JP2007070492A - 熱伝導性グリース、接着剤、及びエラストマー組成物、並びに冷却装置 - Google Patents

熱伝導性グリース、接着剤、及びエラストマー組成物、並びに冷却装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 熱伝導性とディスペンス性を両立した熱伝導性グリース等及びそれを用いた冷却装置を提供する。
【解決手段】 本熱伝導性グリース等は、無機粉末の粒子が多面形状を持つものであり、平均粒径が5〜17μmの粗粒を40〜90%と前記粗粒の平均粒径の1/3〜1/40である微粒10〜60%とを組み合わせた混合粉末40〜90容量%に対して、非イオン系界面活性剤を0.2〜2.0wt%、基油(樹脂)10〜60容量%を混合したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発熱部と冷却部との間に使用される熱伝導材料や接触材料の技術に関する。特に、電気・電子機器などの部品の放熱性の向上に好適な、基油と熱伝導性無機粉末とから主に構成される熱伝導性グリース、樹脂と熱伝導性無機粉末とから主に構成される接着剤やエラストマー組成物、並びに、それらを用いて構成される冷却装置などの技術に関する。
機器に組み込まれる部品の熱量が大きい場合や、冷却性能が悪化した場合には、部品の温度が上昇し、機器の誤動作や動作停止、或いは故障の原因となる。また、近年その傾向は強くなってきている。
従来、こうした機器及び部品の熱を取り除くための冷却構造体や冷却装置の中に、熱伝導性のグリースまたは接着剤またはエラストマー組成物などの、熱伝導材料、接触材料が使用されている。
グリース、接着剤、及びエラストマー組成物(以下、これらを総称する場合には「グリース等」と称する)の熱伝導性の向上においては、基油(グリースの場合)や樹脂(接着剤、エラストマー組成物の場合)自体の熱伝導性を向上させることや、基油(樹脂)に熱伝導性の優れた添加物を加えることが考えられる。一方、基油(樹脂)に混合する無機粉末の熱伝導率の向上についても考えられる。
前者においては、ディスペンス性(塗布性)を持ちつつ熱伝導性を大幅に改善できる基油(樹脂)は現在存在しないが、後者においては、無機粉末の特性を改善させるものがある。
特許文献1には、グリースの構成材料である添加無機粉末に関し、粒径及び粗粒と微粒の混合比、充填率(グリースにおける無機粉末の含有率)、及び界面活性剤について改善させた技術が記載されている。
特開2002−201483号公報
前述したような充填剤(無機粉末)を混合したグリース等において、熱伝導性充填剤を高充填率化するほど、熱伝導率は高くなるが、硬くなり(即ち、ちょう度が小さくなり)、ディスペンス性が悪化する。ディスペンス性を改善するには、熱伝導性粉末の含有量を低下せざるを得ず、やはり十分な熱伝導性が得られない。ここで言うディスペンス性とは、グリース等の硬さに関し、グリース等を塗布する際の作業性、塗布面上での広がり、流動性、付着性を意味する。ディスペンス性が悪いとシリンジ或いはシリンダー状の塗布機器を装着した充填機によるグリース等の押し出しや、薄く塗布することが困難となる。従って、グリース等としては、良好なディスペンス性と高熱伝導率を達成することも必須である。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気・電子機器及びその機器部品の高放熱を可能とする、電気絶縁性に優れ、良好なディスペンス性と高性能な熱伝導性を備えるグリース等を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。前記目的を達成するために、本発明のグリース等は、以下を特徴とする。本発明の熱伝導性グリースは、主として、基油、無機粉末を含んで構成され、また、本発明の接着剤及びエラストマー組成物は、主として、樹脂、無機粉末を含んで構成されるものである。本グリース等は、特に、機器部品の放熱向上に好適な、特定の粒径を有する異サイズの熱伝導性無機粉末(粗粒と微粒を含む)と基油(樹脂)と、添加剤として界面活性剤(減粘剤として機能する)とからなる。
本発明では、熱伝導性材料、接触材料における良好なディスペンス性と高い熱伝導性を実現するために、熱伝導性の粉末(無機粉末)の充填率、形状、粒度分布、及び界面活性剤などを検討し工夫したものである。特に、粉末同士の接触状態の影響を考慮して、粉末の形状を工夫したものである。
