JP2007070429A - 孔版印刷用エマルジョンインキ - Google Patents

孔版印刷用エマルジョンインキ Download PDF

Info

Publication number
JP2007070429A
JP2007070429A JP2005257411A JP2005257411A JP2007070429A JP 2007070429 A JP2007070429 A JP 2007070429A JP 2005257411 A JP2005257411 A JP 2005257411A JP 2005257411 A JP2005257411 A JP 2005257411A JP 2007070429 A JP2007070429 A JP 2007070429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
mass
hlb value
stencil printing
emulsion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005257411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007070429A5 (ja
JP4845457B2 (ja
Inventor
Koji Katsuragi
弘二 葛城
Keisuke Asada
啓介 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005257411A priority Critical patent/JP4845457B2/ja
Priority to CN200610126760A priority patent/CN100584903C/zh
Publication of JP2007070429A publication Critical patent/JP2007070429A/ja
Publication of JP2007070429A5 publication Critical patent/JP2007070429A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4845457B2 publication Critical patent/JP4845457B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

【課題】 主たる白色顔料として、分散性が良好で、耐水性及び耐摩耗性に優れ、かつ経時の乳化安定性が高い油中水型(W/O型)の孔版印刷用エマルジョンインキの提供。
【解決手段】 油相及び水相の少なくともいずれかに、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤を含有する孔版印刷用エマルジョンインキである。HLB値が10以上の非イオン性界面活性剤がポリオキシエチレンアルキルエーテルである態様、油相及び水相の少なくともいずれかに着色剤を含有してなり、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤の合計含有量が、前記着色剤に対して10質量%以下である態様、HLB値が5.5以下である態様、アセチレンジオール及び非イオン性界面活性剤の少なくともいずれかの含有量が着色剤に対して0.5質量%以上である態様が好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、分散性が良好で、耐水性及び耐摩耗性に優れ、かつ経時の乳化安定性が高い油中水型(W/O型)の孔版印刷用エマルジョンインキに関する。
孔版印刷装置を用いた印刷プロセスでは、所定の原稿データをデジタル信号に変換し、サーマルヘッドと呼ばれる熱素子によって、孔版原紙と呼ばれる版に、前記信号に基づいて穿孔され印刷ドラム上に巻装される。この際、印刷インキは、印刷ドラム下部の押圧手段によって巻装された孔版原紙を通過し印刷用紙に転写される。
しかし、印刷用紙上に転写されたインキは、印刷用紙内部への浸透及び空気中への水分の蒸発などによって見かけ上乾燥するものの、完全には乾燥しきれず、印刷用紙表面上には未乾燥のインキが残留してしまう。この印刷後の未乾燥インキが過剰に存在すると、印刷用紙上に積み重なる印刷用紙の裏面を汚してしまう、いわゆる裏移りや、印刷直後の画像を手で触ると汚れてしまう、いわゆる手擦れといった不具合が生じてしまい、耐水性や耐摩耗性が良くないという問題があった。特に、手擦れに関しては、手に付着している汗などの水分が存在すると、より顕著に発生してしまう。
これらの不具合を解決するために、油層中に、水相全量に対し5質量%以上の、沸点180〜270℃の非水溶性溶剤を含有し、着色剤1に対して3以上の割合で樹脂を添加した孔版印刷用エマルジョンインキや(特許文献1参照)、水相として水中油型樹脂エマルジョンを用い、疎水性の樹脂を添加した孔版印刷用エマルジョンインキが提案されている(特許文献2参照)。しかし、樹脂を添加することにより顔料凝集を促進して、分散性が悪いという問題があった。また、経時によりインキ中の水分が蒸発すると、粘度が低下してインキローラーギャップからインキが垂れ落ちたり、インキの塑性粘度が上昇することにより、印刷中にドラムの後端からインキが漏れたりするなどの不具合が発生する可能性があり、経時の乳化安定性が悪いという問題があった。したがって、その解決が強く望まれているのが現状である。
特開昭61−255967号公報 特開平6−220382号公報
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、分散性が良好で、耐水性及び耐摩耗性に優れ、かつ経時の乳化安定性が高い油中水型(W/O型)の孔版印刷用エマルジョンインキを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明者が鋭意検討を重ねた結果、以下の知見を得た。即ち、油相及び水相の少なくともいずれかに、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤を含有することによって、分散性、耐水性、耐摩耗性、及び経時の乳化安定性が向上するという知見である。
本発明は、本発明者の前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 油相10〜50質量%及び水相90〜50質量%を含んでなり、該油相及び水相の少なくともいずれかに、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤を含有してなることを特徴とする孔版印刷用エマルジョンインキである。
<2> HLB値が10以上の非イオン性界面活性剤がポリオキシエチレンアルキルエーテルである前記<1>に記載の孔版印刷用エマルジョンインキである。
前記<1>及び<2>に記載の孔版印刷用エマルジョンインキにおいては、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤を含有することにより、分散性、耐水性、耐摩耗性、及び経時の乳化安定性の向上を図ることができる。
<3> 油相及び水相の少なくともいずれかに着色剤を含有してなり、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤の合計含有量が、前記着色剤に対して0超10質量%以下である前記<1>から<2>のいずれかに記載の孔版印刷用エマルジョンインキである。該<3>に記載の孔版印刷用エマルジョンインキにおいては、アセチレンジオール及びHLB値の合計含有量を着色剤に対して10質量%以下とすることにより、更なる乳化安定性の向上を図ることができる。
