JP2007064526A - 熱回収装置、並びに、コージェネレーションシステム - Google Patents

熱回収装置、並びに、コージェネレーションシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 熱エネルギーの損失を最小限に抑制可能な熱回収装置、並びに、当該熱回収装置を備えたコージェネレーションシステムの提供を目的とする。
【解決手段】 コージェネレーションシステム1は、発電装置2と熱回収装置3とを組み合わせて構成されている。熱回収装置3は、動作モードとして貯留モードを選択することにより、発電装置2において加熱された湯水を貯留タンク10に貯留させることができる。また、熱回収装置3は、迂回モードを選択することにより、貯留タンク10を迂回させて湯水を循環させることができる。コージェネレーションシステム1は、貯留モードにおいて貯留タンク10に流入する湯水の温度が、温度センサ13aの検知温度より低いことを条件として迂回モードを選択して動作する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱回収装置と、当該熱回収装置を備えたコージェネレーションシステムに関するものである。
従来より、下記特許文献1に開示されているように、燃料電池等の発電装置において発生した排熱が持つ熱エネルギーを湯水等の液体を介して回収し、貯留手段に貯留可能な熱回収装置を備えたコージェネレーションシステムがある。かかる構成のコージェネレーションシステムは、発電装置と貯留手段との間で液体が循環可能な循環流路を有し、当該循環流路を介して循環する液体によって発電装置を冷却し、これに伴って加熱された液体を貯留手段に貯留する構成とされている。
特開2001−325982号公報
上記特許文献1に開示されているようなコージェネレーションシステムでは、発電装置において発生した熱エネルギーによって加熱された液体が所定温度以上になることを条件としてこれを貯留手段に流入させ、貯留手段に溜まっている液体と置換させる構成とされている。そのため、かかる構成のコージェネレーションシステムでは、貯留手段に流入する液体の温度が貯留手段から流出する液体の温度よりも低い場合がある。そのため、従来技術のコージェネレーションシステムでは、貯留手段に流入する液体の温度によって熱エネルギーの大幅な損失が起こる可能性があるという問題があった。
そこで、本発明は、熱エネルギー発生装置において加熱された液体が持つ熱エネルギーが、当該液体を貯留手段に流入させたと仮定した場合に貯留手段から排出されると想定される熱エネルギーよりも少ない場合であっても、熱エネルギーの損失を最小限に抑制可能な熱回収装置、並びに、当該熱回収装置を備えたコージェネレーションシステムの提供を目的とする。
そこで、上記した課題を解決すべく提供される請求項1に記載の発明は、作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体を貯留手段に導入する貯留モードと、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、動作モードとして貯留モードが選択されたと仮定した場合に、熱エネルギー発生装置において加熱された液体を貯留側循環流路を介して貯留手段に流入させることによって液体を介して貯留手段に流入する熱エネルギーが、貯留手段への液体の供給に伴って貯留手段から熱エネルギー発生装置側に液体を介して流出する熱エネルギー量より少ないと想定されることを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置である。
本発明の熱回収装置は、動作モードとして貯留モードを選択することにより、液体を介して熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収し、これを貯留手段に貯留することができる。ここで、本発明の熱回収装置では、動作モードとして貯留モードが選択されると、熱エネルギー発生装置において加熱された液体が貯留手段に貯留されると共に、貯留手段に貯留されている液体が排出される構成とされている。そのため、貯留モードが選択された場合に、貯留手段に流入する液体が持つ熱エネルギーが、貯留手段から排出される熱エネルギーよりも少ないと熱エネルギーの損失が発生する可能性がある。
本発明の熱回収装置では、迂回モードを選択することによって熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留手段を迂回した状態で循環させることができる構成とされている。本発明の熱回収装置は、動作モードとして貯留モードが選択することにより熱エネルギーの損失が発生すると想定される場合に、迂回モードが選択されるため、上記したような熱エネルギーの損失を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明は、作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体を貯留手段に導入する貯留モードと、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、動作モードとして貯留モードが選択されたと仮定し、熱エネルギー発生装置において加熱された液体を貯留側循環流路を介して貯留手段に流入させることによって貯留手段から熱エネルギー発生装置側に流出すると想定される液体の温度を基準温度とした場合に、熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統を流れる液体の温度が前記基準温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置である。
本発明の熱回収装置において、動作モードとして貯留モードが選択されたと仮定した場合に、貯留手段に流入する液体の温度が貯留手段から流出すると想定される液体の温度(基準温度)よりも低い場合は、貯留モードを選択すると熱エネルギーの損失が発生する。かかる知見に基づき、本発明の熱回収装置では、貯留モードを選択することにより熱エネルギーの損失が発生すると想定される場合に、迂回モードが選択され、貯留手段に液体を流入させない構成とされている。従って、本発明によれば、前記したような熱エネルギーの損失を最小限に抑制できる。