本発明のグリース等は、前記無機粉末の平均粒径が5〜17μmの粗粒を40〜90wt%(重量%)と前記粗粒の平均粒径の1/3〜1/40である微粒10〜60wt%とを組み合わせた混合粉末40〜90容量%(vol%)に対して、界面活性剤を0.2〜2.0wt%添加し、基油(樹脂)10〜60容量%を混合したものであり、かつ、前記混合粉末のそれぞれの粒子の形状において多面体形状を含むことを特徴とする。
また、本発明の冷却装置は、機器部品などの発熱体と、放熱などのための冷却体との間に、前記本発明のグリース等を介在したことを特徴とする。例えば、前記部品の発熱体の面と前記冷却体の面との間に前記グリース等が塗布される。
前記無機粉末の粒子形状としては、規律性を持つ多面体形状としてもよいし、概略球状の粉末を破砕してなる破砕形状としてもよい。前記破砕形状は、概略球状と規律性を持つ多面体形状との間の中間的な形態であり、少なくとも一部に概略平面を持つ或いは不規則に面を持つ形状である。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明の熱伝導性グリース等は、熱伝導率3.0〜5.5W/m・K、ちょう度200〜400を達成し、高熱伝導率とディスペンス性を両立することができる。また、本グリース等を熱伝導材料、接触材料として用いた冷却装置により、電気・電子機器の部品などの発生熱を効果的に冷却することができるので、機器及び部品の信頼性の向上と冷却装置のコンパクト化が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図6は、本実施の形態を説明するための図である。図1は、本発明の実施の形態として実施例1〜15の熱伝導性グリースを示した説明図である。同様に図2は実施例16〜22を、図3は実施例23〜32を、図4は実施例33〜39を示した説明図である。図5は、本実施の形態の熱伝導性グリースを用いて構成される、本発明の実施の形態における冷却装置の構成を示した説明図である。図6は、本実施の形態の熱伝導性グリースにおける、混合粉末の粒子形状の概略を示すイメージ図である。
以下、実施例として、基油を用いて構成されるグリースについて説明する。また、実施例として、基油ではなく樹脂を用いて構成される接着剤やエラストマー組成物についても、グリースの場合と数値は異なるが同様の特性を実現可能である。
図1〜図4は、実施の形態のグリースに含まれる無機粉末の特性(選択例)を示す。各図中の各点に示す特性を持つ無機粉末から良好なものを選択して用いる。詳細は後述する。図1(及び対応する表1)は要素として特に無機粉末の平均粒子径と粒子形状を変えた場合の熱伝導率を示す。横軸は平均粒子径[μm]、縦軸は熱伝導率[W/m・K]である。丸点は多面形状を持つZnO(酸化亜鉛)、菱形点は破砕形状を持つZnO(酸化亜鉛)、三角点は球状のAl(酸化アルミニウム)、四角点は多面形状のAlN(窒化アルミニウム)を用いた場合である。実線は多面形状の粒子の場合の分布を、点線はそれ以外の形状(破砕形状、球状)の粒子の場合の分布を概略的に示す分布線である。また、r1は、平均粒子径の選択範囲の例を示す。
図2(及び対応する表2)は特に無機粉末の混合粉末における粗粉(粗粒)の含有率を変えた場合である。横軸は粗粉含有率[wt%]、縦軸は熱伝導率[W/m・K]である。実線は各丸点の分布線である。また、r2は、粗粉含有率の選択範囲の例を示す。
図3(及び対応する表3)は特に無機粉末の混合粉末における、微粉(微粒)の平均粒子径を変えた場合の熱伝導率とちょう度を示す。横軸は微粒の平均粒子径[μm]、左縦軸は熱伝導率[W/m・K]、右縦軸はちょう度である。黒丸点は、平均粒子径が12.7μmの粗粉と混合される場合の熱伝導率である。黒三角点は、平均粒子径が16.3μmの粗粉と混合される場合の熱伝導率である。白丸点は、平均粒子径が12.7μmの粗粉と混合される場合のちょう度である。白三角点は、平均粒子径が16.3μmの粗粉と混合される場合のちょう度である。実線は熱伝導率の分布線を、点線はちょう度の分布線を示す。また、r3は、微粒の平均粒子径の選択範囲の例を示す。
図4(及び対応する表4)は特に無機粉末の充填率を変えた場合の熱伝導率とちょう度を示す。横軸は無機粉末の充填率[容量%]、左縦軸は熱伝導率[W/m・K]、右縦軸はちょう度である。黒丸点は熱伝導率、黒三角点はちょう度である。実線は熱伝導率の分布線を、点線はちょう度の分布線を示す。また、r4は、無機粉末の充填率の選択範囲の例を示す。