<4> HLB値が5.5以下である前記<1>から<3>のいずれかに記載の孔版印刷用エマルジョンインキである。該<4>に記載の孔版印刷用エマルジョンインキにおいては、HLB値を5.5以下とすることにより、更なる乳化安定性の向上を図ることができる。
<5> アセチレンジオールの含有量が着色剤に対して0.5質量%以上である前記<1>から<4>のいずれかに記載の孔版印刷用エマルジョンインキである。
<6> HLB値が10以上の非イオン性界面活性剤の含有量が着色剤に対して0.5質量%以上である前記<1>から<5>のいずれかに記載の孔版印刷用エマルジョンインキである。該<5>及び<6>に記載の孔版印刷用エマルジョンインキにおいては、アセチレンジオール又はHLB値が非イオン性界面活性剤の含有量を着色剤に対して0.5質量%以上とすることにより、更なる分散性の向上を図ると共に、耐水性及び耐磨耗性の向上を図ることができる。
本発明によると、従来における諸問題を解決でき、分散性が良好で、耐水性及び耐摩耗性に優れ、かつ経時の乳化安定性が高い油中水型(W/O型)の孔版印刷用エマルジョンインキを提供できる。
本発明の孔版印刷用エマルジョンインキは、油相10〜50質量%及び水相90〜50質量%を含んでなり、該油相及び水相の少なくともいずれかに、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記孔版印刷用エマルジョンインキは、油相10〜90質量%及び水相90〜10質量%を含み、油相20〜50質量%及び水相50〜80質量%が好ましい。
前記油相の混合割合が10質量%未満であると、W/Oエマルジョンとしての形態をとれなくなることがあり、90質量%を超えると、物性的にW/Oエマルジョンとすることの効果が不足してしまうことがある。
<水相>
前記水相は、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤を含有してなり、着色剤、更に必要に応じて、水溶性高分子化合物、水、水の蒸発防止剤又は凍結防止剤、抗菌剤、電解質、体質顔料、O/W樹脂エマルジョン、pH調整剤、などの成分を含有してなる。
−アセチレンジオール−
アセチレンジオール(2,4,7,9−テトラメチル-5-デシン−4,7−ジオール)は、ヒドロキシル基と炭素-炭素三重結合とからなる親水基を分岐した炭化水素でできた疎水基が挟む構造の左右対称な非イオン性分子であり、下記構造式(1)で表される。
Figure 2007070429
前記アセチレンジオールは、強い親水基と疎水基を有しているため、表面張力を大幅に下げることができ、水系の濡れ浸透剤として作用する。
また、以下の理由などから、液中の微細な泡が接近した場合に合体しやすく、消泡効果がある。
1)親水基が小さいので泡の膜が伸ばされて薄くなった部分に水を運び込まない。
2)非イオン性分子なので泡の膜の内外表面にある界面活性剤分子の親水基間で電気的反発力を生じず、また、親水基による立体障害も少ないので、泡の膜が薄くなって切れるのを妨げない。
3)泡の表面に横向きに配向するので、隣の界面活性剤と近接する部分が少なく分子間引力が小さい。
また、HLB値が4.0の疎水性界面活性剤であるため、耐水性、ひいては耐磨耗性が向上し、顔料と非イオン性界面活性剤とをなじませることができる。
前記アセチレンジオールの含有量は。特に制限はないが、着色剤に対して0.5質量%以上が好ましく、0.5〜50質量%がより好ましく、0.5〜1.0質量%が特に好ましい。
−HLB値が非イオン性界面活性剤−
前記アセチレンジオールは、疎水性の界面活性剤であるため、それ単独では水にほとんど溶解せず、可溶化剤として非イオン性界面活性剤を添加する必要がある。
前記非イオン性界面活性剤のHLB値は、10以上であり、10〜19が好ましく、15〜19がより好ましい。HLBが10未満であると、可溶化が不十分であり、HLBが19を超えると、エマルションの安定性に影響を及ぼすことがある。
前記HLB値が10以上の非イオン性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体類、などが挙げられる。
前記ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類としては、例えば、モノヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン(n=20)、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン(n=20)、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(n=20)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(n=20)、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(n=20)、などが挙げられる。
前記ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油類としては、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(n=40、50、60)、などが挙げられる。
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテル類としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(n=21、25)、ポリオキシエチレンオレイルエーテル(n=20、50)、などが挙げられる。
前記ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類としては、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル(m=4/n=10、m=4/n=20、m=8/n=20)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピルデシルテトラデシルエーテル(m=6/n=20、m=6/n=30)、などが挙げられる。
前記ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類としては、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(n=18、20)、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(n=30)、などが挙げられる。
前記ポリオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体類としては、例えば、ポリオキシエチレンラノリンアルコール(n=20、40)、などが挙げられる。
これらの非イオン性界面活性剤は、1種単独で用いても良いし、2種以上を混合して用いても良い。なお、例示において、かっこ内の記号中、nはエチレンオキシドの重合度、mはプロピレンオキシドの重合度を表す。
ただし、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルの原料であるノニルフェノールには、環境中に存在しうる濃度での、メダカに対する内分泌かく乱作用を有することが推測されている。したがって、環境ホルモン該当物質を使用していない非イオン界面活性剤を使用することが好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類を使用することがより好ましい。
