JP2015121370A - コージェネレーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】貯湯タンクの満蓄時に排熱回収循環回路の湯水の冷却性能を低コストで向上し得るコージェネレーションシステムを提供することである。【解決手段】コージェネレーションシステム1は、燃料電池発電装置2と、貯湯タンク6と、この貯湯タンク6の湯水を利用して燃料電池発電装置2の発電に伴う排熱を回収する排熱回収循環回路4とを備え、排熱回収循環回路4は、往き側通路21と、戻り側通路22と、戻り側通路22から分岐され往き側通路21に接続されたバイパス通路23と、往き側通路21におけるバイパス通路23が接続された接続部よりも下流側に設置されたラジエータ25とを備え、貯湯タンク6の満蓄時に排熱回収循環回路4を貯湯タンク6をバイパスするバイパス通路23側に切り換えてラジエータ25を駆動し、バイパス通路23に、コージェネレーションシステム1に含まれる構成部材又は構成部品に伝熱可能に配置された補助的放熱部23aを設けている。【選択図】図1

Description

本発明はコージェネレーションシステムに関し、特に貯湯タンクの満蓄時に排熱回収循環回路を流れる湯水に対する冷却性能を向上したものに関する。
従来から、発電装置の発電に伴う排熱を回収して再利用することで総合エネルギー効率を高めたコージェネレーションシステムが実用に供されている。このコージェネレーションシステムにおいては、燃料電池やガスエンジン等の排熱を回収する種々のタイプのものが実用化されている。例えば、燃料電池を備えた燃料電池コージェネレーションシステムは、空気と改質燃料ガス(水素含有ガス)との酸化還元反応によって化学エネルギーを電気エネルギーに変換することで電力を発生させ、この発電の際に副次的に発生する熱を湯水として回収する。
即ち、上記の燃料電池コージェネレーションシステムは、発電を行なう燃料電池発電装置と、熱交換後の湯水を貯湯する貯湯タンクを有する貯湯給湯装置と、この貯湯給湯装置と前記燃料電池発電装置との間に湯水を循環させて燃料電池発電装置の排気ガスから排熱を回収する排熱回収循環回路等を備えて構成されている。
ところで、貯湯タンクから排熱回収循環回路を介して燃料電池発電装置の排熱回収熱交換器へ流れる湯水の温度は、貯湯タンクの蓄熱状況により上昇し、やがて、貯湯タンクが満蓄状態(高温の湯水で満タンの状態)となると、排熱回収熱交換器への湯水の温度が高くなりすぎて排熱回収が困難になる。燃料電池発電装置の発電継続には純水が必要であるが、この純水は排気ガスを冷却することで回収される凝縮水から生成されるため、湯水が高温となると十分な量の純水を回収できなくなる。そこで、貯湯タンクの満蓄時には、排熱回収熱交換器を流れる湯水温度を低下させる必要が生じる。
このような場合、特許文献1のコージェネレーションシステムにおいて、排熱回収循環回路は、貯湯タンクから排熱回収熱交換器に至る往き側通路と、排熱回収熱交換器で加熱された湯水を前記貯湯タンクに戻す戻り側通路と、戻り側通路から分岐され往き側通路に接続されたバイパス通路とを備え、往き側通路におけるバイパス通路が接続された接続部よりも下流側部分にラジエータが設置され、貯湯タンクの満蓄時には、排熱回収循環回路を貯湯タンクをバイパスするバイパス通路側に切り換え、ラジエータを駆動することで湯水の温度を低下させる技術が開示されている。
特開2007−64526号公報
しかし、特許文献1のコージェネレーションシステムのように、排熱回収循環回路にラジエータが設置されている場合、一般的にラジエータは複雑な構造で高価なものであり、製作コストの低減及び装置の小型化を図る上では不利となるので、ラジエータには性能を抑制した小型なものが望ましいが、そうすると、夏場等の外気温度が高い場合、小型のラジエータでは湯水を十分に冷却できなくなる虞がある。
本発明の目的は、貯湯タンクの満蓄時に排熱回収循環回路を流れる湯水に対する冷却性能を低コストで向上し得るコージェネレーションシステムを提供すること、排熱回収循環回路に設置されたラジエータを小型化が可能なコージェネレーションシステムを提供すること、等である。