請求項3に記載の発明は、作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、貯留手段の底部側から取り出された液体を熱エネルギー発生装置に供給することにより、当該熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収し、当該熱エネルギーを回収した液体を貯留手段の頂部側に戻す貯留モードと、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、貯留手段の底部側に貯留されている液体の温度を基準温度とした場合に、前記熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統を流れる液体の温度が前記基準温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置である。
本発明の熱回収装置では、動作モードとして貯留モードを選択すると、貯留手段内に貯留されている液体が底部側から取り出される。そして、貯留手段の底部側から取り出された液体は、熱エネルギー発生装置において加熱された後、貯留手段の頂部側から戻される。そのため、本発明の熱回収装置は、貯留モードで動作すると、貯留手段の底部側に溜まっている液体が優先的に排出される構成とされている。
本発明の熱回収装置では、貯留手段の底部側に貯留されている液体の温度を基準温度とし、動作モードとして貯留モードを選択した際に貯留手段に流入すると想定される液体の温度が前記基準温度よりも低いことを条件として迂回モードを選択し、貯留手段に溜まっている液体がこれよりも低温の液体で置換されるのを防止する構成とされている。そのため、本発明によれば、熱エネルギーの損失を最小限に抑制可能な熱回収装置を提供できる。
また、同様の知見に基づいて提供される請求項4に記載の発明は、作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、当該貯留手段に溜まっている液体の温度を検知可能な貯留温度検知手段が、貯留手段に溜まる液体の液位に応じて検知可能なように複数設けられており、熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、貯留手段の底部側から取り出された液体を熱エネルギー発生装置に供給することにより、当該熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収し、当該熱エネルギーを回収した液体を貯留手段の頂部側に戻す貯留モードと、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、前記複数の貯留温度検知手段によって検知される液体の温度のうち最も低い温度を基準温度とした場合に、前記熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統を流れる液体の温度が前記基準温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置である。
かかる構成によれば、貯留モードを選択した際に貯留手段に流入する湯水の温度と、基準温度とを比較することにより、熱エネルギーの損失を最小限に抑制可能な動作モードを選択することができる。
上記請求項3および請求項4に記載の発明と同様の知見に基づいて提供される請求項5に記載の発明は、作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、当該貯留手段に溜まっている液体の温度を検知可能な貯留温度検知手段が、貯留手段に溜まる液体の液位に応じて検知可能なように複数設けられており、熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、貯留手段の底部側から取り出された液体を熱エネルギー発生装置に供給することにより、当該熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収し、当該熱エネルギーを回収した液体を貯留手段の頂部側に戻す貯留モードと、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、前記複数の貯留温度検知手段から選ばれる複数の温度検知手段、あるいは、前記複数の貯留温度検知手段の全てによって検知される液体の温度の平均温度を基準温度とした場合に、前記熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統を流れる液体の温度が、前記基準温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置である。
かかる構成によれば、熱エネルギーの損失を最小限に抑制可能な動作モードを選択可能な熱回収装置を提供できる。
ここで、請求項2〜5のいずれかに記載の熱回収装置において、基準温度よりも所定温度だけ低い温度を閾温度とした場合に、熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統を流れる液体の温度が前記閾温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されてもよい(請求項6)。
かかる構成によれば、熱回収装置における熱エネルギーの損失を最小限に抑制可能することができる。
ここで、上記請求項1〜6に記載の熱回収装置は、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収すると共に、熱エネルギー発生装置を冷却する冷却手段としての機能も発揮できる。上記したように、請求項1〜6に記載の熱回収装置は、動作モードとして迂回循環モードを選択すると、熱エネルギー発生装置を通過した液体が貯留手段を迂回して熱エネルギー発生装置に戻ることとなる。そのため、請求項1〜6に記載の熱回収装置は、迂回循環モードで動作する場合に、熱エネルギー発生装置から出た液体が高温のまま戻る可能性がある。また、請求項1〜6に記載の熱回収装置は、貯留モードで動作する場合であっても、貯留手段から排出される液体の温度が熱エネルギー発生装置の冷却に使用するには高温である可能性がある。従って、熱エネルギー発生装置を十分冷却するためには、上記請求項1〜6に記載の熱回収装置は、熱エネルギー発生装置から出た液体を、熱エネルギー発生装置に戻るまでに必要に応じて冷却可能な構成であることが望ましい。
そこで、かかる知見に基づいて提供される請求項7に記載の発明は、迂回循環流路を流れる液体が持つ熱エネルギーを放出可能な放熱手段を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の熱回収装置である。
かかる構成によれば、熱エネルギー発生装置に戻る液体の温度を低温に調整可能な熱回収装置を提供することができる。
上記請求項1〜7のいずれかに記載の熱回収装置は、熱エネルギー発生装置として発電装置が採用される場合に好適に採用することができるが、特に、熱エネルギー発生装置が、燃料電池である場合に好適に使用できる(請求項8)。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の熱回収装置を備えていることを特徴とするコージェネレーションシステムである。