前記HLB値が10以上の非イオン性界面活性剤の含有量は、特に制限はないが、着色剤に対して0.5質量%以上が好ましく、0.5〜50質量%がより好ましく、0.5〜1.0質量%が特に好ましい。
前記アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤の合計含有量は、特に制限はないが、着色剤に対して0超10質量%以下が好ましく、1〜10質量%がより好ましく、1〜3質量%が特に好ましい。前記合計含有量が、着色剤に対して10質量%を超えると、アセチレンジオール及び非イオン性界面活性剤自体が、ミセル等を形成して、顔料の濡れや消泡作用などに対して十分な効果が得られないことがある。
−着色剤−
前記着色剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カーボンブラック類、金属粉、無機顔料、アゾ顔料、フタロシアニン系顔料、縮合多環系顔料、有機顔料、油溶性染料、蛍光顔料、などが挙げられる。
前記カーボンブラック類としては、例えば、アセチレンブラック、チャンネルブラック、ファーネスカーボン、などが挙げられる。
代表的なカーボンブラックとしては、例えば、MA−100、MA−7、MA−70、MA−77、MA−11、#40、#44(三菱化学社製)、Raven1100、Raven1080、Raven1255、Raven760、Raven410(コロンビアカーボン社製)、などが挙げられる。
前記金属粉としては、例えば、アルミニウム粉、ブロンズ粉、などが挙げられる。
前記無機顔料としては、例えば、弁柄、黄鉛、群青、酸化クロム、酸化チタン、などが挙げられる。
前記アゾ顔料としては、例えば、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合アゾ顔料、などが挙げられる。
前記フタトシアニン系顔料としては、例えば、無金属フタロシアニン系顔料、銅フタロシアニン顔料、などが挙げられる。
前記縮合多環系顔料としては、例えば、アントラキノン系、キナクリドン系、イソインドリノン系、イソインドリン系、ジオキサンジン系、スレン系、ベリレン系、ペリノン系、チオインジゴ系、キノフラロン系、金属錯体、などが挙げられる。
前記有機顔料としては、例えば、酸性または塩基性染料のレーキなどが挙げられる。
前記油溶性染料としては、例えば、ジアゾ染料、アントラキノン系染料などが挙げられる。
前記蛍光顔料としては、例えば、合成樹脂を塊状重合する際或いは重合した後に、様々な色相を発色する蛍光染料を溶解又は染着し、得られた着色塊状樹脂を粉砕して微細化した、いわゆる合成樹脂固溶体タイプのものが挙げられ、蛍光染料を担持する合成樹脂としては、メラミン樹脂、尿素樹脂、スルホンアミド樹脂、アルキド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などが挙げられる。
これらの着色剤は、1種単独で用いても良いし、2種以上を混合して用いても良い。
前記着色剤の体積平均粒子径は0.1〜10μmが好ましく、0.1〜1.0μmであることがより好ましい。
前記着色剤の含有量は、2〜15質量%が好ましく、4〜10質量%がより好ましい。
なお、着色剤は他の系に悪影響を及ぼさない範囲で、2種以上を水相又は油相に添加しても良い。
−水溶性高分子化合物−
前記水溶性高分子化合物としては、孔版印刷用エマルジョンインキに保湿性や粘性を付与することができれば、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができ、例えば、天然高分子化合物、半合成高分子化合物、合成高分子化合物、などが挙げられる。
前記天然高分子化合物としては、例えば、デンプン、マンナン、アルギン酸ソーダ、ガラクタン、トラガントガム、アラビアガム、プルラン、デキストラン、キサンタンガム、ニカワ、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン等が挙げられる。
前記半合成高分子化合物としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシメチルデンプン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプン等が挙げられる。
前記合成高分子化合物としては、例えば、ポリビニルピロリドン;ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸トリエタノールアミン等のアクリル酸樹脂誘導体;ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルメチルエーテル等の合成高分子化合物等が挙げられる。
前記水溶性高分子化合物の前記水相における添加量は、25質量%以下が好ましく、0.5〜15質量%がより好ましい。
−水−
前記水としては、清浄であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水道水、イオン交換水、蒸留水等を使用することができる。
−水の蒸発防止剤又は凍結防止剤−
前記水の蒸発防止剤又は凍結防止剤としては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択して用いることができるが、例えば、低級飽和一価アルコール、グリコール、多価アルコールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。なお、水の蒸発防止剤と凍結防止剤は、兼用することができる。
前記低級飽和一価アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール等が挙げられる。前記グリコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等が挙げられる。前記多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、ソルビトール等が挙げられる。
前記水の蒸発抑制剤又は凍結防止剤の前記水相における添加量は、15質量%以下が好ましく、4〜12質量%がより好ましい。
−抗菌剤―
前記抗菌剤は、エマルジョン内で細菌やかびが繁殖するのを防ぐために添加され、エマルジョンを長期間保存する場合に有効である。該抗菌剤としては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択して用いることができるが、例えば、サリチル酸、フェノール類、p−オキシ安息香酸メチル、p−オキシ安息香酸エチル等の芳香族ヒドロキシ化合物又はその塩素化合物、ソルビン酸、デヒドロ酢酸等が挙げられ、これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記抗菌剤の前記水相における添加量は、3質量%以下が好ましく、0.1〜1.2質量%がより好ましい。
−電解質−
