JP2007070752A - ガラス合紙およびガラス合紙用パルプの製造方法 - Google Patents

ガラス合紙およびガラス合紙用パルプの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007070752A
JP2007070752A JP2005257210A JP2005257210A JP2007070752A JP 2007070752 A JP2007070752 A JP 2007070752A JP 2005257210 A JP2005257210 A JP 2005257210A JP 2005257210 A JP2005257210 A JP 2005257210A JP 2007070752 A JP2007070752 A JP 2007070752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulp
sheet
glass
paper
interleaving paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005257210A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5320656B2 (ja
Inventor
Hisami Tahira
久美 田平
Takehito Okuya
岳人 奥谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP2005257210A priority Critical patent/JP5320656B2/ja
Publication of JP2007070752A publication Critical patent/JP2007070752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5320656B2 publication Critical patent/JP5320656B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】 本発明はフラットパネル・ディスプレイ用のガラス板を複数枚積層して保管、運搬する流通過程において、ガラス板の割れ、ガラス板表面への傷付きや汚染を防止できるガラス合紙に関する。また、ガラス表面への汚染発生を防止するためガラス合紙中に含まれる樹脂分を効率良く極限にまで低減させることが可能なガラス合紙用パルプの製造方法に関する。
【解決手段】 セルロースパルプを主成分とした坪量20〜50g/m2、厚さ100μm以下の基紙であり、樹脂分が0.2質量%以下であるガラス合紙。セルロースパルプのスラリーをワイヤーを介して脱水処理することによりシートを形成し、次いで該シートをロールプレスで圧縮脱水処理するガラス合紙用パルプの製造方法。

Description

本発明は、液晶パネルディスプレイやプラズマパネルディスプレイといったフラットパネル・ディスプレイ用のガラス板を複数枚積層して保管、運搬する流通過程においてガラス間に挟み込む合紙に関するものであり、特には、ガラス合紙中に含まれる樹脂分を効率良く極限にまで低減させることが可能なガラス合紙の製造方法に関するものである。
ガラス板を複数枚積層して保管、運搬する流通過程において、ガラス板の割れ、ガラス板表面への傷付きや汚染を防止する目的でガラス板の間に合紙を挟み込む方法が一般的である。近年、ガラス用途の多様化に伴いガラス表面の清浄度がますます必要になってきているため、合紙に対する品質要求も高くなってきている。
しかしながら従来のガラス合紙では、洗浄で容易に除去できないガラス合紙中に含まれる粘着性の樹脂分がガラス表面に紙肌、紙跡、撥水等の汚染を発生させる問題が知られている。それらの汚染は、ガラス板の表面への蒸着、金属膜処理、銀メッキ等の加工を行う上で大きな支障となる。
このような問題を解決するため、これまで紙中に含まれる樹脂分を一定の範囲にする減少させる方法がいくつか開示されている。例えば、特開昭60−181399号公報(特許文献1)には、古紙・砕木パルプを離解して脱樹油脂工程、異物除去工程を複数回にわたって繰り返し行う製造方法が開示されている。この公報には、樹脂分の具体的な減少方法の記述はなく、原料に樹脂分を多く含んでいる古紙や砕木パルプを用いているため、所定の量になるまで樹脂分を減らそうとすると多大な工程処理とコストの増加を伴う。
また、特開平1−260095号公報(特許文献2)には、樹脂分を相対的に多く保持している微細繊維を傾斜シックナーにて減少する方法が開示されている。樹脂分を減少させる手段として、表面積比が大きい微細繊維を減少させることは有効な手段であるが、高清浄度のガラス表面を保持するためには微細繊維を減少させて樹脂分を減少させるだけでは不十分である。また、特開昭61−289199号公報(特許文献3)には、合紙の平滑度を低くすることでガラスとの接触面積を小さくして、紙肌模様やヤケを発生させない方法が開示されているが、樹脂分は紙中に含まれた状態であり汚染を防止するには不十分である。
一方、トリポリリン酸ナトリウムを含ませる方法、特開平6−316432号公報(特許文献4)や4ホウ酸ナトリウムを含有させる方法、特開平7−101483号公報(特許文献5)が開示されている。これらの方法はガラス表面に発生した樹脂分を容易に洗浄除去することであるが、樹脂分は非常に高い粘着性があるため完全に洗い流すことは難しい。
特開昭60−181399号公報 特開平1−260095号公報 特開昭61−289199号公報 特開平6−316432号公報 特開平7−101483号公報
フラットパネル・ディスプレイ用の基板材料として用いられるガラス板は、一般の建築用窓ガラス板や車両用窓ガラス等に比べて、高い洗浄度や傷品位が要求される。本発明は、フラットパネル・ディスプレイ用のガラス板を複数枚積層して保管、運搬する流通過程において、ガラス板の割れ、ガラス板表面への傷付きや汚染を防止することであり、特には、ガラス表面への汚染発生を防止するためガラス合紙中に含まれる樹脂分を効率良く極限にまで低減させることが可能なガラス合紙の製造方法である。
本発明は、以下の各発明を包含する。