本実施の形態の熱伝導性グリースは、基油、熱伝導性の無機粉末、及び添加される界面活性剤からなる。本グリース等で用いる無機粉末は、電気絶縁性無機粉末であり、酸化亜鉛、酸化マグネシュウム、酸化チタン、酸化アルミニウム等の金属酸化物、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化チタン、金属シリコン、ダイヤモンド等が挙げられるが、これに限定されるものではない。本実施例のグリース等に使用される電気絶縁性無機粉末は、単独又は2種以上を組み合わせて使用できる。
本発明者は、熱伝導性グリース等の熱伝導率は、熱伝導性無機粉末自身の熱伝導率よりも、無機粉末における粒子と粒子の接触状態の影響が大きいことを見出した。接触状態は、粒子同士の接触面積や、接触面数などである。特に、混合粉末の粒子形状において、接触面を持つ多面形状などにすることで、接触面の面積や数を増やす。これにより、グリース等における熱伝導率を高めることができる。
本実施の形態では、電気的絶縁性が要求される用途として、図5に示す冷却装置における要素間の絶縁のために、電気絶縁性無機粉末を用いる。また、電気絶縁性が要求されない用途では、無機粉末として各種の金属粉が使用できる。
図6において、無機粉末の混合粉末における、粗粒6と微粒7の形状を示している。粗粒6と微粒7のそれぞれの粒子形状は、例えば図6に示すように、ある程度の規律性を持つ多面形状である。本粒子形状において、いくつかの接触面となる概略平面を持つ。
本グリース等で添加される界面活性剤として、非イオン系界面活性剤は、自身の電気抵抗が低減せず、無機粉末粒子の接触状態を向上させると共に、更に無機粉末の充填率を高めるために配合する。非イオン系界面活性剤の配合により、高熱伝導率化と適度のちょう度が大幅に改善される。
非イオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルナフチルエーテル、ポリオキシエチレン化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコールエチレンジアミン、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンジ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタントリ脂肪酸エステル、エチレングリコールモノ脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノ脂肪酸エステル、プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、グリセリンモノ脂肪酸エステル、ペンタエリトリットモノ脂肪酸エステル、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、ソルビタンセスキ脂肪酸エステル、ソルビタントリ脂肪酸エステルが挙げられる。
非イオン系界面活性剤の添加の効果は、熱伝導性充填剤の種類、配合量、及び親水性と親油性のバランスを示すHLB(親水親油バランス)によって異なる。本実施の形態で使用される非イオン系界面活性剤には、室温においても良好なちょう度を得るにはHLBが9以下の液状界面活性剤が好ましい。また、高熱伝導性グリース等の電気絶縁性や電気抵抗の低下を重視しない用途では、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤を使用することができる。
本グリースを構成するために用いる基油は、鉱油と合成油とから選ばれる1種以上の単独油または混合油であり、合成油は特に炭化水素油がよい。合成油としてα−オレフィン、ジエステル、ポリオールエステル、トリメリット酸エステル、ポリフェニルエーテル、アルキルフェニルエーテルなどが使用できる。基油の分離や拡散等に対する抑制・防止が要求されない場合は、液状シリコーン、フッ素系炭化水素油などを使用してもよい。
本実施の形態の接着剤およびエラストマー組成物を構成するために用いる樹脂は、エポキシ、フェノール、シリコン、ポリスチレン、フッ素樹脂のうち少なくとも1種以上からなり、熱及び紫外線により硬化するものがよい。
このような本実施の形態における熱伝導性グリース等は、混合粉末の粒子形状により、グリース等中の粒子同士の接触面が増加するので熱伝導性が高くなるとともに、ちょう度が200〜400と向上、即ち柔らかくなるので、ディスペンス性が向上する。