前記電解質は、エマルジョンの安定性を高めるために添加され、エマルジョンの安定度向上に有効な離液順列が高いイオンで構成された電解質を添加するのが好ましい。離液順列が高い陰イオンとしては、クエン酸イオン、酒石酸イオン、硫酸イオン、酢酸イオン等であり、離液順列が高い陽イオンとしては、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオンである。ここで添加される電解質としては少なくとも陰イオンか陽イオンの一方が前記イオンよりなる塩が好ましく、例えば、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、等が挙げられる。これらの中でも、2価の陰イオン含有化合物が好ましく、硫酸マグネシウムが特に好適である。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記電解質の前記水相における添加量は、例えば、0.1〜2.0質量%が好ましく、0.5〜1.5質量%がより好ましい。
−体質顔料−
前記体質顔料は、滲み防止、粘度調整のために油相、水相、又は両相に添加することができる。
前記体質顔料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無機微粒子、有機微粒子、などが挙げられる。
前記無機微粒子としては、例えば、白土、シリカ、タルク、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、アルミナホワイト、ケイソウ土、カオリン、マイカ、水酸化アルミニウム等が挙げられる。前記有機微粒子としては、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリシロキサン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、又はこれらの共重合体、などが挙げられる。
前記体質顔料の前記孔版印刷用エマルジョンインキにおける添加量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、0.1〜50質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。
−水中油型(O/W)樹脂エマルジョン−
前記水中油型(O/W)樹脂エマルジョンとしては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択して用いることができるが、合成高分子化合物でも天然高分子化合物でもよい。前記合成高分子化合物としては、例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸エステル樹脂、塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニリデン−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ウレタン樹脂等が挙げられる。前記天然高分子化合物としては、孔版印刷用エマルジョンインキに普通に用いられる油相に添加できる高分子化合物等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、前記水中油型樹脂エマルジョンの分散方法についても特に制限はなく、分散剤、保護コロイド、界面活性剤を添加していてもよく、またソープフリー乳化重合によって合成したものでもよい。前記水中油型樹脂エマルジョンの最低造膜温度は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、40℃以下が好ましい。
−pH調整剤−
前記pH調整剤としては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択して用いることができるが、例えば、トリエタノールアミン、酢酸ナトリウム、トリアミルアミン等が好適に挙げられる。必要に応じてこれらのpH調整剤を添加して水相のpHを6〜8に保つことができる。水相のpHが前記範囲からはずれると、水溶性高分子化合物が添加されている場合にその効果が損なわれてしまうことがある。
<油相>
前記油相は、必要に応じて、乳化剤、油成分、酸化防止剤、分散剤、樹脂、ゲル化剤、その他の成分を含有してなる。なお、前記着色剤については、既に述べた通りである。
−乳化剤−
前記乳化剤としては、油中水型のエマルジョンを形成することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、非イオン性界面活性剤が好ましい。該非イオン性界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンひまし油、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、などが挙げられ、これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記乳化剤の前記孔版印刷用エマルジョンインキにおける添加量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、1〜8質量%が好ましく、2.2〜6.0質量%がより好ましい。
前記乳化剤のHLB値は、5.5以下が好ましく、3.0〜4.7がより好ましく、3.8〜4.5が特に好ましい。
−油成分−
前記油成分としては、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができ、植物油、鉱物油、合成油、などが挙げられる。但し、前記油成分は、インキ保存安定性の向上などの目的により、揮発性の異なる油を複数混合して使用することがあるが、揮発性オイルは地球環境に対して悪影響を及ぼす可能性があるので、なるべく使用しないことが好ましい。
前記植物油としては、例えば、大豆油、コーン油、ヒマワリ油、なたね油、サフラワー油、ごま油、ひまし油、脱水ひまし油、つばき油、オリーブ油、やし油、米油、綿実油、パーム油、あまに油、パーム核油、桐油、カメリアオイル、グレープシード油、スイートアルモンド油、ピスタチオナッツ油、ホホバ油、マカデミアンナッツ油、メドウホーム油、などが挙げられ、これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記植物油としては、前記植物油をエステル化したものが挙げられ、前記エステルとしては、例えば、メチルエステル、エチルエステル、ブチルエステル等が挙げられる。該エステル化植物油としては、例えば、エステル化大豆油が特に好ましい。
アルキド樹脂として、油脂が大豆油である大豆油脂肪酸アルキド樹脂を用い、エステル化大豆油を使用することにより、大豆油由来成分の合計が6%を超えることで、アメリカ大豆協会のSOYマークの認定を受けることができ、安全性の点でも有利となる。
前記鉱物油としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、石油系溶剤、スピンドル油、流動パラフィン、軽油、灯油、マシン油、ギヤー油、潤滑油、モーター油、等が挙げられ、これらの中でも、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、石油系溶剤が特に好ましい。
前記パラフィン系オイルとしては、市販品を用いることができ、例えば、モービル石油社製のガーゴオイルアークティックシリーズ、新日本石油株式会社製の日石スーパーオイルシリーズ、出光興産株式会社製のダイアナプロセスオイル、ダイアナフレシアシリーズ等が挙げられる。
前記ナフテン系オイルとしては、環分析によるナフテン成分の炭素含有量(CN)が30%以上であり、芳香族成分の炭素の含有量(CA)が20%以下であり、かつパラフィン成分の炭素含有量(CP)が55%以下であるものが好適であり、例えば、モービル石油社製のガーゴオイルアークティックオイル155及び300ID、ガーゴオイルアークティックオイルライト、ガーゴオイルアークティックオイルCヘビー;出光興産株式会社製のダイアナプロセスオイル、ダイアナフレシアシリーズ;日本サン石油株式会社製のサンセンオイルシリーズなどが挙げられる。