本発明の第1は、セルロースパルプを主成分とした坪量20〜50g/m2、厚さ100μm以下の基紙であり、ISO624−1974の方法で抽出される樹脂分が0.2質量%以下であるガラス合紙である。
本発明の第2は、セルロースパルプのスラリーをワイヤーを介して脱水処理することによりシートを形成し、次いで該シートをロールプレスで圧縮脱水処理するガラス合紙用パルプの製造方法である。
本発明の第3は、セルロースパルプのスラリーに硫酸アルミニウム、凝結剤、界面活性剤、水溶性ポリマー、炭酸ジルコニウムアンモニウム、カルボキシメチルセルロースの少なくとも1種以上が添加された本発明の第2に記載のガラス合紙用パルプの製造方法である。
本発明の第4は、ロールプレスで圧縮脱水処理したパルプの水分が65質量%以下となる条件で圧縮脱水処理する本発明の第2〜3に記載のガラス合紙用パルプの製造方法である。
本発明の第5は、ワイヤーを介しての脱水処理、及び/又は、ロールプレスする際のパルプスラリーの温度を30℃以上とする本発明の第2〜4に記載のガラス合紙用パルプの製造方法である。
本発明により、ガラス合紙中の樹脂分がフラットパネル・ディスプレイ用の基板材料として用いられるガラス板の表面に付着することが防止できる。
以下、本発明を具体的に説明する。本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。
本発明のガラス合紙は、ISO624−1974の方法で抽出される樹脂分が0.2質量%以下である。0.2質量%を越えると、ガラス合紙を用いて運搬した後のガラス表面を洗浄しても、汚染物質が表面に残存する危険性が高くなる。
この樹脂分の量は、同様の理由により、好ましくは0.05質量%以下、最も好ましくは0.01%質量以下である。なお、本発明において樹脂分抽出方法は、実施例の項で後述する[樹脂抽出量の測定]に従って行うものとする。
樹脂分が0.2質量%以下であるガラス合紙を得る方法としては、ピッチ保有量が少ない木材を選別して使用し、蒸解後あるいは漂白後のパルプの洗浄を強化する方法、パルプを溶剤で洗浄する方法など何でも良いが、以下に述べる、本発明のガラス合紙用パルプの製造方法に従うことが最も簡便で経済的な方法である。
(1)パルプスラリーをワイヤーを介して脱水処理して得られたガラス合紙用パルプを使用する方法。
(2)パルプスラリーに硫酸アルミニウム、凝結剤、界面活性剤、水溶性ポリマー、炭酸ジルコニウムアンモニウム、カルボキシメチルセルロースの少なくとも1種以上を添加した後、パルプスラリーをワイヤーを介して脱水処理して得られたガラス合紙用パルプを使用する方法。
(3)上記(1)、(2)の方法により脱水してシート化した後、該シートをロールプレスで充分に加圧して脱水して得られたガラス合紙用パルプを使用する方法。
上記(1)、(2)、(3)の方法により、比較的簡便に経済的に、樹脂分が0.2質量%以下であるガラス合紙が得られる。しかし、最も確実に樹脂分が0.2質量%以下、更には0.05質量%以下のガラス合紙を得るためには、(2)、(3)の方法を併用してガラス合紙用パルプを製造することが望ましい。以下、各方法について、具体的に説明する。
パルプスラリー中に含まれる天然系不純物のピッチ粒子や古紙および損紙由来で混入する合成系不純物のステッキーなどの本発明における樹脂分を除去する方法としては、後に記述する脱水処理ならびに脱水処理とロールプレスの併用でも効果はあるが、パルプスラリーに硫酸アルミニウムや凝結剤を添加して樹脂を表面積の大きい微細繊維に吸着させる処理や、水溶性ポリマー、炭酸ジルコニウムアンモニウム、カルボキシメチルセルロースを添加して樹脂分を安定分散・非粘着化させる処理を施して、脱水処理やロールプレスの併用を行なうとより効果的に樹脂分を系外に排出させることが可能である。
尚、凝結剤には、ポリアクリルアミド系、ポリエチレンイミン系、ポリアミドポリアミン系、エポキシ化ポリアミドポリアミン系などが含まれる。
界面活性剤には、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、ナフタレンホルムアルデヒドスルホン酸ソーダ、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のものが挙げられ、これらのイオン性は特に問うものではない。
水溶性ポリマーには、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸およびこれらの無水物、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等の不飽和カルボン酸化合物とα−オレフィン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、マレイン酸エステル、イタコン酸エステル、スチレン、α−メチルスチレンおよびスチレンスルフォン酸等の炭素数4〜18のビニル化合物を構成成分としたアニオン性共重合体、カチオン性共重合体、ノニオン性共重合体が挙げられる。それらのものは疎水性および親水性結合を好適なバランスで含有しているものが良く、分子量は好ましくは5,000〜200,000、更に好ましくは10,000〜150,000である。なお、水溶性ポリマーとしては、特にマレイン酸系ポリマーが好適に用いられる。
パルプスラリー中の樹脂分を効率良く除去する薬品の添加率をここで一概に述べることはできないが、概ね絶乾パルプに対して0.01〜0.5%を添加すると、ロールプレス処理済みのパルプを抄紙して得られる合紙中の樹脂分が0.2%以下とすることができる。
本発明のワイヤーでの脱水処理やロールプレスで圧縮脱水処理に用いるパルプスラリーは、パルプ繊維中の樹脂分を効率良く除去するために蒸気等により加温することが好ましい。パルプスラリーの温度は30℃以上が好ましい。より好ましくは40℃以上である。温度が30℃よりも低いとパルプ繊維中の樹脂分を除去する効果が低下する。パルプスラリーを30℃以上に加温した場合、脱水性を良くし、パルプ繊維中の樹脂分を充分に低減させることが可能である。
本発明のワイヤーでの脱水処理とは、パルプスラリーをワイヤーとブレストロールの間へ連続的に導入し、ワイヤーの回転により生じる30〜100Gの遠心力で、パルプスラリー中の数平均繊維長0.2mm以下好ましくは0.5mm以下の微細繊維や、樹脂分をワイヤーの目孔を通して水と一緒に系外へ排出させる処理である。