上記したように、請求項1〜8に記載の熱回収装置は、いずれも熱エネルギーの損失を最小限に抑制可能な動作モードを選択して動作することができる構成とされている。そのため、本発明のように請求項1〜8のいずれかに記載の熱回収装置を採用すれば、エネルギー効率に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
本発明によれば、熱エネルギー発生装置において加熱された液体が持つ熱エネルギーが、当該液体を貯留手段に流入させたと仮定した場合に貯留手段から排出されると想定される熱エネルギーよりも少ない場合であっても、熱エネルギーの損失を最小限に抑制可能な熱回収装置、並びに、当該熱回収装置を備えたコージェネレーションシステムを提供できる。
続いて、本発明の一実施形態である熱回収装置、並びに、コージェネレーションシステムについて図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、1は本実施形態のコージェネレーションシステムである。コージェネレーションシステム1は、大別して発電装置(熱エネルギー発生装置)2と熱回収装置3とを組み合わせて構成されている。
発電装置2は、燃料電池によって構成されており、発電に伴って熱を発生する発熱部5と、発熱部5を冷却し、発電の際に発生した排熱を回収するための熱交換器6とを備えている。すなわち、発電装置2は、外部に設けられた電力負荷Eに対して電力を供給するための発電デバイスとしての機能と、湯水(液体)を加熱するための熱エネルギー発生デバイスとしての機能とを兼ね備えている。
一方、熱回収装置3は、湯水を貯留するための貯留タンク10(貯留手段)を中心として構成されており、貯留タンク10の頂部に設けられた頂部接続部11、並びに、底部に設けられた底部接続部12に対して熱エネルギー回収系統Cおよび給湯・給水系統Hを構成する配管を接続した構成とされている。
貯留タンク10は、高さ方向、すなわち内部に貯留される湯水の水位上昇方向に複数(本実施形態では4つ)の温度センサ13a〜13dを取り付けた構成とされている。温度センサ13a〜13dは、それぞれ貯留タンク10内の湯水の温度を検知するための温度検知手段として機能すると共に、貯留タンク10内に所定温度あるいは温度範囲の湯水の残留量を検知するための残量検知手段としての役割も果たす。
さらに具体的には、本実施形態のコージェネレーションシステム1では、貯留タンク10の底部から取り出された湯水が熱エネルギー回収系統Cに排出され、発電装置2の熱交換部6を通過することによって熱交換加熱され、貯留タンク10の頂部側にゆっくりと戻される構成とされている。
ここで、一般的にタンク内に液体を貯留する場合、その液体の温度差が所定の閾値(湯水では約10℃程度)以上であると、液体が温度毎に層状に分かれる。そのため、熱エネルギー回収系統Cを通過する湯水が、貯留タンク10内の湯水の温度に対して前記閾温度以上高温に加熱され、貯留タンク10内の湯水を掻き乱さない程度にゆっくりと戻されると、貯留タンク10内に貯留されている湯水が温度毎に層状に分かれる。従って、貯留タンク10に設置された温度センサ13a〜13dの検知温度を調べることにより、貯留タンク10内に所望の温度範囲に加熱された湯水がどれだけ貯留されているかを検知することができる。
熱エネルギー回収系統Cは、複数の配管を組み合わせて形成され、貯留側循環系20aと、迂回循環系20bとを構成可能なものである。さらに詳細に説明すると、熱エネルギー回収系統Cは、貯留タンク10の底部接続部12と発熱部5内の熱交換器6とを繋ぐ加熱往き側流路21と、頂部接続部11と熱交換器6とを繋ぐ加熱戻り側流路22とを有する。また、熱エネルギー回収系統Cは、加熱往き側流路21および加熱戻り側流路22の中間部分において両流路をバイパスするバイパス流路23を有する。バイパス流路23と加熱戻り側流路22とは、加熱側三方弁28を介して接続されている。
加熱往き側流路21は、貯留タンク10の底部側から排出される湯水を発熱部5の熱交換器6に供給する流路である。加熱往き側流路21の中途には、上記した加熱側三方弁28が設けられている。加熱側三方弁28を構成する3つのポートのうちの2つは加熱往き側流路21に接続されており、残りのポートにはバイパス流路23が接続されている。すなわち、加熱側三方弁28は、加熱往き側流路21のうち加熱側三方弁28よりも貯留タンク10側の流路(以下、必要に応じて加熱往き上流側流路21aと称す)と、加熱側三方弁28よりも発電装置2側の流路(以下、必要に応じて加熱往き下流側流路21bと称す)と、バイパス流路23とに接続されている。
加熱往き側流路21の中途であって、加熱側三方弁28に対して湯水の流れ方向下流側、すなわち発電装置2側の位置には、圧力センサ24、循環ポンプ25、温度センサ26および放熱手段29が設けられている。圧力センサ24は、熱エネルギー回収系統Cを流れる湯水の給水圧を検知するために設けられており、循環ポンプ25は、熱エネルギー回収系統C内に湯水を循環させるために設けられている。また、温度センサ26は、熱エネルギー回収系統C内を流れる湯水の温度を検知するために設けられている。放熱手段29は、従来公知のラジエータ29aと、ファン29b等を備えた構成とされている。放熱手段29は、ファン29bを作動させることによりラジエータ29aを通過する湯水の冷却を促進することができる。
加熱戻り側流路22は、熱交換器6を通過した湯水を貯留タンク10の頂部側に戻す流路である。加熱戻り側流路22は、中途で2系統に分岐され、その下流側で再度合流する構成とされている。さらに具体的には、加熱戻り側流路22は、中途で暖房分岐流路60と迂回分岐流路61とに分岐されており、湯水の流れ方向下流側において暖房側三方弁62を介して再度合流する構成とされている。加熱戻り側流路22の中途であって、前記した暖房分岐流路60と迂回分岐流路61との合流部分(暖房側三方弁62)よりも湯水の流れ方向下流側であって、バイパス流路23の接続部分(分岐部64)よりも上流側の位置には、貯留タンク10側に向けて流れる湯水の温度を検知するための温度センサ63が設けられている。
暖房分岐流路60は、後述する暖房側循環回路70によって構成される暖房系統Dと熱交換器71を介して接続されている。また、迂回分岐流路61は、発熱部5側から湯水を熱交換器71を通過させずに貯留タンク10側に戻す流路である。暖房分岐流路60および迂回分岐流路61は、それぞれ湯水の流れ方向下流側で加熱戻り側流路22に設けられた暖房側三方弁62に接続され、合流している。そのため、暖房側三方弁62を暖房分岐流路60側に開いた状態にすることにより、発電装置2において加熱された湯水を熱交換器71側に送り込むことができる。加熱戻り側流路22の中途であって、前記した暖房側三方弁62よりも湯水の流れ方向下流側の位置には、バイパス流路23が接続されている。