請求項1のコージェネレーションシステムは、発電装置と、貯湯タンクと、この貯湯タンクの湯水を利用して前記発電装置の発電に伴う排熱を回収する排熱回収循環回路とを備えたコージェネレーションシステムであって、前記排熱回収循環回路は、前記貯湯タンクから前記熱源機に至る往き側通路と、前記熱源機で加熱された湯水を前記貯湯タンクに戻す戻り側通路と、前記戻り側通路から分岐され前記往き側通路に接続されたバイパス通路と、前記往き側通路における前記バイパス通路が接続された接続部よりも下流側に設置された放熱器とを備え、前記貯湯タンクの満蓄時には、前記排熱回収循環回路を前記貯湯タンクをバイパスする前記バイパス通路側に切り換えて前記放熱器を駆動するコージェネレーションシステムにおいて、前記バイパス通路に、コージェネレーションシステムに含まれる構成部材又は構成部品に伝熱可能に配置された補助的放熱部を設けたことを特徴としている。
請求項2のコージェネレーションシステムは、請求項1の発明において、前記構成部材は、コージェネレーションシステムの外装ケースであることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、バイパス通路に、コージェネレーションシステムに含まれる構成部材又は構成部品に伝熱可能に配置された補助的放熱部を設けたので、排熱回収循環回路の放熱器が設置された通路部分以外の通路部分である補助的放熱部で湯水を放熱して冷却することができる。
従って、排熱回収循環回路を流れる湯水に対する冷却性能の向上を低コストで実現することができる。湯水の冷却速度が向上して排熱回収が促進されるので、運転コストを低減することができる。冷却性能が全体的に向上することで、ラジエータには性能を抑制した小型なものを設置可能となり、排熱回収循環回路に高価で大型なラジエータを設ける必要がなくなるので、製作コストを低減することができる。
請求項2の発明によれば、構成部材は、コージェネレーションシステムの外装ケースであるので、外気温度と同程度の比較的低い温度であり且つ熱容量の大きい外装ケースによって放熱性能を容易に確保することができる上、補助的放熱部の配置箇所を容易に確保することができる。
本発明の実施例に係るコージェネレーションシステムの概略構成図である。 貯湯タンクとバイパス通路部の斜視図である。 部分変更形態に係る中和器とバイパス通路部の斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
本発明のコージェネレーションシステム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、コージェネレーションシステム1は、発電を行なう燃料電池発電装置2(熱源機に相当する)と、熱交換後の湯水を貯湯する貯湯給湯装置3と、この貯湯給湯装置3と燃料電池発電装置2との間に湯水を循環させて燃料電池発電装置2の排気ガスから排熱を回収する排熱回収循環回路4等を備え、これら大部分が外装ケース5に収納されて一体的に構成されている。
次に、燃料電池発電装置2について説明する。
図1に示すように、燃料電池発電装置2は、湯水を加熱する為の貯湯給湯装置3の熱源機であり、燃料電池発電モジュール、この燃料電池発電モジュールに空気、燃料ガス、純水等を供給する為の各種の供給装置、発電後の排気ガスを排出する為の排気通路、この排気通路に設置された排熱回収熱交換器2a、排熱回収熱交換器2aで生成された凝縮水を回収して純水に浄化する水処理装置、燃料電池発電モジュールの出力を調整する為のインバータ等を備え、これらの各種機器がケース部材2bに一体的に収納されて構成されている。
燃料電池発電モジュールは、燃料電池セルスタック、蒸発器、燃料改質器、オフガス燃焼室等を備え、蒸発器で燃料ガスに混合する為の水蒸気を生成して燃料改質器に供給し、燃料改質器で脱硫された燃料ガスと空気と水蒸気とを混合して生成した改質燃料ガスを燃料電池セルスタックに供給し、燃料電池セルスタックで改質燃料ガスと酸化剤としての空気を化学反応させることで発電を行うものである。
燃料電池発電モジュールにて発電された直流電力は、インバータを介して交流電力に変換されて外部に出力される。排気通路の途中部には、排熱回収熱交換器2aが設置され、燃料電池発電モジュールから排出される排気ガスは、排気通路を通り、排熱回収熱交換器2aにて排熱回収循環回路4を循環する湯水との間で熱交換され温度が低下した後に外部に排出される。