パルプスラリーからシートを形成する際のワイヤーのメッシュは、特に限定しないが10〜50メッシュ、好ましくは10〜30メッシュを用いて脱水すると樹脂分を効率よく除去することができる。また、50メッシュを越えるとワイヤーの目詰りが起きやすく脱水性能が低下することがある。ワイヤーの形式は、シリンダー式、ツインワイヤー式、長網式のいずれでも良い。また、シートの坪量は特に制約はなく、パルプシートの圧縮脱水性及び操業面から絶乾質量換算で500〜2500g/m2が好ましい。
本発明で使用するロールプレス機とは、2本のプレスロールが形成する加重ニップを、搾水媒体としてフェルトとともに湿紙を通過させて脱水させるものであり、例えば、プレーンプレス、サクションプレス、ダブルフェルトプレス、ファブリックプレスのようなものが例示される。
ロールプレス機に導入されるパルプシートは、概ね水分が90〜70%程度に脱水されたものであり、ロールプレスによる圧縮脱水処理後にはパルプ水分を65%以下にすることが好ましい。より好ましくは圧縮脱水処理して水分を55%〜40%とする。この際の水分の下限は特に限定しないが、40%未満にすることは通常では困難である。また、本明細書では、パルプ濃度及びパルプスラリー中の水分は全て質量%であるが、以下、単に%と表示する。
ロールプレスで圧縮脱水処理を行う場合、脱水処理前のパルプ保水度に対する処理後のパルプ保水度の低下割合を5%以上にすることが重要である。低下割合はより好ましくは7%以上である。5%よりも小さいと樹脂分の減少効果は小さくなる。パルプ保水度の低下割合に上限はないが通常15%程度まで低下させることができる。
ロールプレスでパルプ繊維を圧縮脱水しパルプ保水度を低下させることは、パルプ繊維中の水を絞り出すことを意味し、水中に浮遊している樹脂分と共にパルプ繊維中に内包された樹脂分を効率良く除去することができる。パルプ保水度は、パルプ繊維内部の水分量の指標である。つまり、パルプ保水度の低下はパルプ繊維中に存在している樹脂分の圧搾除去を意味する。
保水度の低下割合を5%以上にするためにはロールプレスの線圧を高くすることが好ましく、80kg/cm以上より好ましくは150kg/cm〜250kg/cmである。
ロールプレスの圧縮脱水処理工程の段数は、1段処理あるいは2段以上の多段処理のいずれでも良い。ロールの型式には何等制約はないが、ロールプレスによるパルプの圧縮脱水処理及び脱水を効率良く行うためには、プレーンロールよりもグルーブドロール(溝付きロール)やサクションロール等が好ましい。上記ロールプレス処理されたパルプの使用は、ウェットパルプの状態でも、乾燥したドライパルプの状態でも良い。未処理パルプを配合すると樹脂分が増加するため、ロールプレス処理パルプ100%で使用することが好ましい。因みに樹脂分が少ないこのパルプを用いて抄紙すると、抄紙上で従来から問題となっていたワイヤーやフェルトの目詰まりによる搾水性の低下等の操業トラブルを回避することができる。
ロールプレスによる圧縮脱水処理は、公知の酸素漂白、塩素、アルカリ、次亜塩素酸及び二酸化塩素による多段漂白の後段に行うか、又は抄紙直前のパルプに施しても良く、特に限定されるものではない。
一般にロールプレス等で生じる白水は樹脂分を含んでいること及び白水の水温が清水に比べて高いことから、通常、原料希釈やフィルター洗浄等の工程で再利用することが経済的な理由で行われるが、本発明では、ロールプレスにより絞られた白水を、ロールプレス処理後のウェットパルプ離解時に希釈水として使用すると、除去した樹脂分が再吸着するため、好ましくは白水を使用しないことである。
本発明のガラス合紙に使用するパルプには、各種のものが使用できる。例えば、以下の(1)〜(5)のようなものが使用可能である。
(1)クラフトパルプ(KP)、サルファイトパルプ(SP)、ソーダパルプ(AP),等の化学パルプ。
(2)セミケミカルパルプ(SCP)、ケミグランドウッドパルプ(CGP)等の半化学パルプ。
(3)砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP、BCTMP)、リファイナーグランドウッドパルプ(RGP)等の機械パルプ。
(4)あるいは、楮、三椏、麻、ケナフ等を原料とする非木材繊維パルプ。
(5)古紙を原料とする脱墨パルプ。
これらの他、合成パルプ、合成繊維、レーヨン繊維などは、セルロースパルプを主成分とする範囲で配合しても良いが、本発明の趣旨からして、全繊維成分中で50質量%未満、好ましくは20質量%未満である。
上記(1)〜(5)のパルプは単独でも、二種以上混合使用しても良い。
中でも、好ましくは(1)〜(4)である。但し、樹種によっては樹脂分が多いものもあり、なるべく樹脂分の少ない樹種を選定した方が好ましい。紙中に含まれる樹脂分が0.2質量%以上を超えるとガラス表面を汚染させる可能性が大きいため0.2質量%以下に抑えられるようパルプを選定しなければならない。
抄造内添薬品については、ガラス表面を汚染させないことや傷つけない範囲で例えば、ロジン、スチレン・マレイン酸、アルケニル無水コハク酸、アルキルケテンダイマー等のサイズ剤、ポリアクリルアミド等の各種紙力増強剤、濾水歩留り向上剤、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン等の耐水化剤、柔軟剤、帯電防止剤、消泡剤、スライムコントロール剤、填料、染料等を使用することができる。また、ガラス合紙の表面や裏面に必要に応じて上記薬品以外に、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、デンプン等を塗布や含浸させることも可能である。また、それらの中には、高ケン化度PVA、低ケン化度PVA、変性PVA、変性ポリアクリルアミド、生デンプン、酸化デンプン、変性デンプンなどが挙げられる。
塗布や含浸手段は例えば、バーコーター、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロッドコーター、ゲートロールコーターやサイズプレスやキャレンダーコーター等のロールコーター、ビルブレードコーター、ベルバパコーター等がある。