本熱伝導性グリース等の製造方法において、基油(樹脂)、界面活性剤、熱伝導性無機粉末の粗粒と微粒を組み合わせた所定量の混合粉末を加え、混合機(例えばハイブリッドミキサー、三本ロール、プラネタリー、トリミックス、ツインミックスミキサー)で練る。練り条件は、グリース等の硬さ、粒子の粉砕性を確認して、最適条件を検討する必要がある。
上記のような方法で製造した本実施の形態の熱伝導グリース等は、従来の熱伝導グリース等と同様の用途に使用することができる。
本実施の形態の熱伝導グリース等は、例えば、電気・電子部品等の発熱体と、冷却体との接触面に適用される。例えば、パワートランジスター、パワーモジュール、電装モジュール、整流器、コンピュータの半導体素子等の冷却対象発熱体に対する冷却装置に適用することができ、これらの装置の性能を向上できる。サーミスタや熱電対と測定部との間に適用すれば、熱伝導率が良いので、これらの測定精度を向上することができる。
図5において、本実施の形態の熱伝導性グリース(または接着剤またはエラストマー組成物)1を、発熱部(発熱体4)と冷却部(放熱体2および放熱プレート3)に介在させた構成の冷却装置10を示す。本例では、基板5上のICなどの電気・電子部品が発熱体4である。発熱体4の表面や放熱プレート3の面に、グリース1が塗布され接触している。矢印は放熱経路の概略を示す。放熱体2は、例えば放熱プレート3に一体的に接続している多数の放熱フィンである。グリース1相当として、用途に応じて、熱伝導材料かつ接触材料である、グリース、接着剤、エラストマー組成物などを使い分けて用いる。
本冷却装置10では、仮にグリース1等の接触面が粗い表面であっても熱抵抗を大幅に低減できる。従って、安定した放熱(或いは熱拡散)が可能となり、熱の蓄積による電気・電子部品の誤動作や作動停止、故障を解消できる。同時に電気・電動機・電子部品及び冷却装置10の小型化と低コスト化が可能となる。
以下に、製造した各熱伝導性グリース等について、ちょう度、熱伝導率の試験を行い評価した。以下に示す条件の上で、図1(表1)〜図4(表4)及び表5,表6のように各要素、特性を変えた各実施例を示している。
<1.ちょう度の測定方法>: 熱伝導性グリース等のちょう度は、JIS K 2220.5.3.4に規定された方法により測定した。製造後3時間放置したグリース等をかきまぜないように規定の容器に移し25℃に保持した後、ちょう度を測定した。
<2.熱伝導率の測定方法>: 熱伝導性グリース等の熱伝導率は、定常法で測定した。試料を銅製円柱状の加熱部と銅製円柱状の冷却部の間隙面に挟んで、加熱部及び冷却部の温度を測定する。間隙部に挟んだ試料の熱伝導率は、加熱部と冷却部に埋め込んだ熱電対で温度測定し、温度勾配から求める。なお、通過熱量は銅製円柱の温度勾配と断面積とから求めた。加熱部温度の高温端TH、冷却部温度の低温端TLとして、下記式(1)から試料の熱伝導率λで求めた。
λ={(QH+QL)/2×L}/A×(TH−TL) ・・・(1)
上記式(1)において、QH:高温側熱流速測定ブロック熱流量、QL:低温側熱流速測定ブロック熱流速、A:試料の接触部の断面積、L:試料の厚さ、TH:高温側熱流速測定ブロック接触部の温度、TL:低温側熱流速測定ブロック接触部の温度である。
<各熱伝導性グリース等の製造方法>: 無機粉末の充填率を変更させ、原材料は以下のものを用いて熱伝導性グリース等を調整し、熱伝導率、ちょう度を測定した。評価に使用した、各熱伝導性グリース等の組成は以下(1)〜(3)である。
(1)無機粉末:酸化亜鉛(ZnO)他。粒子形状:多面形状、粉砕形状、球状。粗粒:平均粒径0〜20μm。微粒:粗粒の平均粒径の1/2〜1/17(0.76〜6μm)。粗粒比率:40〜100wt%。無機粉末充填率:40〜90vol%。(2)非イオン系界面活性剤:デカグリセリン脂肪酸エステルのデカグリセルペンタイソステアレート他。無機粉末に対して0〜2.5wt%。(3)基油(樹脂):ポリオレフィン。
(実施例1〜15)
表1,図1は実施例1〜15を示す。無機粉末の種類を3種(ZnO,Al,AlN)、粒子形状の異なる種類(多面形状、粉砕形状、球状)でみると4種の粗粉単体を用い、その平均粒子径を0.5〜14μmと変化させた無機粉末充填率40vol%と非イオン系界面活性剤(デカグリセルペンタイソステアレート)が2.0wt%、基油60vol%によりグリースを調整して、熱伝導率を評価した。