熱エネルギー回収系統Cは、加熱往き側流路21の中途に設けられた加熱側三方弁28を調整することにより、貯留側循環系20aや迂回循環系20bを構成することができる。さらに詳細に説明すると、加熱側三方弁28を構成する3つのポートのうち加熱往き側流路21に接続された2つのポートを開状態とすると、図2にハッチングで示すように貯留タンク10と発電装置2との間で湯水が循環可能な貯留側循環系20aを構成することができる。また、加熱側三方弁28を構成する3つのポートのうち加熱往き下流側流路21bに接続されたポートと、バイパス流路23に接続されたポートとを開くと、図5にハッチングで示すように貯留タンク10を迂回して湯水が循環可能な迂回循環系20bを形成できる。
暖房系統Dは、コージェネレーションシステム1の外部に設置された暖房端末65との間で不凍液等の液体を循環させるための暖房側循環回路70を有する。暖房側循環回路70は、暖房端末65に、液体を介して熱エネルギーを送るための暖房往き側流路66と、暖房端末65において放熱した液体が流れる暖房戻り側流路67とによって構成されている。暖房往き側流路66および暖房戻り側流路67を構成する配管は、それぞれ一端が暖房端末65に接続されると共に、膨張タンク69に接続されている。
暖房往き側流路66の中途には、暖房系統D内において液体を循環させ、暖房端末65に送り込むための循環ポンプ68が設けられている。また、暖房戻り側流路67の中途には、上記した熱交換器71が接続されている。熱交換器71は、いわゆる液−液熱交換器と称されるものであり、暖房系統D内を循環する液体を加熱戻り側流路22の暖房分岐流路60を流れる湯水との熱交換により加熱するために設けられたものである。
給湯・給水系統Hは、貯留タンク10の頂部接続部11に接続された給湯流路30と、外部から給湯流路30側や熱エネルギー回収系統C側に湯水を供給するための給水流路50を備えている。
給湯流路30は、貯留タンク10から給湯装置31を経てカラン34に至る一連の流路を形成するものであり、中途に給湯装置31が設けられた構成とされている。給湯流路30は、貯留タンク10から給湯装置31に至る流路の中途に貯留タンク10側に向けて湯水が逆流するのを阻止すべく、逆止弁52が設けられた構成とされている。また、逆止弁52よりも湯水の流れ方向下流側(給湯装置31側)には、入口側温度センサ33が設けられている。給湯流路30の中途には、後述する給湯用給水流路50bの本流部53および支流部55が接続されている。
入口側温度センサ33は、給湯流路30と給湯用給水流路50bとの接続部分よりも下流側であって、給湯装置31よりも上流側の位置に設置されている。そのため、入口側温度センサ33は、貯留タンク10から排出された湯水と、給湯用給水流路50bの本流部53や支流部55を介して供給される湯水とが混合された後の湯水の温度を検知できる。給湯流路30のうち、給湯装置31よりも下流側に接続された部分には、比例弁37と、出口側温度センサ38と流水検知センサ40とが設けられている。
給湯装置31は、従来公知の給湯器と同様にガスや灯油等の燃料を燃焼するためのバーナー41と熱交換器43とを内蔵しており、燃料の燃焼により発生した熱エネルギーを利用して湯水を加熱するものである。給湯装置31は、発熱部5よりも湯水の加熱能力が高い。給湯装置31は、貯留タンク10から排出される湯水の温度が低い等のような特別な場合に限って燃焼動作を行い、給湯流路30内を流れる湯水を加熱するものであり、補助的な熱源として機能する。給湯装置31は、流水検知センサ40により通水が検知されることを作動条件の一つとしている。
給水流路50は、外部の給水源から湯水を供給するための流路である。給水流路50は、中途に減圧弁49を有し、これよりも湯水の流れ方向下流側において貯留用給水流路50aと給湯用給水流路50bとに分岐されている。
貯留用給水流路50aは、貯留タンク10の底部側に設けられた底部接続部12に接続されている。これにより、コージェネレーションシステム1は、外部から供給される低温の湯水を貯留タンク10の底部側から導入可能な構成とされている。
給湯用給水流路50bは、給湯流路30を流れる湯水に外部から供給される湯水を合流させるための流路である。給湯用給水流路50bの中途には、給湯流路30に合流する湯水の温度を検知するための入水温度センサ56と、給湯流路30側から給水源側に向けて湯水が逆流するのを防止するための逆止弁57とが設けられている。
給湯用給水流路50bは、逆止弁57よりも下流側の分岐部54において本流部53と支流部55とに分岐された構成とされている。本流部53は、分岐部54よりも下流側の位置に流量調整弁32を有し、流量調整弁32の開度調整を行うことにより給湯流路30に合流する湯水の量を調整することができる。
支流部55は、分岐部よりも下流側の位置に電磁弁58を有する。電磁弁58は、非通電時に開いた状態となる弁であり、停電状態になって流量調整弁32を開くことができなくなった際に貯留タンク10内の湯水がそのまま排出され、いわゆる高温出湯が起こるのを防止するために設けられたものである。
給湯用給水流路50bは、給湯側バイパス流路35によって給湯流路30の中途であって、給湯装置31よりも下流の部位とバイパスされている。給湯側バイパス流路35は、一端が給湯用給水流路50bの中途であって、逆止弁57よりも上流側の位置に接続されている。
給湯側バイパス流路35の中途には、電磁弁36aと、逆止弁36bとが設けられている。逆止弁36bは、給湯流路30側から給湯用給水流路50b側への湯水の流れを阻止するものである。
コージェネレーションシステム1は、制御手段80によって動作が制御されている。制御手段80は、従来公知のコージェネレーションシステムが備えているものと同様のものであり、例えばCPUや所定の制御プログラムが内蔵されたメモリなどを備えた構成とすることができる。制御手段80は、各部に設けられたセンサ類の検知信号や、メモリに記憶されているデータ等に基づいてコージェネレーションシステム1の各部に設けられた弁や発熱部5、給湯装置31等の動作を制御し、コージェネレーションシステム1の総合エネルギー効率の最適化を図る構成とされている。
続いて、本実施形態のコージェネレーションシステム1の動作について、図面を参照しながら詳細に説明する。コージェネレーションシステム1は、貯留モード、給湯モード、、暖房モード、並びに、迂回モードを含む動作モード群から動作モードを選択して動作することができる。コージェネレーションシステム1は、貯留モードと給湯モードとを単独で実施することも、組み合わせて実施することも可能である。以下、コージェネレーションシステム1の動作について、各動作モード毎に説明する。