本発明のガラス合紙は、表面に微細な凹凸であるエンボス加工やクレープ処理を施しても良い。エンボス加工はエンボッサーや凸凹の金型などにより行われ点状、鎖線状、直線状、波状などの形状に加工される。凸凹の高低差は0.1mm以下、ピッチは2mm以下の状態で表裏全面に分布させたものが好ましい。クレープ化処理を施す方法としは、抄紙機のウェットパートにおけるプレスロール上もしくはドライヤー上に設置されたドクターにて密着したシートを剥離してクレープ化する方法が挙げられる。前者をウェットクレープ、後者をドライクレープと区別している。これらのロールとポープリールの速度差などによりクレープ化率を変更することが可能でクレープ化率が大きい程、合紙の柔軟性が増大する。これらの加工や処理を行うことにより、合紙自体にクッション性を付与できるためガラス表面に傷が付くのを防止する効果がある。また、ガラスとの接着面積が減ることで密着強度が低減され、ガラスから合紙を容易に剥離させることが可能である。
本発明であるガラス合紙の坪量は、20〜50g/m2の範囲で抄造される。より好適には25〜45g/m2の範囲である。20g/m2未満では十分な緩衝性を付与できないためガラス表面に傷が入りやすくなる。また、50g/m2を超えるとエンボス加工やクレープ処理が適正に行うことが困難でまた経済的にも不利益である。
本発明のガラス合紙を製造するための製造装置、製造条件に特に限定はなく、それぞれの製造装置に合わせた製造条件を選択し、本発明の製品を製造することができる。例えば、円網抄紙機、長網抄紙機で単層もしくは抄き合わせによって抄紙され、必要に応じては、前述の内添やコーターによる外添によって薬品が塗布されているガラス合紙が製造される。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、配合、濃度等を示す数値は、固形分又は有効成分の質量基準の数値である。また、特に記載のない場合については抄造した紙はJIS P−8111に準じて処理を行なった後、測定やテストに供した。ガラス表面汚染度の評価、紙中の樹脂量測定についての詳細は下記の通りである。
[パルプの保水度測定]
J.TAPPI No.26のパルプの保水度測定法に従って行う。未処理のパルプの保水度に対する処理後、所謂ワイヤーを介して脱水処理およびロールプレスで圧縮脱水処理した後のパルプ保水度の低下率を式1にて求めた。
式1:R=100×(R0−R1)/R0
R:パルプ保水度の低下率(%)
0:未処理パルプの保水度
1:処理後パルプの保水度
[樹脂抽出量の測定]
通常、パルプ中に存在する樹脂分の量を測定するのに用いられる方法であるISO624−1974に準じて測定を行なった。紙の質量として絶乾約10gの試料を溶媒:ジクロロメタンを用い、ソックスレー定温ヒーター下で4時間かけて抽出を行った。下記の式2にて紙中の樹脂抽出量を求めた。
式2:m=100×(m0/m1
m:樹脂抽出量(%)
0:ジクロロメタン抽出物(g)
1:試料の絶乾質量(g)
[ガラス表面の汚染度の評価方法]
液晶パネル用ガラス板(200mm×200mm×0.7mm)と、同サイズのガラス合紙を平置きの状態で交互に10枚積層し、加圧用冶具を用いて上方より2kg/cm2の加重をかけた状態で温度50℃、湿度90%RHの環境下に4日間放置して加速試験を行った。試験終了後、ガラスの表裏面に洗浄剤を用いてブラッシング洗浄と超音波洗浄を実施して表裏面に付着した汚染を顕微鏡にて観察した。
評価法は、汚染の発生が無いものを〇とし、汚染の発生があるものを×とした。
<実施例1>
濃度1.8質量%、温度40℃の未叩解LBKPスラリーをワイヤーシリンダー(ヴァキューム式ワイヤーメッシュ、50メッシュ)で脱水し、水分72%のパルプシート(絶乾質量で1800g/m2)を得た。処理後のパルプを長網抄紙機にて抄紙して、坪量35g/m2、厚さ70μmのガラス合紙を得た。
<実施例2〜3>
濃度1.8質量%、温度40℃の未叩解LBKPスラリーをワイヤーシリンダー(ヴァキューム式ワイヤーメッシュ、50メッシュ)で脱水し、水分72%のパルプシート(絶乾質量で1800g/m2)を得た。このパルプシートをロールプレス(グルーブドロール)1段で圧縮脱水処理した。ロールプレスの線圧は、80kg/cm(実施例2)、250kg/cm(実施例3)とし、このようにして処理したパルプの水分と保水度を測定した。更に、処理後のパルプを長網抄紙機にて抄紙して、坪量35g/m2、厚さ70μmのガラス合紙を得た。
<実施例4>
濃度1.8質量%、温度40℃の未叩解NBKPスラリーに、硫酸アルミニウム0.20質量%を添加して均一に攪拌後、ワイヤーシリンダー(ヴァキューム式ワイヤーメッシュ 50メッシュ)で脱水し、水分70%のパルプシート(絶乾質量で1800g/m2)を得た。このパルプシートをロールプレス(グルーブドロール)1段で圧縮脱水処理した。ロールプレスの線圧は、250kg/cmとした。このようにして処理したパルプの水分と保水度を測定した。更に、処理後のパルプを長網抄紙機にて抄紙して、坪量35g/m2、厚さ70μmのガラス合紙を得た。
<実施例5>
硫酸アルミニウムの代わりにポリアクリルアミド系の凝結剤(ソマール社製、商品名:REALIZER-A2300)0.10量%を添加する以外は、実施例4と同様にしてパルプシートを得た。このようにして処理したパルプの水分と保水度を測定した。更に、処理後のパルプを長網抄紙機にて抄紙して、坪量35g/m2、厚さ70μmのガラス合紙を得た。
<実施例6>
硫酸アルミニウムの代わりに炭酸ジルコアンモニウム(日本軽金属社製、商品名:ベイコート20)0.2質量%を添加する以外は、実施例4と同様にしてパルプシートを得た。このようにして処理したパルプの水分と保水度を測定した。更に、処理後のパルプを長網抄紙機にて抄紙して、坪量35g/m2、厚さ70μmのガラス合紙を得た。
<実施例7>
硫酸アルミニウムの代わりにマレイン酸系ポリマー(栗田工業製、商品名:ピッチコントロールD-500)0.2質量%を添加する以外は、実施例4と同様にしてパルプシートを得た。このようにして処理したパルプの水分と保水度を測定した。更に、処理後のパルプを長網抄紙機にて抄紙して、坪量35g/m2、厚さ70μmのガラス合紙を得た。
<比較例1>