次に、貯湯給湯装置3について説明する。
図1に示すように、貯湯給湯装置3は、貯湯、給湯等の機能を有するものであり、貯湯タンク6、給水系通路7、出湯系通路8、補助熱源機9、後述する排熱回収循環回路4等を備え、補助熱源機9を除いた大部分は外装ケース5内に一体的に収納されて構成されている。
貯湯タンク6は、燃料電池発電モジュールにおける排熱を回収して湯水として貯留する為のものであり、高温の湯水(例えば、65〜90℃)を貯留可能な密閉タンクで構成されている。貯湯タンク6は、貯留された湯水の放熱を防ぐ為にタンク周囲は断熱材で覆われている。貯湯タンク6内の複数の貯留層の湯水の温度が複数のタンク湯水温度センサにより検出される。
給水系通路7は、上水源から低温の上水を貯湯タンク6に供給するものであり、上流給水通路7a、下流給水通路7bを有し、上流給水通路7aの上流端が上水源に接続され、下流給水通路7bの下流端が貯湯タンク6の下部に接続されている。上流給水通路7aに逆止弁7cが設置されている。
出湯系通路8は、貯湯タンク6内に貯湯された湯水を給湯栓等の所望の給湯先に供給するものであり、高温の湯水が流れる上流出湯通路8a、低温の上水と高温の湯水が混合調整された混合湯水が流れる下流出湯通路8bを有し、上流出湯通路8aの上流端が貯湯タンク6の上部に接続され、下流出湯通路8bの下流端が給湯栓に接続されている。
上流出湯通路8aと下流出湯通路8bとの間に混合弁11が設置され、この混合弁11に上流給水通路7aと下流給水通路7bとの間から分岐した混合通路12が接続されている。混合通路12に逆止弁12aが設置されている。混合弁11は、出湯温度が指令温度になるように低温の上水と高温の湯水の混合比を制御するものである。混合通路12から分岐した分岐通路13が下流出湯通路8bに接続され、分岐通路13に高温出湯回避用の電磁弁14が設置されている。
外装ケース5の外部において、下流出湯通路8bの途中部に補助熱源機9が設置されている。補助熱源機9は、貯湯タンク6内の湯水温度が設定温度以下の場合等の特別な場合に限り、制御ユニットから指令が送信されて燃焼作動され、下流出湯通路8bを流れる湯水を再加熱するものである。
補助熱源機9は、燃焼用空気を供給する為の送風ファン、燃料ガスを燃焼させるバーナーユニット、燃焼ガスの主として顕熱を回収する顕熱回収用熱交換器、顕熱回収後の燃焼排気ガスの主として潜熱を回収する潜熱回収用熱交換器等を備え、燃料ガスを燃焼して湯水の加熱を行う公知のガス給湯器で構成されている。
補助熱源機9の潜熱回収により発生したドレン水は、ドレン通路15を通って、外装ケース5の内部に設置された中和器16に送られる。この中和器16は、ドレン通路15により供給される酸性のドレン水を中和し貯留する為のものであり、箱形の容器、この容器内に収容されたアルカリ性の中和剤等を有する。中和器16の排出口に排水通路17の上流端が接続されている。
次に、排熱回収循環回路4について説明する。
図1に示すように、排熱回収循環回路4は、燃料電池発電装置2の排熱回収熱交換器2aと貯湯タンク6との間に湯水を循環させ、この湯水を利用して燃料電池発電装置2の発電に伴う排熱を回収する閉回路であり、貯湯タンク6から排熱回収熱交換器2aに至る往き側通路21、排熱回収熱交換器2aで加熱された湯水を貯湯タンク6に戻す戻り側通路22を有し、貯湯タンク6の下部に往き側通路21の上流端が接続され、貯湯タンク6の上部に戻り側通路22の下流端が接続されている。
戻り側通路22の上流戻り側通路部22aと下流戻り側通路部22bとの間から貯湯タンク6をバイパスするバイパス通路23が分岐され、往き側通路21の上流往き側通路部21aと下流往き側通路部21bとの間に接続され、この接続部に貯湯切換弁24が設置されている。この貯湯切換弁24は、上流往き側通路部21aと下流往き側通路部21bとの接続又は下流往き側通路部21bとバイパス通路23との接続を択一的に選択可能である。尚、バイパス通路23は、戻り側通路22との分岐部を戻り側通路22の貯湯タンク寄り部分に設けることで、極力長く形成されることが望ましい。