(貯留モード)
貯留モードは、循環ポンプ25を作動させることにより、図2にハッチングや矢印で示すように熱エネルギー回収系統Cの貯留側循環系20a内に水流を発生させ、発電装置2の動作に伴って発生する排熱(熱エネルギー)を回収して湯水を加熱し、この湯水を貯留タンク10に貯留する動作モードである。貯留モードは、加熱戻り側流路22を貯留タンク10側に向けて流れる湯水の温度、すなわち温度センサ63によって検知される湯水の温度が所定温度(以下、必要に応じて温度αと称す)以上であることを条件として実施される動作モードである。
コージェネレーションシステム1が貯留モードで動作する場合、制御手段80から発信される制御信号に基づき、加熱側三方弁28がバイパス流路23に対して閉じ、加熱往き上流側流路21aおよび加熱往き下流側流路21bに対して開いた状態に調整する。また、貯留モードで動作する場合は、貯留側循環系20aを流れる湯水が暖房分岐流路60側ではなく迂回分岐流路61側に流れるように暖房側三方弁62が開度調整される。これにより、熱エネルギー回収系統Cに図2にハッチングで示すように発電装置2と貯留タンク10との間で湯水を循環可能な循環流路(貯留側循環系20a)が形成される。
上記したようにして加熱側三方弁28や暖房側三方弁62の開度調整をした状態で循環ポンプ25を作動させると図2に矢印で示すような湯水の循環流が発生する。さらに具体的には、コージェネレーションシステム1が貯留モードで動作する場合は、循環ポンプ25の作動に伴って貯留タンク10の底部側に貯留されている低温の湯水が、底部接続部12から加熱往き側流路21に吸い出され、発電装置2に供給される。これにより、貯留タンク10から吸い出された湯水が発電装置2内の熱交換部6に供給され、発電装置2が冷却されると共に、発電装置2の作動に伴って発生した熱エネルギーが熱交換器6に供給された湯水に吸収される。熱交換器6において熱交換加熱された湯水は、加熱戻り側流路22を介して頂部接続部11から貯留タンク10内に戻される。これにより、貯留タンク10内の湯水が徐々に加熱される。
(給湯モード)
給湯モードは、上記した貯留モードによって貯留タンク10内に貯留された高温の湯水を利用して給湯を行う動作モードである。コージェネレーションシステム1が給湯モードで動作する場合、図3にハッチングや矢印で示すような湯水の流れが発生する。
さらに具体的に説明すると、コージェネレーションシステム1が給湯モードで動作する場合、制御手段80は、加熱側三方弁28を閉止した状態にすると共に、給湯用給水流路51の本流部53に設けられた流量調整弁32を開度調整する。またこの時、制御手段80は、電磁弁58に通電し、電磁弁58を閉じた状態にする。これにより、外部の給水源から供給される低温の湯水が給湯用給水流路51の本流部53を介して所定量だけ給湯流路30に合流可能な状態に調整される。
この状態で給水系統Cを介して外部から低温の湯水を導入すると、図3にハッチングや矢印で示すように、外部の給水源から供給された低温の湯水の一部が貯留用給水流路50aを介して底部接続部12から貯留タンク10内に流入する。これにより、貯留タンク10の頂部側に貯留されている高温の湯水が、頂部接続部11を介して排出され、給湯流路30に流れ込む。すなわち、給水系統Cを介して貯留タンク10の底部に湯水を導入すると、貯留タンク10の頂部側に溜まっている高温の湯水が頂部側に押し上げられ、給湯配管30に押し出される。
一方、外部の給水源から供給された低温の湯水の残部は、給湯用給水流路50bに流れ込み、本流部53を介して給湯流路30に導入される。この湯水は、貯留タンク10の頂部接続部11から排出され、給湯流路30を流れている湯水に合流し、混合される。
制御手段80は、入口側温度センサ33により給湯流路30内を流れる湯水の温度を確認する。ここで、入口側温度センサ33によって検知される湯水の温度が、カラン34から排出すべき湯水の温度(給湯設定温度)と同等である場合、制御手段80は、給湯装置31を起動させない。これにより、湯水は給湯装置31を素通りし、そのままカラン34から排出される。
入口側温度センサ33の検知温度が給湯設定温度よりも高い場合は、制御手段80から電磁弁36aに開弁指令が出される。これにより、外部の給水源から供給される低温の湯水が給湯側バイパス流路35から給湯流路30に合流し、給湯流路30を流れる湯水と混合される。これにより、カラン34における出湯温度が給湯設定温度に調整される。一方、入口側温度センサ33によって検知される湯水の温度がカラン34から排出すべき温度よりも低い場合、給湯装置31が起動し、湯水が加熱される。
(暖房モード)
暖房モードは、暖房側循環回路70内の湯水や熱媒体を熱交換器71において熱交換加熱し、これを暖房端末65に供給する動作モードである。暖房モードが選択されると、図4にハッチングや矢印で示すように湯水や熱媒体の循環流が発生する。
さらに具体的に説明すると、コージェネレーションシステム1が暖房モードで動作する場合、制御手段80は、熱エネルギー回収系統Cの加熱戻り側流路22の中途に設けられた暖房側三方弁62を構成する3つのポートのうち、暖房分岐流路60が接続されたポートと、暖房側三方弁62の下流側に繋がる加熱戻り側流路22が接続されたポートとが開くように開度調整させる。また、制御手段80は、加熱側三方弁28を構成する3つのポートのうち、加熱往き上流側流路21aおよび加熱往き下流側流路21bに接続されたポートが開くように加熱側三方弁28の開度調整を行う。このようにして加熱側三方弁28および暖房側三方弁62の開度調整を行った状態で循環ポンプ25を起動させると、図4にハッチングや矢印で示すように発電装置2と貯留タンク10との間で熱交換器71を通過する湯水の循環流が発生する。
一方、制御手段80は、暖房系統Dに設けられた循環ポンプ68を起動し、暖房側循環回路70内に湯水あるいは熱媒体の循環流を発生させる。これにより、熱交換器71において熱エネルギー回収系統Cを循環する湯水が持つ熱エネルギーが放出され、暖房系統Dを循環する湯水や熱媒体が熱交換加熱される。熱交換器71において熱交換加熱された湯水や熱媒体は、暖房端末65に供給され、暖房用の熱源として使用される。
(迂回モード)
迂回モードは、加熱側三方弁28の開度調整を行うことにより熱エネルギー回収系統Cに貯留タンク10を迂回する迂回循環系20bを構成した状態で循環ポンプ25を作動させ、迂回循環系20bに貯留タンク10を迂回する湯水の循環流を発生させる動作モードである。迂回モードが選択されると、熱エネルギー回収系統Cにおいて、図5にハッチングや矢印で示すような湯水の循環流が形成される。