測定結果を表1,図1に示す。なお表中の上向き矢印は同上であることを示す。この測定結果に示すように、どの粉末種においても、平均粒子径を増加させれば、グリースの熱伝導率を向上でき、更に粒子形状を多面体形状(多角形状)にすることにより大幅に向上する。
Figure 2007070492
(実施例16〜22)
表2,図2は実施例16〜22を示す。無機粉末は多面形状の酸化亜鉛を用い、平均粒径が12.7μmの粗粒を40〜100%と平均粒径0.6μmである微粒0〜60%とを組み合わせた混合粉末70容量%に対して、非イオン系界面活性剤(デカグリセルペンタイソステアレート)を2.0wt%、基油30容量%を混合したグリースを調整して、熱伝導率及びちょう度を評価した。
測定結果を表2,図2に示すが、粗粉の含有比率が、グリースの熱伝導率を大幅に左右している。粗粒含有率を70wt%前後にすると、高い熱伝導率を得られる。
Figure 2007070492
(実施例23〜32)
表3,図3は実施例23〜32を示す。無機粉末は多面形状の酸化亜鉛を用い、平均粒径が12.7〜16.3μmの粗粒を70%と前記粗粒の平均粒径の1/3〜1/40である微粒30%とを組み合わせた混合粉末70容量%に対して、非イオン系界面活性剤(デカグリセルペンタイソステアレート)を2.0wt%、基油30容量%を混合したグリースを調整して、熱伝導率及びちょう度を評価した。
測定結果を表3,図3に示すが、上記範囲において、グリースの熱伝導率を大幅に向上できる。特に、微粒平均粒子径が0.6前後のとき、熱伝導率が4.0と高い。
Figure 2007070492
(実施例33〜39)
表4,図4は実施例33〜39を示す。無機粉末は多面形状の酸化亜鉛を用い、平均粒径が12.7μmの粗粒を70%と平均粒径が0.6μmである微粒30%とを組み合わせた混合粉末55〜80容量%に対して、非イオン系界面活性剤(デカグリセルペンタイソステアレート)を2.0wt%、基油20〜45容量%を混合したグリースを調整して、熱伝導率及びちょう度を評価した。
測定結果を表4,図4に示すが、上記範囲において、混合粉末55〜80容量%に対してグリースの熱伝導率を大幅に向上できた。しかしながら、混合粉末80容量%ではちょう度が低く混合不可能だった。充填率70〜80%で、バランスが良い特性が得られる。
Figure 2007070492
(実施例40〜44)
表5は実施例40〜44を示す。無機粉末は多面形状の酸化亜鉛を用い、平均粒径が12.7μmの粗粒を70%と平均粒径が0.6μmである微粒30%とを組み合わせた混合粉末50容量%に対して、HLBが異なる各種類の非イオン系界面活性剤を2.0wt%、基油50容量%を混合したグリースを調整して、HLBとちょう度の関係を評価した。
測定結果を表5に示すが、HLBが9以下で、図5の用途に対応して、適正なちょう度(200〜400)になる。
Figure 2007070492
(実施例45〜58)
表6は実施例45〜58を示す。無機粉末は多面形状の酸化亜鉛を用い、平均粒径が12.7μmの粗粒を70%と平均粒径が0.7μmである微粒30%とを組み合わせた混合粉末50容量%に対して、非イオン系界面活性剤の添加量を変更し、基油50容量%を混合したグリースを調整して、ちょう度を評価した。
測定結果を表6に示すが、選択した界面活性剤の種類によらず、酸化亜鉛混合粉末に対して、0.2〜2.0wt%において、適正なちょう度(200〜400)になる。
Figure 2007070492
以上のような評価をもとに各要素、特性の範囲を選択してグリース等が製造される。これにより、特性として高熱伝導性と良好なディスペンス性の両方を備えたグリース等が得られる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、グリース、接着剤、エラストマー組成物などの材料、並びにそれら材料を用いた冷却装置などの各種装置に利用可能である。
本発明の実施例1〜15のグリースの構成を示した説明図(平均粒子径,粒子形状−熱伝導率)である。 本発明の実施例16〜22のグリースの構成を示した説明図(粗粉含有率−熱伝導率)である。 本発明の実施例23〜32のグリースの構成を示した説明図(微粒平均粒子径−熱伝導率/ちょう度)である。 本発明の実施例33〜39のグリースの構成を示した説明図(粉末充填率−熱伝導率/ちょう度)である。 本発明の実施例の熱伝導性グリース等を使った、本発明の実施例における冷却装置の構成図である。 本発明の実施例の熱伝導性グリース等における、混合粉末の粒子形状の概略を示すイメージ図である。