ワイヤー脱水によるパルプシート形成及びロールプレスによる圧縮脱水処理を施さずに、パルプの保水度(未処理パルプの保水度)を測定した後、この未処理のパルプを長網抄紙機にて抄紙して、坪量35g/m2、厚さ70μmのガラス合紙を得た。
実施例1〜7、比較例1で得たロールプレス後の水分、保水度、抄紙されたガラス合紙の樹脂抽出量ならびにガラス表面の汚染度の評価を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2007070752
表1より明らかなように、実施例1〜7の方法により抄紙された本発明のガラス合紙は、紙中に存在している樹脂分を減少させたことによってガラス表面を汚染させなかった。比較例1は樹脂分が紙中に残存した状態でありガラス表面を汚染する結果であった。
実施例と比較例との対比から明らかなように、本発明の要件を満たす紙基材は、フラットパネル・ディスプレイ用のガラス板を複数枚積層して保管、運搬する流通過程において、ガラス表面への汚染を防止できるガラス合紙であり、その適性が格段に優れていることを示している。

Claims (5)

  1. セルロースパルプを主成分とした坪量20〜50g/m2、厚さ100μm以下の基紙であり、ISO624−1974の方法で抽出される樹脂分が0.2質量%以下であることを特徴とするガラス合紙。
  2. セルロースパルプのスラリーをワイヤーを介して脱水処理することによりシートを形成し、次いで該シートをロールプレスで圧縮脱水処理することを特徴とするガラス合紙用パルプの製造方法。
  3. セルロースパルプのスラリーに硫酸アルミニウム、凝結剤、界面活性剤、水溶性ポリマー、炭酸ジルコニウムアンモニウム、カルボキシメチルセルロースの少なくとも1種以上が添加されたことを特徴とする請求項2に記載のガラス合紙用パルプの製造方法。
  4. ロールプレスで圧縮脱水処理したパルプの水分が65質量%以下となる条件で圧縮脱水処理することを特徴とする請求項2〜3に記載のガラス合紙用パルプの製造方法。
  5. ワイヤーを介しての脱水処理、及び/又は、ロールプレスする際のパルプスラリーの温度を30℃以上とすることを特徴とする請求項2〜4に記載のガラス合紙用パルプの製造方法。
JP2005257210A 2005-09-06 2005-09-06 ガラス合紙の製造方法 Active JP5320656B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005257210A JP5320656B2 (ja) 2005-09-06 2005-09-06 ガラス合紙の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005257210A JP5320656B2 (ja) 2005-09-06 2005-09-06 ガラス合紙の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007070752A true JP2007070752A (ja) 2007-03-22
JP5320656B2 JP5320656B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=37932458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005257210A Active JP5320656B2 (ja) 2005-09-06 2005-09-06 ガラス合紙の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5320656B2 (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266862A (ja) * 2007-03-29 2008-11-06 Oji Paper Co Ltd ガラス合紙
JP2009162609A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Shimizu Corp 表面汚染度評価方法及び表面汚染度評価装置
WO2011136108A1 (ja) * 2010-04-28 2011-11-03 旭硝子株式会社 ガラス板梱包体及びガラス板積層体の梱包方法
JP2012188785A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Nagara Paper Manufacture Co Ltd ガラス用合紙とガラス板に付着した汚れの除去方法
JP2013011032A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Daifuku Paper Mfg Co Ltd ガラス用合紙
WO2014098162A1 (ja) * 2012-12-21 2014-06-26 旭硝子株式会社 ガラス合紙およびガラス板梱包体
WO2014104187A1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-03 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
CN104245537A (zh) * 2012-04-13 2014-12-24 旭硝子株式会社 玻璃板的包装方法及包装体
WO2015194511A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 王子ホールディングス株式会社 ガラス合紙
JP2016098468A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
JP2016125146A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
JPWO2016084547A1 (ja) * 2014-11-25 2017-06-29 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
CN107083721A (zh) * 2017-06-27 2017-08-22 陕西科技大学 一种液晶玻璃间隔纸的抄造工艺