さらに具体的に説明すると、コージェネレーションシステム1が迂回モードで動作する場合、制御手段80は、加熱側三方弁28を構成する3つのポートのうちバイパス流路23と加熱往き下流側流路21bとが接続されたポートを開き、加熱往き上流側流路21aが接続されたポートを閉じる。また、制御手段80は、貯留側循環系20aを流れる湯水が迂回分岐流路61側に流れるように暖房側三方弁62を開度調整する。これにより、図5にハッチングで示すように、熱エネルギー回収系統Cに貯留タンク10を迂回する循環流路(迂回循環系20b)が形成される。
上記したようにして加熱側三方弁28や暖房側三方弁62の開度調整をした状態で循環ポンプ25を作動させると、図5に矢印で示すような湯水の循環流が発生する。すなわち、コージェネレーションシステム1が迂回モードで動作する場合は、循環ポンプ25の作動に伴い、加熱戻り側流路22を流れる湯水は、分岐部64においてバイパス流路23に流れ込み、そのまま加熱往き側流路21を介して発電装置2側に戻される。
上記したように、迂回モードでは、発電装置2において熱交換加熱された湯水が加熱戻り側流路22、バイパス流路23、加熱往き側流路21の順で流れて発電装置2に戻される。ここで、熱エネルギー回収系統Cを流れる湯水は、熱エネルギー回収用の熱媒体として機能すると共に、発電装置2の冷却水としての機能も有する。そのため、迂回モードで動作する場合、発電装置2から出た湯水が高温のまま発電装置2に戻されると、発電装置2を十分冷却できない可能性がある。そのため、本実施形態のコージェネレーションシステムでは、加熱戻り側流路22を流れる湯水の温度が所定温度(以下、必要に応じて温度βと称す)よりも高い場合に放熱手段29を作動させ、加熱往き側流路21を流れる湯水を冷却する。
ここで、コージェネレーションシステム1は、設置や水抜きを行った直後のように貯留タンク10に湯水が充填されていない場合のような特別な場合を除いて、貯留タンク10に湯水が満杯に溜まった状態で作動する。そのため、コージェネレーションシステム1が上記したようにして貯留モードで動作すると、発電装置2において加熱された湯水が貯留タンク10の頂部側から流入し、その分だけ貯留タンク10の底部側に存在する湯水が発電装置2側に排出されることとなる。すなわち、貯留モードによる動作は、上記したように温度センサ63によって検知される湯水の温度(以下、必要に応じて流入温度Tiと称す)が温度α以上(Ti≧α)であることを条件として実施されるが、貯留モードで動作することによって貯留タンク10から排出される湯水の温度(以下、必要に応じて流出温度Toと称す)が流入温度Tiよりも高いと、その分だけ熱エネルギーの損失が発生し、コージェネレーションシステム1の総合エネルギー効率が低下することとなる。
そこで、本実施形態のコージェネレーションシステム1において、制御手段80は、温度センサ63によって流入温度Tiを検知すると共に、貯留タンク10の底部側に取り付けられた温度センサ13aによって流出温度Toを検知し、流入温度Tiと流出温度Toとの大小関係に基づいて動作モードを選択する。
さらに詳細に説明すると、本実施形態のコージェネレーションシステム1が貯留モードで動作する場合は、貯留タンク10の頂部側から湯水が導入されると共に、これと同量の湯水が貯留タンク10の底部側から排出される。そのため、制御手段80は、貯留タンク10の底部側に取り付けられた温度センサ13aの検知温度に基づき、仮に貯留モードが選択され、加熱戻り側流路22を流れる湯水を貯留タンク10に流入させた場合に貯留タンク10から排出されると想定される湯水の温度を検知し、これを流出温度Toとみなす。また、制御手段80は、加熱戻り側流路22とバイパス流路23との分岐部64の直前(湯水の流れ方向上流側)に取り付けられた温度センサ63により湯水の温度を検知する。制御手段80は、温度センサ63の検知温度を、仮に貯留モードで動作させた場合に貯留タンク10に流入すると想定される湯水の温度(流入温度Ti)とみなす。制御手段80は、これらの検知温度に基づいて図6に示す制御フローに則り、貯留モードで動作させるべきか、迂回モードで動作させるべきかを判断し、コージェネレーションシステム1の動作を制御する。
図6に示す制御フローについてさらに詳細に説明すると、制御手段80は、先ずステップ1において温度センサ63によって検知される入水温度Tiが温度α以上であるか否かを確認する。ここで、入水温度Tiがα未満である場合は、湯水の温度が低く、これを貯留タンク10に貯留するよりもそのまま発電装置2側に戻し、発電装置2の冷却に使用することが望ましい。そこで、入水温度Tiが温度αよりも低い場合は、制御フローがステップ4に進められ、動作モードとして迂回モードが選択される。迂回モードが選択されると、加熱側三方弁28や暖房側三方弁62の開度調整等がなされ、図5にハッチングや矢印で示すように貯留タンク10を迂回する迂回循環系20bが構成され、湯水の循環流が形成される。
一方、ステップ1において入水温度Tiが温度α以上である場合は、湯水の温度がある程度高く、貯留タンク10内に貯留されている湯水の温度次第では、発電装置2側から貯留タンク10側に向けて流れている湯水を貯留タンク10に流入させることによって熱エネルギーを有効利用できる可能性がある。そこで、制御手段80は、ステップ1において入水温度Tiが温度α以上であることを条件として制御フローをステップ2に進め、貯留モードを選択すべきか否かを判断する。
すなわち、制御フローがステップ2に移行すると、制御手段80は、貯留タンク10の底部側に設けられた温度センサ13aの検知温度(排出温度To)と温度センサ63によって検知される入水温度Tiとを比較する。ここで、入水温度Tiが排出温度Toより低い場合、加熱戻り側流路22を流れる湯水を貯留タンク10に流入させると、これよりも高温の湯水が貯留タンク10から加熱往き側流路21に排出されることとなり、熱エネルギーの損失が発生する。さらに、加熱往き側流路21に高温の湯水が排出された場合、この湯水は発電装置2の冷却水として十分な機能を発揮できない可能性が高い。そのため、貯留タンク10から高温の湯水が排出されると、放熱手段29を作動させて加熱往き側流路21を流れる湯水を冷却せねばならず、その分だけエネルギーロスが発生する可能性がある。そのため、ステップ2において入水温度Tiが排出温度Toよりも低い場合は、制御フローがステップ4に進められ、動作モードとして迂回モードが選択され、図5にハッチングや矢印で示すような湯水の循環流が形成される。
