3によって等方性樹脂層2上に塗布した後、5分間風乾させ、さらに90℃で1分間乾燥させた。次に、紫外線照射器によって紫外線を積算光量500mJ/cmだけ照射し、厚み約1μmの硬化膜からなる液晶層4を形成した。液晶層4の厚み方向の位相差値Rthは、約130nmであった。
そして、液晶層4に130℃で2分間の熱硬化処理を施すことにより、等方性樹脂層2と液晶層4との間の密着力を向上させた。上記液晶層4を日東電工製NO.7粘着剤によってガラス基板に貼り合わせた後、基材1を剥離除去し、液晶層4を前記ガラス基板に転写した。以上の工程によって作製された光学素子10Aは、液晶層4において液晶が弾かれることなく均一な配向状態が得られた。また、等方性樹脂層2の表面硬度は2H以上の鉛筆硬度であった。さらに、等方性樹脂層2と液晶層4との間の密着力が高いため、実施例1に比べて基材1を容易に剥離除去することが可能であった。
<実施例4>(図4に示す光学素子の製造工程に対応)
基材1として、東レフィルム加工製セラピールHP10(重剥離グレード、厚み38μm)を用いた。光透過性の等方性樹脂としてのDIC製ユニディック17−813ウレタンアクリレート(20重量%トルエン溶液)に、チバガイギー製光反応開始剤イルガキュア907を3重量%混合し、この混合物をワイヤーバー#3によって基材1上に塗布した後、100℃で1分間乾燥させた。次に、紫外線照射器によって紫外線を積算光量500mJ/cmだけ照射し、厚み約2μmの硬化膜からなる第1等方性樹脂層2aを形成した。
次に、光透過性の等方性樹脂としてのDIC製ユニディックV4200ウレタンアクリレート(20重量%トルエン溶液)に、チバガイギー製光反応開始剤イルガキュア907を3重量%混合し、この混合物をワイヤーバー#20によって第1等方性樹脂層2a上に塗布した後、90℃で3分間乾燥させた。次に、紫外線照射器によって紫外線を積算光量500mJ/cmだけ照射し、厚み約18μm(第1、第2等方性樹脂層の総合厚み約20μm)の硬化膜からなる第2等方性樹脂層2bを形成した。
さらに、光透過性の等方性樹脂としてのDIC製ユニディック17−813ウレタンアクリレート(20重量%トルエン溶液)に、チバガイギー製光反応開始剤イルガキュア907を3重量%混合し、この混合物をワイヤーバー#3によって第2等方性樹脂層2b上に塗布した後、100℃で1分間乾燥させた。次に、紫外線照射器によって紫外線を積算光量500mJ/cmだけ照射し、厚み約2μm(第1〜第3等方性樹脂層の総合厚み約22μm)の硬化膜からなる第3等方性樹脂層(図4には図示せず)を形成した。
以上のようにして形成した等方性樹脂層(第1〜第3等方性樹脂層の積層体)は、厚み方向に対象型となっており、カール等が生じることもなく、均一なコート層であった。
次に、垂直配向性の重合性液晶又は液晶ポリマーとしてのメルク製垂直配向性RMS05−015液晶(25重量%キシレン溶液)を、ワイヤーバー#3によって第3等方性樹脂層上に塗布した後、5分間風乾させ、さらに90℃で1分間乾燥させた。次に、紫外線照射器によって紫外線を積算光量500mJ/cmだけ照射し、厚み約1μmの硬化膜からなる液晶層4を形成した。液晶層4の厚み方向の位相差値Rthは、約130nmであった。
そして、基材1を剥離除去し、光学素子10Cを作製した。以上の工程によって作製された光学素子10Cは、液晶層4において液晶が弾かれることなく均一な配向状態が得られた。また、第1等方性樹脂層2aの表面硬度は2H以上の鉛筆硬度であった。
<比較例>
基材としての東レフィルム加工製PETフィルム(ルミラーT600)を、吉川加工製ラビング布YA−20−R(レーヨン)によって、30度傾斜した方向に5回ラビングした。
次に、BASF製重合性液晶LC242(チバガイギー製光反応開始剤イルガキュア907を5重量%、レベリング剤としてのビックケミジャパン製BYK391を0.01重量%含む)の20重量%トルエン溶液を、ワイヤーバー#5によって前記基材上に塗布した後、乾燥させ、さらに90℃で2分間加熱処理した。次に、紫外線照射器によって紫外線を積算光量500mJ/cmだけ照射し、厚み約1μmの硬化膜からなる液晶層を形成した。
以上の工程によって形成された液晶層の表面硬度はB相当の鉛筆硬度であった。また、基材表面の微小な凹凸等により、液晶層において液晶が弾かれ、均一な配向状態が得られなかった。
図1は、本発明の第1実施形態に係る光学素子の製造方法における製造工程を概略的に示す縦断面図である。 図2は、本発明の第2実施形態に係る光学素子の製造方法における製造工程を概略的に示す縦断面図である。 図3は、本発明の第3実施形態に係る光学素子の製造方法における製造工程を概略的に示す縦断面図である。 図4は、本発明の第4実施形態に係る光学素子の製造方法における製造工程を概略的に示す縦断面図である。
符号の説明
1・・・基材
2・・・等方性樹脂層
2a・・・第1等方性樹脂層
2b・・・第2等方性樹脂層
3・・・配向膜
4・・・液晶層
10、10A、10B、10C・・・光学素子

Claims (6)

  1. 基材上に光透過性の等方性樹脂を塗布して等方性樹脂層を形成するステップと、
    前記等方性樹脂層上に重合性液晶又は液晶ポリマーを塗布し配向させて液晶層を形成するステップと、
    前記基材を前記等方性樹脂層から剥離除去するステップとを含むことを特徴とする光学素子の製造方法。
  2. 基材上に光透過性の等方性樹脂を塗布して等方性樹脂層を形成するステップと、
    前記等方性樹脂層上に重合性液晶又は液晶ポリマーを塗布し配向させて液晶層を形成するステップと、
    前記液晶層上に光学フィルムを積層するステップと、
    前記基材を前記等方性樹脂層から剥離除去するステップとを含むことを特徴とする光学素子の製造方法。
  3. 前記等方性樹脂層の厚みが0.1〜100μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子の製造方法。
  4. 前記等方性樹脂層の表面硬度が鉛筆硬度でH以上であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の光学素子の製造方法。
  5. 前記等方性樹脂層を2層以上形成することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の光学素子の製造方法。
  6. 光透過性の等方性樹脂層と、
    前記等方性樹脂層上に垂直配向性の重合性液晶又は液晶ポリマーによって形成された液晶層とを備えることを特徴とする光学素子。
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