KR20170142118A (ko) * 2016-06-16 2017-12-27 아사히 가라스 가부시키가이샤 유리 합지, 유리 합지의 제조 방법 및 유리판 적층체
CN107524053A (zh) * 2016-06-16 2017-12-29 旭硝子株式会社 玻璃衬纸、玻璃衬纸的制造方法、及玻璃板层叠体
WO2019188974A1 (ja) * 2018-03-29 2019-10-03 特種東海製紙株式会社 ガラス板用合紙及びその製造方法
WO2019188927A1 (ja) * 2018-03-29 2019-10-03 特種東海製紙株式会社 ガラス板用合紙及びその製造方法
JPWO2018173572A1 (ja) * 2017-03-24 2020-01-23 王子ホールディングス株式会社 ガラス板用合紙
JP2020059966A (ja) * 2019-12-04 2020-04-16 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
WO2022209223A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 特種東海製紙株式会社 ガラス板用合紙及びガラス板用合紙からの紙粉発生抑制方法
CN117248392A (zh) * 2023-08-31 2023-12-19 浙江汉普新材料技术有限公司 一种玻璃间隔纸及其起皱装置和制备工艺

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59221269A (ja) * 1983-06-01 1984-12-12 日本板硝子株式会社 ガラス用合紙
JPS61289199A (ja) * 1985-06-13 1986-12-19 日本板硝子株式会社 ガラス用合紙
JPH01266299A (ja) * 1988-04-13 1989-10-24 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラス用合紙
JPH04500703A (ja) * 1988-09-15 1992-02-06 クエーカー ケミカル コーポレーション パルプおよび製紙工程におけるピッチ付着物の抑制方法
JPH04163400A (ja) * 1990-10-22 1992-06-08 Oji Paper Co Ltd 積層板用原紙
JPH05263387A (ja) * 1992-03-17 1993-10-12 Katayama Chem Works Co Ltd パルプスラリーの脱水促進剤
JPH07252791A (ja) * 1993-10-21 1995-10-03 Nalco Chem Co パルプ及び製紙系におけるピッチ析出の制御方法
JPH07316998A (ja) * 1994-05-24 1995-12-05 Nagara Seishi Kk ガラス用合紙
JPH0988000A (ja) * 1995-09-25 1997-03-31 Oji Paper Co Ltd 電気絶縁積層板原紙の製造方法
JP2001234493A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Japan Steel Works Ltd:The 乾燥パルプ又はパルプ・樹脂複合体の製造方法及び製造装置
JP2003328296A (ja) * 2002-04-30 2003-11-19 Nisshin Kagaku Kenkyusho:Kk ピッチコントロール剤およびこれを用いたピッチ障害の抑制方法
JP2004232151A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Seiko Pmc Corp 凝結剤及び紙
JP2005059889A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Nagara Seishi Kk ガラス用合紙
JP2005220495A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Daio Paper Corp 機械パルプ製造方法、及び機械パルプ含有紙の製造方法
JP2006044674A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Oji Paper Co Ltd ガラス合紙

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59221269A (ja) * 1983-06-01 1984-12-12 日本板硝子株式会社 ガラス用合紙
JPH0479914B2 (ja) * 1983-06-01 1992-12-17 Nippon Sheet Glass Co Ltd
JPS61289199A (ja) * 1985-06-13 1986-12-19 日本板硝子株式会社 ガラス用合紙
JPH01266299A (ja) * 1988-04-13 1989-10-24 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラス用合紙
JPH04500703A (ja) * 1988-09-15 1992-02-06 クエーカー ケミカル コーポレーション パルプおよび製紙工程におけるピッチ付着物の抑制方法
JPH04163400A (ja) * 1990-10-22 1992-06-08 Oji Paper Co Ltd 積層板用原紙
JPH05263387A (ja) * 1992-03-17 1993-10-12 Katayama Chem Works Co Ltd パルプスラリーの脱水促進剤
JPH07252791A (ja) * 1993-10-21 1995-10-03 Nalco Chem Co パルプ及び製紙系におけるピッチ析出の制御方法
JPH07316998A (ja) * 1994-05-24 1995-12-05 Nagara Seishi Kk ガラス用合紙
JPH0988000A (ja) * 1995-09-25 1997-03-31 Oji Paper Co Ltd 電気絶縁積層板原紙の製造方法