往き側通路21のバイパス通路23との接続部より下流側であって下流往き側通路部21bに、湯水を急速に冷却可能なラジエータ25(放熱器に相当する)と排熱回収熱交換器2aに湯水を流通させる為の循環ポンプ26とが設置されている。往き側通路21の下流往き側通路部21bと戻り側通路22の上流戻り側通路部22aとの間に排熱回収熱交換器2aが接続されている。
次に、バイパス通路23の構造及びその取り付け構造について説明する。
図1,図2に示すように、バイパス通路23には、コージェネレーションシステム1に含まれる構成部材又は構成部品に伝熱可能に配置された補助的放熱部23aが設けられている。即ち、バイパス通路23の補助的放熱部23aは、コージェネレーションシステム1に含まれる構成部材として外装ケース5の外装板5aに設けられている。
バイパス通路23は、例えば、銅管等からなる。補助的放熱部23aの大部分は、蛇行状に構成され、外装ケース5の外装板5aの裏面側に複数の取付部材27を介して密着状に固定されることで、補助的放熱部23aと外装板5aとは伝熱可能となるように構成されている。尚、補助的放熱部23aの形状は特に限定する必要はなく、補助的放熱部23aと外装板5aとが伝熱可能であれば、種々の形状を採用可能である。
ここで、外装板5aについて説明する。外装ケース5は、金属製薄板からなる複数の外装板5aを備えて直方体状の箱状に構成されている。複数の外装板5aは、一般的に、前側板、左右1対の側板、後側板、天板、底板等を有している。各外装板5aは、例えば、厚さが0.3〜0.5mmのカラー鋼板で構成されている。図2に示す外装板5aは、左側板に相当するものであるが、左側板以外の外装板5aにバイパス通路23を伝熱可能に設けても良い。
次に、本発明のコージェネレーションシステム1の作用及び効果について説明する。
通常の排熱回収運転においては、貯湯切換弁24を貯湯タンク6側に設定し、循環ポンプ26の駆動によって、貯湯タンク6の下部から往き側通路21を経て排熱回収熱交換器2aに流入した湯水は、排気ガスと熱交換されて加熱され、加熱された湯水は、戻り側通路22を通って貯湯タンク6の上部に戻され、この運転を繰り返すことで貯湯タンク6に高温の湯水が貯留される。
しかし、貯湯タンク6から往き側通路21を介して排熱回収熱交換器2aへ流れる湯水の温度は、貯湯タンク6の蓄熱状況によって徐々に上昇し、やがて、貯湯タンク6が満蓄状態となり、排熱回収循環回路4を循環する湯水が排熱回収熱交換器2aにおける露点近傍の温度に達する。すると、排気ガスの温度低下が小さくなり、排熱回収熱交換器2aで発生する凝縮水の量が低減して十分な量の凝縮水を回収できなくなり、改質用の純水の供給が不足するので、湯水を冷却する排熱排出運転に切り換える。
排熱排出運転においては、貯湯切換弁24をバイパス側に設定し、ラジエータ25を起動する。これにより、下流往き側通路部21bと上流戻り側通路部22aとバイパス通路23とからなる閉回路が構成され、循環ポンプ26の駆動により、下流往き側通路部21bを流れてラジエータ25で冷却され排熱回収熱交換器2aに流入した湯水は、排気ガスと熱交換されて加熱され、加熱された湯水が上流戻り側通路部22aを通ってバイパス通路23を流れ、再びラジエータ25で冷却され、この運転を繰り返すことで、湯水を強制的に冷却しながら、排気ガス中の水蒸気から凝縮水を回収する。
排熱排出運転時に、高温の湯水はラジエータ25に送られる前にバイパス通路23の補助的放熱部23aを通る。補助的放熱部23aは、外気温度と同程度の比較的低い温度であり且つ熱容量が大きい外装板5aに伝熱可能に設けられているので、湯水は補助的放熱部23aにて外装板5aに伝熱されて冷却され、その後、湯水はラジエータ25に送られて更に冷却される。従って、ラジエータ25のみの場合と比較して全体的に冷却性能が向上し、凝縮水の回収率が向上する。
以上説明したように、バイパス通路23に、コージェネレーションシステム1に含まれる構成部材又は構成部品(本実施例では外装ケース5の外装板5a)に伝熱可能に配置された補助的放熱部23aを設けたので、排熱回収循環回路4のラジエータ25が設置された通路部分以外の通路部分である補助的放熱部23aで湯水を放熱して冷却することができる。