一方、ステップ2において入水温度Tiが排出温度To以上である場合は、エネルギー効率の観点からすると、発電装置2において加熱され、加熱戻り側流路22を流れる湯水を貯留タンク10に貯留することが望ましい。そこで、ステップ2において入水温度Tigが排出温度To以上であることを条件として制御フローがステップ3に進められ、動作モードとして貯留モードが選択される。貯留モードが選択されると、上記したようにして貯留側三方弁28や暖房側三方弁62の開度調整がなされて図2にハッチングや矢印で示すような貯留側循環系20aが構成され、湯水の循環流が形成される。これにより、発電装置2において熱交換加熱され加熱戻り側流路22を流れる湯水が、貯留タンク10の頂部から導入され、貯留される。
上記したように、本実施形態のコージェネレーションシステム1において採用されている熱回収装置3は、貯留モードで動作させることによって貯留タンク10に流入すると想定される湯水の温度(入水温度Ti)と、貯留タンク10から排出されると想定される湯水の温度(排出温度To)とを比較し、この結果に基づいて貯留モードで動作させるか、迂回モードで動作させるかを選択する構成とされている。そのため、コージェネレーションシステム1は、熱エネルギーの損失が発生しにくい。
上記実施形態では、貯留タンク10の底部側に設置された温度センサ13aの検知温度を排出温度Toとみなし、これに基づいてコージェネレーションシステム1の動作モードを選定する構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。さらに具体的には、貯留タンク10に取り付けられている温度センサ13a〜13dから選ばれる1又は複数によって検知される湯水の温度を平均し、これを排出温度Toとしてもよい。また、コージェネレーションシステム1は、温度センサ13a〜13dの検知温度のうち、最も低いものを選択し、これを排出温度Toとみなして動作モードを選択する構成としてもよい。かかる構成によれば、温度センサ13a〜13dのいずれかが何らかの理由で検知不良等を起こした場合であっても動作モードを的確に判断することができる。
上記実施形態では、温度センサ13aの検知温度をそのまま動作モード判定用の基準温度(排出温度To)とする例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、温度センサ13a〜13dの検知温度から選ばれる一又は複数の検知温度あるいは、温度センサ13a〜13dの検知温度に所定の演算を加えて動作モード判定用の基準温度を設定する構成としてもよい。さらに具体的には、例えば、温度センサ13aの検知温度(排出温度To)よりも所定の温度γだけ低い温度(To−γ)を動作モード判定用の基準温度として設定し、温度(To−γ)と流入温度Tiとの差に基づいて動作モードを判定する構成としてもよい。
上記実施形態では、発電装置2として燃料電池を採用した例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばエンジン等の動力を利用して発電するものを採用することができる。
上記実施形態では、動作モードにあわせて加熱側三方弁28を加熱往き上流側流路21a、加熱往き下流側流路21bおよびバイパス流路23に対して完全に閉じた状態あるいは開いた状態となるように開度調整する構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各モードでの動作やエネルギー効率等に影響のない範囲内で開度が増減した構成としてもよい。
さらに詳細には、例えば上記実施形態では、貯留モードで動作する場合に、加熱側三方弁28のバイパス流路23に接続されたポートを閉止する構成を例示したが、当該ポートがエネルギー効率等に影響を及ぼさない範囲で開いた状態、すなわちバイパス流路23が接続されたポートが実質的に閉止された状態とされてもよい。
また同様に、例えば上記実施形態において迂回モードで動作する場合に、加熱側三方弁28の加熱往き上流側流路20aに接続されたポートを完全に閉止する構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、エネルギー効率等に影響のない範囲内で加熱往き上流側流路20aに接続されたポートが開いた状態、すなわち当該ポートが実質的に閉止した状態とされてもよい。この場合は、熱エネルギー回収系統Cを流れる湯水が僅かに貯留タンク10側に流れ込むこととなるが、迂回モードでの動作やエネルギー効率等に殆ど影響がなく、発電装置2において発生した熱エネルギーを有効利用できる。
本発明の一実施形態であるコージェネレーションシステムおよび熱回収装置を示す作動原理図である。 図1に示すコージェネレーションシステムおよび熱回収装置が貯留モードで動作する際の動作状態を示す作動原理図である。 図1に示すコージェネレーションシステムおよび熱回収装置が給湯モードで動作する際の動作状態を示す作動原理図である。 図1に示すコージェネレーションシステムおよび熱回収装置が暖房モードで動作する際の動作状態を示す作動原理図である。 図1に示すコージェネレーションシステムおよび熱回収装置が迂回モードで動作する際の動作状態を示す作動原理図である。 図1に示す熱回収装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 コージェネレーションシステム
2 発電装置(熱エネルギー発生装置)
3 熱回収装置
10 貯留タンク(貯留手段)
20a 貯留側循環流路
20b 迂回循環流路
23 バイパス流路
C 熱エネルギー回収系統
Ti 流入温度
To 排出温度

Claims (9)

  1. 作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、
    熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、
    当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、
    熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体を貯留手段に導入する貯留モードと、
    熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、
    動作モードとして貯留モードが選択されたと仮定した場合に、
    熱エネルギー発生装置において加熱された液体を貯留側循環流路を介して貯留手段に流入させることによって液体を介して貯留手段に流入する熱エネルギーが、貯留手段への液体の供給に伴って貯留手段から熱エネルギー発生装置側に液体を介して流出する熱エネルギー量より少ないと想定されることを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置。
  2. 作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、
    熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、