JP2001234493A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Japan Steel Works Ltd:The 乾燥パルプ又はパルプ・樹脂複合体の製造方法及び製造装置
JP2003328296A (ja) * 2002-04-30 2003-11-19 Nisshin Kagaku Kenkyusho:Kk ピッチコントロール剤およびこれを用いたピッチ障害の抑制方法
JP2004232151A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Seiko Pmc Corp 凝結剤及び紙
JP2005059889A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Nagara Seishi Kk ガラス用合紙
JP2005220495A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Daio Paper Corp 機械パルプ製造方法、及び機械パルプ含有紙の製造方法
JP2006044674A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Oji Paper Co Ltd ガラス合紙

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6012010002; 紙パルプ技術シリーズ9 紙パルプの試験法 , 20040331, 30-31頁, 紙パルプ技術協会 *
JPN6012010003; 紙パルプ技術シリーズ3 パルプの洗浄・精選・漂白 , 20000126, 76-79頁, 紙パルプ技術協会 *

Cited By (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266862A (ja) * 2007-03-29 2008-11-06 Oji Paper Co Ltd ガラス合紙
JP2009162609A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Shimizu Corp 表面汚染度評価方法及び表面汚染度評価装置
WO2011136108A1 (ja) * 2010-04-28 2011-11-03 旭硝子株式会社 ガラス板梱包体及びガラス板積層体の梱包方法
CN102858654A (zh) * 2010-04-28 2013-01-02 旭硝子株式会社 玻璃板包装体及玻璃板层叠体的包装方法
JP2012188785A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Nagara Paper Manufacture Co Ltd ガラス用合紙とガラス板に付着した汚れの除去方法
JP2013011032A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Daifuku Paper Mfg Co Ltd ガラス用合紙
CN104245537A (zh) * 2012-04-13 2014-12-24 旭硝子株式会社 玻璃板的包装方法及包装体
JPWO2014098162A1 (ja) * 2012-12-21 2017-01-12 旭硝子株式会社 ガラス合紙およびガラス板梱包体
WO2014098162A1 (ja) * 2012-12-21 2014-06-26 旭硝子株式会社 ガラス合紙およびガラス板梱包体
JPWO2014104187A1 (ja) * 2012-12-27 2017-01-19 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
WO2014104187A1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-03 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
KR101538437B1 (ko) * 2012-12-27 2015-07-22 도쿠슈 도카이 세이시 가부시키가이샤 유리판 합지용 목재 펄프 및 유리판용 합지
CN104204344A (zh) * 2012-12-27 2014-12-10 特种东海制纸株式会社 玻璃板衬纸用木材纸浆以及玻璃板用衬纸
TWI599545B (zh) * 2012-12-27 2017-09-21 特種東海製紙股份有限公司 玻璃板間隔紙用木漿及玻璃板用間隔紙
CN108755264A (zh) * 2012-12-27 2018-11-06 特种东海制纸株式会社 玻璃板衬纸用木材纸浆以及玻璃板用衬纸
RU2615058C2 (ru) * 2012-12-27 2017-04-03 Токусю Токай Пейпер Ко., Лтд. Древесная пульпа для изготовления прокладочной бумаги для стеклянных пластин и прокладочная бумага для стеклянных пластин
WO2015194511A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 王子ホールディングス株式会社 ガラス合紙
US10047483B2 (en) 2014-06-20 2018-08-14 Oji Holdings Corporation Glass interleaving paper
US20170152633A1 (en) * 2014-06-20 2017-06-01 Oji Holdings Corporation Glass interleaving paper
JP2016006240A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 王子ホールディングス株式会社 ガラス合紙
JPWO2016084547A1 (ja) * 2014-11-25 2017-06-29 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