前記石油系溶剤としては、市販品を用いることができ、例えば、エクソン化学社製のアイソパーシリーズ(C、E、G、H、L、M等)及びエクソール(D30、D40、D80、D110、D130等);新日本石油株式会社製のAFソルベントシリーズ(4号、5号、6号、7号等)、などが挙げられる。
これらの鉱物油は、インキの安定性等を考慮した場合、3環以上の縮合芳香族環を含む芳香族炭化水素である多環芳香族成分が3質量%未満のものを使用することが好ましい。また、変異原性指数(MI)が1.0未満、アロマ分(%C)が20〜55%、アニリン点が100℃以下であって、かつオイル全質量基準でベンゾ[a]アントラセン、ベンゾ[b]フルオランテン、ベンゾ[j]フルオランテン、ベンゾ[k]フルオランテン、ベンゾ[a]ピレン、ジベンゾ[a,j]アクリジン等の多環芳香族の含有量がそれぞれ10ppm以下であり、かつ合計含有量が50ppm以下である。
なお、必要に応じて安全性の高いアロマ系オイル(例えば、特開平11−80640号公報)を使用することもできる。
前記油成分の前記孔版印刷用エマルジョンインキにおける添加量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、3〜30質量%が好ましく、15〜25質量%がより好ましい。
前記油成分は、印刷後のインキ乾燥性を考慮すると、ヨウ素価が100以上の、一般に乾性油又は半乾性油と呼ばれるものも酸化防止剤を添加して使用することが好ましいが、印刷機上でインキを固着させることを考慮した場合、ヨウ素価が100以下のものを使用することができる。
ここで、前記油成分のヨウ素価は、例えば、市販の食用油脂分析装置により測定することができる。
前記食用油脂分析装置としては、例えば、Oil&Fatアナライザー食用油脂分析装置(ヤキテクノトロン株式会社製)などが挙げられる。
−酸化防止剤−
前記酸化防止剤としては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択して用いることができるが、例えば、ノルジヒドログアヤレチック酸(NDGA)、クエン酸エステル、抽出トコフェロール、トコフェロール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸、ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール、亜硫酸塩類、チオ硫酸塩、アスコルビン酸、アスコルビン酸塩、アスコルビン酸誘導体等が挙げられ、これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記酸化防止剤の前記油相における添加量は、例えば、2質量%以下が好ましく、0.1〜1質量%がより好ましい。
前記酸化防止剤は、植物油含有量に対して極めて少量の酸化防止剤を添加した場合、適切な酸化防止効果は期待できず、逆に植物油含有量に対して多量の酸化防止剤を一度に添加してしまうと、酸化促進剤として作用してしまう場合もあり、またコスト面においても不利になってしまう。よって、少量の酸化防止剤でも植物油の酸化を抑えるために相乗剤を加えることが好ましい。
−−相乗剤−−
前記相乗剤としては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択して用いることができるが、例えば、メチオニン、アスコルビン酸、トレオニン、ロイシン、牛乳タンパク質加水分解物、ノルバリン、パルミチン酸アスコルビル、フェニルアラニン、シスチン、トリプトファン、プロリン、アラニン、グルタミン酸、バリン、膵臓タンパクのペプシン消化液、アスパラギン、アルギニン、バルビツール酸、アスフェナミン、ニンヒドリン、プロパニジン、ヒスチジン、ノルロイシン、グリセロリン酸、カゼインのトリプシン加水分解液、カゼインの塩酸加水分解液、などが挙げられ、これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記相乗剤の添加量は、0.1〜1質量%が好ましい。
−分散剤−
前記分散剤は、油相中にも着色剤を添加する場合に加えることが好ましい。
前記分散剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルキルアミン系高分子化合物、アルミニウムキレート化合物、スチレン−無水マレイン酸系共重合高分子化合物、ポリカルボン酸エステル型高分子化合物、脂肪族系多価カルボン酸、高分子ポリエステルのアミン塩類、エステル型アニオン界面活性剤、高分子量ポリカルボン酸の長鎖アミン塩類、長鎖ポリアミノアミドと高分子酸ポリエステルの塩、ポリアミド系化合物、燐酸エステル系界面活性剤、アルキルスルホカルボン酸塩類、α−オレフィンスルホン酸塩類、ジオクチルスルホコハク酸塩類、ポリエチレンイミン、アルキロールアミン塩、アルキド樹脂、等の不溶性着色剤分散能を有する樹脂などが挙げられる。この他にもインキの保存安定性を阻害しない範囲であれば、イオン系界面活性剤、両親媒性界面活性剤なども挙げられる。これらの分散剤は、1種単独で添加してもよいし、2種以上を混合して添加してもよい。
前記高分子及び樹脂以外の分散剤の添加量は、着色剤の40質量%以下が好ましく、2〜35質量%がより好ましい。
前記アルキド樹脂は、高分子量の樹脂を添加する際に、不溶性着色剤の分散安定性に特に効果があるが、アルキド樹脂を単独または他の分散剤と併用して使用する場合の樹脂の添加量は、着色剤に対して0.05質量%以上であることが好ましい。
−樹脂−
前記樹脂としては、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルキド樹脂、ロジン;重合ロジン、水素化ロジン、ロジンエステル、ロジンポリエステル樹脂、水素化ロジンエステル等のロジン系樹脂;ロジン変性アルキド樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂等のロジン変性樹脂;マレイン酸樹脂;フェノール樹脂;石油樹脂;環化ゴム等のゴム誘導体樹脂;テルペン樹脂;重合ひまし油、などが挙げられ、これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、アルキド樹脂が特に好ましい。
前記樹脂の重量平均分子量は、定着性及び印刷適性から8000〜16万が好ましく、3万〜8万がより好ましい。
前記樹脂の前記油相における添加量は、インキのコスト及び印刷適正の点から2〜50質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましい。
前記樹脂の重量平均分子量が低い場合及び添加量が少ない場合には、定着性への効果が小さいことがあり、一方、重量平均分子量が高すぎたり、樹脂の添加量が多い場合にはインキの粘度が高くなり、ドラム後端からインキが漏れるなどの印刷適性の問題が生じることがある。
前記樹脂としては、市販品を用いることができ、荒川化学工業株式会社製のKG−836、KG−846、KG−1801、KG−1832、KG−1829、KG−1804、KG−1828、KG−1808−1、KG−1834、KG−1831、KG−1833、タマノル353、タマノル403、タマノル371、タマノル394;ハリマ化成株式会社製のハリフェノール(561、564、582、173、T3120、T3040、P637、295などが挙げられる。また、環化ゴムも定着性に対し効果があり、例えばコロンビヤンカーボン日本社製の商品名ALSYNOL RS47、ALSYNOL RS44、SYNTEX 800;ヘキスト社製のALPEX CK 450、ALPEX CK514等が挙げられる。