    当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、
    熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体を貯留手段に導入する貯留モードと、
    熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、
    動作モードとして貯留モードが選択されたと仮定し、熱エネルギー発生装置において加熱された液体を貯留側循環流路を介して貯留手段に流入させることによって貯留手段から熱エネルギー発生装置側に流出すると想定される液体の温度を基準温度とした場合に、
    熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統を流れる液体の温度が前記基準温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置。
  3. 作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、
    熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、
    当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、
    熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、貯留手段の底部側から取り出された液体を熱エネルギー発生装置に供給することにより、当該熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収し、当該熱エネルギーを回収した液体を貯留手段の頂部側に戻す貯留モードと、
    熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、
    貯留手段の底部側に貯留されている液体の温度を基準温度とした場合に、
    前記熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統を流れる液体の温度が前記基準温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置。
  4. 作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、
    熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、
    当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、
    当該貯留手段に溜まっている液体の温度を検知可能な貯留温度検知手段が、貯留手段に溜まる液体の液位に応じて検知可能なように複数設けられており、
    熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、貯留手段の底部側から取り出された液体を熱エネルギー発生装置に供給することにより、当該熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収し、当該熱エネルギーを回収した液体を貯留手段の頂部側に戻す貯留モードと、
    熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、
    前記複数の貯留温度検知手段によって検知される液体の温度のうち最も低い温度を基準温度とした場合に、
    前記熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統を流れる液体の温度が前記基準温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置。
  5. 作動に伴って熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収する熱回収装置であって、
    熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを液体を介して回収する熱エネルギー回収系統と、
    当該熱エネルギー回収系統を流れる液体を貯留可能な貯留手段とを有し、
    当該貯留手段に溜まっている液体の温度を検知可能な貯留温度検知手段が、貯留手段に溜まる液体の液位に応じて検知可能なように複数設けられており、
    熱エネルギー発生装置と貯留手段との間で液体を循環させることにより、貯留手段の底部側から取り出された液体を熱エネルギー発生装置に供給することにより、当該熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収し、当該熱エネルギーを回収した液体を貯留手段の頂部側に戻す貯留モードと、
    熱エネルギー発生装置において発生した熱エネルギーを回収した液体が貯留手段を迂回するように循環させる迂回モードとを含む動作モード群から選択される動作モードで動作可能であり、
    前記複数の貯留温度検知手段から選ばれる複数の温度検知手段、あるいは、前記複数の貯留温度検知手段の全てによって検知される液体の温度の平均温度を基準温度とした場合に、
    前記熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統を流れる液体の温度が、前記基準温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置。
  6. 請求項2〜5のいずれかに記載の熱回収装置において、
    基準温度よりも所定温度だけ低い温度を閾温度とした場合に、熱エネルギー発生装置において加熱され熱エネルギー回収系統を流れる液体の温度が前記閾温度よりも低いことを条件として、迂回モードが選択されることを特徴とする熱回収装置。
  7. 熱エネルギー回収系統を流れる液体が持つ熱エネルギーを放出可能な放熱手段を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の熱回収装置。
  8. 熱エネルギー発生装置が、燃料電池であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の熱回収装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の熱回収装置を備えていることを特徴とするコージェネレーションシステム。
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