従って、排熱回収循環回路4を流れる湯水に対する冷却性能の向上を低コストで実現する。湯水の冷却速度が向上して排熱回収が促進されるので、運転コストを低減することができる。冷却性能が全体的に向上することで、ラジエータ25には性能を抑制した小型なものを設置可能となり、排熱回収循環回路4に高価で大型なラジエータ25を設ける必要がなくなるので、製作コストを低減することができる。
また、構成部材は、コージェネレーションシステム1の外装ケース5であるので、外気温度と同程度の比較的低い温度であり且つ熱容量の大きい外装ケース5によって放熱性能を容易に確保することができる上、補助的放熱部23aの配置箇所を容易に確保することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した形態について説明する。
[1]前記実施例において、コージェネレーションシステム1に含まれる構成部材として外装ケース5の外装板5aに補助的放熱部23aを配置しているが、特にこの構造に限定する必要はなく、この外装ケース5の外装板5aに代えて、コージェネレーションシステム1に含まれる構成部品として中和器16にバイパス通路23Aの補助的放熱部23Aaを伝熱可能に配置しても良い。
即ち、図3に示すように、螺旋状に構成した補助的放熱部23Aaを中和器16の外周面に沿うように複数の取付部材27Aを介して接触状に配置し、補助的放熱部23Aaを流れる湯水と中和器16に貯留されているドレン水との間で熱交換可能に構成する。ドレン水は高温の湯水と比較して温度が低く且つ熱容量が大きいので、湯水の冷却を促進することができる。尚、補助的放熱部23Aaと中和器16の形状は特に限定する必要はなく、補助的放熱部23Aaと中和器16とが伝熱可能であれば、種々の形状を採用可能である。
[2]前記実施例において、燃料電池発電装置2と貯湯給湯装置3とを一体的に構成しているが、特にこの構造に限定する必要はなく、燃料電池発電装置2と貯湯給湯装置3とを別体に構成したものであっても良い。この構造の場合、燃料電池発電装置2側にバイパス通路23やラジエータ25を設置し、燃料電池発電装置2のガス配管、脱硫器、水処理装置のイオン交換樹脂容器や純水タンクにバイパス通路23の補助的放熱部23aを伝熱可能に配置しても良い。
[3]前記実施例において、コージェネレーションシステム1に含まれる構成部材又は構成部品として、外装ケース5の外装板5aに代えて、暖房水を床暖房パネル等に供給する温水暖房回路の膨張タンクでも良く、補助的放熱部23aを伝熱可能に配置することができれば、構成部材又は構成部品は適宜変更可能である。
[4]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 コージェネレーションシステム
2 燃料電池発電装置
3 貯湯給湯装置
4 排熱回収循環回路
5 外装ケース
6 貯湯タンク
21 往き側通路
22 戻り側通路
23 バイパス通路
23a 補助的放熱部
25 ラジエータ(放熱器)

Claims (2)

  1. 発電装置と、貯湯タンクと、この貯湯タンクの湯水を利用して前記発電装置の発電に伴う排熱を回収する排熱回収循環回路とを備えたコージェネレーションシステムであって、前記排熱回収循環回路は、前記貯湯タンクから前記熱源機に至る往き側通路と、前記熱源機で加熱された湯水を前記貯湯タンクに戻す戻り側通路と、前記戻り側通路から分岐され前記往き側通路に接続されたバイパス通路と、前記往き側通路における前記バイパス通路が接続された接続部よりも下流側に設置された放熱器とを備え、前記貯湯タンクの満蓄時には、前記排熱回収循環回路を前記貯湯タンクをバイパスする前記バイパス通路側に切り換えて前記放熱器を駆動するコージェネレーションシステムにおいて、
    前記バイパス通路に、コージェネレーションシステムに含まれる構成部材又は構成部品に伝熱可能に配置された補助的放熱部を設けたことを特徴とするコージェネレーションシステム。
  2. 前記構成部材は、コージェネレーションシステムの外装ケースであることを特徴とする請求項1に記載のコージェネレーションシステム。
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