前記アルキド樹脂は、通常、油脂と多塩基酸と多価アルコールから構成される。前記油脂としては、例えば、ヤシ油、パーム油、オリーブ油、ひまし油、米糠油、綿実油、大豆油、アマニ油、キリ油などが挙げられ、これらの中でも、大豆油が特に好ましい。前記多塩基酸としては、飽和多塩基酸及び不飽和多塩基酸のいずれかを用いることができる。前記飽和多塩基酸としては、例えば、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、テトラヒドロフタル酸等が挙げられる。前記不飽和多塩基酸としては、例えば、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無水シトラコン酸等が挙げられる。
前記多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ネオペンチルグリコール、ジグリセリン、トリグリセリン、ペンタエリスリット、ジペンタエリスリット、マンニット、ソルビットなどが挙げられる。
前記アルキド樹脂は、酸価が15以下であり、10以下がより好ましい。また、ヨウ素価が80以下が好ましく、80〜110がより好ましい。また、前記アルキド樹脂の油長は、前記油脂中の脂肪酸がトリグリセライドで存在したときの樹脂中の質量%で表され、通常60〜90質量%が好ましい。前記アルキド樹脂の重量平均分子量は3万以下が好ましく、1万以下がより好ましい。
ここで、前記アルキド樹脂の酸価は、例えば、JIS K0070により測定することができる。前記アルキド樹脂のヨウ素価は、例えば、JIS K0070により測定することができる。
−ゲル化剤−
前記ゲル化剤は、油相に含まれる樹脂をゲル化してインキの保存安定性、定着性、及び流動性等を向上させる役割を有し、油相中の樹脂と配位結合する化合物が好ましい。該ゲル化剤としては、例えば、Li、Na、K、Al、Ca、Co、Fe、Mn、Mg、Pb、Zn、Zr等の金属を含む有機酸塩、有機キレート化合物、金属石鹸オリゴマー等が挙げられる。具体的には、オクチル酸アルミニウム等のオクチル酸金属塩、ナフテン酸マンガン等のナフテン酸金属塩、ステアリン酸亜鉛等のステアリン酸塩、アルミニウムジイソプロポキシドモノエチルアセトアセテート等の有機キレート化合物などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ゲル化剤の添加量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、油相中の樹脂の総量に対し15質量%以下が好ましく、5〜10質量%がより好ましい。
なお、本発明の孔版印刷用エマルジョンインキには、印刷時に印刷用紙と印刷ドラムとの分離をよくするため、或いは印刷用紙の巻き上がり防止等のために油相にワックスを添加することができる。また、水相には、トリエタノールアミンや水酸化ナトリウム等を添加して、水溶性高分子化合物を添加することにより高粘度化を更に増進させることができる。さらに、水相に防錆剤や消泡剤を添加して印刷の際に印刷機がインキによって錆びたり、インキが泡立つことを防止することができる。これらの添加剤は、孔版印刷用エマルジョンインキに添加されている公知品を必要に応じて添加すればよく、その添加量は従来品の場合と同程度でよい。
−孔版印刷用エマルジョンインキのHLB値−
前記孔版印刷用エマルジョンインキのHLB値は、特に制限はないが、乳化安定性を向上させ、経時の油分離の抑制や高温下での安定を図る観点から、5.5以下が好ましく、3.0〜5.5がより好ましく、3.0〜4.7が更に好ましく、3.8〜4.5が最も好ましい。前記HLB値が5.5を超えると、経時により油分離が発生しやすく、高温時の安定性が低下することがあり、3.0未満であると、乳化しにくくなることがある。
ここで、前記孔版印刷用エマルジョンインキのHLB値は、水相に添加したアセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤、並びに、油相に添加した各乳化剤の加重平均値である。
具体的には、前記アセチレンジオール、HLB値が10以上の非イオン性界面活性剤、及び各乳化剤のそれぞれのHLB値に、前記各成分の孔版印刷用エマルジョンインキにおける含有量(質量%)を乗じた値を、前記各成分の孔版印刷用エマルジョンインキにおける含有量(質量%)の和で除した値である。
例えば、アセチレンジオールを孔版版印刷用エマルジョンインキに対して0.04質量%、HLB値が13.5の非イオン性界面活性剤を孔版印刷用エマルジョンインキに対して0.04質量%、HLB値が4.3の乳化剤を孔版印刷用エマルジョンインキに対して5.8質量%含有している場合には、前記孔版印刷用エマルジョンインキのHLB値は、下記式により「4.36」と求めることができる。
〔式〕
(4.0×0.04+13.5×0.04+4.3×5.8)÷(0.04+0.04+5.8)
また、アセチレンジオールを孔版版印刷用エマルジョンインキに対して0.04質量%、HLB値が18.0の非イオン性界面活性剤を孔版版印刷用エマルジョンインキに対して0.04質量%、HLB値が4.0の乳化剤を孔版版印刷用エマルジョンインキに対して0.5質量%、HLB値が4.3の乳化剤を孔版版印刷用エマルジョンインキに対して5.8質量%含有している場合には、前記孔版印刷用エマルジョンインキのHLB値は、下記式により「4.36」と求めることができる。
〔式〕
(4.0×0.04+18×0.04+4.0×0.5+4.3×5.8)÷(0.04+0.04+0.5+5.8)
−製造方法−
本発明の孔版印刷用エマルジョンインキの製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の方法の中から適宜選択することができるが、例えば、常法により油相及び水相液を予め別々に調製し、前記油相中に水相を添加して、ディスパーミキサー、ホモミキサー、高圧ホモジナイザー等の公知の乳化機内で乳化させることにより製造することができる。
具体的には、乳化剤、油成分等を混合し、高速ディゾルバーにて攪拌する。その後、ビーズミルを用いて分散処理を行って油相を調製する。一方、アセチレンジオール、HLB値が10以上の界面活性剤、水溶性高分子、凍結防止剤、抗菌剤、電解質、等を混合し、この混合液を水に良く溶解させて水相を調製する。次いで、乳化機を使用し、前記油相液を仕込んで液を撹拌しながら、徐々に前記水相液を添加して乳化させることにより、孔版印刷用エマルジョンインキを製造することができる。
本発明の孔版印刷用エマルジョンインキは、ずり速度20sec−1の時の粘度が3〜40Pa・sが好ましく、10〜30Pa・sがより好ましい。
−用途−
以上説明したように、本発明の孔版印刷用エマルジョンインキは、分散性が良好で、耐水性及び耐摩耗性に優れ、かつ経時の乳化安定性が高いので、例えば、輪転孔版印刷機による孔版印刷に好適に用いられる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
−孔版印刷用エマルジョンインキの調製−
まず、表1に記載の処方により乳化剤及び油成分を混合し、高速ディゾルバーにて攪拌した。その後、ビーズミル(LMZ2、アシザワ・ファインテック株式会社製)を用いて分散処理を行って油相を調製した。