符号の説明
1…熱伝導性グリース(接着剤、エラストマー組成物)、2…放熱体、3…放熱プレート、4…発熱体、5…基板、6…粗粒、7…微粒、10…冷却装置。

Claims (11)

  1. 無機粉末と、鉱油または合成油を含有する基油とを含んで構成した熱伝導性グリースであって、
    前記無機粉末は、平均粒径が5〜17μmである粗粒を40〜90wt%と、平均粒径が前記粗粒の1/3〜1/40である微粒を10〜60wt%と、を組み合わせた混合粉末を用い、
    前記混合粉末を40〜90容量%に対して、界面活性剤を0.2〜2.0wt%添加して、前記基油を10〜60容量%混合して構成され、
    前記混合粉末の粗粒と微粒は、それぞれ、粒子形状として多面体形状を有することを特徴とする熱伝導性グリース。
  2. 請求項1記載の熱伝導性グリースにおいて、
    前記無機粉末は、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化チタン、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、窒化ホウ素から選択された少なくとも1種以上からなることを特徴とする熱伝導性グリース。
  3. 請求項1記載の熱伝導性グリースにおいて、
    前記無機粉末は、規律性のある多面体形状を持つことを特徴とする熱伝導性グリース。
  4. 請求項1記載の熱伝導性グリースにおいて、
    前記界面活性剤は、HLBが9以下の非イオン系界面剤から選択された少なくとも1種以上からなることを特徴とする熱伝導性グリース。
  5. 請求項1記載の熱伝導性グリースにおいて、
    前記基油は、鉱油、ポリオレフィン、ジエステル、ポリオールエステル、トリメリット酸エステル、ポリフェニルエーテル、アルキルフェニルエーテルから選択された少なくとも1種以上からなることを特徴とする熱伝導性グリース。
  6. 請求項1記載の熱伝導性グリースにおいて、
    ちょう度が200〜400であることを特徴とする熱伝導性グリース。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱伝導性グリースを用い、
    機器に装着された電気・電子部品と、その部品の表面の近くに設置される冷却体とを備えた冷却装置であって、
    前記電気・電子部品の発熱体表面と前記冷却体との間に、前記熱伝導性グリースを介在させたことを特徴とする冷却装置。
  8. 無機粉末と、樹脂とを含んで構成した熱伝導性接着剤であって、
    前記無機粉末は、平均粒径が5〜17μmの粗粒を40〜90wt%と、平均粒径が前記粗粒の1/3〜1/40である微粒を10〜60wt%と、を組み合わせた混合粉末を用い、
    前記混合粉末40〜90容量%に対して、界面活性剤を0.2〜2.0wt%添加して、前記樹脂を10〜60容量%混合して構成され、
    前記混合粉末の粗粒と微粒のそれぞれは、粒子形状として多面体形状を含むことを特徴とする熱伝導性接着剤。
  9. 請求項7記載の熱伝導性接着剤において、
    前記樹脂は、エポキシ、フェノール、シリコン、ポリスチレン、フッ素樹脂から選択された、少なくとも1種以上からなることを特徴とする熱伝導性接着剤。
  10. 無機粉末と、樹脂とを含んで構成した熱伝導性エラストマー組成物であって、
    前記無機粉末は、平均粒径が5〜17μmの粗粒を40〜90wt%と、平均粒径が前記粗粒の1/3〜1/40である微粒を10〜60wt%と、を組み合わせた混合粉末を用い、
    前記混合粉末を40〜90容量%に対して、界面活性剤を0.2〜2.0wt%添加して、前記樹脂を10〜60容量%混合して構成され、
    前記混合粉末の粗粒と微粒のそれぞれは、粒子形状として多面体形状を含むことを特徴とする熱伝導性エラストマー組成物。
  11. 請求項9記載の熱伝導性エラストマー組成物において、
    前記樹脂は、エポキシ、フェノール、シリコン、ポリスチレン、フッ素樹脂から選択された、少なくとも1種以上からなることを特徴とする熱伝導性エラストマー組成物。
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