JP2016098468A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
JP2016125146A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
KR20170142118A (ko) * 2016-06-16 2017-12-27 아사히 가라스 가부시키가이샤 유리 합지, 유리 합지의 제조 방법 및 유리판 적층체
CN107524053A (zh) * 2016-06-16 2017-12-29 旭硝子株式会社 玻璃衬纸、玻璃衬纸的制造方法、及玻璃板层叠体
JP2017226479A (ja) * 2016-06-16 2017-12-28 旭硝子株式会社 ガラス合紙、ガラス合紙の製造方法、及びガラス板積層体
JP7283517B2 (ja) 2016-06-16 2023-05-30 Agc株式会社 ガラス合紙、ガラス合紙の製造方法、及びガラス板積層体
KR102389062B1 (ko) 2016-06-16 2022-04-22 에이지씨 가부시키가이샤 유리 합지, 유리 합지의 제조 방법 및 유리판 적층체
JP2022023217A (ja) * 2016-06-16 2022-02-07 Agc株式会社 ガラス合紙、ガラス合紙の製造方法、及びガラス板積層体
JP2022009054A (ja) * 2017-03-24 2022-01-14 王子ホールディングス株式会社 ガラス板用合紙
CN114892447A (zh) * 2017-03-24 2022-08-12 王子控股株式会社 玻璃板用衬纸
US11913172B2 (en) 2017-03-24 2024-02-27 Oji Holdings Corporation Glass plate interleaving paper
JP7264199B2 (ja) 2017-03-24 2023-04-25 王子ホールディングス株式会社 ガラス板用合紙、その製造方法、および、凝集物付着低減方法
JPWO2018173572A1 (ja) * 2017-03-24 2020-01-23 王子ホールディングス株式会社 ガラス板用合紙
JP7237818B2 (ja) 2017-03-24 2023-03-13 王子ホールディングス株式会社 ガラス板用合紙
CN107083721A (zh) * 2017-06-27 2017-08-22 陕西科技大学 一种液晶玻璃间隔纸的抄造工艺
JPWO2019188927A1 (ja) * 2018-03-29 2021-02-12 特種東海製紙株式会社 ガラス板用合紙及びその製造方法
WO2019188974A1 (ja) * 2018-03-29 2019-10-03 特種東海製紙株式会社 ガラス板用合紙及びその製造方法
WO2019188927A1 (ja) * 2018-03-29 2019-10-03 特種東海製紙株式会社 ガラス板用合紙及びその製造方法
JPWO2019188974A1 (ja) * 2018-03-29 2021-02-12 特種東海製紙株式会社 ガラス板用合紙及びその製造方法
TWI701195B (zh) * 2018-03-29 2020-08-11 日商特種東海製紙股份有限公司 玻璃板用間隔紙及其製造方法
JP2020059966A (ja) * 2019-12-04 2020-04-16 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
WO2022209223A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 特種東海製紙株式会社 ガラス板用合紙及びガラス板用合紙からの紙粉発生抑制方法
CN117248392A (zh) * 2023-08-31 2023-12-19 浙江汉普新材料技术有限公司 一种玻璃间隔纸及其起皱装置和制备工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP5320656B2 (ja) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5320656B2 (ja) ガラス合紙の製造方法
JP2007131965A (ja) ガラス合紙
JP5137063B2 (ja) ガラス合紙
JP7006278B2 (ja) シート
JP6866693B2 (ja) シート
JP4639690B2 (ja) ガラス合紙
JP7264199B2 (ja) ガラス板用合紙、その製造方法、および、凝集物付着低減方法
JP2008208478A (ja) ディスプレイ・ガラス用合紙及びその製造方法
JP6439311B2 (ja) ガラス板用合紙の製造方法
JP2021063317A (ja) ガラス合紙、積層体および梱包体
JP6519737B2 (ja) ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
CN106661844B (zh) 玻璃板衬纸
JP2007051386A (ja) ガラス合紙
TWI679154B (zh) 玻璃板間隔紙
JP2005248409A (ja) ガラス用合紙及びその製造方法
TWI817401B (zh) 玻璃板用間隔紙
WO2019124364A1 (ja) シート
CN111886186A (zh) 玻璃板用衬纸及其制造方法
JP6907600B2 (ja) 積層シート
JP4507844B2 (ja) ガラス合紙
WO2020230513A1 (ja) パターン形成用基材
JP2018104568A (ja) シート
JP2021055192A (ja) ガラス合紙用パルプ、ガラス合紙およびその製造方法
JP2006291379A (ja) パルプの洗浄方法
CN112593453B (zh) 一种液晶基板保护纸制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111102

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5320656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250