次に、表1〜3に記載の処方により着色剤、アセチレンジオール、非イオン性界面活性剤、水溶性高分子、水、凍結防止剤、抗菌剤、及び電解質を、ホモミキサー(特殊機化社製、T.K.HOMOMIXER)にてプレ分散を行い、その後、ビーズミル(LMZ0.6、アシザワ・ファインテック株式会社製)にて本分散して、水相を調製した。
次いで、乳化機(日光ケミカルズ株式会社製、乳化試験機ET−3A型)を使用し、前記油相液を仕込んで液を撹拌しながら、徐々に前記水相液を添加した。以上により、実施例1の孔版印刷用エマルジョンインクを作製した。
(実施例2〜11及び比較例1〜4)
実施例1において、表1〜3に示す組成に変更した以外は、実施例1と同様にして、各例の孔版印刷用エマルジョンインクを作製した。
〔評価〕
次に、得られた各孔版印刷用エマルジョンインキについて、以下の評価を行った。
(1)分散時間の測定
ビーズミル(LMZ0.6、アシザワ・ファインテック株式会社製)を使用し、着色剤の体積平均粒子径が10μmになるまでの時間を測定した。なお、前記体積平均粒子径は、LA−700(堀場製作所製)により測定した。
(2)耐水性の評価
東北リコー社製Satelio A400にて画像を印刷し、30分経過後の前記画像を水で濡らした布にて擦り、その際の擦れレベルを目視にて以下の3段階で評価した。
○:画像の擦れはほとんど見られない。
△:画像の擦れがやや見られる。
×:画像の擦れが顕著に見られる。
(3)泡の発生レベルの評価
ホモミキサー(特殊機化社製、T.K.HOMOMIXER)によるプレ分散中の泡の発生レベルを目視にて以下の3段階で評価した。
○:泡の発生はほとんど見られない。
△:やや泡の発生が見られる。
×:泡の発生が顕著に見られる。
(4)遠心油分離量の測定
作製後60℃にて2週間放置したインキを、遠心分離機(株式会社 佐久間製作所製、M150−IVD)により、6300Gで3時間遠心分離した後、これにより発生した油分のインキ質量に対する割合を、遠心油分離量として、百分率により算出した。
(5)高温安定性の評価
作成したインキを60℃で45日間放置し、放置後のインキの状態を目視にて以下の3段階で評価した。
○:外観は全く問題無し。
△:やや油と水が分離している。
×:油と水が分離している。
上記(1)〜(5)の結果を表1〜3に示す。なお、表1〜3中の各成分の単位は「質量%」である。
Figure 2007070429
Figure 2007070429
Figure 2007070429
表1〜3中、ポリグリセリン酸脂肪酸エステルは日光ケミカルズ社製ヘキサグリセリンポリリシノレート、ソルビタンモノオレートは日光ケミカルズ社製SO−10、ナフテン系オイルは日本サン石油社製SUNTHEN380、大豆油脂肪酸メチルエステルはVertec Biosolvents社製Vertecbio Gold #4、カーボンブラック1はコロンビアカーボン社製Raven1080、カーボンブラック2はコロンビアカーボン社製Raven760、アセチレンジオールはエアプロダクツ社製サーフィノール104、非イオン性界面活性剤は日光ケミカルズ社製ポリオキシエチレンアルキルエーテル類又はポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、水溶性高分子はBASF社製Luvitec K30溶液、抗菌剤は日本エンバイロケミカルズ社製デルトップ512、凍結防止剤は日本油脂社製グリセリン、電解質は関東化学社製硫酸マグネシウム7水和物を使用した。
また、表1〜3中、HLB値(計算値)は、アセチレンジオール、非イオン性界面活性剤、及び各乳化剤のそれぞれのHLB値に、前記各成分の孔版印刷用エマルジョンインキにおける含有量(質量%)を乗じた値を、前記各成分の孔版印刷用エマルジョンインキにおける含有量(質量%)の和で除した値である。
表1〜表3の結果から、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤を含有した実施例1〜11の孔版印刷用エマルジョンインキでは、分散性が良好で、耐水性及び耐摩耗性に優れ、かつ経時の乳化安定性が高いことが判った。特に、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤の合計含有量が、前記着色剤に対して10質量%以下であり、HLB値が5.5以下で、かつ、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤の含有量が着色剤に対して0.5質量%以上である実施例1〜4及び11の孔版印刷用エマルジョンインキでは、分散時間が短く、画像の擦れや泡の発生が殆ど見られず、遠心油分離量も少なく、かつ、高温安定性が高いことから、更なる分散性、耐水性、耐摩耗性、及び経時の乳化安定性の向上が図れていることが判った。なお、実施例8の孔版印刷用エマルジョンインキでは、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤の合計含有量が、着色剤に対して15質量%と多いため、実施例10の孔版印刷用エマルジョンインキでは、該孔版印刷用エマルジョンインキのHLB値が5.62と大きいため、いずれも遠心油分離量については、多いという結果となった。
本発明の孔版印刷用エマルジョンインキは、分散性が良好で、耐水性及び耐摩耗性に優れ、かつ経時の乳化安定性が高いので、例えば、輪転孔版印刷機による孔版印刷に好適に用いられる。

Claims (6)

  1. 油相10〜50質量%及び水相90〜50質量%を含んでなり、該油相及び水相の少なくともいずれかに、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤を含有してなることを特徴とする孔版印刷用エマルジョンインキ。
  2. HLB値が10以上の非イオン性界面活性剤がポリオキシエチレンアルキルエーテルである請求項1に記載の孔版印刷用エマルジョンインキ。
  3. 油相及び水相の少なくともいずれかに着色剤を含有してなり、アセチレンジオール及びHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤の合計含有量が、前記着色剤に対して0超10質量%以下である請求項1から2のいずれかに記載の孔版印刷用エマルジョンインキ。
  4. HLB値が5.5以下である請求項1から3のいずれかに記載の孔版印刷用エマルジョンインキ。
  5. アセチレンジオールの含有量が着色剤に対して0.5質量%以上である請求項1から4のいずれかに記載の孔版印刷用エマルジョンインキ。
  6. HLB値が10以上の非イオン性界面活性剤の含有量が着色剤に対して0.5質量%以上である請求項1から5のいずれかに記載の孔版印刷用エマルジョンインキ。

JP2005257411A 2005-09-06 2005-09-06 孔版印刷用エマルジョンインキ Expired - Fee Related JP4845457B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005257411A JP4845457B2 (ja) 2005-09-06 2005-09-06 孔版印刷用エマルジョンインキ
CN200610126760A CN100584903C (zh) 2005-09-06 2006-09-06 孔版印刷用乳化油墨

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005257411A JP4845457B2 (ja) 2005-09-06 2005-09-06 孔版印刷用エマルジョンインキ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007070429A true JP2007070429A (ja) 2007-03-22
JP2007070429A5 JP2007070429A5 (ja) 2008-08-14
JP4845457B2 JP4845457B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=37858102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005257411A Expired - Fee Related JP4845457B2 (ja) 2005-09-06 2005-09-06 孔版印刷用エマルジョンインキ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4845457B2 (ja)
CN (1) CN100584903C (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5315780B2 (ja) * 2008-05-12 2013-10-16 株式会社リコー 孔版印刷用エマルションインキ
US20100063186A1 (en) * 2008-09-11 2010-03-11 Sanford, L.P. Washable ink compositions and writing instruments comprising same
WO2012055107A1 (zh) * 2010-10-28 2012-05-03 深圳智慧天使投资有限公司 一种w/o乳液油墨组合物及其应用
CN104356758B (zh) * 2014-10-08 2017-10-27 王宝林 一种安全无毒的水包油型乳化中油墨水
EP4079817A4 (en) * 2019-12-20 2024-01-17 Harima Chemicals Inc RESIN COMPOSITION FOR AQUEOUS INK

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06220383A (ja) * 1993-01-27 1994-08-09 Dainippon Printing Co Ltd 孔版用インキ
JP2000345088A (ja) * 1999-06-03 2000-12-12 Riso Kagaku Corp 孔版印刷用エマルションインキ
JP2002348500A (ja) * 2001-03-21 2002-12-04 Nisshin Chem Ind Co Ltd 水溶性界面活性剤組成物
JP2003292852A (ja) * 2002-04-05 2003-10-15 Sharp Corp 記録液組成物
JP2004346135A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷用w/o型エマルションインキ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06220383A (ja) * 1993-01-27 1994-08-09 Dainippon Printing Co Ltd 孔版用インキ
JP2000345088A (ja) * 1999-06-03 2000-12-12 Riso Kagaku Corp 孔版印刷用エマルションインキ
JP2002348500A (ja) * 2001-03-21 2002-12-04 Nisshin Chem Ind Co Ltd 水溶性界面活性剤組成物
JP2003292852A (ja) * 2002-04-05 2003-10-15 Sharp Corp 記録液組成物
JP2004346135A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷用w/o型エマルションインキ

Also Published As

Publication number Publication date
CN100584903C (zh) 2010-01-27
JP4845457B2 (ja) 2011-12-28
CN1927957A (zh) 2007-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4080080B2 (ja) 孔版印刷用油中水型エマルションインキ
JP4080098B2 (ja) 孔版印刷用油中水型エマルションインキ
JP4080121B2 (ja) 孔版印刷用油中水型エマルションインキ
US20040194658A1 (en) Water-in-oil type emulsion ink for stencil printing
JP4845457B2 (ja) 孔版印刷用エマルジョンインキ
JP5315780B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP4801370B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP4870955B2 (ja) 孔版印刷用w/o型エマルションインキ
JP4860908B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP4845421B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP2008106142A (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP2012012485A (ja) 孔版印刷機用w/o型エマルションインキ
JP4510404B2 (ja) 孔版印刷用w/o型エマルションインキ
JP2006299208A (ja) 孔版印刷用エマルジョンインキ
JP5526550B2 (ja) 孔版印刷用油中水型エマルションインキの製造方法及び孔版印刷用油中水型エマルションインキ
JP2003268282A (ja) 孔版印刷用w/oエマルションインキ
JP4777525B2 (ja) 孔版印刷用w/oエマルションインキ
JP2008106144A (ja) 孔版印刷用エマルジョンインキ
JP4520767B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP2008274095A (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP4851705B2 (ja) 孔版印刷用エマルジョンインキ
JP2006124464A (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP4851701B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ
JP4875234B2 (ja) 孔版印刷用w/oエマルションインキ
JP4520765B2 (ja) 孔版印刷用エマルションインキ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080626

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111011

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4845457

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees